JP2000114063A - 同軸変圧器 - Google Patents

同軸変圧器

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JP2000114063A
JP2000114063A JP10316790A JP31679098A JP2000114063A JP 2000114063 A JP2000114063 A JP 2000114063A JP 10316790 A JP10316790 A JP 10316790A JP 31679098 A JP31679098 A JP 31679098A JP 2000114063 A JP2000114063 A JP 2000114063A
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short
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iron core
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JP10316790A
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Koji Oki
康次 大木
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MITSUTSU ELECTRIC KK
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MITSUTSU ELECTRIC KK
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2823Wires
    • H01F2027/2833Wires using coaxial cable as wire

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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡素な製作行程で、巻線からの電磁放射を完全
に遮蔽でき、細小なスペースに設置可能な変圧器を提供
する。 【解決手段】同軸の直円筒、円錐、円錐台において、内
筒鉄心1に巻線6を施した鉄心脚30、内筒鉄心と同軸
同心とする外筒鉄心3、その内筒鉄心1を外筒鉄心3の
両端で磁路短絡する短絡鉄心2で連接する構成の同軸変
圧器は、巻線の外方に、外筒鉄心と短絡鉄心で覆うの
で、これら継鉄を接地することで完全電磁遮蔽すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電圧、電流を変成する変圧器
およびリアクトルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に変圧器は、共通の磁気回路とこれ
に鎖交する複数の電気回路により構成され、電磁誘導作
用により、入力系と出力系の電圧、電流を変成し、必要
により相数、位相を変成し、絶縁することを主機能とす
る電気機器であり、該変圧器を大別すると、鉄心変圧
器、空心変圧器、鉄心と空心を組み合わせたギャップ付
変圧器に区分される。一般に、同軸変圧器の鉄心は、薄
板を成層した鉄心(以下において、特に規定しないかぎ
り、成層構成をしない強鉄心塊状のバルク鉄心も含め、
鉄心とする。)から構成される変圧器である。したがっ
て、該鉄心変圧器は該巻鉄心と該鉄心が閉磁路を構成
し、また、該巻線も電流通流のため、閉電路を構成する
必要があり、さらに、両者の該閉磁路と閉電路がリング
結合する構造が必要である。以上、これら両者の該閉磁
路と該閉電路が該リング結合することから、すくなくと
も、どちらか一方が開路した状態後、閉路を構成する
か、どちらかの該閉路を貫通構成することを必要として
いる。
【0003】一般に前記鉄心変圧器の前記閉磁路の鉄心
には、発明初期に利用された針金束合鉄心が、次に薄板
鉄板が、さらに、近年ではロール巻圧延鋼帯を切り出し
た電磁鋼板が利用されている。該電磁鋼板を積み重ね
て、前記巻鉄心の高さまで成層し、前記鉄心と接合して
閉磁路を構成する。文献(坪島茂彦、羽田正弘著、変圧
器、発行所(東京電気大学出版局)、1994年11月
20日発行p19)、文献(浅川七平、清水 栄著、変
圧器、発行所(日刊工業新聞社)、昭和41年4月30
日初発行p83)によれば、該鉄心の構成方法として以
下の方式が示されている。前記巻線閉電路に対して巻鉄
心の構成方法として、前記電磁鋼板をトロイダル状に巻
付け成層する巻成層鉄心方式、絶縁を施した後、直に巻
鉄心を巻付ける直成層鉄心巻方式、長方形に巻付け接着
材で固着したものをC形に2分割し、巻鉄心を構成する
C形成層鉄心(カットコア)方式、長方形に巻付けたも
のを一箇所切断し、コイルをはめ込むラップ成層鉄心
(ラップコア)方式などが方式が示されている。また、
I字短冊だけで閉磁路を構成させるため、I字短冊の接
合に際して、I字短冊先端を45度、60度にカット
し、該カット面を接合させる額縁成層鉄心方式、先端部
をカットせず、I字短冊の側面と先端面を接合させて閉
磁路を作成し、該閉磁路を重ねて鉄心を成層構成するI
字短冊成層鉄心方式、E字・I字短冊接合鉄心方式など
が示されている。上記すべての鉄心において、変圧器及
びリアクトルに巻線を施す場合、巻線の一部が露出して
いることから、電磁放射の発生がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、人体にも低周波
領域の電磁障害があるのではないかと活発に研究と議論
がなされおり、その真理論争は人体の幅広い個体差に対
する疫学的解明であり、顕著な疫学性が得られていない
現状から鑑み、その結論も若干の可能性を否定できない
程度であろうと考えられますが、例えその程度であって
も低周波商用電力が各家庭まで広く普及している今日、
社会的影響は極めて大きい。
【0005】発電から負荷までの交流送配電網におい
て、これらの問題の解決を図る方策として、送配電線お
よび家庭内利用のコードはケーブル化で、その間の電力
変成装置である大型変圧器については匡体アース付きで
あるから問題はないものの、低周波の商用周波用中形モ
ールド変圧器、小型変圧器は剥き出し巻線からの電磁放
射の欠点を有している。
【0006】変圧器は一般に電圧の昇降と絶縁を目的と
し、磁路(磁気回路)とと電路(電気回路)の両回路を
持ち、それら両回路を交差させ、その交差量を可変させ
て、その目的を果す電力変成装置です。
【0007】ここで、提案する新型変圧器は特別な電磁
遮蔽装置を具備させることなく、構成する電路を磁路自
身で完全遮蔽化することで、斯様な問題を解決して、な
お、その完全遮蔽化によっても、変圧器総重量の軽減
(変圧器の価格は総重量に比例する。)と製作の容易化
も同時に得られることから、材料・製作工程両面から低
コスト化が可能な同心同軸変圧器である。
【0008】この新型同軸変圧器は内筒鉄心、内筒鉄心
に巻かれた巻線の外側に配置される同軸外筒鉄心、内筒
鉄心と外筒鉄心を磁気短絡する短絡鉄心から構成され
る。
【0009】このような構成であることから、コイル巻
線の外側に置かれる同心同軸外輪鉄心を接地することで
巻線コイルから発生する電磁源を完全遮蔽化ができ、ま
た、巻線コイルは同心同軸鉄心への巻き工程で済み、磁
気・電気両回路の交差製作が不要となるため、製作が容
易となります。
【0010】この新型同心同軸変圧器はソレノイド鉄心
の半径が同軸鉄心長より十分長ければ、巻線コイルの磁
気発生効率も従来変圧器と遜色ない数値を、長岡係数の
同半径とソレノイド長比から選定できることが知られて
いる。また、矩形断面積と円断面積を等しくする周長は
矩形より円の方が短いことは自明であるから、矩形鉄心
周辺に巻かれる従来コイルに比べ、円形鉄心に巻かれる
ため巻線は短尺で済む。したがって、従来の矩形鉄心変
圧器に比べて円筒変圧器は利用鉄心と巻線の使用量も軽
減できるため、製作材料の軽減・製作工程の省工程化の
両面で低コスト化と省スペース化が容易に図れます。
【0011】本発明は、内筒鉄心と外筒鉄心を短絡鉄心
で連接して、鉄心閉磁路を自覆構造とすることにより、
内筒鉄心と外筒鉄心が同軸方向で往復構造となることた
め、前記鉄心と前記鉄心環に掛かる交流磁界の方向が相
互に打ち消す方向となる。したがって、本発明により、
前記鉄心と前記鉄心環脚の磁わい振動を音源とする大気
振動の位相が逆位相となるので、相互に振動波がキャン
セルするように働くこと、および前記外筒及び短絡鉄心
で完全密封できるため、本発明は、前記変圧器の磁わい
振動による騒音の低下を図ることを目的としている。
【0012】従来の矩形断面鉄心変圧器において、該円
形巻線の内側空間をできるだけ、前記鉄心に内接するた
めに、前記矩型断面成層を可能な限り円形とするため前
記段付方式を採用するが製造工程が複雑となる欠点、ま
た、前記該段付け構造では、前記鉄心・巻線において発
生する熱は均一であるが、前記段付け構造に内接する空
間は均一でないため、熱放散が均一とならない欠点があ
り、さらに、前記段付構造ではあくまで円形近似のた
め、近似分だけ前記巻線半径が大きくなる欠点がある。
【0013】本発明は、前記内筒鉄心と外筒鉄心による
円筒および円錐構造であることから、前記巻線と前記鉄
心脚の断面が円形構造となることから、製造工程の簡素
化を促すことを目的とし、前記内接空間が均一、内接空
間が構造に起因する不要空間を排した必要空間のみとす
ることができるため、前記巻線半径は最小化させること
を目的としている。
【0014】前記従来型鉄心変圧器の前記巻線に流れる
電流が短絡電流など大きい場合、大きな前記電磁力が前
記巻線と前記鉄心成層に発生するが、対称構造となって
いない場合は、前記巻線と前記鉄心成層に不均一な電磁
力が発生する欠点を有している。
【0015】本発明は、前記内筒鉄心と外筒鉄心が円筒
構造である場合、前記電磁力(放射方向押広力、圧縮
力)に対して、放射方向の電磁力は均一であり、前記電
磁力の力の方向と同方向となっていることを目的として
いる。また、前記内筒鉄心と外筒鉄心が円筒および円錐
構造であることから、軸方向に対しては、センター位置
が設定し易く、巻線・鉄心を対称配置させ易く、軸方向
に発生する電磁力の前記を保持させ易いことを目的とし
ている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同軸変圧器の鉄心は、同軸上に同心成層す
る内筒鉄心と外筒鉄心、内筒鉄心と外筒鉄心を磁気的に
短絡する成層する短絡鉄心または強磁性体バルク短絡鉄
心で構成される。
【0017】内筒鉄心脚の巻線から放たれる電磁放射を
完全に遮蔽するため、接地される前記外筒鉄心と前記短
絡鉄心で、内筒鉄心に巻線を施した内筒鉄心脚を完全に
覆うように構成される。
【0018】前記外筒鉄心、前記短絡鉄心、前記内筒鉄
心、前記内筒鉄心に巻線を施した内筒鉄心脚のいずれも
円形断面とする。
【0019】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき、図面を参照して説明する。
【0020】説明に当たり、以上においても、以下にお
いて、入れ子という表現は、内筒鉄心と短絡鉄心の2鉄
心を、外筒鉄心と短絡鉄心の2鉄心、内筒鉄心、短絡鉄
心と外筒鉄心の3鉄心を一体成層し、それらをそれぞれ
入れ子として成層するという意味である。
【0021】本発明においては、鉄心脚は、各種の巻線
が巻かれるときの鉄心脚の総称として記述する。
【0022】リアクトルは二次巻線を設けない変圧器で
あると考え、説明と図を省略している。また、一次巻線
と二次巻線と表しているからといって、三次巻線等複次
巻線を制限するものではない、一次巻線と二次巻線の名
称を入れ替えを制限するものではない。
【0023】上記目的を達成するために、必要により、
本発明の変圧器の内筒鉄心の同軸軸上に貫通口を設け、
直接貫通軸棒を貫通させるか、または、該貫通口に貫通
軸管を貫通させ、該貫通軸管中に貫通軸棒を貫通させ、
内筒鉄心を固定する方法があり、ここでは省略している
が必要無いという意味ではない。
【0024】上記目的を達成するために、本発明におい
て、ヘリカル巻線は、立体的構成、スパイラル巻線は平
面構成を意味するが、円錐鉄心に巻き込む巻線は円錐と
いう立体巻線であるがスパイラル巻線としている。ベン
ド巻線は予め鉄心の径状に合わせて、平角巻線を強制ベ
ンドし、必要な曲率をもった巻線である。
【0025】各鉄心脚と巻線間、巻線と巻線間には基本
的に絶縁を施すが、以下において、各図においても省略
しているが、不要を意味するものではなく、必要に応じ
て施すものである。
【0026】次に、本発明の閉磁路構成する継鉄脚、巻
鉄心脚などの鉄心として、従来の円筒巻成層した巻鉄心
を採用することを制限するものではない。
【0027】以下において、図に表記を省略したからと
いって、磁路形成に必要な継鉄脚、巻鉄心脚などの鉄心
は、必要とする訳で、特に規定しない限り、必要に応じ
て、上記鉄心を設けることを制限するものではない。
【0028】以上のほか、渦電流を軽減する目的のた
め、全ての鉄心を、必要により、スリット付鉄心とする
ことを、本発明の実施にあたり、制限するものではな
い。図中にスリット付鉄心が描写されている場合とない
場合があるが、必要に応じて、利用されるものであるか
ら、描写する場合としない場合があり、特に規定しない
限り、描写、無描写に特に意味を持っていない。
【0029】以下において、入れ子構成鉄心は、バルク
鉄心として磁路を構成することも可能である。
【0030】前記円錐は、特に断らない限り、直円錐を
円錐と呼び、以下においても同様とする。
【0031】以上、以下において、円筒の構成方法は、
以下の構成法による。電磁鋼帯の圧延方向に円筒長に等
しい定尺に切り、定尺幅員の電磁鋼板を作り、その電磁
鋼板を巻き込み、最内半径鋼板が接した所で、同軸方向
にカットして、1スリット付円筒を構成する。または、
電磁鋼板の幅員を同鋼板の厚さを考慮し、巻き込み半径
に応じてカットし、それら電磁鋼板の中心を整えて巻き
込み、1スリット付円筒を構成する。その外、円盤、円
環を成層して、円筒を構成させる。円筒はバルク成形鉄
心でもよい。上記円筒は、必要により、磁路の方向に合
わせた磁場の下に焼成させて、高透磁率の磁路を形成さ
せる方法を取ることも可能である。
【0032】短絡鉄心2の構成方法は、円盤を成層させ
た円筒形状の短絡鉄心2、その短絡鉄心2を凹円錐状、
凸円錐状にカットしする方法と、異径円盤を成層して、
凹円錐状、凸円錐状の円錐台とする方法による円錐台形
状の短絡鉄心2である。
【0033】以下の説明および図では、短絡鉄心2と内
筒鉄心1、短絡鉄心2と外筒鉄心3などの接合をブット
接合、テーパブット接合としているが、説明および図の
例としているにすぎないのであって、説明および図に限
定されず、必要な接合方法をとることを制限されるもの
ではない。
【0034】テーパブット接合用内筒鉄心1と外筒鉄心
3は、前記円筒を凹凸円錐状にカットする方法、異長の
電磁鋼板を巻き込むことで凹凸円錐状に円筒先端を成形
することも可能であり、どの方法によるかは、特に限定
しないかぎり制限されない。
【0035】図1(A)は、円筒変圧器の構成図であ
る。構造的には、内筒鉄心1に巻線6を巻いた鉄心脚3
0の外周に外筒鉄心3を巻き付け、内筒鉄心1と外筒鉄
心3の両端面に短絡鉄心2を配置した構成で、内筒鉄心
1、外筒鉄心3、短絡鉄心2により円筒磁路が構成され
る。
【0036】内筒鉄心1に巻線6を施して、鉄心脚30
を構成し、鉄心脚30を短絡鉄心2と同軸同心上に置
き、外筒鉄心3を配置し外筒鉄心3と内筒鉄心1の上
に、短絡鉄心2を置くことにより、内筒同軸変圧器が構
成できる。
【0037】図1(B)は、図1(A)の円筒変圧器を
図1(A)に示す縦断面カット位置でカットしたときの
断面図である。縦断面の構造的には、従来の単相巻鉄心
型変圧器と内鉄型変圧器と同一であるが、内筒鉄心1、
巻線6を巻いた鉄心脚30、外筒鉄心3、短絡鉄心2が
円筒、円盤で構成される点が異なる。
【0038】図1(C)は、図1(B)の断面図におけ
る磁路の構成を表した図である。
【0039】図2(A)では、丸形巻線61を、円筒の
内筒鉄心1に巻付けたときの丸形ヘリカル巻線59の一
部を表している。
【0040】図2(B)は、平角巻線59を巻き込む内
筒鉄心1に対して、平角巻線59を内筒鉄心1の巻き込
み曲率に合わせて、ベンドさせたときの平角ベンドヘリ
カル巻線58の一部を表している。
【0041】図2(C)では、平角巻線62内筒鉄心1
に巻き込んだ平角スパイラル巻線57のいちぶを表して
いる。
【0042】図3(A)では、図2(C)の平角スパイ
ラル巻線57を内筒鉄心の円錐角に合わせて、ずらして
形成する平角円錐スパイラル巻線63を示す。また、内
筒鉄心1の円錐角に合わせて、丸形巻線61、平角巻線
62、平角ベンド巻線60を巻き込んで平角円錐スパイ
ラル巻線63は構成できる。
【0043】図3(B)は平角巻線62の幅の半分のビ
ッチで巻き込む半幅ピッチスパイラル巻きの一部を表し
ている。
【0044】図3(C)は、平角円錐スパイラル巻線6
3に対して直交する平角スパイラル2等辺巻線64を構
成させ、平角円錐スパイラル巻線63が発生する磁場に
鎖交させることができる。
【0045】図3(D)は図3(C)と同様に平角円錐
スパイラル巻線63と鎖交させる平角スパイラル巻線6
5を示している。
【0046】図4(A)では、前記構成方法で構成させ
た円筒の両先端を円錐凸状にカットした内筒鉄心1、円
錐凹状にカットし外筒鉄心3を作り、その内筒鉄心1、
外筒鉄心3に整合するように円盤、円環を整正した短絡
鉄心2からなる同軸変圧器の鉄心の構成断面図である。
磁路形成の短絡鉄心2と内筒鉄心1、外筒鉄心3の接合
方法はすべてテーパブット接合52である。
【0047】図4(B)は、前記構成方法で構成させた
円筒の内筒鉄心1と外筒鉄心3に整合させるように円盤
成層し、円錐台の形状とした短絡鉄心2、前記構成方法
で構成させた円筒を円錐凹状にカットし外筒鉄心3から
なる同軸変圧器の鉄心の構成断面図である。磁路形成の
短絡鉄心2と内筒鉄心1の接合方法はブット接合51、
短絡鉄心2と外筒鉄心3の接合方法はテーパブット接合
52である。
【0048】図4(C)は、成層した電磁鋼板を金型に
よりカップ状に形成させ、入れ子外短絡筒鉄心41、片
端を円錐状にカットした内筒鉄心1、円錐盤、円環を成
層して円錐台を構成した短絡鉄心2で磁路を構成した同
軸変圧器の鉄心の構成断面図である。また、短絡鉄心2
と内筒鉄心1、外筒鉄心3とテーパブットは接合してい
る。
【0049】図5(A)は、円盤成層した円筒の短絡鉄
心2、前記円筒構成で構成された内筒鉄心1と外筒鉄心
3において、内筒鉄心1の端部が短絡鉄心2の面に接合
させ、短絡鉄心2の外径と外筒鉄心3の外径を同径接合
させたときの同軸変圧器の鉄心の構成断面図である。す
べての接合はブット接合である。
【0050】図5(B)は、円盤成層した円筒の短絡鉄
心2と円錐台の短絡鉄心2、前記円筒構成で構成された
内筒鉄心1と外筒鉄心3において、外筒鉄心3の片端面
を凹円錐状にカットした外筒鉄心3とし、該内筒鉄心1
の端部が該短絡鉄心2の面に接合し、該短絡鉄心2の外
径と該外筒鉄心3の内径が同径接合ときの同軸変圧器の
鉄心の構成断面図である。AA′の上方はブット接合、
AA′の下方の外筒鉄心3と短絡鉄心2はテーパブット
接合である。
【0051】図5(C)は、円環成層した円環円筒の短
絡鉄心2と円錐の短絡鉄心2、前記円筒構成で構成され
た内筒鉄心1と外筒鉄心3において、内筒鉄心1と外筒
鉄心3の片端面を凹円錐状にカットした内筒鉄心1と外
筒鉄心3とし、該短絡鉄心2の内径と該内筒鉄心1の外
径が同径接合し、該短絡鉄心2の内径と該外筒鉄心3の
内径が同径接合ときの同軸変圧器の鉄心の構成断面図で
ある。AA′の上方はブット接合、AA′の下方の外筒
鉄心3、内筒鉄心1が短絡鉄心2とテーパブット接合で
ある。
【0052】図6(A)は、円環成層した円環円筒の短
絡鉄心2と円錐台の短絡鉄心2、前記円筒構成で構成さ
れた内筒鉄心1と外筒鉄心3において、内筒鉄心1と外
筒鉄心3の片端面を凹円錐状にカットした内筒鉄心1と
外筒鉄心3とし、該短絡鉄心2の円錐台上部径と該内筒
鉄心1の外径が同径接合し、該短絡鉄心2の外径と該外
筒鉄心3の外径が同径接合ときの同軸変圧器の鉄心の構
成断面図である。AA′の上方はブット接合、AA′の
下方の外筒鉄心3、内筒鉄心1が短絡鉄心2とテーパブ
ット接合である。
【0053】図6(B)は、円錐台の短絡鉄心2、内筒
鉄心1、外筒鉄心3、短絡鉄心2の三者を入れ子構成す
る鉄心の内筒鉄心1と外筒鉄心3の片端面を凹円錐状に
カットした内外短絡筒入れ子鉄心18、該短絡鉄心2の
円錐台上部径と該内筒鉄心1の外径が同径接合し、該短
絡鉄心2の外径と該外筒鉄心3の外径が同径接合ときの
同軸変圧器の鉄心の構成断面図である。同図の下部右の
短絡鉄心2は円錐の短絡鉄心2と逆円錐の短絡鉄心2か
ら構成されている。同図の下部右の短絡鉄心2と内外短
絡筒入れ子鉄心18の外筒鉄心3はブット接合、内筒鉄
心1と左外筒鉄心3はテーパブット接合である。左右で
異なるが、左右で異なる構成を意味するものではなく、
2例を同時にあらわしているにすぎない。
【0054】図6(C)は、内筒鉄心1の先端を短冊と
して切り込み、放射方向にベンド54した内短絡筒鉄心
17の一様を示す図で、異径内筒鉄心1を同様に整形し
て、成層した内短絡筒鉄心17を構成する。
【0055】図6(D)は、外筒鉄心3の先端を短冊と
して切り込み、放射方向にベンド54した外短絡筒鉄心
34の一様を示す図で、異径外筒鉄心3を同様に整形し
て、成層した外短絡筒鉄心34を構成する。
【0056】図7は、異径巻線配置鉄心脚の構成図を示
す。内筒鉄心1の外方に絶縁材8装着し、その外方を巻
線6で巻き込み、その巻線6の外方を絶縁材8で装着
し、その外方を巻線6で構成することで鉄心脚30を構
成したときの構成図である。
【0057】図8は、順序巻線配置鉄心脚の構成図を示
す。内筒鉄心1の外方に絶縁材8装着し、その外方を一
次巻線10の巻線6と二次巻線11の巻線6とを同径で
巻き込んだ鉄心脚30を構成したときの構成図である。
なお、一次巻線10の巻線6と二次巻線11の巻線6と
の間は絶縁材8装着している。
【0058】図9(A)は図8と同様に巻線6を同径で
巻き込んで鉄心脚30を構成しているが、一次巻線10
が両サイドに分離分割配置した例である。
【0059】図9(B)では、図9(A)の分離分割配
置を一次巻線10と二次巻線11の両者にまで適用した
例である。なお、一次巻線10の巻線6と二次巻線11
の巻線6との間は絶縁材8装着している。
【0060】図10(A)は、内筒鉄心1、外筒鉄心
3、短絡鉄心2ともに円盤、円環を成層して構成したと
きの円錐同軸変圧器の断面図である。構成方法は単に成
層するだけであるから省略する。
【0060】図10(B)は、円筒形状の内筒鉄心1を
凹円錐状に切削した内筒鉄心1、円筒の外筒鉄心3を凹
円錐に切欠きと凸円錐に切削した外筒鉄心3、短絡盤鉄
心24と短絡円錐鉄心26で構成する円錐形状の同軸変
圧器の構造断面図である。
【0060】図10(C)は、内筒鉄心1を円錐金型整
形した内円錐鉄心15と円環成層した短絡テーパ環鉄心
25、短絡円錐鉄心26、円筒の外筒鉄心3を凹円錐に
切欠きと凸円錐に切削した外筒鉄心3で構成する円錐形
状の同軸変圧器の構造断面図である。
【0061】図11は、内筒鉄心1、外筒鉄心3、短絡
鉄心2の形状を各種様々に構成した円錐形状の同軸変圧
器の構造断面図である。なお、入れ子円錐外筒鉄心32
は螺旋円錐外筒鉄心33、入れ子円錐外筒鉄心32は螺
旋円錐内筒鉄心13に置き換えることは可能である。
【0062】図12も、内筒鉄心1、外筒鉄心3、短絡
鉄心2の形状を各種様々に構成した円錐形状の同軸変圧
器の構造断面図である。
【0063】図13(A)は、円錐内筒鉄心1に一次巻
線10と二次巻線11を順序配置したときの構成図であ
る。
【0064】図13(B)では、円錐内筒鉄心1の一次
巻線10を二分分割し、二次巻線11を挟み込み分離分
割配置したときの構成図である。
【0065】図14(A)は、図13(A)の順序巻線
配置した巻線構成と一次巻線10と二次巻線11の間に
絶縁材8を装着した構成の円錐形状の同軸変圧器の構造
断面図である。
【0066】図14(B)では、螺旋鉄心脚71に円錐
巻線として、一次巻線10の外側を二次巻線で重ね巻き
した円錐巻線構成とするときの円錐形状の同軸変圧器の
構造断面図である。なお、一次巻線10と二次巻線11
間に絶縁材8を装着している。
【0067】図15は、一次巻線10と二次巻線11と
もに平角スパイラル巻線57とし、一次巻線10の外側
を二次巻線11で巻き込み、同心同軸の超薄型のスパイ
ラル状の単相同軸変圧器の例を示す。超薄型平角巻線が
市販されたことのより、スパイラル状の同軸変圧器が可
能となった。なお、一次巻線10と二次巻線11間に絶
縁材8を装着している。
【0068】図16の例は、一次巻線10と二次巻線1
1ともに平角スパイラル巻線57とし、二次巻線11の
外側を一次巻線10で巻き込み、さらに、その外側に二
次巻線11を配置する分離分割巻線配置の同心同軸の超
薄型のスパイラル状の単相同軸変圧器の例を示す。内側
一次巻線10と外側一次巻線10は渡り線68で連絡し
ている。なお、一次巻線10と二次巻線11間に絶縁材
8を装着している。図17は、図16の超薄型のスパイ
ラル状の単相同軸変圧器の構成を同一短絡鉄心2に3個
列ね、上部構成として、内筒鉄心1にR相巻線の一次巻
線と二次巻線を配置するのスパイラル状のR相単相同軸
変圧器、中間構成として、内筒鉄心1にS相の一次巻線
と二次巻線を配置するのスパイラル状のS相単相同軸変
圧器、下部構成として、T相巻線の一次巻線と二次巻線
を配置するのスパイラル状のT相単相同軸変圧器の三つ
の単相同軸変圧器で平板状の三相同軸変圧器を構成する
ときの構造断面図である。
【0069】図18では、鉄心脚30を3脚とするスパ
イラル状の単相同軸変圧器を表わす。巻線の構成とし
て、内脚鉄心に一次巻線10を配置させ、外側2脚に二
次巻線を配置させ、渡り線68で結んでいる。
【0070】図19は、従来の矩形変圧器を示す。
【0071】図20は、従来の矩形変圧器と同軸変圧器
の鉄心断面を比較した図である。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0073】接地する外筒鉄心と短絡鉄心の継鉄で自覆
するため、巻線からの電磁放射を完全に遮蔽できる。
【0074】短径長尺、短尺長径、円錐など必要なニー
ズに応じて、どんな空きスペースに対しても、細小なス
ペースで必要な変圧器を構成できる。
【0075】巻線と鉄心をクロスさせることがないの
で、作業工程が簡素化され、必要な工具も少なくて済
む。
【0076】鉄心脚が円形ないし、円錐であることか
ら、巻線の巻半径に対する無駄がないので、巻線延長が
短くなるので、経済的となるばかりでなく、銅損も小さ
くできる。
【0077】接地する外筒鉄心と短絡鉄心の継鉄で自覆
するため、巻線からの電磁放射を完全に遮蔽できる。
【0078】外筒鉄心の継鉄で自覆するため、低騒音
化、低振動化、省スペース性が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図1(A)】円筒変圧器の構造図である。
【図1(B)】円筒変圧器の縦断面図と平面図である。
【図1(C)】円筒変圧器の縦断面において、基本磁路
を表した図である。
【図2】
【図2(A)】丸型ヘリカル巻線の巻き方法を示す断面
図である。
【図2(B)】平角ベンドヘリカル巻線の巻き方法を示
す断面図である。
【図2(C)】平角スパイラル巻線の巻き方法を示す正
面と断面図である。
【図3】
【図3(A)】平角円錐スパイラル巻線の巻き方法を示
す断面図である。
【図3(B)】平角円錐スパイラル巻線の巻き方法を示
す正面部分図である。
【図3(C)】円錐スパイラル巻線に直行する平角スパ
イラル二等辺巻線の巻き方法を示す断面図である。
【図3(D)】円錐スパイラル巻線に直行する平角三角
スパイラル巻線の巻き方法を示す断面図である。
【図4】円錐同軸変圧器の縦断面構造図である。
【図5】円錐同軸変圧器の縦断面構造図である。
【図6】
【図6(A)】縦断面の円筒変圧器の縦断面構造図であ
る。
【図6(B)】縦断面の円筒変圧器の縦断面構造図であ
る。
【図6(C)】縦断面の円筒変圧器において、入れ子用
外短絡筒短冊鉄心の1筒構造図である。
【図6(D)】縦断面の円筒変圧器において、入れ子用
内短絡筒短冊鉄心の1筒構造図である。
【図7】異径巻重層配置鉄心脚の構造および構成図であ
る。
【図8】同径巻線順序配置鉄心脚の構造および構成図で
ある。
【図9】同径巻線分離分割配置鉄心脚の構造および構成
図である。
【図10】円錐鉄心の構造および構成図である。
【図11】縦断面の円筒変圧器の縦断面構造図である。
【図12】縦断面の円筒変圧器の縦断面構造図である。
【図13】
【図13(A)】円錐巻線順序配置の構成図である。
【図13(B)】円錐巻線分離分割配置の構成図であ
る。
【図14】
【図14(A)】円錐巻線順序配置鉄心脚の構造および
構成図である。
【図14(B)】円錐巻線重層配置の構造および構成図
である。
【図15】スパイラル巻線重層順序配置の構成図であ
る。
【図16】スパイラル巻線重層分離分割配置の構成図で
ある。
【図17】三相同軸変圧器の構造図である。
【図18】磁路2分割同軸変圧器の縦断面図である。
【図19(A)】従来単相変圧器の構造図である。
【図19(B)】従来単相変圧器の縦断面図である。
【図20】従来単相変圧器と同軸変圧器の構造比較断面
図である。
【符号の説明】
1 内筒鉄心 2 短絡鉄心 3 外筒鉄心 4 内外筒鉄心 5 継鉄 6 巻線 7 巻線スペース 8 絶縁体 9 磁路 10 一次巻線 11 二次巻線 12 入れ子円錐内筒鉄心 13 螺旋円錐内筒鉄心 14 内短絡円錐鉄心 15 内円錐鉄心 16 内短絡筒鉄心 17 内短絡筒短冊鉄心 18 内外短絡筒入れ子鉄心 20 両円錐短絡鉄心 21 短絡環 23 短絡筒 24 短絡盤鉄心 25 短絡テーバ環鉄心 26 短絡円錐鉄心 27 円錐異角短絡円錐鉄心 28 短絡円錐台鉄心 29 バルク短絡鉄心 30 鉄心脚 31 外筒鉄心 32 入れ子円錐外筒鉄心 33 螺旋円錐外筒鉄心 34 外短絡筒鉄心 35 外短絡筒短冊鉄心 41 入れ子外短絡鉄心 51 ブット接合 52 テーバブット接合 53 入れ子接合 54 ベンド 56 スパイラル巻線 57 平角スパイラル巻線 58 平角ベンドヘリカル巻線 59 平角ヘリカル巻線 61 丸形巻線 62 平角巻線 63 平角円錐スパイラル巻線 64 平角スパイラル二等辺巻線 65 平角三角スパイラル巻線 66 円錐スパイラル巻線 68 渡り線 69 リード線 71 螺旋鉄心脚 90 鉄心 91 継鉄 93 矩形鉄心 94 矩形鉄心用巻線スペース 97 R相巻線 98 S相巻線 99 T相巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円筒構成における内筒鉄心、外筒鉄
    心、短絡鉄心をそれぞれ組み合わせた構成、 該内筒鉄心と該短絡鉄心を一体化した内筒短絡鉄心、該
    外筒鉄心と該短絡鉄心を一体化した外筒短絡鉄心と該短
    絡鉄心とをそれぞれ組み合わせた構成、 該内筒鉄心、該外筒鉄心、該内筒短絡鉄心、該外筒短絡
    鉄心と該短絡鉄心をそれぞれ組み合わせた構成により円
    筒縦断面上で磁路を構成させる円筒同軸変圧器におい
    て、 該内筒鉄心、該外筒鉄心および該内筒・外筒短絡鉄心の
    構成構造を、 異幅長の電磁鋼板を複数巻き込み、先端を凹凸円錐状と
    した先端円錐円筒成層鉄心、テーパ構成の電磁鋼帯を巻
    き込んだテーパ電磁鋼帯、あるいは、定幅電磁鋼帯の端
    部を切削して、先端を凹凸円錐状とした先端円錐円筒成
    層鉄心、 電磁鋼板で該内筒鉄心の一端を包み込み成層し、先端を
    凹凸円錐状とした先端円錐円筒成層鉄心、 異幅長の電磁鋼板を複数巻き込んだ成層円筒端部、テー
    パ構成の電磁鋼帯を巻き込んだテーパ電磁鋼帯端部、定
    幅電磁鋼帯の端部を切り裂き、放射方向に直角に折り返
    した短冊円筒先端を凹凸円錐状とした先端円錐短冊内筒
    短絡成層鉄心および先端円錐短冊外筒短絡成層鉄心、 電磁鋼材を圧延、冷間延伸させ、円筒カップ状とし、入
    れ子構造として成層し、あるいは、複数成層させた薄い
    電磁鋼板を圧延、冷間延伸させ、円筒カップ状に入れ子
    成層し、それらの先端を凹凸円錐状とした先端円錐入れ
    子内外筒短絡成層鉄心、 異幅長の電磁鋼板を複数巻き込んだ円筒端部、テーパ構
    成の電磁鋼帯を巻き込んだテーパ電磁鋼帯端部、定幅電
    磁鋼帯端部を切り裂き、放射方向に直角に折り返し、さ
    らに、同軸方向に折り返した外筒鉄心と内筒鉄心の両先
    端を凹凸円錐状とした先頭円錐短冊内外筒短絡成層鉄
    心、 電磁セラミック、鉄隗等のバルク材を打ち抜き、切削、
    鍛造等により円筒カップ状とし、該バルク端部を切削し
    て、先端を凹凸円錐状とした先端円錐円筒バルク鉄心、 の各鉄心テーパの切り角度を高透磁率角度に整合させた
    構造とし、 または、上記すべての鉄心の円錐のテーパ角度を直角と
    したフッラト面鉄心構造とし、必要により、円筒軸方向
    に、必要数のスリットを設けた構造とし、 巻線用巻線として、丸形巻線、平角巻線、平角ベンド巻
    線を利用し、 上記すべての円筒鉄心に対して該巻線用巻線を巻き込む
    鉄心脚の構成および該巻線の巻き込み方法を、 円筒軸方向に、 同心同軸層上に一次、複次巻線を巻き込んだ異径同軸鉄
    心脚、 同心同軸上に一次、複次巻線を巻き込み、順次一体配置
    または分割分離交互配置とする同径同軸鉄心脚、 該異径、該同径構成を組み合わせた同軸鉄心脚、 または、放射方向に、 同心螺旋層上に一次、複次巻線を巻き込み、順次一体配
    置または分割分離交互配置とする螺旋巻鉄心脚、 円錐上にテーパ螺旋巻として、一次、複次巻線を巻き込
    み、順次一体配置または分割分離交互配置し、または、
    同心螺旋層上に一次、複次巻線を巻き込み、順次一体配
    置または分割分離交互配置とする螺旋巻線をテーパ角度
    ずらしたテーパ螺旋鉄心脚、 上記すべての同軸鉄心脚と螺旋鉄心脚を組み合わせた同
    軸螺旋鉄心脚として構成し、 上記すべての鉄心および鉄心脚を連接して磁路を構成さ
    せる短絡鉄心の構成構造として、 異幅長の電磁鋼板を積層し、成層円盤を構成し、該成層
    円盤の外径および内径、該両径を凹凸円錐状とした先端
    円錐成層短絡鉄心、 同径の電磁鋼板を積層し、外径および内径、該両径の端
    部を切削して、該成層円盤の外径および内径、該両径を
    凹凸円錐状とした先端円錐成層短絡鉄心、 電磁鋼板で中空円筒型の一端を包み込み成層し、外径お
    よび内径、該両径の端部を切削して、該成層円盤の外径
    および内径、該両径の一部または全部を凹凸円錐状とし
    た先端円錐成層短絡鉄心、 電磁鋼材を圧延、冷間延伸させ、円筒カップ状とし、入
    れ子構造として成層し、あるいは、複数成層させた薄い
    電磁鋼板を圧延、冷間延伸させ、円筒カップ状の入れ子
    成層し、外径および内径、該両径の端部を切削して、該
    成層円盤の外径および内径、該両径の一部または全部を
    凹凸円錐状とした先端円錐成層短絡鉄心、 電磁セラミック、鉄隗等のバルク材を打ち抜き、切削、
    鍛造等により円盤状とし、該バルク端部を切削して、外
    径および内径、該両径の端部の一部または全部を切削し
    て、該成層円盤の外径および内径、該両径の一部または
    全部を凹凸円錐状とした先端円錐バルク短絡鉄心とし、 上記すべての短絡鉄心において、必要により鉄心断面の
    切り角度を高透磁率角度に整合させた構造とし、 または、上記各テーパ付き円筒鉄心の上記テーパ角度を
    直角としたフッラト面構造とし、 必要により、円筒軸方向に、必要数のスリットを設けた
    構造とし、 上記すべての鉄心と該鉄心脚との接合をブット接合、入
    れ子接合、テーパブットおよびそれらの組み合わせ接合
    して、磁路を構成させたことを特徴とする円筒変圧器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018117046A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 新日鐵住金株式会社 変圧器
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