JPH0624100B2 - 偏向ヨ−ク装置 - Google Patents

偏向ヨ−ク装置

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JPH0624100B2
JPH0624100B2 JP61209147A JP20914786A JPH0624100B2 JP H0624100 B2 JPH0624100 B2 JP H0624100B2 JP 61209147 A JP61209147 A JP 61209147A JP 20914786 A JP20914786 A JP 20914786A JP H0624100 B2 JPH0624100 B2 JP H0624100B2
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JP
Japan
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deflection
coil
magnetic field
deflection yoke
cancel
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信二 大津
晴康 藪下
良光 高松
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/003Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/0007Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
    • H01J2229/0015Preventing or cancelling fields leaving the enclosure

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、例えばテレビジョン受像機、CRTディスプ
レイ装置等の陰極線管上に装着される偏向ヨーク装置の
改良に関する。
<従来の技術> 周知のように、テレビジョン受像機やCRTディスプレ
イ装置等の陰極線管上に装着される偏向ヨークにおいて
は、通常、水平偏向コイルに対し15.75KHz以上
で120KHz程度までの水平偏向電流を供給し、垂直
偏向コイルに対し60Hz近辺の垂直偏向電流を供給
し、角偏向コイルから発生する水平偏向磁界,垂直偏向
磁界を利用して電子ビームを所定量偏向させ、画面上に
所望の画像を得るものであり、この場合、水平偏向磁
界,垂直偏向磁界共に偏向ヨーク(コア)の外部に対し
漏れ磁界を生じるものである。そして、この外部漏れ磁
界の存在は、偏向ヨークの特性上大きな影響度はなく、
また、偏向ヨーク自体が偏向コイルからの漏れ磁界を利
用して成り立っている装置(部品)であることから、最
近まで、偏向ヨーク自体で外部漏れ磁界を低減しようと
する対策は何等講じられていないものであった。
これに対し、近来、偏向ヨークが装着された陰極線管に
近接してコンピュータ等の高周波対応の端末機器を配置
する等、映像機器の多様化が進み、従来特に問題となら
なかった偏向ヨークの外部漏れ磁界のうち、周波数の高
い水平偏向磁界の外部漏れ磁界が不要輻射となって、端
末機器等の他機種に誤動作を生じさせる等の悪影響を及
ぼすという懸念が生じ、このため、偏向ヨーク自体で不
要輻射を低減させることが要望されるようになってき
た。
従来の偏向ヨークにおいては、偏向ヨークの基本原理、
つまり、偏向ヨークは偏向コイルからの漏れ磁界を利用
して電子ビームを所定量偏向すること、の観点から、ご
く一部の偏向ヨークにおいて、偏向ヨークの外周を囲む
ように磁気シールド板を設け、磁気シールド板により不
要輻射を低減させてなるものを除いて、偏向ヨークその
ものに不要輻射を低減させるための手段を何等設けない
ものであった。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、従来の偏向ヨークの外周を囲むようにシ
ールド板を設けるものにおいては、形状的に大型になる
という問題点があり、特性的にシールド板が不要輻射
(外部漏れ磁界)を受けて別の偏向磁界を形成し、画面
特性(ランディング,コンバージェンス,偏向歪)に悪
影響を与えるという問題点があった。一方、不要輻射を
低減させるための手段を何等有さない偏向ヨークにおい
ては、前述の如く、偏向ヨークに近接する他機種に誤動
作を生じさせたり、映像信号の乱れを生じて正常な画像
特性が得られない、等の悪影響を及ぼすという問題点が
あった。
<問題点を解決するための手段> 本発明の偏向ヨーク装置は上記問題点を解決するため、
コアと、コアの内面に沿って巻装される一対のくら型の
水平偏向コイルと、該水平偏向コイルの外側に配置され
るトロイダル型若しくはくら型の垂直偏向コイルとを備
える偏向ヨークと、水平偏向コイルに対し直列に接続し
た一対のキャンセルコイルと、該キャンセルコイルに装
着した磁性片とからなり、キャンセルコイルを、ループ
状に巻回形成して、磁性片とともに、コアの外部でその
中心を偏向ヨークのY軸上若しくはY軸近傍に位置し、
かつ、Y軸に対し直交状に配置するとともに、水平偏向
コイルによって発生する水平偏向磁界のうちコアの外部
に漏れる磁界と逆の磁界をキャンセルコイルおよび磁性
片の組合せにより発生させてなるものである。
<作 用> キャンセルコイルに水平偏向電流を流して水平偏向周期
のキャンセル磁界を発生させる。この場合、キャセルコ
イルには磁性片が装着されているので、キャンセル磁界
は磁性片によって強められ、偏向ヨークから漏れてくる
磁界の低減作用を高める。
また、キャンセルコイルは、偏向ヨークのY軸若しくは
その近傍の位置に配置しているので、キャンセル磁界は
コアからの漏れ磁界だけでなくコアの外に出ている水平
偏向コイル部分からの放射磁界も低減するとともに、磁
性片の存在によってキャンセルコイルの巻回数を少なく
構成し得る。
<実施例> 以下、本発明偏向ヨーク装置の一実施例を図面を用いて
詳細に説明する。第1図乃至第3図において、1は一対
の半環状コアを接合してなる円環状のコアであり、コア
1には、内面に一対のくら型の水平偏向コイル2,3が
巻装され、外周に一対のトロイダル型の垂直偏向コイル
4,5が巻装される。6はコア1の内面に配置され水平
偏向コイル2,3と垂直偏向コイル4,5間の絶縁を保
持し、各コイル2,3、4,5の位置を規定するコイル
ボビンであり、コア1,水平偏向コイル2,3、垂直偏
向コイル4,5、コイルボビン6によって偏向ヨーク本
体7を構成する。偏向ヨーク本体7の一部をなす水平偏
向コイル2,3には、例えば、第4図に示すように、水
平偏向コイル2,3に対して直列に一対のキャンセルコ
イル8,9が接続される。キャンセルコイル8,9はそ
れぞれフェライト片或は硅素鋼板等からなる長方形状の
磁性片10,11を介して、コア1の外部で各々の中心
8T,9Tを偏向ヨーク(偏向ヨーク本体7)のY軸上
(垂直軸上)に位置して長方形状にループ状に形成され
(磁性片10,11の外周を周回して巻回形成され)、
かつ、Y軸に対して直交状に位置して垂直偏向コイル
4,5表面から所定距離をもって巻回配置してなるもの
で、コイルボビン6に設けた係止部12に係合(嵌合)
した状態で、偏向ヨーク本体7に対する取着固定がなさ
れるものである。そして、キャンセルコイル8と磁性片
10,キャンセルコイル9と磁性片11の組合せによ
り、水平偏向コイル2,3によって発生する水平偏向磁
界のうち偏向ヨーク本体7の一部をなすコア1の外部に
漏れる磁界(不要輻射)と逆の磁界(キャセル磁界)を
キャンセルコイル8,9の中心8T,9T部上若しくは
その近傍で発生するものである。ここで、本実施例にお
いては、キャンセルコイル8,9として、0.4φの銅
線を5本撚り合わせるか或は束ねたものを7ターン用い
て構成するものである。
斯かる構成の偏向ヨーク装置において、磁性片10,1
1を介してコア1の外部で各中心8T,9Tを偏向ヨー
クのY軸上に位置してループ状に形成し、かつ、Y軸に
対して直交状に位置して巻回配置したキャンセルコイル
8,9を偏向ヨーク本体7に取着固定した状態で所定の
配線接続を行なう。然る後、水平偏向コイル2,3、垂
直偏向コイル4,5、キャンセルコイル8,9にそれぞ
れ所定の電流を通電する。電流の通電に伴い、第5図に
示すように、水平偏向コイル2,3によって発生する水
平偏向磁界Hのうち、コア1(偏向ヨーク本体7)の
外部に漏れる磁界、つまり、不要輻射Hに対して、磁
性片10,11を介してコア1の外部に位置してループ
状に形成したキャンセルコイル8,9および磁性片1
0,11の組合せによって発生するキャンセル磁界H
がキャンセルコイル8,9の中心8T,9T部上若しく
はその近傍で逆向きの磁界となり(不要輻射HRのコア
1に対する出口部分,入口部分で逆向きの磁界とな
り)、この結果、不要輻射Hはキャンセル磁界H
より打ち消され確実に低減がなされるものである。ここ
で、磁性片を用いた場合、磁性片を用いない場合に比べ
不要輻射の低減の割合が約60%上昇するものである。
そして、図中 はキャンセルコイル8,9に流れる電流の方向を示すも
のである。
尚、本発明偏向ヨーク装置の一実施例においては、垂直
偏向コイルをコアに対してトロイダル型に巻回したもの
について述べたが、垂直偏向コイルをコアに対してくら
型に巻回して構成しても良いものである。また、本発明
偏向ヨーク装置の一実施例においては、キャンセルコイ
ル(磁性片)を管軸方向でコア外面に概略沿わせて取着
固定するものについて述べたが、第6図に示すように、
キャセルコイル8,9(磁性片10,11)を係止部1
2を介して管軸に対して平行状に取着固定しても良く、
この場合、キャンセルコイル8,9(磁性片10,1
1)のコイルボビン6(偏向ヨーク本体7)に対する取
着固定が簡略化されるものである。さらに、第7図に示
すように、キャンセルコイル8,9を磁性片10,11
を介してコア1の外表面に沿わせて円弧状としても良
く、この場合、不要輻射に対するキャンセルコイル,磁
性片の配置が効率良くなされるものである。さらにま
た、磁性片の形状も実施例の長方形状に限定されず、例
えば、第8図に示すように、磁性片10(11)を円形
状、或は、図示しないが略台形状等に形成しても良く、
これに伴い、キャンセルコイル8(9)の形状も、円形
状,略台形状としてループ状に形成されるもので、磁性
片(10,11)を介してコア(1)の外部に位置しルー
プ状をなし、かつ、Y軸に対して直交状に位置して巻回
配置されるものであれば磁性片,キャンセルコイルの形
状は適宜に変更できるものである。さらに、本発明の一
実施例においては、キャンセルコイルの中心を磁性片を
介してY軸上に位置してループ状に形成するものについ
て述べたが、不要輻射に対して有効に作用するものであ
れば、Y軸上に限定されず、中心が磁性片を介してY軸
近傍に位置してループ状に形成しても良いものであり、
磁性片,キャンセルコイルの配置も、実施例の如くY軸
上の上下双方に設けるものに限定されず、上下のいずれ
か一方に配置して構成しても良く、この場合、不要輻射
の低減は勿論のこと、装置全体のコンパクト化,コスト
ダウンがなされるものである。そして、本発明偏向ヨー
ク装置の一実施例においては、キャンセルコイルとし
て、0.4φの銅線を5本撚り合わせるか或いは束ねた
ものを7ターン用いて構成したが、銅線の線径、ターン
数等は実施例に限定されず、水平偏向コイルのインビー
ダンスとの関係で適宜変更・増減できるものであり、ま
た、銅線に換えて、銅線の外周を絶縁材料で被覆した、
例えば、ビニール被覆リード線等を用いてキャセルコイ
ルを構成しても良いものである。また、磁性片の材質も
フェライト片、硅素鋼板等に限定されず、パーマロイ,
フェライト系樹脂等適宜に使用できるものである。さら
にまた、第9図に示すように、絶縁材料よりなる収納ボ
ックスBK内に磁性片を介してループ状に形成した銅線
からなるキャンセルコイル(図示せず)を磁性片と共に
収納し、キャンセルコイル・磁性片を内部に備えた収納
ボックスBKを偏向ヨーク本体(7)に対して取着固定し
て偏向ヨーク装置を構成しても良いもので、この場合、
キャンセルコイルの地部分との絶縁性向上の点で有効で
ある。さらに、本発明の一実施例においては、キャンセ
ルコイルを水平偏向コイルと直列に接続するものについ
て述べたが、水平偏向コイルに並列に接続して構成して
も良いものである。
<発明の効果> 本発明の偏向ヨーク装置は以上詳細に述べたとおりであ
り、以下に示す効果を生じるものである。
(イ)キャンセルコイルに水平偏向電流を流すので、コア
の外部に漏れてくる水平偏向周期の漏れ磁界の強さに左
右されることなく、独自の磁界強度のキャンセル磁界を
発生することができ、コアからの漏れ磁界ばかりかコア
の外に出ている水平偏向コイル部分から放射される磁界
も確実に低減することができる。
(ロ)キャンセルコイルに磁性片を装着したので、キャン
セル磁界を強めることができ、キャンセルコイルの巻数
の少ない状態で不要輻射の低減が確実になされ、磁性片
を用いない構成(キャンセルコイルのみの構成)に比べ
不要輻射の低減の割合が約60%上昇するもので、画面
特性(ランディング,コンバージェンス,偏向歪)に悪
影響を与えることなく、偏向ヨークに近接する他機種
(コンピュータの端末装置等)に誤動作を生じさせた
り、映像信号の乱れを生じたりする懸念がなくなるもの
である。
(ハ)キャンセルコイルを磁性片と組合せて偏向ヨーク本
体とは別体に別途独立して形成することができ、かつ、
偏向ヨーク本体に対する取着固定(装着)も磁性片を介
してループ状に形成したものを直接,或は、絶縁性の収
納ボックス等を介して係止固定すれば良く極めて容易と
なるもので、生産性,作業性が著しく向上し、量産性に
富み、かつ、装置のコンパクト化が実現できるものであ
る。
(ニ)キャセルコイルを偏向ヨークのY軸部分に配置する
ので、水平偏向周期の漏れ磁界の一番多い位置にキャン
セルコイルを配置でき、偏向ヨークから放射する水平偏
向周期の漏れ磁界を効率よく低減することができる。こ
のように、本発明の偏向ヨーク装置は種々の効果を有
し、特に、高周波対応の映像機器用として今後益々有効
となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明偏向ヨーク装置の一実施例における側面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は本発明
偏向ヨーク装置の一実施例における要部概略上面図、第
4図は同じく水平偏向コイルとキャンセルコイルとの接
続状態を示す回路図、第5図は同じく水平偏向コイルと
キャンセルコイル(磁性片)によって発生する磁界の状
態を示す偏向ヨーク本体の頭部側から見た説明図、第6
図は本発明偏向ヨーク装置の他の実施例における概略側
面図、第7図は同じく更に他の実施例における要部断面
図、第8図は同じく更に他の実施例におけるキャンセル
コイルと磁性片の上面図、第9図はキャンセルコイル,
磁性片を偏向ヨーク本体に取着固定する際に用いる収納
ボックスの斜視図である。 1……コア、2,3……水平偏向コイル、4,5……垂
直偏向コイル、8,9……キャンセルコイル、10,1
1……磁性片、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアと、該コアの内面に沿って巻装される
    一対のくら型の水平偏向コイルと、該水平偏向コイルの
    外側に配置されるトロイダル型若しくはくら型の垂直偏
    向コイルとを備える偏向ヨークと、前記水平偏向コイル
    に対し直列に接続した一対のキャンセルコイルと、該キ
    ャンセルコイルに装着した磁性片とからなり、前記キャ
    ンセルコイルを、ループ状に巻回形成して、磁性片とと
    もに、前記コアの外部でその中心を前記偏向ヨークのY
    軸上若しくはY軸近傍に位置し、かつ、Y軸に対し直交
    状に配置するとともに、前記水平偏向コイルによって発
    生する水平偏向磁界のうち前記コアの外部に漏れる磁界
    と逆の磁界を前記キャンセルコイルおよび磁性片の組合
    せにより発生させることを特徴とする偏向ヨーク装置。
JP61209147A 1986-09-05 1986-09-05 偏向ヨ−ク装置 Expired - Lifetime JPH0624100B2 (ja)

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EP87112850A EP0258891B2 (en) 1986-09-05 1987-09-03 Deflection yoke apparatus with means for reducing unwanted radiation
DE8787112850T DE3772300D1 (de) 1986-09-05 1987-09-03 Ablenkeinheit mit mitteln zur unterdrueckung ungewuenschter abstrahlung.
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JPS6364250A JPS6364250A (ja) 1988-03-22
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KR920001582Y1 (ko) * 1989-12-23 1992-03-05 삼성전관 주식회사 편향요크

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JPS59197198A (ja) * 1983-04-22 1984-11-08 株式会社トーキン 磁気シ−ルド装置

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