JPH0257419B2 - - Google Patents

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JPH0257419B2
JPH0257419B2 JP59503386A JP50338684A JPH0257419B2 JP H0257419 B2 JPH0257419 B2 JP H0257419B2 JP 59503386 A JP59503386 A JP 59503386A JP 50338684 A JP50338684 A JP 50338684A JP H0257419 B2 JPH0257419 B2 JP H0257419B2
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JP59503386A
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Richaado Teii Tonpuson
Fuiritsupusu Hinkuru
Robaato Bii Kyarooru
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Henkel Loctite Corp
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Henkel Loctite Corp
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Publication of JPH0257419B2 publication Critical patent/JPH0257419B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/117Identification of persons
    • A61B5/1171Identification of persons based on the shapes or appearances of their bodies or parts thereof
    • A61B5/1172Identification of persons based on the shapes or appearances of their bodies or parts thereof using fingerprinting
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
    • C09J4/06Organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond in combination with a macromolecular compound other than an unsaturated polymer of groups C09J159/00 - C09J187/00

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  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

請求の範囲 1 潜在指紋がついている物品に垂直表面上で実
質的に非流動性である貯蔵安定性のシアノアクリ
レートモノマー組成物の薄い被膜から発生するシ
アノアクリレート蒸気を受けさせることから成る
潜在指紋を発現させる方法。 2 前記組成物は皮膚と接触したとき10秒または
それ以上の間重合しないように安定化されている
ことを特徴とする請求項1記載の方法。 3 該モノマー組成物を含有する封筒を剥いで開
き、該モノマー組成物の薄い被膜でおおわれてい
る封筒の2内面を露出させ、該組成物でおおわれ
た表面から気化による該シアノアクリレート蒸気
を発生させることから成る請求項1記載の方法。 4 前記封筒の内面はポリエチレンであることを
特徴とする請求項3記載の方法。 5 前記封筒の2面は結合表面積が少なくとも20
平方インチであることを特徴とする請求項3記載
の方法。 6 前記結合表面積は少なくとも40平方インチで
あることを特徴とする請求項5記載の方法。 7 前記モノマーはメチルシアノアクリレート、
エチルシアノアクリレート、アリルシアノアクリ
レートおよびイソプロピルシアノアクリレートか
ら選択されることを特徴とする請求項1記載の方
法。 8 前記モノマーはエチルシアノアクリレートま
たはメチルシアノアクリレートであることを特徴
とする請求項7記載の方法。 9 シアノアクリレートモノマーの貯蔵安定性組
成物と該組成物を垂直平面上で実質的に非流動性
にするのに有効なチキソトロープ添加剤が入つて
いる封筒から成り、該封筒がポリエチレンの内面
を備えた材料の一対の相対するシートによつて形
成されていることと、該シートがその縁に沿つて
封着されているが、該縁に沿つて引裂くかまたは
剥がすことによつて該組成物の被膜が塗布されて
いる内部のシート面が露出するように該シートの
分離が可能になつていることを特徴とするシアノ
アクリレートモノマー蒸気の室温での急速発生用
物品。 10 前記2枚の封筒形成シートが3辺に沿つて
一体にヒートシールされた長方形のシートであつ
て、その第4の辺に沿つて該2枚の封筒形成シー
トの間にさしはさまれている第3の内部シートを
有し、該第3の内部シートはポリエチレンの内表
面をもち、その第3の内部シートは、その内側の
ポリエチレン表面が2枚の封筒形成シートのそれ
ぞれのシールされていない辺に接触し、かつヒー
トシールされるような折りたたまれた形状で2枚
の封筒形成シートの間にさしはさまれていること
を特徴とする請求項9記載の物品。 11 前記内部シート材料が紙/ポリエチレン/
アルミニウム/ポリエチレンの積層材であること
を特徴とする請求項10記載の物品。 12 前記内側組成物塗布内側シート面の結合表
面積は少なくとも20平方インチであることを特徴
とする請求項9記載の物品。 13 前記結合表面積は少なくとも40平方インチ
であることを特徴とする請求項12記載の物品。 14 前記相対するシートの一方の外表面に感圧
接着剤を備えた吊り表面部を具備し、前記物品を
垂直表面に取付けることができることを特徴とす
る請求項9記載の物品。 発明の背景 瞬間接着剤についてよく知つている人々にとつ
ては、それらの接着剤の蒸気が、モノマー“乳白
化”によつておこる白色残分で指紋をあらわすこ
とができるということは驚くほどのことではな
い。事実、この望ましくない挙動を減じるための
努力は、シアノアクリレート技術の初期から行な
われているのである。 しかし、この同じプロセスが、指紋同定識別を
介して犯罪人の逮捕という高尚な仕事に向けるこ
とができるということが発見されたのは、ごく最
近のことであつた。1978年に、東京警視庁は、日
本国警察庁の刑事犯罪学者による指紋の発現のた
めのシアノアクリレートの発煙の実演を行つたと
報告されている。1979年の5月に、ノーザンプト
ンシヤー(イングランド)警察の刑事検査官エ
ヌ.エドモンズとエル.ウツド(Detective
Inspector N.Edmunds and L.Wood of
Northamptonshire(England)Police)は、彼等
が黒色プラスチツクの現象タンクをロクタイルス
ーパグルー(Loctile Super GlueTM)で修理した
とき指紋が発現したということを観察したと報告
されている。1ケ月以内に、彼等は、その発見結
果を地方警察会議に報告した。 ノースベイオンタリオ警察隊(the North
Bay Ontario Police Force)の警官ポールボウ
ルドン(Paul Bourdon)は、この方法の初期の
実行者であつて、蒸気を1つの部屋で発生させ、
それを、調査中の証拠物のある他の部屋にポンプ
で入れる発煙方法を発明した。彼の方法は、米国
とカナダで特許が付与された(この明細書で参照
のために述べられている米国特許第4297383号)。 米国アルコール、煙草、火器局(the U.S.
Bureau of Alcohol、Tobacco and Firearms)
のフランクケンダル(Frank Kendall)は、蒸気
の発生を促進するために綿で処理した水酸化ナト
リウムを用いる方法の改善を開発した。この技術
は、同定識別ニユース(Identification News)、
1982年6月号、3頁に説明されている。 指紋発現用のシアノアクリレート蒸気の発生を
促進するために熱を使用することも、
Identification Newsの1983年1月号、9頁およ
び1983年5月号、10頁に報告されている。 シアノアクリレート蒸気技術は、指紋発現のた
めの容認された方法となつている。いくつかの場
合、同定識別は、以前の方法が実施できなかつた
証拠について行なわれていた。最近、この方法に
よつて提供される証拠がカンサス州裁判所におい
て容認され、犯人に有罪の判決がなされている。
アビール(Abele)、Identification News、1983
年2月号、12頁。 シアノアクリレートモノマーを指紋の発現に用
いることの現在まで発見されている認知されてい
る利益は、下記のとおりである。 (イ) 他の方法ではうまく行かなかつた物体上の潜
在指紋の発現; (ロ) ポリエチレン袋または電気テープのような困
難な表面上の指紋の発現; (ハ) つくつた指紋の像は、吹き飛んで行くことが
ある粉を振り掛けた指紋よりも取扱が容易であ
る; (ニ) 自動車の内部のような大きな囲まれた領域で
指紋を求めるために発煙することができる。 シアノアクリレート指紋発現方法は、非常な利
益を有しているが、他の顕著な不利点を伴つてい
る。これらの不利点は、証拠採取技術者が触れた
とき、シアノアクリレート接着剤が皮膚または衣
服に瞬間接着することである。また、先行技術で
使用されている代表的な低粘度シアノアクリレー
ト接着剤は、容易に流出、または、滴下する。こ
のことは、衣服や皮膚を不注意に接着させること
に寄与するばかりでなく、証拠物に損傷を与える
結果となり得る。最初は、蒸気の発生を促進しな
いで、指紋を十分に発現させるのに少なくとも約
5時間かかり、また、90日といつた長い時間がか
かり得ると報告されている。 蒸気の発生の促進で、他の不利点は、下記のと
おりである。 水酸化ナトリウム促進の不利点: 1 水酸化ナトリウムは、毒物で腐食性があり、
手袋をはめないで混合すると、皮膚に損傷を与
える。 2 調製時間が可成りかかる。 3 この技術は、使用される接着剤の量に対し
て、少量の発煙を提供する。たいていの接着剤
は、飽和パツド内でか、または、室内の大気中
に蒸発するよりはむしろ可視の白煙として、重
合する。重合した白煙は、潜在指紋と反応しな
い。 4 パツドからの発煙は、室頂部に上り、過さ
れて下り、蒸気に対して処理されている物体の
均一な露出を行なわない。 熱促進の不利点: 1 温度設定が厳密である。あまりにも熱すぎる
と指紋の過発現となつて接着剤が指紋のなかで
重合しないことになる。冷たすぎると、接着剤
が所望されるように速やかに室内に吸収されな
いで、処理により一層長い時間を要することに
なる。 2 より一層小さな室内での使用は、少量でも、
処理されているものを綿密に監視していない
と、過発現となる。 3 促進剤として熱を使用する種々の方法も、室
全体を加熱して、ビニルやプラスチツク(特に
黒色ビニルテープ)に影響を与える。 4 加熱された物体の使用を伴なう小さな事故
が、室の燃焼または損傷となる。 発明の要約 この発明は、シアノアクリレート蒸気を用いて
潜在指紋を発現させることの改善である。この方
法は、シアノアクリレートモノマーと組成物を垂
直面上で実質的に非流動性にするのに有効な量の
チキソトロープ添加剤とから成る貯蔵安定組成物
の薄いフイルムから発生するシアノアクリレート
蒸気に、潜在指紋を含んでいると疑われている物
を当てることを特徴とする。このチキソトロープ
組成物も、その組成物の接着性が実質的に減じる
程度まで重合に対して安定化されていることが好
ましい。 この発明の好ましい実施態様においては、ゲル
組成物が、薄いおおいまたは袋のなかに含まれて
いて、そのおおいまたは袋がはがされて薄い層の
ゲルを塗布した2つの内面を露出している。この
結果としての高い表面領域が蒸気を長い期間にわ
たつて迅速かつ均一に発生する。この迅速で、か
つ絶え間のない蒸気の発生が、先行技術の方法で
発現されない潜在指紋の発現を可能にすることに
なる。 下記の有利点は、この発明の方法について、先
行技術の蒸気発生方法に対して確かめられている
ものである。 1 毒物でなく、腐食剤でもない。 2 調製時間が不必要である。 3 室内に蒸発している接着剤に対して20分間以
上にわたつて均一量の露出を提供する。 4 以前の方法よりも大きな表面積からの蒸発を
提供する。 5 室温作業。温度の小さい変動の限界的な影響
がない。 6 ビニルまたはプラスチツクを破壊する熱がな
い。 7 過発現は、短期間におこらない。物は、隆起
の詳細部を失なうことなく必要とされる時間に
わたつて1時間まで室内に放置できる(以前の
方法では、物は、おおいに対して3インチより
も近く置いてはならない)。 8 室を燃焼または損傷しない。 9 接着剤の流出または証拠物の汚染がない。 10 シアノアクリレート使用の複雑さを実質的に
減じて、最小限の訓練を受けた技術者が現場で
使用できる。 図面の説明 第1図は、この発明の方法において使用するの
が好ましいシアノアクリレートゲルを含有してい
るパツケージの側断面図である。 第2図は、第1図のパツケージの底面図であ
る。 第3図は、蒸気発生のため空気にさらされたシ
アノアクリレート塗布内面を示す開いたパツケー
ジの斜視図である。
【発明の詳細な説明】
シアノアクリレートゲルの配合 適切なモノマーの蒸発を生ぜしめるためには、
高蒸気圧シアノアクリレートモノマーを利用しな
ければならない。メチルシアノアクリレートとエ
チルシアノアクリレートが好ましいモノマーであ
る。アリルシアノアクリレートとイソプロピルシ
アノアクリレートは、単独または混合物の形で利
用することのできる適切なモノマーである。 貯蔵安定非流動性シアノアクリレートゲルの配
合は、モノマーが容易に重合するので、長年にわ
たつてむつかしい問題であつた。したがつて、代
表的なシリカチキソトロープを用いた多くの配合
がこの技術で報告されているが、そのような配合
は、代表的には、直ちに利用されるように意図さ
れているか、あるいは、その後、保存安定性が劣
つていることを示している。ジメチルジクロロシ
ランで高度に処理されたある特定のシリカの貯蔵
安定配合をつくることができることが発見されて
いるが、程度の高い表面処理がシリカのチキソト
ロープ能力に驚くほどの影響を与えるので、非流
動性ゲルは調製できない。さらに最近では、ある
特定の独特に処理されたシリカが貯蔵安定非流動
性ゲル組成物を生成するということが発見されて
いる。これらのシリカを含有しているシアノアク
リレートモノマーの組成物は、1983年8月13日に
出願された同時係属米国出願第582275号にさらに
詳細に説明されており、その開示は、参考として
この明細書に述べてある。上記出願第528275号の
配合物は、この発明の方法に使用するのに適して
おり、この発明の方法で使用したゲルの最初の実
施態様を提供した。 最初のゲル配合とともに加工して、安定化レベ
ルは、シアノアクリレート接着性配合に代表的に
使用されたものよりも可成り増加し得るというこ
とが発見された。指紋はモノマー蒸気の重合によ
つて発現するので、基剤組成物の安定化レベル
は、臨界的ではなかつた。したがつて、基剤組成
物の安定化レベルは、接着結合が指紋発現性能に
影響を与えないで非常に減少する点まで増加でき
た。このことは、指紋発現に特に有利であつて、
その理由は、モノマーの接触の可能性が相当なも
のであるからである。モノマー容器が開いてお
り、表面積は相当なものである(以前の方法では
代表的に2インチ×2インチ、この発明の好まし
い実施態様では約13インチ×4インチである)。 適切な安定化レベルは、指の上にシアノアクリ
レートモノマーがこぼれて指が他のものと、また
は指が相互に、接触しておこる周知の指のくつつ
きが、少なくとも10秒間はおこらない程度のもの
である。この遅延は、こぼれたものを拭いとる時
間を与えている。さらに、この安定性が、以前に
は貯蔵安定シアノアクリレート接着性配合物に使
用するのに不適当であるとされていたヒユームド
シリカのいくつかのものを、この発明の指紋発現
ゲルに使用することを可能ならしめている。 この発明の方法に使用するチキソトロープ組成
物は、垂直ポリエチレン表面上の薄い被膜のよう
に実質的に非流動性である。 これらの組成物のチキソトロープは、cps
(mPas)でのブルツクフイールド粘度測定で、
室温(約21℃)において、2.5および20RPMと評
価することができる。種々の試料についての2つ
の測定の比の比較は、これらの試料の相対チキソ
トロープを示している。1の2.5/20RPM粘度比
(チキソトロープ比)を有する試料は、チキソト
ロープではない。この発明に使用するのに適切で
あるためには、その組成物のチキソトロープ比
は、一般に約2.5またはそれ以上、好ましくは、
3またはそれ以上でなければならない。 この明細書で使用する用語である実質的な非流
動性を決定するための便利な試験は、チキソトロ
ープ配合物の0.2グラムの試料を約1/2インチ×1/
2インチ(12.7センチ×12.7センチ)の面積の垂
直ポリエチレンの表面に斑点のようにつけて、経
時流れを観測することである。試料が5分間経過
して約1インチ以上流れない場合には、一般的
に、この発明に使用するのに適している。好まし
いのは、数時間の観測期間にわたつて、1インチ
でも動かないことである。 表は、適切な配合物の諸例を示す。
【表】 種々の配合物のモノマー蒸発特性は、チキソト
ロープおよびレベルによつて、異なつている。C
とEのような配合物は、蒸発特性については好ま
しいものであつて、その理由は、それらの配合物
が、ポリエチレン上の薄い被膜から重合する前に
室温でより一層速い蒸発率と殆んど全部の蒸発を
生じるからである。配合物Dは、蒸発が最も遅
く、全部の蒸発が最低であるが、その理由は、多
分、ポリマー含有量が高いからである。 蒸気の発生 迅速かつ均一な蒸気の発生を室温で得るために
は、モノマーを広い表面積にわたつて分布させる
ことが望まれる。流し込みうる液体モノマーを使
用する発現技術では、ボウル内のモノマーは水平
表面に含まれていなければならないが、この発明
の方法で使用する非流動性配合物は、ボウルの水
平面に含まれる必要はない。それらの配合物は、
水平表面、例えば壁にかけられている1枚の紙ま
たはプラスチツクフイルムの上に証拠物または人
間に損傷を与えないで、薄く塗りひろげることが
できる。 第1図乃至第3図に指紋発現用ゲルの好ましい
パツケージを示す。全体を10で示すこのパツケ
ージは、3枚の積層材、12,12aおよび13
で構成されている封筒状のものであつて、積層材
の内面は、プラスチツクである。積層板の材質
は、紙/ポリエチレン/アルミニウム/ポリエチ
レンの積層であるのが好ましい。種々の層間の結
合下塗剤は、封筒状のものをはがして開いたとき
に、積層材が離層しないようになつているのが好
ましい。3つのヒートシール縁14は、シート1
2と12aを接着している。シート13は、シー
ト12と12aの第4番目の端においてエンドフ
ラツプ16と16aとの間にヒートシールされて
いて、それによつて、分離できるがシールされて
いるエンドフラツプ16と16aで閉じた封筒構
造が形成されている。封筒の内面は、ゲルシアノ
アクリレート配合物20の薄い層である。開いて
使用するには、第1図に示すように、フラツプ1
6と16aを引つぱつてはなし、シート13を折
り線22に沿つてやぶる。支持体を側縁14に沿
つて容易に破壊させるためには、シート12と1
2aの中央外部をテープまたはラベル材の追加の
層23で補強することができる。シート12と1
2aを、第3図に示すようにはがして、パツケー
ジ10を開き、シアノアクリレートゲル20を空
気にさらす。ゲルは両シート12と12aの内面
にくつついているので、シアノアクリレートモノ
マーの最大表面積が露出される。パツケージは、
それを開いたとき、少なくとも20平方インチ
(129平方センチ)、好ましくは40平方インチ(258
平方センチ)またはそれ以上のモノマーを塗布し
た表面積を提供するのがよい。 選択的に、パツケージ10には、フラツプ16
aの外面に位置している感圧接着ストリツプ24
を備えることもできる。ストリツプ24は、剥離
紙26でおおわれており、その剥離紙は、パツケ
ージを使用するときに剥ぎ取ることができる。そ
のとき、露出された接着剤層24は、開かれたパ
ツケージを、壁または窓のような所望の表面に接
着させるのに使用することができる。シアノアク
リレートモノマーはゲル化された形状であるの
で、開かれたパツケージが垂直に掛けられるか、
またはさかさまにされたときでも、シート12と
12aから流れない。 シールがやぶられても、パツケージが最初に開
かれたとき、パツケージは使用後に閉じることが
でき、モノマーが完全に重合または気化するま
で、再使用できる。 指紋の発現 小さな持ち運びできる証拠物については、蓋付
きの水槽のような発煙チヤンバを使用することが
できる。蓋は、証拠物を吊り下げる衣服ハンガー
またはアリゲータクリツプのような吊り下げ装置
を備えている。好ましい封筒10には、配合物F
のようなゲルの約3乃至4グラムが6 1/2インチ
×4インチの囲いのなかに入つている。はがして
開いたとき、表面積は、約13インチ×4インチで
ある。この好ましい封筒を、この明細書では今
後、“パウチ”と称する。 被処理物は、均一にチヤンバ内全体にわたつて
分布させる。温水の入つている皿をチヤンバ内に
配置する。より一層大きなチヤンバには、水の入
つている2個以上の容器を必要とすることがあ
る。そのとき、パウチを、はがして開き、チヤン
バ内に(被処理物から少なくとも3インチのとこ
ろに)直ちに配置し、チヤンバを密封する。煙霧
は見えないが、数分以内に高濃度で存在する。1
個のパウチを使用して20分間に2 1/2ガロンのチ
ヤンバごとにすぐれた結果を得ることができる。
より一層大きなチヤンバの処理時間は、前記の処
理時間を指標として(すなわち、1個のパウチを
用いて40分間で5ガロン、80分間で10ガロンある
いは2個のパウチを用いて40分間など)評価推定
できる。20ガロン以上のチヤンバには、2個以上
のパウチを用いるのがよい。 チヤンバの頂部からパウチを吊り下げると、よ
り一層大きいチヤンバ(20ガロンおよびそれ以
上)内でより一層良好な結果が得られるが、これ
は、シアノアクリレートエステルの分子が空気よ
りも重いからである。水をチヤンバに(湿度のた
めに)添加することは、他の方法よりも臨界的で
ある。水の容器は、チヤンバの内部全体に湿度が
均一に分散するように配置しなければならない。
処理時間が上記に推奨した時間の2倍以上に延び
た場合には、指紋の過発現がおこり得る。処理を
監視することを強く推奨する。 発煙処理が完了した際には、チヤンバを開ける
ときに、シアノアクリレートエステルの煙霧暴露
を防止するように、注意しなければならない。チ
ヤンバからパウチの取り去つて、直ちに2枚のパ
ネルを圧して裏面をくつつけると、煙霧の放出が
停止する。パウチは、必要なときに、1パウチ当
り全処理時間の10時間以上、しばしば、再使用で
きる。一旦、もとのパウチの封をやぶると、その
パウチは、2週間以内には使用しなければならな
いのであつて、さもないと、緩慢な蒸発によつて
強度が減じることがある。パウチは、ゲルの75%
以上が乾燥して観察されたときには、交換しなけ
ればならない。 使用が容易で液体グルーではないので、パウチ
は、以前からあつた発現方法よりも現場での使用
に適している。パウチは、パウチの数、チヤンバ
の寸法および発現時間について前に説明した指導
基準を利用して、可搬式チヤンバ、自動車および
一層大きな領域内で使用することができる。湿度
のための水の添加も現場使用に必要である。 たいていの自動車は、3枚または4枚のパウチ
を用いて車の内部全体にわたつて均一に分散させ
て処理できる。発現時間は、車の大きさによる
が、たいていの場合、2時間または3時間以内で
完了となる。温水の入つた数個のビーカーを追加
すると、十分な湿度となる。寒い日にまた暖かい
日に日光に照らされて車の内面に設置すると、低
温の処理時間に及ぼす影響を減じる助けとなる。 部屋は、1枚のパウチを、(8フイートの天井
に基づき)床面積の15平方フイート毎に使用し
て、処理できる。例としては、8×10の部屋=パ
ウチ5枚;10×12の部屋=パウチ10枚である。発
現には、8時間もの長い時間がかかる。水の容器
は、部屋全体にわたつて湿度を均一に分散させる
ように配置しなければならない。 パウチを上部および指紋を含んでいる疑いのあ
る領域に吊り下げると、処理時間を短縮すること
ができる。試験用指紋をつけた小さな目的物をチ
ヤンバ内に追加することを推奨する。目的物は、
もし可能であれば、チヤンバの外部から目に見え
ることができること。チヤンバを開くときには、
入るに先立つて煙霧が消散するのに十分な時間を
考慮すること。通風のために窓、扉などを開ける
ために部屋に入るには、有機蒸気吸収マスクまた
は呼吸マスクの着用を推奨する。 この発明の製品と方法の使用と比較有利点を説
明している下記の諸事例は、トレンスカリフオル
ニア警察局(Torrence California Police
Department)が提供したものである。 事例 #1 1984年2月26日、1時30分頃、Torrance、
California Police Departmentのパトロール隊
は、車による発砲が近隣の市でおこつたという通
知を受けた。パトロール隊は、1名が射たれたこ
とと、疑わしい車の説明と三人の容疑者がそのな
かにいることの通知を受けた。放送後約5分で、
Torrance Policeパトロール隊は、疑わしい車が
発砲がおこつた市からTorrance市に入るのを発
見した。それに引続いて車を停止させて、容疑者
3名の留置となつた。車を探索すると、ブルース
チール仕上げのチヤーターアームズ(Charter
Arms).38特別口径連発ピストルが、車のなか
のくず箱にかくされているのが見付かつた。その
後、車のなかにいる3名が殺人をしようとしたた
めに逮捕された。 初期調査では、どの容疑者が車から発砲したか
は不明であつた。したがつて、物理的証拠が決定
的となつた。容疑者と車から収集した他の証拠に
加えて、犯罪現場調査人は武器を回収した。武器
は、その後、発砲がおこつた市の警察庁の要請に
よつて、処理のためにTorrance Police
Departmentに輸送された。 シアノアクリレートエステルを用いて潜在指紋
を求めて発煙させるのをはじめて採用してから過
去数年間は、標準的な操作手順は、潜在指紋を求
めるために殆んどすべての小火器をシアノアクリ
レート接着剤からの煙霧で処理することであつ
た。Torranceで利用した処理は、水酸化ナトリ
ウムで処理し接着剤3グラムを塗布した綿パツド
を使用することであつた。これらの手順につづい
て、チヤンバの頂部に取付けられている棒からつ
るされている2 1/2ガロンの水槽内に武器を入れ
た。小さなコツプに入れた水に加えて、2個の2
インチ×2インチ綿パツド(前処理済み)をチヤ
ンバ内に配置した。約3グラムのメチルシアノア
クリレート接着剤を各パツド上に付着させ、チヤ
ンバを密封した。5秒以内にパツドが発煙するの
が観察され、また、約30秒間、発煙が継続するの
が観察された。 武器を1時にわたつてチヤンバ内に入れておい
た後、取り出して検査した。通常の傾斜照明を用
いたが、識別同定し得る潜在指紋は観察されず、
非常に小さな隆起の細部は明らかであつた。犯罪
の重大さのために、武器をシアノアクリレートゲ
ルが入つているパウチを用いて処理し直すことと
なつた。 武器を、チヤンバの頂部から再度つるした同じ
チヤンバ内に入れた。新しいコツプに入れた水を
追加し、綿パツドは取り除いた。パウチを開き、
チヤンバの底部に配置し、チヤンバを密封した。
20分後に、チヤンバを開き、武器を取り出した。
武器の右側板を検査したところ、白色で価値のあ
る指紋が観察された。数個の他の潜在指紋が観察
されたが、価値のないものであると決定された。
引続き、潜在指紋を3名の容疑者の押した指紋カ
ードと比較して、識別同定となつた。比較は武器
上にあつた潜在指紋で行なわれたので、潜在指紋
の回収と保存に注意が向けられた。潜在指紋は、
粉とテープで処理するに先立つて写真撮影した。
その後、潜在指紋には発光黒色粉末とゼフアーは
けを用いて粉を散布した。そのとき、潜在指紋を
合計5回引き上げた。引き上げたものを検査した
ところ、5回目に引き上げたものが最良質の隆起
の詳細を含んでいると決定された。また、武器上
の潜在指紋は、最良の引き上げたものよりも詳細
な隆起を含んでいることが認められた。 パウチを用いての実験と水酸化ナトリウムで処
理した綿パツド使用の経験とに基づき、処理され
た綿パツドは、チヤンバの大気中に放出されたモ
ノマーの煙霧が少量であつたために、失敗であつ
たということが信じられている。パウチ製品はチ
ヤンバ内で接着剤を最大限に気化させ、それによ
つて、処理されたパツドが失敗した場合でも、結
果を提供した。 多くの場合、シアノアクリレートエステル接着
剤で処理した目的物上の潜在指紋は、種々の粉末
やテープを用いて得た大部分の引き上げたものよ
りも品質が良好であると信じられている。接着剤
からの煙霧をあてる種々の方法のうちのどれかを
用いて得た潜在指紋は、粉末を散布するに先立つ
て写真撮影することが強く推奨されている。 事例 #2 1984年3月4日、14時00分、Torrance Police
Departmentのパトロール隊は、市内でおこつた
ばかりの自動車盗難の通知を受けた。パトロール
隊は、1976フオードのピツクアツプで色は緑色、
緑色のキヤンプ用外板を備えたものであること
と、車のナンバープレートの通知を受けたのであ
つた。放送後30秒以内に、2つのパトロール隊は
他の呼出しの途中で、容疑者が運転中の疑わしい
車を観察した。パトロール隊は、車を停車させよ
うとして、追跡を行つた。たいていの追跡と同じ
ように、この追跡は短かく、5区画の距離で、そ
こで容疑者は車を制御しきれなくなつて、ビルに
衝突し、大きな損傷をおこした。容疑者が車から
出たので、走つて追跡を行つた。容疑者は4区画
の距離にわたつて追跡され、引続いて逮捕され
た。 容疑者は2名の警官によつて車のなかにいたの
を観察されたのであるが、警官の観察に加えて潜
在指紋による容疑者の識別同定が非常に強力な証
拠である。したがつて、方針は、潜在指紋証拠を
求めるためにこの状態の車を処理することであ
る。潜在隆起が乗り手の入口の窓の先端と容疑者
がダツシユボードの下から点火装置に近付くため
に取外した灰皿とから得られた。容疑者は被害者
のイグニツシヨンロツクを取外し、それを容疑者
がキーをもつていたイグニツシヨンロツクと交換
したことが観察された。容疑者のイグニツシヨン
ロツクは車から回収され、処理のため犯罪現場調
査施設へ運ばれた。 そのイグニツシヨンロツクを、1個の小さなコ
ツプに入つている水と開かれたパウチの入つてい
る2 1/2ガロンの水槽のなかに入れた。チヤンバ
を20分間密封した後、イグニツシヨンロツクを取
り出して検査した。2個の潜在指紋が白色で価値
のあるものと観察された。それらの潜在指紋のう
ちの1つはイグニツシヨンロツクの基部で観察さ
れたのであり、もう1つはキーが挿入されている
表面板上で観察された。潜在指紋を写真撮影し、
発光黒色粉末とゼフアーはけを用いて粉を散布し
た。6つの潜在隆起が得られ、再度、イグニツシ
ヨンロツク上の潜在隆起(1潜在指紋当り3つの
隆起)が前記の隆起よりも品質が良かつたという
ことが認められた。イグニツシヨンロツクの面の
潜在指紋を容疑者の押した指紋と比較して識別同
定という結果になつた。識別同定は、窓および灰
皿から得た隆起についても行われた。 事例 #3 1983年3月8日、1時20分に、Torrance
Police Departmentのパトロール隊は、市内の1
軒の地方酒場の外部でおこつたばかりの発砲の通
知を受けた。受信した情報によると、4名の男性
の容疑者が小型の白い車に乗つてその酒場の駐車
場を通過し、1人の婦人に向けて2回発砲し、二
発とも命中した。現場に到着したパトロール隊
は、車に乗つていたものたちは発砲前には酒場の
内部にいたとの目撃者の通知を得た。容疑者たち
のうちの1名は、酒場のなかで被害者に近付き、
彼女にダンスをすることを求めたが、拒絶され
た。その後、間もなく、被害者は数名の友人とと
もに、酒場を出たところ、4名の容疑者が乗つて
いる小型の白い車が駐車場で被害者に近付いてき
た。被害者は、容疑者のうちの1名がピストルを
持つているのを見て、後を向いて走つたが、その
とき、二発の銃声が聞こえ、被害者は、地上に倒
れた。そのとき、容疑者たちは車に乗つてその場
所から逃げた。被害者は、2ケ所に銃弾傷を受け
ていたのであつて、1つは右のふくらはぎ、もう
1つは背中の中央であつて彼女の背骨を切断して
いた。 この事件に関する情報は、Torrance Policeパ
トロール隊と近隣の警察署に放送された。発砲後
5分間で、ロスアンゼルス郡保安部(the Los
Angeles County Sheriff′s Department)のパト
ロール隊が車に乗つて移動している容疑者たちを
観察し、近くのTorranceパトロール隊の援助を
得て、容疑者たちを停車させた。容疑者たちは、
殺人をしようとしたために逮捕された。引続き、
車のなかを探索したところ、2つの武器が現われ
た。すなわち、ブルースチール仕上げのチヤータ
ーアームズ.357マグナム連発ピストルと全部で
30発の丸形弾倉付きエンフオーサー(Enforcer)
ピストル、.30口径M−1カービンであつた。武
器は、回収されて、処理のため犯罪現場調査施設
へ運ばれた。 .375口径の連発ピストルを、小さな1個のコ
ツプに入れた水と1枚の開いたパウチの入つてい
る2 1/2ガロンの水槽に入れ、チヤンバを密封し
た。Enforcerカービンを、1個のコツプに入れ
た水と1枚の開いたパウチの入つている10ガロン
水槽に入れ、チヤンバを密封した。20分後、連発
ピストルをチヤンバから取り出し、検査した。直
接照明では、白い潜在指紋は観察されなかつた。
傾斜照明を用いて検査したところ、3つの潜在指
紋が観察され、そのうちの1つが価値のあるもの
と決定された。価値のある潜在指紋は、連続番号
の下の右側板上に観察された。武器を綿密に検査
したところ、潜在指紋のある表面に薄く塗布され
ている油が現われた。油を塗布した表面での以前
の経験によると、粉末をつけると潜在指紋の破壊
に成功するであろうということである。その後、
潜在指紋の写真を得た。引続いて、連発ピストル
上の潜在指紋を比較して、4名の容疑者のうちの
1名の識別同定という結果となつた。 連発ピストルを、その武器上に残つている潜在
指紋を保存するために、適切に包装した。
Enforcerカービンは、40分後にチヤンバから取
り出した。その武器上には、識別同定し得る潜在
指紋は観察されなかつた。30発用の丸形弾倉を検
査したところ、多くの潜在指紋が現われたが、そ
のうち2つが価値のあるものであると決定され
た。これらの指紋の写真を取り、引続いて、前に
説明した粉末を用いて粉を散布して引き上げた。
潜在指紋のうちの1つは、10回引き上げたが、第
3回目の引き上げが最良の隆起の詳細を示した。
第3回目の引き上げが、弾倉上に残つている同じ
潜在指紋よりもよい対照を示した。第2番目の潜
在指紋は、5回、引き上げた。2回目の引き上げ
が、最良の隆起の詳細を示した。弾倉上に残つて
いる同じ潜在指紋が、その潜在指紋から得た引き
上げのいづれのものよりも良い品質であつたとい
うことが認められた。引続き、これらの独特な考
案の指紋を容疑者たちのものと比較した結果、も
う1名の容疑者の識別同定となつた。 物理的証拠によつて、連発ピストルが発砲に使
用された武器であつたことが、さらに決定され
た。容疑者たちと現場から収集した他の証拠に加
えて、潜在指紋のついている連発ピストルに対し
て識別同定された容疑者がその武器を撃つたとい
うことが決定された。物理的証拠の結果を、殺人
を企てたこの容疑者について書類に整理すること
となつた。
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