JP2007093109A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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【課題】冷媒としてCOを用いる冷蔵庫では、冷凍回路の冷媒の高温配管を冷蔵庫の開口縁の近傍に配置して、結露防止用パイプとすることが出来ない。
【解決手段】 本発明は、一面が開口された断熱箱体にて構成された本体と、この一面側に設けられる断熱扉と、この本体奥部に形成された機械室と、この機械室内に配置され冷凍回路の一部を形成する圧縮機と、前記断熱箱体の前記一面の開口縁部に配置される結露防止用パイプとを備える冷却貯蔵庫において、前記冷凍回路の冷媒はCOであり、前記結露防止用パイプは、前記圧縮機から吐出された前記冷媒を凝縮する凝縮器の一部であり、前記結露防止パイプに並んで結露防止用の電気ヒータを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、冷媒としてCOを採用した冷凍冷蔵庫等の冷却貯蔵庫に関するものである。
従来より家庭用冷凍冷蔵庫においては、断熱箱体にて本体を構成し、この本体の奥方下部(又は奥方上部)に機械室を構成すると共に、この機械室内に冷凍回路の一部を構成する圧縮機を設置している。
この圧縮機の吐出側には凝縮器、減圧装置(一般的にはキャピラリーチューブ)、蒸発器(冷却器)等が順次環状に配管接続され、周知の冷凍回路を構成している。
そして、圧縮機が運転されると、圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒は凝縮器に流入しそこで放熱して凝縮液化される。凝縮液化された冷媒は、キャピラリーチューブで減圧された後に蒸発器に流入し、そこで蒸発して周囲から熱を吸収することにより冷却作用を発揮すると共に、蒸発器を出た冷媒は元の圧縮機に吸い込まれる循環を繰り返す。
冷蔵庫の本体開口縁には複数の扉が取り付けられており、庫内が冷却されると本体開口縁も冷却されるので、外気と接触すると結露等が発生する。
そこで、この冷凍冷蔵庫の開口縁部に結露防止用の加熱手段を設けている。
この開口縁部の加熱手段としては、凝縮器の一部として作用する高温の高圧側冷媒配管を配設するのが一般的である。つまり、圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒により本体開口縁部を加熱して結露の発生を防止している(特許文献1,2,3参照)。尚、全ての本体開口縁部に高圧側冷媒配管を配設するのが好ましいが、配設が困難な部分には、高圧側冷媒配管の代わりに電気ヒータを配置している(特許文献4参照)。
このような構成であれば、凝縮器の一部として作用する高温の高圧側冷媒配管が結露防止用の加熱手段も兼ねているので、消費電力、冷凍冷蔵庫のコンパクト化等において有利である。
ところで、冷凍冷蔵庫の冷凍回路の冷媒としては、R134又はR600a(炭化水素のイソブタン)が一般的であるが、この冷媒として、COを採用することが提案されている(特許文献5参照)。
特開2002−107044号公報 特開平10−300319号公報 特開2001−12841号公報 特開平10−332249号公報 特開2004−85106号公報
CO2を冷媒として採用し、この冷凍回路の圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒を凝縮器の一部として作用する高圧側冷媒配管に流し、この高圧側冷媒配管を結露防止用として本体開口縁部に配設したところ、本体開口縁部の温度がバラついて良好に加熱できないという問題が生じた。
従来の冷媒であるR600a採用した冷凍冷蔵庫では、高圧側冷媒配管内の冷媒は気液2相の飽和状態であり、気体が多くの潜熱(転移熱、気化熱、蒸発熱)を持っているため、高圧側冷媒配管外に熱を放出しても、高圧側冷媒配管内の冷媒の温度はあまり変化せず本体開口縁部を一様に暖めることができたものと推察される。
しかしながら、冷媒にCOを採用した冷凍冷蔵庫では、このような状況とは異なってしまう。異なる状況としては、まず、圧力が異なる。R600aの場合の一例としては、低圧側が約0.05MPa程度であり、高圧側は約0.5MPa程度である。COの場合の一例としては、低圧側が約1.5MPa程度であり、高圧側は約8MPa程度である。
一般に、圧力が高い雰囲気中では、物質の持つ潜熱は小さくなる。
CO冷媒を採用した冷凍冷蔵庫の場合は、高圧側の冷媒は非常に圧力が高く潜熱は小さくなる上に、状態によっては、超臨界状態になることもある。この様な冷凍冷蔵庫では、高圧側冷媒配管内の冷媒の潜熱は小さく、高圧側冷媒配管の周辺を一様に暖めることは非常に困難である。実際の冷凍冷蔵庫の試作においては、高圧側冷媒配管が配設された部分の温度が一様にならず、暑すぎて手で触った使用者の不興を惹起したり、熱量が足らずに結露が生じたりした。
このように、冷凍回路にCO冷媒を採用した冷凍冷蔵庫においては、冷凍回路の高圧冷媒配管を従来と同様に結露防止用として使用することは、実用上出来なかった。
本発明の冷凍冷蔵庫(冷却貯蔵庫)は、冷凍回路にCO冷媒を採用した冷凍冷蔵庫において、従来、択一選択的に採用されていた、開口縁の結露防止用の高圧側冷媒配管と、開口縁の結露防止用の電気ヒータとを、並べて設けて併用したことを特徴とする。
つまり、本発明は、一面が開口された断熱箱体にて構成された本体と、この一面側に設けられる断熱扉と、この本体奥部に形成された機械室と、この機械室内に配置され冷凍回路の一部を形成する圧縮機と、前記断熱箱体の前記一面の開口縁部に配置される結露防止用パイプとを備える冷却貯蔵庫において、前記冷凍回路の冷媒はCOであり、前記結露防止用パイプは、前記圧縮機から吐出された前記冷媒を凝縮する凝縮器の一部であると共に、前記結露防止パイプに並べて結露防止用の電気ヒータを設けたことを特徴とする。
更に、本発明は、この冷却貯蔵庫は冷凍室と冷蔵室を備え、前記電気ヒータは前記冷凍室の開口縁部に配設されていることを特徴とする。
又、本発明は、前記冷却貯蔵庫は冷凍室と冷蔵室を備え、前記電気ヒータは結露防止パイプの全周に渡って並んで設けられていることを特徴とする。
又、本発明は、前記冷却貯蔵庫は、複数の貯蔵室を備え、前記電気ヒータは前記貯蔵室の仕切部に配設されていることを特徴とする。
本発明によれば、冷凍回路にCO冷媒を採用した冷凍冷蔵庫(冷却貯蔵庫)においても、本体開口縁部を一様に暖めることが出来、結露を防止出来る。
本発明は、一面が開口された断熱箱体にて構成された本体と、この一面側に設けられる
断熱扉と、この本体下部に形成された機械室と、この機械室内に配置され冷凍回路の一部を形成する圧縮機と、前記断熱箱体の前記一面の開口縁部に配置される結露防止用パイプとを備える冷却貯蔵庫において、前記冷凍回路の冷媒はCOであり、前記結露防止用パイプは、前記圧縮機から吐出された前記冷媒を凝縮する凝縮器の一部であり且つ、前記結露防止パイプに並んで結露防止用の電気ヒータを設けたことを特徴とする
図1〜図3を参照しつつ、本発明を冷凍冷蔵庫に採用した実施例1を説明する。図1は冷凍冷蔵庫の冷凍回路等を説明するための概念図である。図2は、実施例1の冷凍冷蔵庫の制御回路を説明するための図である。図3は、実施例1の冷凍冷蔵庫の結露防止手段の配設を説明するための概略図である。
図1を参照しつつ各部を説明する。図1において、1は冷凍冷蔵庫である。この冷凍冷蔵庫1は、一面に開口を備えた断熱箱体からなる本体と、この一面の開口を塞ぐ断熱扉(図示せず)を備えている。そして、断熱箱体は、仕切壁により、上部の冷蔵室Rと下部の冷凍室Fに分割されている。
2は圧縮機であり、冷凍回路の一部を形成している。この圧縮機2は2酸化炭素冷媒用の2段圧縮機である。この圧縮機2は、断熱箱体の下部に形成された機械室15内に配置される。この圧縮機2の中間段は外部凝縮器3に接続されており、この外部凝縮器3は中間段の冷媒を冷却して、再び圧縮機2に戻している。
圧縮機2からの冷媒は、主凝縮器4aで凝縮される。この主凝縮器4aは、放熱フィンを備えた熱交換器で構成されている。次に、冷媒は、蒸発皿28のドレン水の蒸発促進用の冷媒パイプ部分4bを介して、冷凍冷蔵庫の開口縁に沿って引き回された冷媒パイプ部分4cに流れる。この冷凍冷蔵庫1の凝縮器は、主凝縮器4a,冷媒パイプ部分4b、4cにより構成される。なお、冷媒パイプ部分4cは、この冷凍冷蔵庫の開口縁の結露防止用パイプである。
その後、冷媒は、冷蔵室R用と冷凍室F用に分岐される。この冷凍冷蔵庫の減圧手段は、キャピラリーチューブではなく、ステッピングモータ駆動により開度が調整される電動膨張弁を採用している。前述したようにCO2冷媒の冷凍冷蔵庫は、従来のR600aの冷媒に比べ、大きな減圧が必要であり、これをキャピラリーチューブのみで行うと、非常に長いキャピラリーチューブを冷凍冷蔵庫の断熱材中に引き廻すこととなり、現実的ではない。なお、キャピラリーチューブと膨張弁の併用も従来から提案されているが、この実施例1では、実質的には膨張弁のみで減圧している。
7は冷蔵室用冷却器である。冷蔵室R用の冷媒は冷媒パイプ5a及び冷蔵室用膨張弁6(冷蔵室用減圧手段)を介して冷蔵室用冷却器7に流入する。冷蔵室用膨張弁6は、冷蔵室用冷却器7での蒸発(冷却)が、良好に行われるようにその開度が制御されている。
5bは冷蔵室用冷却器7からの冷媒を圧縮機2に戻す冷媒パイプである。この冷媒パイプ5bは、前記冷媒パイプ5aと接合され熱交換器5を形成しており、両者5a,5bの間で熱交換を行う。
10は冷凍室用冷却器である。冷凍室F用の冷媒は冷媒パイプ8a及び冷凍室用膨張弁9(冷凍室用減圧手段)を介して冷凍室用冷却器10に流入する。冷凍室用膨張弁9は、冷凍室用冷却器10での蒸発(冷却)が、良好に行われるようにその開度が制御されている。
8bは冷凍室用冷却器10からの冷媒を圧縮機2に戻す冷媒パイプである。この冷媒パイプ8bは、前記冷媒パイプ8aと接合され熱交換器8を形成しており、両者8a,8bの間で熱交換を行う。
11は冷蔵室用冷却器7のための除霜用ガラス管ヒータである。12は冷凍室用冷却器10のための除霜用ガラス管ヒータである。このガラス管ヒータ11,12は、冷却器7,10の除霜時にONとなり、冷却器7,10の霜を加熱により溶かす。この時の除霜水は、それぞれ断熱材中のドレンホース(図示せず)を介して、蒸発皿28に集められる。13は逆止弁である。15は、冷凍冷蔵庫の本体下部に形成された機械室である。
16は外気温度センサーであり、冷凍冷蔵庫の周囲環境温度を測定している。17は冷蔵室内に設けられ冷蔵室の温度を測定する冷蔵室温度センサーである。18は冷凍室内に設けられ冷凍室の温度を測定する冷凍室温度センサーである。
19は冷蔵室用冷却器7の入口温度を測定するR入口温度センサーである。20は冷蔵室用冷却器7の出口温度を測定するR出口温度センサーである。このR入口出口温度センサー19,20からの検出値は、冷蔵室用膨張弁6の開度制御に使用される。また、このR入口出口温度センサー19、20は、冷蔵室の除霜終了検出用の温度センサーとしても兼用されている。
21は冷凍室用冷却器10の入口温度を測定するF入口温度センサーである。22は冷凍室用冷却器10の出口温度を測定するF出口温度センサーである。このF入口出口温度センサー21,22からの検出値は、冷凍室用膨張弁9の開度制御に使用される。また、このF入口出口温度センサー21、22は、冷凍室の除霜終了検出用の温度センサーとしても兼用されている。
23は冷蔵室用の冷気循環ファンである。冷蔵室Rの冷却時にONされて冷蔵室用冷却器7の冷気を冷蔵室内に循環させている。
24は冷凍室用の冷気循環ファンである。冷凍室Fの冷却時にONされて冷凍室用冷却器10の冷気を冷凍室内に循環させている。
25は機械室内の主凝縮器4、圧縮機2、外部凝縮器3等を冷却する機械室ファンである。機械室ファン25は、冷凍冷蔵庫の冷却時に圧縮機1と共にONされて機械室内を冷却する。
図2を参照しつつ各部を説明する。尚、図1と同一部分には同一符号を付してある。図2において、26は冷凍冷蔵庫を制御する制御回路である。29は、冷凍冷蔵庫の冷凍室の開口縁部に引き回された電気ヒータである。
次に、図3を参照しつつ、結露防止用の加熱手段4c、29の引き回しの説明をする。尚、図1、図2と同一部分には同一符号を付してある。
図3において、4cは結露防止パイプである。この結露防止パイプ4cは、本体開口縁の下方から上方にそれぞれの扉の周縁に対応してターンしながら配設された後、冷凍冷蔵庫1の開口縁上方右側より下方に配設され開口縁に沿って機械室に戻されている。電気ヒータ29は、冷凍室の周りの結露防止パイプ4cに並んで配設されている。
この冷凍冷蔵庫の動作を図1及び図2を参照しつつ説明する。まず、この冷凍冷蔵庫のプルダウン冷却時の初期の動作を説明する。
冷蔵庫の購入設置後に冷凍冷蔵庫1の電源を投入すると、冷蔵庫の制御部26は、電源投入を検知するとともに、冷凍室Fの庫内温度がマイナス5℃以上であることを検知して、プルダウン冷却制御を行う。
つまり、圧縮機2、機械室ファン25、冷気循環ファン23,24をONし、冷凍回路をON状態とする。そして、冷凍室用膨張弁9及び冷蔵室用膨張弁6の両方を開けて、冷媒を両方に流す。圧縮機2から吐出された冷媒は、凝縮器4a,4b,4cで凝縮される。その後、冷蔵室R用と冷凍室F用に分岐される。冷蔵室R用の冷媒は、冷媒パイプ5a及び冷蔵室用膨張弁6(冷蔵室用減圧手段)を介して冷蔵室用冷却器7に流入する。そして、冷蔵室用冷却器7を出て、冷媒パイプ5bを介して、冷凍室側の冷媒と合流し、逆止弁13を介して圧縮機2に戻る。この冷蔵室用冷却器7へ冷媒を流入させるための冷媒パイプ5aと冷蔵室用冷却器7からの冷媒が流出するための冷媒パイプ5bは接合されて熱交換器5を形成しており、両者の間で熱交換を行う。
冷凍室F用の冷媒は、冷媒パイプ8a及び冷凍室用膨張弁9(冷凍室用減圧手段)を介して冷凍室用冷却器10に流入する。そして、冷凍室用冷却器10を出て、冷媒パイプ8bを介して、冷蔵室側の冷媒と合流し、逆止弁13を介して圧縮機2に戻る。この冷凍室用冷却器10へ冷媒を流入させるための冷媒パイプ8aと冷凍室用冷却器10からの冷媒が流出するための冷媒パイプ8bは接合されて熱交換器8を形成しており、両者の間で熱交換を行う。
この冷媒の流量の制御はシビアなものとなる。本実施例1では、両冷却器7,10の冷媒の入口、出口の温度差から膨張弁6,9の開放度(開度)を制御している。
まず、冷凍室用膨張弁9の制御は、冷凍室用冷却器10の冷媒入口と冷媒出口温度をF入口温度センサー21とF出口温度センサー22から測定し、その温度差(過熱度、スーパーヒート)を求める。そして、この温度差が、7度以下の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ閉じる(絞る)。この温度差が、7度〜20度の場合、冷凍室用膨張弁9をそのままとする。この温度差が、20度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ開ける。
冷蔵室用膨張弁6の制御は、冷蔵室用冷却器7の冷媒入り口と冷媒出口温度をR入口温度センサー19とR出口温度センサー20から測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が10度以下の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ閉じる。この温度差が、10度〜25度の場合、冷蔵室用膨張弁6をそのままとする。この温度差が、25度以上の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ開ける。
このような制御を90分間続けた後、冷凍室Fと冷蔵室Rを20分毎に交互冷却する。
まず、冷凍室Fの冷却を継続し、冷蔵室Rの冷却を終了するため、冷蔵室用膨張弁6を全閉し冷気循環ファン23をOFFして、冷凍室冷却器10側にのみに冷媒を流す。この時の、冷凍室用膨張弁9の制御は、まず、冷凍室用冷却器10の冷媒入り口温度と冷媒出口温度を測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、2度以下の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ閉じる。この温度差が、2度〜10度の場合、冷凍室用膨張弁9をそのままとする。この温度差が、10度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ開ける。
20分後、冷蔵室Rを冷却するため、冷凍室用膨張弁9を全閉し冷気循環ファン24をOFFし、冷気循環ファン23をONして冷蔵室用膨張弁6を所定値に開いて、冷蔵室冷却器7側にのみに冷媒を流す。この時の、冷蔵室用膨張弁6の制御は、まず、冷蔵室用冷
却器7の冷媒入り口と冷媒出口温度を測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、2度以下の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ閉じる。この温度差が、2度〜10度の場合、冷蔵室用膨張弁6をそのままとする。この温度差が、10度以上の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ開ける。
この冷凍室冷却制御と冷蔵室冷却制御を前述の如く、20分毎に交互に行う。そして、庫内の温度が目標温度まで下がれば、圧縮機2、冷気循環ファン23、24、機械室ファン25をOFFとして、膨張弁6、9を全閉状態としてプルダウン制御を終了する。
次に通常冷却について説明する。
冷凍室Fの温度が上昇して使用者が設定した冷凍室温度(たとえば、マイナス20度)より2℃上昇(たとえば、マイナス18度)すると、冷凍室温度センサー18により、制御回路26が、これを検知する。そして、制御回路26は、この冷凍室Fを冷却する。制御回路26は、圧縮機2、冷気循環ファン24、機械室ファン25をONし、冷凍室用膨張弁9を所定値に開けて、冷凍室冷却器10側にのみに冷媒を流す。この時の、冷凍室用膨張弁9の制御は、まず、冷凍室用冷却器10の冷媒入り口と冷媒出口温度を測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、1度以下の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ閉じる。この温度差が、1度〜5度の場合、冷凍室用膨張弁9をそのままとする。この温度差が、5度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を1ステップ開ける。また、この温度差が、10度以上の場合、冷凍室用膨張弁9を2ステップ開ける。冷凍室F内の温度が使用者が設定した冷凍室温度より2℃下降した温度(たとえば、マイナス22℃。)まで下がれば、圧縮機2、冷気循環ファン24、機械室ファン25をOFFとし冷凍室用膨張弁9を全閉する。
冷蔵室Rの温度が上昇して使用者が設定した冷蔵室温度(たとえば、3℃)より1℃上昇(たとえば、4℃)すると、冷蔵室温度センサー17により、制御回路26が、これを検知する。そして、制御回路26は、この冷蔵室Rを冷却する。制御回路26は、圧縮機2、冷気循環ファン23、機械室ファン25をONし、冷蔵室用膨張弁6を所定値に開ける。これにより、冷蔵室冷却器7側にのみに冷媒を流す。この時の、冷蔵室用膨張弁7の制御は、冷蔵室用冷却器7の冷媒入り口と冷媒出口温度を測定し、その温度差を求める。そして、この温度差が、1度以下の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ閉じる。この温度差が、1度〜5度の場合、冷蔵室用膨張弁6をそのままとする。この温度差が、5度以上の場合、冷蔵室用膨張弁6を1ステップ開ける。この温度差が、10度以上の場合、冷蔵室用膨張弁9を2ステップ開ける。冷蔵室R内の温度が使用者が設定した冷凍室温度より1℃下降した温度(たとえば、2℃。)まで下がれば、圧縮機2、冷気循環ファン23、機械室ファン25をOFFとし冷蔵室用膨張弁6を全閉する。
次に除霜運転について説明する。
制御回路26は、圧縮機2の運転時間を積算処理している。そして、冷凍冷蔵庫1の通常冷却の運転終了時に、この積算時間と予め設定してある所定時間を比較する。そして、この積算時間が所定時間を超えていると、除霜開始チェックを行う。このチェックは、冷蔵室R及び冷凍室Fの両室が、十分に冷却されていることをチェックするものであり、十分に冷却されている場合は、除霜モードとなる。なお、十分に冷却されていない(どちらかの室の温度が冷却開始温度に非常に近い)場合は、この室の冷却を強制的に開始する。そして、この冷却の終了後、再度、前述の除霜開始チェックを行う。
除霜モードでは、ガラス管ヒータ11,12に通電して、冷却器7,10を加熱する。そして、R入口温度センサー19とR出口温度センサー20からの測定温度が、冷蔵用の
除霜終了所定温度になるとガラス管ヒータ11の通電を止める。同様に、F入口温度センサー21とF出口温度センサー22からの測定温度が、冷凍用の除霜終了所定温度になるとガラス管ヒータ12の通電を止める。これにより、除霜モードを終了する。
この時の除霜水は、ドレンホース(図示せず)を介して、蒸発皿28に集められる。そして、この蒸発皿28の除霜水は、高温冷媒の冷媒パイプ4bの熱により、蒸発が促進される。
次に、冷凍冷蔵庫1の開口縁の結露防止について説明する。
図3の如く、冷凍冷蔵庫1の開口縁には、結露防止用パイプ4cが配設され、この内部を高温冷媒が流れるので、これにより、開口縁が加熱され結露が防止される。更に、制御回路26は、電気ヒータ29にも通電して、加熱量の不足を補っている。更に、制御回路26は、検出した外気温度に応じて、電気ヒータ29の通電量(通電率)を制御している。実際には、外気温が高くなるのに応じてに、電気ヒータ29の通電量を増加している。これにより、開口縁が良好に加熱され結露防止がなされる。
なお、実施例1では家庭用の冷凍冷蔵庫について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。また、この実施例1では、冷凍室の周りにのみ電気ヒータを配設したが、これは、結露防止パイプと同様に全周に渡ってもよい。
実施例1では、冷凍室の周りにのみ電気ヒータを配設したが、図4に示すように電気ヒータ29を、結露の生じやすい貯蔵室と貯蔵室との仕切部に設けるようにしてもよい。
本発明の実施例1の冷凍冷蔵庫の冷凍回路の概略を説明するための図である。 実施例1の冷凍冷蔵庫の各部の制御を説明するための概略回路図である。 実施例1の冷凍冷蔵庫の結露防止用の加熱手段の配置を説明するための図である。 実施例2の冷凍冷蔵庫の結露防止用の加熱手段の配置を説明するための図である。
符号の説明
1 冷凍冷蔵庫
R 冷蔵室
F 冷凍室
2 圧縮機
4c 凝縮器の一部(結露防止用パイプ、加熱手段)
6 冷蔵室用膨張弁
7 冷蔵室用冷却器
9 冷凍室用膨張弁
10 冷凍室用冷却器
15 機械室
26 制御回路
29 結露防止用の電気ヒータ(加熱手段)。

Claims (4)

  1. 一面が開口された断熱箱体にて構成された本体と、この一面側に設けられる断熱扉と、この本体に形成された機械室と、この機械室内に配置され冷凍回路の一部を形成する圧縮機と、前記断熱箱体の前記一面の開口縁部に配置される結露防止用パイプとを備える冷却貯蔵庫において、
    前記冷凍回路の冷媒はCOであり、
    前記結露防止用パイプは、前記圧縮機から吐出された前記冷媒を凝縮する凝縮器の一部であると共に、
    前記結露防止パイプに並んで結露防止用の電気ヒータを設けたことを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記冷却貯蔵庫は冷凍室と冷蔵室を備え、前記電気ヒータは前記冷凍室の開口縁部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記冷却貯蔵庫は冷凍室と冷蔵室を備え、前記電気ヒータは結露防止パイプの全周に渡って配設されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記冷却貯蔵庫は、複数の貯蔵室を備え、前記電気ヒータは前記貯蔵室の仕切部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
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