JP4356379B2 - 冷蔵庫、冷蔵庫の運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、少なくとも独立した冷蔵室を有し、食品などを貯蔵する冷凍冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来の冷凍冷蔵庫の断面図である。図13において、1は圧縮機、4は蒸発器、7は庫内ファン、10は上段の貯蔵室である冷蔵室、11は中断の貯蔵室である野菜室、12は下段の貯蔵室である冷凍室、8は貯蔵室である冷蔵室10への冷蔵室ダクト、8aは冷蔵室ダクト8内に設けられたダンパ、9は貯蔵室である冷凍室への冷凍室ダクト、9aは冷凍室ダクト9内のダンパ、13は蒸発器温度検知手段、15は蒸発器4の霜取りヒータ、16は制御基板を示している。
【0003】
図10は、従来の冷蔵庫の霜取時の動作を表す制御タイムチャート図である。図において、横軸は時間を表し、縦軸は霜取りヒータ(DEF HTR)、圧縮機(COMP)、庫内FAN(FAN)のそれぞれのオン、オフ、及び冷蔵室用ダンパ(R/D)、冷凍室用ダンパ(F/D)のそれぞれの開閉を表している。霜取開始判定実施後、霜取開始と判断した場合、圧縮機1および庫内ファン7を停止しダクト8内のダンパ8aおよびダクト9内のダンパ9aを閉にし、霜取りヒータに通電を開始する。
【0004】
蒸発器温度検知手段11からの信号を制御基板12が認識し、蒸発器温度検知手段11が設定温度以上に到達した場合霜取りヒータ10への通電を停止する。そして、ダクト8内のダンパ8aおよびダクト9内のダンパ9aを開放し庫内ファン7および圧縮機1を運転し各貯蔵室へ冷気を送風する。(たとえば特許文献1、2参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平7−120130号公報
【特許文献2】
特開平8−285440号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
霜取完了設定温度は氷が融ける0℃以上の任意の温度であり、霜取りヒータ通電時間は約25分〜35分程度である。霜取時間短縮による庫内温度上昇の抑制を図る場合ヒータ出力を更に上げる必要があるが、その場合にはヒータの周囲部品の熱による変形、コスト増加、消費電力増加などが懸念される。また、霜取時間を長く設定した場合には、各貯蔵室の温度上昇による食品などの損傷が懸念される。
【0007】
また、霜取りヒータ通電時間が長い場合には、ヒータ熱による冷却器(蒸発器9内の液冷媒の急激な気化により、冷媒沸騰音が連続的に発生し、市場でのクレーム発生が懸念される。
【0008】
ここで、特許文献1に記載されている冷蔵庫では霜取りヒータ通電終了後、庫内ファンのみの運転により蒸発器内部の残留冷媒を蒸発させ、圧縮機起動時の液バック発生を抑制するようにしているが、霜取完了後の制御であるため蒸発器温度は0℃以上の高温となっており、霜取り中の各貯蔵室の温度上昇を抑制することができず、食品等が損傷する恐れがあった。また、各貯蔵室の冷却を急ぎたい場合に庫内ファンのみの運転時間を長時間取ることが出来ず、液バック発生を抑える項かは期待できない。
【0009】
また、特許文献2に記載の冷蔵庫では、蒸発器への着霜負荷量により霜取方法を変更している。着霜量が少量の場合は消費電力量低減の効果は得られるが、着霜量が多量の場合は消費電力量低減の効果が得られない。また、霜量を確実に検知するために温度検知手段を複数設置しなければならずコスト増加が懸念される。
【0010】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、霜取時の消費電力量を抑制できる冷蔵庫を提供することを目的とする。また、各貯蔵室の温度上昇を抑制し、食品等の損傷を抑制できる冷蔵庫を提供することを目的とする。更に異常音の発生を抑制できる冷蔵庫を提供することを目的とする。また、安価な霜取制御を搭載した冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷凍冷蔵庫は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続して少なくとも1つの冷凍サイクルを構成した冷蔵庫において、少なくとも冷蔵室を含む複数の貯蔵室から構成され、蒸発器によって生成された冷気を庫内の貯蔵室に送風する冷気送風ファンと、蒸発器の除霜を行う霜取りヒータと、蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検知手段と、貯蔵室に冷気を供給するダクト内に設けられ、貯蔵室へ供給される冷気量を調整するダクトダンパと、霜取開始時に、冷気送風ファンを停止してダクトダンパのうちの少なくとも冷蔵室用ダクトダンパを閉塞して前記霜取りヒータへの通電を行い、蒸発器温度検知手段の検出温度が第1の所定温度以上になるか、あるいは前記霜取りヒータへの通電時間が第1の所定時間以上になった場合に霜取りヒータへの通電を一時停止して前記冷蔵室用ダクトダンパを開放し、冷気送風ファンを運転し、その後蒸発器温度検知手段の検出した温度が第2の所定温度になった場合に冷気送風ファンの運転停止、冷蔵室用ダクトダンパ閉、霜取りヒータへの第2回目の通電を行い、蒸発器温度検知手段の検出した温度が第3の所定温度以上になるか、あるいは霜取りヒータ通電時間が第3の所定時間経過した場合に霜取りヒータへの通電を終了するように制御する制御手段と、を備え、霜取り時の最初と最後のみ前記蒸発器の温度に基づいて前記霜取りヒータを通電し、前記霜取りヒータの最初の通電と最後の通電との間の時間は前記霜取りヒータの通電を行わないオフサイクル霜取りとしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の断面であり、図2はこの発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。図において、冷蔵庫本体100には、複数の貯蔵室(たとえば、上段に冷蔵室10、中段に野菜室11、下段に冷凍室12)が設けられている。冷凍室12の背面には圧縮機1、冷却器室3が設けられ、蒸発器4、庫内ファン7、霜取りヒータ(DEF HTR)15が冷却器室3内に設けられている。また、冷却器室3から各貯蔵室(冷蔵室10、野菜室11、冷凍室12など)に冷気を供給するダクト(たとえば冷蔵室ダクト8、冷凍室ダクト9など)が設けられている。また、冷蔵室の背面には制御基板16が設けられており、圧縮機のオン/オフ制御、各ダンパの開閉制御、霜取りヒータのオン/オフ制御、各貯蔵室の温度制御などを行う。
【0013】
次に霜取り時の制御動作について説明する。マイコンのタイマーの時間が所定の時間に到達したかどうかなどにて霜取り開始の判定を霜取り判定ステップST101で実施し、霜取りを開始すると判定した場合には、圧縮機停止ステップST102にて圧縮機を停止し、霜取りヒータ通電ステップST103にて霜取りヒータ15への通電を開始する。そして、蒸発器温度判定ステップST104にて、蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上かどうかを判定する。蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST105にて霜取りヒータ15への通電を停止する。
【0014】
そして、蒸発器温度判定第2ステップST106にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上の場合には、霜取りヒータ通電ステップST107にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0015】
さらに、蒸発器温度判定第3ステップST108にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST109にて霜取りヒータ15への通電を停止し、霜取制が完了し、通常運転制御ステップST110にて通常運転制御へと移行する。
【0016】
以上のように、本実施の形態では、霜取り時の最初と最後のみ蒸発器の温度に基づいて霜取りヒータ15を通電し、その他(最初の通電と最後の通電との間の時間)は霜取りヒータの通電を行わずにオフサイクル霜取りとしている。本実施の形態では、霜取りヒータ停止中のオフサイクル霜取り中には、ヒータの通電を行っていないので、電気代が削減され低コストの冷蔵庫が得られる。また、オフサイクル霜取り中であっても霜取りヒータ15のの余熱により蒸発器4の除霜が促進されるので、問題ないレベルの霜取り効果が得られる。したがって、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減による省費電力量の低減を図ることができる。
【0017】
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1と比較し、オフサイクル霜取り時間を第1霜取りヒータ通電時間と同等、あるいはそれ以上にしている。図3は本発明の実施の形態2を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。図において、実施の形態1、図1、図2と同等部分は同一の符号を付して説明は省略する。
【0018】
マイコンのタイマーの時間が所定の時間に到達したかどうかなどにて霜取り開始の判定を霜取り判定ステップST201で実施し、霜取りを開始すると判定した場合には、圧縮機停止ステップST202にて圧縮機を停止し、霜取りヒータ通電ステップST203にて霜取りヒータ15への通電を開始する。そして、蒸発器温度判定ステップST204にて、蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上かどうかを判定する。蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST205にて霜取りヒータ15への通電を停止する。
【0019】
そして、蒸発器温度判定第2ステップST206にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上の場合には、霜取りヒータ停止時間判定ステップST207にて霜取りヒータ停止時間Thyが所定時間ty以上かどうか判断する。霜取りヒータ停止時間(非通電時間)Thyが所定時間ty以上の場合には、霜取りヒータ通電ステップST208にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0020】
さらに、蒸発器温度判定第3ステップST209にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST210にて霜取りヒータ15への通電を停止し、霜取制が完了し、通常運転制御ステップST211にて通常運転制御へと移行する。
【0021】
以上のように、本実施の形態では、実施の形態1と同様に霜取り時の最初と最後のみ蒸発器の温度に基づいて霜取りヒータ15を通電し、その他(最初の通電と最後の通電との間)の時間thyは霜取りヒータの通電を行わず(非通電)にオフサイクル霜取りとしている。本実施の形態では、霜取りヒータ停止中のオフサイクル霜取り中には、ヒータの通電を行っていないので、電気代が削減され低コストの冷蔵庫が得られる。
【0022】
ここで、蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上かどうかを判定する蒸発器温度判定ステップST104の代わりに霜取りヒータ15への通電時間thxが第1の所定時間tx以上かどうかを判断する霜取りヒータ通電時間判断第1ステップに変更してもよく、また、蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上かどうかを判定する蒸発器温度判定第3ステップST108の代わりに霜取りヒータ15への通電時間thzが第3の所定時間tz以上かどうかを判断する霜取りヒータ通電時間判断第3ステップに変更してもよい。この場合の時間tx、tzは実験などにより予め必要な時間を設定しておけばよい。
【0023】
また、オフサイクル霜取り中(霜取りヒータ非通電中)であっても霜取りヒータ15の余熱により蒸発器4の除霜が促進されるので、問題ないレベルの霜取り効果が得られる。したがって、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減による省費電力量の低減を図ることができる。
【0024】
また、本実施の形態では、オフサイクル霜取り時間thyを設定して霜取り制御を行っているので、蒸発器4の霜取りが確実に行える。また、オフサイクル時間を設定したことにより、霜取りヒータの通電時間が削減されるので、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減が行え、省費電力量の低減を図ることができ、省エネルギーな冷蔵庫が得られる。
【0025】
以上、実施の形態1や実施の形態2で説明したように、冷媒を圧縮する圧縮機1、圧縮機1により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器(配管のみで凝縮させる場合もある)、凝縮器により凝縮された冷媒を減圧する減圧装置、減圧装置により減圧された冷媒を蒸発する蒸発器4を順次接続して冷凍サイクルを構成した冷蔵庫100において、少なくとも冷蔵室10、冷凍室12とから構成され、蒸発器4の除霜を行う霜取りヒータ15と、蒸発器4の温度を検出する蒸発器温度検知手段13と、運転開始してから所定時間後に制御手段16は除霜開始を判断して霜取りヒータ15への第1回目の通電を行い、蒸発器温度検出手段13が検出した温度Teが第1の所定温度T1以上になるか、あるいは霜取りヒータ通電時間thxが第1の所定時間tx以上なった場合に霜取りヒータ15への通電を一時停止し、蒸発器温度検出手段13の検出した温度Teが第2の所定温度T2(この第2の所定温度T2は、霜取りヒータ15への通電の一時停止の判断を第1の所定温度T1にて判断した場合は第1の所定温度T1以上の温度)になるか、あるいは霜取りヒータ15への通電を一時停止してからの非通電時間thyが第2の所定時間tyになった場合に霜取りヒータ15への第2回目の通電を行い、蒸発器温度検出手段13が検出した温度Teが第3の所定温度T3(この第3の所定温度T3は、霜取りヒータ15への第2回目の通電を行う判断を第2の所定温度T2にて判断した場合は第2の所定温度T2以上の温度)以上になるか、あるいは第2回目の霜取りヒータ通電時間thzが第3の所定時間tz以上になった場合に霜取りヒータ15への通電を終了するように霜取りヒータ15への通電を制御する制御手段16と、を備えたので、霜取りヒータ15の通電時間が削減され、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減が行え、省費電力量の低減を図ることができ、省エネルギーな冷蔵庫が得られる。
【0026】
実施の形態3.
図4は本発明の実施の形態3を表す冷蔵庫の断面図であり、図5は本発明の実施の形態3を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。図において、実施の形態1、実施の形態2、図1〜図3と同等部分は同一の符号を付して説明は省略する。
【0027】
図において、冷蔵庫本体100には、複数の貯蔵室(たとえば、上段に冷蔵室10、中段に野菜室11、下段に冷凍室12)が設けられている。冷凍室12の背面には圧縮機1、冷却器室3が設けられ、蒸発器4、庫内ファン7、霜取りヒータ(DEF HTR)15が冷却器室3内に設けられている。また、冷却器室3から各貯蔵室(冷蔵室10、野菜室11、冷凍室12など)に冷気を供給するダクト(たとえば冷蔵室ダクト8、冷凍室ダクト9など)が設けられ、冷蔵室ダクト8内には冷蔵室ダクトダンパ8aが設けられ、冷凍室ダクト9内には冷凍室ダクトダンパ9aが設けられている。また、冷蔵室の背面には制御基板16が設けられており、冷却器温度検出手段13や他の温度検出手段などの情報に基づいて圧縮機のオン/オフ制御、各ダンパの開閉制御、霜取りヒータのオン/オフ制御、各貯蔵室の温度制御などを行う。
【0028】
次に霜取り時の制御動作について説明する。マイコンのタイマーの時間が所定の時間に到達したかどうかなどにて霜取り開始の判定を霜取り判定ステップST301で実施し、霜取りを開始すると判定した場合には、圧縮機停止ステップST302にて圧縮機1を停止し、ダンパ閉鎖ステップST303にて、冷蔵室ダンパ8aを閉鎖し、ファン運転停止ステップST304にて庫内ファン7を運転を停止し、霜取りヒータ通電ステップST305にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0029】
そして、蒸発器温度判定ステップST306にて、蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上かどうかを判定する。蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST307にて霜取りヒータ15への通電を停止する。
【0030】
そして、ダンパ開放ステップST308にて冷蔵室ダンパ8aを開放し、庫内ファン運転開始ステップST309にて庫内ファン7を運転する。そして、蒸発器温度判定第2ステップST310にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上の場合には、ダンパ閉鎖ステップST311にて冷蔵室ダンパ8aを閉鎖し、庫内ファン運転停止ステップST312にて庫内ファン7の運転停止し、霜取りヒータ通電ステップST313にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0031】
さらに、蒸発器温度判定第3ステップST314にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST315にて霜取りヒータ15への通電を停止し、霜取制御が完了し、通常運転制御ステップST316にて通常運転制御へと移行する。
【0032】
ここで、庫内ファン7の運転時の速度(回転数)は任意の速度に設定してもよい。また、ステップ302とステップ303とステップ304の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。また、ステップ308とステップ309の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。
【0033】
また、ステップ311とステップ312の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。また、ステップST305による第1回目の霜取ヒータ通電時、庫内ファン7を運転しても良い。また、ステップST313による第2回目の霜取ヒータ通電時、庫内ファン7を運転しても良い。また、第1回目および第2回目の霜取ヒータ通電時共に、庫内ファン7を運転しても良い。
【0034】
また、庫内ファン7は連続運転でなくてもよく、間欠運転しても良い。また、ステップST308での冷蔵室ダンパ8aの開放制御は、冷蔵室用以外の貯蔵室用ダンパ(たとえば冷凍室ダンパ9aなど)に対して行ってでも良い。
【0035】
以上のように、本実施の形態では、霜取り時の最初と最後のみ蒸発器の温度に基づいて霜取りヒータ15を通電し、その他(最初の通電と最後の通電との間の時間)は霜取りヒータの通電を行わずにオフサイクル霜取りとしている。本実施の形態では、霜取りヒータ停止中のオフサイクル霜取り中には、ヒータの通電を行っていないので、電気代が削減され低コストで省エネルギーの冷蔵庫が得られる。また、オフサイクル霜取り中であっても霜取りヒータ15のの余熱により蒸発器4の除霜が促進されるので、熱交換性能に関して問題ないレベルの霜取り効果が得られる。したがって、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減による省費電力量の低減を図ることができる。
【0036】
また、庫内ファン7のみの運転区間における霜取り中の各貯蔵室(たとえば冷蔵室10)の温度上昇を抑制することが可能となり、霜取りヒータ15の通電時間の低減による省費電力量の低減が行える。また、霜取り後の通常運転の初回運転サイクル時間が短縮でき、時間短縮による消費電力低減を図ることができる。
【0037】
また、庫内ファン7を間欠運転することにより、ファン入力の低下による消費電力低減を図ることができる。また、庫内ファン7の運転速度を任意に設定することにより、例えば、庫内ファン7を高速運転することによる霜取り時間の短縮を図ることができ、各貯蔵室の温度上昇抑制を図ることができる。また、庫内ファン7を低速運転(たとえば5〜40%程度の速度)させることによって、庫内ファン7の風切音低減による静音化を図ることができ、低騒音な冷蔵庫が得られる。
【0038】
また、庫内ファンを中間速度(たとえば40〜70%程度の速度)で運転することによって、静音と省エネの両方の効果を得ることも可能であり、その設定は、消費者が任意に選択可能としても良い。また、霜取りヒータ15の通電中に庫内ファン7を運転することにより、冷却器室3内部にてショートサイクルが発生し、このショートサイクル効果により、蒸発器4の温度上昇の度合いが加速され、霜取り時間の短縮を図ることができる。この場合の制御フローチャートは、図5におけるステップST304およびステップST311を除いたものとして考えればよい。
【0039】
また、冷蔵室ダンパ8aと冷凍室ダンパ9aの両方を閉じることにより、庫内ファン7の運転中の蒸発器4の温度上昇を最低限に抑制でき、トータルでの霜取りヒータ15の通電時間の低減による省費電力量の低減を図ることができ、霜取り後の通常運転の初回運転サイクル時間の短縮による消費電力低減を更に図ることができる。
【0040】
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。本実施の形態では、実施の形態3の制御に、霜取り制御中に減圧装置の開度を閉鎖する制御を追加している。図において、実施の形態1〜3、図1〜図5と同等部分は同一の符号を付して、説明は省略する。
【0041】
マイコンのタイマーの時間が所定の時間に到達したかどうかなどにて霜取り開始の判定を霜取り判定ステップST501で実施し、霜取りを開始すると判定した場合には、圧縮機停止ステップST502にて圧縮機1を停止し、ダンパ閉鎖ステップST503にて、冷蔵室ダンパ8a、冷凍室ダンパ9aのうちの少なくとも一方を閉鎖し、減圧装置閉鎖ステップST504にて減圧装置(たとえば開閉弁+毛細管(前後位置は任意)、あるいは切替弁+毛細管(前後位置は任意)あるいは膨張弁やLEVなど)を閉鎖して蒸発器4への冷媒の流れ込みを遮断し、ファン運転停止ステップST505にて庫内ファン7を運転を停止し、霜取りヒータ通電ステップST506にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0042】
そして、蒸発器温度判定ステップST507にて、蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上かどうかを判定する。蒸発器4の温度Teが所定の第1設定温度T1以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST508にて霜取りヒータ15への通電を停止する。
【0043】
そして、ダンパ開放ステップST509にて冷蔵室ダンパ8aや冷凍室ダンパ9aの少なくとも一方を開放し、庫内ファン運転開始ステップST510にて庫内ファン7を運転する。そして、蒸発器温度判定第2ステップST511にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上の場合には、ダンパ閉鎖ステップST512にて冷蔵室ダンパ8aや冷凍室ダンパ9aのうちの少なくとも一方を閉鎖し、庫内ファン運転停止ステップST513にて庫内ファン7の運転停止し、霜取りヒータ通電ステップST514にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0044】
さらに、蒸発器温度判定第3ステップST515にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST516にて霜取りヒータ15への通電を停止し、減圧装置開放ステップST517にて減圧装置(たとえば開閉弁+毛細管(前後位置は任意)、あるいは切替弁+毛細管(前後位置は任意)、あるいは膨張弁やLEVなど)を開放して冷媒が通常通り流れる状態にして霜取り制御が完了し、通常運転制御ステップST518にて通常運転制御へと移行する。
【0045】
ここで、庫内ファン7の運転時の速度は任意の速度に設定してもよい。また、ステップ502とステップ503とステップ504とステップ505の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。また、ステップ509とステップ510の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。
【0046】
また、ステップ512とステップ513の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。また、ステップST305による第1回目の霜取ヒータ通電時、庫内ファン7を運転しても良い。また、ステップST313による第2回目の霜取ヒータ通電時、庫内ファン7を運転しても良い。また、第1回目および第2回目の霜取ヒータ通電時共に、庫内ファン7を運転しても良い。
【0047】
また、庫内ファン7は連続運転でなくてもよく、間欠運転しても良い。また、ステップST509での冷蔵室ダンパ8aや冷凍室ダンパ9aの開放制御は、冷蔵室用や冷凍室用以外の貯蔵室用ダンパ(たとえば野菜室ダンパや切替室ダンパなど)に対して行ってでも良い。また、各貯蔵室用ダンパの開閉制御を同時に行っても良い
【0048】
以上のように、本実施の形態では、霜取り時の最初と最後のみ蒸発器の温度に基づいて霜取りヒータ15を通電し、その他(最初の通電と最後の通電との間の時間)は霜取りヒータの通電を行わずにオフサイクル霜取りとしている。本実施の形態では、霜取りヒータ停止中のオフサイクル霜取り中には、ヒータの通電を行っていないので、電気代が削減され低コストの冷蔵庫が得られる。また、オフサイクル霜取り中であっても霜取りヒータ15のの余熱により蒸発器4の除霜が促進されるので、問題ないレベルの霜取り効果が得られる。したがって、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減による省費電力量の低減を図ることができる。
【0049】
また、減圧装置を閉塞することで、霜取り開始時の圧縮機1の停止後に液冷媒の冷却器4への流入が防止できるので、庫内ファン7のみによる霜取り時に冷却器4内の残留液冷媒を完全に気化させることができ、蒸発器4と圧縮機1との間に接続される液ダメ(アキュムレータ)への液冷媒の流入を防止することができる。これにより冷媒流動による冷媒音発生を抑制することができ、霜取りヒータ15の通電時の冷媒沸騰音(冷媒気化音)もあわせて抑制が可能となる。
【0050】
また、霜取り用ヒータ15の通電時は全てのダンパを閉塞させるため、各貯蔵室の温度上昇を最低限に抑制することができる。また、霜取りヒータ15の停止後、所定時間、減圧装置(たとえば切替弁など)を開放することにより、特に低圧シェルタイプの圧縮機の場合に発生する差圧起動による圧縮機起動不良を防止することができ、圧縮機1の寿命劣化を低減することができる。また、制御のみでの霜取りであるので、追加部品が少なくすみ、低コストの冷蔵庫が提供できる。
【0051】
また、庫内ファン7のみの運転区間における霜取り中の各貯蔵室(たとえば冷蔵室10)の温度上昇を抑制することが可能となり、霜取りヒータ15の通電時間の低減による省費電力量の低減が行える。また、霜取り後の通常運転の初回運転サイクル時間が短縮でき、時間短縮による消費電力低減を図ることができる。
【0052】
また、庫内ファン7を間欠運転することにより、ファン入力の低下による消費電力低減を図ることができる。また、庫内ファン7の運転速度を任意に設定することにより、例えば、庫内ファン7を高速運転することによる霜取り時間の短縮を図ることができ、各貯蔵室の温度上昇抑制を図ることができる。また、庫内ファン7を低速運転させることによって、庫内ファン7の風切音低減による静音化を図ることができ、低騒音な冷蔵庫が得られる。
【0053】
また、庫内ファンを中間速度で運転することによって、静音と省エネの両方の効果を得ることも可能であり、その設定は、消費者が任意に選択可能としても良い。また、霜取りヒータ15の通電中に庫内ファン7を運転することにより、冷却器室3内部にてショートサイクルが発生し、このショートサイクル効果により、蒸発器4の温度上昇の度合いが加速され、霜取り時間の短縮を図ることができる。この場合の制御フローチャートは、図5におけるステップST304およびステップST311を除いたものとして考えればよい。
【0054】
また、冷蔵室ダンパ8aと冷凍室ダンパ9aの両方を閉じることにより、庫内ファン7の運転中の蒸発器4の温度上昇を最低限に抑制でき、トータルでの霜取りヒータ15の通電時間の低減による省費電力量の低減を図ることができ、霜取り後の通常運転の初回運転サイクル時間の短縮による消費電力低減を更に図ることができる。
【0055】
実施の形態5.
図7、図8はこの発明の実施の形態5を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。本実施の形態の図7では、実施の形態3、4に対して、第1回目の霜取りヒータへの通電判定(図5におけるST306)を任意に設定した所定時間にてタイマ制御するようにしている。また、図8では実施の形態3、4に対して、第1回目の霜取りヒータへの通電判定(図5におけるST306)、第2回目の霜取りヒータへの通電判定(図5におけるST310)、第3回目の霜取りヒータへの通電判定(図5におけるST314)を任意に設定した所定時間にてタイマ制御するようにしている。図において、実施の形態1〜4、図1〜図6と同等部分は同一の符号を付して、説明は省略する。
【0056】
マイコンのタイマーの時間が所定の時間に到達したかどうかなどにて霜取り開始の判定を霜取り判定ステップST601で実施し、霜取りを開始すると判定した場合には、圧縮機停止ステップST602にて圧縮機1を停止し、ダンパ閉鎖ステップST603にて、冷蔵室ダンパ8aを閉鎖し、ファン運転停止ステップST604にて庫内ファン7を運転を停止し、霜取りヒータ通電ステップST605にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0057】
そして、霜取り時間判定ステップST606にて、霜取りヒータ通電時間thxが所定時間tx以上かどうかを判定する。霜取りヒータ通電時間thxが所定時間tx以上の場合には、霜取りヒータ通電一時停止ステップST607にて霜取りヒータ15への通電を停止する。
【0058】
そして、ダンパ開放ステップST608にて冷蔵室ダンパ8aを開放し、庫内ファン運転開始ステップST609にて庫内ファン7を運転する。そして、蒸発器温度判定第2ステップST610にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上の場合には、ダンパ閉鎖ステップST611にて冷蔵室ダンパ8aや冷凍室ダンパ9aなどを閉鎖し、庫内ファン運転停止ステップST612にて庫内ファン7の運転停止し、霜取りヒータ通電ステップST613にて霜取りヒータ15への通電を開始する。
【0059】
さらに、蒸発器温度判定第3ステップST614にて蒸発器4の温度判定を実施し、蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上かどうかを判断する。蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上の場合には、霜取りヒータ通電停止ステップST615にて霜取りヒータ15への通電を停止し、霜取制が完了し、通常運転制御ステップST616にて通常運転制御へと移行する。
【0060】
ここで、庫内ファン7の運転時の速度は任意の速度に設定してもよい。また、ステップ602とステップ603とステップ604の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。また、ステップ608とステップ609の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。
【0061】
また、ステップ611とステップ612の順序は不問であり、順序が逆転しても良い。また、同時に行われても良い。また、ステップST605による第1回目の霜取ヒータ通電時、庫内ファン7を運転しても良い。また、ステップST613による第2回目の霜取ヒータ通電時、庫内ファン7を運転しても良い。また、第1回目および第2回目の霜取ヒータ通電時共に、庫内ファン7を運転しても良い。
【0062】
また、庫内ファン7は連続運転でなくてもよく、間欠運転しても良い。また、ステップST608での冷蔵室ダンパ8aの開放制御は、冷蔵室用以外の貯蔵室用ダンパ(たとえば冷凍室ダンパ9aなど)に対して行ってでも良い。
【0063】
上記のように構成すると、初回霜取り時間をタイマの設定限界まで長く制御可能であり、通電時間の低減を図ることが可能となるため、低消費電力量の冷蔵庫を得ることができる。また、ファン7のみの霜取り時間を、任意に設定した所定時間によりタイマ制御するように変更してもよい。
【0064】
また、第2回霜取りヒータ通電判定(蒸発器温度判定第2ステップST610)や第3回の霜取りヒータ通電判定(蒸発器温度判定第3ステップST614)の少なくとも1つを、任意に設定した所定時間によりタイマ制御に変更してもよい。すなわち、図8に示したように、蒸発器4の温度Teが所定の第2設定温度T2以上かどうかを判断する蒸発器温度判定第2ステップST610を、霜取りヒータ通電時間thyが所定時間ty以上かどうかを判定する霜取り時間判定第2ステップに変更しても良いし、あるいは、蒸発器4の温度Teが所定の第3設定温度T3以上かどうかを判断する蒸発器温度判定第3ステップST614を、霜取りヒータ通電時間thzが所定時間tz以上かどうかを判定する霜取り時間判定第3ステップに変更しても良い。
【0065】
また、霜取ヒータ15の通電による霜取りとファン7のみの霜取りを、任意に設定した所定時間によりタイマにより制御に変更してもよい。
【0066】
以上のように、本実施の形態では、霜取り時の最初と最後のみ蒸発器の温度に基づいて霜取りヒータ15を通電し、その他(最初の通電と最後の通電との間の時間)は霜取りヒータの通電を行わずにオフサイクル霜取りとしている。本実施の形態では、霜取りヒータ停止中のオフサイクル霜取り中には、ヒータの通電を行っていないので、電気代が削減され低コストの冷蔵庫が得られる。また、オフサイクル霜取り中であっても霜取りヒータ15のの余熱により蒸発器4の除霜が促進されるので、問題ないレベルの霜取り効果が得られる。したがって、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減による省費電力量の低減を図ることができる。
【0067】
また、霜取制御時間をタイマの設定限界まで制御可能であり、通電時間の抑制を図ることが可能となるため、更なる消費電力量の低減を図ることができる。また、庫内ファン7のみの運転区間における霜取り中の各貯蔵室(たとえば冷蔵室10)の温度上昇を抑制することが可能となり、霜取りヒータ15の通電時間の低減による省費電力量の低減が行える。また、霜取り後の通常運転の初回運転サイクル時間が短縮でき、時間短縮による消費電力低減を図ることができる。
【0068】
また、庫内ファン7を間欠運転することにより、ファン入力の低下による消費電力低減を図ることができる。また、庫内ファン7の運転速度を任意に設定することにより、例えば、庫内ファン7を高速運転することによる霜取り時間の短縮を図ることができ、各貯蔵室の温度上昇抑制を図ることができる。また、庫内ファン7を低速運転させることによって、庫内ファン7の風切音低減による静音化を図ることができ、低騒音な冷蔵庫が得られる。
【0069】
また、庫内ファンを中間速度で運転することによって、静音と省エネの両方の効果を得ることも可能であり、その設定は、消費者が任意に選択可能としても良い。また、霜取りヒータ15の通電中に庫内ファン7を運転することにより、冷却器室3内部にてショートサイクルが発生し、このショートサイクル効果により、蒸発器4の温度上昇の度合いが加速され、霜取り時間の短縮を図ることができる。この場合の制御フローチャートは、図7におけるステップST604およびステップST611を除いたものとして考えればよい。
【0070】
また、冷蔵室ダンパ8aと冷凍室ダンパ9aの両方を閉じることにより、庫内ファン7の運転中の蒸発器4の温度上昇を最低限に抑制でき、トータルでの霜取りヒータ15の通電時間の低減による省費電力量の低減を図ることができ、霜取り後の通常運転の初回運転サイクル時間の短縮による消費電力低減を更に図ることができる。
【0071】
実施の形態6.
本実施の形態では、実施の形態3〜5と比較して、ファン7のみによる霜取り時間を第1霜取りヒータ通電区間の長さ(第1霜取りヒータ通電時間)と同等、あるいはそれ以上の長さ(時間)にしている。本実施の形態の制御フローは、実施の形態3〜5までのフローチャート図(図5〜図8)にファン7のみによる霜取り区間長さの時間判定を追加すればよい。
【0072】
本実施の形態では、霜取り時の最初と最後のみ蒸発器の温度に基づいて霜取りヒータ15を通電し、その他(最初の通電と最後の通電との間の時間)は霜取りヒータの通電を行わずにオフサイクル霜取りとし、このオフサイクル霜取り時の庫内ファン7の運転時間を制御することによって、ファン7のみによる霜取りが確実に行え、オフサイクル時の蒸発器温度上昇により確実にトータルでの霜取ヒータ15の通電時間が低減でき、省費電力量の低減による省エネルギーな冷蔵庫を得ることができる。
【0073】
図9は本実施の形態を表す冷蔵庫の霜取制御を実施したときのタイムチャート図を示している。図において、横軸は時間を表し、縦軸は霜取りヒータ(DEFHTR)、圧縮機(COMP)、庫内FAN(FAN)のそれぞれのオン、オフ、及び冷蔵室用ダンパ(R/D)、冷凍室用ダンパ(F/D)のそれぞれの開閉を表している。ここで、時間txは第1回目(最初)の霜取り時間、時間tyはオフサイクル(DEF HTR通電停止)霜取り時間、tzは第2回目(終わり)の霜取り時間を表している。
【0074】
霜取開始判定実施後、霜取開始と判断した場合、圧縮機1および庫内ファン7を停止しダクト8内の冷蔵室ダンパ(R/D)8aおよびダクト9内の冷凍室ダンパ(F/D)9aを閉にし、霜取りヒータ15に通電を開始する。霜取りヒータ15への通電時間を制御するので、霜取りヒータ15への通電時間が図10に示したような従来の冷蔵庫に比べて短縮させることができ、消費電力量の低減が行える。
【0075】
また、従来の温度制御の場合は霜取り時間(設定時間tx、ty、tz)は成行きとなり、どの程度の時間がかかるかは蒸発器への霜の付き方や周辺条件などで変化するため確定できないため電気代がどの程度かかるかの予測が困難であり電気代の低減は見込めなかったが、本実施の形態では、通電時間tx、tzや非通電時間tyを蒸発器4の霜取りが可能な時間となるように実験などにより把握した時間でタイマーにて制御しているので、霜取りヒータ15への無駄な通電を行うことがなくなり、省エネルギーな冷蔵庫が得られる。
【0076】
ここで、設定時間tx、ty、tzの時間制御の一例を説明する。初回霜取りヒータ通電時間(第1回目霜取りヒータ通電時間)txは霜の昇華を促進させるためのきっかけとして1〜15分程度としている。オフサイクル霜取りである庫内FAN7のみの運転時間(非通電時間)tyは、消費電力量を低減するため、第2回目霜取りヒータ通電時間tzが少なくなるように、実験や計算などにより検証して決定すればよく、蒸発器4の温度が0℃近傍になるまでの時間(たとえば時間Yは約40〜90分程度、好ましくは50〜70分程度)に設定すればよい。
【0077】
また、庫内FAN7のみの運転時間tyを短縮して、第2回霜取りヒータ通電時間tzを長くし、完全に霜が昇華するように通電時間にマージンをとっても良い(例えば、時間tyは0〜50分、時間tzは10〜35分程度に設定すればよい)。
【0078】
本実施の形態では、蒸発器4の霜取り時に霜取りヒータ15への通電を行わないオフサイクル霜取りを行うようにしているので、霜取ヒータ通電時間が短縮されていることにより、冷媒にイソブタンなどの可燃性冷媒を使用した冷蔵庫の場合には、冷媒漏れ時などの着火の危険性が著しく低下し、安全性の向上した冷蔵庫が得られる。
【0079】
また、複数の冷却器を備えた冷蔵庫の場合は、各貯蔵室への専用風路を設け、該風路内に各貯蔵室用の専用ダンパを設置して、上述した霜取り制御を実施すれば、冷却器の数量分だけオフサイクル霜取り時の非通電時間分だけ電気代が低減でき、更なる省エネルギーな冷蔵庫が得られる。
【0080】
また、減圧装置は、全閉機能を有する切替弁と毛細管との組合せ(切替弁の配置位置は毛細管の前後どちらでもOK)での使用や、膨張弁、LEVであってもでもよい。また、膨張弁、LEVの場合、全閉ではなく、音が出ない程度の小流量であってもよい。本実施の形態では、減圧装置としては、開閉弁+毛細管(開閉弁と毛細管の前後位置は任意)、あるいは切替弁+毛細管(開閉弁と毛細管の前後位置は任意)、あるいは膨張弁、LEVなど減圧できるものであれば何でもよい。
【0081】
以上のように、実施の形態1〜6によれば、圧縮機1、凝縮器、減圧装置、蒸発器4を順次接続して少なくとも1つ以上の冷凍サイクルを構成した冷蔵庫100において、少なくとも冷蔵室10および冷凍室12から構成され、蒸発器4によって生成された冷気を庫内の各貯蔵室(冷蔵室10、野菜室11、冷凍室12など)に送風する冷気送風ファン(庫内ファン)7と、蒸発器4の除霜を行う霜取りヒータ15と、蒸発器4の温度を検出する蒸発器温度検知手段13と、各貯蔵室に冷気を供給するダクト内に設けられ、各貯蔵室へ供給される冷気量を調整する各貯蔵室用ダクトダンパ(冷蔵室用ダクトダンパ8a、冷凍室用ダクトダンパ9aなど)と、霜取開始時に、各貯蔵室用のダクトダンパのうちの少なくとも冷蔵室用ダクトダンパ8aを閉塞して霜取りヒータ15への通電を行い、蒸発器温度検知手段13の検出温度Teが第1の所定温度T1以上になるか、あるいは霜取りヒータ15への通電時間thxが第1の所定時間tx以上になった場合に霜取りヒータ15への通電を一時停止して閉塞した前記冷蔵室用ダクトダンパ8aを開放し、冷気送風ファン7を運転し、その後蒸発器温度検知手段13の検出した温度Teが第2の所定温度T2(第2の所定温度T2は霜取りヒータ15への通電を一時停止して閉塞した前記冷蔵室用ダクトダンパ8aを開放する判断を第1の所定温度T1で行った場合には第1の所定温度T1以上の温度)になるか、あるいは霜取りヒータ15への一時停止時間thyが第2の所定時間tyになった場合に冷気送風ファン7の運転停止、開放した前記冷蔵室ダクトダンパ8a閉、霜取りヒータ15への第2回目の通電を行い、蒸発器温度検知手段13の検出した温度Teが第2の所定温度T2以上の温度である第3所定温度T3(第3の所定温度T3は冷気送風ファン7の運転停止、開放した前記冷蔵室用ダクトダンパ8a閉、霜取りヒータ15への第2回目の通電を行う判断を第2の所定温度T2で行った場合には第2の所定温度T2以上の温度)以上になるか、あるいは霜取りヒータ通電時間thzが第3の所定時間tz経過した場合に霜取りヒータ15への通電を終了するように制御する制御手段16と、を備えたので、霜取りヒータ15への無駄な通電を行うことがなく、また、霜取り中であっても冷蔵室8内の冷却ができ、食品などの損傷が抑制できるようになり、省エネルギーで信頼性の高い冷蔵庫が得られる。
【0082】
また、霜取開始時には、冷蔵室用ダクトダンパ8a及び冷凍室用ダクトダンパ9aを閉にして、霜取りヒータ15への通電を行い、蒸発器温度検知手段13の検出温度Teが第1の所定温度T1以上になるか、あるいは霜取りヒータ15への通電時間thxが第1の所定時間tx以上になった場合に霜取りヒータ15への通電を一時停止して冷蔵室用ダンパ8aを開放し、冷気送風ファン7を運転し、その後蒸発器温度検知手段13の検出した温度Teが第2の所定温度T2になるか、あるいは霜取りヒータ一時停止時間thyが第2の所定時間tyになった場合に冷気送風ファン7の運転停止、冷蔵室用ダンパ8a閉、霜取りヒータ15への第2回目の通電を行い、蒸発器温度検知手段13の検出した温度Teが第3の所定温度T3以上になるか、あるいは霜取りヒータ通電時間thzが第3の所定時間tz経過した場合に霜取りヒータ15への通電を終了するように制御する制御手段16と、を備えたので、第1回の霜取りヒータ通電区間終了後に冷気送風ファン(庫内ファン)7の運転により、冷蔵室10内の温度上昇を抑制することが可能であり、通常運転の初回サイクルにおける圧縮機運転時間が短縮され、消費電力量が低減でき省エネルギーな冷蔵庫を得ることができる。また、霜取り中に冷蔵室用ダクトダンパ8aを開放して冷蔵室8内の冷却を行うようにしているので、温度上昇の影響を受けにくく、食品等の損傷が抑制できる。また、霜取り中に冷凍室用ダクトダンパ10aを閉塞しているので、温度上昇により損傷しやすい冷凍室10内の温度上昇が最小限に抑制でき、食品などの損傷が抑制できる信頼性の高い冷蔵庫が得られる。
【0083】
また、霜取りヒータ15への通電一時停止時間tyを、第1回目の霜取りヒータ通電時間txと同等以上の時間としたので、通電時間を短くしても確実に除霜が行える。
【0084】
また、霜取開始時には、減圧装置の流路を全閉にするようにしたので、霜取制御中の蒸発器4への液冷媒浸入を抑制でき、次回の圧縮機1起動時の液圧縮による異常音などの発生が抑制でき、市場などでの音に関するクレームの発生を抑制することができる。
【0085】
第1回目の霜取りヒータ通電時間よりも、前記霜取りヒータへの通電を一時停止させる一時停止時間を大きくし、その後に、第2回目の霜取りヒータへの通電を行うようにしたので、通電時間を短くしても確実に除霜が行える。
【0086】
また、庫内ファン7の回転数をユーザー(消費者など)が任意に設定可能とすれば、低速運転(低回転数)に設定することにより庫内ファ7ンの風切音低減による市場の音クレーム発生を抑制することが可能である。また、高速運転(高回転数)による霜取り時間短縮により消費電力量の低減が可能となる。また、中間ポイント(中回転数)に設定すれば、上記低速運転と高速運転の効果である風切音と消費電力量の両方の低減(互いに最大値ではないが)が可能となる。
【0087】
また、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続して少なくとも1つ以上の冷凍サイクルを構成し、蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手段13を備えた冷蔵庫において、蒸発器4の霜取開始時に、霜取りヒータへの通電を行う霜取りヒータ通電ステップと、蒸発器温度検出手段が検出した温度が第1の所定温度以上になるか、あるいは霜取りヒータへの通電時間が第1の所定時間以上なった場合に霜取りヒータへの通電を一時停止する霜取りヒータ通電一時停止ステップと、蒸発器温度検出手段の検出した温度が第2の所定温度以上になるか、あるいは霜取りヒータへの通電一時停止時間が第2の所定時間を経過した場合に、再度霜取りヒータへの通電を行う霜取りヒータ再通電ステップと、蒸発器温度検出手段が検出した温度が第3の所定温度以上になるか、あるいは霜取りヒータ通電時間が第3の所定時間経過した場合に霜取りヒータへの通電を終了する霜取りヒータ通電終了ステップと、を備えたので、簡単な制御でありながら、確実に蒸発木の除霜が行える。
【0088】
また、霜取ヒータ通電時間が短縮されていることにより、可燃性冷媒使用冷蔵庫においては発火の危険性が著しく低下する。
【0089】
【発明の効果】
本発明の冷蔵庫では、霜取りヒータ15の通電時間が削減され、トータルでの霜取りヒータ通電時間の削減が行え、省費電力量の低減を図ることができ、省エネルギーな冷蔵庫が得られる。また、霜取り時の最初と最後のみ蒸発器の温度に基づいて霜取りヒータを通電し、その他(最初の通電と最後の通電との間の時間)は霜取りヒータの通電を行わずにオフサイクル霜取りとして、霜取りヒータ停止中のオフサイクル霜取り中には、ヒータの通電を行っていないので、電気代が削減され低コストで省エネルギーの冷蔵庫が得られる。また、オフサイクル霜取り中であっても霜取りヒータの余熱により蒸発器の除霜が促進されるので、熱交換性能に関して問題ないレベルの霜取り効果が得られる。また、霜取り後の通常運転の初回運転サイクル時間が短縮でき、時間短縮による消費電力低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の断面である。
【図2】 本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。
【図3】 本発明の実施の形態2を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。
【図4】 本発明の実施の形態3を表す冷蔵庫の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。
【図6】 本発明の実施の形態4を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。
【図7】 本発明の実施の形態5を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。
【図8】 本発明の実施の形態5を表す冷蔵庫の霜取り時の制御フローチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態6を表す冷蔵庫の霜取制御を実施したときのタイムチャート図を示している。
【図10】 従来の冷蔵庫の霜取時の動作を表す制御タイムチャート図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 凝縮器、3 冷却器室、4 蒸発器、7 庫内ファン、8 冷蔵室用ダクト、8a 冷蔵室用ダクトダンパ、9 冷凍室用ダクト、9a 冷凍室用ダクトダンパ、10 冷蔵室、11 野菜室、12 冷凍室、13 冷却器温度検知手段、14 開閉弁、15 霜取りヒータ(DEF HTR)、16制御基板、100 冷蔵庫本体。

Claims (5)

  1. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続して少なくとも1つの冷凍サイクルを構成した冷蔵庫において、少なくとも冷蔵室を含む複数の貯蔵室から構成され、前記蒸発器によって生成された冷気を庫内の前記貯蔵室に送風する冷気送風ファンと、前記蒸発器の除霜を行う霜取りヒータと、前記蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検知手段と、前記貯蔵室に冷気を供給するダクト内に設けられ、前記貯蔵室へ供給される冷気量を調整するダクトダンパと、霜取開始時に、前記冷気送風ファンを停止して前記ダクトダンパのうちの少なくとも冷蔵室用ダクトダンパを閉塞して前記霜取りヒータへの通電を行い、前記蒸発器温度検知手段の検出温度が第1の所定温度以上になるか、あるいは前記霜取りヒータへの通電時間が第1の所定時間以上になった場合に前記霜取りヒータへの通電を一時停止して前記冷蔵室用ダクトダンパを開放し、前記冷気送風ファンを運転し、その後前記蒸発器温度検知手段の検出した温度が第2の所定温度になった場合に前記冷気送風ファンの運転停止、前記冷蔵室用ダクトダンパ閉、前記霜取りヒータへの第2回目の通電を行い、前記蒸発器温度検知手段の検出した温度が第3の所定温度以上になるか、あるいは前記霜取りヒータ通電時間が第3の所定時間経過した場合に前記霜取りヒータへの通電を終了するように制御する制御手段と、を備え、霜取り時の最初と最後のみ前記蒸発器の温度に基づいて前記霜取りヒータを通電し、前記霜取りヒータの最初の通電と最後の通電との間の時間は前記霜取りヒータの通電を行わないオフサイクル霜取りとしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続して少なくとも1つの冷凍サイクルを構成した冷蔵庫において、少なくとも冷蔵室および冷凍室を含む複数の貯蔵室から構成され、前記蒸発器によって生成された冷気を庫内の前記貯蔵室に送風する冷気送風ファンと、前記蒸発器の除霜を行う霜取りヒータと、前記蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検知手段と、少なくとも冷蔵室およびに冷凍室に供給される冷気量を調整する冷蔵室用ダクトダンパ及び冷凍室用ダクトダンパと、霜取開始時には、前記冷気送風ファンを停止して少なくとも前記冷蔵室用ダクトダンパ及び冷凍室用ダクトダンパを閉にして、前記霜取りヒータへの通電を行い、前記蒸発器温度検知手段の検出温度が第1の所定温度以上になるか、あるいは前記霜取りヒータへの通電時間が第1の所定時間以上になった場合に前記霜取りヒータへの通電を一時停止して前記冷蔵室用ダンパを開放し、前記冷気送風ファンを運転し、その後前記蒸発器温度検知手段の検出した温度が前記第1の所定温度以上の温度である第2の所定温度になった場合に前記冷気送風ファンの運転停止、前記冷蔵室用ダンパ閉、前記霜取りヒータへの第2回目の通電を行い、前記蒸発器温度検知手段の検出した温度が前記第2の所定温度以上の温度である第3所定温度以上になるか、あるいは前記霜取りヒータ通電時間が第3の所定時間経過した場合に前記霜取りヒータへの通電を終了するように制御する制御手段と、を備え、霜取り時の最初と最後のみ前記蒸発器の温度に基づいて前記霜取りヒータを通電し、前記霜取りヒータの最初の通電と最後の通電との間の時間は前記霜取りヒータの通電を行わないオフサイクル霜取りとしたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 冷媒として可燃性冷媒を使用するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 第1回目の霜取りヒータ通電時間よりも、前記霜取りヒータへの通電を一時停止させる一時停止時間を大きくし、その後に、第2回目の霜取りヒータへの通電を行うようにしたことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続して少なくとも1つの冷凍サイクルを構成し、前記蒸発器によって生成された冷気を庫内の前記貯蔵室に送風する冷気送風ファンと、前記蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手段を備えた冷蔵庫において、前記蒸発器の霜取開始時に、前記冷気送風ファンの運転を停止するファン運転停止ステップと、霜取りヒータへの通電を行う霜取りヒータ通電ステップと、前記蒸発器温度検出手段が検出した温度が第1の所定温度以上になるか、あるいは前記霜取りヒータへの通電時間が第1の所定時間以上なった場合に前記冷気送風ファンの運転を開始するファン運転開始ステップと、前記霜取りヒータへの通電を一時停止する霜取りヒータ通電一時停止ステップと、前記蒸発器温度検出手段の検出した温度が前記第1の所定温度以上である第2の所定温度以上になった場合に、前記冷気送風ファンの運転を停止する庫内ファン運転停止ステップと、再度前記霜取りヒータへの通電を行う霜取りヒータ再通電ステップと、前記蒸発器温度検出手段が検出した温度が前記第2の所定温度以上の温度である第3の所定温度以上になるか、あるいは前記霜取りヒータ通電時間が第3の所定時間経過した場合に前記霜取りヒータへの通電を終了する霜取りヒータ通電終了ステップと、を備え、霜取り時の最初と最後のみ前記蒸発器の温度に基づいて前記霜取りヒータを通電し、前記霜取りヒータの最初の通電と最後の通電との間の時間は前記霜取りヒータの通電を行わないオフサイクル霜取りとしたことを特徴とする冷蔵庫の運転方法。
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