JP2007093127A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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洋 向山
Hitoshi Aoki
均史 青木
Masahiro Kikukawa
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Abstract

【課題】 冷凍回路にCO2冷媒を採用した冷凍冷蔵庫において、プルダウン始動時の冷却不良を防止する。
【解決手段】 本発明は、2段圧縮機と、凝縮器と、冷却器と、この冷却器の前段に設けられ前記冷却器の入口側温度と出口側温度の温度差が所定の温度差の範囲に収まるように開度が調整される膨張弁とを備えるCO冷媒の冷却貯蔵庫において、プルダウン運転始動時に所定時間、前記膨張弁をほぼ全開放状態とすることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷媒としてCOを採用した冷凍冷蔵庫等の冷却貯蔵庫に関するものである。
冷凍冷蔵庫の冷凍回路の冷媒としては、R134又はR600a(炭化水素のイソブタン)が一般的であるが、この冷媒として、COを採用することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−85106号公報
冷媒にCOを採用した冷凍冷蔵庫では、高圧側と低圧側の圧力が従来の冷媒に比べ大きく異なってしまう。R600aの場合の一例としては、低圧側が約0.05MPa程度にあり、高圧側は約0.5MPa程度である。COの場合の一例としては、低圧側が約1.5MPa程度であり、高圧側は約8MPa程度である。
このように、冷凍回路にCO2冷媒を採用した冷凍冷蔵庫の試作機において、プルダウン始動時に、冷却不良が発生する。
この冷却不良は、冷凍回路採用された2段圧縮機に起因するものであると類推される。2段圧縮機では、低圧から中圧の前段圧縮と、中圧から高圧への後段圧縮を行っている。前段圧縮により中圧側に適量の冷媒が存在しないと、後段圧縮が良好に行われない。このため、適量の冷媒が圧縮機から吐出されず、冷却不良が発生するものと類推される。
プルダウン時以外においては、冷媒は適切に冷媒回路に分散して存在している(または、そうなるように冷却運転を行っている)。しかし、プルダウン運転を行う前の冷凍冷蔵庫においては、冷媒の冷凍回路内での分散状況は不明であり、圧縮の低圧側の冷媒が不足気味であるかもしれない。
本願発明は、2段圧縮機を採用した冷凍冷蔵庫(冷却貯蔵庫)において好適な対策を提案するものである。
本発明は、2段圧縮機と、凝縮器と、冷却器と、この冷却器の前段に設けられ前記冷却器の入口側温度と出口側温度の温度差が所定の温度差の範囲に収まるように開度が調整される膨張弁とを備えるCO冷媒の冷却貯蔵庫において、プルダウン運転始動時に所定時間、前記膨張弁をほぼ全開放状態とすることを特徴とする。
本発明によれば、冷凍回路に2段圧縮機を採用した冷凍冷蔵庫(冷却貯蔵庫)において、プルダウン起動時に低圧側の冷媒が不足気味になることを防止できる。
本発明は、2段圧縮機と、凝縮器と、冷却器と、この冷却器の前段に設けられ前記冷却器の入口側温度と出口側温度の温度差が所定の温度差の範囲に収まるように開度が調整される膨張弁とを備えるCO冷媒の冷却貯蔵庫において、プルダウン運転始動時に所定時
間、前記膨張弁をほぼ全開放状態とすることを特徴とする。
図1〜図2を参照しつつ、本発明を冷凍冷蔵庫に採用した実施例1を説明する。図1は冷凍冷蔵庫の冷凍回路等を説明するための概念図である。図2は、実施例1の冷凍冷蔵庫の制御回路を説明するための図である。
図1を参照しつつ各部を説明する。図1において、1は冷凍冷蔵庫である。この冷凍冷蔵庫1は、一面に開口を備えた断熱箱体からなる本体と、この一面の開口を塞ぐ断熱扉(図示せず)を備えている。そして、断熱箱体は、仕切壁により、上部の冷蔵室Rと下部の冷凍室Fに分割されている。
2は圧縮機であり、冷凍回路の一部を形成している。この圧縮機2は2酸化炭素冷媒用の2段圧縮機である。この圧縮機2は、断熱箱体の下部に形成された機械室15内に配置される。この圧縮機2の中間段は外部凝縮器3に接続されており、この外部凝縮器3は中間段の冷媒を冷却して、再び圧縮機2に戻している。
圧縮機2からの冷媒は、主凝縮器4aで凝縮される。この主凝縮器4aは、放熱フィンを備えた熱交換器で構成されている。次に、冷媒は、蒸発皿28のドレン水の蒸発促進用の冷媒パイプ部分4bを介して、冷凍冷蔵庫の開口縁に沿って引き回された冷媒パイプ部分4cに流れる。この冷凍冷蔵庫1の凝縮器は、主凝縮器4a,冷媒パイプ部分4b、4cにより構成される。なお、冷媒パイプ部分4cは、この冷凍冷蔵庫の開口縁の結露防止用パイプである。
その後、冷媒は、冷蔵室R用と冷凍室F用に分岐される。この冷凍冷蔵庫の減圧手段は、キャピラリーチューブではなく、ステッピングモータ駆動により開度が調整される電動膨張弁を採用している。前述したようにCO2冷媒の冷凍冷蔵庫は、従来のR600aの冷媒に比べ、大きな減圧が必要であり、これをキャピラリーチューブのみで行うと、非常に長いキャピラリーチューブを冷凍冷蔵庫の断熱材中に引き廻すこととなり、現実的ではない。なお、キャピラリーチューブと膨張弁の併用も従来から提案されているが、この実施例1では、実質的には膨張弁のみで減圧している。
また、この膨張弁の開度は、0ステップ〜480ステップの間で開閉可能である。この実施例では、0ステップ〜70ステップの間で制御をしている。これは、この膨張弁は、元々他の冷凍装置用に設計されたものを改造して、CO2冷媒の冷凍冷蔵庫に採用したため、実際の冷媒の流量調整には、0ステップ〜70ステップの間でしか冷媒の流量調整の効果がなく、71ステップ〜480ステップの間では機械的には開度は変更されるが、冷媒の流量はほとんど変わらないからである。
7は冷蔵室用冷却器である。冷蔵室R用の冷媒は冷媒パイプ5a及び冷蔵室用膨張弁6(冷蔵室用減圧手段)を介して冷蔵室用冷却器7に流入する。冷蔵室用膨張弁6は、冷蔵室用冷却器7での蒸発(冷却)が、良好に行われるようにその開度が制御されている。
5bは冷蔵室用冷却器7からの冷媒を圧縮機2に戻す冷媒パイプである。この冷媒パイプ5bは、前記冷媒パイプ5aと接合され熱交換器5を形成しており、両者5a,5bの間で熱交換を行う。
10は冷凍室用冷却器である。冷凍室F用の冷媒は冷媒パイプ8a及び冷凍室用膨張弁9(冷凍室用減圧手段)を介して冷凍室用冷却器10に流入する。冷凍室用膨張弁9は、冷凍室用冷却器10での蒸発(冷却)が、良好に行われるようにその開度が制御されてい
る。
8bは冷凍室用冷却器10からの冷媒を圧縮機2に戻す冷媒パイプである。この冷媒パイプ8bは、前記冷媒パイプ8aと接合され熱交換器8を形成しており、両者8a,8bの間で熱交換を行う。
11は冷蔵室用冷却器7のための除霜用ガラス管ヒータである。12は冷凍室用冷却器10のための除霜用ガラス管ヒータである。このガラス管ヒータ11,12は、冷却器7,10の除霜時にONとなり、冷却器7,10の霜を加熱により溶かす。この除霜水は、それぞれ断熱材中のドレンホース(図示せず)を介して、蒸発皿28に集められる。13は逆止弁である。15は、冷凍冷蔵庫の本体下部に形成された機械室である。
16は外気温度センサーであり、冷凍冷蔵庫の周囲環境温度を測定している。17は冷蔵室内に設けられ冷蔵室の温度を測定する冷蔵室温度センサーである。18は冷凍室内に設けられ冷凍室の温度を測定する冷凍室温度センサーである。
19は冷蔵室用冷却器7の入口側温度を測定するR入口温度センサーである。20は冷蔵室用冷却器7の出口側温度を測定するR出口温度センサーである。このR入口出口温度センサー19,20からの検出値は、冷蔵室用膨張弁6の開度制御に使用される。また、このR入口出口温度センサー19、20は、冷蔵室の除霜終了検出用の温度センサーとしても兼用されている。
21は冷凍室用冷却器10の入口側温度を測定するF入口温度センサーである。22は冷凍室用冷却器10の出口側温度を測定するF出口温度センサーである。このF入口出口温度センサー21,22からの検出値は、冷凍室用膨張弁9の開度制御に使用される。また、このF入口出口温度センサー21、22は、冷凍室の除霜終了検出用の温度センサーとしても兼用されている。
23は冷蔵室用の冷気循環ファンである。冷蔵室Rの冷却時にONされて冷蔵室用冷却器7の冷気を冷蔵室内に循環させている。
24は冷凍室用の冷気循環ファンである。冷凍室Fの冷却時にONされて冷凍室用冷却器10の冷気を冷凍室内に循環させている。
25は機械室内の主凝縮器4、圧縮機2、外部凝縮器3等を冷却する機械室ファンである。冷凍冷蔵庫の冷却時に圧縮機1と共にONされて機械室内を冷却する。
図2を参照しつつ各部を説明する。尚、図1と同一部分には同一符号を付してある。図2において、26は冷凍冷蔵庫を制御する制御回路である。29は、冷凍冷蔵庫の冷凍室の開口縁部に引き回された電気ヒータである。
この冷凍冷蔵庫の動作を図1及び図2を参照しつつ説明する。まず、この冷凍冷蔵庫のプルダウン冷却時の初期の動作を説明する。
冷蔵庫の購入設置後に冷凍冷蔵庫1の電源を投入すると、冷蔵庫の制御回路26は、電源投入を検知するとともに、冷凍室Fの庫内温度がマイナス5℃以上であることを検知して、プルダウン冷却制御を行う。
制御回路26は、まず、冷凍室用膨張弁9及び冷蔵室用膨張弁6の両方を初期値とする。つまり、冷凍室用膨張弁9及び冷蔵室用膨張弁6の両方を、閉じる方向に480ステッ
プ回す(実際には、160ステップほどで実用上問題無いと推察する)。これにより、冷凍室用膨張弁9及び冷蔵室用膨張弁6の両方を閉じた状態(初期値)とすることができる。
制御回路26は、冷凍室用膨張弁9及び冷蔵室用膨張弁6の両方を全開放状態とすために、冷凍室用膨張弁9及び冷蔵室用膨張弁6の両方を、開ける方向に70ステップ回す。これにより、低圧側に冷媒が少ない場合は、低圧側に冷媒が流れ込む。
そして、この後、30秒経過した時点で、冷凍室用膨張弁9及び冷蔵室用膨張弁6の両方をプルダウン運転用の所定開度に戻し、圧縮機2、機械室ファン25、冷気循環ファン23,24をONし、冷凍回路をON状態とする。
圧縮機2から吐出された冷媒は、凝縮器4a,4b,4cで凝縮される。その後、冷蔵室R用と冷凍室F用に分岐される。冷蔵室R用の冷媒は、冷媒パイプ5a及び冷蔵室用膨張弁6(冷蔵室用減圧手段)を介して冷蔵室用冷却器7に流入する。そして、冷蔵室用冷却器7を出て、冷媒パイプ5bを介して、冷凍室側の冷媒と合流し、逆止弁13を介して圧縮機2に戻る。この冷蔵室用冷却器7へ冷媒を流入させるための冷媒パイプ5aと冷蔵室用冷却器7からの冷媒が流出するための冷媒パイプ5bは接合されて熱交換器5を形成しており、両者の間で熱交換を行う。
冷凍室F用の冷媒は、冷媒パイプ8a及び冷凍室用膨張弁9(冷凍室用減圧手段)を介して冷凍室用冷却器10に流入する。そして、冷凍室用冷却器10を出て、冷媒パイプ8bを介して、冷蔵室側の冷媒と合流し、逆止弁13を介して圧縮機2に戻る。この冷凍室用冷却器10へ冷媒を流入させるための冷媒パイプ8aと冷凍室用冷却器10からの冷媒が流出するための冷媒パイプ8bは接合されて熱交換器8を形成しており、両者の間で熱交換を行う。
この冷媒の流量の制御はシビアなものとなる。本実施例1では、両冷却器7,10の冷媒の入口、出口の温度差から膨張弁6,9の開放度(開度)を制御している。
まず、冷凍室用膨張弁9の制御は、冷凍室用冷却器10の冷媒入口と冷媒出口温度をF入口温度センサー21とF出口温度センサー22から測定し、その温度差(過熱度、スーパーヒート)を求める。そして、この温度差が、7度以下の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ閉じる(絞る)。この温度差が、7度〜20度の場合、冷凍室用膨張弁9をそのままとする。この温度差が、20度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ開ける。
冷蔵室用膨張弁6の制御は、冷蔵室用冷却器7の冷媒入り口と冷媒出口温度をR入口温度センサー19とR出口温度センサー20から測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が10度以下の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ閉じる。この温度差が、10度〜25度の場合、冷蔵室用膨張弁6をそのままとする。この温度差が、25度以上の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ開ける。
このような制御を90分間続けた後、冷凍室Fと冷蔵室Rを20分毎に交互冷却する。
まず、冷凍室Fの冷却を継続し、冷蔵室Rの冷却を終了するため、冷蔵室用膨張弁6を全閉し冷気循環ファン23をOFFして、冷凍室冷却器10側にのみに冷媒を流す。この時の、冷凍室用膨張弁9の制御は、まず、冷凍室用冷却器10の冷媒入り口温度と冷媒出口温度を測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、2度以下の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ閉じる。この温度差が、2度〜10度の場合、冷凍室用膨張弁9をそのままとする。この温度差が、10度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ開
ける。
20分後、冷蔵室Rを冷却するため、冷凍室用膨張弁9を全閉し冷気循環ファン24をOFFし、冷気循環ファン23をONして冷蔵室用膨張弁6を所定値に開いて、冷蔵室冷却器7側にのみに冷媒を流す。この時の、冷蔵室用膨張弁6の制御は、まず、冷蔵室用冷却器7の冷媒入り口と冷媒出口温度を測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、2度以下の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ閉じる。この温度差が、2度〜10度の場合、冷蔵室用膨張弁6をそのままとする。この温度差が、10度以上の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ開ける。
この冷凍室冷却制御と冷蔵室冷却制御を前述の如く、20分毎に交互に行う。そして、庫内の温度が目標温度まで下がれば、圧縮機2、冷気循環ファン23、24、機械室ファン25をOFFとして、膨張弁6、9を全閉状態としてプルダウン制御を終了する。
次に通常冷却について説明する。
冷凍室Fの温度が上昇して使用者が設定した冷凍室温度(たとえば、マイナス20度)より2℃上昇(たとえば、マイナス18度)すると、冷凍室温度センサー18により、制御回路26が、これを検知する。そして、制御回路26は、この冷凍室Fの冷却を開始する。制御回路26は、冷凍室用膨張弁9を所定値に開けて、冷凍室冷却器10側の冷媒の流れを許容する。これにより、高圧側と低圧側の圧力差が緩和される。この開放の5秒後に、制御回路26は、圧縮機2、冷気循環ファン24、機械室ファン25をONする。この後、制御回路26は、冷凍室用膨張弁9の開度の制御を行う。
この制御は、凍室用冷却器10の冷媒入り口と冷媒出口温度を測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、1度以下の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ閉じる。この温度差が、1度〜5度の場合、冷凍室用膨張弁9をそのままとする。この温度差が、5度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ開ける。また、この温度差が、10度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を2ステップ開ける。冷凍室F内の温度が使用者が設定した冷凍室温度より2℃下降した温度(たとえば、マイナス22℃。)まで下がれば、圧縮機2、冷気循環ファン24、機械室ファン25をOFFとし冷凍室用膨張弁9を全閉する。
なお、上述の説明では、制御回路26は、冷凍室冷却運転始動時に前記圧縮機の起動に先立つ5秒前に前記膨張弁を開けて、高圧側と低圧側の圧力差を減少させている。しかし、これは、外気温に応じて変更している。つまり、制御回路26は、外気温度センサー16で検出した外気温度が、33℃以上であれば、冷凍室冷却運転始動時に前記圧縮機の起動に先立つ30秒前に前記膨張弁9を開けて、高圧側と低圧側の圧力差を減少させている。
冷蔵室Rの温度が上昇して使用者が設定した冷蔵室温度(たとえば、3℃)より1℃上昇(たとえば、4℃)すると、冷蔵室温度センサー17により、制御回路26が、これを検知する。そして、制御回路26は、この冷蔵室Rの冷却を開始する。制御回路26は、冷蔵室用膨張弁6を所定値に開けて、冷蔵室冷却器7側の冷媒の流れを許容する。これにより、高圧側と低圧側の圧力差が緩和される。この開放の5秒後に、制御回路26は、圧縮機2、冷気循環ファン23、機械室ファン25をONする。なお、冷凍室の冷却と同様に、制御回路26は、外気温度センサー16で検出した外気温度が、33℃以上であれば、冷蔵室冷却運転始動時に前記圧縮機の起動に先立つ30秒前に前記膨張弁6を開けて、高圧側と低圧側の圧力差を減少させている。
冷蔵室用膨張弁7の開度の制御は、冷蔵室用冷却器7の冷媒入り口と冷媒出口温度を測
定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、1度以下の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ閉じる。この温度差が、1度〜5度の場合、冷蔵室用膨張弁6をそのままとする。この温度差が、5度以上の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ開ける。この温度差が、10度以上の場合、冷蔵室用膨張弁9を2ステップ開ける。冷蔵室R内の温度が使用者が設定した冷凍室温度より1℃下降した温度(たとえば、2℃。)まで下がれば、圧縮機2、冷気循環ファン23、機械室ファン25をOFFとし冷蔵室用膨張弁6を全閉する。
次に除霜運転について説明する。
制御回路26は、圧縮機2の運転時間を積算処理している。そして、冷凍冷蔵庫1の通常冷却の運転終了時に、この積算時間と予め設定してある所定時間とを比較する。この積算時間が所定時間を超えていると、除霜開始チェックを行う。このチェックは、冷蔵室R及び冷凍室Fの両室が、十分に冷却されていることをチェックするものであり、十分に冷却されている場合は、除霜モードとなる。なお、十分に冷却されていない(どちらかの室の温度が冷却開始温度に非常に近い)場合は、この室の冷却を強制的開始する。そして、この冷却の終了後、再度、前述の除霜開始チェックを行う。
除霜モードでは、ガラス管ヒータ11,12に通電して、冷却器7,10を加熱する。そして、R入口温度センサー19とR出口温度センサー20からの測定温度が、冷蔵用の除霜終了所定温度になるとガラス管ヒータ11の通電を止める。同様に、F入口温度センサー21とF出口温度センサー22からの測定温度が、冷凍用の除霜終了所定温度になるとガラス管ヒータ12の通電を止める。これにより、除霜モードを終了する。
この時の除霜水は、ドレンホース(図示せず)を介して、蒸発皿28に集められ、この蒸発皿28の除霜水は、高温冷媒の冷媒パイプ4bの熱により、蒸発が促進される。
なお、実施例1では家庭用の冷凍冷蔵庫について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
また、この実施例1では、33℃を境に、通常冷却時の先立つ開放時間を5秒と30秒に切り替えたが、これは、CO2冷媒の臨界温度(31.1℃)付近の温度帯(例えば、29℃〜35℃)から適当値を選択することとなる。つまり、実際の冷凍冷蔵庫の外気温度センサー16の検出温度が少しの狂いもなく、そのまま冷媒の状況を判定するための温度として流用することできないからである。
また、この実施例1では、33℃を境に、先立つ開放時間を5秒と30秒で切り替えたが、本願は、これに限定されるものではなく、外気温度に応じて比例して先立つ開放時間を設定すると共に、33℃以上の場合はこの先立つ開放時間を更に増加するようにしてもよい。
本発明の実施例1の冷凍冷蔵庫の冷凍回路の概略を説明するための図である。 実施例1の冷凍冷蔵庫の各部の制御を説明するための概略回路図である。
符号の説明
1 冷凍冷蔵庫(冷却貯蔵庫)
R 冷蔵室
F 冷凍室
2 圧縮機
6 冷蔵室用膨張弁
7 冷蔵室用冷却器
9 冷凍室用膨張弁
10 冷凍室用冷却器
15 機械室
16 外気温度センサー
26 制御回路。

Claims (1)

  1. 2段圧縮機と、凝縮器と、冷却器と、この冷却器の前段に設けられ前記冷却器の入口側温度と出口側温度の温度差が所定の温度差の範囲に収まるように開度が調整される膨張弁とを備えるCO冷媒の冷却貯蔵庫において、
    プルダウン運転始動時に所定時間、前記膨張弁をほぼ全開放状態とすることを特徴とする冷却貯蔵庫。
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