JPH0678839B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0678839B2
JPH0678839B2 JP60168935A JP16893585A JPH0678839B2 JP H0678839 B2 JPH0678839 B2 JP H0678839B2 JP 60168935 A JP60168935 A JP 60168935A JP 16893585 A JP16893585 A JP 16893585A JP H0678839 B2 JPH0678839 B2 JP H0678839B2
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一司 長谷川
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、能力可変式のヒートポンプ式冷凍サイクル
を備えた空気調和機に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
一般に、空気調和機にあっては、能力可変圧縮機、四方
弁,室外熱交換器,減圧装置,および室内熱交換器など
を順次連通してなるヒートポンプ式冷凍サイクルを備
え、能力可変圧縮機の運転周波数を空調負荷つまり室内
設定温度と室内温度との差に応じて制御することによ
り、快適性の向上および省エネルギ効果の向上を図るよ
うにしたものがある。
しかしながら、このような空気調和機においては、暖房
過負荷時、運転周波数が上昇して圧縮機の能力が高まる
ため、高圧側圧力が異常上昇して高圧スイッチが作動
し、不要な運転停止を招くことがある。
そこで、従来、凝縮器として作用する室内熱交換器の温
度(以下、凝縮器温度と称す)Tcを検知し、つまり高圧
側圧力を間接的に検知し、その凝縮器温度Tcと第5図に
示すような運転周波数設定条件との比較により運転周波
数Fの制御パターンを切換えるようにしたものがある。
すなわち、第5図および第6図に示すように、暖房運転
時、凝縮器温度TcがOゾーンにあるときは室内設定温度
Tsと室内温度Taとの差に応じた通常の周波数制御を行な
い、暖房過負荷によって凝縮器温度TcがPゾーンまで上
昇すると運転周波数Fをそれまでの値よりもΔだけ
低い値に設定し、これにより凝縮器温度TcがQゾーンに
下がると運転周波数Fをそれまでの値と同じ値に保持す
るようにしている。
ただし、凝縮器温度TcがQゾーンからOゾーンに移行し
たとき、暖房過負荷となって運転周波数Fが急激に上昇
し高圧側圧力が異常上昇しても、それに対して凝縮器温
度Tcが追従できないという欠点がある。この場合、Pゾ
ーンでの周波数制御を行なうことができないため、第7
図に示すように高圧側圧力Pdが高圧スイッチの作動点Pd
sに達し、結局は高圧スイッチが作動して運転停止に至
ってしまう。特に、高圧スイッチが自動復帰形の場合に
は、高圧スイッチが作動,復帰を繰返して暖房運転が頻
繁にオン,オフし、暖房効率の大幅な低下を招いてしま
う。しかも、運転の頻繁なオン,オフは圧縮機の寿命に
悪影響を与えてしまう。
〔発明の目的〕
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、不要な運転停止や運転の頻繁
なオン,オフを防ぐことができ、これにより暖房効率の
向上および圧縮機の寿命向上などを可能とする信頼性に
すぐれた空気調和機を提供することにある。
〔発明の概要〕
この発明は、能力可変圧縮機、四方弁、室外熱交換器、
減圧装置、および室内熱交換器などを順次連通してなる
ヒートポンプ式冷凍サイクルを備え、冷房および暖房運
転が可能な空気調和機において、前記冷凍サイクルの高
圧側圧力が異常上昇すると作動する高圧スイッチと、こ
の高圧スイッチが作動すると運転を停止する手段と、室
内温度Taを検知する室内温度センサと、前記室内熱交換
器の温度Tcを検知する熱交温度センサと、暖房運転時、
前記熱交温度センサの検知温度Tcが設定値Tc1以下のO
ゾーンにあるとき、前記室内温度センサの検知温度Taと
設定温度Tsとの差に応じて前記能力可変圧縮機の運転周
波数Fを制御する手段と、暖房運転時、前記熱交温度セ
ンサの検知温度Tcが前記Oゾーンから設定値Tc2(>T
c1)以上のPゾーンに上昇すると、前記能力可変圧縮機
の運転周波数Fをそれまでの値よりも所定値Δだけ
低い値に設定する手段と、暖房運転時、前記熱交温度セ
ンサの検知温度Tcが前記Pゾーンから設定値Tc2とTc1
の間のQゾーンに下がると、前記能力可変圧縮機の運転
周波数Fをそれまでの値と同じ値に保持する手段と、暖
房運転時、前記熱交温度センサの検知温度Tcが前記Qゾ
ーンから前記Oゾーンに移行すると、前記能力可変圧縮
機の運転周波数Fをそれまでの値よりも所定値Δ
け高い値に設定し且つその状態を一定時間t0だけ保持す
る手段と、を設けている。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第2図に示すように、能力可変圧縮機1、四方弁2、室
外熱交換器3、減圧装置たとえば膨張弁4、および室内
熱交換器5などが順次連通され、ヒートポンプ式冷凍サ
イクルが構成されている。すなわち、冷房運転時は図示
実線矢印の方向に冷媒が流されて冷房サイクルが形成さ
れ、室外熱交換器3が凝縮器として作用するとともに、
室内熱交換器5が蒸発器として作用する。また、暖房運
転時は四方弁2が切換作動することにより図示破線矢印
の方向に冷媒が流されて暖房サイクルが形成され、室外
熱交換器3が蒸発器として作用するとともに、室内熱交
換器5が凝縮器として作用する。
そして、室外熱交換器3の近傍には室外ファン6が配設
され、室内熱交換器5の近傍には室内ファン7が配設さ
れている。また、圧縮機1の冷媒吐出側配管には高圧ス
イッチ8が取付けられている。
第1図は制御回路である。
10は制御部で、マイクロコンピュータおよびその周辺回
路などからなっている。そして、制御部10には運転操作
部11、室内温度センサ12、上記室内熱交換器5の温度を
検知する熱交温度センサ13、室内ファン駆動回路14、リ
レードライバ15などが接続されている。ここで、室内フ
ァン駆動回路14は、制御部10の指令に応じて室内ファン
モータ7Mの駆動を行なうものである。リレードライバ15
は、制御部10の指令に応じてファン用リレー16および四
方弁用リレー17の駆動を行なうものである。ファン用リ
レー16は、室外ファンモータ6Mに対する通電路を開閉す
るものである。四方弁用リレー17は、四方弁2に対する
通電路を開閉するものである。
さらに、制御部10にはインバータ駆動回路18が接続され
ている。このインバータ駆動回路18は、制御部10からの
指令に応じてインバータ回路19のスイッチング素子をオ
ン,オフ駆動するものである。インバータ回路19は、商
用交流電源20の出力電圧を一旦整流し、それをスイッチ
ングによって所定周波数(および電圧)の交流電圧に変
換し、圧縮機モータ1Mに供給するものである。
つぎに、上記のような構成において第3図および第4図
を参照しながら動作を説明する。
運転操作部11で暖房運転を設定するとともに、所望の室
内温度Tsを設定し、かつ運転スイッチをオンする。する
と、制御部10は、室内温度センサ12によって室内温度Ta
を検知し、その室内温度Taが上記設定温度Tsよりも低け
れば四方弁2を切換作動するとともに、インバータ回路
19を駆動して圧縮機モータ1Mを起動する。つまり、圧縮
機1が運転オンして暖房サイクルが形成され、暖房運転
の開始となる。
この暖房運転時、制御部10は熱交温度センサ13によって
凝縮器つまり室内熱交換器5の温度Tcを検知しており、
その凝縮器温度Tcが周波数設定条件(第5図)のOゾー
ンにあるときは、通常の周波数制御を行なう。つまり、
高圧側圧力Pdがそれ程高くないときは、室内設定温度Ts
と室内温度Taとの差に応じて運転周波数F(インバータ
回路19の出力周波数)を制御する。したがって、圧縮機
1の能力は空調負荷に対応する最適な値に設定される。
しかして、暖房過負荷などにより凝縮器温度TcがPゾー
ンまで上昇すると、制御部10は運転周波数Fをそれまで
の値よりも所定値Δだけ低い値に設定する。つま
り、高圧側圧力Pdが高くなると、圧縮機1の能力をある
値に止どめ、高圧側圧力Pdのそれ以上の上昇を抑えるも
のである。
こうして、凝縮器温度TcがQゾーンに下がると、制御部
10は運転周波数Fをそれまでの値と同じ値に保持する。
そして、凝縮器温度TcがQゾーンからOゾーンに移行す
ると、制御部10は運転周波数Fをそれまでの値よりも所
定値Δだけ高い値に設定し、その状態を内部タイマ
のカウントに基づく一定時間t0だけ保持する。つまり、
一定時間t0は運転周波数Fを変動させないようにしてお
り、よって暖房過負荷となっても高圧側圧力Pdが上昇す
ることはなく、高圧スイッチ8の作動を回避することが
できる。しかも、保持する運転周波数Fについては、+
Δを考慮していることにより適正な値となり、暖房
能力の不足や過剰を生じることはない。
しかして、一定時間t0後は、Oゾーン本来の通常の周波
数制御を行なう。つまり、一定時間t0後は、凝縮器温度
Tcが高圧側圧力Pdの変化に対して十分に追従し得る状態
であり、その後の暖房過負荷に対してPゾーンによる周
波数制御が有効に働くことになる。
したがって、不要な運転停止や運転の頻繁なオン,オフ
を防ぐことができ、暖房効率の向上および圧縮機1の寿
命向上などが図れる。なお、第4図における破線は従来
における高圧側圧力Pdの変化を比較のために示したもの
である。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿
論である。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明によれば、不要な運転停止や
運転の頻繁なオン,オフを防ぐことができ、これにより
暖房効率の向上および圧縮機の寿命向上などが可能であ
るとともに、とくに運転周波数Fを所定値Δだけ下
げたり、運転周波数Fを保持したり、また運転周波数F
を所定値Δだけ高い値に設定するなど、運転周波数
Fを徐々に変化させる構成であるから、負荷変動が小さ
くて住人に不快感を与えない信頼性にすぐれた空気調和
機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における制御回路の構成を
示す図、第2図は同実施例における冷凍サイクルの構成
を示す図、第3図は同実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート、第4図は同実施例における高圧側圧力の
変化を示す図、第5図は同実施例および従来の空気調和
機における運転周波数設定条件を示す図、第6図は従来
の空気調和機の動作を説明するためのフローチャート、
第7図は同じく従来の空気調和機における高圧側圧力の
変化を示す図である。 1…能力可変圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、
4…膨張弁(減圧装置)、5…室内熱交換器、8…高圧
スイッチ、13…熱交温度センサ、19…インバータ回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】能力可変圧縮機、四方弁、室外熱交換器、
    減圧装置、および室内熱交換器などを順次連通してなる
    ヒートポンプ式冷凍サイクルを備え、冷房および暖房運
    転が可能な空気調和機において、 前記冷凍サイクルの高圧側圧力が異常上昇すると作動す
    る高圧スイッチと、 この高圧スイッチが作動すると運転を停止する手段と、 室内温度Taを検知する室内温度センサと、 前記室内熱交換器の温度Tcを検知する熱交温度センサ
    と、 暖房運転時、前記熱交温度センサの検知温度Tcが設定値
    Tc1以下のOゾーンにあるとき、前記室内温度センサの
    検知温度Taと設定温度Tsとの差に応じて前記能力可変圧
    縮機の運転周波数Fを制御する手段と、 暖房運転時、前記熱交温度センサの検知温度Tcが前記O
    ゾーンから設定値Tc2(>Tc1)以上のPゾーンに上昇す
    ると、前記能力可変圧縮機の運転周波数Fをそれまでの
    値よりも所定値Δだけ低い値に設定する手段と、 暖房運転時、前記熱交温度センサの検知温度Tcが前記P
    ゾーンから設定値Tc2とTc1との間のQゾーンに下がる
    と、前記能力可変圧縮機の運転周波数Fをそれまでの値
    と同じ値に保持する手段と、 暖房運転時、前記熱交温度センサの検知温度Tcが前記Q
    ゾーンから前記Oゾーンに移行すると、前記能力可変圧
    縮機の運転周波数Fをそれまでの値よりも所定値Δ
    だけ高い値に設定し且つその状態を一定時間t0だけ保持
    する手段と、 を設けたことを特徴とする空気調和機。
JP60168935A 1985-07-31 1985-07-31 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0678839B2 (ja)

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JPS6229853A JPS6229853A (ja) 1987-02-07
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JPS6467568A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Hitachi Ltd Method of controlling inverter tower loading air conditioner
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