JPH0245905A - コンバータートランス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、民生用あるいは産業用電子機器に使用される
コンバータートランスに関するものである。

従来の技術 第６図、第６図に示すように従来のコンバータートラン
スはＥ型コア１にボビン２にて絶縁しコイル３を巻線し
ておりコア１のギヤツブ４の漏れ磁束６がコイル３を横
切る構造になっていた。

発明が解決しようとする課題 上記の従来の構造においては、コア１のギャップ５から
多量に漏れる磁束が、ボビン２を通過し、コイル３の銅
線を巻方向に対して、直角に近い角度で横切る。そのた
め近接効果が起き高周波抵抗が増え、銅線の発熱を増大
させる。その対策として銅線の断面積を大きくしたり、
高周波抵抗を下げるため、高価な撚線を使用しなければ
ならず、製品の形状大やコスト高となっていた。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、コアから出る漏れ
磁束がコイルを横切らないよう、磁束の通りやすい高透
磁率材料の磁性体でしゃ断する構成としだものである。

作用 上記構成とすることによシ、コアのギャップから漏れた
磁束は、高透磁率材の磁性体に吸収され、コイルに影響
を与えないようになる。そのため近接効果も発生せず、
銅線の発熱も小さく線径が小さくできる。

実施例 以下、本発明の実施例を添寸の図面第１図〜第４図を用
いて説明する。

第１図は本発明の構造を示す断面図であり、両端に鍔を
有するボビン１２にコイル１３を巻いたものにギャップ
１４付のＥＸ型のコア１１を挿入した従来の基本構造の
中に、本発明の磁束しゃ断効果をもたせた磁性体１６を
ボビン１２の巻芯部の内部に組み込んだ形で構成されて
いる。

第２図はボビンの断面を示すもので、磁性体１６がボビ
ン１２の全周に一体成形で組み込まれている。

第３図ａ、ｂはその磁性体を示すもので、ボビン１２の
形状に合わせ形になっており、第３図ａに示すものは一
周の１部が切断されている。又、第３図すに示すものは
磁性体１６自身に発生するうず電流を押えるために、ス
’）　ソ）　１６　ａを入れたものである。この磁性体
１６は、フェライトと同等又はより透磁率の高いもので
あるアモルファス金属やパーマロイ又はケイ素鋼板等を
使用する。

第４図はこの磁性体１６を使用した場合の効果を示すも
ので、コア１１のギャップ１４付近の断面図である。コ
ア１１のギャップ１４から出る漏れ磁束１５ば、従来例
の第７図のように、ボビン１２を通過し、コイル１３を
横切る。しかし本発明の磁性体１６を入れることにより
漏れ磁束は、磁性体１６でしゃ断され、コイル１３を横
切らなくなる。

発明の効果 以上のように本発明によってコイルは、コアのギャップ
からの漏れ磁束の影響を受けなくなるため従来１での、
近接効果による発熱がなくなるためより径の小さい銅線
を使用でき、又高価な撚線を使うこともなくなるため、
トランスの小形化及び低コスト化が実現できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトランスの一実施例の断面図、第２図
はそのボビンの断面図、第３図ａ、ｂはボビン内部に入
っている磁性体の構造図、第４図はコアのギャップ付近
を拡大した断面図、第５図は本発明の分解斜視図、第６
図は従来の一般的なトランスの断面図、第７図はそのギ
ャップ付近を拡大した断面図である。 １１・・・・・・コア、１２・・・・・・ボビン、１３
・・・・・・コイル、１４・・・・・・ギャップ、１６
・・・・・・磁性体。 代理人の氏名　弁理士　粟野　重　孝　ほか１名第１図 ／ ム ／ ／ 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 銅線を巻回するボビンの巻芯部の中に、磁心を挿入する
   中央空洞部と同心円状に、磁心又は磁心以上の透磁率を
   有する磁性体を配置したコンバータートランス。