JPH07248167A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH07248167A
JPH07248167A JP6039907A JP3990794A JPH07248167A JP H07248167 A JPH07248167 A JP H07248167A JP 6039907 A JP6039907 A JP 6039907A JP 3990794 A JP3990794 A JP 3990794A JP H07248167 A JPH07248167 A JP H07248167A
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temperature sensor
emergency operation
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indoor unit
emergency
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Shigeo Takada
茂生 高田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機に設けられている各種センサが、
機能的に検知異常となった場合にその旨表示をおこなう
と共に、検知異常となったセンサからの取込み値を、他
の正常なセンサからの取込み値で代用し、正常運転時と
同等の運転状態を応急的に継続し得る空気調和機の提
供。 【構成】 圧縮機1、室外熱交換器3を備えてなる室外
機Aと、絞り装置4、室内熱交換器5を備えてなる室内
機Bとを冷媒配管6で連通して冷媒循環回路を構成する
とともに、室外機Aと室内機Bとリモートコントローラ
24とを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調
和機であって、空気調和運転の制御に必要な物理量を検
知する各種のセンサ11,12,13,14,15,1
6,17,18,19,20と、センサ異常検知手段
と、センサ異常検知手段により各種のセンサの異常が検
知されたとき、応急運転である旨の表示を行う応急運転
表示手段26と、応急運転を行う応急運転手段とを備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の運転制御
に係り、特に、空気調和運転の制御に必要な物理量を検
知する各種センサの機能異常時における応急運転に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機においては、一般的に
センサが異常状態になった場合は、リモートコントロー
ラ(以下、リモコンと略称する)等に異常表示をすると
ともに、空気調和機全体の運転を停止させていた。これ
に対し、軽微な故障の場合は空気調和機を必ずしも運転
停止させることなく応急的に運転を継続して欲しい、と
いった要求が増加している。
【0003】従来、このような要求に答えるものとして
は、例えば特開平5−10574号公報に開示された空
気調和機が挙げられる。この空気調和機の概要を図61
を用いて説明する。図において、1は圧縮機、2は四方
切換弁、3は室外熱交換器、4は絞り装置、5は室内熱
交換器であり、これらを冷媒配管を介して連通すること
により冷凍サイクル(冷媒循環回路)を構成している。
また、11は室内機の吸い込み空気温度センサ、12は
室内機の配管温度センサ、14は室外機における高圧側
の冷媒圧力を検知する高圧圧力センサ、19は室外機の
配管温度センサである。この空気調和機は、これらのセ
ンサからの取込み値を用いて運転制御を行うようになっ
ている。
【0004】従来の空気調和機は上記のように構成され
ており、運転中に例えば温度センサ異常となった時に
は、異常のない温度センサの検知温度を異常のあった温
度センサの検知温度として代用することにより、運転を
継続するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気調和機では、上記のような温度センサ異常時に、他
の場所に設置された別の温度センサからの検知温度を代
用して運転を継続するため、運転制御状態が温度センサ
が正常な場合と大幅に異なり、絞り装置4の適正開度か
らのずれや、サーモ発停タイミングのずれ等が発生し、
冷暖房能力の過不足により被空調居室内の利用者に不快
感を与えるといった問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであって、空気調和機に設けられて
いる各種センサが機能的に検知異常となった場合に、当
該検知異常となったセンサからの取込み値を、他の正常
なセンサからの取込み値を用いて推定するなどして、正
常運転時と同等の運転状態を応急的に継続し得る空気調
和機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る空気調和機は、圧縮機、室外熱交
換器を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を
備えてなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路
を構成するとともに、室外機と室内機とリモートコント
ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
調和機において、空気調和運転の制御に必要な物理量を
検知するセンサと、冷房運転時にセンサからの取込み値
の異常を検知するセンサ異常検知手段と、表示指令入力
により応急運転である旨の表示を行う応急運転表示手段
と、センサ異常検知手段によりセンサからの取込み値の
異常が検知されたとき、応急運転表示手段への表示指令
を出力するとともに、室内機を送風運転に切り換える応
急運転を行う第1の応急運転手段とを設けた構成とした
ものである。
【0008】また、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、室内機の室内空気取り入れ口近傍に設けら
れた吸込み温度センサと、吸込み温度センサからの取込
み値の異常を検知する吸込み温度センサ異常検知手段
と、表示指令入力により応急運転である旨の表示を行う
応急運転表示手段と、吸込み温度センサ異常検知手段に
より吸込み温度センサからの取込み値の異常が検知され
たとき、応急運転表示手段への表示指令を出力するとと
もに、吸込み温度センサからの取込み値とリモートコン
トローラより設定された設定温度とに基づいて決定され
る室内機の運転発停指令を無視し、吸込み温度センサ異
常検知手段による異常検知前の吸込み温度センサからの
取込み値に基づいて、または吸込み温度センサとは別の
他のセンサからの取込み値に基づいて運転発停指令を決
定しこの決定した運転発停指令を用いて室内機の応急運
転を行う第2の応急運転手段とを設けたものである。
【0009】また、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、室内熱交換器の絞り装置に対する接続側に
設けられた配管温度センサと、室内熱交換器の絞り装置
に対する非接続側に設けられたガス管温度センサと、圧
縮機の吐出側に設けられた高圧圧力センサと、配管温度
センサからの取込み値の異常を検知する配管温度センサ
異常検知手段と、表示指令入力により応急運転である旨
の表示を行う応急運転表示手段と、冷房運転時には配管
温度センサからの取込み値とガス管温度センサからの取
込み値とに基づいて絞り装置の絞り開度を決定して出力
し、暖房運転時には配管温度センサからの取込み値と高
圧圧力センサからの取込み値とから換算される高圧飽和
温度に基づいて絞り装置の絞り開度を決定し出力する絞
り開度決定手段と、配管温度センサ異常検知手段により
配管温度センサからの取込み値の異常が検知されたと
き、応急運転表示手段への表示指令を出力するととも
に、絞り開度決定手段からの絞り開度指令出力を無視
し、配管温度センサ異常検知手段による異常検知前の配
管温度センサからの取込み値に基づいて、または配管温
度センサとは別に室内機に設けられている他のセンサか
らの取込み値に基づいて絞り装置の絞り開度を決定し当
該決定された絞り開度を用いて室内機の応急運転を行う
第3の応急運転手段とを設けたものである。
【0010】そして、圧縮機、室外熱交換器を備えてな
る室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてなる室内
機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成するとと
もに、室外機と室内機とリモートコントローラとを相互
に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和機におい
て、室内熱交換器の絞り装置に対する非接続側に設けら
れたガス管温度センサと、室内熱交換器の絞り装置に対
する接続側に設けられた配管温度センサと、ガス管温度
センサからの取込み値の異常を検知するガス管温度セン
サ異常検知手段と、表示指令入力により応急運転である
旨の表示を行う応急運転表示手段と、冷房運転時にガス
管温度センサからの取込み値と配管温度センサからの取
込み値とに基づいて絞り装置の絞り開度を決定し出力す
る絞り開度決定手段と、ガス管温度センサ異常検知手段
によりガス管温度センサからの取込み値の異常が検知さ
れたとき、応急運転表示手段への表示指令を出力すると
ともに、絞り開度決定手段からの絞り開度指令出力を無
視し、ガス管温度センサ異常検知手段による異常検知前
のガス管温度センサからの取込み値に基づいて、または
ガス管温度センサとは別に室外機に設けられている他の
センサからの取込み値に基づいて絞り装置の絞り開度を
決定し当該決定された絞り開度を用いて室内機の応急運
転を行う第4の応急運転手段とを設けたものである。
【0011】更に、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、圧縮機の吐出側に設けられた高圧圧力セン
サと、高圧圧力センサからの取込み値の異常を検知する
高圧圧力センサ異常検知手段と、表示指令入力により応
急運転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、高圧
圧力センサとは別に室外機に設けられている他のセンサ
からの取込み値に基づいて高圧圧力の推定値を推定する
高圧圧力推定手段と、高圧圧力センサ異常検知手段によ
り高圧圧力センサからの取込み値の異常が検知されたと
き、応急運転表示手段への表示指令を出力するととも
に、高圧圧力推定手段により推定された高圧圧力の推定
値を用いて通常の運転制御を継続する第5の応急運転手
段とを設けたものである。
【0012】また、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、圧縮機の吸入側に設けられた低圧飽和温度
センサと、低圧飽和温度センサからの取込み値の異常を
検知する低圧飽和温度センサ異常検知手段と、表示指令
入力により応急運転である旨の表示を行う応急運転表示
手段と、低圧飽和温度センサとは別に室外機に設けられ
ている他のセンサからの取込み値に基づいて低圧飽和温
度の推定値を推定する低圧飽和温度推定手段と、低圧飽
和温度センサ異常検知手段により低圧飽和温度センサか
らの取込み値の異常が検知されたとき、応急運転表示手
段への表示指令を出力するとともに、低圧飽和温度推定
手段により推定された低圧飽和温度の推定値を用いて通
常の運転制御を継続する第6の応急運転手段とを設けた
ものである。
【0013】また、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、圧縮機の吐出側に設けられた吐出温度セン
サと、吐出温度センサからの取込み値の異常を検知する
吐出温度センサ異常検知手段と、表示指令入力により応
急運転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、吐出
温度センサ異常検知手段により吐出温度センサからの取
込み値の異常が検知されたとき、応急運転表示手段への
表示指令を出力するとともに、吐出温度センサとは別に
室外機に設けられている他のセンサからの取込み値に基
づいて吐出温度の推定値を推定する吐出温度推定手段
と、吐出温度推定手段により推定された吐出温度の推定
値を用いて通常の運転制御を継続する第7の応急運転手
段とを設けたものである。
【0014】そして、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換
器を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備
えてなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を
構成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロ
ーラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調
和機において、室外熱交換器の絞り装置に対する接続側
に設けられた室外配管温度センサと、室外配管温度セン
サからの取込み値の異常を検知する室外配管温度センサ
異常検知手段と、表示指令入力により応急運転である旨
の表示を行う応急運転表示手段と、室外配管温度センサ
異常検知手段により室外配管温度センサからの取込み値
の異常が検知されたとき、応急運転表示手段への表示指
令を出力するとともに、室外配管温度センサとは別に室
外機に設けられている他のセンサからの取込み値を用い
て通常の運転制御を継続する第8の応急運転手段とを設
けたものである。
【0015】更に、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、圧縮機を駆動するためのインバータに設け
られたインバータ運転電流センサと、インバータ運転電
流センサからの取込み値の異常を検知するインバータ運
転電流センサ異常検知手段と、表示指令入力により応急
運転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、インバ
ータ運転電流センサとは別に室外機に設けられている他
のセンサからの取込み値に基づいてインバータ運転電流
の推定値を推定するインバータ運転電流推定手段と、イ
ンバータ運転電流センサ異常検知手段によりインバータ
運転電流センサからの取込み値の異常が検知されたと
き、応急運転表示手段への表示指令を出力するととも
に、インバータ運転電流推定手段により推定されたイン
バータ運転電流の推定値を用いて通常の運転制御を継続
する第9の応急運転手段とを設けたものである。
【0016】また、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、圧縮機を駆動するためのインバータのヒー
トシンクに設けられたヒートシンク温度センサと、ヒー
トシンク温度センサからの取込み値の異常を検知するヒ
ートシンク温度センサ異常検知手段と、表示指令により
応急運転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、室
外機に設けられたヒートシンク冷却ファンを常時運転状
態とする冷却ファン応急運転手段と、ヒートシンク温度
センサ異常検知手段によりヒートシンク温度センサから
の取込み値の異常が検知されたとき、応急運転表示手段
への表示指令、及び冷却ファン応急運転手段への駆動指
令を出力して通常の運転制御を継続する第10の応急運
転手段とを設けたものである。
【0017】また、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器
を備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備え
てなる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構
成するとともに、室外機と室内機とリモートコントロー
ラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和
機において、圧縮機に設けられた圧縮機内モータ温度セ
ンサと、圧縮機内モータ温度センサからの取込み値の異
常を検知する圧縮機内モータ温度センサ異常検知手段
と、表示指令入力により応急運転である旨の表示を行う
応急運転表示手段と、圧縮機内モータ温度センサとは別
に室外機に設けられている他のセンサからの取込み値に
基づいて圧縮機内モータ温度の推定値を推定する圧縮機
内モータ温度推定手段と、圧縮機内モータ温度異常検知
手段により圧縮機内モータ温度センサからの取込み値の
異常が検知されたとき、応急運転表示手段への表示指令
を出力するとともに、圧縮機内モータ温度推定手段によ
り推定された圧縮機内モータ温度の推定値を用いて通常
の運転制御を継続する第11の応急運転手段とを設けた
ものである。
【0018】
【作用】この発明においては、センサ異常により冷房運
転が不可能になった場合、送風運転を行うことにより、
対流を発生させて、体感温度を低下させることにより、
被空調室内の快適性の阻害を抑制すると共に、応急運転
表示を行うことによりメンテナンスを促して早期に正常
復帰できるようにする。
【0019】また、室内機の吸い込み温度センサが異常
になった場合に、通常時のリモコンによる設定温度と室
内吸込み温度との差温によるサーモ発停ではなく、吸込
み温度を用いず他の情報により室内機のサーモ発停を制
御することにより、室内機の冷暖房平均能力の平準化を
行い被空調室内の快適性の阻害を最低限に留めると共
に、応急運転表示を行うことによりメンテナンスを促し
て早期に正常復帰できるようにする。
【0020】また、室内機の配管温度センサが異常にな
った場合に、通常時の絞り装置の開度制御ではなく、配
管温度を用いず他の情報により絞り開度を制御すること
により、室内機の冷暖房能力の適正化を行い被空調室内
の快適性の阻害を最低限にとどめると共に、応急運転表
示を行うことによりメンテナンスを促して早期に正常復
帰できるようにする。
【0021】そして、室内機のガス管温度センサが異常
になった場合に、冷房運転時に通常の絞り装置の開度制
御ではなく、ガス管温度を用いず他の情報により絞り開
度を制御することにより、室内機の冷房能力の適正化を
行い被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめると共
に、応急運転表示を行うことによりメンテナンスを促し
て早期に正常復帰できるようにする。
【0022】更に、室外機の高圧圧力センサが異常にな
った場合に、室外機内の他のセンサからの取込み値によ
り高圧圧力を推定しそれを通常の運転制御に用いること
により、室外機の運転をほぼ正常状態と同等に継続し被
空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめると共に、応
急運転表示を行うことによりメンテナンスを促して早期
に正常復帰できるようにする。
【0023】また、室外機の低圧飽和温度センサが異常
になった場合に、室外機内の他のセンサからの取込み値
により低圧飽和温度を推定しそれを通常の運転制御に用
いることにより、室外機の運転をほぼ正常状態と同等に
継続し被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめると
共に、応急運転表示を行うことによりメンテナンスを促
して早期に正常復帰できるようにする。
【0024】また、室外機の吐出温度センサが異常にな
った場合に、室外機内の他のセンサからの取込み値によ
り吐出温度を推定しそれを通常の運転制御に用いること
により、室外機の運転をほぼ正常状態と同等に継続し被
空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめると共に、応
急運転表示を行うことによりメンテナンスを促して早期
に正常復帰できるようにする。
【0025】そして、室外機の室外配管温度センサが異
常になった場合に、室外機内の他のセンサからの取込み
値により室外配管温度を代替しそれにより通常の運転制
御を行うことにより、室外機の運転をほぼ正常状態と同
等に継続し被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめ
ると共に、応急運転表示を行うことによりメンテナンス
を促して早期に正常復帰できるようにする。
【0026】更に、室外機の圧縮機駆動用インバータの
運転電流センサが異常になった場合に、室外機内の他の
センサからの取込み値によりインバータ運転電流を推定
しそれを通常の運転制御に用いることにより、室外機の
運転をほぼ正常状態と同等に継続し被空調室内の快適性
の阻害を最低限にとどめると共に、応急運転表示を行う
ことによりメンテナンスを促して早期に正常復帰できる
ようにする。
【0027】また、室外機の圧縮機駆動用インバータの
ヒートシンク温度センサが異常になった場合に、冷却フ
ァンを常時運転として、通常の運転制御を継続し被空調
室内の快適性の阻害を最低限にとどめると共に、応急運
転表示を行うことによりメンテナンスを促して早期に正
常復帰できるようにする。
【0028】また、室外機の圧縮機内モータ温度センサ
が異常になった場合に、室外機内の他のセンサからの取
込み値により圧縮機内モータ温度を推定しそれを通常の
運転制御に用いることにより、室外機の運転をほぼ正常
状態と同等に継続し被空調室内の快適性の阻害を最低限
にとどめると共に、応急運転表示を行うことによりメン
テナンスを促して早期に正常復帰できるようにする。
【0029】
【実施例】
実施例1 図1はこの発明による空気調和機のシステム構成図であ
る。図において、1は圧縮機、2は四方切換弁、3は室
外熱交換器であり、これらにより室外機Aを構成する。
4は絞り装置、5は室内熱交換器であり、これらにより
室内機Bを構成する。6は冷媒配管であり、これを介し
て室外機Aと室内機Bを冷媒循環回路状に接続する。ま
た、11は室内機Bの空気取り入れ口(記載せず)付近
に設けられ、室内機Bの吸込み空気温度を検知する吸込
み温度センサ、12は室内熱交換器5の絞り装置4側に
設けられ、室内熱交換器5の配管温度を検知する配管温
度センサ、13は室内熱交換器5の絞り装置4とは反対
側に設けられ、室内熱交換器5の配管温度を検知するガ
ス管温度センサ、14は圧縮機1の吐出側に設けられ高
圧側の冷媒圧力を検知する高圧圧力センサ、15は圧縮
機1の吐出側に設けられ圧縮機1出口の配管温度を検知
する吐出温度センサ、16は圧縮機1の吸入側に設けら
れ圧縮機1入口の冷媒の飽和温度を検知する低圧飽和温
度センサ、17は室外熱交換器3の室内機B側に設けら
れ室外熱交換器3の配管温度を検知する室外配管温度セ
ンサ、18は圧縮機1を駆動するインバータ21の圧縮
機運転電流を検知するインバータ運転電流センサ、19
はインバータ21内の主回路パワー素子(記載せず)の
放熱に用いられるヒートシンク(記載せず)上に設けら
れヒートシンク温度を検知するヒートシンク温度セン
サ、27は上記ヒートシンク風路内に設けられヒートシ
ンクに向けて強制通風する冷却ファン、20は圧縮機1
内のモータ巻線温度を検知する圧縮機内モータ温度セン
サである。そして、22は室外機Aの運転制御を司る室
外機コントローラ、23は室内機Bの運転制御を司る室
内機コントローラ、24はリモコン、25は室外機コン
トローラ22、室内機コントローラ23、及びリモコン
24間を電気信号的に接続する伝送線である。26はリ
モコン24内に設けられセンサ異常時の応急運転を行う
際に点灯する応急運転表示手段である。また、73は室
外機Aの設置された室外環境の空気温度を検知する外気
温度センサである。
【0030】図1に示すシステムにおける請求項1に係
る一実施例を、室内機Bを中心に図2および図3を用い
て説明する。なお、本実施例は冷房運転時のみに適用可
能である。図2において、冷暖判定手段32は、リモコ
ン24内の運転モードスイッチ31による冷房/暖房の
設定状態を判断し、センサ異常検知手段33は室内機B
内の各センサからの取込み値が使用温度範囲外であるか
否かを判定し、応急運転判定手段34は冷暖判定手段3
2の判定結果が冷房であり、かつセンサ異常検知手段3
3による検知結果がセンサ異常である場合に応急運転と
判定する。この判定結果に基づいて、応急運転手段35
(第1の応急運転手段の一例)は通常の運転制御から応
急運転の制御に切り換える。即ち、次のように制御を切
り換える。応急運転時には、リモコン24内の応急運転
表示手段26を点灯させ、室外機コントローラ22への
送風指令を伝送線25経由で行うとともに、室内機Bを
送風運転に切り換える。
【0031】このような制御アルゴリズムとしては、図
3に示すように、ステップ41では冷暖判定手段32に
より冷房/暖房の現在の設定状態を判断し、冷房であれ
ば(冷)ステップ42へ進み、暖房であれば(暖)ステ
ップ47へ進む。ステップ42ではセンサ異常検知手段
33により室内機B内の各センサからの取込み値が使用
温度範囲外であるかを判定し、当該範囲外であればセン
サ異常と判断して(Y)ステップ43へ進み、当該範囲
内であれば(N)ステップ46へ進む。ステップ43で
は、伝送線25経由でリモコン24内の応急運転表示手
段26の点灯を行ってステップ44へ進む。ステップ4
4では伝送線25経由で室外機コントローラ22への送
風指令を送信しステップ45へ進む。ステップ45では
室内機Bの送風運転を行いステップ48へ進む。ステッ
プ46では正常な冷房運転(詳細記載せず)を行い、ス
テップ48へ進む。ステップ47では暖房運転(詳細記
載せず)を行い、ステップ48へ進む。ステップ48で
は本実施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0032】以上のように制御することにより、冷房運
転時に室内機Bの各センサが機能的に異常状態に至った
場合に応急的に送風運転ができ、被空調室内の快適性の
阻害を抑制することができるとともに、リモコン24に
応急運転表示を行うことにより、利用者や点検者に対し
てメンテナンスを促し、早期の正常復帰につなげること
ができる。尚、この実施例では、応急運転である旨を表
示する応急運転表示手段を、リモコン24に設けたが、
利用者や点検者が確認できる箇所であればよく、例えば
室外機Aや室内機Bの外面に設けてもよい。以下に示す
各実施例についても同様である。
【0033】実施例2 図1に示すシステムにおける請求項2に係る一実施例
を、室内機Bを中心に図4および図5を用いて説明す
る。図4において、吸込み温度センサ異常検知手段54
は、吸込み温度センサ11からの取込み値が使用温度範
囲を逸脱していることを検知した場合に、その吸込み温
度センサ11がオープン(いわゆる、断線)またはショ
ート(いわゆる、短絡)状態になったと判断する。その
判断結果に基づいて、応急運転手段55(第2の応急運
転手段の一例)は、通常の運転制御から応急運転の制御
に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコン24内
の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経由で行う
と共に、リモコン24内に設けられた温度設定手段51
の設定温度を伝送線25経由で伝送しその値と吸込み温
度センサ11の取込み値との比較により室内機Bの運転
/停止を決定するサーモ発停判定手段53の判定を常時
サーモオン(運転状態)とすると共に、絞り装置4の絞
り開度を制御する絞り開度制御手段56の制御開度を最
小開度記憶手段57によりあらかじめ記憶された値に固
定する。
【0034】このような制御アルゴリズムとしては、図
5に示すように、ステップ61では吸込み温度センサ異
常検知手段54により吸込み温度センサ11の異常を判
定し、異常の場合(Y)はステップ62へ進み、そうで
ない場合(N)はステップ65へ進む。ステップ62で
は伝送線25経由でリモコン24内の応急運転表示手段
26の点灯を行い、ステップ63へ進む。ステップ63
ではサーモ発停手段53の判定を常時サーモオンに固定
し、ステップ64へ進む。ステップ64では絞り開度制
御手段56の制御開度を、あらかじめ最小開度記憶手段
57に記憶されている所定の最小開度に固定し、ステッ
プ66へ進む。ステップ65では通常の運転制御(詳細
記載せず)を行い、ステップ66へ進む。ステップ66
では本実施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0035】以上のように制御することにより、室内機
Bの吸込み温度センサ11が機能的に異常状態に至った
場合にも、冷暖房能力を抑制しつつ連続運転をすること
により、冷えすぎや暖まりすぎを防止した応急運転がで
き、被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめること
ができるとともに、リモコン24に応急運転表示を行う
ことにより利用者等に対してメンテナンスを促して、早
期の正常復帰につなげることができる。
【0036】実施例3 図1に示すシステムにおける請求項2に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図6および図7を用いて説明す
る。図6において、吸込み温度センサ異常検知手段54
は、吸込み温度センサ11からの取込み値が使用温度範
囲を逸脱していることを検知した場合に、吸込み温度セ
ンサ11がオープンまたはショート状態になったと判断
する。その判断結果に基づいて、応急運転手段71(第
2の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応急運
転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコ
ン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経
由で行うと共に、リモコン24内に設けられた温度設定
手段51の設定温度を伝送線25経由で伝送しその値と
吸込み温度センサ11の取込み値との比較により、室内
機Bの運転/停止を決定するサーモ発停判定手段53の
判定を、伝送線25経由で伝送した室外機コントローラ
22に設けられている外気温度センサ73からの取込み
値に応じて、あらかじめ定められているサーモ周期記憶
手段72の周期に従って切り換える。
【0037】このような制御アルゴリズムとしては、図
7に示すように、ステップ81では吸込み温度センサ異
常検知手段54により吸込み温度センサ11の異常を判
定し、異常の場合(Y)はステップ82へ進み、そうで
ない場合(N)はステップ103へ進む。ステップ82
では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転表示手
段26の点灯を行い、ステップ83へ進む。ステップ8
3では伝送線25経由で室外機コントローラ22から外
気温度センサ73からの取込み値を伝送し、ステップ8
4へ進む。ステップ84では、上記外気温度に係る取込
み値が所定温度以上であれば(Y)、ステップ85へ進
み、そうでなければ(N)ステップ94へ進む。ステッ
プ85では現在の運転状態を判定し、サーモオンならば
(Y)ステップ86へ進み、そうでなければ(N)ステ
ップ90へ進む。ステップ86ではサーモオンタイマの
計時時間があらかじめ定められた第1の所定オン時間以
上であるかを比較し、そうであれば(Y)ステップ87
へ進み、そうでなければ(N)ステップ89へ進む。ス
テップ87では運転状態をサーモオフ(停止状態)に設
定し、ステップ88へ進む。ステップ88ではサーモオ
ンタイマの計時時間をゼロクリアし、ステップ105へ
進む。ステップ89ではサーモオンタイマの計時をその
まま継続させ、ステップ105へ進む。
【0038】一方、ステップ90ではサーモオフタイマ
の計時時間があらかじめ定められた第1の所定オフ時間
以上であるかを比較し、そうであれば(Y)ステップ9
1へ進み、そうでなければ(N)ステップ93へ進む。
ステップ91では運転状態をサーモオン(運転状態)に
設定し、ステップ92へ進む。ステップ92ではサーモ
オフタイマの計時時間をゼロクリアし、ステップ105
へ進む。ステップ93ではサーモオフタイマの計時をそ
のまま継続させ、ステップ105へ進む。他方、ステッ
プ94では現在の運転状態を判定し、サーモオンならば
(Y)ステップ95へ進み、そうでなければ(N)ステ
ップ99へ進む。ステップ95ではサーモオンタイマの
計時時間が、第1の所定オン時間よりも短くあらかじめ
定められた第2の所定オン時間以上であるかを比較し、
そうであれば(Y)ステップ96へ進み、そうでなけれ
ば(N)ステップ98へ進む。ステップ96では運転状
態をサーモオフに設定し、ステップ97へ進む。ステッ
プ97ではサーモオンタイマの計時時間をゼロクリアし
て、ステップ105へ進む。ステップ98ではサーモオ
ンタイマの計時をそのまま継続させ、ステップ105へ
進む。また、ステップ99ではサーモオフタイマの計時
時間が、第1の所定オフ時間よりも長くあらかじめ定め
られた第2の所定オフ時間以上であるかを比較し、そう
であれば(Y)ステップ100へ進み、そうでなければ
(N)ステップ102へ進む。ステップ100では運転
状態をサーモオンに設定し、ステップ101へ進む。ス
テップ101ではサーモオフタイマの計時時間をゼロク
リアし、ステップ105へ進む。ステップ102ではサ
ーモオフタイマの計時をそのまま継続させ、ステップ1
05へ進む。そして、ステップ103ではサーモオンタ
イマおよびサーモオフタイマの各計時時間をゼロクリア
し、ステップ104へ進む。ステップ104では通常の
運転制御を行い(詳細記載せず)、ステップ105へ進
む。ステップ105では、本実施例の制御アルゴリズム
から抜ける。
【0039】以上のように制御することにより、室内機
Bの吸込み温度センサ11が機能的に異常状態に至った
場合にも、外気温度に応じてあらかじめ定められた最適
サーモ発停周期に基づいて運転制御を継続することによ
り応急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害を最低限
度に留めることができるとともに、リモコン24に応急
運転表示を行うことにより利用者等に対してメンテナン
スを促し、早期の正常復帰につなげることができる。な
お、本実施例では外気温度による最適サーモ発停周期を
2通りとしたが、これをさらに細分化することも可能で
ある。
【0040】実施例4 図1に示すシステムにおける請求項2に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図8および図9を用いて説明す
る。図8において、吸込み温度センサ異常検知手段54
は、吸込み温度センサ11からの取込み値が使用温度範
囲を逸脱していることを検知した場合に、その吸込み温
度センサ11がオープンまたはショート状態になったと
判断する。その判断結果に基づいて、応急運転手段11
1(第2の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から
応急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、
リモコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線
25経由で行うと共に、リモコン24内に設けられた温
度設定手段51の設定温度を伝送線25で伝送しその値
と吸込み温度センサ11からの取込み値との比較により
室内機Bの運転/停止を決定するサーモ発停判定手段5
3の判定を、運転中に常時計時しているサーモオン時間
計時手段112およびサーモオフ時間計時手段113の
各計時時間のうち、それぞれの最新の値を記憶している
サーモオン時間記憶手段114およびサーモオフ時間計
時手段115からの各記憶値に基づいて実行する。
【0041】このような制御アルゴリズムとしては、図
9に示すように、ステップ121では吸込み温度センサ
異常検知手段54により吸込み温度センサ11の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ138へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ122へ進む。ステップ
138では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ139へ進む。ス
テップ139では吸込み温度センサ異常フラグが0かど
うかを判定し、0であれば(Y)ステップ140へ進
み、そうでなければ(N)ステップ142へ進む。ステ
ップ140ではサーモオンタイマおよびサーモオフタイ
マの各計時時間をゼロクリアし、ステップ141へ進
む。ステップ141では吸込み温度センサ異常フラグを
1にセットし、ステップ142へ進む。ステップ142
ではサーモオンフラグが1かどうかを判定し、そうであ
れば(Y)ステップ143へ進み、そうでなければ
(N)ステップ148へ進む。ステップ143ではサー
モオン運転(詳細記載せず)を行い、ステップ144へ
進む。ステップ144ではサーモオンタイマの計時をそ
のまま継続させ、ステップ145へ進む。ステップ14
5ではサーモオンタイマの計時時間がサーモオン時間記
憶手段114に予め記憶されている所定の記憶時間以上
であるかを判定し、そうであれば(Y)ステップ146
へ、そうでなければ(N)ステップ153へ進む。ステ
ップ146ではサーモオンフラグを0にリセットし、ス
テップ147へ進む。ステップ147ではサーモオフタ
イマの計時時間をゼロクリアし、ステップ153へ進
む。また、ステップ148ではサーモオフ運転(詳細記
載せず)を行い、ステップ149へ進む。ステップ14
9ではサーモオフタイマの計時をそのまま継続させ、ス
テップ150へ進む。ステップ150ではサーモオフタ
イマの計時時間がサーモオフ時間記憶手段115に予め
記憶されている所定の記憶時間以上であるかを判定し、
そうであれば(Y)ステップ151へ進み、そうでなけ
れば(N)ステップ153へ進む。ステップ151では
サーモオフフラグを0にリセットし、ステップ152へ
進む。ステップ152ではサーモオンタイマの計時時間
をゼロクリアし、ステップ153へ進む。
【0042】一方、ステップ122では吸込み温度セン
サ異常フラグが1かどうかを判定し、1であれば(Y)
ステップ123へ進み、そうでなければ(N)ステップ
125へ進む。ステップ123ではサーモオンタイマお
よびサーモオフタイマをゼロクリアし、ステップ124
へ進む。ステップ124では吸込み温度センサ異常フラ
グを0にリセットし、ステップ125へ進む。ステップ
125では現時点の運転状態がサーモオンかどうかを判
定し、そうであれば(Y)ステップ126へ進み、そう
でなければ(N)ステップ132へ進む。ステップ12
6ではサーモオン運転(詳細記載せず)を行い、ステッ
プ127へ進む。ステップ127ではサーモオンフラグ
が1かどうかを判定し、そうであれば(Y)ステップ1
31へ進み、そうでなければ(N)ステップ128へ進
む。ステップ128ではサーモオフタイマの計時時間を
サーモオフ時間記憶手段に記憶しておき、ステップ12
9へ進む。ステップ129ではサーモオンタイマの計時
時間をゼロクリアし、ステップ130へ進む。ステップ
130ではサーモオンフラグに1をセットし、ステップ
131へ進む。ステップ131ではサーモオンタイマの
計時をそのまま継続させ、ステップ153へ進む。そし
て、ステップ132ではサーモオフ運転(詳細記載せ
ず)を行い、ステップ133へ進む。ステップ133で
はサーモオンフラグが0かどうかを判定し、そうであれ
ば(Y)ステップ137へ進み、そうでなければ(N)
ステップ134へ進む。ステップ134ではサーモオン
タイマの計時時間をサーモオン時間記憶手段に記憶して
おき、ステップ135へ進む。ステップ135ではサー
モオフタイマの計時時間をゼロクリアし、ステップ13
6へ進む。ステップ136ではサーモオンフラグを0に
リセットし、ステップ137へ進む。ステップ137で
はサーモオフタイマの計時をそのまま継続させ、ステッ
プ153へ進む。ステップ153では、本実施例の制御
アルゴリズムから抜ける。
【0043】以上のように制御することにより、室内機
Bの吸込み温度センサ11が機能的に異常状態に至った
場合にも、異常状態に至る直前のサーモ発停周期に基づ
いて運転制御を継続することにより応急運転ができ、被
空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめることができ
るとともに、リモコン24に応急運転表示を行うことに
より、利用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正
常復帰につなげることができる。
【0044】実施例5 図1に示すシステムにおける請求項2に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図10および図11を用いて説明
する。図10において、吸込み温度センサ異常検知手段
54は、吸込み温度センサ11からの取込み値が使用温
度範囲を逸脱していることを検知した場合に、その温度
センサ11がオープンまたはショート状態になったと判
断する。その判断結果に基づいて、応急運転手段161
(第2の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応
急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リ
モコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線2
5経由で行うと共に、リモコン24内に設けられた温度
設定手段51の設定温度を伝送線25経由で伝送しその
値と吸込み温度センサ11からの取込み値との比較によ
り室内機Bの運転/停止を決定するサーモ発停判定手段
53の判定を、配管温度センサ12の検知温度のみで実
行すると共に、絞り装置4の絞り開度を制御する絞り開
度制御手段56の制御開度を、最小開度記憶手段57に
あらかじめ記憶された値に固定する。
【0045】このような制御アルゴリズムとしては、図
11に示すように、ステップ171では吸込み温度セン
サ異常検知手段54により吸込み温度センサ11の異常
を判定し、異常の場合(Y)はステップ172へ進み、
そうでない場合(N)はステップ182へ進む。ステッ
プ172では伝送線25経由でリモコン24内の応急運
転表示手段26の点灯を行い、ステップ173へ進む。
ステップ173では現在設定されている運転モードが冷
房/暖房のいずれであるかを判定し、冷房の場合(冷)
ステップ174へ進み、暖房であれば(暖)ステップ1
78へ進む。ステップ174では配管温度センサ12か
らの取込み値があらかじめ定められた冷房運転用の第1
の所定温度よりも高いか否かを比較し、そうであれば
(Y)ステップ175へ進み、そうでなければ(N)ス
テップ177へ進む。ステップ175では冷房サーモオ
ン運転(詳細記載せず)を行い、ステップ176へ進
む。ステップ176では絞り装置4の絞り開度をあらか
じめ定められた冷房用の第1の所定値に固定し、ステッ
プ183へ進む。ステップ177では冷房サーモオフ運
転(詳細記載せず)を行い、ステップ183へ進む。一
方、ステップ178では配管温度センサ12の取込み値
があらかじめ定められた暖房運転用の第2の所定温度よ
りも低いかを比較し、そうであれば(Y)ステップ17
9へ進み、そうでなければ(N)ステップ181へ進
む。ステップ179では暖房サーモオン運転(詳細記載
せず)を行い、ステップ180へ進む。ステップ180
では絞り装置4の絞り開度をあらかじめ定められた暖房
用の第2の所定値に固定し、ステップ183へ進む。ス
テップ181では暖房サーモオフ運転(詳細記載せず)
を行い、ステップ183へ進む。ステップ182では通
常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ステップ183
へ進む。ステップ183では、本実施例の制御アルゴリ
ズムから抜ける。
【0046】以上のように制御することにより、室内機
Bの吸込み温度センサ11が機能的に異常状態に至った
場合にも、冷暖房能力を抑制しつつ冷暖房能力過剰時に
温度変化が現れる配管温度に基づいてサーモ発停を判定
することにより応急運転ができ、被空調室内の快適性の
阻害を最低限に留めることができるとともに、リモコン
24に応急運転表示を行うことにより利用者等に対して
メンテナンスを促し、早期の正常復帰につなげることが
できる。なお、本実施例ではサーモ発停の判定に用いる
配管温度は冷暖房各々一通りであったが、リモコン24
における設定温度等に応じて各々複数の判定温度を設定
することも可能である。
【0047】実施例6 図1に示すシステムにおける請求項2に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図12および図13を用いて説明
する。ただし、室内機Bは理解を簡単にするため、ここ
では2台とする。図12において、吸込み温度センサ異
常検知手段54は、吸込み温度センサ11からの取込み
値が使用温度範囲を逸脱していることを検知した場合
に、吸込み温度センサ11がオープンまたはショート状
態になったと判断する。その判断結果に基づいて、応急
運転手段191(第2の応急運転手段の別例)は通常の
運転制御から応急運転の制御に切り換える。即ち、応急
運転時には、リモコン24内の応急運転表示手段26の
点灯を伝送線25経由で行うと共に、リモコン24内に
設けられた温度設定手段51の設定温度を伝送線25経
由で伝送しその値と吸込み温度センサ11からの取込み
値との比較により室内機Bの運転/停止を決定するサー
モ発停判定手段53の判定結果として、同一冷媒系で同
一運転モードの他の室内機Bのサーモ発停判定手段53
の判定結果を伝送線25で伝送したものを用いる。
【0048】このような制御アルゴリズムとしては、図
13に示すように、ステップ201では吸込み温度セン
サ異常検知手段54により吸込み温度センサ11の異常
を判定し、異常の場合(Y)はステップ202へ進み、
そうでない場合(N)はステップ214へ進む。ステッ
プ202では伝送線25経由でリモコン24内の応急運
転表示手段26の点灯を行い、ステップ203へ進む。
ステップ203では現在設定されている運転モードが冷
房/暖房のいずれであるかを判定して、冷房であれば
(冷)ステップ204へ進み、暖房であれば(暖)ステ
ップ209へ進む。ステップ204では同一冷媒系の他
の室内機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷
房であれば(冷)ステップ205へ進み、冷房以外であ
れば(冷以外)ステップ208へ進む。ステップ205
では同一冷媒系の他の室内機Bの運転状態を伝送線25
経由で確認し、サーモオンであれば(ON)ステップ2
06へ進み、サーモオフであれば(OFF)ステップ2
07へ進む。ステップ206では冷房サーモオン運転
(詳細記載せず)を行い、ステップ215へ進む。ステ
ップ207では冷房サーモオフ運転(詳細記載せず)を
行い、ステップ215へ進む。ステップ208では冷房
サーモオン運転を行って、ステップ215へ進む。一
方、ステップ209では同一冷媒系の他の室内機Bの運
転モードを伝送線25経由で確認し、暖房であれば
(暖)ステップ210へ、暖房以外であれば(暖以外)
ステップ213へ進む。ステップ210では同一冷媒系
の他の室内機Bの運転状態を伝送線25経由で確認し、
サーモオンであれば(ON)ステップ211へ進み、サ
ーモオフであれば(OFF)ステップ212へ進む。ス
テップ211では暖房サーモオン運転(詳細記載せず)
を行い、ステップ215へ進む。ステップ212では暖
房サーモオフ運転(詳細記載せず)を行い、ステップ2
15へ進む。ステップ213では暖房サーモオン運転を
行い、ステップ215へ進む。ステップ214では、通
常の運転制御をおこない、ステップ215へ進む。ステ
ップ215では、本実施例の制御アルゴリズムから抜け
る。
【0049】以上のように制御することにより、室内機
Bの吸込み温度センサ11が機械的に異常状態に至った
場合にも、同一冷媒系の同一運転モードの他の室内機B
とサーモ発停同時運転を行うことにより、連続運転によ
る冷えすぎや暖まりすぎを抑制した応急運転ができ、被
空調室内の快適性の阻害を最低限に留めることができる
とともに、リモコン24に応急運転表示を行うことによ
り利用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正常復
帰につなげることができる。なお、本実施例では室内機
Bを2台とした例を示したが、さらに多くの室内機Bが
接続された場合でも同様に制御できることは言うまでも
ない。
【0050】実施例7 図1に示すシステムにおける請求項3に係る一実施例
を、室内機Bを中心に図14および図15を用いて説明
する。図14において、配管温度センサ異常検知手段2
21は、配管温度センサ12からの取込み値が使用温度
範囲を逸脱していることを検知した場合に、配管温度セ
ンサ12がオープンまたはショート状態になったと判断
する。その判断結果に基づいて、応急運転手段223
(第3の応急運転手段の一例)は通常の運転制御から応
急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リ
モコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線2
5経由で行うと共に、配管温度に係る最新の取込み値を
所定周期で更新可能に記憶している配管温度記憶手段2
22の記憶値を固定する。絞り開度制御手段224は、
その値と、冷房時はガス管温度センサ12からの取込み
値と、暖房時は室外機高圧圧力センサ14からの取込み
値に対する高圧飽和温度換算手段225の換算値とを用
いて、絞り装置4の制御開度を求める。
【0051】このような制御アルゴリズムとしては、図
15に示すように、ステップ231では配管温度センサ
異常検知手段221により配管温度センサ12の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ232へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ243へ進む。ステップ
232では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ233へ進む。ス
テップ233では配管温度記憶手段222の記憶内容の
更新を禁止して、記憶値を固定しておき、ステップ23
4へ進む。一方、ステップ243では配管温度記憶手段
222の記憶内容を更新し、ステップ234へ進む。ス
テップ234では現在設定されている運転モードが冷房
/暖房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)
ステップ235へ進み、暖房であれば(暖)ステップ2
39へ進む。ステップ235では制御パラメータを
〔(ガス管温度センサ13の取込み値)−(配管温度記
憶手段222の記憶内容)〕とし、ステップ236へ進
む。ステップ236では上記制御パラメータがあらかじ
め定められた冷房用の第1の所定値より大きいかどうか
を判定し、そうであれば(Y)ステップ237へ進み、
そうでなければ(N)ステップ238へ進む。ステップ
237では絞り装置4の絞り開度を〔(現在値)−(冷
房閉用の第1の所定量)〕とし、ステップ245へ進
む。ステップ238では絞り装置4の絞り開度を〔(現
在値)+(冷房開用の第2の所定量)〕とし、ステップ
245へ進む。ステップ239では制御パラメータを
〔(高圧飽和温度換算手段225の換算値)−(配管温
度記憶手段222の記憶内容)〕とし、ステップ240
へ進む。ステップ240では上記制御パラメータがあら
かじめ定められた暖房用の第2の所定値よりも大きいか
どうかを判定し、そうであれば(Y)ステップ241へ
進み、そうでなければ(N)ステップ242へ進む。ス
テップ241では絞り装置4の絞り開度を〔(現在値)
−(暖房閉用の第3の所定量)〕とし、ステップ245
へ進む。ステップ242では絞り装置4の絞り開度を
〔(現在値)+(暖房開用の第4の所定量)〕とし、ス
テップ245へ進む。ステップ245では、本実施例の
制御アルゴリズムから抜ける。
【0052】以上のように制御することにより、室内機
Bの配管温度センサ12が機能的に異常状態に至った場
合にも、運転中の配管温度の変化は比較的小さいという
特性を利用して異常直前の配管温度を用いて通常時と同
様の運転制御を行うことにより、応急運転ができ、被空
調室内の快適性の阻害を最低限に留めることができると
ともに、リモコン24に応急運転表示を行うことにより
利用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正常復帰
につなげることができる。なお、本実施例では暖房時に
おける室内熱交換器5の冷媒飽和温度として、室外機A
の高圧圧力における冷媒飽和温度を用いて換算したが、
室内機Bにおいて熱交換器部の圧力を検知しその値を用
いて換算してもよい。
【0053】実施例8 図1に示すシステムにおける請求項3に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図16および図17を用いて説明
する。図16において、配管温度センサ異常検知手段2
21は、配管温度センサ12からの取込み値が使用温度
範囲を逸脱していることを検知した場合に、配管温度セ
ンサ12がオープンまたはショート状態になったと判断
する。その判断結果に基づいて、応急運転手段251
(第3の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応
急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リ
モコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線2
5経由で行うと共に、絞り装置4の絞り開度を絞り開度
固定手段252により予め定められた開度に固定する。
【0054】このような制御アルゴリズムとしては、図
17に示すように、ステップ261では配管温度センサ
異常検知手段221により配管温度センサ12の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ262へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ266へ進む。ステップ
262では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ263へ進む。ス
テップ263では現在設定されている運転モードが冷房
/暖房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)
ステップ264へ進み、暖房であれば(暖)ステップ2
65へ進む。ステップ264では絞り装置4の絞り開度
をあらかじめ定められた冷房用の第1の所定開度に固定
し、ステップ267へ進む。ステップ265では絞り装
置4の絞り開度をあらかじめ定められた暖房用の第2の
所定開度に固定し、ステップ267へ進む。一方、ステ
ップ266では通常の運転制御(詳細記載せず)を行
い、ステップ267へ進む。ステップ267では、本実
施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0055】以上のように制御することにより、室内機
Bの配管温度センサ12が機能的に異常状態に至った場
合にも、あらかじめ定められた標準的な運転状態におけ
る絞り開度を用いて絞り装置4の絞り開度を固定するこ
とにより、応急運転ができ、被空調室内の阻害を最低限
に留めることができるとともに、リモコン24に応急運
転表示を行うことにより利用者等に対してメンテナンス
を促し、早期の正常復帰につなげることができる。
【0056】実施例9 図1に示すシステムにおける請求項3に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図18および図19を用いて説明
する。なお、本実施例は冷房運転時のみに適用可能であ
る。図18において、配管温度センサ異常検知手段22
1は、配管温度センサ12からの取込み値が使用温度範
囲を逸脱していることを検知した場合に、配管温度セン
サ12がオープンまたはショート状態になったと判断す
る。その判断結果に基づいて、応急運転手段271(第
3の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応急運
転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコ
ン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経
由で行うと共に、冷房運転の際に配管温度の使用を取り
やめ、絞り装置4の絞り開度をガス管温度センサ13か
らの取込み値のみで制御する。
【0057】かかる制御アルゴリズムとしては、図19
に示すように、ステップ281では配管温度センサ異常
検知手段221により配管温度センサ12の異常を判定
し、異常の場合(Y)はステップ282へ進み、そうで
ない場合(N)はステップ286へ進む。ステップ28
2では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転表示
手段26の点灯を行い、ステップ283へ進む。ステッ
プ283ではガス管温度センサ13からの取込み値があ
らかじめ定められた所定値より大きいかを判定し、そう
であれば(Y)ステップ284へ進み、そうでなければ
(N)ステップ285へ進む。ステップ284では絞り
装置4の絞り開度を〔(現在値)−(あらかじめ定めら
れた冷房閉用の第1の所定量)〕とし、ステップ287
へ進む。ステップ285では絞り装置4の絞り開度を
〔(現在値)+(あらかじめ定められた冷房開用の第2
の所定量)〕とし、ステップ287へ進む。ステップ2
86では通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ステ
ップ287へ進む。ステップ287では、本実施例の制
御アルゴリズムから抜ける。
【0058】以上のように制御することにより、冷房運
転時に室内機Bの配管温度センサ12が機能的に異常状
態に至った場合に運転中の配管温度の変化が比較的小さ
いといった特性を利用してガス管温度のみに基づいて、
絞り装置4の絞り開度を決定することにより、応急運転
ができ、被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめる
ことができるとともに、リモコン24に応急運転表示を
行うことにより利用者等に対してメンテナンスを促し、
早期の正常復帰につなげることができる。
【0059】実施例10 図1に示すシステムにおける請求項3に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図20および図21を用いて説明
する。なお、本実施例は冷房運転時のみに適用可能であ
る。図20において、配管温度センサ異常検知手段22
1は、配管温度センサ12からの取込み値が使用温度範
囲を逸脱していることを検知した場合に、配管温度セン
サ12がオープンまたはショート状態になったと判断す
る。その判断結果に基づいて、応急運転手段291(第
3の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応急運
転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコ
ン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経
由で行うと共に、配管温度切り換え手段292により、
配管温度センサ12からの取込み値を伝送線25経由で
取り込んだ室外機Aの低圧飽和温度センサ16からの取
込み値を検知する低圧飽和温度検知手段293の検知値
と切り換え、その値とガス管温度センサ13からの取込
み値とに基づいて、絞り開度制御手段224で絞り装置
4の絞り開度を制御する。
【0060】このような制御アルゴリズムとしては、図
21に示すように、ステップ301では配管温度センサ
異常検知手段221により配管温度センサ12の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ302へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ304へ進む。ステップ
302では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ303へ進む。ス
テップ303では制御パラメータを〔(ガス管温度セン
サ13からの取込み値)−(低圧飽和温度検知手段29
3による検知値)〕とし、ステップ305へ進む。ステ
ップ304では制御パラメータを〔(ガス管温度センサ
13からの取込み値)−(配管温度センサ12からの取
込み値)〕とし、ステップ305へ進む。ステップ30
5では上記制御パラメータの値があらかじめ定められた
所定値より大きいかどうかを判定し、そうであれば
(Y)ステップ306へ進み、そうでなければ(N)ス
テップ307へ進む。ステップ306では絞り装置4の
絞り開度を〔(現在値)−(あらかじめ定められた第1
の所定量)〕とし、ステップ308へ進む。ステップ3
07では絞り装置4の絞り開度を〔(現在値)+(あら
かじめ定められた第2の所定量)〕とし、ステップ30
8へ進む。ステップ308では、本実施例の制御アルゴ
リズムから抜ける。
【0061】以上のように制御することにより、冷房運
転時に室内機Bの配管温度センサ12が機能的に異常状
態に至った場合に、配管の圧損等を無視すればほぼ同等
の温度を示す室外機Aの低圧飽和温度を代用値として用
いて、絞り装置4の絞り開度を決定することにより、応
急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害を最低限にと
どめることができるとともに、リモコン24に応急運転
表示を行うことにより利用者等に対してメンテナンスを
促し、早期の正常復帰につなげることができる。
【0062】実施例11 図1に示すシステムにおける請求項3に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図22および図23を用いて説明
する。ただし、室内機Bは理解を簡単にするため2台と
する。なお、本実施例は冷房運転時のみに適用可能であ
る。図22において、配管温度センサ異常検知手段22
1は、配管温度センサ12からの取込み値が使用温度範
囲を逸脱していることを検知した場合に、配管温度セン
サ12がオープンまたはショート状態になったと判断す
る。その判断結果に基づいて、応急運転手段311(第
3の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応急運
転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコ
ン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経
由で行うと共に、配管温度センサ13からの取込み値を
伝送線25経由で取込んだ同一冷媒系で同一運転モード
の他の室内機Bの配管温度センサ13からの取込み値を
検知する配管温度検知手段313による検知値と切り換
え、その値とガス管温度センサ13からの取込み値とに
基づいて絞り開度制御手段224で絞り装置4の絞り開
度を制御する。
【0063】かかる制御アルゴリズムとしては、図23
に示すように、ステップ321では配管温度センサ異常
検知手段221により配管温度センサ12の異常を判定
し、異常の場合(Y)はステップ322へ進み、そうで
ない場合(N)はステップ336へ進む。ステップ32
2では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転表示
手段26の点灯を行い、ステップ324へ進む。ステッ
プ324では同一冷媒系の他の室内機Bの運転モードを
伝送線25経由で確認し、冷房であれば(冷)ステップ
325へ、冷房以外であれば(冷以外)ステップ329
へ進む。ステップ325では制御パラメータを〔(ガス
管温度センサ13からの取込み値)−(同一冷媒系の他
の室内機Bの配管温度センサ12からの取込み値)〕と
し、ステップ326へ進む。ステップ326では上記制
御パラメータの値があらかじめ定められた冷房用の第1
の所定値より大きいかどうかを判定し、そうであれば
(Y)ステップ327へ進み、そうでなければ(N)ス
テップ328へ進む。ステップ327では絞り装置4の
絞り開度を〔(現在値)−(あらかじめ定められた冷房
用の第1の所定量)〕とし、ステップ337へ進む。ス
テップ328では絞り装置4の絞り開度を〔(現在値)
+(あらかじめ定められた冷房用の第2の所定量)〕と
し、ステップ337へ進む。ステップ329では絞り装
置4の絞り開度を〔あらかじめ定められた冷房用の所定
開度〕に固定し、ステップ337へ進む。ステップ33
6では通常の冷房運転制御(詳細記載せず)を行い、ス
テップ337へ進む。ステップ337では、本実施例の
制御アルゴリズムから抜ける。
【0064】以上のように制御することにより、冷房運
転時に室内機Bの配管温度センサ12が機能的に異常状
態に至った場合に、配管の圧損等を無視すればほぼ同等
の温度を示す同一冷媒系の冷房運転中の室内機Bの配管
温度を代用値として用いて、絞り装置4の絞り開度を決
定することにより、応急運転ができ、被空調室内の快適
性の阻害を最低限にとどめることができるとともに、リ
モコン24に応急運転表示を行うことにより利用者等に
対してメンテナンスを促し、早期の正常復帰につなげる
ことができる。なお、本実施例では室内機Bを2台とし
たが、さらに多くの室内機Bが接続された場合でも同様
に制御できることは言うまでもない。
【0065】実施例12 図1に示すシステムにおける請求項3に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図24および図25を用いて説明
する。ただし、室内機Bは理解を簡単にするため、2台
とする。図24において、配管温度センサ異常検知手段
221は、配管温度センサ12からの取込み値が使用温
度範囲を逸脱していることを検知した場合に、配管温度
センサ12がオープンまたはショート状態になったと判
断する。その判断結果に基づいて、応急運転手段341
(第3の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応
急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リ
モコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線2
5経由で行うと共に、強制開度決定手段342により絞
り装置4の絞り開度を伝送線25経由で取り込んだ同一
冷媒系で同一運転モードの他の室内機Bの絞り開度制御
手段224の制御開度に対応する各々の室内機容量に応
じた能力コードを記憶する能力コード記憶手段343の
記憶値の比により求める。
【0066】かかる制御アルゴリズムとしては、図25
に示すように、ステップ351では配管温度センサ異常
検知手段221により配管温度センサ12の異常を判定
し、異常の場合(Y)はステップ352へ進み、そうで
ない場合(N)はステップ360へ進む。ステップ35
2では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転表示
手段26の点灯を行い、ステップ353へ進む。ステッ
プ353では現在設定されている運転モードが冷房/暖
房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)ステ
ップ354へ進み、暖房であれば(暖)ステップ357
へ進む。
【0067】ステップ354では同一冷媒系の他の室内
機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷房であ
れば(冷)ステップ355へ進み、冷房以外であれば
(冷以外)ステップ356へ進む。ステップ355では
絞り装置4の絞り開度を〔(同一冷媒系の冷房する室内
機Bの絞り開度)×(当該室内機Bの能力コード記憶手
段343の記憶値)/(同一冷媒系の冷房する室内機B
の能力コード記憶手段343の記憶値)〕とし、ステッ
プ361へ進む。ステップ356では絞り装置4の絞り
開度を〔あらかじめ定められた冷房用の第1の所定開
度〕とし、ステップ361へ進む。ステップ357では
同一冷媒系の他の室内機Bの運転モードを伝送線25経
由で確認し、暖房であれば(暖)ステップ358へ進
み、暖房以外であれば(暖以外)ステップ359へ進
む。ステップ358では絞り装置4の絞り開度を〔(同
一冷媒系の暖房する室内機Bの絞り開度)×(当該室内
機Bの能力コード記憶手段343の記憶値)〕とし、ス
テップ361へ進む。ステップ359では絞り装置4の
絞り開度を〔あらかじめ定められた暖房用の第2の所定
開度〕とし、ステップ361へ進む。ステップ360で
は通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ステップ3
61へ進む。ステップ361では、本実施例の制御アル
ゴリズムから抜ける。
【0068】以上のように制御することにより、室内機
Bの配管温度センサ12が機能的に異常状態に至った場
合に、ほぼ同様の運転状態にあると考えられる同一冷媒
系で同一運転モードの室内機Bにおける絞り装置4の絞
り開度を各室内機Bの容量に応じて比例推移することに
よって当該室内機Bの絞り装置の絞り開度を決定するこ
とにより、応急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害
を最低限にとどめることができるとともに、リモコン2
4に応急運転表示を行うことにより利用者等に対してメ
ンテナンスを促し、早期の正常復帰につなげることがで
きる。なお、本実施例では室内機Bを2台とした例を示
したが、さらに多くの室内機Bが接続された場合でも同
様に制御できることは言うまでもない。
【0069】実施例13 図1に示すシステムにおける請求項3に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図26および図27を用いて説明
する。ここでは、室内機Bは3台を用いたものとする。
図26において、配管温度センサ異常検知手段221
は、配管温度センサ12からの取込み値が使用温度範囲
を逸脱していることを検知した場合に、配管温度センサ
12がオープンまたはショート状態になったと判断す
る。その判断結果に基づいて、応急運転手段371(第
3の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応急運
転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコ
ン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経
由で行うと共に、強制開度決定手段372により絞り装
置4の絞り開度を伝送線25経由で取り込んだ同一冷媒
系で同一運転モードの他の室内機Bのうち、吸込み温度
センサ11からの取込み値を検知する吸込み温度検知手
段373の検知温度が当該室内機Bに最も近いものの絞
り開度制御手段224の制御開度に対応する各々の室内
機容量に応じた能力コードを記憶する能力コード記憶手
段343の記憶値の比により求める。
【0070】このような制御アルゴリズムとしては、図
27に示すように、ステップ381では配管温度センサ
異常検知手段221により配管温度センサ12の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ382へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ404へ進む。ステップ
382では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ383へ進む。ス
テップ383では現在設定されている運転モードが冷房
/暖房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)
ステップ384へ進み、暖房であれば(暖)ステップ3
94へ進む。ステップ384では同一冷媒系の第一の他
の室内機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷
房であれば(冷)ステップ385へ進み、冷房以外であ
れば(冷以外)ステップ390へ進む。ステップ385
では同一冷媒系の第2の他の室内機Bの運転モードを伝
送線25経由で確認し、冷房であれば(冷)ステップ3
86へ進み、冷房以外であれば(冷以外)ステップ38
9へ進む。ステップ386では当該室内機Bの吸込み温
度センサ11からの取込み値と第1の他の室内機Bの吸
込み温度検知手段373の検知温度との差の絶対値が当
該室内機Bの吸込み温度センサ11からの取込み値と第
2の他の室内機Bの吸込み温度検知手段373の検知温
度との差の絶対値以下であるかどうかを判定し、そうで
あれば(Y)ステップ387へ進み、そうでなければ
(N)ステップ388へ進む。ステップ387では能力
コードおよび絞り開度の代表値として第1の他の室内機
Bのものをとり、ステップ393へ進む。ステップ38
8では能力コードおよび絞り開度の代表値として第2の
他の室内機Bのものをとり、ステップ393へ進む。ス
テップ389では能力コードおよび絞り開度の代表値と
して第1の他の室内機Bのものをとり、ステップ393
へ進む。ステップ390では同一冷媒系の第2の他の室
内機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷房で
あれば(冷)ステップ391へ進み、冷房以外であれば
(冷以外)ステップ392へ進む。ステップ391では
能力コードおよび絞り開度の代表値として第2の他の室
内機Bのものをとり、ステップ393へ進む。ステップ
392では能力コードの代表値として当該室内機Bのも
のをとり、絞り開度の代表値としてあらかじめ定められ
た冷房用の第1の所定開度をとり、ステップ393へ進
む。ステップ393では絞り装置4の絞り開度を〔(代
表絞り開度)×(当該室内機Bの能力コード記憶手段3
43の記憶値)/(代表能力コード)〕とし、ステップ
405へ進む。
【0071】ステップ394では同一冷媒系の第1の他
の室内機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、暖
房であれば(暖)ステップ395へ進み、暖房以外であ
れば(暖以外)ステップ400へ進む。ステップ395
では同一冷媒系の第2の他の室内機Bの運転モードを伝
送線25経由で確認し、暖房であれば(暖)ステップ3
96へ進み、暖房以外であれば(暖以外)ステップ39
9へ進む。ステップ396では当該室内機Bの吸込み温
度センサ11からの取込み値と第1の他の室内機Bの吸
込み温度検知手段373の検知温度との差の絶対値が当
該室内機Bの吸込み温度センサ11からの取込み値と第
2の他の室内機Bの吸込み温度検知手段373の検知温
度との差の絶対値以下であるかどうかを判定し、そうで
あれば(Y)ステップ397へ進み、そうでなければ
(N)ステップ398へ進む。ステップ397では能力
コードおよび絞り開度の代表値として第1の他の室内機
Bのものをとり、ステップ393へ進む。ステップ39
8では能力コードおよび絞り開度の代表値として第2の
他の室内機Bのものをとり、ステップ393へ進む。ス
テップ399では能力コードおよび絞り開度の代表値と
して第1の他の室内機Bのものをとり、ステップ393
へ進む。ステップ400では同一冷媒系の第2の他の室
内機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、暖房で
あれば(暖)ステップ401へ進み、暖房以外であれば
(暖以外)ステップ402へ進む。ステップ401では
能力コードおよび絞り開度の代表値として第2の他の室
内機Bのものをとり、ステップ393へ進む。ステップ
402では能力コードの代表値として当該室内機Bのも
のをとり、絞り開度の代表値としてあらかじめ定められ
た暖房用の第2の所定開度をとり、ステップ393へ進
む。ステップ404では通常の運転制御(詳細記載せ
ず)を行い、ステップ405へ進む。ステップ405で
は、本実施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0072】以上のように制御することにより、室内機
Bの配管温度センサ12が機能的に異常状態に至った場
合に、最も近い運転状態にあると考えられる同一冷媒系
で同一運転モードの室内機Bにおける絞り装置4の絞り
開度を各室内機Bの容量に応じて比例推移することによ
って当該室内機Bの絞り装置4の絞り開度を決定するこ
とにより、応急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害
を最低限にとどめることができるとともに、リモコン2
4に応急運転表示を行うことにより利用者等に対してメ
ンテナンスを促し、早期の正常復帰につなげることがで
きる。なお、本実施例では室内機Bを3台とした例を示
したが、さらに多くの室内機Bが接続された場合でも同
様に制御できることは言うまでもない。
【0073】実施例14 図1に示すシステムにおける請求項3に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図28および図29を用いて説明
する。ここでは、室内機Bを3台用いたものとする。図
28において、配管温度センサ異常検知手段221は、
配管温度センサ12からの取込み値が使用温度範囲を逸
脱していることを検知した場合に配管温度センサ12が
オープンまたはショート状態になったと判断する。その
判断結果に基づいて、応急運転手段371(第3の応急
運転手段の別例)は通常の運転制御から応急運転の制御
に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコン24内
の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経由で行う
と共に、伝送線25経由で取り込んだ同一冷媒系で同一
運転モードの他の室内機Bの合計容量を示す合計能力コ
ード演算手段412の演算結果により当該室内機Bのサ
ーモ発停手段53の判定を強制サーモオフとする。
【0074】このような制御アルゴリズムとしては、図
29に示すように、ステップ421では配管温度センサ
異常検知手段221により配管温度センサ12の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ422へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ435へ進む。ステップ
422では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ423へ進む。ス
テップ423では現在設定されている運転モードが冷房
/暖房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)
ステップ424へ進み、暖房であれば(暖)ステップ4
34へ進む。ステップ424では同一冷媒系の第1の他
の室内機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷
房であれば(冷)ステップ425へ進み、冷房以外であ
れば(冷以外)ステップ428へ進む。ステップ425
では同一冷媒系の第2の他の室内機Bの運転モードを伝
送線25経由で確認し、冷房であれば(冷)ステップ4
26へ進み、冷房以外であれば(冷以外)ステップ42
7へ進む。ステップ426では合計能力コードを〔(当
該室内機Bの能力コード)+(第1の他の室内機Bの能
力コード)+(第2の他の室内機Bの能力コード)〕と
し、ステップ431へ進む。ステップ427では合計能
力コードを〔(当該室内機Bの能力コード)+(第1の
他の室内機Bの能力コード)〕とし、ステップ431へ
進む。ステップ428では同一冷媒系の第2の他の室内
機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷房であ
れば(冷)ステップ429へ進み、冷房以外であれば
(冷以外)ステップ430へ進む。ステップ429では
合計能力コードを〔(当該室内機Bの能力コード)+
(第2の他の室内機Bの能力コード)〕とし、ステップ
431へ進む。ステップ427では合計能力コードを
〔当該室内機Bの能力コード〕とし、ステップ431へ
進む。ステップ431では合計能力コードがあらかじめ
定められた冷房用の最小運転容量より小さいかどうかを
判定し、そうであれば(Y)ステップ432へ進み、そ
うでなければ(N)ステップ433へ進む。ステップ4
32ではサーモ発停手段53の判定を強制サーモオフと
し、ステップ436へ進む。ステップ433ではサーモ
発停手段53で通常の冷房サーモ発停制御(詳細記載せ
ず)を行い、ステップ436へ進む。ステップ434で
はサーモ発停手段53で通常の暖房サーモ発停制御(詳
細記載せず)を行い、ステップ436へ進む。ステップ
435では通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ス
テップ436へ進む。ステップ436では、本実施例の
制御アルゴリズムから抜ける。
【0075】以上のように制御することにより、室内機
Bの配管温度センサ12が機能的に異常状態に至った場
合に、冷房小容量運転時には配管温度の不明な室内機B
は強制サーモオフとすることにより、冷房小容量運転時
における低圧側冷媒圧力の低下による室内熱交換器5の
凍結の危険を未然に防いだ応急運転ができ、被空調室内
の快適性の阻害を最低限に留めることができるととも
に、リモコン24に応急運転表示を行うことにより利用
者等に対してメンテナンスを促し、早期の正常復帰につ
なげることができる。なお、本実施例では室内機Bを3
台とした例を示したが、さらに多くの室内機Bが接続さ
れた場合でも同様に制御できることは言うまでもない。
また、暖房運転の場合も、本実施例の冷房運転の場合と
同様に小容量運転時には強制サーモオフし、高圧側冷媒
圧力の過昇圧防止を行うことが可能である。
【0076】実施例15 図1に示すシステムにおける請求項4に係る一実施例
を、室内機Bを中心に図30および図31を用いて説明
する。図30において、ガス管温度センサ異常検知手段
441は、ガス管温度センサ13からの取込み値が使用
温度範囲を逸脱していることを検知した場合に、ガス管
温度センサ13がオープンまたはショート状態になった
と判断する。その判断結果に基づいて、応急運転手段4
42(第4の応急運転手段の一例)は通常の運転制御か
ら応急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時に
は、リモコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝
送線25経由で行うと共に、暖房運転時には通常制御を
継続するが、冷房運転時には絞り装置4の絞り開度を絞
り開度固定手段443によりあらかじめ定められた開度
に固定する。
【0077】かかる制御アルゴリズムとしては、図31
に示すように、ステップ451ではガス管温度センサ異
常検知手段441によりガス管温度センサ13の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ452へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ456へ進む。ステップ
452では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ453へ進む。ス
テップ453では現在設定されている運転モードが冷房
/暖房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)
ステップ454へ進み、暖房であれば(暖)ステップ4
55へ進む。ステップ454では絞り装置4の絞り開度
をあらかじめ定められた冷房用の第1の所定開度に固定
し、ステップ457へ進む。ステップ455では通常の
暖房運転制御(詳細記載せず)を行い、ステップ457
へ進む。ステップ456では通常の運転制御(詳細記載
せず)を行い、ステップ457へ進む。ステップ457
では、本実施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0078】以上のように制御することにより、冷房運
転時に室内機Bのガス管温度センサ13が機能的に異常
状態に至った場合にも、あらかじめ定められた標準的な
運転状態における開度で絞り装置4の絞り開度を固定す
ることにより、応急運転ができ、被空調室内の快適性の
阻害を最低限にとどめることができるとともに、リモコ
ン24に応急運転表示を行うことにより利用者等に対し
てメンテナンスを促し、早期の正常復帰につなげること
ができる。また、暖房運転時にはガス管温度は未使用で
あるので、その場合は通常の運転を継続させればよい。
【0079】実施例16 図1に示すシステムにおける請求項4に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図32および図33を用いて説明
する。ただし、ここでは、室内機Bは理解を簡単にする
ため、2台とする。図32において、ガス管温度センサ
異常検知手段441は、ガス管温度センサ13からの取
込み値が使用温度範囲を逸脱していることを検知した場
合に、ガス管温度センサ13がオープンまたはショート
状態になったと判断する。その判断結果に基づいて、応
急運転手段461(第4の応急運転手段の別例)は通常
の運転制御から応急運転の制御に切り換える。即ち、応
急運転時には、リモコン24内の応急運転表示手段26
の点灯を伝送線25経由で行うと共に、暖房運転時には
通常制御を継続するが、冷房運転時には強制開度決定手
段462により絞り装置4の絞り開度を伝送線25経由
で取り込んだ同一冷媒系で同一運転モードの他の室内機
Bの絞り開度制御手段224の制御開度に対応する各々
の室内機容量に応じた能力コードを記憶する能力コード
記憶手段343の記憶値の比により求める。
【0080】かかる制御アルゴリズムとしては、図33
に示すように、ステップ471ではガス管温度センサ異
常検知手段441によりガス管温度センサ13の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ472へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ480へ進む。ステップ
472では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ473へ進む。ス
テップ473では現在設定されている運転モードが冷房
/暖房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)
ステップ474へ進み、暖房であれば(暖)ステップ4
77へ進む。ステップ474では同一冷媒系の他の室内
機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷房であ
れば(冷)ステップ475へ進み、冷房以外であれば
(冷以外)ステップ476へ進む。ステップ475では
絞り装置4の絞り開度を〔(同一冷媒系の冷房する室内
機Bの絞り開度)×(当該室内機Bの能力コード記憶手
段343の記憶値)/(同一冷媒系の冷房する室内機B
の能力コード記憶手段343の記憶値)〕とし、ステッ
プ481へ進む。ステップ476では絞り装置4の絞り
開度を〔あらかじめ定められた冷房用の第1の所定開
度〕とし、ステップ481へ進む。ステップ477では
通常の暖房運転制御(詳細記載せず)を行い、ステップ
481へ進む。ステップ480では通常の運転制御(詳
細記載せず)を行い、ステップ481へ進む。ステップ
481では、本実施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0081】以上のように制御することにより、冷房運
転時に室内機Bのガス管温度センサ13が機能的に異常
状態に至った場合に、ほぼ同様の運転状態にあると考え
られる同一冷媒系で同一運転モードの室内機Bにおける
絞り装置4の絞り開度を各室内機Bの容量に応じて比例
推移することによって当該室内機Bの絞り装置4の絞り
開度を決定することにより、応急運転ができ、被空調室
内の快適性の阻害を最低限にとどめることができるとと
もに、リモコン24に応急運転表示を行うことにより利
用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正常復帰に
つなげることができる。また、暖房運転時にはガス管温
度は制御について未使用なので、通常の運転を継続す
る。なお、本実施例では室内機Bを2台とした例を示し
たが、さらに多くの室内機Bが接続された場合でも同様
に制御できることは言うまでもない。
【0082】実施例17 図1に示すシステムにおける請求項4に係る他の実施例
を、室内機Bを中心に図34および図35を用いて説明
する。ここでは、室内機Bが3台あるものとする。図3
4において、ガス管温度センサ異常検知手段441は、
ガス管温度センサ13からの取込み値が使用温度範囲を
逸脱していることを検知した場合に、ガス管温度センサ
13がオープンまたはショート状態になったと判断す
る。その判断結果に基づいて、応急運転手段491(第
4の応急運転手段の別例)は通常の運転制御から応急運
転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコ
ン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経
由で行うと共に、暖房運転時には通常制御を継続する
が、冷房運転時には強制開度決定手段492により絞り
装置4の絞り開度を伝送線25経由で取り込んだ同一冷
媒系で同一運転モードの他の室内機Bのうち、吸込み温
度センサ11からの取込み値を検知する吸込み温度検知
手段373の検知温度が当該室内機Bに最も近いものの
絞り開度制御手段224の制御開度に対応する各々の室
内機容量に応じた能力コードを記憶する能力コード記憶
手段343の記憶値の比により求める。
【0083】かかる制御アルゴリズムとしては、図35
に示すように、ステップ501ではガス管温度センサ異
常検知手段441によりガス管温度センサ13の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ502へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ524へ進む。ステップ
502では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ503へ進む。ス
テップ503では現在設定されている運転モードが冷房
/暖房のいずれであるかを判定し、冷房であれば(冷)
ステップ504へ進み、暖房であれば(暖)ステップ5
14へ進む。ステップ504では同一冷媒系の第1の他
の室内機Bの運転モードを伝送線25経由で確認し、冷
房であれば(冷)ステップ505へ進み、冷房以外であ
れば(冷以外)ステップ510へ進む。ステップ505
では同一冷媒系の第2の他の室内機Bの運転モードを伝
送線25経由で確認し、冷房であれば(冷)ステップ5
06へ進み、冷房以外であれば(冷以外)ステップ50
9へ進む。ステップ506では当該室内機Bの吸込み温
度センサ11からの取込み値と第1の他の室内機Bの吸
込み温度検知手段373の検知温度との差の絶対値が当
該室内機Bの吸込み温度センサ11からの取込み値と第
2の他の室内機Bの吸込み温度検知手段373の検知温
度との差の絶対値以下であるかどうかを判定し、そうで
あれば(Y)ステップ507へ進む、そうでなければ
(N)ステップ508へ進む。
【0084】ステップ507では能力コードおよび絞り
開度の代表値として第1の他の室内機Bのものをとり、
ステップ513へ進む。ステップ508では能力コード
および絞り開度の代表値として第2の他の室内機Bのも
のをとり、ステップ513へ進む。ステップ509では
能力コードおよび絞り開度の代表値として第1の他の室
内機Bのものをとり、ステップ513へ進む。ステップ
510では同一冷媒系の第2の他の室内機Bの運転モー
ドを伝送線25経由で確認し、冷房であれば(冷)ステ
ップ511へ進み、冷房以外であれば(冷以外)ステッ
プ512へ進む。ステップ511では能力コードおよび
絞り開度の代表値として第2の他の室内機Bのものをと
り、ステップ513へ進む。ステップ512では能力コ
ードの代表値として当該室内機Bのものをとり、絞り開
度の代表値としてあらかじめ定められた冷房用の第1の
所定開度をとり、ステップ513へ進む。ステップ51
3では絞り装置4の絞り開度を〔(代表絞り開度)×
(当該室内機Bの能力コード記憶手段343の記憶値)
/(代表能力コード)〕とし、ステップ525へ進む。
ステップ514では通常の暖房運転制御(詳細記載せ
ず)を行い、ステップ525へ進む。ステップ524で
は通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ステップ5
25へ進む。ステップ525では、本実施例の制御アル
ゴリズムから抜ける。
【0085】以上のように制御することにより、冷房運
転時に室内機Bのガス管温度センサ13が機能的に異常
状態に至った場合に、最も近い運転状態にあると考えら
れると考えられる同一冷媒系で同一運転モードの室内機
Bにおける絞り装置4の絞り開度を各室内機Bの容量に
応じて比例推移することによって当該室内機Bの絞り装
置4の絞り開度を決定することにより、応急運転がで
き、被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめること
ができるとともに、リモコン24に応急運転表示を行う
ことにより利用者等に対してメンテナンスを促し、早期
の正常復帰につなげることができる。なお、本実施例で
は室内機Bを3台とした例を示したが、さらに多くの室
内機Bが接続された場合でも同様に制御できることは言
うまでもない。
【0086】実施例18 図1に示すシステムにおける請求項5に係る一実施例
を、室外機Aを中心に図36、図37、及び図38を用
いて説明する。図36において、高圧圧力センサ異常検
知手段531は、高圧圧力センサ14からの取込み値が
使用圧力範囲を逸脱していることを検知した場合に、高
圧圧力センサ14がオープンまたはショート状態になっ
たと判断する。その判断結果に基づいて、応急運転手段
532(第5の応急運転手段の一例)は通常の運転制御
から応急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時に
は、リモコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝
送線25経由で行うと共に、目標高圧・高圧異常レベル
低下手段535により運転制御手段536における目標
高圧および高圧異常レベルを低下させ、高圧圧力データ
選択手段534で高圧圧力データとして高圧圧力センサ
14の取込み値から、吐出温度センサ15取込み値と低
圧飽和温度センサ16取込み値とに基づいて高圧圧力を
推定する高圧圧力推定手段533の推定値に切り換えて
運転制御手段536により通常の運転制御を行う。
【0087】高圧圧力の推定方法は、図37に示すよう
に、モリエル線図上で飽和ガスライン上の低圧飽和温度
センサ16からの取込み値の点から等エントロピ線をた
どり、吐出温度センサ15からの取込み値のガス温度等
温線と交差するポイント圧力値を高圧圧力の推定値とす
るものである。
【0088】このような制御アルゴリズムとしては、図
38に示すように、ステップ541では高圧圧力センサ
異常検知手段531により高圧圧力センサ14の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ542へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ545へ進む。ステップ
542では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ543へ進む。ス
テップ543では高圧圧力データを上記のような吐出温
度と低圧飽和温度とから推定し、ステップ544へ進
む。ステップ544では目標高圧および高圧異常検知レ
ベルを安全を考えて低下させ、ステップ546へ進む。
ステップ545では推定された高圧圧力データを高圧圧
力センサ14からの取込み値とし、ステップ546へ進
む。ステップ546では通常の運転制御(詳細記載せ
ず)を行って、ステップ547へ進む。ステップ547
では、本実施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0089】以上のように制御することにより、高圧圧
力センサ14が機能的に異常状態に至った場合に、吐出
温度と低圧飽和温度とにより高圧圧力値を推定し、これ
を用いて通常運転を継続することにより、応急運転がで
き、被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめること
ができるとともに、リモコン24に応急運転表示を行う
ことにより利用者等に対してメンテナンスを促し、早期
の正常復帰につなげることができる。なお、本実施例で
は冷媒の低圧飽和温度に対し、飽和ガスライン上で等エ
ントロピ線を設定するようにしたが、これに限らず、例
えば低圧飽和温度に所定の過熱度を負荷して過熱ガス冷
媒時の等エントロピ線により推定することも可能であ
る。
【0090】実施例19 図1に示すシステムにおける請求項5に係る他の実施例
を、室外機Aを中心に図39、図40、及び図41を用
いて説明する。尚、室内機Bは理解を簡単にするため、
ここでは1台とする。図39において、高圧圧力センサ
異常検知手段531は、高圧圧力センサ14からの取込
み値が使用圧力範囲を逸脱していることを検知した場合
に、高圧圧力センサ14がオープンまたはショート状態
になったと判断する。その判断結果に基づいて、応急運
転手段551(第5の応急運転手段の別例)は通常の運
転制御から応急運転の制御に切り換える。即ち、応急運
転時には、リモコン24内の応急運転表示手段26の点
灯を伝送線25経由で行うと共に、目標高圧・高圧異常
レベル低下手段535により運転制御手段536におけ
る目標高圧および高圧異常レベルを低下させ、高圧圧力
データ選択手段553で高圧圧力データとして高圧圧力
センサ14の取込み値から、低圧飽和温度センサ16取
込み値と室外機コントローラ21内の圧縮機駆動用イン
バータの運転周波数制御手段552の制御インバータ運
転周波数と室内機Bの絞り装置4の絞り開度制御手段2
24の絞り開度とより高圧圧力を推定する高圧圧力推定
手段553の推定値に切り換えて、運転制御手段536
により通常の運転制御を行う。
【0091】高圧圧力の推定方法は、図40に示すよう
に、低圧飽和温度センサ16からの取込み値より飽和ガ
スとしての冷媒比重量561を求め、インバータ運転周
波数562から求まる冷媒押のけ量(体積)563との
積により冷媒循環量564を推定し、それと室内機Bの
絞り装置4の絞り開度565とより、所定の過冷却度に
おけるあらかじめ求められた関数により絞り装置4によ
る絞り差圧566を求め、それに低圧飽和温度センサ1
6取込み値の圧力換算値567を加えて高圧圧力推定値
568を求めるものである。
【0092】このような制御アルゴリズムとしては、図
41に示すように、ステップ571では高圧圧力センサ
異常検知手段531により高圧圧力センサ14の異常を
判定し、異常の場合(Y)はステップ572へ進み、そ
うでない場合(N)はステップ575へ進む。ステップ
572では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を行い、ステップ573へ進む。ス
テップ573では高圧圧力データを上記のように低圧飽
和温度とインバータ運転周波数と絞り装置4の絞り開度
とから推定し、ステップ574へ進む。ステップ574
では目標高圧および高圧異常検知レベルを安全を考えて
低下させ、ステップ576へ進む。一方、ステップ57
5では高圧圧力データを高圧圧力センサ14からの取込
み値とし、ステップ576へ進む。ステップ576では
通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ステップ57
7へ進む。ステップ577では、本実施例の制御アルゴ
リズムから抜ける。
【0093】以上のように制御することにより、高圧圧
力センサ14が機能的に異常状態に至った場合に、低圧
飽和温度とインバータ運転周波数と絞り装置4の絞り開
度とから高圧圧力値を推定し、通常運転を継続すること
により、応急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害を
最低限にとどめることができるとともに、リモコン24
に応急運転表示を行うことにより利用者等に対してメン
テナンスを促し、早期の正常復帰につなげることができ
る。なお、本実施例では室内機Bを1台としたが、さら
に多くの室内機Bが接続された場合でも同様に制御でき
ることは言うまでもない。また、本実施例では冷媒の低
圧飽和温度に対し、飽和ガスライン上で比重量を設定す
るようにしたが、これに限らず、例えば低圧飽和温度に
所定の過熱度を付加して過熱ガス冷媒時の比重量により
推定することも可能である。
【0094】実施例20 図1に示すシステムにおける請求項6に係る一実施例
を、室外機Aを中心に図42、図43、及び図44を用
いて説明する。図42において、低圧飽和温度センサ異
常検知手段531は、低圧飽和温度センサ16からの取
込み値が使用温度範囲を逸脱していることを検知した場
合に、低圧飽和温度センサ16がオープンまたはショー
ト状態になったと判断する。その判断結果に基づいて、
応急運転手段532(第6の応急運転手段の一例)は通
常の運転制御から応急運転の制御に切り換える。即ち、
応急運転時には、リモコン24内の応急運転表示手段2
6の点灯を伝送線25経由で行うと共に、目標低圧、低
圧異常レベル低下手段585により運転制御手段536
における目標低圧および低圧異常レベルを低下させ、低
圧飽和温度データ選択手段584で低圧飽和温度データ
として低圧飽和温度センサ16の取込み値から、高圧圧
力センサ14取込み値と吐出温度センサ15取込み値と
より低圧飽和温度を推定する低圧飽和温度推定手段58
3の推定値に切り換えて運転制御手段536により通常
の運転制御を行う。
【0095】低圧飽和温度の推定方法は、図43に示す
ように、モリエル線図上で高圧圧力センサ14からの取
込み値の等圧線と吐出温度センサ15取込み値のガス温
度等温線との交差するポイントを通る等エントロピ線が
飽和ガスラインと交差する点の飽和温度を、低圧飽和温
度推定値とするものである。
【0096】かかる制御アルゴリズムとしては、図44
に示すように、ステップ591では低圧飽和温度センサ
異常検知手段581により低圧飽和温度センサ16の異
常を判定し、異常の場合(Y)はステップ592へ進
み、そうでない場合(N)はステップ595へ進む。ス
テップ592では伝送線25経由でリモコン24内の応
急運転表示手段26の点灯を行い、ステップ593へ進
む。ステップ593では低圧飽和温度データを上記のよ
うに高圧圧力と吐出温度とから推定し、ステップ594
へ進む。ステップ594では目標低圧および低圧異常検
知レベルを安全を考えて低下させ、ステップ596へ進
む。ステップ595では推定された低圧飽和温度データ
を低圧飽和温度センサ16からの取込み値とし、ステッ
プ596へ進む。ステップ596では通常の運転制御
(詳細記載せず)を行い、ステップ597へ進む。ステ
ップ597では、本実施例の制御アルゴリズムから抜け
る。
【0097】以上のように制御することにより、低圧飽
和温度センサ16が機能的に異常状態に至った場合に、
冷媒の高圧圧力と吐出温度とにより低圧飽和温度値を推
定し、これを用いて通常運転を継続することにより、応
急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害を最低限にと
どめることができるとともに、リモコン24に応急運転
表示を行うことにより利用者等に対してメンテナンスを
促し、早期の正常復帰につなげることができる。また、
本実施例では等エントロピ線に対し、飽和ガスライン上
で低圧飽和温度を推定するようにしたが、これに限ら
ず、例えば低圧飽和温度に所定の過熱度を付加して過熱
ガス冷媒時の交点により推定することも可能である。
【0098】実施例21 図1に示すシステムにおける請求項7に係る一実施例
を、室外機Aを中心に図45、図46、及び図47を用
いて説明する。図45において、吐出温度センサ異常検
知手段601は、吐出温度センサ15からの取込み値が
使用温度範囲を逸脱していることを検知した場合に、吐
出温度センサ15がオープンまたはショート状態になっ
たと判断する。その判断結果に基づいて、応急運転手段
602(第7の応急運転手段の一例)は通常の運転制御
から応急運転に切り換える。即ち、応急運転時には、リ
モコン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線2
5経由で行うと共に、吐出温度レベル低下手段605に
より運転制御手段536における吐出温度異常レベルを
低下させ、吐出温度データ選択手段604で吐出温度デ
ータとして吐出温度センサ15の取込み値から、高圧圧
力センサ14取込み値と低圧飽和温度センサ16取込み
値とより吐出温度を推定する吐出温度推定手段603の
推定値に切り換えて、運転制御手段536により通常の
運転制御を行う。
【0099】吐出温度の推定方法は、図46に示すよう
に、モリエル線図上で高圧圧力センサ14からの取込み
値の等圧線と飽和ガスライン上の低圧飽和温度センサ1
6からの取込み値の点を通る等エントロピ線とが交差す
る点のガス温度を吐出温度推定値とするものである。
【0100】かかる制御アルゴリズムとしては、図47
に示すように、ステップ611では吐出温度センサ異常
検知手段601により吐出温度センサ15の異常を判定
し、異常の場合(Y)はステップ612へ進み、そうで
ない場合(N)はステップ615へ進む。ステップ61
2では伝送線25経由でリモコン24内の応急運転表示
手段26の点灯を行い、ステップ613へ進む。ステッ
プ613では吐出温度データを上記のように高圧圧力と
低圧飽和温度とから推定し、ステップ614へ進む。ス
テップ614では吐出温度異常検知レベルを安全を考え
て低下させ、ステップ616へ進む。ステップ615で
は推定された吐出温度データを吐出温度センサ15から
の取込み値とし、ステップ616へ進む。ステップ61
6では通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ステッ
プ617へ進む。ステップ617では、本実施例の制御
アルゴリズムから抜ける。
【0101】以上のように制御することにより、吐出温
度センサ15が機能的に異常状態に至った場合に、高圧
圧力と低圧飽和温度とにより吐出温度値を推定し、これ
を用いて通常運転を継続することにより、応急運転がで
き、被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめること
ができるとともに、リモコン24に応急運転表示を行う
ことにより利用者等に対してメンテナンスを促し、早期
の正常復帰につなげることができる。また、本実施例で
は低圧飽和温度に対し、飽和ガスライン上で等エントロ
ピ線を設定するようにしたが、これに限らず、例えば低
圧飽和温度に所定の過熱度を付加して過熱ガス冷媒時の
エントロピ線により推定することも可能である。
【0102】実施例22 図1に示すシステムにおける請求項8に係る一実施例
を、室外機Aを中心に図48および図49を用いて説明
する。図48において、室外配管温度センサ異常検知手
段621は、室外配管温度センサ17からの取込み値が
使用温度範囲を逸脱していることを検知した場合に、室
外配管温度センサ17がオープンまたはショート状態に
なったと判断する。その判断結果に基づいて、応急運転
手段622(第8の応急運転手段の一例)は通常の運転
制御から応急運転の制御に切り換える。即ち、応急運転
時には、リモコン24内の応急運転表示手段26の点灯
を伝送線25経由で行うと共に、暖房運転時はデフロス
ト開始判定手段623による判定を室外配管温度センサ
17を用いるものから低圧飽和温度センサ16を用いる
ものに切り換え、デフロスト(除霜運転)時はデフロス
ト終了判定手段624による判定を室外配管温度センサ
17を用いるものから吐出温度センサ15を用いるもの
に切り換え、運転制御手段625による運転制御を継続
する。
【0103】このような制御アルゴリズムとしては、図
49に示すように、ステップ631では室外配管温度セ
ンサ異常検知手段621により室外配管温度センサ17
の異常を判定し、異常の場合(Y)はステップ632へ
進み、そうでない場合(N)はステップ650へ進む。
ステップ632では伝送線25経由でリモコン24内の
応急運転表示手段26の点灯を行い、ステップ648へ
進む。ステップ648では現在設定されている運転モー
ドが冷房/暖房のいずれであるかを判定し、暖房ならば
(暖)ステップ633へ進み、冷房ならば(冷)ステッ
プ649へ進む。ステップ633ではデフロスト運転中
かどうかを判定し、そうならば(Y)ステップ637へ
進み、そうでなければ(N)ステップ634へ進む。ス
テップ634では低圧飽和温度センサ16からの取込み
値があらかじめ定められたデフロスト開始判定用の第1
の所定値より低いかどうかを判定し、そうであれば
(Y)ステップ636へ進み、そうでなければ(N)ス
テップ635へ進む。ステップ636ではデフロスト開
始制御(詳細記載せず)を行い、ステップ647へ進
む。ステップ635では通常の暖房運転制御を継続し、
ステップ647へ進む。ステップ637では吐出温度セ
ンサ15からの取込み値があらかじめ定められたデフロ
スト終了判定用の第2の所定値より高いかどうかを判定
し、そうであれば(Y)ステップ638へ進み、そうで
なければ(N)ステップ639へ進む。ステップ638
ではデフロスト終了制御(詳細記載せず)を行い、ステ
ップ647へ進む。ステップ639ではデフロスト運転
(詳細記載せず)を継続し、ステップ647へ進む。ス
テップ649では通常の冷房運転を継続し、ステップ6
47へ進む。
【0104】一方、ステップ650では現在設定されて
いる運転モードが冷房/暖房のいずれであるかを判定
し、暖房ならば(暖)ステップ640へ進み、冷房なら
ば(冷)ステップ649へ進む。ステップ640ではデ
フロスト運転中かどうかを判定し、そうであれば(Y)
ステップ644へ進み、そうでなければ(N)ステップ
641へ進む。ステップ641では室外配管温度センサ
17からの取込み値があらかじめ定められたデフロスト
開始判定用の第3の所定値より低いかどうかを判定し、
そうであれば(Y)ステップ643へ進み、そうでなけ
れば(N)ステップ642へ進む。ステップ643では
デフロスト開始制御(詳細記載せず)を行い、ステップ
647へ進む。ステップ642では通常の暖房運転制御
を継続し、ステップ647へ進む。ステップ644では
室外配管温度センサ17からの取込み値があらかじめ定
められたデフロスト終了判定用の第4の所定値より高い
かどうかを判定し、そうであれば(Y)ステップ645
へ進み、そうでなければ(N)ステップ646へ進む。
ステップ645ではデフロスト終了制御(詳細記載せ
ず)を行い、ステップ647へ進む。ステップ646で
はデフロスト運転(詳細記載せず)を継続し、ステップ
647へ進む。ステップ647では、本実施例の制御ア
ルゴリズムから抜ける。
【0105】以上のように制御することにより、暖房運
転時に室外配管温度センサ17が機能的に異常状態に至
ったとき、暖房時に室外熱交換器3の表面に霜がついた
場合に室外配管温度と同様に温度の低下する冷媒の低圧
飽和温度と、デフロスト運転時に霜がなくなった場合に
室外配管温度と同様に温度が上昇する吐出温度とによ
り、デフロストの開始・終了判定を代行させて、運転を
継続することにより、応急運転ができ、被空調室内の快
適性の阻害を最低限にとどめることができるとともに、
リモコン24に応急運転表示を行うことにより利用者等
に対してメンテナンスを促し、早期の正常復帰につなげ
ることができる。
【0106】実施例23 図1に示すシステムにおける請求項9に係る一実施例
を、室外機Aを中心に図50、図51、図52、及び図
53を用いて説明する。図50において、インバータ運
転電流センサ異常検知手段651は、インバータ運転電
流センサ18からの取込み値が使用電流範囲を逸脱して
いることを検知した場合に、インバータ運転電流センサ
18がオープンまたはショート状態になったと判断す
る。その判断結果に基づいて、応急運転手段652(第
9の応急運転手段の一例)は通常の運転制御から応急運
転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモコ
ン24内の応急運転表示手段26の点灯を伝送線25経
由で行うと共に、応急電流保護手段653により運転制
御手段536における過電流遮断検知無視、過負荷検知
レベル低下を実施し、また応急インバータ運転周波数制
御手段654により運転制御手段536におけるインバ
ータ最大運転周波数低下、インバータ運転周波数加減速
スピード低下を実施し、更にインバータ運転電流データ
選択手段656でインバータ運転電流データとしてイン
バータ運転電流センサ18の取込み値から、高圧圧力セ
ンサ14取込み値と低圧飽和温度センサ16取込み値と
インバータ運転周波数制御手段552の制御周波数とよ
りインバータ運転電流を推定するインバータ運転電流推
定手段655の推定値に切り換えて、運転制御手段53
6により通常の運転制御を行う。
【0107】インバータ運転電流の推定方法は、図51
および図52に示すように、インバータ運転電流が高圧
圧力、低圧飽和温度、インバータ運転周波数の関数とな
ることより、多項式によりインバータ運転電流を求める
近似式をあらかじめ求めておき、高圧圧力、低圧圧力飽
和温度、インバータ運転周波数に係る各取込み値に基づ
いて、逐次演算により推定するものである。
【0108】このような制御アルゴリズムとしては、図
53に示すように、ステップ661ではインバータ運転
電流センサ異常検知手段651によりインバータ運転電
流センサ18の異常を判定し、異常の場合(Y)はステ
ップ662へ進み、そうでない場合(N)はステップ6
66へ進む。ステップ662では伝送線25経由でリモ
コン24内の応急運転表示手段26の点灯を行い、ステ
ップ663へ進む。ステップ663では過電流遮断指令
を無視して、過負荷検知レベルを低下させ、ステップ6
64へ進む。ステップ664ではインバータ最大運転周
波数を低下させ、インバータ運転周波数加減速スピード
を低下させ、ステップ665へ進む。ステップ665で
はインバータ運転電流データを上記のように高圧圧力と
低圧飽和温度とインバータ運転周波数とから推定し、ス
テップ667へ進む。ステップ666では推定されたイ
ンバータ運転電流データをインバータ運転電流センサ1
8からの取込み値とし、ステップ667へ進む。ステッ
プ667では通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、
ステップ668へ進む。ステップ668では、本実施例
の制御アルゴリズムから抜ける。
【0109】以上のように制御することにより、インバ
ータ運転電流センサ18が機能的に異常状態に至った場
合に、インバータ運転電流値の上昇を抑制するために最
大運転周波数とインバータ運転周波数変化速度を低下さ
せ、また過電流に対する過負荷検知レベルを低下させ、
更に高圧圧力と低圧飽和温度とインバータ運転周波数と
によりインバータ運転電流値を推定し、これを用いて通
常運転を継続することにより、応急運転ができ、被空調
室内の快適性の阻害を最低限に留めることができるとと
もに、リモコン24に応急運転表示を行うことにより利
用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正常復帰に
つなげることができる。
【0110】実施例24 図1に示すシステムにおける請求項10に係る一実施例
を、室外機Aを中心に図54および図55を用いて説明
する。図54において、ヒートシンク温度センサ異常検
知手段671は、圧縮機駆動用インバータの主回路の放
熱に用いるヒートシンクの温度を検知するヒートシンク
温度センサ19からの取込み値が使用温度範囲を逸脱し
ていることを検知した場合に、ヒートシンク温度センサ
19がオープンまたはショート状態になったと判断す
る。その判断結果に基づいて、応急運転手段672(第
10の応急運転手段の一例)は通常の運転制御から応急
運転の制御に切り換える。即ち、応急運転時には、リモ
コン24内の応急運転表示26の点灯を伝送線25経由
で行うと共に、応急電流保護手段673により運転制御
手段536における過電流遮断検知レベル低下、過負荷
検知レベル低下を実施し、また冷却ファン応急運転手段
675により冷却ファン制御手段674の制御を強制フ
ァン運転に固定し、更に冷却ファン27を連続運転させ
て、運転制御手段536により通常の運転制御を行う。
【0111】このような制御アルゴリズムとしては、図
55に示すように、ステップ681ではヒートシンク温
度センサ異常検知手段671によりヒートシンク温度セ
ンサ19の異常を判定し、異常の場合(Y)はステップ
682へ進み、そうでない場合(N)はステップ685
へ進む。ステップ682では伝送線25経由でリモコン
24内の応急運転表示手段26の点灯を行い、ステップ
683へ進む。ステップ683では過電流遮断レベルを
低下させるとともに、過負荷検知レベルを低下させ、ス
テップ684へ進む。ステップ684では冷却ファン2
7を強制運転させて、ステップ688へ進む。ステップ
685ではヒートシンク温度センサ19からの取込み値
があらかじめ定められた冷却ファン運転停止判定用の所
定温度より高いかどうかを判定し、そうであれば(Y)
ステップ686へ進み、そうでなければ(N)ステップ
687へ進む。ステップ686では冷却ファン27を運
転し、ステップ688へ進む。ステップ687では冷却
ファン27を停止し、ステップ688へ進む。ステップ
688では通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ス
テップ689へ進む。ステップ689では、本実施例の
制御アルゴリズムから抜ける。
【0112】以上のように制御することにより、ヒート
シンク温度センサ19が機能的に異常状態に至った場合
に、過電流を抑制しながら冷却ファン27を強制運転さ
せ、冷却ファン27の寿命よりもインバータ主回路の破
損の危険性を減じた状態で、通常運転を継続することに
より、応急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害を最
低限にとどめることができるとともに、リモコン24に
応急運転表示を行うことにより利用者等に対してメンテ
ナンスを促し、早期の正常復帰につなげることができ
る。
【0113】実施例25 図1に示すシステムにおける請求項11に係る一実施例
を、室外機Aを中心に図56および図57を用いて説明
する。ここで、圧縮機1は低圧シェル形とする。図56
において、圧縮機内モータ温度センサ異常検知手段69
1は、圧縮機内モータ温度センサ20からの取込み値が
使用温度範囲を逸脱していることを検知した場合に、圧
縮機内モータ温度センサ20がオープンまたはショート
状態になったと判断する。その判断結果に基づいて、応
急運転手段692(第11の応急運転手段の一例)は通
常の運転制御から応急運転の制御に切り換える。即ち、
応急運転時には、リモコン24内の応急運転表示手段2
6の点灯を伝送線25経由で行うと共に、応急電流保護
手段693により運転制御手段536における過負荷検
知レベル低下を実施し、また応急圧縮機内保護手段69
4により圧縮機内モータ温度異常検知レベルを低下さ
せ、更に圧縮機内モータ温度データ選択手段696で圧
縮機内モータ温度データとして圧縮機内モータ温度セン
サ20の取込み値から、低圧飽和温度センサ16取込み
値とインバータ運転電流センサ18取込み値とより圧縮
機内モータ温度を推定する圧縮機内モータ温度推定手段
695の推定値に切り換えて、運転制御手段536によ
り通常の運転制御を行う。
【0114】ここで、圧縮機内モータ温度の推定方法
は、低圧飽和温度センサ16からの取込み値に、〔(イ
ンバータ運転電流の2乗)×(あらかじめ定められた所
定の巻線抵抗)×(あらかじめ定められた所定の熱抵
抗)〕の値を足し合わせることにより推定するものであ
る。
【0115】かかる制御アルゴリズムとしては、図57
に示すように、ステップ701では圧縮機内モータ温度
センサ異常検知手段691により圧縮機内モータ温度セ
ンサ20の異常を判定し、異常の場合(Y)はステップ
702へ進み、そうでない場合(N)はステップ706
へ進む。ステップ702では伝送線25経由でリモコン
24内の応急運転表示手段26の点灯を行い、ステップ
703へ進む。ステップ703では過負荷検知レベルを
低下させ、ステップ704へ進む。ステップ704では
圧縮機内モータ温度異常検知レベルを低下させ、ステッ
プ705へ進む。ステップ705では圧縮機内モータ温
度データを上記のように低圧飽和温度とインバータ運転
電流とから推定し、ステップ707へ進む。ステップ7
06では推定された圧縮機内モータ温度データを圧縮機
内モータ温度センサ20からの取込み値とし、ステップ
707へ進む。ステップ707では通常の運転制御(詳
細記載せず)を行い、ステップ708へ進む。ステップ
708では、本実施例の制御アルゴリズムから抜ける。
【0116】以上のように制御することにより、圧縮機
内モータ温度センサ20が機能的に異常状態に至った場
合に、過電流に対する保護レベルを低下させることによ
り過電流を抑制しながら、低圧飽和温度とインバータ運
転電流とにより圧縮機内モータ温度を推定し、これを用
いて通常運転を継続することにより、応急運転ができ、
被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめることがで
きるとともに、リモコン24に応急運転表示を行うこと
により利用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正
常復帰につなげることができる。なお、本実施例では圧
縮機内モータ周囲温度として低圧飽和温度を想定してい
るが、所定の圧縮機吸入側の冷媒過熱度を付加し、圧縮
機内モータ温度を推定することも可能である。
【0117】実施例26 図1に示すシステムにおける請求項11に係る他の実施
例を、室外機Aを中心に図58、図59、及び図60を
用いて説明する。ここで、圧縮機1は低圧シェル形とす
る。図58において、圧縮機内モータ温度センサ異常検
知手段691は、圧縮機内モータ温度センサ20からの
取込み値が使用温度範囲を逸脱していることを検知した
場合に、圧縮機内モータ温度センサ20がオープンまた
はショート状態になったと判断する。その判断結果に基
づいて、応急運転手段711(第11の応急運転手段の
別例)は通常の運転制御から応急運転の制御に切り換え
る。即ち、応急運転時には、リモコン24内の応急運転
表示手段26の点灯を伝送線25経由で行うと共に、応
急電流保護手段713により運転制御手段536におけ
る過負荷検知レベル低下を実施し、また応急圧縮機内モ
ータ保護手段714により圧縮機内モータ温度異常検知
レベルを低下させ、更に圧縮機内モータ温度データ選択
手段696で圧縮機内モータ温度データとして圧縮機内
モータ温度センサ20の取込み値から、高圧圧力センサ
14取込み値と吐出温度センサ15取込み値と低圧飽和
温度センサ16取込み値とインバータ運転電流センサ1
8取込み値とより圧縮機内モータ温度を推定する圧縮機
内モータ温度推定手段712の推定値に切り換えて、運
転制御手段536により通常の運転制御を行う。
【0118】圧縮機内モータ温度の推定方法は、図59
に示すように、圧縮機内吸入冷媒温度をモリエル線図上
で高圧圧力センサ14からの取込み値の等圧線と吐出温
度センサ15からの取込み値の等温線の交点の等エント
ロピ線と、低圧飽和温度センサ16からの取込み値の飽
和ガスライン上の点の等圧線の温度として求める。圧縮
機内モータ温度の推定値は、上記圧縮機内吸入冷媒温度
に、〔(インバータ運転電流の2乗)×(あらかじめ定
められた所定の巻線抵抗)×(あらかじめ定められた所
定の熱抵抗)〕の値を足し合わせることにより推定する
ものである。
【0119】かかる制御アルゴリズムとしては、図60
に示すように、ステップ721では圧縮機内モータ温度
センサ異常検知手段691により圧縮機内モータ温度セ
ンサ20の異常を判定し、異常の場合(Y)はステップ
722へ進み、そうでない場合(N)はステップ726
へ進む。ステップ722では伝送線25経由でリモコン
24内の応急運転表示手段26の点灯を行い、ステップ
723へ進む。ステップ723では過負荷検知レベルを
低下させ、ステップ724へ進む。ステップ724では
圧縮機内モータ温度異常検知レベルを低下させ、ステッ
プ725へ進む。ステップ725では圧縮機内モータ温
度データを、上記のように高圧圧力と吐出温度と低圧飽
和温度とインバータ運転電流とから推定し、ステップ7
27へ進む。ステップ726では推定された圧縮機モー
タ温度データを圧縮機内モータ温度センサ20からの取
込み値とし、ステップ727へ進む。ステップ727で
は通常の運転制御(詳細記載せず)を行い、ステップ7
28へ進む。ステップ728では、本実施例の制御アル
ゴリズムから抜ける。
【0120】以上のように制御することにより、圧縮機
内モータ温度センサ20が機能的に異常状態に至った場
合に、過電流を抑制しながら高圧圧力と吐出温度と低圧
飽和温度とインバータ運転電流とにより圧縮機内モータ
温度を推定し、これを用いて通常運転を継続することに
より、応急運転ができ、被空調室内の快適性の阻害を最
低限にとどめることができるとともに、リモコン24に
応急運転表示を行うことにより利用者等に対してメンテ
ナンスを促し、早期の正常復帰につなげることができ
る。
【0121】なお、上記各実施例において、低圧飽和温
度を必要とする際に低圧飽和温度センサからの検知値を
用いているが、これは低圧圧力センサからの検知値を用
いて飽和温度に換算した場合も同様である。
【0122】
【発明の効果】以上のようなこの発明によれば、空気調
和運転の制御に必要な各種センサのうち、あるセンサの
異常により正常な冷房運転の続行が不可能になったと
き、送風運転に切り換えることで、例えば室内空気に対
流を発生させて体感温度を低下させることにより、空気
調和機を運転停止させることなく運転を継続させて、被
空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめることができ
る。また、例えばリモコン等に応急運転である旨を表示
させることにより、利用者等に対してメンテナンスを促
し、早期の正常状態への復帰につなげることができる。
【0123】また、室内機の吸込み温度センサが異常に
なったとき、リモコンによる設定温度と吸込み温度との
差温に基づいた通常時の運転発停ではなく、即ち異常検
知後の吸込み温度を用いずに、異常検知直前の吸込み温
度センサからの取込み値に基づいて、または別に配備さ
れている他のセンサからの取込み値に基づいて室内機の
運転発停を制御することにより、空気調和機を運転停止
させることなく、室内機の冷暖房平均能力の平準化を行
って被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめること
ができる。また、例えばリモコン等に応急運転である旨
を表示させることにより、利用者等に対してメンテナン
スを促し、早期の正常状態への復帰につなげることがで
きる。
【0124】また、室内機の配管温度センサが異常にな
ったとき、通常時の絞り装置の絞り開度制御ではなく、
即ち異常検知後の配管温度を用いずに、異常検知直前の
配管温度センサからの取込み値に基づいて、または別に
配備されている他のセンサからの取込み値に基づいて絞
り開度を制御することにより、空気調和機を運転停止さ
せることなく、室内機の冷暖房能力の適正化を行って機
能異常状態のセンサの機能を代替させて正常運転と同等
の運転を継続し、被空調室内の快適性の阻害を最低限に
とどめることができる。また、例えばリモコン等に応急
運転である旨を表示させることにより、利用者等に対し
てメンテナンスを促し、早期の正常状態への復帰につな
げることができる。
【0125】そして、室内機のガス管温度センサが異常
になったとき、冷房運転時に通常の絞り装置の絞り開度
制御ではなく、即ち異常検知後のガス管温度を用いず
に、異常検知直前のガス管温度センサからの取込み値に
基づいて、または別に配備されている他のセンサからの
取込み値に基づいて絞り開度を制御することにより、空
気調和機を運転停止させることなく、室内機の冷房能力
の適正化を行って被空調室内の快適性の阻害を最低限に
とどめることができる。また、例えばリモコン等に応急
運転である旨を表示させることにより、利用者等に対し
てメンテナンスを促し、早期の正常状態への復帰につな
げることができる。
【0126】更に、室外機の高圧圧力センサが異常にな
ったとき、室外機に別に配備されている他のセンサから
の取込み値に基づいて高圧圧力を推定しそれを通常の運
転制御に用いることにより、空気調和機を運転停止させ
ることなく、機能異常状態のセンサの機能を代替させて
正常運転と同等の運転を継続し、被空調室内の快適性の
阻害を最低限にとどめることができる。また、例えばリ
モコン等に応急運転である旨を表示させることにより、
利用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正常状態
への復帰につなげることができる。
【0127】また、室外機の低圧飽和温度センサが異常
になったとき、室外機に別に設けられている他のセンサ
からの取込み値に基づいて低圧飽和温度を推定しそれを
通常の運転制御に用いることにより、空気調和機を運転
停止させることなく、機能異常状態のセンサの機能を代
替させて正常運転と同等の運転を継続し、被空調室内の
快適性の阻害を最低限にとどめることができる。また、
例えばリモコン等に応急運転である旨を表示させること
により、利用者等に対してメンテナンスを促し、早期の
正常状態への復帰につなげることができる。
【0128】また、室外機の吐出温度センサが異常にな
ったとき、室外機に別に配備されている他のセンサから
の取込み値に基づいて吐出温度を推定しそれを通常の運
転制御に用いることにより、空気調和機を運転停止させ
ることなく、機能異常状態のセンサの機能を代替させて
正常運転と同等の運転を継続し、被空調室内の快適性の
阻害を最低限にとどめることができる。また、例えばリ
モコン等に応急運転である旨を表示させることにより、
利用者等に対してメンテナンスを促し、早期の正常状態
への復帰につなげることができる。
【0129】そして、室外機の室外配管温度センサが異
常になったとき、室外機に別に設けられている他のセン
サからの取込み値に基づいて室外配管温度を代替しそれ
により通常の運転制御を行うことにより、室外機の運転
をほぼ正常状態と同等に継続し、空気調和機を運転停止
させることなく、他のセンサからの取込み値を用いるな
どして、機能異常状態のセンサの機能を代替し、正常運
転と同等の運転を継続し、被空調室内の快適性の阻害を
最低限にとどめることができる。また、例えばリモコン
に応急運転である旨を表示することにより、利用者等に
メンテナンスを促し、早期の正常状態への復帰につなげ
ることができる。
【0130】更に、圧縮機を駆動するためのインバータ
に設けられたインバータ運転電流センサが異常になった
とき、室外機に別に設けられている他のセンサからの取
込み値に基づいてインバータ運転電流を推定しそれを通
常の運転制御に用いることにより、空気調和機を運転停
止させることなく、機能異常状態のセンサの機能を代替
させて正常運転と同等の運転を継続し、被空調室内の快
適性の阻害を最低限にとどめることができる。また、例
えばリモコンに応急運転である旨を表示することによ
り、利用者等にメンテナンスを促し、早期の正常状態へ
の復帰につなげることができる。
【0131】また、圧縮機を駆動するインバータに設け
られたヒートシンクのヒートシンク温度センサが異常に
なったとき、ヒートシンク冷却ファンを常時運転とし、
通常の運転制御を継続させることにより、空気調和機を
運転停止させることなく、被空調室内の快適性の阻害を
最低限にとどめることができる。また、例えばリモコン
に応急運転である旨を表示することにより、利用者等に
メンテナンスを促し、早期の正常状態への復帰につなげ
ることができる。
【0132】また、室外機の圧縮機内モータ温度センサ
が異常になったとき、室外機に別に設けられている他の
センサからの取込み値に基づいて圧縮機内モータ温度を
推定しそれを通常の運転制御に用いることにより、空気
調和機を運転停止させることなく、機能異常状態のセン
サの機能を代替させて正常運転と同等の運転を継続し、
被空調室内の快適性の阻害を最低限にとどめることがで
きる。また、例えばリモコンに応急運転である旨を表示
することにより、利用者等にメンテナンスを促し、早期
の正常状態への復帰につなげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空気調和機のシステム構成図で
ある。
【図2】この発明による空気調和機の請求項1に係る一
実施例の制御ブロック図である。
【図3】この発明による空気調和機の請求項1に係る一
実施例の制御フローチャートである。
【図4】この発明による空気調和機の請求項2に係る一
実施例の制御ブロック図である。
【図5】この発明による空気調和機の請求項2に係る一
実施例の制御フローチャートである。
【図6】この発明による空気調和機の請求項2に係る他
の実施例の制御ブロック図である。
【図7】この発明による空気調和機の請求項2に係る他
の実施例の制御フローチャートである。
【図8】この発明による空気調和機の請求項2に係る他
の実施例の制御ブロック図である。
【図9】この発明による空気調和機の請求項2に係る他
の実施例の制御フローチャートである。
【図10】この発明による空気調和機の請求項2に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図11】この発明による空気調和機の請求項2に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図12】この発明による空気調和機の請求項2に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図13】この発明による空気調和機の請求項2に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図14】この発明による空気調和機の請求項3に係る
一実施例の制御ブロック図である。
【図15】この発明による空気調和機の請求項3に係る
一実施例の制御フローチャートである。
【図16】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図17】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図18】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図19】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図20】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図21】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図22】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図23】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図24】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図25】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図26】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図27】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図28】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図29】この発明による空気調和機の請求項3に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図30】この発明による空気調和機の請求項4に係る
一実施例の制御ブロック図である。
【図31】この発明による空気調和機の請求項4に係る
一実施例の制御フローチャートである。
【図32】この発明による空気調和機の請求項4に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図33】この発明による空気調和機の請求項4に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図34】この発明による空気調和機の請求項4に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図35】この発明による空気調和機の請求項4に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図36】この発明による空気調和機の請求項5に係る
一実施例の制御ブロック図である。
【図37】この発明による空気調和機の請求項5に係る
一実施例の高圧圧力推定方法の説明図である。
【図38】この発明による空気調和機の請求項5に係る
一実施例の制御フローチャートである。
【図39】この発明による空気調和機の請求項5に係る
他の実施例の制御ブロック図である。
【図40】この発明による空気調和機の請求項5に係る
他の実施例の高圧圧力推定方法の説明図である。
【図41】この発明による空気調和機の請求項5に係る
他の実施例の制御フローチャートである。
【図42】この発明による空気調和機の請求項6に係る
一実施例の制御ブロック図である。
【図43】この発明による空気調和機の請求項6に係る
一実施例の高圧圧力推定方法の説明図である。
【図44】この発明による空気調和機の請求項6に係る
一実施例の制御フローチャートである。
【図45】この発明による空気調和機の請求項7に係る
一実施例の制御ブロック図である。
【図46】この発明による空気調和機の請求項7に係る
一実施例の高圧圧力推定方法の説明図である。
【図47】この発明による空気調和機の請求項7に係る
一実施例の制御フローチャートである。
【図48】この発明による空気調和機の請求項8に係る
一実施例の制御ブロック図である。
【図49】この発明による空気調和機の請求項8に係る
一実施例の制御フローチャートである。
【図50】この発明による空気調和機の請求項9に係る
一実施例の制御ブロック図である。
【図51】この発明による空気調和機の請求項9に係る
一実施例の高圧圧力、低圧圧力飽和温度に対するインバ
ータ運転電流の概略関係図である。
【図52】この発明による空気調和機の請求項9に係る
一実施例のインバータ運転周波数に対するインバータ運
転電流の概略関係図である。
【図53】この発明による空気調和機の請求項9に係る
一実施例の制御フローチャートである。
【図54】この発明による空気調和機の請求項10に係
る一実施例の制御ブロック図である。
【図55】この発明による空気調和機の請求項10に係
る一実施例の制御フローチャートである。
【図56】この発明による空気調和機の請求項11に係
る一実施例の制御ブロック図である。
【図57】この発明による空気調和機の請求項11に係
る一実施例の制御フローチャートである。
【図58】この発明による空気調和機の請求項11に係
る他の実施例の制御ブロック図である。
【図59】この発明による空気調和機の請求項11に係
る他の実施例の高圧圧力推定方法の説明図である。
【図60】この発明による空気調和機の請求項11に係
る他の実施例の制御フローチャートである。
【図61】従来の空気調和機を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方切換弁 3 室外熱交換器 4 絞り装置 5 室内熱交換器 6 冷媒配管 11 吸込み温度センサ 12 配管温度センサ 13 ガス管温度センサ 14 高圧圧力センサ 15 吐出温度センサ 16 低圧飽和温度センサ 17 室外配管温度センサ 18 インバータ運転電流センサ 19 ヒートシンク温度センサ 20 圧縮機内モータ温度センサ 24 リモートコントローラ 25 伝送線 26 応急運転表示手段 33 センサ異常検知手段 35 応急運転手段 54 吸込み温度センサ異常検知手段 55 応急運転手段 71 応急運転手段 111 応急運転手段 161 応急運転手段 191 応急運転手段 221 配管温度センサ異常検知手段 223 応急運転手段 224 絞り開度制御手段 251 応急運転手段 271 応急運転手段 291 応急運転手段 311 応急運転手段 341 応急運転手段 371 応急運転手段 411 応急運転手段 441 ガス管温度センサ異常検知手段 442 応急運転手段 461 応急運転手段 491 応急運転手段 531 高圧圧力センサ異常検知手段 532 応急運転手段 533 高圧圧力推定手段 551 応急運転手段 581 低圧飽和温度センサ異常検知手段 582 応急運転手段 583 低圧飽和温度推定手段 601 吐出温度センサ異常検知手段 602 応急運転手段 603 吐出温度推定手段 621 室外配管温度センサ異常検知手段 622 応急運転手段 651 インバータ運転電流センサ異常検知手段 652 応急運転手段 655 インバータ運転電流推定手段 671 ヒートシンク温度センサ異常検知手段 672 応急運転手段 675 冷却ファン応急運転手段 691 圧縮機内モータ温度センサ異常検知手段 692 応急運転手段 695 圧縮機内モータ温度推定手段 711 応急運転手段 712 圧縮機内モータ温度推定手段 A 室外機 B 室内機

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器を備えてなる室外
    機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてなる室内機とを
    冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成するとともに、
    上記室外機と上記室内機とリモートコントローラとを相
    互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和機におい
    て、 空気調和運転の制御に必要な物理量を検知するセンサ
    と、冷房運転時に上記センサからの取込み値の異常を検
    知するセンサ異常検知手段と、表示指令入力により応急
    運転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、上記セ
    ンサ異常検知手段により上記センサからの取込み値の異
    常が検知されたとき、上記応急運転表示手段への表示指
    令を出力するとともに、上記室内機を送風運転に切り換
    える応急運転を行う第1の応急運転手段とを設けたこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を備
    えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてな
    る室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成す
    るとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコント
    ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
    調和機において、 上記室内機の室内空気取り入れ口近傍に設けられた吸込
    み温度センサと、上記吸込み温度センサからの取込み値
    の異常を検知する吸込み温度センサ異常検知手段と、表
    示指令入力により応急運転である旨の表示を行う応急運
    転表示手段と、上記吸込み温度センサ異常検知手段によ
    り上記吸込み温度センサからの取込み値の異常が検知さ
    れたとき、上記応急運転表示手段への表示指令を出力す
    るとともに、上記吸込み温度センサからの取込み値と上
    記リモートコントローラより設定された設定温度とに基
    づいて決定される室内機の運転発停指令を無視し、上記
    吸込み温度センサ異常検知手段による異常検知前の上記
    吸込み温度センサからの取込み値に基づいて、または上
    記吸込み温度センサとは別の他のセンサからの取込み値
    に基づいて運転発停指令を決定しこの決定した運転発停
    指令を用いて上記室内機の応急運転を行う第2の応急運
    転手段とを設けたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を備
    えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてな
    る室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成す
    るとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコント
    ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
    調和機において、 上記室内熱交換器の上記絞り装置に対する接続側に設け
    られた配管温度センサと、上記室内熱交換器の上記絞り
    装置に対する非接続側に設けられたガス管温度センサ
    と、上記圧縮機の吐出側に設けられた高圧圧力センサ
    と、上記配管温度センサからの取込み値の異常を検知す
    る配管温度センサ異常検知手段と、表示指令入力により
    応急運転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、冷
    房運転時には上記配管温度センサからの取込み値と上記
    ガス管温度センサからの取込み値とに基づいて上記絞り
    装置の絞り開度を決定して出力し、暖房運転時には上記
    配管温度センサからの取込み値と上記高圧圧力センサか
    らの取込み値とから換算される高圧飽和温度に基づいて
    上記絞り装置の絞り開度を決定し出力する絞り開度決定
    手段と、上記配管温度センサ異常検知手段により上記配
    管温度センサからの取込み値の異常が検知されたとき、
    上記応急運転表示手段への表示指令を出力するととも
    に、上記絞り開度決定手段からの絞り開度指令出力を無
    視し、上記配管温度センサ異常検知手段による異常検知
    前の上記配管温度センサからの取込み値に基づいて、ま
    たは上記配管温度センサとは別に上記室内機に設けられ
    ている他のセンサからの取込み値に基づいて上記絞り装
    置の絞り開度を決定し当該決定された絞り開度を用いて
    上記室内機の応急運転を行う第3の応急運転手段とを設
    けたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機、室外熱交換器を備えてなる室外
    機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてなる室内機とを
    冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成するとともに、
    上記室外機と上記室内機とリモートコントローラとを相
    互に制御信号伝送可能に接続してなる空気調和機におい
    て、 上記室内熱交換器の上記絞り装置に対する非接続側に設
    けられたガス管温度センサと、上記室内熱交換器の上記
    絞り装置に対する接続側に設けられた配管温度センサ
    と、上記ガス管温度センサからの取込み値の異常を検知
    するガス管温度センサ異常検知手段と、表示指令入力に
    より応急運転である旨の表示を行う応急運転表示手段
    と、冷房運転時に上記ガス管温度センサからの取込み値
    と上記配管温度センサからの取込み値とに基づいて上記
    絞り装置の絞り開度を決定し出力する絞り開度決定手段
    と、上記ガス管温度センサ異常検知手段により上記ガス
    管温度センサからの取込み値の異常が検知されたとき、
    上記応急運転表示手段への表示指令を出力するととも
    に、上記絞り開度決定手段からの絞り開度指令出力を無
    視し、上記ガス管温度センサ異常検知手段による異常検
    知前の上記ガス管温度センサからの取込み値に基づい
    て、または上記ガス管温度センサとは別に上記室外機に
    設けられている他のセンサからの取込み値に基づいて上
    記絞り装置の絞り開度を決定し当該決定された絞り開度
    を用いて上記室内機の応急運転を行う第4の応急運転手
    段とを設けたことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を備
    えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてな
    る室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成す
    るとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコント
    ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
    調和機において、 上記圧縮機の吐出側に設けられた高圧圧力センサと、上
    記高圧圧力センサからの取込み値の異常を検知する高圧
    圧力センサ異常検知手段と、表示指令入力により応急運
    転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、上記高圧
    圧力センサとは別に上記室外機に設けられている他のセ
    ンサからの取込み値に基づいて高圧圧力の推定値を推定
    する高圧圧力推定手段と、上記高圧圧力センサ異常検知
    手段により上記高圧圧力センサからの取込み値の異常が
    検知されたとき、上記応急運転表示手段への表示指令を
    出力するとともに、上記高圧圧力推定手段により推定さ
    れた高圧圧力の推定値を用いて通常の運転制御を継続す
    る第5の応急運転手段とを設けたことを特徴とする空気
    調和機。
  6. 【請求項6】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を備
    えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてな
    る室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成す
    るとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコント
    ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
    調和機において、 上記圧縮機の吸入側に設けられた低圧飽和温度センサ
    と、上記低圧飽和温度センサからの取込み値の異常を検
    知する低圧飽和温度センサ異常検知手段と、表示指令入
    力により応急運転である旨の表示を行う応急運転表示手
    段と、上記低圧飽和温度センサとは別に上記室外機に設
    けられている他のセンサからの取込み値に基づいて低圧
    飽和温度の推定値を推定する低圧飽和温度推定手段と、
    上記低圧飽和温度センサ異常検知手段により上記低圧飽
    和温度センサからの取込み値の異常が検知されたとき、
    上記応急運転表示手段への表示指令を出力するととも
    に、上記低圧飽和温度推定手段により推定された低圧飽
    和温度の推定値を用いて通常の運転制御を継続する第6
    の応急運転手段とを設けたことを特徴とする空気調和
    機。
  7. 【請求項7】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を備
    えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてな
    る室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成す
    るとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコント
    ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
    調和機において、 上記圧縮機の吐出側に設けられた吐出温度センサと、上
    記吐出温度センサからの取込み値の異常を検知する吐出
    温度センサ異常検知手段と、表示指令入力により応急運
    転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、上記吐出
    温度センサ異常検知手段により上記吐出温度センサから
    の取込み値の異常が検知されたとき、上記応急運転表示
    手段への表示指令を出力するとともに、上記吐出温度セ
    ンサとは別に上記室外機に設けられている他のセンサか
    らの取込み値に基づいて吐出温度の推定値を推定する吐
    出温度推定手段と、上記吐出温度推定手段により推定さ
    れた吐出温度の推定値を用いて通常の運転制御を継続す
    る第7の応急運転手段とを設けたことを特徴とする空気
    調和機。
  8. 【請求項8】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を備
    えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてな
    る室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成す
    るとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコント
    ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
    調和機において、 上記室外熱交換器の上記絞り装置に対する接続側に設け
    られた室外配管温度センサと、上記室外配管温度センサ
    からの取込み値の異常を検知する室外配管温度センサ異
    常検知手段と、表示指令入力により応急運転である旨の
    表示を行う応急運転表示手段と、上記室外配管温度セン
    サ異常検知手段により室外配管温度センサからの取込み
    値の異常が検知されたとき、上記応急運転表示手段への
    表示指令を出力するとともに、上記室外配管温度センサ
    とは別に上記室外機に設けられている他のセンサからの
    取込み値を用いて通常の運転制御を継続する第8の応急
    運転手段とを設けたことを特徴とする空気調和機。
  9. 【請求項9】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を備
    えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えてな
    る室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成す
    るとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコント
    ローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空気
    調和機において、 上記圧縮機を駆動するためのインバータに設けられたイ
    ンバータ運転電流センサと、上記インバータ運転電流セ
    ンサからの取込み値の異常を検知するインバータ運転電
    流センサ異常検知手段と、表示指令入力により応急運転
    である旨の表示を行う応急運転表示手段と、上記インバ
    ータ運転電流センサとは別に上記室外機に設けられてい
    る他のセンサからの取込み値に基づいて上記インバータ
    運転電流の推定値を推定するインバータ運転電流推定手
    段と、上記インバータ運転電流センサ異常検知手段によ
    りインバータ運転電流センサからの取込み値の異常が検
    知されたとき、上記応急運転表示手段への表示指令を出
    力するとともに、上記インバータ運転電流推定手段によ
    り推定されたインバータ運転電流の推定値を用いて通常
    の運転制御を継続する第9の応急運転手段とを設けたこ
    とを特徴とする空気調和機。
  10. 【請求項10】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を
    備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えて
    なる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成
    するとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコン
    トローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空
    気調和機において、 上記圧縮機を駆動するためのインバータのヒートシンク
    に設けられたヒートシンク温度センサと、上記ヒートシ
    ンク温度センサからの取込み値の異常を検知するヒート
    シンク温度センサ異常検知手段と、表示指令により応急
    運転である旨の表示を行う応急運転表示手段と、上記室
    外機に設けられたヒートシンク冷却ファンを常時運転状
    態とする冷却ファン応急運転手段と、上記ヒートシンク
    温度センサ異常検知手段によりヒートシンク温度センサ
    からの取込み値の異常が検知されたとき、上記応急運転
    表示手段への表示指令、及び上記冷却ファン応急運転手
    段への駆動指令を出力して通常の運転制御を継続する第
    10の応急運転手段とを設けたことを特徴とする空気調
    和機。
  11. 【請求項11】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器を
    備えてなる室外機と、絞り装置、室内熱交換器を備えて
    なる室内機とを冷媒配管で連通して冷媒循環回路を構成
    するとともに、上記室外機と上記室内機とリモートコン
    トローラとを相互に制御信号伝送可能に接続してなる空
    気調和機において、 上記圧縮機に設けられた圧縮機内モータ温度センサと、
    上記圧縮機内モータ温度センサからの取込み値の異常を
    検知する圧縮機内モータ温度センサ異常検知手段と、表
    示指令入力により応急運転である旨の表示を行う応急運
    転表示手段と、上記圧縮機内モータ温度センサとは別に
    上記室外機に設けられている他のセンサからの取込み値
    に基づいて上記圧縮機内モータ温度の推定値を推定する
    圧縮機内モータ温度推定手段と、上記圧縮機内モータ温
    度異常検知手段により圧縮機内モータ温度センサからの
    取込み値の異常が検知されたとき、上記応急運転表示手
    段への表示指令を出力するとともに、上記圧縮機内モー
    タ温度推定手段により推定された圧縮機内モータ温度の
    推定値を用いて通常の運転制御を継続する第11の応急
    運転手段とを設けたことを特徴とする空気調和機。
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