JPH026403A

JPH026403A - 頭髪用化粧料および養毛料

Info

Publication number: JPH026403A
Application number: JP15769188A
Authority: JP
Inventors: Tomonori Katada; 友則堅田; Manabu Oshima; 学大島; Hiroaki Konishi; 宏明小西
Original assignee: Nonogawa Shoji Ltd
Current assignee: Nonogawa Shoji Ltd
Priority date: 1988-06-24
Filing date: 1988-06-24
Publication date: 1990-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、ステロール類を含有して成る新規な頭髪用化
粧料および養毛料に関するものである。

具体的には、医薬品、医薬部外品、化粧品等に規定され
る全ての毛髪用製剤に用いることができる脱毛防止およ
び発毛促進効果の優れた新規な頭髪用化粧料および養毛
料を提供するものである。

［従来の技術］従来より、男性型脱毛症に対して、各種の薬効成分を配
合した多くの養毛剤が知られており、その作用としては
、頭皮の血行促迭　毛母細胞の活性化　頭皮の皮脂分泌
抑制等を促すものであり、薬効成分としては、例えば、
ビタミンＥ、パントテン酸等のビタミン類、サリチル酸
、レゾルシン、ヒノキチオール等の殺菌７￥ｌｌ　　エ
チニルエストラジオール等のホルモン類、アセチルコリ
ン誘導体等の血管拡張斉Ｌ　セファランチン等の皮膚機
能抗進剤などが挙げられる。

これらの薬効剤を配合した養毛剤は、フケ、カユミ、抜
毛等の予防・改善に有効で、発毛・育毛効果を促すとさ
れている。養毛剤として使用される物質は、優れた養毛
効果を有すると共に、比較的長期間連用することから特
に安全性の高いことが要求されているが、いまだ満足す
べきものがないのが現状である。

［問題点を解決しようとする為の手段］本発明者らは、
更に優れた発毛・育毛効果を有する物質を鋭意検索研究
した結果、ステロール類を大または動物の皮膚に塗布す
ることにより、従来にない極めて顕著な発毛・育毛効果
があることを見出し本研究を完成させた。

本発明に用いるステロール類としては、例えば、β−シ
トステロール　（β−３ｉｔｏｓｔｅｒｏｌ）、　　カ
ンペステロール　（Ｃａｍｐｅａｔｅｒｏ　ｌ）、スチ
グマステロール　（Ｓｔｉｇｍａａｔｅｒｏｌ）、　シ
クロアルテノール（Ｃｙｃｌｏａｒｔｅｎｏｌ）、　２
４−メチルシクロアルタノール（２４−Ｍｅｔｈｙｌｃ
ｙｃｌｏａｒｔａｎｏｌ）、　コレステロール（Ｃｈｏ
ｌｅｓｔｅｒｏｌ）、　ラノリンアルコール　（Ｌａｎ
ｏｌｉｎａｌｃｏｈｏｌ）等が挙げられる。

本発明で用いるステロール類は上記化合物の一種あるい
は二種以上から選ばれる。また、本発明で用いるステロ
ール類の一種あるいは二種以上と既存の養毛剤を混合し
て用いても良い。

本発明で用いるステロール類は、養毛剤組成物（処方成
分）の全重量に対して通常０．０１〜１０重量％、好ま
しくは、　０１〜５重量％配合するのが適当である。　
０．１％以下では効果が十分ではなく５％以上では効果
の増強がなく不経済である。

即ち、本発明の養毛剤は、種々の化粧品、医薬部外品、
医薬品等の基材と共に、ヘアートニツ久へアークリーム
、ヘアーローション、ヘアーオイル、シャンプー、　リ
ンス、チンキ斉Ｌ　エアゾール製斉Ｌ　軟膏剤等の形で
用いることができる。

本発明で用いるステロール類を白色ワセリンに１および
５Ｆ！量％配合した試料をドレイズの方法に準じ皮膚刺
激試験を行った結果　動物皮膚刺激およびヒト皮膚刺激
のスコアーはいずれも０であり、皮膚刺激もなく、人体
に対し極めて安全であることを確認した。従って、本発
明のステロール類を有効成分とする養毛料は発毛効果が
著しく、しかも安全性においても好ましいものである。

［発明の効果コ以下に、実験例を挙げて本発明の詳細な説明する。実験
例に示す部とは重量部を、％とは重量％を意味する。

育」１１メ」１忽」２　発毛促進試験（発毛試験）本発
明で用いるステロール類の２．０％エタノール溶液およ
び実施例１．４に示した養毛剤組成物を試料として用い
た。

毛周期が発毛休止期にあるＩＣＲマウス（ｔ６週齢、平
均体重２６ｇ）を用い、背部から両側腹部全体をバリカ
ンにて別宅した。翌日より上記の試料溶液を被試験部皮
膚に毎日朝夕２回、−匹あたり０．１　ｍｌを塗布した
。動物は一群６匹とし、実験動物の右側腹部に試料を、
左側腹部に対照としてエタノールおよび実施例１．４に
示した養毛剤組成物より養毛剤を削除した組成物を塗布
した。

発毛状態は、肉眼判定の評価を比較することにより行っ
た。発毛の効果は、表１に示す判定規準で評価し、６匹
の平均値で表した。

表１　発毛の判定規準試験開始後、　２ｏおよび３０日目に、表１に示す判定
規準に従って肉眼判定し、−匹当りの平均評価点を求め
た。

２に示す。

これらの試験結果をまとめて表表２発毛促進試験結果直」１作ｋＩｊ口ｈ」−発毛促進試験（濃度変化）β−
シトステロール（略号：　　５ｉｔｏ）、カンペステロ
ール（略号：　　Ｃａｍｐ）およびスチグマステロール
（略号：　　Ｓｔｉｇ）の０．Ｏｌ、０．１．１．０．
５．０、および１０．０％エタノール溶液を試料として
用いて、有効性試験例１の方法に準じて発毛促進試験を
行った。これらの試験結果を表３にまとめて示す。なお
、表中の塗布試料は略号を用いて表す。

表３から明らかなように、試料濃度０．０１〜１０．０
％で良好な発毛促進効果を示した。

以下余白表２の結果から明らかなように、本発明のステロール類
およびこれを製剤化した組成物（実施例１および２）は
著しい発毛促進効果を示し九表３発毛促進試験結果１腹比笠亘あユ　毛成長促進試験（育毛試験）本発明で
用いるステロール類の２．０％エタノール溶液および実
施例１、４に示した養毛剤組成物を試料として用いた。

毛周期が発毛期にあるＩＣＲマウス（ａ　　６遅動、平
均体重２６ｇ）の背部から両側腹部全体をバリカンにて
刈地後、さらに脱毛クリームを用いて除毛した後、試験
に用いた。翌日より上記の試料溶液を被試験部皮膚に毎
日朝夕２回、−匹あたり０．１　ｍｌを塗布した。動物
は一群６匹とし、実験動物の右側腹部に試料溶液を、左
側腹部に対照としてエタノールまたは実施例１．４に示
した養毛剤組成物より本発明の養毛剤を削除した組成物
を塗布した。２．６および１０日目に脱毛部位より新生
系をサンプリングし、体毛長を測定した結果を表４に示
す。体毛長の測定は田中らの方法（ＪＭｅｄｉｃｉｎａ
ｌ　Ｐｌａｎｔ　Ｒｅ５ｅａｒｃｈ、　Ｓｕｐｐｌｅｍ
ｅｎｔ、　Ｐ、　８４゜１９８０）に従って行った。す
なわち、実体顕微鏡を用いて、サンプリングした任意の
２０本の毛の長さを測定し、その中から最も長いものか
ら順に５本を選び、平均値を求めてマウスの体毛長とした。

表４　毛成長促進試験結果注１°　表４に示した塗布試料の番号は、表２の試料番
号と同一である。試料番号（ｌＯ）および（１１）はそ
れぞれ試料番号（８）（実施例１）および（９）（実施
例４）の組成物より本発明の養毛剤を除去した試料（対
照）を示し、（１２）はエタノール（対照）を示す。対
照には＊印を付した。

表４に示すように、対照群に対し、本発明のステロール
類およびそれを製剤化した養毛剤組成物（実施例１およ
び４）を塗布した群は、平均値の有意差検定（Ｔ検定）
において、危険率５％で有意に毛成長促進効果を示した
。

以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。

［実施例］実施例１　ヘアートニックＡ０９５％エタノール　　　　　　　　　　９６０部■β
−シトステロール　　　　　　　２，０■グリセリン　
　　　　　　　　　　　２．０［製法コ成分■〜■を充
分撹拌混合後、ろ過して製品とする。

実施例２　ヘアートニックＢ０９５％エタノール ■β−シトステロール ■ポリオキシエチレンラウリルエーテル（２０） ■１．３−ブチレングリコール ■防腐剤 ■精製水［製法コ成分■〜■を充分撹拌混合後、製品とする。

６０．０部０．１０．８２．０適量３７．１ろ過して ■ソルビタンモノステアレート　　　　１５■モノステ
アリン酸ポリオキシエチレン（２５）　　　　　３．０■コレス
テロール　　　　　　　　　　１．０■シクロアルテノ
ール　　　　　　　　１．０［相］カンペステロール　
　　　　　　　　１．００グリセリン　　　　　　　　
　　　　５０＠水酸化カリウム　　　　　　　　　　０
．２０防腐剤　　　　　　　　　　　　　適量０精製水
　　　　　　　　　　　　　６４．３［製法］成分■〜
［相］および成分■〜■をそれぞれ７０〜７５℃に加温
溶解した後、成分■〜［相］に成分■〜■を加えて乳化
し、３０℃まで冷却し製品とする。

実施例３　ヘアークリーム ■ステアリン酸 ■セチルアルコール ■ステアリルアルコール ■流動パラフィン ■ワセリン４．０部３．０１．０５．０１０．０実施例４　ヘアーローション ■ステアリン酸 ■セチルアルコール ■ステアリルアルコール ■流動パラフィン ■モノステアリン酸ソルビタン ■モノオレイン酸ソルビタン　　　　　１．５■モノオ
レイン酸ポリオキシエチレン（１０）　　　　　０．８■β−シ
トステロール　　　　　　　　　０，５■スチグマステ
ロール　　　　　　　　０．５［相］グリセリン　　　
　　　　　　　　　６．００水酸化カリウム　　　　　
　　　　　０．２０防腐剤　　　　　　　　　　　　　
遠景■精製水　　　　　　　　　　　　　７８．２［製
法コ成分■〜■および成分＠１〜０をそれぞれ７０〜７
５℃に加温溶解した後、成分■〜■に成分［相］〜０を
加えて乳化し、３０℃まで冷却し製品とする。

実施例６　軟膏剤 ■ミツロウ　　　　　　　　　　　　　７．０部■シク
ロアルテノール　　　　　　　　１０．０部黄色ワセリ
ン　　　　　　　　　　　８３．０［製法コ成分■〜■
を加熱溶解して混合した後、冷却して製品とする。

実施例７　ヘアーオイル ■カンペステロール ■流動パラフィン［製法］成分■および■を混合した後、製品とする。

５．０部９５．０ろ過して実施例５　軟膏剤 ■精製ラノリン　　　　　　　　　　　５．０部■サラ
シミツロウ　　　　　　　　　　　５．０■コレステロ
ール　　　　　　　　　　　５．０■ワセリン　　　　
　　　　　　　　　　８５・０［製法］成分■〜■を加
熱溶解して混合した後、冷却して製品とする。

実施例２、３、５．６および７についても良好な発毛促
進効果および毛成長促進効果が認められた。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ステロール類の一種または二種以上を有効成分と
して配合することを特徴とする頭髪用化粧料。
（２）ステロール類の一種または二種以上を有効成分と
して配合することを特徴とする養毛料。
（３）ステロール類として、β−シトステロール、カン
ペステロール、スチグマステロール、シクロアルテノー
ル、２４−メチルシクロアルタノール、コレステロール
およびラノリンアルコールの一種または二種以上を有効
成分として配合することを特徴とする請求項第１項記載
の頭髪用化粧料または請求項第２項記載の養毛料。
（４）ステロール類として、β−シトステロール、カン
ペステロール、スチグマステロール、シクロアルテノー
ルおよび２４−メチルシクロアルタノールの一種または
二種以上を有効成分として配合することを特徴とする請
求項第１項記載の頭髪用化粧料または請求項第２項記載
の養毛料。
（５）ステロール類の配合量が０．１〜１０重量％であ
る請求項第１項記載の頭髪用化粧料または請求項第２項
記載の養毛料。