JP6270375B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

この発明の実施形態は、冷却器に付着した霜を自動的に除去する機能を備えた冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫は除霜終了判定用の設定温度に達したときを、除霜運転終了としている。除霜運転終了後、次の除霜運転が開始されるまで非開扉であった場合は、除霜終了判定用の設定温度を低く設定するようにしている。これにより、着霜が少ないときは、除霜時間を短くし、節電を図ることができる。
しかしながら、冷蔵庫は、夏場など外気温が高いときや扉の開閉回数が多いとき等に、庫内をより冷やすような運転を行っている。このような冷蔵庫では、着霜量の多いときと、非開扉で庫内を冷やす負荷が軽度で、かつ冷却器の着霜量の少ないときとの除霜ヒータの運転を同じように行っていた。このため、電力消費に無駄が生じる、という課題があった。
特開平8−261629号公報
この発明が解決しようとする課題は、除霜運転を着霜の多少に応じて最適に実行するようにして、除霜ヒータの無駄な通電を無くし、消費電力を節約できる冷蔵庫を提供することにある。
実施形態の冷蔵庫は、外気温を検知する外気温センサと、冷却器またはその近傍の温度を検知する除霜用温度センサと、該除霜用温度センサにより検知された温度が、除霜終了判定用の除霜設定温度に達したときに除霜運転を終了する制御部と、を備えた冷蔵庫であって、前記制御部は、前記外気温センサで検知された温度が第1設定温度より低いか、該第1設定温度より高い第2設定温度より高いかを判定し、前記第1設定温度より低いか、または前記第2設定温度より高い場合には、除霜終了判定用の除霜設定温度を除霜終了判定用の第1除霜設定温度にして除霜運転を行い、前記第1設定温度と前記第2設定温度の間の場合には、除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第1除霜設定温度より低い、除霜終了判定用の第2除霜設定温度にして除霜運転を行う。
第1の実施形態にかかる冷蔵庫について説明するための正面から見た状態の外観図である。 図1の断面図である。 冷却器について説明するための正面図である。 冷蔵庫の制御系を示すブロック図である。 実施形態の除霜運転について説明するためのフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる冷蔵庫について説明するための正面から見た外観図である。図1に示す冷蔵庫は観音開き式で、扉を開いた状態を示している。図2は、図1の断面図である。
図1に示すように冷蔵庫100は、断熱性の箱体である冷蔵庫本体11内に複数に区画された貯蔵室を備えている。具体的には、冷蔵庫の内部を断熱仕切板12a〜12c(図2参照)で仕切ることにより、上部より冷蔵室13、製氷室14、上冷凍室15、野菜室16、および下冷凍室17を備えている。なお、製氷室14と上冷凍室15の間は、図示しない縦の断熱仕切板で仕切られている。
各室の開口部は、マグネットに吸着する金属材料で形成されている。各室の開口部には、例えば硬質ウレタンフォームのような発泡断熱材を発泡充填した断熱扉が設けられている。
冷蔵室13には、断熱箱体の開口部を塞ぐ左扉13aおよび右扉13bが設けられている。左扉13aはヒンジ18aにより、右扉13bはヒンジ18bによりそれぞれ回動自在に枢支され、開閉可能に支持されている。冷蔵室13は、幅方向に区分して貯蔵された品物を、左扉13aおよび/または右扉13bを開き、取り出すことができる。
また、製氷室14、上冷凍室15、野菜室16、および下冷凍室17は、引き出し式の室であり、その前面部には、引き出し式の扉141,151,161,171がそれぞれ設けられている。
製氷室14内には図示しない自動製氷装置が配設され、冷蔵室13内には自動製氷装置の製氷皿へ一定量の水を給水する図示しない給水装置が配設されている。扉141の背面部には、図示しない貯氷容器が連結されている。
図2に示すように、扉151の背面部には、冷凍容器152が配置されている。扉161背面部には、貯蔵容器162が連結されている。扉171の背面部には、貯蔵容器172が連結されている。野菜室16の背壁部には、冷蔵用冷却器室25および冷凍用冷却器室26が、前後2段に重なるように設けられる。そして冷蔵用冷却器室25内には、冷蔵室13および野菜室16を冷却するための、冷蔵用冷却器27および冷蔵用送風ファン28が設けられる。
冷蔵用送風ファン28が駆動されると、冷蔵用冷却器27により生成された冷気が、冷蔵用冷却器室25の上部から送風ダクト29を通して複数の吹出口から冷蔵室13内に供給されるとともに、野菜室16内に供給された後、冷蔵用冷却器室25の下部に戻される循環が行われる。こうして、冷蔵室13および野菜室16内は、例えば3℃〜5℃の冷蔵温度帯に冷却される。
また、冷凍室用冷却室26内には、下冷凍室17および製氷室14を冷却するための、冷凍用冷却器30および図示しない冷凍用送風ファンが設けられる。冷凍用送風ファンが駆動されると、冷凍用冷却器30により生成された冷気が、冷凍用冷却器室26から送風ダクトを通して製氷室14並びに下冷凍室17内に供給された後、冷凍用冷却器室26に戻される循環が行われる。こうして、製氷室14および下冷凍室17内は、例えば−18℃以下の冷凍温度帯に冷却される。
さらに、冷蔵室用の扉13bの外表面には、冷蔵庫本体11の運転状況を報知させる操作表示パネル7(図2参照)が取り付けられている。操作表示パネル7は、冷蔵庫本体11の冷蔵庫や冷凍庫の運転状態を示す表示器や庫内設定温度の強弱を表示する温度調整表示器などが取り付けられている。さらに操作表示パネル7には、冷蔵庫並びに冷凍庫などの温度調整用のスイッチが配置されている。
下冷凍室17の背面下部に設置された19は、下冷凍室17の温度を検知する冷凍室用温度センサ(図2参照)である。冷凍室用温度センサ19は、下冷凍室17の温度を検知する。なお、冷蔵室用温度センサが、冷蔵室13内の温度を検知するために冷蔵室13の背面に取着されるが、ここでの図示は省略する。
右扉13bに取着された20は、外気温を検知する検知手段となる外気温センサ(図2参照)であり、冷蔵庫本体11の外気(庫外)の温度検知用である。また、21は、外気の湿度を検知する検知手段となる湿度センサである。なお、外気温センサ20および湿度センサ21は、例えば操作表示パネル7の裏側の庫内温度の影響を受けない位置に取着されている。
図3は、冷凍用冷却器30の一例を示している。冷凍用冷却器30は、長尺の直管で形成した冷媒管31の長手方向に所定間隔でアルミニウムの薄板からなる矩形の冷却フィン32が多数嵌合されている。この冷媒管31は、所定幅で蛇行して曲げるとともに、冷却フィン32の両側を上下に亙ってアルミニウム製の端板33で保持し固定することで方形に形成されている。
冷蔵庫本体11の上端部背面側には、機械室5が設けられている。この機械室5内には、冷媒ガスを圧縮するコンプレッサ6および図示しない高圧の冷媒ガスを液化させる凝縮器、それらを冷却するための冷却ファンなどが配設されている。
冷凍用冷却器30は、野菜室16の後部背壁に沿って立設して固定(図2参照)されている。冷凍用冷却器30の下方には、除霜水を受けて庫外の下方に載置した蒸発皿8に導く排水樋9が配置されている。
冷凍用冷却器30と排水樋9との間隙には、除霜ヒータ34が配設されている。除霜ヒータ34は、冷却器に付着した霜を溶融して除去するためのものである。除霜ヒータ34の両端部は、絶縁してリード線36と接続し、さらにその端末部をプラグ37によって電気的および水密に絶縁シールされている。
除霜ヒータ34は、その上方に配置したヒータカバー38で係合保持されている。ヒータカバー38は、霜取り時における冷凍用冷却器30からの除霜水が除霜ヒータ34に直接滴下しないように、除霜ヒータ34を上面から完全に覆う幅と奥行き寸法の図示しない鍔が形成されている。
さらに、冷凍用冷却器30には、除霜状態を判定する除霜用温度センサ39が取り付けられている。除霜用温度センサ39は、後述する設定温度になった場合、除霜ヒータ34の通電を停止するようにしている。
図4は、冷蔵庫100の制御系を示すブロック図である。
図4において、制御部41は、冷蔵庫100のハードウェアを統括的に制御するユニットである。制御部41は、演算処理部(たとえばCPU(Central Processing Unit))であるプロセッサ411、揮発性、不揮発性の記憶部で構成される記憶部412が含まれる。
プロセッサ411は、冷蔵庫100における冷却運転を制御する役割や除霜制御手段としての機能を備えている。また、プロセッサ411は、記憶部412に格納されているプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する役割も担っている。
記憶部412は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等で構成されている。
記憶部412は、冷蔵庫100において利用される種々の情報やプログラムを格納する役割を担っている。また、記憶部412には、不揮発性に記憶させておく必要のあるデータやプログラムが記憶されている。
なお、プロセッサ411、記憶部412を用いて実現される機能は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)による実装で実現してもよい。
制御部41は、冷凍室用温度センサ19、外気温度センサ20、湿度センサ21、除霜用温度センサ39からそれぞれの検知情報を受け取る。冷凍室用温度センサ19からは、下冷凍室17の温度情報を受け取る。外気温度センサ20からは、外気(庫外)の温度情報を受け取る。湿度センサ21からは、外気の湿度情報を受け取る。除霜用温度センサ39からは、冷凍用冷却器30の除霜情報を受け取る。
制御部41は、冷凍室用温度センサ19、外気温度センサ20、湿度センサ21、除霜用温度センサ39からの検知情報にも基づき、予め設定された温度、湿度との比較を行う。制御部41は、各センサからの検知情報による比較結果に基づいた駆動部42の制御を行い、コンプレッサ6、冷蔵用送風ファン28、除霜ヒータ35等を駆動するように構成されている。
ここで、実施形態の除霜運転処理を説明する前に、冷蔵庫100における着霜と氷結について説明する。冷凍用冷却器30の着霜と氷結について説明するが、冷蔵用冷却器27も同様の原理で着霜、氷結が発生する。
まず、着霜について説明する。冷蔵庫100は、各扉開閉や断熱性の低い部分からの熱流入などで、庫内温度が上昇する。侵入した熱は、外気温が高ければ高いほど多くなり、結果として冷蔵庫100内の温度上昇につながる。
従って、外気温が高いほど冷凍用冷却器30の周辺温度は高くなり、冷却器30の周辺冷気と冷凍用冷却器30の表面温度との温度差が大きくなる。空気中に含むことのできる水分量は、空気の温度が高いほど多いため、周辺冷気の温度が高い方が周辺冷気の含む水分量は多くなりやすく、着霜のもととなる水分が多いため着霜が誘発されやすい。よって、温度差が大きいことは、冷凍用冷却器30への着霜量が多くなりやすい原因となる。
次に氷結について説明する。冷凍用冷却器30は、冷蔵庫100内を循環する空気に常にさらされている。このため、冷凍用冷却器30を運転停止しているときは、運転中に比べて冷凍用冷却器30の表面温度が上昇する。冷凍用冷却器30の表面温度が高い場合は、霜の溶け出す量が多く、溶け出した霜が樋9に落水する。それに対して、冷凍用冷却器30の表面温度が低い場合は、霜が溶け出す量は少ない。従って、一度溶け出した霜は、樋9に向かって落水しきる前に、冷凍用冷却器30の運転が開始され、ツララのような状態で再び凍ることがある。
このようにして、着霜した霜や過冷却状態の水により成長した残氷は、部分的には溶け出してしまう。しかし、溶けだした残氷は、液体の水として樋9に落水して排水される前に、冷凍用冷却器30の作用で冷やされ氷結することで、冷却器30周辺や樋9に氷として存在することになる。
氷結は、着霜の説明と同じ理由で、外気温が高いほど庫内温度が高くなる。冷凍用冷却器30は、庫内を循環する空気にさらされることで熱的な影響を受ける。冷凍用冷却器30は、外気温が高いほど冷却器30の運転停止中などに、冷却器30表面の温度上昇も引き起こされやすい。
従って、冷凍用冷却器30の表面温度は、外気温が低ければ低いほど、低い状態が維持されやすく、結果として氷結を起こしやすい。
次に、図5のフローチャートを参照し、第1の実施形態の除霜運転について説明する。なお、各実施形態では、冷凍用冷却器30の除霜運転について説明するが、冷蔵用冷却器27についても同様の除霜運転を行う。
図5に示すフローチャートは、制御部41の記憶部412に記憶された制御プログラムの制御内容のうちの除霜運転を示すものである。また、図5に示すフローチャートは、製品購入時の電源投入や停電後に再通電された場合における初回除霜処理終了後における除霜処理について示している。
まず、外気温センサ20で検知された温度と予め設定された第1外気設定温度(例えば10℃)との比較を行い、外気温(室温)が設定温度より低いかを判定する(ステップS1)。外気温が10℃より高いと判定(Yes)した場合は、ステップS2に移行する。外気温が10℃より低いと判定(No)した場合は、ステップS3に移行する。
ステップS2では、外気温センサ20で検知された10℃より高い温度と予め設定された第2外気設定温度(例えば30℃)との比較を行い、外気温が30℃より高いかを判定する。外気温が30℃より高いと判定(Yes)した場合は、ステップS3に移行する。
ステップS3において、外気温が10℃より低いあるいは30℃より高い場合は、湿度センサ21で検知された湿度と予め設定された湿度(例えば70%)との比較を行う。湿度が70%以上と判定(Yes)した場合は、ステップS4に移行する。
ステップS4では、予め設定された第1設定時間(例えば24時間)に達したか否かを判定する。なお、冷蔵庫100における通常の冷却運転時のコンプレッサ6は、冷凍室用温度センサ19による検知温度がコンプレッサオン温度まで上昇すると通常運転を行う。コンプレッサ6は、冷凍室用温度センサ19による検知温度がコンプレッサオフ温度まで下降すると、運転を停止する。
ステップS4において、24時間に達すると、ステップS5へ進み、いわゆるプリクール運転を実行する。このプリクール運転では、コンプレッサ6および冷凍用送風ファンを予め設定された時間(例えば30分間)だけ強制的に通電し、各室内を冷却するように構成されている。
そして、30分間のプリクール運転が完了したら、除霜ヒータ35の通電を開始して除霜運転を開始する(ステップS6)。
続いて、除霜用温度センサ39による検知温度が、予め設定された除霜終了判定用の第1除霜設定温度(例えば10℃)に達したか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7では、検知温度が10℃に達するまで除霜ヒータ35を加熱し、冷凍用冷却器30に着いた霜の溶融除去を続けるように構成されている。
その後、除霜用温度センサ39の検知温度が10℃に達し、除霜が十分実行されたと判定(Yes)した場合は、除霜ヒータ35への通電を止め、除霜運転を終了する(ステップS8)。
この除霜運転の終了ステップにおいては、コンプレッサ6の運転時間を積算する制御部41に内蔵されたタイマの計時時間をクリアするように構成されている。そして、ステップS1へ戻り、上述した制御を繰り返すようになっている。
次に、外気温が上記した10℃より高く30℃より低い、あるいは湿度が上記した70%未満における除霜運転について説明する。なお、外気温が10℃〜30℃、あるいは湿度が70%未満の場合には、例えば、扉を1回も開けない、または軽度の扉開閉等の、低負荷状態が続いた場合と判定する。
ステップS2において、外気温が30℃より低いと判定(No)した場合は、ステップS9に移行する。また、ステップS3において湿度が70%未満と判定(No)した場合は、ステップS9に移行する。
ステップS9では、外気温が10℃〜30℃、あるいは湿度が70%未満の判定が、予め設定された第2設定時間(例えば100時間)に達したかを判定する。ステップS9において、100時間に達した場合(Yes)は、ステップS10に移行する。
ステップS10において、上記した30分のプリクール運転を実行する。
そして、30分間のプリクール運転が完了したら、除霜ヒータ35を通電開始して除霜運転を開始する(ステップS11)。
続いて、除霜用温度センサ39による検知温度が、予め決めた除霜終了判定用の第2除霜設定温度(例えば6℃)に達したか否かを判定する(ステップS12)。このステップS12では、検知温度が6℃に達するまで除霜ヒータ35を加熱し、冷却器30に着いた霜の溶融除去を続けるように構成されている。
その後、除霜用温度センサ39の検知温度が6℃に達すると、除霜が十分実行されたと判定(Yes)して、ステップS13に移行し、除霜ヒータ35を断電して除霜運転を終了する。この除霜運転の終了ステップにおいては、コンプレッサ6の運転時間を積算する制御部41に内蔵されたタイマ計時時間をクリアするように構成されている。そして、ステップS1へ戻り、上述した制御を繰り返すようになっている。
このように、外気温が10℃より低いかあるいは30℃より高く、湿度が予め設定された湿度70%より高いとともに、第1設定時間の24時間に達した場合は、第1除霜設定温度10℃になるまで除霜するようにした。また、外気温10℃以上30℃以下あるいは湿度70%未満で、第2設定時間100時間に達した場合は、第2除霜設定温度6℃になるまで除霜するようにした。
従って、外気温が10℃より低いかまたは30℃より高く、湿度が予め設定された湿度70%より高い除霜量の多い高負荷時には、24時間経過後に除霜用温度センサ39が10℃になるまで除霜している。また、外気温10℃以上30℃以下あるいは湿度70%未満の低負荷時には、100時間経過後に除霜用温度センサ39が6℃なるまで除霜している。要するに、除霜量が多い条件の場合は、除霜運転間隔を短くするとともに、除霜温度を高くした。除霜量が少ない条件の場合は、除霜運転間隔を長くするとともに、除霜温度を低くした。
この実施形態では、高負荷時における着霜量の多い時よりも、着霜量の少ない低負荷時における除霜運転の時の除霜用温度センサの判定温度を、着霜量の多い時より低い温度に設定するようにした。これにより、着霜量の少ない低負荷時における除霜運転時間を短縮でき、除霜ヒータへの通電率を、着霜量の多い高負荷時の除霜運転より抑えて省エネを図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかる冷蔵庫について、図5のフローチャートを流用して説明する。なお、以下の各実施形態でも同様とする。
この実施形態は、前回の除霜運転終了後、図5のフローチャートの除霜運転が開始されるまでの除霜制御に関する。すなわち、前回の除霜運転終了後、次の除霜運転を開始するまでの間は、予め設定された時間内に除霜開始判定を行い、その間に扉開閉を行ったが、庫内温度の上昇幅がある設定値(例えば3℃)以下であった場合は、除霜終了判定温度を低い設定(例えば、ステップS12と同じ6℃)にした。
この場合は、着霜量の少ない低負荷時のみ、除霜運転の時の除霜判定温度センサの判定温度を、着霜量の多い時よりも温度を低く設定した。これにより、除霜運転時間を短縮でき、除霜ヒータに加える入力を、着霜量の多い高負荷時の除霜運転よりも抑えることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態にかかる冷蔵庫について説明する。この実施形態は、前回の除霜運転終了後、図5のフローチャートによる除霜運転を開始するまでの間は、予め設定された時間内に除霜開始判定を行う。その間に扉開閉を行い、庫内温度の上昇幅がある設定値以上であったときは、除霜終了判定温度を高く設定するようにした。
この実施形態では、着霜量の多い高負荷時のみ、除霜運転の時の除霜判定温度センサの判定温度を、着霜量の少ない時よりも温度を高く設定した。これにより、除霜運転時間を十分確保でき、冷却器の除霜不良による冷却効率の悪化を防ぐことができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態にかかる冷蔵庫について説明する。冷蔵庫100は、電源投入時には庫内温度が高い状態にある。高い庫内温度から目標温度まで冷却するためには、冷却器の負荷が通常運転時より大きく、着霜量が多くなる。
そこで、この実施形態では、電源投入後の最初の除霜運転において、除霜終了判定温度を、低負荷時の除霜終了判定温度である第2除霜設定温度より高く設定した。これにより、初回除霜時での着霜量が多い場合でも、確実に除霜を完了させることができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態にかかる冷蔵庫について説明する。外気温が高い時の冷蔵庫100は、庫内を冷却するために冷凍用冷却器30の負荷が通常運転時より大きく着霜量が多くなる。この除霜には、除霜運転時での除霜終了判定温度を高く設定する必要がある。
そこで、この実施形態では、外気温センサ20の検知値を除霜終了判定温度条件に加えるようにした。具体的には、外気温が高い状態(例えば27℃以上)では、外気温度によって決定した除霜終了判定温度に所定温度(例えば1℃)を加えた温度を新たな除霜終了判定温度として除霜運転を行う。これにより、冷凍用冷却器30の着霜量が多いときや少ないときに、適切に除霜終了判定温度を切り替えることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態にかかる冷蔵庫について説明する。冷蔵庫100は、外気湿度が高い場合、湿度が低い時よりも庫外の熱量が高い状態にある。冷蔵庫100は、冷蔵庫内を冷却するために冷蔵用冷却器27の負荷が低湿度時よりも大きく、着霜量が多くなり、除霜運転時での除霜終了判定温度を高く設定する必要がある。
そこで、この実施形態では、湿度センサ21の値を除霜終了判定に加える。具体的には、外気温度が高い湿度(例えば60%以上)では、外気温によって決定した除霜終了判定温度に所定温度(例えば1℃)を加えた温度を新たな除霜終了判定温度として除霜運転を行う。これにより、冷凍用冷却器30の着霜量が多いときや少ないときに、適切に除霜終了判定温度を切り替えることができる。
上記の各実施形態で具体的に例示した第1および第2外気設定温度、設定湿度、第1および第2設定時間、第1および第2除霜設定温度は、一例であり、冷却器の能力や冷蔵庫の容量などにより異なるものである。
また、冷凍用冷却器30の除霜について説明したが、冷蔵用冷却器27についても同様の除霜運転を行うことで、省エネに寄与することができる。冷却器は、冷蔵用と冷凍用兼用のものであっても差し支えない。
さらに、図5のステップS4およびステップS9では、単に経過時間をカウントする例をそれぞれ挙げた。コンプレッサ6を運転している積算時間を、ステップS4では第1設定時間とし、ステップS9では第2設定時間としてもよい。コンプレッサ6運転の積算時間を第1設定時間および第2設定時間とした場合は、単なる経過時間に比してコンプレッサ6の運転率に合わせた除霜ができることから、無駄な電力消費を抑えることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
41 制御部
411 プロセッサ
412 記憶部
42 駆動部
19 冷凍室用温度センサ
20 外気温度センサ
21 湿度センサ
27 冷蔵用冷却器
30 冷凍用冷却器
39 除霜用温度センサ
6 コンプレッサ
28 冷蔵用送風ファン
35 除霜ヒータ

Claims (9)

  1. 外気温を検知する外気温センサと、冷却器またはその近傍の温度を検知する除霜用温度センサと、該除霜用温度センサにより検知された温度が、除霜終了判定用の除霜設定温度に達したときに除霜運転を終了する制御部と、を備えた冷蔵庫であって、
    前記制御部は、前記外気温センサで検知された温度が第1設定温度より低いか、該第1設定温度より高い第2設定温度より高いかを判定し、前記第1設定温度より低いか、または前記第2設定温度より高い場合には、除霜終了判定用の除霜設定温度を除霜終了判定用の第1除霜設定温度にして除霜運転を行い、前記第1設定温度と前記第2設定温度の間の場合には、除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第1除霜設定温度より低い、除霜終了判定用の第2除霜設定温度にして除霜運転を行う、冷蔵庫。
  2. さらに、外気の湿度を検知する湿度センサを備え、
    前記制御部は、前記外気温センサで検知された温度が前記第1設定温度より低いか、または前記第2設定温度より高いとともに、前記湿度センサの検知湿度が設定湿度より高い場合は、除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第1除霜設定温度にして除霜運転を行い、前記外気温センサで検知された温度が前記第1設定温度と前記第2設定温度の間、または前記湿度センサの検知湿度が設定湿度より低い場合は、除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第2除霜設定にして除霜運転を行う、請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第1除霜設定温度にして除霜運転を、予め設定されたコンプレッサ運転の第1設定時間経過後、または除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第2除霜設定温度にして除霜運転を、予め設定されたコンプレッサ運転の第2設定時間経過後に行う、請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 前記第2設定時間は、前記第1設定時間より長くした、請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 前記第1設定時間および前記第2設定時間は、前記コンプレッサの運転の積算時間とした、請求項3または4記載の冷蔵庫。
  6. 前記制御部は、前回の除霜運転終了後、次の除霜運転が開始されるまでの期間における庫内温度の上昇幅が設定値以下であった場合、除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第2除霜設定温度とした、請求項1乃至5いずれか一項記載の冷蔵庫。
  7. 前記制御部は、電源を投入後の最初の除霜運転は、除霜終了判定用の除霜設定温度を前記第1除霜設定温度とした、請求項1乃至5いずれか一項記載の冷蔵庫。
  8. 前記制御部は、前記外気温センサの値により、電源を投入後の最初の除霜運転と以降の除霜運転における前記除霜終了判定用の除霜設定温度を高く、または低く設定した、請求項1乃至5いずれか一項記載の冷蔵庫。
  9. 前記制御部は、前記湿度センサにより検知された湿度により、電源を投入後の除霜運転と以降の除霜運転における前記除霜終了判定用の除霜設定温度を高く、または低く設定した、請求項2記載の冷蔵庫。
JP2013174451A 2013-08-26 2013-08-26 冷蔵庫 Active JP6270375B2 (ja)

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