JP3429793B2 - 偏向ヨーク装置 - Google Patents
偏向ヨーク装置Info
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- JP3429793B2 JP3429793B2 JP29027492A JP29027492A JP3429793B2 JP 3429793 B2 JP3429793 B2 JP 3429793B2 JP 29027492 A JP29027492 A JP 29027492A JP 29027492 A JP29027492 A JP 29027492A JP 3429793 B2 JP3429793 B2 JP 3429793B2
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- core
- magnetic
- yoke device
- magnetic field
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/70—Arrangements for deflecting ray or beam
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/003—Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/0007—Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
- H01J2229/0015—Preventing or cancelling fields leaving the enclosure
- H01J2229/0023—Passive means
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- Electromagnetism (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管の頸部に装着
して、少なくとも1本の電子ビームで走査することによ
って、スクリーン上にラスターを投射するための偏向ヨ
ーク装置であって、この偏向ヨーク装置が、 (a) 前記電子ビームを水平方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の水平偏向コイルと、 (b) 前記電子ビームを垂直方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の垂直偏向コイルと、 (c) 前記両偏向コイルどうしを電気的に絶縁するた
めの、前端に延長部を設けたコイルセパレータと、 (d) ファンネル(漏斗)型偏向コアとを具えて、該
ファンネル型偏向コアが、前記水平及び垂直偏向コイル
に偏向電流を供給した際に発生する磁束用、前記電子ビ
ームを偏向させるための、前記環状偏向コアの内側の偏
向磁界用、及び前記環状偏向コアの外側の外部漏洩磁界
用の磁気経路を形成する偏向ヨーク装置に関するもので
ある。
して、少なくとも1本の電子ビームで走査することによ
って、スクリーン上にラスターを投射するための偏向ヨ
ーク装置であって、この偏向ヨーク装置が、 (a) 前記電子ビームを水平方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の水平偏向コイルと、 (b) 前記電子ビームを垂直方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の垂直偏向コイルと、 (c) 前記両偏向コイルどうしを電気的に絶縁するた
めの、前端に延長部を設けたコイルセパレータと、 (d) ファンネル(漏斗)型偏向コアとを具えて、該
ファンネル型偏向コアが、前記水平及び垂直偏向コイル
に偏向電流を供給した際に発生する磁束用、前記電子ビ
ームを偏向させるための、前記環状偏向コアの内側の偏
向磁界用、及び前記環状偏向コアの外側の外部漏洩磁界
用の磁気経路を形成する偏向ヨーク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ある種の映像ディスプレイ装置、とりわ
けモニターに対して、それらの装置の周りに発生される
漏洩磁界に関して、より厳しい基準が、最近導入され
た。磁気インターフェアレンス(妨害)磁界の重大な原
因は、15.75kHzから120kHzの周波数を有する偏向電流で
動作される一対の水平(あるいは線路)偏向コイルであ
る。漏洩磁界を発生しないように満足に作用する偏向ヨ
ークを設計することは不可能である。若し、漏洩磁界を
保護シールド手段によって除去するとすれば、このシー
ルドは、ディスプレイ管と偏向ユニットの組合せがディ
スプレイ・スクリーン側でもシールドされている場合の
みである。偏向ユニットの漏洩磁界は強力でないことは
事実である。すなわち、110°モノクロ・ディスプレイ
管の偏向ユニットの前面から50cm離れた距離の所の磁界
強度は、地磁気の強度のほぼ1%まで減少した。しか
し、これは重要であるところの時間に関する漏洩磁界の
変動である。磁界変動は、機能障害をもたらす、他の電
子装置に電磁気的インターフェアレンスを起こすことも
ある。また人間の健康が、これらの漏洩磁界によって影
響を受けるかどうかについての研究も行なわれている。
今日では、偏向ヨーク装置の磁界の時間微分は、線路の
周波数の増加とますます短くなるフライ・バック周期に
伴って増加している。
けモニターに対して、それらの装置の周りに発生される
漏洩磁界に関して、より厳しい基準が、最近導入され
た。磁気インターフェアレンス(妨害)磁界の重大な原
因は、15.75kHzから120kHzの周波数を有する偏向電流で
動作される一対の水平(あるいは線路)偏向コイルであ
る。漏洩磁界を発生しないように満足に作用する偏向ヨ
ークを設計することは不可能である。若し、漏洩磁界を
保護シールド手段によって除去するとすれば、このシー
ルドは、ディスプレイ管と偏向ユニットの組合せがディ
スプレイ・スクリーン側でもシールドされている場合の
みである。偏向ユニットの漏洩磁界は強力でないことは
事実である。すなわち、110°モノクロ・ディスプレイ
管の偏向ユニットの前面から50cm離れた距離の所の磁界
強度は、地磁気の強度のほぼ1%まで減少した。しか
し、これは重要であるところの時間に関する漏洩磁界の
変動である。磁界変動は、機能障害をもたらす、他の電
子装置に電磁気的インターフェアレンスを起こすことも
ある。また人間の健康が、これらの漏洩磁界によって影
響を受けるかどうかについての研究も行なわれている。
今日では、偏向ヨーク装置の磁界の時間微分は、線路の
周波数の増加とますます短くなるフライ・バック周期に
伴って増加している。
【0003】一対の水平偏向コイルの漏洩磁界を補償す
るために、励磁されたとき、補償磁気双極子磁界を発生
させる補償コイルの使用する方法がEP-A-220777に提案
されている。この双極子磁界は、適正な巻数、適正な表
面積および適正な方向とを具え、四角形のボビンの周り
に巻回形成された一つの補助コイルの励磁によって得ら
れる。
るために、励磁されたとき、補償磁気双極子磁界を発生
させる補償コイルの使用する方法がEP-A-220777に提案
されている。この双極子磁界は、適正な巻数、適正な表
面積および適正な方向とを具え、四角形のボビンの周り
に巻回形成された一つの補助コイルの励磁によって得ら
れる。
【0004】励磁は、例えば、一対の水平偏向コイルに
対して直列あるいは並列に接続されたコイルによって達
成される。補償磁界は、代替案としては、適正な巻数、
適正な表面積および適正な方向とを具え、偏向ヨーク装
置の両方に配設された2つの補助コイルによって達成し
ても良い。また、この場合励磁は、例えば、一対の水平
偏向コイルに対して直列あるいは並列に接続された補助
コイルによって達成しても良い。
対して直列あるいは並列に接続されたコイルによって達
成される。補償磁界は、代替案としては、適正な巻数、
適正な表面積および適正な方向とを具え、偏向ヨーク装
置の両方に配設された2つの補助コイルによって達成し
ても良い。また、この場合励磁は、例えば、一対の水平
偏向コイルに対して直列あるいは並列に接続された補助
コイルによって達成しても良い。
【0005】補助コイルは、好ましくは、このエネルギ
ー量を減少させるような大きさである。しかしながら、
問題は多くの型のディスプレイ装置(特にモニター)
は、大きな補助コイルを適正な位置に配置するためのス
ペースを有しないことである。従って、漏洩磁界の補償
が偏向エネルギーを消費するような比較的小さい(非常
に小さい)補助コイルが使用できる。さらに、従来の補
助コイルを、一対の水平偏向コイルと直列に設ければ、
これらの水平偏向コイルの感度が影響される。そして誘
導は増加することになる。
ー量を減少させるような大きさである。しかしながら、
問題は多くの型のディスプレイ装置(特にモニター)
は、大きな補助コイルを適正な位置に配置するためのス
ペースを有しないことである。従って、漏洩磁界の補償
が偏向エネルギーを消費するような比較的小さい(非常
に小さい)補助コイルが使用できる。さらに、従来の補
助コイルを、一対の水平偏向コイルと直列に設ければ、
これらの水平偏向コイルの感度が影響される。そして誘
導は増加することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の装置に比べてエネルギーの消費が少なく、漏洩磁界を
補償し、影響力を少くした装置を提供することである。
の装置に比べてエネルギーの消費が少なく、漏洩磁界を
補償し、影響力を少くした装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】冒頭に記載したタイプの
偏向ヨーク装置において、次のような構成を採用するこ
とによって前記の目的を達成したものである。
偏向ヨーク装置において、次のような構成を採用するこ
とによって前記の目的を達成したものである。
【0008】すなわち、陰極線管の頸部に装着して、少
なくとも1本の電子ビームで走査することによって、ス
クリーン上にラスターを投射するための偏向ヨーク装置
であって、この偏向ヨーク装置が、 (a) 前記電子ビームを水平方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の水平偏向コイルと、 (b) 前記電子ビームを垂直方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の垂直偏向コイルと、 (c) 前記両偏向コイルどうしを電気的に絶縁するた
めの、前端に延長部を設けたコイルセパレータと、 (d) ファンネル型偏向コアとを具えて、該ファンネ
ル型偏向コアが、前記水平及び垂直偏向コイルに偏向電
流を供給した際に発生する磁束用、前記電子ビームを偏
向させるための、前記環状偏向コアの内側の偏向磁界
用、及び前記環状偏向コアの外側の外部漏洩磁界用の磁
気経路を形成する偏向ヨーク装置において、 (e) 前記偏向ヨーク装置がさらに、前記偏向コアの
外側の正対する位置に、前記垂直方向に配置した2つの
補助コイル手段を具えて、該補助コイル手段に水平偏向
電流を供給した際に、前記外部漏洩磁界の向きとは逆向
きの磁界が発生するようにして、前記各補助コイル手段
が、補助コイルと、この補助コイル用の磁気コアとして
の軟(軟質、ソフト)磁性材料製の磁気ロッドとを有
し、 (f) 前記偏向ヨーク装置がさらに、前記補助コイル
手段の前記磁気ロッドを、前記偏向コアの小径側の端部
と、磁束結合の関係になるように係合させる係合手段を
具えていることを特徴とする偏向ヨーク装置である。
なくとも1本の電子ビームで走査することによって、ス
クリーン上にラスターを投射するための偏向ヨーク装置
であって、この偏向ヨーク装置が、 (a) 前記電子ビームを水平方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の水平偏向コイルと、 (b) 前記電子ビームを垂直方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の垂直偏向コイルと、 (c) 前記両偏向コイルどうしを電気的に絶縁するた
めの、前端に延長部を設けたコイルセパレータと、 (d) ファンネル型偏向コアとを具えて、該ファンネ
ル型偏向コアが、前記水平及び垂直偏向コイルに偏向電
流を供給した際に発生する磁束用、前記電子ビームを偏
向させるための、前記環状偏向コアの内側の偏向磁界
用、及び前記環状偏向コアの外側の外部漏洩磁界用の磁
気経路を形成する偏向ヨーク装置において、 (e) 前記偏向ヨーク装置がさらに、前記偏向コアの
外側の正対する位置に、前記垂直方向に配置した2つの
補助コイル手段を具えて、該補助コイル手段に水平偏向
電流を供給した際に、前記外部漏洩磁界の向きとは逆向
きの磁界が発生するようにして、前記各補助コイル手段
が、補助コイルと、この補助コイル用の磁気コアとして
の軟(軟質、ソフト)磁性材料製の磁気ロッドとを有
し、 (f) 前記偏向ヨーク装置がさらに、前記補助コイル
手段の前記磁気ロッドを、前記偏向コアの小径側の端部
と、磁束結合の関係になるように係合させる係合手段を
具えていることを特徴とする偏向ヨーク装置である。
【0009】(トロイダル)補助コイルを具えた磁性材
料のロッド型補助コア手段の使用に基いた放射補償に対
する本願の解決方法の有効性はコアレス、すなわち空心
型補助コイルの使用に基いた方策および磁束結合関係に
偏向コアの小径側の端部に係合していない磁気ロッドに
巻回された補助コイルの使用に基いた方策よりは優れて
いる。
料のロッド型補助コア手段の使用に基いた放射補償に対
する本願の解決方法の有効性はコアレス、すなわち空心
型補助コイルの使用に基いた方策および磁束結合関係に
偏向コアの小径側の端部に係合していない磁気ロッドに
巻回された補助コイルの使用に基いた方策よりは優れて
いる。
【0010】実際には、漏洩磁界を有効に補償するとい
うこの発明の解決方法が達成された。そして、偏向感度
の損失の減少がなされた。(所定のケースにおいては、
例えば、従来の補助コイル手段を具えたものに比べて1/
5に減少された。)本発明の2つの補助コイル手段の磁
気ロッドは、偏向コアの小径側の端部と磁束結合関係に
配置されているので、磁気コアと磁気ロッドの組立体
は、最少限の長さの一つの鉄心のように作用する。
うこの発明の解決方法が達成された。そして、偏向感度
の損失の減少がなされた。(所定のケースにおいては、
例えば、従来の補助コイル手段を具えたものに比べて1/
5に減少された。)本発明の2つの補助コイル手段の磁
気ロッドは、偏向コアの小径側の端部と磁束結合関係に
配置されているので、磁気コアと磁気ロッドの組立体
は、最少限の長さの一つの鉄心のように作用する。
【0011】補助コイル手段の磁気ロッドを偏向コアと
必要な磁束結合関係に係合させるために、係合手段を設
ける。
必要な磁束結合関係に係合させるために、係合手段を設
ける。
【0012】本発明の好適例では、前記係合手段が、前
記偏向コアを通す環状部材を具えて、該環状部材が2つ
の支持部材を具えて、該支持部材が、前記偏向コアの小
径側の端部に向かって傾斜した位置で前記磁気ロッドを
支持して、前記係合手段がさらに、前記環状部材を、前
記コイルセパレータの前記延長部に接続する接続部を具
えている
記偏向コアを通す環状部材を具えて、該環状部材が2つ
の支持部材を具えて、該支持部材が、前記偏向コアの小
径側の端部に向かって傾斜した位置で前記磁気ロッドを
支持して、前記係合手段がさらに、前記環状部材を、前
記コイルセパレータの前記延長部に接続する接続部を具
えている
【0013】この構造は、前記補助コイル手段の磁気ロ
ッドを、前記偏向コアの小径側の端部に対して所望の角
度関係に支持する、安定かつ単純な支持体を提供するこ
とができる。 また安定性は磁気ロッドの端面を偏向コ
アに接着することにより改善することができる。 さら
に単純化はクリック・オン(click-on)装着の形態の接
続部の使用により改善することができる。
ッドを、前記偏向コアの小径側の端部に対して所望の角
度関係に支持する、安定かつ単純な支持体を提供するこ
とができる。 また安定性は磁気ロッドの端面を偏向コ
アに接着することにより改善することができる。 さら
に単純化はクリック・オン(click-on)装着の形態の接
続部の使用により改善することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1において、環状フェライトコア10は、
周りに水平偏向コイル11、12を具えた、プラスチック樹
脂材よりなるコイルセパレータ13上に支持されている。
コイルセパレータ13の内側には一対の水平偏向コイル1
4、15が配設されている。偏向コア10の外側には補助コ
イル16、17が図面に垂直方向に傾斜させて配設されると
ともにコア10の小径側の端部に係止されている。
て説明する。図1において、環状フェライトコア10は、
周りに水平偏向コイル11、12を具えた、プラスチック樹
脂材よりなるコイルセパレータ13上に支持されている。
コイルセパレータ13の内側には一対の水平偏向コイル1
4、15が配設されている。偏向コア10の外側には補助コ
イル16、17が図面に垂直方向に傾斜させて配設されると
ともにコア10の小径側の端部に係止されている。
【0015】図2は図1に示された装置の正面図であ
る。偏向コア10は、XおよびY軸によって4等分される
座標位置に配設されている。この座標系に見られるよう
に、一対の水平偏向コイル14、15はそれぞれY軸につい
て対称になるように、X軸に対して上側および下側位置
に配設されている。前記補助コイル装置はY軸方向に、
X軸から等間隔だけ離れて、Y−Z面に平行に配設され
ている。
る。偏向コア10は、XおよびY軸によって4等分される
座標位置に配設されている。この座標系に見られるよう
に、一対の水平偏向コイル14、15はそれぞれY軸につい
て対称になるように、X軸に対して上側および下側位置
に配設されている。前記補助コイル装置はY軸方向に、
X軸から等間隔だけ離れて、Y−Z面に平行に配設され
ている。
【0016】この発明の本質的な要点は、垂直偏向コイ
ル11、12および水平偏向コイル14、15が配設された内側
に配設された偏向コア10と、補助コイル装置16、17との
位置関係である。補助コイル18、19はフェライト、パー
マロイ、シリコン・スチール・シート或はその他材料よ
りなる高透磁率を有する磁気ロッド20、21に巻回されて
おり、その長さは電流が補助コイルに供給された時発生
する磁界の大きさを増大するように、偏向コア10のコア
軸方向の長さにほぼ等しくなっている。補助コイル18、
19は撚ったりあるいは束ねたりしたものでよく、0.4 mm
径の銅線を巻回して構成されている。そして、これら補
助コイルは、水平偏向コイル14、15に直列に接続するこ
ともできる。従って、水平偏向コイルを通して流れる電
流が、補助コイル18、19に供給されることになる。
ル11、12および水平偏向コイル14、15が配設された内側
に配設された偏向コア10と、補助コイル装置16、17との
位置関係である。補助コイル18、19はフェライト、パー
マロイ、シリコン・スチール・シート或はその他材料よ
りなる高透磁率を有する磁気ロッド20、21に巻回されて
おり、その長さは電流が補助コイルに供給された時発生
する磁界の大きさを増大するように、偏向コア10のコア
軸方向の長さにほぼ等しくなっている。補助コイル18、
19は撚ったりあるいは束ねたりしたものでよく、0.4 mm
径の銅線を巻回して構成されている。そして、これら補
助コイルは、水平偏向コイル14、15に直列に接続するこ
ともできる。従って、水平偏向コイルを通して流れる電
流が、補助コイル18、19に供給されることになる。
【0017】実施例では、磁気ロッド20、21は、その長
さは60mmで、直径は5mmである。そしてこれらは4C6
フェライトより構成されている。ロッドの長さは例え
ば、実際には5〜10cmが適当である。ロッド20、21の周
りには補助コイル18、19が限定された巻数で巻回されて
いる(誘導との関係で)。
さは60mmで、直径は5mmである。そしてこれらは4C6
フェライトより構成されている。ロッドの長さは例え
ば、実際には5〜10cmが適当である。ロッド20、21の周
りには補助コイル18、19が限定された巻数で巻回されて
いる(誘導との関係で)。
【0018】磁気ロッド20、21を偏向コア10の小径側端
部に、磁束結合関係に係合するために垂直偏向コイル1
1、12は、鞍型形状を有している。それらは、偏向コア1
0の内側に配置され、偏向コア10の外面には延びていな
い。
部に、磁束結合関係に係合するために垂直偏向コイル1
1、12は、鞍型形状を有している。それらは、偏向コア1
0の内側に配置され、偏向コア10の外面には延びていな
い。
【0019】安定な位置に保持するためロッド20、21
は、好ましくは、コア10に接着手段で固定される。ロッ
ド20、21は、環状部材22で支持されるとともに、環状部
材22は接続部36a、36b ... を具えて、これらの接続部
は、環状部材22をコイルセパレータ13の前面延長部13a
に接続している。好ましくは、この連結はクリック・オ
ン(click-on)型が良い。コア10が通る環状部材22は、磁
気ロッド20、21をはめ込んだ支持部材23、24を具えてい
る。
は、好ましくは、コア10に接着手段で固定される。ロッ
ド20、21は、環状部材22で支持されるとともに、環状部
材22は接続部36a、36b ... を具えて、これらの接続部
は、環状部材22をコイルセパレータ13の前面延長部13a
に接続している。好ましくは、この連結はクリック・オ
ン(click-on)型が良い。コア10が通る環状部材22は、磁
気ロッド20、21をはめ込んだ支持部材23、24を具えてい
る。
【0020】磁気ロッドの使用は、偏向ヨーク装置のそ
れぞれの型に従って決定される。補助コイル18、19の外
形の大きさ、コイルの巻数、コイルに用いられる導体の
径等は、水平偏向コイルのインピーダンス、外部漏洩磁
界の値およびコイル18、19等を流れる電流の周波数を考
慮して決定される。
れぞれの型に従って決定される。補助コイル18、19の外
形の大きさ、コイルの巻数、コイルに用いられる導体の
径等は、水平偏向コイルのインピーダンス、外部漏洩磁
界の値およびコイル18、19等を流れる電流の周波数を考
慮して決定される。
【0021】上記したように、この発明に係る偏向ヨー
ク装置は偏向コイルから放射される外部漏洩磁界、即ち
不必要な放射を減少させることができるとともに、他の
電子機器に対する電磁気的インターフェランスを減少さ
せることができる。この発明に係る偏向ヨーク装置は上
記の目的の範囲内において、種々改変できる。
ク装置は偏向コイルから放射される外部漏洩磁界、即ち
不必要な放射を減少させることができるとともに、他の
電子機器に対する電磁気的インターフェランスを減少さ
せることができる。この発明に係る偏向ヨーク装置は上
記の目的の範囲内において、種々改変できる。
【図1】 この発明に係る補助コイルを具えた偏向ヨー
ク装置の側面図である。
ク装置の側面図である。
【図2】 図1に示される偏向ヨーク装置の正面図であ
る。
る。
10 偏向コア
11 垂直偏向コイル
13 コイルセパレータ
13a 前面延長部
14、15 水平偏向コイル
16、17 補助コイル装置
18、19 補助コイル
20、21 磁気ロッド
22 環状部材
23、24 支持部材
36a、36b 連結部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ハンス メエールショエク
台湾 チュングリ トゥセ チアン フ
ァースト ロード 4
(56)参考文献 特開 平3−11531(JP,A)
特開 平5−6743(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01J 29/76
Claims (2)
- 【請求項1】 陰極線管の頸部に装着して、少なくとも
1本の電子ビームで走査することによって、スクリーン
上にラスターを投射するための偏向ヨーク装置であっ
て、この偏向ヨーク装置が、 (a) 前記電子ビームを水平方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の水平偏向コイルと、 (b) 前記電子ビームを垂直方向に偏向させるための
磁界を発生する一対の垂直偏向コイルと、 (c) 前記両偏向コイルどうしを電気的に絶縁するた
めの、前端に延長部を設けたコイルセパレータと、 (d) ファンネル型偏向コアとを具えて、該偏向コア
が、前記水平及び垂直偏向コイルに偏向電流を供給した
際に発生する磁束用、前記電子ビームを偏向させるため
の、前記環状偏向コアの内側の偏向磁界用、及び前記環
状偏向コアの外側の外部漏洩磁界用の磁気経路を形成す
る偏向ヨーク装置において、 (e) 前記偏向ヨーク装置がさらに、前記偏向コアの
外側の正対する位置に、前記垂直方向に配置した2つの
補助コイル手段を具えて、該補助コイル手段に水平偏向
電流を供給した際に、前記外部漏洩磁界の向きとは逆向
きの磁界が発生するようにして、前記各補助コイル手段
が、補助コイルと、該補助コイル用の磁気コアとしての
軟磁性材料製の磁気ロッドとを有し、 (f) 前記偏向ヨーク装置がさらに、前記補助コイル
手段の前記磁気ロッドを、前記偏向コアの小径側の端部
と、磁束結合の関係になるように係合させる係合手段を
具えていることを特徴とする偏向ヨーク装置。 - 【請求項2】 前記係合手段が、前記偏向コアを通す環
状部材を具えて、該環状部材が2つの支持部材を具え
て、該支持部材が、前記偏向コアの小径側の端部に向か
って傾斜した位置で前記磁気ロッドを支持して、前記係
合手段がさらに、前記環状部材を、前記コイルセパレー
タの前記延長部に接続する接続部を具えていることを特
徴とする請求項1に記載の偏向ヨーク装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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