JP2001174112A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001174112A
JP2001174112A JP36231099A JP36231099A JP2001174112A JP 2001174112 A JP2001174112 A JP 2001174112A JP 36231099 A JP36231099 A JP 36231099A JP 36231099 A JP36231099 A JP 36231099A JP 2001174112 A JP2001174112 A JP 2001174112A
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JP
Japan
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outdoor
heat exchanger
compressor
defrosting
way valve
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JP36231099A
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English (en)
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Minoru Osada
稔 長田
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Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低負荷時の暖房能力を損うことなく、過負荷除
霜時の液バックを低減する。 【解決手段】圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器4、減
圧器5、室内熱交換器6、アキュムレータ8等を冷媒配
管7により接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、
室外熱交換器に外気を送風する室外ファン10と、室外
熱交換器の温度を検出する室外熱交温度センサー11
と、冷凍サイクルの高圧側圧力を検出する高圧圧力セン
サー9と、暖房運転時、高圧圧力センサーにより検出さ
れた高圧側圧力が所定値に達したときに室外ファンの運
転を停止させる室外送風機運転停止手段と、室外ファン
の運転停止時間を積算し、積算時間が所定時間よりも長
いときに圧縮機の運転を停止してから四方弁を暖房運転
から除霜運転に切り換えて室外熱交換器を除霜する一
方、室外送風機運転停止積算時間が所定時間よりも短か
いときに圧縮機を運転したままの状態で四方弁を暖房運
転から除霜運転に切り換えて室外熱交換器を除霜する除
霜運転制御手段と、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒートポンプ式空気
調和機に係り、特に除霜運転方法を改良した空気調和機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒートポンプ式空気調和
機では、暖房運転時に室外熱交換器に着霜が発生した場
合には、四方弁を冷房サイクルと同一の除霜サイクルに
切り換えて圧縮機からの高温高圧のガス状冷媒を室外熱
交換器に通すことにより加熱して除霜している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の空気調和機の除霜制御方法では、室内外温度
が低い条件では殆ど問題はないが、暖房運転時の高圧側
圧力の圧力上昇を抑制するために室外送風機の運転回転
数(回転速度)を低減する制御を併用している場合に
は、次のような課題がある。
【0004】すなわち、暖房運転時に高圧側圧力の上昇
抑制のために室外送風機の運転回転数を低減させると、
室外熱交換器からアキュムレータを通して圧縮機に戻さ
れる液冷媒の液バック量が増大するので、アキュムレー
タ内に溜っている液冷媒量が増加する。
【0005】さらに、冷凍サイクルの高低圧圧力差も増
大するので、この状態で四方弁を除霜運転に切り換える
と、その大きい圧力差によりアキュムレータ内に液冷媒
が急速に戻ってくる。しかし、このとき既にアキュムレ
ータ内には大量の液冷媒が溜っているので、アキュムレ
ータ内の液冷媒の液面が撹拌されて上昇し、オーバーフ
ローして圧縮機に大量の液冷媒が戻り、その液バックに
より圧縮機に損傷を与える虞があった。
【0006】この課題を解決するためには、四方弁を暖
房運転から除霜運転に切り換える前に圧縮機の運転を停
止して高低圧の圧力差を縮小させてから、四方弁を暖房
運転から除霜運転に切り換えて除霜運転すればよい。し
かし、そうすると、今度は圧縮機の運転停止のために暖
房能力が必要な低負荷条件での能力が犠牲となり、暖房
運転の中断により暖房効率が低下するという新たな課題
が発生する。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、低負荷時の暖房能力を損うこと
なく、過負荷除霜時の液バックを低減できる空気調和機
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換
器、アキュムレータ等を冷媒配管により接続して冷媒を
循環させる冷凍サイクルと、上記室外熱交換器に外気を
送風する室外送風機と、上記室外熱交換器の温度を検出
する室外熱交温度センサーと、上記冷凍サイクルの高圧
側圧力を検出する高圧圧力センサーと、暖房運転時、こ
の高圧圧力センサーにより検出された高圧側圧力が所定
値に達したときに上記室外送風機の運転を停止させる室
外送風機運転停止手段と、上記室外送風機の運転停止時
間を積算し、その積算時間が所定時間よりも長いときに
上記圧縮機の運転を停止してから上記四方弁を暖房運転
から除霜運転に切り換えて除霜運転する一方、上記室外
送風機の運転停止積算時間が所定時間よりも短かいとき
に上記圧縮機を運転したままの状態で上記四方弁を暖房
運転から除霜運転に切り換えて除霜運転する除霜運転制
御手段と、を具備していることを特徴とする空気調和機
である。
【0009】この発明によれば、暖房運転時、高圧圧力
センサーにより検出された高圧側の圧力検出値が所定値
に達したときに、冷凍サイクルの高圧側圧力が過圧であ
ると判断されて室外送風機の運転が室外送風機運転停止
手段により停止される。この室外送風機の運転停止積算
時間が所定時間よりも長いときに、除霜運転制御手段に
より過負荷である判断すると共に、室外熱交換器に着霜
が発生していると判断する。これにより、除霜運転制御
手段は、まず圧縮機の運転を停止させて高圧側と低圧側
の圧力差を縮小させてから四方弁を暖房運転から除霜運
転に切り換える。このために、圧縮機への液バックを防
止ないし低減できる。このために、液バックによる圧縮
機の損傷を防止ないし低減できる。
【0010】一方、暖房運転時の低負荷により室外送風
機の運転停止積算時間が所定時間よりも短かいときは、
除霜運転制御手段により低負荷であると判断して、圧縮
機を運転したままの状態で四方弁を除霜運転に切り換え
る。つまり、圧縮機を運転したままの状態で除霜運転に
切り換えるので、除霜運転に切り換えるまで、暖房運転
を継続することができる。このために、低負荷時におい
ても暖房能力を損うことが少ない。
【0011】また、低負荷時には冷凍サイクルの高低圧
の圧力差も小さいので、圧縮機への液バック量も少な
い。このために、液バックによる圧縮機の損傷も防止な
いし低減することができる。
【0012】請求項2に係る発明は、高圧圧力センサー
に代えて室内熱交換器の温度を検出する室内熱交温度セ
ンサーを設け、室外送風機運転停止手段は、この室内熱
交温度センサーにより検出された室内熱交換器の温度が
所定値に達したときに室外送風機の運転を停止させるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の空
気調和機である。
【0013】この発明によれば、請求項1の発明とほぼ
同様の作用効果を奏することができるうえに、冷凍サイ
クルの高圧側圧力は室内熱交換器の温度に対応するの
で、その室内熱交換器の温度を室内熱交温度センサーに
より検出することにより高圧圧力センサーと同様に、高
圧側の圧力を検出することができる。
【0014】そして、この室内熱交温度センサーにより
高圧側の過圧が検出されたときには、室外送風機の運転
が室外送風機運転停止手段により停止され、その停止積
算時間が所定時間よりも長いことが除霜運転制御手段に
より検出されたときには、室外熱交換器に着霜が発生し
たものと判断して圧縮機の運転を停止させてから四方弁
を暖房運転から除霜運転に切り換える。
【0015】一方、室外送風機の停止積算時間が所定時
間よりも短かいときは、除霜運転制御手段により通常負
荷であると判断して圧縮機を運転したままの状態で四方
弁を暖房運転から除霜運転に切り換える。つまり、室内
熱交温度センサーによっても請求項1に係る高圧圧力セ
ンサーと同様に高圧側の過圧を検出することができ、室
外送風機の運転を停止させる制御を行なうことができ
る。
【0016】請求項3に係る発明は、室外送風機を速度
制御自在に構成する一方、室外送風機運転停止手段に代
えて室外送風機の運転速度を制御する室外送風機運転速
度制御手段を設け、除霜運転制御手段は、この室外送風
機運転速度制御手段により上記室外送風機の回転数が低
減された時に、この回転数が所定値以下に低減している
間の時間を積算し、その積算時間が所定時間よりも長い
ときに上記圧縮機の運転を停止してから四方弁を暖房運
転から除霜運転に切り換えて除霜運転する一方、上記積
算時間が所定時間よりも短かいときに圧縮機を運転した
ままの状態で四方弁を暖房運転から除霜運転に切り換え
て除霜運転するように構成されていることを特徴とする
請求項1記載の空気調和機である。
【0017】この発明によれば、請求項1の発明とほぼ
同様の作用効果を奏することができるうえに、請求項1
の発明に係る室外送風機運転停止手段を、室外送風機の
運転速度を制御する室外送風機運転速度制御手段に置換
したので、室外送風機の運転をオンオフ制御する室外送
風機運転停止手段に比して冷凍サイクルの圧力制御を細
かく行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図4に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を付している。
【0019】図1は本発明の一実施形態に係る空気調和
機1の冷凍サイクルと制御系とを示す系統図である。こ
の空気調和機1は、図示しないインバータにより単位時
間当りの回転数(回転速度)が制御自在の圧縮機2、四
方弁3、室外熱交換器4、減圧器である膨張弁5、室内
熱交換器6、を冷媒配管7により順次接続し、圧縮機2
の吸込側にアキュムレータ8を設けて冷媒を可逆的に循
環させる閉じた冷凍サイクルを構成している。
【0020】この冷凍サイクルは四方弁3の切換操作に
より冷媒を図中実線矢印方向に循環させることにより暖
房運転され、図中破線矢印方向に循環させることによ
り、冷房運転または除霜運転され、除霜運転時には後述
する室外ファン10と室内ファン12の運転が停止され
る。
【0021】そして、上記圧縮機2の吐出側には、その
吐出圧(高圧側圧力)を検出する高圧圧力センサー9を
設け、室外熱交換器4には、これに外気を送風する室外
送風機である室外ファン10とこの室外熱交換器4の温
度を検出する室外熱交温度センサー11とを設け、室内
熱交換器6には、ここで熱交換された空調空気を室内に
送風する室内送風機である室内ファン12と室内熱交換
器6の温度を検出する室内熱交温度センサー13とをそ
れぞれ設けている。
【0022】また、これら室内ファン12と室内熱交温
度センサー13には図1中破線で示す信号線を介して例
えばマイクロプロセッサー等からなる室内制御器14を
電気的に接続し、これら等を図示しない室内キャビネッ
ト内に収容することにより室内機15を構成している。
一方、圧縮機2、電磁弁の四方弁3、高圧圧力センサー
9、室外ファン10、室外熱交温度センサー11を例え
ばマイクロプロセッサー等からなる室外制御器16に信
号線を介して電気的に接続し、これら等を図示しない室
外キャビネット内に収容することにより室外機17を構
成している。
【0023】この室外機17は室外に設置され、その冷
媒回路は、室内に設置される室内機15の冷媒回路に図
1中上下一対のパックドバルブ18a,18bを介して
接続されて冷凍サイクルに構成され、室外制御器16は
室内制御器14に信号線により電気的に接続され、室内
制御器14により制御され得るようになっている。
【0024】室内制御器14は、図示しない室温センサ
ーにより検出された室温検出値と、室内熱交温度センサ
ー13により検出された検出値と、図示しないリモコン
等の運転モードや室温等の設定手段により設定された暖
房や冷房等の運転モードや室温設定値とをそれぞれ読み
込み、この設定された運転モード指令信号と、室温を設
定室温にするために必要な運転周波数指令信号を室外制
御器16に与えるようになっている。
【0025】室外制御器16は、この運転モード指令信
号を受けて、その指令された運転モードに適合するよう
に四方弁3を暖房、冷房、除霜等の運転に切り換える一
方、運転周波数指令信号を受けて、その指令された周波
数により例えば1波から16波までの16速の回転数に
切り換えることにより、圧縮機2の運転回転数を制御す
るために図示しないインバータを制御すると共に、室外
ファン10の回転数(速度)を高圧圧力センサー9によ
り検出された高圧圧力に基づいて停止させる等の送風機
運転停止手段に構成される一方、室外熱交温度センサー
11により検出された室外熱交換器4の検出温度と、高
圧圧力センサー9により検出された圧縮機2の高圧側の
圧力検出値とをそれぞれ読み込むようになっており、室
内制御器14との協働で除霜運転を制御する制御系を構
成している。
【0026】図2はこの除霜運転制御系により暖房運転
中に除霜運転に切り換える場合の制御プログラムのフロ
ーチャートであり、図中符号S1〜S14はフローチャ
ートの各ステップを示す。
【0027】すなわち、室内制御器14は、まずS1
で、この制御プログラムを起動させると、次のS2で、
図示しないリモコン等により設定されている運転モード
が暖房モードであるか否か判断し、Noの場合は、S1
4へジャンプしてS2以下を繰り返し、S2でYesの
場合、つまり暖房モードが選択されているときは、次の
S3へ進む。
【0028】S3では、室外ファン10の運転が停止
(OFF)しているか否か判断される。すなわち、暖房
運転中に高圧側圧力が上昇して、高圧圧力センサー9に
より検出された高圧圧力検出値が所定値、例えば図3に
示すように2.2MPa以上に達すると、この高圧圧力
検出値を高圧圧力センサー9から読み込んだ室外制御器
16により室外ファン10の運転が停止される。する
と、室外熱交換器4内の液冷媒の蒸発により外気と熱交
換して外気から汲み上げていた吸熱量が低減して室外熱
交換器4の温度が低下するので、圧縮機2の吸込側の低
圧側の圧力が低下し、ひいては高圧側の圧力も低下する
ので、高低圧力差が縮小する。
【0029】そして、このS3で室外ファン10の運転
が停止(OFF)しているとき、すなわち、Yesのと
きはS4へ進む一方、室外ファン10の運転が停止して
いないとき、すなわち、NoのときはS5へ分岐する。
【0030】S5では室外ファン10の運転が引き続き
続行しているので、室外ファン10の運転停止時間の測
定を停止させてから、S6で室外ファン10の連続運転
時間が所定時間、例えば50分以上に達しているか否か
を判断し、NoのときはS14へ進んで再びS2へ戻っ
て以下のステップを繰り返す。
【0031】すなわち、室外ファン10の連続運転時間
が所定時間の例えば50分以上に達しているとき、つま
り、Yesのときは、現在運転中の暖房負荷が過負荷で
はない通常負荷であると判断してS7へ進み、ここで除
霜条件が成立しているか否か判断する。
【0032】すなわち、S7では、室外制御器16より
室外熱交温度センサー11から室外熱交換器4の温度検
出値を読み込むと共に、この室外熱交換器4の温度検出
値が所定温度以下に低下していることを検出したとき
は、着霜が発生したために室外熱交換器4の温度が所定
温度以下に低下し、除霜条件が成立しているものと判断
してS8へ進み、室外熱交換器4の温度検出値が所定温
度以下に低下していないときは、NoとしてS14へジ
ャンプしてから再びS2へ戻ってS2以下のステップを
繰り返す。
【0033】S8では、上記したように暖房負荷が通常
負荷であるので、圧縮機2の運転を継続したままの状態
で四方弁3を例えばOFFに切り換えて、図1中実線矢
印の暖房サイクルから破線矢印の冷房サイクルと同一の
除霜サイクルに反転させ、圧縮機2を所定の除霜運転周
波数で運転して除霜運転を開始する。
【0034】これにより、圧縮機2により圧縮された高
温高圧のガス冷媒が室外熱交換器4内に流入して放熱す
ることにより室外熱交換器4を加熱して着霜を融霜して
除霜する。この除霜運転時には、室内制御器14により
室内ファン12の運転が停止されて冷風が室内へ送風さ
れるのを防止している。
【0035】したがって、暖房負荷が通常負荷時には、
圧縮機2の運転を継続したままの状態で四方弁3を除霜
サイクルに切り換えるので、圧縮機2の運転を停止させ
ずに除霜運転に移行するまで暖房運転を継続することが
できる。このために、低負荷時であっても暖房能力のダ
ウンを抑制することができる。
【0036】一方、上記S3で、室外ファン10の運転
が停止(OFF)されている状態を検出したときは、次
のS4で、その室外ファン10の運転停止時間tの測定
を開始し、次のS9で除霜条件が成立しているか否かを
判断する。
【0037】つまり、室外熱交温度センサー11により
検出された室外熱交換器4の温度検出値を室外制御器1
6により読み込み、その温度検出値が所定温度以下であ
ると室外制御器16により検出したときは、着霜が発生
したために室外熱交換器5が所定温度以下に低下し、除
霜条件が成立していると判断して、次のS10へ進む一
方、NoのときはS14へジャンプしてから上記S2以
下のステップを繰り返す。
【0038】S10では、上記S4で開始した室外ファ
ン10の運転停止時間tが所定の積算時間tsの例えば
20分を超過したか否か判断し、Noのときは現在運転
中の暖房負荷が通常負荷であると判断して上記S8へ進
み、圧縮機2の運転を継続したままの状態で四方弁3を
OFF、つまり暖房サイクルから冷房サイクルと同一の
除霜サイクルへ反転させて除霜運転を開始する。
【0039】一方、S10で室外ファン10の運転停止
時間tが連続して所定の積算時間の例えば20分を超過
しているときは、現在運転中の暖房負荷が過負荷である
と判断してS11へ進み、ここで圧縮機2の運転を停止
してから四方弁3を除霜運転に切り換え、図4のタイミ
ングチャートに示すように圧縮機2の運転停止から所定
時間の経過後、高圧側と低圧側の圧力差が所定値以下に
低減してから再び圧縮機2を運転(ON)して除霜運転
を開始する。
【0040】このために、過負荷暖房運転によりアキュ
ムレータ8に液冷媒が溜っていて液面が上昇している状
態であっても、圧縮機2の運転を停止させてから四方弁
3を除霜サイクルに反転させ、高低圧力差が縮小してか
ら圧縮機2の運転を再開させるので、アキュムレータ8
内の液冷媒が圧縮機2内に吸い込まれることがなく、液
バックによる圧縮機2の損傷を防止ないし低減すること
ができる。
【0041】この後、S12で除霜が終了したか否か判
断する。すなわち、室外熱交温度センサー11により検
出された室外熱交換器4の温度検出値を室外制御器16
により読み込み、この温度検出値が所定温度以上に達し
たときは、室外熱交換器4の着霜が除霜されて除霜が完
了して昇温したと判断してYesとして次のS13へ進
むが、S12でNoの場合はS14へジャンプして再び
S2以下のステップを繰り返す。
【0042】次のS13では、上記S4で測定を開始し
た室外ファン10の運転時間の測定時間tをゼロ(零)
にクリアして、再度室外ファンの10の運転停止時間t
を計時し得る状態に復帰させてからS14へ進み、ここ
から再びS2へ戻ってS2以下のステップを再び繰り返
す。
【0043】したがって、この空気調和機1によれば、
暖房運転時の負荷が過負荷のときは、圧縮機2の運転を
停止させて高圧側の圧力と低圧側の圧力との圧力差を縮
小させてから四方弁3を除霜サイクルに切り換えるの
で、液バックによる圧縮機2の損傷を低減ないし防止す
ることができるうえに、アキュムレータ8の冷媒容量の
増大を図る必要がない。
【0044】さらに、暖房運転時の負荷が通常負荷ない
し軽負荷のときは、液バックによる圧縮機2の損傷の虞
も少ないので、圧縮機2の運転を継続したままの状態で
四方弁3を除霜サイクルに切り換えて除霜運転するの
で、除霜運転に切り換えるまで、暖房運転を継続するこ
とができる。このために、低負荷時の暖房能力の低下を
抑制することができる。
【0045】なお、上記実施形態では、冷凍サイクルの
高圧側の圧力を検出する手段として高圧圧力センサー9
を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば室内熱交温度センサー13
により検出された室内熱交換器6の温度検出値に基づい
て室内制御器14により高圧圧力を検出するように構成
していもよい。
【0046】また、上記実施形態では室外ファン10の
運転停止時間tを室外制御器16により計時して、その
停止積算時間が所定時間(例えば20分)を超過したと
きに、現在運転中の暖房負荷が過負荷であると判断し、
その過負荷に対応した除霜運転の切換を行なうように構
成しているが、高圧の過圧検出時に室外ファン10の運
転を停止させずに所定の運転速度に減速し、その減速運
転時間を積算し、その積算時間が所定時間を超過したと
きに圧縮機2の運転を停止させてから四方弁3を暖房運
転から除霜運転に切り換えて除霜する一方、その積算時
間が所定時間よりも短かいときは圧縮機2を運転したま
まの状態で四方弁3を暖房運転から除霜運転に切り換え
るように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、暖
房運転時の負荷が過負荷のときは、圧縮機の運転を停止
させて高圧側の圧力と低圧側の圧力との圧力差を縮小さ
せてから四方弁を暖房運転から除霜運転に切り換えるの
で、液バックによる圧縮機の損傷を低減ないし防止する
ことができるうえに、アキュムレータの冷媒容量の増大
を図る必要がない。
【0048】さらに、暖房運転時の負荷が通常負荷ない
し軽負荷のときは、液バックによる圧縮機の損傷の虞も
少ないので、圧縮機の運転を継続したままで四方弁を暖
房運転から除霜運転に切り換えるので、除霜運転に切り
換わるまで暖房運転を継続することがとできる。このた
めに、低負荷時の暖房能力の低下を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和機の冷凍サ
イクルと制御系の系統図。
【図2】図1で示す制御系の制御プログラムのフローチ
ャート。
【図3】図1で示す室外ファンのON,OFF領域と高
圧側圧力との関係を示すグラフ。
【図4】図1で示す四方弁、圧縮機および室外ファンの
動作タイミングを示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 圧縮機 3 四方弁 4 室外熱交換器 5 膨張弁(減圧器) 6 室内熱交換器 7 冷媒配管 8 アキュムレータ 9 高圧圧力センサー 10 室外ファン 11 室外熱交温度センサー 12 室内ファン 13 室内熱交温度センサー 14 室内制御器 16 室外制御器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧
    器、室内熱交換器、アキュムレータ等を冷媒配管により
    接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、 上記室外熱交換器に外気を送風する室外送風機と、 上記室外熱交換器の温度を検出する室外熱交温度センサ
    ーと、 上記冷凍サイクルの高圧側圧力を検出する高圧圧力セン
    サーと、 暖房運転時、この高圧圧力センサーにより検出された高
    圧側圧力が所定値に達したときに上記室外送風機の運転
    を停止させる室外送風機運転停止手段と、 上記室外送風機の運転停止時間を積算し、その積算時間
    が所定時間よりも長いときに上記圧縮機の運転を停止し
    てから上記四方弁を暖房運転から除霜運転に切り換えて
    除霜運転する一方、上記室外送風機の運転停止積算時間
    が所定時間よりも短かいときに上記圧縮機を運転したま
    まの状態で上記四方弁を暖房運転から除霜運転に切り換
    えて除霜運転する除霜運転制御手段と、を具備している
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 高圧圧力センサーに代えて室内熱交換器
    の温度を検出する室内熱交温度センサーを設け、室外送
    風機運転停止手段は、この室内熱交温度センサーにより
    検出された室内熱交換器の温度が所定値に達したときに
    室外送風機の運転を停止させるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 室外送風機を速度制御自在に構成する一
    方、室外送風機運転停止手段に代えて室外送風機の運転
    速度を制御する室外送風機運転速度制御手段を設け、除
    霜運転制御手段は、この室外送風機運転速度制御手段に
    より上記室外送風機の回転数が低減された時に、この回
    転数が所定値以下に低減している間の時間を積算し、そ
    の積算時間が所定時間よりも長いときに上記圧縮機の運
    転を停止してから四方弁を暖房運転から除霜運転に切り
    換えて除霜運転する一方、上記積算時間が所定時間より
    も短かいときに圧縮機を運転したままの状態で四方弁を
    暖房運転から除霜運転に切り換えて除霜運転するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の空気調
    和機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111397166A (zh) * 2020-02-24 2020-07-10 珠海格力电器股份有限公司 一种回温控制方法、装置、存储介质及空调
CN112503724A (zh) * 2020-12-01 2021-03-16 广东积微科技有限公司 一种降低四通阀故障率的空调除霜控制方法
WO2021169391A1 (zh) * 2020-02-26 2021-09-02 青岛海尔空调电子有限公司 空调的控制方法

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