JP2861603B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JP2861603B2
JP2861603B2 JP5043492A JP5043492A JP2861603B2 JP 2861603 B2 JP2861603 B2 JP 2861603B2 JP 5043492 A JP5043492 A JP 5043492A JP 5043492 A JP5043492 A JP 5043492A JP 2861603 B2 JP2861603 B2 JP 2861603B2
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hps
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世紀 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に関し、特に、高圧異常対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置においては、実公
平2−5315号公報に開示されているように、圧縮機
と、室外熱交換器と、減圧機構と、室内熱交換器とが順
に接続されて冷媒回路が形成されると共に、上記圧縮機
の吐出側には、高圧冷媒圧力を検出する高圧圧力スイッ
チが設けられているものがある。
【0003】そして、上記高圧冷媒圧力が所定値以上に
なると、突風などの一過性の高圧上昇がある得るので、
圧縮機の運転を停止させた後、所定時間が経過すると、
該圧縮機の運転を再開させるリトライ処理を行うように
している。一方、上記高圧圧力スイッチが10分間に3
回作動すると、室外ファンの故障などのように異常処理
を要する場合があり得るので、空調運転を停止させて異
常ランプの点灯などの処理を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、高圧圧力スイッチが1回作動した後、10分
以内に3回高圧圧力スイッチが作動しないと、10分の
カウンタをクリアするようにしているので、所定時間毎
に高圧圧力スイッチが作動している場合、例えば、15
分毎に高圧圧力スイッチが作動している場合は、正常な
運転と判定することになる。
【0005】この結果、サーモオン状態の全運転状態に
おいては、高圧圧力スイッチが複数回作動してメンテナ
ンスを要する場合であっても、空調運転を継続すること
になり、異常検出を正確に行うことができず、信頼性に
劣るという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、運転時間の全体を対象として高圧検出手段の作動回
数より異常を検出するようにし、正常な異常検出を行え
るようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、高圧検出手段の各出力間
隔を基準に該高圧検出手段の出力回数を計数するように
したものである。
【0008】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、圧縮機(1) と、熱源側
熱交換器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱交換器(6)
とが順に接続されてなる冷媒回路(9) を備えた空気調和
装置を前提としている。
【0009】そして、上記圧縮機(1) の吐出側の高圧冷
媒圧力を検出し、該高圧冷媒圧力が上昇して所定値以上
になると、高圧信号を出力する高圧検出手段(HPS) と、
該高圧検出手段(HPS) が高圧信号を出力すると、圧縮機
(1) の運転を一旦停止させた後に該圧縮機(1) の運転を
再開させる高圧停止手段(11)とが設けられている。更
に、上記高圧検出手段(HPS) が出力する高圧信号の出力
回数を計数するための計数手段(13)と、上記高圧検出手
段(HPS) が高圧信号を出力すると、前回の高圧信号の出
力時から今回の高圧信号の出力時まで出力間隔が所定時
間以内であるとショートタイム信号を出力する判定手段
(12)とが設けられている。加えて、該判定手段(12)がシ
ョートタイム信号を出力すると、上記計数手段(13)の計
数値に1を加算させる加算手段(14)と、上記計数手段(1
3)の計数値が所定値になると、上記高圧停止手段(11)に
代り空調運転を停止して異常処理を行う異常処理手段(1
6)とが設けられた構成としている。
【0010】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1に係る発明において、判定手段(12)
は、高圧検出手段(HPS) が高圧信号を出力すると、前回
の高圧信号の出力時から今回の高圧信号の出力時まで出
力間隔が所定時間以内であるとショートタイム信号を出
力し、上記出力間隔が所定時間より長いとロングタイム
信号を出力するように構成され、該判定手段(12)がロン
グタイム信号を出力すると、上記計数手段(13)の計数値
より1を減算させる減算手段(15)が設けられた構成とし
ている。
【0011】また、請求項3に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1又は2記載の発明において、判定手段
(12)の所定時間は、圧縮機(1) が駆動してから該圧縮機
(1) の駆動が安定するまでの時間に設定された構成とし
ている。
【0012】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、冷媒回路(9) においては、例えば、熱源側熱交換
器(3) で凝縮して液化した液冷媒が膨脹機構(5) で減圧
された後、利用側熱交換器(6) で蒸発して圧縮機(1) に
戻ることとなる。
【0013】この空調運転時において、高圧検出手段(H
PS) は、圧縮機(1) の吐出側の高圧冷媒圧力を監視して
おり、該高圧検出手段(HPS) は、高圧冷媒圧力が所定圧
力より過上昇すると、高圧信号を出力することになる。
そして、該高圧検出手段(HPS) が高圧信号を出力する
と、高圧停止手段(11)が圧縮機(1) の駆動を停止させ
る。その後、判定手段(12)が、前回の高圧信号の出力か
ら今回の高圧信号の出力までの出力間隔が所定時間、つ
まり、請求項3に係る発明では、圧縮機(1) の運転が安
定する時間で、例えば、30分以内か否かを判定する。
そして、上記出力間隔が30分以内である場合には、判
定手段(12)がショートタイム信号を出力し、また、請求
項2に係る発明では、上記出力間隔が30分より長い場
合に判定手段(12)がロングタイム信号を出力することに
なる。
【0014】そこで、上記判定手段(12)がショートタイ
ム信号を出力すると、加算手段(14)が計数手段(13)の計
数値CHPに1を加算させることになる。一方、請求項2
に係る発明では、上記上記判定手段(12)がロングタイム
信号を出力すると、減算手段(15)が計数手段(13)の計数
値CHPより1を減算させることになる。
【0015】その後、上記計数手段(13)の計数値CHPが
5になったか否かを判定し、該計数手段(13)が所定値、
例えば、5になっていないときには、空調運転を再開さ
せることになる。
【0016】一方、上記計数手段(13)の計数値CHPが5
になると、異常処理手段(16)が、圧縮機(1) の駆動を停
止して空調運転を停止し、異常ランプの点灯などの異常
処理を行うことになる。
【0017】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
高圧検出手段(HPS) が高圧冷媒圧力の過上昇を検出した
場合、該高圧検出手段(HPS) の高圧信号の出力間隔が所
定時間内であるときには、計数手段(13)の係数値を加算
させるせるようにしたために、一過性の高圧上昇につい
ては空調運転を継続させることができるので、快適性の
向上を図ることができる。
【0018】また、空調運転の全体から繰返して生ずる
高圧上昇のみを正確に検出することができることから、
運転制御の信頼性を向上させることができる。
【0019】また、請求項2に係る発明によれば、上記
高圧信号の出力間隔が所定時間より長いときには、計数
手段(13)の係数値を減算させるので、繰返して生ずる高
圧上昇のみをより正確に検出することができ、より運転
制御の信頼性を向上させることができる。
【0020】また、請求項3に係る発明によれば、上記
判定手段(12)の所定時間を圧縮機(1) の駆動から該駆動
の安定するまでの時間に設定しているので、一過性の高
圧上昇であるか否かを確実に判定することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0022】図2は、本発明を適用した空気調和装置の
冷媒配管系統を示し、一台の室外ユニット(A) に対して
一台の室内ユニット(B) が接続されたいわゆるセパレー
トタイプのものである。
【0023】上記室外ユニット(A) には、インバータに
より運転周波数を可変に調節されるスクロールタイプの
圧縮機(1) と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(2)
と、冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発
器として機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器
(3) と、冷媒を減圧するための減圧部(20)と、圧縮機
(1) の吸入管に介設され、吸入冷媒中の液冷媒を除去す
るためのアキュムレータ(7) とが主要機器として配置さ
れている。また、室内ユニット(B) には、冷房運転時に
は蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能する
利用側熱交換器である室内熱交換器(6) が配置されてい
る。そして、上記圧縮機(1) と四路切換弁(2) と室外側
熱交換器(3) と減圧部(20)と室内側熱交換器(6) とアキ
ュームレータ(7) とは、配管(8) により順次接続され、
冷媒の循環により熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回
路(9) が構成されている。
【0024】ここで、上記減圧部(20)は、ブリッジ状の
整流回路(8a)と、該整流回路(8a)における一対の接続点
(P, Q)に接続された共通路(8a)とを備え、該共通路(8a)
には、液冷媒を貯溜するためのレシーバ(4) と、室外熱
交換器(3) の補助熱交換器(3a)と、液冷媒の減圧機能及
び流量調節機能を有する膨脹機構である電動膨張弁(5)
とが直列に配置されている。そして、上記整流回路(8a)
における他の一対の接続点(R, S)には、室外熱交換器
(3) 側の配管(8) と室内熱交換器(6) 側の配管(8) とが
接続されている。更に、上記整流回路(8a)は、上記共通
路(8a)の上流側接続点(P) と室外熱交換器(3) 側の接続
点(S) とを繋ぎ外熱交換器(3) からレシーバ(4) への冷
媒流通のみを許容する第1逆止弁(D1)を備えた第1流入
路(8b1) と、上記共通路(8a)の上流側接続点(P) と室内
熱交換器(6) 側の接続点(R) とを繋ぎ室内熱交換器(6)
からレシーバ(4) への冷媒流通のみを許容する第2逆止
弁(D2)を備えた第2流入路(8b2) と、上記共通路(8a)の
下流側接続点(Q) と室内熱交換器(6) 側の接続点(R) と
を繋ぎ電動膨張弁(5) から室内熱交換器(6) への冷媒流
通のみを許容する第3逆止弁(D3)を備えた第1流出路(8
c1) と、上記共通路(8a)の下流側接続点(Q) と、室外熱
交換器(3) 側の接続点(S) とを繋ぎ電動膨張弁(5) から
室外熱交換器(3) への冷媒流通のみを許容する第4逆止
弁(D4)を備えた第2流出路(8c2) とが設けられている。
【0025】また、上記整流回路(8a)における共通路(8
a)の両接続点(P, Q)の間には、キャピラリチューブ(C)
を介設してなる液封防止バイパス路(8f)が設けられて、
該液封防止バイパス路(8f)により、圧縮機(1) の停止時
における液封を防止する一方、上記レシーバ(4) の上部
と共通路(8a)の下流側との間には、開閉弁(SV)を備えた
ガス抜き路(4a)が接続されている。尚、上記キャピラリ
チューブ(C) の減圧度は電動膨張弁(5) よりも十分大き
くなるように設定されていて、通常運転時における電動
膨張弁(5) による冷媒流量調節機能を良好に維持しうる
ようになされている。
【0026】また、(F1 〜 F4)は、冷媒中の塵埃を除去
するためのフィルタ、(ER)は、圧縮機(1) の運転音を低
減させるための消音器である。
【0027】更に、上記空気調和装置にはセンサ類が設
けられていて、(Thd) は、圧縮機(1) の吐出管に配置さ
れて吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ、(Tha) は、
室外ユニット(A) の空気吸込口に配置されて外気温度で
ある吸込空気温度Taを検出する室外吸込センサ、(Thc)
は、室外熱交換器(3) に配置されて、冷房運転時には凝
縮温度となり、暖房運転時には蒸発温度となる外熱交温
度Tcを検出する外熱交センサ、(Thr) は、室内ユニット
(B) の空気吸込口に配置されて室内温度である吸込空気
温度Trを検出する室内吸込センサ、(The) は、室内熱交
換器(6) に配置されて、冷房運転時には蒸発温度とな
り、暖房運転時には凝縮温度となる内熱交温度Teを検出
する内熱交センサ、(HPS) は、高圧冷媒圧力を検出し
て、該高圧冷媒圧力の過上昇によりオンとなって高圧信
号を出力する高圧検出手段である高圧圧力スイッチ、(L
PS) は、低圧冷媒圧力を検出して、該低圧冷媒圧力の過
低下によりオンとなって低圧信号を出力する低圧圧力ス
イッチである。
【0028】そして、上記各センサ(Thd, 〜 ,The)及び
各スイッチ(HPS, LPS)の出力信号は、コントローラ(10)
に入力されており、該コントローラ(10)は、入力信号に
基づいて空調運転を制御するように構成されている。
【0029】上述した冷媒回路(9) において、冷房運転
時には、室外熱交換器(3) で凝縮して液化した液冷媒が
第1流入路(8b1) から流入し、第1逆止弁(D1)を経てレ
シーバ(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された
後、第1流出路(8c1) を経て室内熱交換器(6) で蒸発し
て圧縮機(1) に戻る循環となる一方、暖房運転時には、
室内熱交換器(6) で凝縮して液化した液冷媒が第2流入
路(8b2) から流入し、第2逆止弁(D2)を経てレシーバ
(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された後、第2
流出路(8c2) を経て室外熱交換器(3) で蒸発して圧縮機
(1) に戻る循環となる。
【0030】一方、上記コントローラ(10)には、本発明
の特徴として、高圧停止手段(11)と判定手段(12)とカウ
ンタと加算手段(14)と減算手段(15)と異常処理手段(16)
とが設けられている。該高圧停止手段(11)は、上記高圧
冷媒圧力が過上昇して高圧圧力スイッチ(HPS) が高圧信
号を出力すると、圧縮機(1) の運転を停止させてサーモ
オフ状態とし、所定時間の経過後に該圧縮機(1) の運転
を再開させるリトライ処理を行うように構成されてい
る。
【0031】上記カウンタ(13)は、高圧圧力スイッチ(H
PS) が出力する高圧信号の出力回数を計数するための計
数手段を構成している。また、上記判定手段(12)は、上
記高圧圧力スイッチ(HPS) が高圧信号を出力すると、前
回の高圧信号の出力時から今回の高圧信号の出力時まで
出力間隔が所定時間以内か否かを判定し、例えば、30
分以内にか否かを判定し、該出力間隔が30分以内であ
るとショートタイム信号を出力し、30分より長いとロ
ングタイム信号を出力するように構成されている。そし
て、該判定手段(12)の30分は、圧縮機(1) の駆動が開
始した後、該駆動が安定するまでの時間を基準に設定さ
れている。
【0032】上記加算手段(14)は、判定手段(12)がショ
ートタイム信号を出力すると、上記カウンタ(13)の計数
値CHPに1を加算させるように構成されている。また、
上記減算手段(15)は、判定手段(12)がロングタイム信号
を出力すると、上記カウンタ(13)の計数値CHPより1を
減算させるように構成されている。つまり、前回の高圧
信号の出力から30分が経過して圧縮機(1) の駆動が安
定している状態において出力される1回の高圧信号は、
一過性の高圧上昇と考えられるので、上記カウンタ(13)
の計数値CHPを減算させるようにしている。
【0033】更に、上記異常処理手段(16)は、カウンタ
(13)の計数値CHPが所定値になると、例えば、5回にな
ると、上記高圧停止手段(11)に代り空調運転を停止し
て、異常ランプの点灯などの異常処理を行うように構成
されている。
【0034】次に、上記高圧冷媒圧力が過上昇した場合
の運転制御動作について、図3の制御フローに基づき説
明する。
【0035】まず、冷房などの空調運転時において、高
圧圧力スイッチ(HPS) は、圧縮機(1) の吐出側の高圧冷
媒圧力を監視しており、該高圧圧力スイッチ(HPS) は、
高圧冷媒圧力が所定圧力より過上昇すると、高圧信号を
出力することになる。そして、該高圧信号が出力される
と、HPS作動制御が開始されることになる。
【0036】そこで、上記高圧圧力スイッチ(HPS) が高
圧信号を出力すると、ステップST1において、周波数オ
フ回路の制御を行い、つまり、高圧停止手段(11)が圧縮
機(1) の駆動を停止させると共に、室外ファン等を一旦
停止させる。その後、ステップST2に移り、判定手段(1
2)が、前回の高圧信号の出力から今回の高圧信号の出力
までの出力間隔が30分以内か否かを判定する。そし
て、上記出力間隔が30分以内である場合には、判定手
段(12)がショートタイム信号を出力して上記ステップST
3の判定がNOとなり、ステップST3に移ることにな
る。また、上記高圧圧力スイッチ(HPS) の出力間隔が3
0分より長い場合には、判定手段(12)がロングタイム信
号を出力して上記ステップST2の判定がYESとなり、
該ステップST2からステップST4に移ることになる。
【0037】そこで、上記ステップST3においては、加
算手段(14)がカウンタ(13)の計数値CHPに1を加算し、
つまり、高圧冷媒圧力の過上昇が短時間で起こっている
ので、カウンタ(13)を加算させることになる。一方、上
記ステップST4においては、減算手段(15)がカウンタ(1
3)の計数値CHPより1を減算し、つまり、圧縮機(1)の
駆動が安定した状態で1回のみ高圧冷媒圧力の過上昇が
起こっているので、一過性の過上昇と考えられ、カウン
タ(13)を減算させることになる。
【0038】その後、上記ステップST3及びステップST
4からステップST5に移り、上記カウンタ(13)の計数値
CHPが5になったか否かを判定する。そして、該カウン
タ(13)が5になっていないときには、上記ステップST5
の判定がNOとなり、ステップST6に移り、上記カウン
タ(13)の計数値CHPが0未満か否かを判定し、つまり、
計数値CHPが“−1”になっていないか否かを判定し、
“−1”になっていない場合には、ステップST7に移る
ことになる。そして、上記高圧停止手段(11)が空気調和
装置をサーモオフ状態にし、メインフローに戻ることに
なり、サーモオン状態の条件が充足されると、空調運転
を再開させることになる。
【0039】その後、上記高圧圧力スイッチ(HPS) が高
圧信号を出力すると、上述してステップST1からの動作
を行うことになり、上記ステップST5において、カウン
タ(13)の計数値CHPが5になると、該ステップST5の判
定がYESとなってステップST8に移り、異常処理手段
(16)が異常コードを送信し、ステップST9に移ることに
なる。そして、該ステップST9において、残留運転を行
い、つまり、圧縮機(1) の駆動を停止すると共に、電動
膨脹弁(5) を全閉にして室外ファンのみを30秒間駆動
してインバータを放熱し後、空調運転を停止し、メイン
フローに戻って異常ランプの点灯などの異常処理を行う
ことになる。
【0040】また、上記ステップST6において、上記カ
ウンタ(13)の計数値CHPが“−1”になっている場合に
は判定がYESとなり、ステップST10に移り、該カウン
タ(13)の計数値CHPを0のセットした後、上記ステップ
ST7に戻ることになり、上述の動作を繰返すことにな
る。
【0041】従って、本実施例によれば、上記高圧圧力
スイッチ(HPS) が高圧冷媒圧力の過上昇を検出した場
合、該高圧圧力スイッチ(HPS) の高圧信号の出力間隔が
所定時間内であるときには、カウンタ(13)の係数値を加
算させるせる一方、該出力間隔が長い場合には、カウン
タ(13)の計数値CHPを減算させるようにしたために、一
過性の高圧上昇については空調運転を継続させることが
できるので、快適性の向上を図ることができる。
【0042】また、上記高圧信号の出力間隔が所定時間
より長いときには、カウンタ(13)の係数値を減算させる
ので、空調運転の全体から繰返して生ずる高圧上昇のみ
を正確に検出することができることから、運転制御の信
頼性を向上させることができる。
【0043】また、上記判定手段(12)の所定時間を圧縮
機(1) の駆動から該駆動の安定するまでの時間に設定し
ているので、一過性の高圧上昇であるか否かを確実に判
定することができる。
【0044】また、請求項1及び3に係る発明の他の実
施例としては、図示しないが、図3において、ステップ
ST4が省略されたものであり、上記高圧圧力スイッチ(H
PS)の高圧信号が30分以内に出力された場合のみ、カ
ウンタ(13)の計数値CHPを加算させることになる。
【0045】尚、この実施例においては、ステップST6
及びステップST10の動作を行う必要はなく、ステップST
5からステップST7に移ることになる。その他の構成並
びに作用効果は前実施例と同様であり、異常処理を要す
る高圧上昇のみをカウントして正確に異常処理を行うこ
とができる。
【0046】尚、本各実施例においては、セパレートタ
イプの空気調和装置について説明したが、本発明は、各
種の空気調和装置に適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置の冷媒配管系統を示す冷媒回路図
である。
【図3】高圧冷媒圧力の過上昇時の制御フロー図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 5 電動膨脹弁(膨脹機構) 6 室内熱交換器(利用側熱交換器) 9 冷媒回路 10 コントローラ 11 高圧停止手段 12 判定手段 13 カウンタ(計数手段) 14 加算手段 15 減算手段 16 異常処理手段 HPS 高圧圧力スイッチ(高圧検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 43/00 - 49/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1) と、熱源側熱交換器(3) と、
    膨脹機構(5) と、利用側熱交換器(6) とが順に接続され
    てなる冷媒回路(9) を備えた空気調和装置において、 上記圧縮機(1) の吐出側の高圧冷媒圧力を検出し、該高
    圧冷媒圧力が上昇して所定値以上になると、高圧信号を
    出力する高圧検出手段(HPS) と、 該高圧検出手段(HPS) が高圧信号を出力すると、圧縮機
    (1) の運転を一旦停止させた後に該圧縮機(1) の運転を
    再開させる高圧停止手段(11)と、 上記高圧検出手段(HPS) が出力する高圧信号の出力回数
    を計数するための計数手段(13)と、 上記高圧検出手段(HPS) が高圧信号を出力すると、前回
    の高圧信号の出力時から今回の高圧信号の出力時まで出
    力間隔が所定時間以内であるとショートタイム信号を出
    力する判定手段(12)と、 該判定手段(12)がショートタイム信号を出力すると、上
    記計数手段(13)の計数値に1を加算させる加算手段(14)
    と、 上記計数手段(13)の計数値が所定値になると、上記高圧
    停止手段(11)に代り空調運転を停止して異常処理を行う
    異常処理手段(16)とを備えていることを特徴とする空気
    調和装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機(1) と、熱源側熱交換器(3) と、
    膨脹機構(5) と、利用側熱交換器(6) とが順に接続され
    てなる冷媒回路(9) を備えた空気調和装置において、 上記圧縮機(1) の吐出側の高圧冷媒圧力を検出し、該高
    圧冷媒圧力が上昇して所定値以上になると、高圧信号を
    出力する高圧検出手段(HPS) と、 該高圧検出手段(HPS) が高圧信号を出力すると、圧縮機
    (1) の運転を一旦停止させた後に該圧縮機(1) の運転を
    再開させる高圧停止手段(11)と、 上記高圧検出手段(HPS) が出力する高圧信号の出力回数
    を計数するための計数手段(13)と、 上記高圧検出手段(HPS) が高圧信号を出力すると、前回
    の高圧信号の出力時から今回の高圧信号の出力時まで出
    力間隔が所定時間以内であるとショートタイム信号を出
    力し、上記出力間隔が所定時間より長いとロングタイム
    信号を出力する判定手段(12)と、 該判定手段(12)がショートタイム信号を出力すると、上
    記計数手段(13)の計数値に1を加算させる加算手段(14)
    と、 上記判定手段(12)がロングタイム信号を出力すると、上
    記計数手段(13)の計数値より1を減算させる減算手段(1
    5)と、 上記計数手段(13)の計数値が所定値になると、上記高圧
    停止手段(11)に代り空調運転を停止して異常処理を行う
    異常処理手段(16)とを備えていることを特徴とする空気
    調和装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の空気調和装置の運
    転制御装置において、判定手段(12)の所定時間は、圧縮
    機(1) が駆動してから該圧縮機(1) の駆動が安定するま
    での時間に設定されていることを特徴とする空気調和装
    置の運転制御装置。
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