JPH0139385Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0139385Y2
JPH0139385Y2 JP12149784U JP12149784U JPH0139385Y2 JP H0139385 Y2 JPH0139385 Y2 JP H0139385Y2 JP 12149784 U JP12149784 U JP 12149784U JP 12149784 U JP12149784 U JP 12149784U JP H0139385 Y2 JPH0139385 Y2 JP H0139385Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflection
coil means
coil
loss
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12149784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6136943U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12149784U priority Critical patent/JPS6136943U/ja
Publication of JPS6136943U publication Critical patent/JPS6136943U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0139385Y2 publication Critical patent/JPH0139385Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はテレビジヨン受像機、デイスプレイ装
置等の陰極線管上に装着してなる偏向ヨーク装置
に関する。
〈従来の技術〉 テレビジヨン受像機およびデイスプレイ装置等
の分野において、異なる陰極線管を同一の回路で
走査させようとする場合、偏向パワー(感度)の
異なる偏向ヨークを使用せざるを得ない可能性が
あり、その場合、偏向パワーの高い偏向ヨークに
対しては、偏向パワーの高い分だけラスタの振幅
が大きくなりすぎるもので、この大きくなりすぎ
たラスタの振幅が最適値となるように余分な偏向
パワーを消費するためのロスコイル手段を偏向ヨ
ークに対して取着することは一般に知られている
ものである。
従来のロスコイル手段を備えた偏向ヨーク装置
を第8図に示す。第8図において、1はフエライ
ト等の磁性材料よりなるコアであり、コア1の外
周には垂直偏向コイル2がトロイダルに巻装さ
れ、コア1の内面には水平偏向コイル3がボビン
4を介してくら型に巻装される。ボビン4の後部
側に形成された後端拡大部4Aの外周には端子板
5が軸方向に平行して取着固定され、端子板5に
は端子6、ロスコイル手段7が固定される。ロス
コイル手段7は、第9図に示す如く、両端に鍔
8,9を備えた工字状のコア10の鍔8,9間に
コイル11を巻回し、コイル11を水平偏向コイ
ル3に対して直列に接続して構成してなり、端子
板5(中心軸C)に対して垂直状(縦方向)に、
或は平行状(横方向)に(第8図の例では垂直状
に)配置した状態で固定がなされるものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、斯かる従来の偏向ヨーク装置に
おいてロスコイルのインダクタンスが多量に必要
な場合、ロスコイル手段7からのリーケージフラ
ツクスは単一方向でかつ大きなものであり、ロス
コイル手段7を第10図に示す如く垂直状に配置
した場合は、ロスコイル手段7によつて発生する
リーケージフラツクスLFが水平偏向コイル3の
ロスコイル手段7側に位置する上側の後部渡り線
部3Aにかかり、この量が大きいため、結果とし
て、水平偏向コイル3の上下のインダクタンスバ
ランスが変化して、第11図に示す如く、画面の
X軸上左右点における垂直方向のミスコンバージ
エンス(XV)が生じ、また、ロスコイル手段7
を第12図に示す如く平行状に配置した場合は、
ロスコイル手段7によつて発生するリーケージフ
ラツクスLF′がコア1のロスコイル手段7側に位
置する上側のコア1A内を通り、この結果、水
平・垂直偏向コイル間のクロストークが大巾に変
化して、第13図に示す如く、画面の倒れ現象を
引き起こすもので、これらの現象はロスコイル手
段7のコイル値が大きい程顕著に現われ、良好な
画面特性を得ることが極めて難しい、という欠点
を有するものであつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案の偏向ヨーク装置は上記問題点を解決す
るため、偏向ヨーク本体の後部側に位置して、2
つの巻回部を有する王字状コアの各巻回部に巻回
部間で相反する磁界が発生するように直列状にコ
イルを巻回するとともに該コイルを水平偏向コイ
ルに対して直列に接続してなるロスコイル手段を
配置固定してなるものである。
〈実施例〉 以下、本考案偏向ヨーク装置の一実施例を図面
を用いて詳細に説明する。ここで、従来の同一部
分については同一番号を付しその説明を省略す
る。本考案の偏向ヨーク装置においては、第1図
に示す如く、コア1、垂直偏向コイル2、水平偏
向コイル3、ボビン4からなる偏向ヨーク本体
DYHの後部側、例えば、ボビン4の後端拡大部
4Aの外周に取着固定された端子板5上に、王字
状コア21を備えたロスコイル手段20を配置固
定してなるものである。ロスコイル手段20は、
第2図に示す如く、2個の工字状コア22,23
の各巻回部24,25にそれぞれコイル26,2
7を巻回したものを、第3図A,Bの如く、巻回
部24,25間で相反する磁界が発生するように
接着等により王字状コア21に形成し、各巻回部
24,25に巻回されたコイル26,27を直列
状に接続して構成してなるもので、斯かるロスコ
イル手段20を、第1図に示す如く、端子板5上
に、偏向ヨーク本体DYHの中心軸Cに対して平
行状(横方向)、つまり、端子板5上に倒した状
態で配置固定してなり、直列状に接続されたロス
コイル手段20のコイル26,27は端子板5に
固定された端子6を介して水平偏向コイル3に直
列に接続されるものである。
斯かる構成の偏向ヨーク装置において、偏向ヨ
ーク本体DYHの後部側に端子板5を介して中心
軸Cに対して平行状に配置固定されたロスコイル
手段20からは、第4図に示す如く、各工字状コ
ア21,22から互いに相反する方向のリーケー
ジフラツクスLRが発生し、その一部がコア1お
よび垂直偏向コイル2のロスコイル手段20側に
位置する上側のコア1Aおよび上側の垂直偏向コ
イル2Aにかかるが、ロスコイル手段20を2個
のコイル26,27を直列状に接続して構成した
こと(リーケージフラツクスLRの量が減少した
こと)、および、コア1A内を横切るリーケージ
フラツクスLRがそれぞれ相反する方向性を持つ
ていること、により水平・垂直偏向コイル間のク
ロストークに殆ど影響を与えず、画面の倒れ現象
を起こす虞れのない状態で余分な偏向パワーの消
費を行なうものである。
尚、本考案偏向ヨーク装置の実施例において
は、ロスコイル手段20を端子板5を介して偏向
ヨーク本体DYHの後部側に配置固定するものに
ついて述べたが、端子板5を介することなくロス
コイル手段20を配置固定しても良く、例えば、
ボビン4の後端拡大部4A外周上に直接配置固定
しても良いものである。また、実施例において
は、ロスコイル手段20を偏向ヨーク本体DYH
の中心軸Cに対して平行状(横方向)に、端子板
5上に倒した状態で配置固定するものについて述
べたが、ロスコイル手段20を中心軸Cに対して
垂直状(縦方向)に、端子板5上に立てた状態で
配置固定しても良いもので、この場合、第5図に
示す如く、ロスコイル手段20によつて発生する
リーケージフラツクスLR′は、その一部が水平偏
向コイル3のロスコイル手段20側に位置する上
側の後部渡り線部3Aにかかるが、発生するリー
ケージフラツクスLR′の量は従来の1個のコイル
で構成したものに比べ減少し、この結果、後部渡
り線部3Aにかかる量も減少して水平偏向コイル
3に対する影響も少なくなり、画面のXV(画面の
X軸上左右点における垂直方向のミスコンバージ
エンス)は顕著に小さくなるもので、偏向ヨーク
本体DYHに取り付けた際に画面への影響が大幅
に減少して、良好な画面特性を維持した状態で偏
向パワーの消費を行なうことができる。さらに、
第6図に示す如く、ロスコイル手段20を偏向ヨ
ーク本体DYHの中心軸Cに沿わせた状態で配置
固定しても良く、この場合も、ロスコイル手段2
0を中心軸Cに対して垂直状に配置固定した状態
(第5図)と同様に画面のX軸上左右点における
垂直方向のミスコンバージエンスは顕著に小さく
なり、良好な画面特性を維持した状態での偏向パ
ワーの消費を行なうことができる。そして、実施
例においては、王字状コアを、2個の工字状コア
を用いせ接着等により形成するものについて述べ
たが、第7図に示す如く、2つの巻回部14,2
5を有する王字状コア30を用いても良いもので
あり、その他、必要に応じて種々の変更、変形が
なし得ることは勿論である。
〈考案の効果〉 本考案の偏向ヨーク装置は以上詳細に述べた如
くであり、ロスコイル手段によつて発生するリー
ケージフラツクスの量が少なくなり、併わせて、
ロスコイル手段を倒した状態で配置固定した場合
は、ロスコイル手段側に位置するコア内を横切る
リーケージフラツクスはそれぞれ相反する方向性
を有するもので、この結果、水平・垂直偏向コイ
ル間のクロストークに殆ど影響を与えず、画面の
倒れ現象を起こす虞れはなく、一方、ロスコイル
手段を立てた状態、或は、中心軸に沿わせた状態
で配置固定した場合は、水平偏向コイルのロスコ
イル手段側に位置する後部渡り線部にかかるリー
ケージフラツクスの量も少なくなつて、水平偏向
コイルの上下のインダクタンスバランスが変化せ
ず、画面のX軸上左右点における垂直方向のミス
コンバージエンスが生じることはないもので、偏
向ヨーク本体に対して影響を与えることなく、つ
まり、良好な画面特性を維持した状態で余分な偏
向パワーの消費を行なうことができ、特に、高品
位な画面特性が要求されるデイスプレイ用の偏向
ヨーク装置として有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における偏向ヨーク装
置の背面図、第2図は同じく偏向ヨーク本体に配
置固定されるロスコイル手段の断面側面図、第3
図A,Bは同じくロスコイル手段からのリーケー
ジフラツクスの発生状態を示す側面図、第4図は
同じくロスコイル手段を平行状に配置固定した場
合のリーケージフラツクスの発生状態を表わした
要部背面図、第5図は本考案の他の実施例におけ
るロスコイル手段を垂直状に配置固定した場合の
リーケージフラツクスの発生状態を表わした要部
背面図、第6図は本考案の更に他の実施例におけ
るロスコイル手段を中心軸に沿わせて配置固定し
た場合のリーケージフラツクスの発生状態を表わ
した要部側面図、第7図は本考案の他の実施例に
おけるロスコイル手段の一部をなす王字状コアの
側面図、第8図は従来のロスコイル手段を備えた
偏向ヨーク装置の側面図、第9図は同じくロスコ
イル手段の断面側面図、第10図は同じくロスコ
イル手段を垂直状に配置固定した場合のリーケー
ジフラツクスの発生状態を表わした要部背面図、
第11図は第10図の状態におけ画面上のミスコ
ンバージエンスの説明図、第12図は同じくロス
コイル手段を平行状に配置固定した場合のリーケ
ージフラツクスの発生状態を表わした要部背面
図、第13図は第12図の状態における画面上の
倒れについての説明図である。 1……コア、2……垂直偏向コイル、3……水
平偏向コイル、4……ボビン、DYH……偏向ヨ
ーク本体、20……ロスコイル手段、21,30
……王字状コア、24,25……コイル巻回部、
26,27……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コアと、該コアに沿つて巻装される水平・垂直
    偏向コイルと、前記コアの内面に配置され前記水
    平・垂直偏向コイル間の絶縁を保持するボビンと
    からなる偏向ヨーク本体の後部側に位置して、2
    つの巻回部を有する王字状コアの各巻回部に該巻
    回部間で相反する磁界が発生するように直列状に
    コイルを巻回するとともに該コイルを前記水平偏
    向コイルに対して直列に接続してなるロスコイル
    手段を配置固定したことを特徴とする偏向ヨーク
    装置。
JP12149784U 1984-08-08 1984-08-08 偏向ヨ−ク装置 Granted JPS6136943U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12149784U JPS6136943U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 偏向ヨ−ク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12149784U JPS6136943U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 偏向ヨ−ク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136943U JPS6136943U (ja) 1986-03-07
JPH0139385Y2 true JPH0139385Y2 (ja) 1989-11-27

Family

ID=30680280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12149784U Granted JPS6136943U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 偏向ヨ−ク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6136943U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6136943U (ja) 1986-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0139385Y2 (ja)
JPS6240919B2 (ja)
JPH03257742A (ja) 偏向ヨーク
JPH0620280Y2 (ja) 偏向ヨ−ク装置
JPH0733361Y2 (ja) 偏向ヨーク装置
US4412194A (en) Convergence unit for in-line color cathode ray tube
JPH0525162Y2 (ja)
JPH06119884A (ja) 偏向ヨークの補正コイル
JPS62213047A (ja) 偏向ヨ−ク装置
JPH0620281Y2 (ja) 偏向ヨ−ク装置
JPH057724Y2 (ja)
JPH0727550Y2 (ja) 偏向ヨーク
JP2884871B2 (ja) テレビ受信装置
JP3312254B2 (ja) リニアリティ・コイル
JPH0310646Y2 (ja)
JPS6313244A (ja) 偏向ヨ−ク装置
JP2668986B2 (ja) 偏向ヨーク
JPH01163944A (ja) 偏向ヨーク装置
JPH02138841U (ja)
JPH0624100B2 (ja) 偏向ヨ−ク装置
JPS6326500B2 (ja)
JPH0646546B2 (ja) 偏向ヨ−ク装置
JPS6270355U (ja)
JPS601729A (ja) 偏向ヨ−ク
JPH0684484A (ja) 偏向ヨークの補助コイル