JPH0256840B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0256840B2 JPH0256840B2 JP7181683A JP7181683A JPH0256840B2 JP H0256840 B2 JPH0256840 B2 JP H0256840B2 JP 7181683 A JP7181683 A JP 7181683A JP 7181683 A JP7181683 A JP 7181683A JP H0256840 B2 JPH0256840 B2 JP H0256840B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- coil
- opening
- shielding device
- shielding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高い磁気遮蔽効果を得る磁気シール
ド装置に関するものである。
ド装置に関するものである。
従来、磁気遮蔽の方法としては、高い透磁率を
有する軟磁性材料で被遮蔽物体又は空間を包囲す
る方法が採用されている。この場合、理想的には
被遮蔽体には開孔部がないことが望ましいが特殊
な場合を除いて、種々の理由でやむを得ず開孔部
を設ける場合が多い。当然開孔部からは磁気が漏
洩し、遮蔽効果は低下することになる。
有する軟磁性材料で被遮蔽物体又は空間を包囲す
る方法が採用されている。この場合、理想的には
被遮蔽体には開孔部がないことが望ましいが特殊
な場合を除いて、種々の理由でやむを得ず開孔部
を設ける場合が多い。当然開孔部からは磁気が漏
洩し、遮蔽効果は低下することになる。
例えば第1図に示す如き片側蓋なしの開円筒体
1の磁気遮蔽効果は、第2図に示す如く、開孔部
に近づくに従い指数的に減少する。尚、第1図
中、Hoは外部静磁界、Hiは内部静磁界、lは円
筒体の全長、Zは円筒体の任意の位置を夫々示し
ている。
1の磁気遮蔽効果は、第2図に示す如く、開孔部
に近づくに従い指数的に減少する。尚、第1図
中、Hoは外部静磁界、Hiは内部静磁界、lは円
筒体の全長、Zは円筒体の任意の位置を夫々示し
ている。
このため、従来磁気シールドで必要な遮蔽空間
を確保するために開孔部に施す対策としては、 磁気シールドの寸法を大きくすること。例え
ば第1図例において円筒体の全長lを長くす
る。
を確保するために開孔部に施す対策としては、 磁気シールドの寸法を大きくすること。例え
ば第1図例において円筒体の全長lを長くす
る。
第3図に示す如く開孔部に磁気シールドのた
めのフランジ2を設ける。
めのフランジ2を設ける。
第4図に示す如く、円筒体1を多層シールド
構造にする、等の対策が考えられる。
構造にする、等の対策が考えられる。
しかしこれらの対策は、いずれも磁気シールド
装置の体積を増大せしめ、ひいては製造コストが
大幅に増大する欠点を有する。
装置の体積を増大せしめ、ひいては製造コストが
大幅に増大する欠点を有する。
本発明はかかる点に鑑み、磁気シールドの開孔
部にコイルを設け、開孔部から流入する磁束に対
しコイルにより逆磁界を発生させて磁気シールド
内の遮蔽空間を大きくし、しいては磁気シールド
の小形化、低廉化を主たる目的としたものであ
る。
部にコイルを設け、開孔部から流入する磁束に対
しコイルにより逆磁界を発生させて磁気シールド
内の遮蔽空間を大きくし、しいては磁気シールド
の小形化、低廉化を主たる目的としたものであ
る。
以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第5図は本発明の一例を示す磁気シールド構造
の断面図である。外径φ=150mm、長さl=350mm
の軟磁性材料より成る磁気シールド円筒状体5の
一方端に蓋5aを設け、他方端5bを開放し、他
方端5bにコイル6を巻回して、円筒状体5内に
流入する磁界と逆向きの磁界を発生せしめた構造
である。尚、コイル6の巻回位置は図に示す如
く、外側に巻回してもよく、第6図に示す如く、
内側に巻回してもよい。また分散巻き又は開孔部
付近への集中巻きとすることができる。
の断面図である。外径φ=150mm、長さl=350mm
の軟磁性材料より成る磁気シールド円筒状体5の
一方端に蓋5aを設け、他方端5bを開放し、他
方端5bにコイル6を巻回して、円筒状体5内に
流入する磁界と逆向きの磁界を発生せしめた構造
である。尚、コイル6の巻回位置は図に示す如
く、外側に巻回してもよく、第6図に示す如く、
内側に巻回してもよい。また分散巻き又は開孔部
付近への集中巻きとすることができる。
コイル6に流す電流値は、磁気シールド開孔部
にガウスメータ等のセンサを取付けることによ
り、磁気シールド装置の設置位置を決定した後、
メータの値を勘案しながらコイル電流を可変とし
て最適電流を決定する。尚、このような手動式に
代替して、ガウスメータとコイル用電源との間に
コントローラを介して接続し、自動制御すること
もできる。
にガウスメータ等のセンサを取付けることによ
り、磁気シールド装置の設置位置を決定した後、
メータの値を勘案しながらコイル電流を可変とし
て最適電流を決定する。尚、このような手動式に
代替して、ガウスメータとコイル用電源との間に
コントローラを介して接続し、自動制御すること
もできる。
このような構成によると、第7図に示す如く、
曲線Aの如く開放端直前まで磁気遮蔽効果が実現
できることが判明する。尚、曲線Bは従来構造の
例を示すものであるが、円筒体の1/2付近から急
激に磁気遮蔽効果が悪化しているのがわかる。
曲線Aの如く開放端直前まで磁気遮蔽効果が実現
できることが判明する。尚、曲線Bは従来構造の
例を示すものであるが、円筒体の1/2付近から急
激に磁気遮蔽効果が悪化しているのがわかる。
以上述べた如く本発明によれば、軟磁性材料よ
り成る磁気シールド装置において、開孔部にコイ
ルを取付け、該開孔部から上記シールド装置内に
流入する磁界と逆の磁界を発生すべく上記コイル
に直流電流を流して上記磁気シールド装置を磁気
遮蔽したので、磁気シールド装置全体を大きくす
ることなく、余分なシールド用フランジを設ける
ことなく、多層シールド構造にすることなく、実
用的な磁気遮蔽効果を達成することができる。従
つて、最小限の容積で最大の磁気シールド空間を
有するこの種装置を低廉なコストで提供すること
ができる。
り成る磁気シールド装置において、開孔部にコイ
ルを取付け、該開孔部から上記シールド装置内に
流入する磁界と逆の磁界を発生すべく上記コイル
に直流電流を流して上記磁気シールド装置を磁気
遮蔽したので、磁気シールド装置全体を大きくす
ることなく、余分なシールド用フランジを設ける
ことなく、多層シールド構造にすることなく、実
用的な磁気遮蔽効果を達成することができる。従
つて、最小限の容積で最大の磁気シールド空間を
有するこの種装置を低廉なコストで提供すること
ができる。
第1図及び第2図は磁気シールド効果の説明に
供する構成図及び線図、第3図及び第4図は従来
の磁気シールド装置の例を示す図、第5図及び第
6図は本発明の一例及び他の例を示す断面図、第
7図は本発明装置の効果の説明に供する線図であ
る。 5……円筒状体、5b……他方端、6……コイ
ル。
供する構成図及び線図、第3図及び第4図は従来
の磁気シールド装置の例を示す図、第5図及び第
6図は本発明の一例及び他の例を示す断面図、第
7図は本発明装置の効果の説明に供する線図であ
る。 5……円筒状体、5b……他方端、6……コイ
ル。
Claims (1)
- 1 軟磁性材料より成る磁気シールド装置におい
て、開孔部にコイルを取付け、該開孔部から上記
シールド装置内に流入する磁界と逆の磁界を発生
すべく上記コイルに直流電流を流して上記磁気シ
ールド装置を磁気遮蔽したことを特徴とする磁気
シールド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7181683A JPS59197198A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 磁気シ−ルド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7181683A JPS59197198A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 磁気シ−ルド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59197198A JPS59197198A (ja) | 1984-11-08 |
JPH0256840B2 true JPH0256840B2 (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=13471456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7181683A Granted JPS59197198A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 磁気シ−ルド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59197198A (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6264024A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-20 | Mitsubishi Electric Corp | 不要輻射防止装置 |
JPS6293841A (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-30 | Mitsubishi Electric Corp | 不要輻射防止装置 |
JPH0735287Y2 (ja) * | 1985-10-08 | 1995-08-09 | 三菱電機株式会社 | 偏向ヨーク |
NL8602397A (nl) * | 1985-10-25 | 1987-05-18 | Philips Nv | Beeldweergeefinrichting met ontstoringsmiddelen. |
JPS6273454U (ja) * | 1985-10-28 | 1987-05-11 | ||
SE459054C (sv) * | 1986-03-07 | 1992-08-17 | Philips Norden Ab | Foerfarande foer reducering av magnetiskt laeckfaelt samt anordning foer genomfoerande av foerfarandet |
JPS62211839A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-17 | Mitsubishi Electric Corp | 不要輻射防止装置 |
JPS62211840A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-17 | Mitsubishi Electric Corp | 不要輻射防止装置 |
JPH0622103B2 (ja) * | 1986-07-18 | 1994-03-23 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨ−ク装置 |
JPH0747785Y2 (ja) * | 1986-10-17 | 1995-11-01 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨーク装置 |
JPH0624100B2 (ja) * | 1986-09-05 | 1994-03-30 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨ−ク装置 |
JPH0638327B2 (ja) * | 1987-02-18 | 1994-05-18 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨ−ク装置 |
JP3344486B2 (ja) * | 1991-01-22 | 2002-11-11 | 三洋電機株式会社 | アルカリ乾電池用無汞化亜鉛合金粉末の製造方法 |
JP3215447B2 (ja) * | 1991-03-12 | 2001-10-09 | 三洋電機株式会社 | 亜鉛アルカリ電池 |
JP3215446B2 (ja) * | 1991-03-12 | 2001-10-09 | 三洋電機株式会社 | 亜鉛アルカリ電池 |
JP3215448B2 (ja) * | 1991-03-12 | 2001-10-09 | 三洋電機株式会社 | 亜鉛アルカリ電池 |
US5561333A (en) * | 1993-05-10 | 1996-10-01 | Mti, Inc. | Method and apparatus for reducing the intensity of magnetic field emissions from video display units |
US5594615A (en) * | 1993-05-10 | 1997-01-14 | Mti, Inc. | Method and apparatus for reducing the intensity of magenetic field emissions from display device |
DE69728650D1 (de) * | 1996-10-04 | 2004-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Schutzvorrichtung vor elektromagnetischen feldern |
JP2927284B2 (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-28 | 日本電気株式会社 | 磁気シールドルーム |
JP4814618B2 (ja) * | 2005-11-02 | 2011-11-16 | 株式会社竹中工務店 | 磁気シールドルーム |
-
1983
- 1983-04-22 JP JP7181683A patent/JPS59197198A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59197198A (ja) | 1984-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0256840B2 (ja) | ||
US5793273A (en) | Choke coil for suppressing common-mode noise and normal-mode noise | |
EP3312857B1 (en) | Ignition coil for internal- combustion engine | |
US4884235A (en) | Micromagnetic memory package | |
US6545582B2 (en) | Magnetic core having an effective magnetic bias and magnetic device using the magnetic core | |
JPH09210610A (ja) | 外部磁気や金属等の影響防止の高周波励磁差動トランス | |
JPH07106164A (ja) | 中性点リアクトル | |
JPH0320078B2 (ja) | ||
JPH0373598A (ja) | 磁気シールド装置 | |
JPS6264024A (ja) | 不要輻射防止装置 | |
JP5987343B2 (ja) | 磁気シールド装置 | |
US5227754A (en) | Magnetic flux transmission system | |
JPH04176107A (ja) | リニアリティコイル | |
JPS6213013A (ja) | チヨ−クコイル | |
JP2603628B2 (ja) | 高周波発振形近接スイツチ | |
JPH0414793A (ja) | 誘導加熱装置用加熱コイル | |
JPH01124207A (ja) | リアクトル | |
JPH0245905A (ja) | コンバータートランス | |
JPH0530141B2 (ja) | ||
JPS5896713A (ja) | トランス | |
JPH0472705A (ja) | 電磁石装置 | |
JPS5828354Y2 (ja) | 空心リアクトル装置 | |
JP2521549Y2 (ja) | 磁場発生装置 | |
JPS6047730B2 (ja) | リアクトル | |
JPS5842904Y2 (ja) | 電磁流量計検出器 |