JP5931606B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
従来より、蒸発器で冷却された空気を冷蔵空間へ供給する流路と冷凍空間へ供給する流路とにそれぞれ冷蔵ダンパと冷凍ダンパを設けるとともに、冷蔵空間及び冷凍空間に蒸発器で冷却された空気を送風する蒸発器ファンとを設け、冷蔵ダンパ及び冷凍ダンパの開閉や蒸発器ファンの回転を制御することで、1つの蒸発器で冷蔵空間と冷凍空間を冷却する冷蔵庫が知られている。
このような冷蔵庫では、蒸発器に付着した霜を溶かして除去するため、圧縮機の停止状態で蒸発器の近傍に設けた除霜ヒータを通電する除霜運転を実行しているが、その際、蒸発器ファンを回転し、冷蔵ダンパを開状態とすることで、蒸発器を除霜しつつ、霜の蒸発により水分を多く含んだ空気を冷蔵空間へ供給し加湿するものが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2011−2141号
しかしながら、冷蔵ダンパの可動部分は熱容量が大きく、かつ、冷蔵空間の庫内温度に冷却されているため、除霜ヒータを通電しながら蒸発器ファンを回転して冷蔵空間を加湿すると、加熱された湿度の高い空気が冷蔵ダンパの可動部分に当たり冷却され結露しやすい。冷蔵ダンパの可動部分に付着した結露水は、その後に行われる冷蔵空間の冷却運転時に冷気に曝されるため氷結し冷蔵ダンパの動作を妨げるおそれがある。
そこで、1つの蒸発器で冷却を行う冷蔵庫において、冷蔵ダンパの可動部分に発生する結露を抑えつつ、蒸発器の除霜と冷蔵空間の加湿を行うことができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
実施形態に係る冷蔵庫は、冷蔵空間と、冷凍空間と、圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒が供給され前記冷蔵空間及び前記冷凍空間を冷却する蒸発器と、前記蒸発器で冷却された空気を前記冷蔵空間及び前記冷凍空間に送風する蒸発器ファンと、前記蒸発器で冷却された空気を前記冷蔵空間に供給する流路を開閉する冷蔵ダンパと、前記蒸発器で冷却された空気を前記冷凍空間に供給する流路を開閉する冷凍ダンパと、前記蒸発器に付着した霜を加熱する除霜ヒータと、前記圧縮機、前記蒸発器ファン、前記冷蔵ダンパ、前記冷凍ダンパ、及び前記除霜ヒータを制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記圧縮機を停止し、前記冷蔵ダンパ及び前記冷凍ダンパを閉状態とし、前記蒸発器ファンを停止し、前記除霜ヒータを通電状態とする第1除霜運転を実行した後、前記圧縮機を停止し、前記冷蔵ダンパを開状態とし、前記冷凍ダンパを閉状態とし、前記蒸発器ファンを駆動し、前記除霜ヒータを非通電状態とする第2除霜運転を実行することを特徴とする。
第1実施形態に係る冷蔵庫の断面図。 図1に示す冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図。 図1に示す冷蔵庫の電気構成を示すブロック図。 図1に示す冷蔵庫の制御を示すタイムチャート。 図1に示す冷蔵庫の除霜制御を示すフロー図。 第2実施形態に係る冷蔵庫の制御を示すタイムチャート。 第2実施形態に係る冷蔵庫の除霜制御を示すフロー図。
(第1実施形態)
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫10は、図1に示すように、外郭を形成する外箱と貯蔵空間を形成する内箱との間に発泡断熱材を充填した断熱箱体からなる冷蔵庫本体11を備え、貯蔵空間を断熱仕切壁12によって上方の冷蔵空間20と下方の冷凍空間40とに区画している。
冷蔵空間20は、冷蔵温度(例えば、2〜3℃)に冷却される空間であって、内部が更に仕切板21によって上下に区画され、上部空間に複数段の載置棚を設けた冷蔵室22が設けられ、下部空間に引き出し式の収納容器23を配置する野菜室24が設けられている。
野菜室24の下方に配置した冷凍空間40は、冷凍温度(例えば、−18℃以下)に冷却される空間であって、比較的小容積の自動製氷機を備えた製氷室と小型冷凍室42とが左右に併設され、その下方に冷凍室43が設けられている。
冷蔵室22の開口部は、冷蔵庫本体11の一側部の上下に設けられたヒンジにより回動自在に枢支された冷蔵室扉25により閉塞されている。
野菜室24、製氷室、小型冷凍室42及び冷凍室43の開口部は、引き出し式扉26,46,47により閉塞されている。各引き出し式扉26,46,47の裏面側に固着した左右一対の支持枠には、収納容器23,44,45が保持されており、開扉動作とともに庫外に引き出されるように構成されている。
製氷室及び小型冷凍室42の背部には、図2に示すような冷凍サイクル50の一部を構成する1つの蒸発器56と、蒸発器56で冷却された空気を冷蔵空間20及び冷凍空間40に送風する蒸発器ファン31とを収納する蒸発器室30が配設されている。
冷凍サイクル50は、高温高圧の冷媒ガスを吐出する圧縮機51と、該圧縮機51から吐出される冷媒ガスを受けて放熱液化する凝縮器52と、凝縮器52からの冷媒を減圧するキャピラリーチューブ54と、キャピラリーチューブ54の下流側に接続され蒸発器56とを配管接続して構成される。圧縮機51から吐出された冷媒は、凝縮器52、キャピラリーチューブ54を介して蒸発器56に供給され、これにより、蒸発器56が低温下する。
蒸発器56は、例えば、キャピラリーチューブ54からの冷媒が流通する冷媒パイプに短冊状の多数のフィンを所定間隔で嵌着してなるフィンチューブ型の蒸発器である。蒸発器56は、冷媒パイプの出口側が圧縮機51の吸込側と接続され、蒸発器56を流れた冷媒は再び圧縮機51に取り込まれ冷凍サイクル50を循環する。
蒸発器56を構成する冷媒パイプの出口付近には、蒸発器56の温度を検出する蒸発器温度センサ62が設けられている。また、蒸発器56の外周面には、パイプ内に電気ヒータを封入したパイプヒータからなる除霜ヒータ63が配設されており、所定のタイミングで前記電気ヒータを通電し発熱させることで、蒸発器56に付着した霜を融解除去する。
蒸発器室30は、図1に示すように、冷蔵ダンパ32が設けられた冷蔵ダクト33によって冷蔵空間20と接続されるとともに、冷凍ダンパ35が設けられた冷凍ダクト36によって冷凍空間40と接続されている。
冷蔵室22の背面には、冷蔵空間20の庫内温度TRを測定するための冷蔵温度センサ27が設けられ、冷凍室43の背面には、冷凍空間40の庫内温度TFを測定するための冷凍温度センサ48が設けられている。
冷蔵庫本体11の背面下部には、冷凍サイクル50の一部を構成する圧縮機51及び凝縮器52を収納する機械室60が配設されており、機械室60の背面上部に制御部61が設けられている。
制御部61は、図3に示すように、冷蔵温度センサ27、冷凍温度センサ48、蒸発器温度センサ62などの各種センサから入力される信号や、EEPROM等の不揮発性記録媒体からなるメモリ64に記憶された制御プログラムに基づいて、蒸発器ファン31、冷蔵ダンパ32、冷凍ダンパ35、圧縮機51、及び除霜ヒータ63の動作を制御する。
このような構成の冷蔵庫10では、制御部61が、冷蔵温度センサ27及び冷凍温度センサ48によって検出された庫内温度TR、TFに基づいて、圧縮機51及び蒸発器ファン31の駆動と、冷蔵ダンパ32及び冷凍ダンパ35の開閉とを制御することで、冷蔵冷却運転と冷凍冷却運転とを切り替えて交互に実行するとともに、所定の除霜開始条件を満たすと、除霜運転を行い蒸発器56に付着した霜を溶かして除去する。
詳細には、図4及び図5に示すように、冷蔵冷却運転では、冷凍サイクル50に設けられた圧縮機51を駆動することで蒸発器56を低温化しつつ、冷蔵ダンパ32を開放し、冷凍ダンパ35を閉止した状態で蒸発器ファン31を駆動する(ステップS1)。
これにより、蒸発器56で冷却された空気が冷蔵ダクト33を介して冷蔵空間20に送風され、冷蔵空間20内を冷却する。冷蔵空間20内を流れた空気は、冷蔵空間20の下部を構成する野菜室24の背面に設けられた吸込口から蒸発器室30に取り込まれ、再び蒸発器56と熱交換し冷却される。
制御部61は、冷蔵空間20の庫内温度TRが所定温度TRoff(例えば、TRoff=0℃)以下に到達するまで冷蔵冷却運転を実行し、所定温度TRoff以下に達すると冷蔵冷却運転を終了する(ステップS2)。
冷凍冷却運転では、冷凍サイクル50に設けられた圧縮機51を駆動することで蒸発器56を低温化しつつ、冷蔵ダンパ32を閉止し、冷凍ダンパ35を開放した状態で蒸発器ファン31を駆動する(ステップS3)。
これにより、蒸発器56で冷却された空気が冷凍ダクト36を介して冷凍空間40に送風され、冷凍空間40内を冷却する。冷凍空間40内を流れた空気は、冷凍空間40の下部を構成する冷凍室43の背面に設けられた吸込口から蒸発器室30に取り込まれ、再び蒸発器56と熱交換し冷却される。
制御部61は、冷凍空間40の庫内温度TFが所定温度TFoff(例えば、TFoff=−20℃)以下に到達するまで冷凍冷却運転を実行し、所定温度TFoff以下に達すると冷凍冷却運転を終了する(ステップS4)。
そして、冷蔵冷却運転と冷凍冷却運転とを切り替えて交互に行う中で、冷凍冷却運転を実行した時間の積算値が8時間に達する等、所定の除霜開始条件を満たすと(ステップS5)、制御部61は、蒸発器56に付着した霜を溶かして除去する除霜運転として、第1除霜運転を実行し(ステップS6)、その後、第2除霜運転を実行する(ステップS9)。
具体的には、まず、制御部61は、圧縮機51を停止し、冷蔵ダンパ32及び冷凍ダンパ35を閉状態とし、蒸発器ファン31を停止し、除霜ヒータ63を通電状態とする第1除霜運転を実行する(ステップS6)。
第1除霜運転では、除霜ヒータ63を通電することで蒸発器56に付着した霜を加熱する。これにより、蒸発器56に付着した霜の温度が徐々に上昇するが、霜(氷)から水へ相変化する際に潜熱を必要とするため、霜が融解温度(つまり、0℃)に到達すると完全に溶けきるまでの間この温度に保たれることとなる。
本実施形態では、除霜ヒータ63が蒸発器56の外周面に配設され外側から蒸発器56を加熱するため、蒸発器温度センサ62による検出温度が霜の融解温度に達した時点では、除霜ヒータ63に対向する外側の霜は融解して水となっているが、内側(蒸発器側)の霜は未だ凍結したままで、蒸発器56に霜が残存している。
そして、制御部61は、蒸発器温度センサ62で検出される蒸発器56の温度Teが、霜の融解温度Tmに達すると(ステップS7)、第1除霜運転を終了して第2除霜運転を実行する(ステップS9)。
また、蒸発器56の温度Teが霜の融解温度Tmに達していない場合であっても、第1除霜運転の運転時間が所定時間T1(例えば、T1=3分間)を経過すると(ステップS8)、第1除霜運転を終了して第2除霜運転を実行する(ステップS9)。
第1除霜運転から第2除霜運転へ移行すると、制御部61は、除霜ヒータ63を通電状態から非通電状態へ変更するとともに、冷蔵ダンパ32を閉状態から開状態へ変更し、停止している蒸発器ファン31を駆動する(ステップS9)。つまり、第2除霜運転では、制御部61が、圧縮機51を停止し、冷蔵ダンパ32を開状態とし、冷凍ダンパ35を閉状態とし、蒸発器ファン31を駆動し、除霜ヒータ63を非通電状態とする。
第2除霜運転では、冷蔵ダンパ32を開状態としつつ蒸発器ファン31を駆動し、冷蔵空間20内の空気を蒸発器室30に取り込み蒸発器56へ送風することで、第1除霜運転において融解した霜の水分を気化して蒸発器室30内の空気とともに冷蔵空間20へ送風する。これにより、水分を含んだ空気が冷蔵空間20に供給され冷蔵空間20内を加湿する。
本実施形態では、上記のように蒸発器56に霜が残存している状態で第1除霜運転から第2除霜運転へ移行して蒸発器ファン31を駆動すると、蒸発器56に付着する水を気化しつつ蒸発器56に残存する霜に向けて送風することになるため、冷蔵空間20内の温度が一時的に低下する(図4参照)。
更に、第2除霜運転を継続すると、蒸発器56の温度Teが徐々に上昇して再び霜の融解温度Tmに達することとなる。制御部61は、第2除霜運転を開始してから蒸発器温度センサ62で検出される蒸発器56の温度Teが再び霜の融解温度Tmに達すると(ステップS10)、第2除霜運転を終了する。
また、蒸発器56の温度Teが霜の融解温度Tmに達していない場合であっても、第2除霜運転の運転時間が所定時間T2(例えば、T2=5分間)を経過すると(ステップS11)、第2除霜運転を終了する。
第1除霜運転及び第2除霜運転の実行中、圧縮機51を停止しており冷凍空間40が冷却されていないため、第2除霜運転が終了すると、制御部61は、冷凍冷却運転を開始し(ステップS12)、庫内温度TFが所定温度TFoff以下に到達するまで冷凍空間40を冷却した後(ステップS13)、冷蔵冷却運転を開始し(ステップS14)、庫内温度TRが所定温度TRoff以下に到達するまで冷蔵空間20を冷却する(ステップS15)。
以上のような本実施形態の冷蔵庫10では、圧縮機51を停止し、冷蔵ダンパ32及び冷凍ダンパ35を閉状態とし、蒸発器ファン31を停止し、除霜ヒータ63を通電状態とする第1除霜運転を実行してから、除霜ヒータ63を非通電状態とし、冷蔵ダンパ32を開状態とし、蒸発器ファン31を駆動する第2除霜運転を実行する。
そのため、第1除霜運転において除霜ヒータ63の熱により蒸発器56に付着した霜の一部を融解しておき、融解した霜の水分をその後に実行する第2除霜運転時に気化して冷蔵空間20に供給することができ、蒸発器56を除霜しつつ冷蔵空間20を加湿することができる。
しかも、本実施形態では、第2除霜運転の実行時に、融解した霜の水分を含む多湿の空気が冷蔵ダクト33を流れることになるが、第2除霜運転時に、除霜ヒータ63が非通電状態であることに加え、蒸発器ファン31から蒸発器56に残存する霜に向けて送風され、蒸発器室30内の空気が冷蔵空間20内の庫内温度より低い温度になる。そのため、多湿の空気が、冷蔵ダクト33を通って冷蔵空間20へ送風される際に冷蔵ダンパ32の可動部分に当たっても結露することがなく、可動部分に付着した結露水の凍結により冷蔵ダンパ32の動作が妨げられることがない。
また、第1除霜運転では、除霜ヒータ63が通電され、蒸発器室30内の空気が、除霜ヒータ63により加熱され冷蔵空間20の庫内温度に比べて高い温度となるとともに、蒸発器56に付着する霜の気化により加湿され、蒸発器室30内に高温多湿の空気が発生するが、第1除霜運転の実行時に、冷蔵ダンパ32及び冷凍ダンパ35を閉状態とし、蒸発器ファン31を停止しており、高温多湿の空気が冷蔵ダクト33を通って冷蔵空間20へ送風されることがない。そのため、本実施形態では、第1除霜運転の実行時に、蒸発器室30内で発生した高温多湿の空気が冷蔵ダンパ32の可動部分に当たり結露することがなく、可動部分に付着した結露水の凍結によって冷蔵ダンパ32の動作が妨げられることがない。
また、本実施形態では、第1除霜運転の実行中に蒸発器温度センサ62で検出される蒸発器56の温度が霜の融解温度に達すると、第1除霜運転を終了して第2除霜運転を実行するため、蒸発器56に付着する霜の一部を融解するが、未だ蒸発器56に霜が残存する状況で第1除霜運転から第2除霜運転へ移行することができ、冷蔵ダンパ32の可動部分に結露を発生させることなく冷蔵空間20内を加湿することができる。
更に、本実施形態では、第2除霜運転の実行中に蒸発器温度センサ62で検出される蒸発器56の温度が霜の融解温度に達すると第2除霜運転を終了するため、冷蔵空間20より高温となった空気が、冷蔵ダクト33を流れて冷蔵ダンパ32の可動部分に当たり結露することがなく、可動部分に付着した結露水の凍結によって冷蔵ダンパ32の動作が妨げられることがない。
なお、上記したように本実施形態では、制御部61が、蒸発器56の温度Teと第1除霜運転の運転時間とを検知し、蒸発器56の温度Teが霜の融解温度Tmに達する、あるいは、第1除霜運転の運転時間が所定時間T1を経過すると第1除霜運転を終了する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、除霜ヒータ63に対向する外側の霜は融解して水となっているが、霜が完全に溶けきっておらず蒸発器56に残存している間に第1除霜運転を終了して第2除霜運転へ移行すればよく、例えば、制御部61が、第1除霜運転の運転時間を検知することなく蒸発器56の温度Teが霜の融解温度Tmに達するまで第1除霜運転を継続したり、あるいは、蒸発器56の温度Teが霜の融解温度Tmを検知することなく第1除霜運転の運転時間が所定時間T1に達するまで第1除霜運転を継続してもよい。
また、上記したように本実施形態では、第1除霜運転の実行中に除霜ヒータ63を通電することで蒸発器56に付着した霜を加熱するが、その際、制御部61は、除霜ヒータ63の出力を調整することで、蒸発器56の少なくとも一部が霜の融解温度以下を維持し蒸発器56に霜が残存するように除霜ヒータ63を通電してもよい。
更にまた、本実施形態では、冷蔵冷却運転と冷凍冷却運転とを切り替えて交互に行う中で、所定の除霜開始条件を満たすと、除霜運転として第1除霜運転を実行する、つまり、第1除霜運転の直前に冷蔵冷却運転あるいは冷凍冷却運転を実行し、その後、第1除霜運転を開始する場合について説明したが、第1除霜運転の直前に圧縮機51を駆動することで蒸発器56を低温化しつつ、冷蔵ダンパ32及び冷凍ダンパ35を開放した状態で蒸発器ファン31を駆動する同時冷却運転を実行してもよい。
このように除霜運転を開始する直前に同時冷却運転を実行することで冷蔵空間20及び冷凍空間40を冷却することができるため、第1除霜運転及び第2除霜運転の実行中に冷蔵空間20や冷凍空間40が温度上昇しても設定温度より高温になりにくい。
(第1実施形態の変更例)
次に、第1実施形態の変更例について説明する。
本変更例では、冷蔵冷却運転、冷凍冷却運転、及び同時冷却運転の各冷却運転から第1除霜運転へ移行する場合に、制御部61が、第1除霜運転の直前の冷却運転中に冷蔵ダンパ32を開状態としてから駆動中の圧縮機51を停止して第1除霜運転を実行する。
例えば、冷凍冷却運転から第1除霜運転へ移行する場合、冷凍冷却運転の実行中に冷凍空間40の庫内温度TFが所定温度TFoffに到達すると、冷凍冷却運転に続いて第1除霜運転を実行するため、制御部61は圧縮機51を停止させる。圧縮機51を停止する際、圧縮機51は、制御部61から停止する旨の信号を受けると直ちに停止することはなく、一定時間、低出力で動作して内部の潤滑油を循環させるアフターアイドリングを行う。そのアフターアイドリングの間、制御部61は、閉状態にある冷蔵ダンパ32を開状態とするとともに、蒸発器ファン31の駆動を継続させる。
そして、アフターアイドリングが終了し圧縮機51が停止すると、制御部61は、冷蔵ダンパ32を閉状態とするとともに、蒸発器ファン31を停止させ、第1除霜運転を実行する。
本変更例では、蒸発器56の温度に比べて高温の冷蔵空間20内の空気を蒸発器室30に導入することで、アフターアイドリング中に蒸発器56の温度を上昇させることができ、その後の第1除霜運転の実行時間を短縮することができる。なお、アフターアイドリングの間、冷蔵空間20内の空気が冷凍空間40内へ導入されるのを防ぐため、冷凍ダンパ35を閉塞しておくことが好ましい。
また、冷凍冷却運転から第1除霜運転へ移行する場合について説明したが、冷蔵冷却運転や同時冷却運転から第1除霜運転へ移行する場合であっても、冷蔵冷却運転や同時冷却運転から第1除霜運転へ移行するため圧縮機51を停止する際に行うアフターアイドリングの間、冷蔵ダンパ32を開状態に維持するとともに、蒸発器ファン31の駆動を継続させ、冷凍冷却運転と同様、冷蔵空間20内の空気を蒸発器室30に導入してもよく、その場合において、アフターアイドリングの間、冷凍ダンパ35を閉塞しておくことが好ましい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図6及び図7を参照して説明する。
上記した第1実施形態では、除霜運転として第1除霜運転を実行し、その後、第2除霜運転を実行する場合について説明したが、本実施形態では、第1除霜運転を実行する前に第3除霜運転を実行し、その後、第1除霜運転及び第2除霜運転を行い、第2除霜運転の終了後に第4除霜運転を実行する。
具体的には、図6及び図7に示すように、上記した第1実施形態と同様、冷蔵温度センサ27及び冷凍温度センサ48によって検出された庫内温度TR、TFに基づいて、冷蔵冷却運転と冷凍冷却運転とを切り替えて交互に実行する(ステップS21〜ステップS24)。そして、冷蔵冷却運転と冷凍冷却運転とを切り替えて交互に行う中で、所定の除霜開始条件を満たすと(ステップS25)、第3除霜運転を開始する(ステップS26)。
第3除霜運転では、制御部61が、圧縮機51を停止し、冷蔵ダンパ32を開状態とし、冷凍ダンパ35を閉状態とし、蒸発器ファン31を駆動し、除霜ヒータ63を非通電状態とする。
これにより、第3除霜運転では、蒸発器室30内に導入された冷蔵空間20内の空気が、霜の付着した蒸発器56と熱交換することで冷温化された後、再び冷蔵空間20に戻される。これにより、冷蔵空間20を冷却するとともに蒸発器56の温度を上昇させる。
制御部61は、冷蔵空間20の庫内温度TRが所定温度TRoffに到達するまで実行し、所定温度TRoffに到達すると第3除霜運転を終了する(ステップS27)。
また、冷蔵空間20の庫内温度TRが所定温度TRoffに達していない場合であっても、第3除霜運転の運転時間が所定時間T3(例えば、T3=10分間)を経過すると第3除霜運転を終了する(ステップS28)。
そして、第3除霜運転を終了すると、上記した第1実施形態と同様、第1除霜運転(ステップS29〜ステップS31)及び第2除霜運転(ステップS32〜ステップS34)を実行した後、第4除霜運転を実行する(ステップS35)。
第4除霜運転では、制御部61が、圧縮機51を停止し、冷蔵ダンパ32及び冷凍ダンパ35を閉状態とし、蒸発器ファン31を停止し、除霜ヒータ63を通電状態とする。
制御部61は、第4除霜運転を開始してから蒸発器温度センサ62で検出される蒸発器56の温度Teが所定温度Td(例えば、Td=10℃)に達すると第4除霜運転を終了する(ステップS36)。
また、蒸発器温度センサ62で検出される蒸発器56の温度Teが所定温度Tdに達していない場合であっても、第4除霜運転の運転時間が所定時間T4(例えば、T4=30分間)を経過すると第4除霜運転を終了する(ステップS37)。
そして、第3除霜運転、第1除霜運転、第2除霜運転、及び第4除霜運転の実行中、圧縮機51を停止しており冷凍空間40が冷却されていないため、第4除霜運転が終了すると、制御部61は、冷凍冷却運転を開始し(ステップS38)、庫内温度TFが所定温度TFoff以下に到達するまで冷凍空間40を冷却した後(ステップS39)、冷蔵冷却運転を開始し(ステップS40)、庫内温度TRが所定温度TRoff以下に到達するまで冷蔵空間20を冷却する(ステップS41)。
本実施形態では、第3除霜運転において、蒸発器56に付着する霜や、蒸発器56内に残存する冷媒の冷熱を利用することで消費電力を抑えつつ冷蔵空間20内を冷却することができるとともに、蒸発器56の温度を上昇させて除霜ヒータ63を通電する第1除霜運転や第4除霜運転の実行時間を短縮することができる。また、第4除霜運転において、蒸発器56に付着する霜を完全に溶かし除去することができる。
なお、本実施形態において、第3除霜運転の直前に実行する冷却運転は、冷蔵冷却運転、冷凍冷却運転、及び同時冷却運転のいずれの冷却運転でもよいが、第3除霜運転の直前に冷凍冷却運転を実行し、冷凍冷却運転の終了後に第3除霜運転へ移行することが好ましい。冷凍冷却運転の終了後に第3除霜運転へ移行することで、第3除霜運転開始時の蒸発器56の温度を低くすることができるため、第3除霜運転における冷蔵空間20の冷却能力を高めることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…冷蔵庫 11…冷蔵庫本体 12…断熱仕切壁
20…冷蔵空間 22…冷蔵室 24…野菜室
30…蒸発器室 31…蒸発器ファン 32…冷蔵ダンパ
33…冷蔵ダクト 35…冷凍ダンパ 36…冷凍ダクト
40…冷凍空間 42…小型冷凍室 43…冷凍室
50…冷凍サイクル 51…圧縮機 52…凝縮器
54…キャピラリーチューブ 56…蒸発器 60…機械室
61…制御部 62…蒸発器温度センサ 63…除霜ヒータ
64…メモリ

Claims (5)

  1. 冷蔵空間と、冷凍空間と、圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒が供給され前記冷蔵空間及び前記冷凍空間を冷却する蒸発器と、前記蒸発器で冷却された空気を前記冷蔵空間及び前記冷凍空間に送風する蒸発器ファンと、前記蒸発器で冷却された空気を前記冷蔵空間に供給する流路を開閉する冷蔵ダンパと、前記蒸発器で冷却された空気を前記冷凍空間に供給する流路を開閉する冷凍ダンパと、前記蒸発器に付着した霜を加熱する除霜ヒータと、前記圧縮機、前記蒸発器ファン、前記冷蔵ダンパ、前記冷凍ダンパ、及び前記除霜ヒータを制御する制御部とを備え、
    前記制御部が、
    前記圧縮機を停止し、前記冷蔵ダンパ及び前記冷凍ダンパを閉状態とし、前記蒸発器ファンを停止し、前記除霜ヒータを通電状態とする第1除霜運転を実行した後、
    前記圧縮機を停止し、前記冷蔵ダンパを開状態とし、前記冷凍ダンパを閉状態とし、前記蒸発器ファンを駆動し、前記除霜ヒータを非通電状態とする第2除霜運転を実行することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記制御部は、前記第1除霜運転の実行中に前記蒸発器の温度が霜の融解温度に達すると、前記第1除霜運転を終了して前記第2除霜運転を実行することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記第2除霜運転の実行中に前記蒸発器の温度が霜の融解温度に達すると、前記第2除霜運転を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記制御部は、前記第1除霜運転の実行中において、前記蒸発器の少なくとも一部が霜の融解温度以下を維持するように前記除霜ヒータを通電することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記制御部は、前記冷蔵ダンパを開状態としてから駆動中の前記圧縮機を停止して前記第1除霜運転を実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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