JPH0429542Y2 - - Google Patents

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JPH0429542Y2
JPH0429542Y2 JP131286U JP131286U JPH0429542Y2 JP H0429542 Y2 JPH0429542 Y2 JP H0429542Y2 JP 131286 U JP131286 U JP 131286U JP 131286 U JP131286 U JP 131286U JP H0429542 Y2 JPH0429542 Y2 JP H0429542Y2
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coil
core
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iron core
conductor
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JP131286U
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鉄心とこれに巻回される導体とからな
る電気機器コイルに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に変圧器コイルやリアクトル、その他の静
止機器などの電気機器コイルは、第6図に斜視図
を示すように、コイル1と、これに通電すること
によつて発生する磁束が通る鉄心2とを備えてお
り、その基本構造は、あらかじめコイル1を巻回
製作しておいてあとから鉄心2をコイル1へ挿入
するものと、鉄心2を完成させておいてこれにコ
イル1を巻回するものとの2種類に分類される。
第7図および第8図にそれぞれ斜視図で示すもの
は、前者のように巻回されたコイルにあとから挿
入される鉄心であつて、第7図に符号3で示すも
のは多数の鉄板4を切断部5で積重ねていく積鉄
心であり、また第8図に符号6で示すものは、複
数枚の鉄板を重ねて鞍形状に折曲げ、切断部7で
接合する巻鉄心である。さらに第9図に斜視図で
示すものは、後者のようにあらかじめ完成させて
おく鉄心であつて、切断部のないジヨイントレス
の巻鉄心8である。そして、配電用変圧器等にお
いては前者の構造が主流であるが、特に鉄心の磁
気特性を重視するような場合には、鉄心材料に対
して切断部による特性劣化などの影響のない後者
が採用されている。
そこで、後者についてさらに構造の詳細を、第
10図に示すコイルが巻回された鉄心の横断面図
に基いて説明すると、あらかじめ完成された切断
部なしの鉄心9には、巻枠10が係合されてお
り、この巻枠10には導体11を巻回することに
よつてコイル12が形成されている。そして導体
11を巻回する場合は、巻枠10を図に矢印Aで
示す方向に回転させると、それに伴つて導体11
が巻枠10に順次巻回されていき、コイル12が
形成されていく。巻回は所定の巻回数が形成され
た時点で巻枠10の回転が停止されて終了し、導
体11の端末を処理することによつて基本構造が
完成される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の電気機器コイ
ルにおいては、鉄心9を軸心にして導体11を巻
回するためには、巻枠10を円形にしなければな
らず、この結果、巻枠10と鉄心9との間にすき
間13が形成されるので、コイル12内径内にお
ける鉄心9の占積率が低下し、電気機器コイルの
基本構造自体が大形化して材料使用量が大幅に増
加して材料費が著しく嵩むという問題点があつ
た。このためにジヨイントレス鉄心の利点である
優れた磁気特性すなわち単位重量当りの鉄心損失
が少ないという点が、結果的には上記大形化によ
る材料使用量の増加によつて有効に活かしきれな
いことになり、近年における低損失化や高効率化
を妨げる要因になつていた。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、コイル内径内の鉄心占積率を低下させること
なく磁気特性の優れたジヨイントレス鉄心へのコ
イルの巻回を可能にした電気機器コイルを提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するために矩形断面部を
有する鉄心と、短冊状の薄状体により矩形筒状に
折曲げ形成され前記矩形断面部に巻付けるように
重ねられて渦巻状に接続された複数個のコイル導
体からなるコイルを設けた。
〔作用〕
矩形断面部に矩形筒状のコイル導体が重ねられ
て接続されながら巻付けられているので、鉄心と
コイルとの間にすき間が形成されず、コイル内径
内の鉄心占積率が高い。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案に係る電気機器コ
イルの実施例を示し、第1図は最内周コイル導体
の斜視図、第2図は内周から2周目のコイル導体
の斜視図、第3図はコイル導体を3個重ねて接続
したところを示す平面図、第4図はコイル巻回中
の電気機器コイルの斜視図である。図において、
電気機器コイル20は、一対の角孔21a,21
bで挟まれた矩形断面部21cを有する鉄心21
を備えており、この鉄心21の矩形断面部21c
には、コイル22が巻回されている。このコイル
22は、第1図に斜視図を示す最内周のコイル導
体23を備えており、このコイル導体23は短冊
状に形成された薄状体23aを矩形状に折曲げる
ことによつて形成されており、その端末重ね部に
は、立上りリード23bが突設されている。そし
てこのコイル導体23の内周は前記矩形断面部2
1cとほゞ同寸法に形成されており、コイル導体
23は矩形断面部21cにほゞすき間なく巻付け
られている。第2図に斜視図を示すものは、内側
から2周目のコイル導体24であつて、同じく薄
状体24aを矩形状に折曲げることによつて形成
されており、このコイル導体24は第3図に示す
ようにコイル導体23に重ねられ、鑞付けや、圧
接、スポツト溶接、導電性接着等により接続され
て接続部25が形成されている。第3図に示す内
側から3周目のコイル導体26もコイル導体24
と同様に形成されており、コイル導体24に重ね
られて接続部25で接続されている。このように
して鉄心21の矩形断面部21cには、所定数の
コイル導体23,24,26,……が重ねられて
渦巻状に巻付けられており、巻付け後、端末を処
理することによつてコイル22が形成されてい
る。
このように構成されていることにより、各コイ
ル導体23,24,26……が矩形状であるか
ら、これを鉄心21の矩形断面部21cに巻回す
ることにより、鉄心21とコイル22との間には
第10図に符号13で示すようなすき間が形成され
ず、鉄心21の占積率が高くなる。
なお、本実施例は鉄心21に1層のコイル22
を巻回した例を示したが、第5図に電気機器コイ
ルの斜視図を示すように、鉄心21Aの矩形断面
部に複数層、例えば3層のコイル22A,22
B,22Cを前記実施例と同様の構造で巻回して
電気機器コイル20Aを形成してもよい。また、
本考案は変圧器コイルのみでなく、リアクトルや
他の静止機器を始めとして磁束を通す鉄心の有無
にかゝわらずすべての電気機器コイルにおいても
同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、電気機器コイルを、矩形断面部を有する鉄
心と、短冊状の薄状体により矩形筒状に折曲げ形
成され前記矩形断面部に巻付けるように重ねられ
て渦巻状に接続された複数個のコイル導体からな
るコイルとで構成したことにより、コイルと鉄心
との間にすき間が形成されないので、鉄心構造に
よる鉄心特性が無駄なく活用され、鉄心特性を劣
化させることなく、かつコイル内径内の鉄心占積
率の高い良特性で小形かつ安価な電気機器を構成
することのできる電気機器コイルが得られるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係る電気機器コ
イルの実施例を示し、第1図は最内周コイル導体
の斜視図、第2図は内周から2周面のコイル導体
の斜視図、第3図はコイル導体を3個重ねて接続
したところを示す平面図、第4図はコイル巻回中
の電気機器コイルの斜視図、第5図は本考案の他
の実施例としての電気機器コイルの斜視図、第6
図ないし第10図は従来の電気機器コイルを示
し、第6図はその斜視図、第7図は積鉄心の斜視
図、第8図は切断部を有する鉄心の斜視図、第9
図はジヨイントレス鉄心の斜視図、第10図はコ
イルが巻回された鉄心の横断面図である。 20,20A……電気機器コイル、21,21
A……鉄心、21c……矩形断面部、22,22
A,22B,22C……コイル、23……最内周
のコイル導体、24……内側から2周目のコイル
導体、25……接続部、26……内側から3周目
のコイル導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形断面部を有する鉄心と、短冊形の薄状体に
    より矩形筒状に折曲げ形成され前記矩形断面部に
    巻付けるように重ねられて渦巻状に接続された複
    数個のコイル導体からなるコイルとを備えたこと
    を特徴とする電気機器コイル。
JP131286U 1986-01-09 1986-01-09 Expired JPH0429542Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP131286U JPH0429542Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP131286U JPH0429542Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62114425U JPS62114425U (ja) 1987-07-21
JPH0429542Y2 true JPH0429542Y2 (ja) 1992-07-17

Family

ID=30779102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP131286U Expired JPH0429542Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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JP (1) JPH0429542Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6411188B1 (en) * 1998-03-27 2002-06-25 Honeywell International Inc. Amorphous metal transformer having a generally rectangular coil

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62114425U (ja) 1987-07-21

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