JP5010672B2 - 変圧器および変圧システム - Google Patents

変圧器および変圧システム Download PDF

Info

Publication number
JP5010672B2
JP5010672B2 JP2009298177A JP2009298177A JP5010672B2 JP 5010672 B2 JP5010672 B2 JP 5010672B2 JP 2009298177 A JP2009298177 A JP 2009298177A JP 2009298177 A JP2009298177 A JP 2009298177A JP 5010672 B2 JP5010672 B2 JP 5010672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coils
wire
magnetic coupling
coupling member
transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009298177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011138941A (ja
Inventor
有一郎 後藤
隆好 宮崎
憲一 井上
吉人 福本
享司 財津
裕志 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009298177A priority Critical patent/JP5010672B2/ja
Priority to CN 201010605954 priority patent/CN102136351B/zh
Publication of JP2011138941A publication Critical patent/JP2011138941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5010672B2 publication Critical patent/JP5010672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、変圧器に関し、特に、帯状の導体部材を巻回した複数のコイルを線材で磁気結合する構造の変圧器に関する。そして、本発明は、この変圧器を複数直列に接続した変圧システムに関する。
変圧器は、変成器あるいはトランスとも呼ばれ、1次コイルに流れる電気エネルギーを電磁誘導によって2次コイルへ伝達する部品であり、電気製品や電子製品だけでなく、電力系統等にも幅広く利用されている。この変圧器は、一般に、1次コイルと、2次コイルと、コアとを備え、前記1次コイルおよび2次コイルのそれぞれは、前記コアに例えば絶縁被覆を有する断面丸形や角形の軟銅線を巻回することによって構成され、前記コアは、例えば複数の薄いケイ素鋼板を積層することによって構成され、1次コイルと2次コイルとを相互インダクタンスで結合する磁気回路として機能する。
このように従来の一般的な変圧器では、いわゆる渦電流損(鉄損)を低減するために複数の薄いケイ素鋼板を積層することによってコアが構成されているので、コアの組立に工数を要し、生産性の向上に限界があった。そこで、特許文献1では、電磁鋼帯の代わりに、電磁鋼帯と同様にケイ素等を浸珪添加処理された方向性ケイ素鋼板および鋼帯と同様の磁気特性を付与された線材を、鉄芯(コア)の形成に使用した小型電源トランスを提案している。前記線材は、電磁鋼帯のもとの鋼材を圧延と引き抜き加工により線材に成型し、ケイ素等の浸珪添加処理および焼鈍処理等を繰り返すことで圧延引き抜き方向に良好な磁気特性を有した方向性電磁鋼線である。そして、この特許文献1では、ドーナツ状の丸輪形状の巻いてその一対両側を押し潰して直線部分を形成した前記電磁鋼線の鉄心に、前記一対両側の直線部分のそれぞれに2分割した巻線ボビンを使用してコイルを巻くことによって、前記小型電源トランスが構成されている。
特開2008−072070号公報
ところで、このような従来の変圧器は、コイルが絶縁被覆を有する断面丸形や角形の軟銅線を巻回することによって構成されるため、占有率が低く、またコイル形状を保持するためにコイルボビン(巻線ボビン)が必要となる。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、占有率を高くすることができ、コイルボビンの不要な変圧器およびこれを複数直列に接続した変圧システムを提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかる変圧器は、複数のコイルと、前記複数のコイルを磁気結合するための磁気結合部材と、磁性体材料から成り、前記複数のコイルにおける最内径内に配置されるとともに前記磁気結合部材と磁気結合する中心部コア部材とを備え、前記複数のコイルは、絶縁材を挟んで重ね合わせた帯状の複数の導体部材を、該導体部材の幅方向が該コイルの軸方向に沿うように巻回することによって構成され、前記磁気結合部材は、磁性体材料から成る線材であって、前記複数のコイルの外側に配置されていることを特徴とする。そして、このような構成の変圧器において、好ましくは、前記複数のコイルは、前記磁気結合部材に内包されていることである。また好ましくは、前記複数のコイルは、その外周が該全周に亘って前記磁気結合部材で覆われていることである。また好ましくは、前記磁気結合部材の線材は、前記中心部コア部材と線接触していることである
この構成によれば、複数のコイルが帯状の導体部材によって構成されるので、占有率を高くすることができ、また、コイル形状が安定的であるので、コイルボビンが不要である。そして、磁気結合部材が線材であって、複数のコイルの外側に配置されているので、線材を巻き回すことによって磁気結合部材を形成することができるから、より高い生産性を得ることが可能となる。そして、この構成によれば、中心部コア部材を備えるので、この中心部コア部材を複数のコイルの巻き芯とするとともに、前記磁気結合部材の線材の巻き芯とすることによって、高い生産性を得ることが可能となる
そして、複数のコイルが磁気結合部材に内包されている場合では、磁気結合部材が複数のコイルに外囲してその内に包み込むように配置されるから、磁気結合部材にコイルを巻き回す必要がないので、製造がより容易となって、さらにより高い生産性を得ることが可能となる。
また、他の一態様では、上述の変圧器において、前記磁気結合部材の線材は、その長尺方向が、前記複数のコイルのうちの所定のコイルに交流電力を給電した場合に前記所定のコイルに形成される磁束の方向に略沿って配置されていることを特徴とする。
磁気結合部材の線材は、交流電力が給電されたコイルによって形成される磁束と交差する回数が多くなるほどその磁気抵抗が大きくなり、この結果、その磁気結合機能を損なうことになる。このため、磁気結合部材の線材は、その長尺方向が前記磁束の方向に可能な限り沿っていることが好ましい。このような構成では、磁気結合部材の線材は、その長尺方向が前記磁束の方向に略沿って配置されているので、前記磁束と交差する回数が低減され、磁気抵抗が低減される。前記略沿うとは、磁気結合部材の線材における長尺方向が前記磁束の方向に実質的に沿っていることであり、磁気結合部材の線材における長尺方向と前記磁束の方向とが成す角θが−10゜≦θ≦+10゜である場合を言い、好ましくは、−7゜≦θ≦+7゜であり、より好ましくは−5゜≦θ≦+5゜である。
また、他の一態様では、これら上述の変圧器において、前記複数のコイルは、ダブルパンケーキ構造であることを特徴とする。
この構成によれば、複数のコイルがいわゆるダブルパンケーキ構造であるので、複数のコイルにおける各両端部を1箇所に揃えることができ、複数のコイルのそれぞれと電極端子との接続が容易となる。この結果、より高い生産性を得ることができる。
また、他の一態様では、これら上述の変圧器において、前記磁気結合部材の線材は、当該変圧器に給電される交流電力における周波数に対する表皮厚みの1/3以下の線径であることを特徴とする。
この構成によれば、線材の線径が交流電力の周波数に対する表皮厚みの3分の1以下であるので、このような構成の変成器は、渦電流損を低減することができる。なお、表皮厚みδは、交流電力の角周波数をωとし、線材の透磁率をμとし、線材の電気伝導率をρとする場合に、一般に、δ=(2/ωμρ)1/2である。
そして、本発明の他の一態様にかかる変圧システムは、直列に接続された複数の変圧器を備える変圧システムであって、前記複数の変圧器のうちの少なくとも1つは、これら上述のいずれか1つの変圧器であることを特徴とする。
この構成によれば、上述の変圧器を備えた変圧システムが提供される。そして、この構成によれば、多段の変圧器によって構成されるので、各変圧器によって順次に変圧することができ、1個の変圧器にかかる電圧が低減され、変圧器1個当たりの負荷が軽減される。
本発明にかかる変圧器は、占有率を高くすることができ、コイルボビンが不要であって、そして、より高い生産性を得ることができる。また、本発明によれば、このような変圧器を含む変圧システムが提供される。
第1実施形態における変圧器の構成を示す図である。 第1実施形態における変圧器の製造方法における、中心部コア部材の準備工程を説明するための図である。 第1実施形態における変圧器の製造方法における、複数のコイルの形成工程を説明するための図である。 第1実施形態における変圧器の製造方法における、線材による磁気結合部材の形成工程を説明するための図である。 図4に示す磁気結合部材の形成工程における線材の巻き方を説明するための図である。 磁気結合部材の線材の長尺方向と磁束の方向との関係を説明するための図である。 第1実施形態の変圧器における中心部コア部材の変形形態を示す図である。 第2実施形態における変圧器の構成を示す図である。 ダブルパンケーキ構造の複数のコイルを備える変形形態における変圧器の構成を示す図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。また、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における変圧器の構成を示す図である。図1(A)は、上面図であり、図1(B)は、図1(A)に示すAA線における縦断面図である。図2ないし図5は、第1実施形態における変圧器の製造方法を説明するための図である。図2は、中心部コア部材の準備工程を示し、図3は、複数のコイルの形成工程を示し、図4は、線材による磁気結合部材の形成工程を示す。図2ないし図4の各図において、その(A)は、縦断面図であり、その(B)は、上面図(底面図)である。そして、図5は、磁気結合部材の形成工程における線材の巻き方を説明するための図である。また、図6は、磁気結合部材の線材の長尺方向と磁束の方向との関係を説明するための図である。
図1において、この第1実施形態の変圧器Traは、複数のコイル1と、前記複数のコイル1を磁気結合するための磁気結合部材2とを備えて構成されている。
複数のコイル1は、絶縁材(図略)を挟んで重ね合わせた帯状の複数の長尺な導体部材を、該導体部材の幅方向が該コイル1の軸方向に沿うように巻回することによって構成されて成る。このような帯状の長尺な導体部材は、シート形状、リボン形状あるいはテープ形状であり、幅(幅方向の長さ)Wに対する厚さ(厚み方向の長さ)tが1未満である(0<t/W<1)。
複数のコイル1は、任意の個数、例えば、変圧器Traの使用によって適宜に設計される個数でよい。例えば、複数のコイル1は、絶縁材を挟んで重ね合わせた2個の帯状の導体部材から構成されて成り、2個のコイルのうちの一方が1次コイルとされ、その他方が2次コイルとされる。あるいは、複数のコイル1は、絶縁材を挟んで重ね合わせた3個の帯状の導体部材で構成されて成る。この3個の帯状の導体部材のそれぞれで構成される第1ないし第3コイル1の各両端部は、接続端子として磁気結合部材2の外部へ引き出され、前記第2コイルと前記第3コイルとで1個のコイルを形成すべく、前記第2コイルの他方端部と前記第3コイルの一方端部とが電気的に接続される。このため、このような第1ないし第3コイルで構成されて成るコイル1では、前記第1コイルは、その両端部を接続端子とする1次コイル(または2次コイル)とされ、前記第2および第3コイルは、前記第2コイルの一方端部および前記第3コイルの他方端部を接続端子とする2次コイル(または1次コイル)とされる。なお、複数のコイル1が3個以上である場合に、2次コイルが複数とされてもよく、また帰還コイル等の1次および2次コイルの他の第3のコイルとされてもよい。
磁気結合部材2は、複数のコイル1を磁気結合するための部材であって、磁性体材料から成る線材であり、複数のコイル1の外側に配置される。このような構成では、磁気結合部材2の内部空間へ磁束が漏れ、磁気結合部材2の内側に配置される複数のコイル1は、この磁束によって磁気結合することができる。磁性体材料は、例えば、純鉄および鉄基合金(Fe−Al合金、Fe−Si合金、センダスト、パーマロイ等)等であり、圧延加工や引き抜き加工等によって線材に加工される。
より具体的には、図1に示す例では、磁気結合部材2は、複数のコイル1を内包する構造である。このような構造は、例えば、複数のコイル1を内に包み込むように、磁気結合部材2の線材を糸や毛糸の鞠(毬)のように巻き回すことによって形成される。この第1実施形態の変圧器Traは、複数のコイル1全体が一体として磁気結合部材2の線材で囲まれており、いわゆるポット型となっている。
そして、磁気結合部材2は、任意の所定の断面形状であってよいが、複数のコイル1の各導体部材における渦電流損を低減するために、複数のコイル1における軸を含む断面形状は、図1に示すように、略矩形であることが好ましい。このような矩形状の磁気結合部材2における内部空間では、磁束の方向が軸方向に略沿って形成されるので、複数のコイル1の導体部材は、この内部空間の磁束の方向に略沿うように配置されることになり、このような構成の変成器Traは、複数のコイル1における導体部材の渦電流損を低減することができる。
そして、第1実施形態の変圧器Traは、図1に示すように、磁性体材料から成り、複数のコイル1における最内径内に配置されるとともに磁気結合部材2の線材と磁気的に結合する中心部コア部材3をさらに備えている。この中心部コア部材3は、その両端面(上面および底面)が磁気結合部材2の外部に臨む長さ(高さ)の中実円柱形状であり、その軸方向の両端部における周面に断面半円形状の凹部DPが該周面を1周するように形成されている。
このような中心部コア部材3は、例えば仕様等に応じた所定の磁気特性(透磁率)を有しており、上述のような所望の形状の成形容易性の観点から、軟磁性体粉末を形成したものであることが好ましい。このような構成の変圧器Traは、容易に中心部コア部材3を形成することができ、その鉄損も低減することができる。さらに、この中心部コア部材3は、軟磁性体粉末と非磁性体粉末との混合物を成形したものであることがより好ましい。軟磁性体粉末と非磁性体粉末との混合率比を比較的容易に調整することができ、前記混合比率を適宜に調整することによって、中心部コア部材3における前記所定の磁気特性を容易に実現することが可能となる。
この軟磁性体粉末は、強磁性の金属粉末であり、より具体的には、例えば、純鉄粉、鉄基合金粉末(Fe−Al合金、Fe−Si合金、センダスト、パーマロイ等)およびアモルファス粉末、さらには、表面にリン酸系化成皮膜などの電気絶縁皮膜が形成された鉄粉等が挙げられる。これら軟磁性体粉末は、公知の手段、例えば、アトマイズ法等によって微粒子化する方法や、酸化鉄等を微粉砕した後にこれを還元する方法等によって製造することができる。また、一般に、透磁率が同一である場合に飽和磁束密度が大きいので、軟磁性粉末は、例えば上記純鉄粉、鉄基合金粉末およびアモルファス粉末等の金属系材料であることが特に好ましい。
このような軟磁性体粉末に基づく中心部コア部材3は、例えば、圧粉形成等の公知の常套手段によって形成することができる。
なお、小型化の観点から、中心部コア部材3は、磁気結合部材2の線材の透磁率よりも高い透磁率である材料から形成されることが好ましい。
このような変圧器Traは、例えば、次の各工程によって製造することができる。まず、図2に示すように、両端部の各周面に前記凹部DP(DP−1、DP−2)を有する中実円柱形状の中心部コア部材3が用意される。また、所定の厚さtを有するとともに絶縁被覆された帯状の導体部材がコイルの個数だけ用意され、これら絶縁被覆された複数の導体部材が順次に重ね合わせられる。以下では、図1に示す例の変圧器Traを製造すべく、導体部材が2個として説明する。もちろん、各工程は、任意の個数の導体部材であっても同様に実施することができる。このような帯状の導体部材は、例えば、カプトンテープで絶縁した厚さt0.2mmであって幅19mmである銅テープを一例として挙げることができる。
続いて、この重ね合わせた2個の導体部材(重ね合わせ導体部材)の一方端が、導体部材(重ね合わせ導体部材)の幅方向を中心部コア部材3の軸方向に合わせて、中心部コア部材3における前記両凹部DP−1、DP−2に挟まれた周面に取り付けて巻き始められ、図3に示すように、中心部コア部材3に所定の回数だけ巻き回される。これによって、中心部コア部材3に巻き回され、各導体部材の幅方向がコイル1の軸方向に沿うように巻回した2個のコイル1が形成される。なお、重ね合わせ導体部材の前記一方端には、それぞれの導体部材から図略の接続用の導体線がそれぞれ引き出される。
続いて、図4に示すように、磁気結合部材2の線材WLが、複数のコイル1を包み込むように、糸や毛糸の鞠(毬)のように巻き回される。より具体的には、例えば、図5に示すように、一方面(上面)において、磁気結合部材2の線材WLが複数のコイル1の最外周における所定の第1位置から径方向に略沿って中心部へ延長され(1)、その中心部付近では、中心部コア部材3の凹部DP−1に引っかけられて所定の角度、例えば、約90゜曲げられ、中心部から径方向に略沿って前記最外周における所定の第2位置へ延長され(2)、複数のコイル1の最外周面を沿い、他方面(下面)へ延長される。そして、他方面(下面)において、前記一方面(上面)と同様に、磁気結合部材2の線材WLが複数のコイル1の最外周における所定の第2位置(前記一方面の所定の第2位置に対応する前記他方面における位置)から径方向に略沿って中心部へ延長され(2)、その中心部付近では、中心部コア部材3の凹部DP−2に引っかけられて所定の角度、例えば、約90゜曲げられ、中心部から径方向に略沿って前記最外周における所定の第3位置へ延長され(3)、複数のコイル1の最外周面を沿い、一方面(上面)へ延長される。以下同様に、一方面と他方面とで磁気結合部材2の線材WLが複数のコイル1における最外周をその全周に亘るように巻き回される。好ましくは、磁気結合部材2の線材WLによって複数のコイル1が外部から見えなくなるまで、磁気結合部材2の線材WLが巻き回される。この線材Wlは、重なってもよい。また、磁気結合部材2の線材WLは、より確実に中心部コア部材3と磁気的に結合するように、中心部コア部材3と点で接触(点接触)するのではなく、所定の長さに亘って線分で接触(線接触)していることが好ましい。線接触する前記線分の長さが長いほど、磁気結合部材2の線材WLと中心部コア部材3との磁気結合は、強くなる。なお、重ね合わせ導体部材の他方端には、それぞれの導体部材から図略の接続用の導体線がそれぞれ引き出され、さらに磁気結合部材2の外部へ引き出される。
これによって、複数のコイル1を内に包み込むように、磁気結合部材2の線材WLを糸や毛糸の鞠(毬)のように巻き回したいわゆるポット型の変圧器Traが作製される。そして、このように作製された変圧器Traにおいて、2個のコイル1の一方は、1次コイルとされ、その他方は、2次コイルとされる。
このような構成の変圧器Traでは、1次コイルに交流電力が供給されると、1次コイルによって磁場が形成され、その磁場の磁束は、磁気結合部材2を通り、そして、磁気結合部材2の内部空間に漏れ出す。この磁気結合部材2の内部空間に漏れ出した磁束は、複数のコイル1を通る。このため、2次コイルは、磁気結合部材2によって1次コイルと磁気結合し、電磁誘導によって1次コイルの交流電力が伝達され、所定の電圧が誘起される。この1次コイルによる磁場における磁束は、上述のように磁気結合部材2から漏れてもよく、磁束が磁気結合部材2から漏れていても2次コイルが磁気結合部材2内に内包されているので、2次コイルは、磁気結合部材2によって1次コイルと磁気結合することができる。なお、前記磁場の方向は、1次コイルに流れる電流の方向に応じて決まる。
ここで、上述のように1次コイルに交流電力が給電されると、この1次コイルによって形成される磁場の磁束Bは、図6に矢符で示すように、コイル1の軸方向では、この軸方向に沿い、そして、コイル1の径方向ではこの径方向に沿う。磁気結合部材2の線材WLは、交流電力が給電された1次コイルによって形成される磁束と交差する回数が多くなるほどその磁気抵抗が大きくなり、この結果、その磁気結合機能を損なうことになる。このため、磁気結合部材2の線材WLは、その長尺方向が前記磁束Bの方向に可能な限り沿っていることが好ましい。磁気結合部材2の線材WLを上述のように巻き回す場合では、複数のコイル1の径(外径)の大きさ、中心部コア部材3の径(外径、図1に示す例では前記凹部DP部分の外径)の大きさおよび線材WLの線径の大きさに基づいて、磁気結合部材2の線材WLの長尺方向が前記磁束Bの方向に可能な限り沿うように、中心部コア部材3で線材WLを曲げる前記所定の角度を設定することが好ましい。もちろん、このような場合でも線材WLは、上述したように中心部コア部材3と線接触していることが好ましい。このように第1実施形態の変圧器Traでは、上述のように巻き回すことによって、磁気結合部材2の線材WLは、その長尺方向が、複数のコイル1のうちの所定のコイルに交流電力を給電した場合に前記所定のコイルに形成される磁束の方向に略沿って配置される。このため、本実施形態の変圧器Traでは、磁気結合部材2の線材WLは、前記磁束Bと交差する回数が低減され、磁気抵抗が低減される。前記略沿うとは、磁気結合部材2の線材WLにおける長尺方向が前記磁束Bの方向に実質的に沿っていることであり、磁気結合部材2の線材WLにおける長尺方向と前記磁束Bの方向とが成す角θが−10゜≦θ≦+10゜である場合を言い、好ましくは、−7゜≦θ≦+7゜であり、より好ましくは−5゜≦θ≦+5゜である。
以上説明したように、本実施形態の変圧器Traは、複数のコイル1が帯状の導体部材によって構成されるので、占有率を高くすることができ、また、コイル形状が安定的であるので、コイルボビンが不要である。そして、磁気結合部材2が線材であって、複数のコイル1の外側に配置されているので、線材を巻き回すことによって磁気結合部材2を形成することができるので、本実施形態の変圧器Traは、より高い生産性を得ることが可能となる。
また、本実施形態の変圧器Traでは、磁気結合部材2が複数のコイル1に外囲してその内に包み込むように配置されるので、磁気結合部材2にコイル1を巻き回す必要がないので、製造がより容易となって、本実施形態の変圧器Traは、さらにより高い生産性を得ることが可能となる。
また、本実施形態の変圧器Traでは、磁気結合部材2に磁歪振動が発生することが考えられるが、磁気結合部材2が線材WLによって形成され、線材WLが変圧器Tra全体として様々な方向に向いて巻き回されているので、磁気結合部材2全体として前記磁歪振動を緩和することが可能となる。
また、本実施形態の変圧器Traでは、中心部コア部材3を備えるので、この中心部コア部材3を複数のコイル1の巻き芯とするとともに、磁気結合部材2の線材WLの巻き芯とすることによって、高い生産性を得ることが可能となる。
また、本実施形態の変圧器Traでは、複数のコイル1は、絶縁材を挟んで重ね合わせた帯状の複数の導体部材を巻回することによって構成されるので、1回の巻回工程で複数のコイル1を構成することができるから、このような構成の変成器Traは、その製造が容易となる。
なお、上述の変圧器Traにおいて、中心部コア部材3は、上述の両端部の周面に凹部DPを有する円柱形状だけでなく、様々な形状を取り得る。図7は、第1実施形態の変圧器における中心部コア部材の変形形態を示す図である。図7(A)は、その第1変形形態の構成を示し、図7(B)は、その第2変形形態の構成を示し、図7(C)は、その第3変形形態の構成を示し、図7(D)は、その第4変形形態の構成を示す。
第1変形形態の中心部コア部材31は、図7(A)に示すように、中実の円柱部材311と、この円柱部材311の両端部にそれぞれ形成されたフランジ部材312とを備えて構成され、前記フランジ部材312は、それぞれ、所定の厚さを有し、その最外周面に断面半円形状の凹部が該周面を1周するように形成されている。このような構成の中心部コア部材31では、磁気結合部材2の線材WLは、前記フランジ部材312の各凹部に引っかけて巻き回される。
また、第2変形形態の中心部コア部材32は、図7(B)に示すように、中実の円柱部材321と、この円柱部材321の両端面に形成された、円柱部材321の径よりも小さい第1円板部材322とを備えて構成される。前記第1円板部材322は、任意の個数でよく、図7(B)に示す例では、2個である。これら2個の第1円板部材322−1、322−2は、互いに異なる径であって積層されており、その径は、積層方向(軸方向)の外側(円柱部材321の端面から離れる方向)へ向かうほど順次に小さくなっている。なお、前記第1円板部材322は、円柱部材321と一体に形成されてもよい。このような構成の中心部コア部材32では、磁気結合部材2の線材WLは、第1円板部材322に引っかけて巻き回される。
また、第3変形形態の中心部コア部材33は、図7(C)に示すように、中実の円柱部材331と、この円柱部材331の両端面に形成された、円柱部材331の径よりも大きい第2円板部材332とを備えて構成される。前記第2円板部材332は、任意の個数でよく、図7(C)に示す例では、2個である。これら2個の第2円板部材332−1、332−2は、互いに異なる径であって積層されており、その径は、積層方向(軸方向)の外側(円柱部材331の端面から離れる方向)へ向かうほど順次に大きくなっている。なお、前記第2円板部材332は、円柱部材331と一体に形成されてもよい。このような構成の中心部コア部材33では、磁気結合部材2の線材WLは、前記第2円板部材332に引っかけて巻き回される。
このような構造の中心部コア部材31〜33では、フランジ部材312や第1円板部材322や第2円板部材332を備えるので、磁気結合部材2の線材WLが引っかけられる中心部コア部材31〜33の径を変えることができるので、前記線材WLの長尺方向を前記磁束の方向に略沿わせるための設計が容易となる。
また、中心部コア部材33では、第2円板部材332の径が積層方向の外側へ向かうほど順次に大きくなっているので、内側の第2円板部材332(例えば第2円板部材332−1)に引っかけられた線材WLを外側の第2円板部材332(上記例では第2円板部材332−2)でおさえること(保持すること)ができるので、磁気結合部材2の形状を安定的に維持することが可能となる。
また、第4変形形態の中心部コア部材34は、図7(D)に示すように、その両端面(上面および底面)が磁気結合部材2の外部に臨まない長さ(高さ)の中実円柱形状である。例えば、中心部コア部材34の高さは、複数のコイル1の幅方向の長さに略等しい。
このような構造の中心部コア部材34では、中心部コア部材34の両端面上にも磁気結合部材2が配置される。磁気結合部材2の線材WLが密に巻き回される場合では、磁気結合部材2は、完全に複数のコイル1を内包することができる。
次に、別の実施形態について説明する。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態における変圧器の構成を示す図である。図8(A)は、上面図であり、図8(B)は、図8(A)に示すAA線における縦断面図である。第1実施形態における変圧器Traでは、複数のコイル1は、磁気結合部材2によって包み込まれたが、第2実施形態における変圧器Trbは、図8に示すように、複数のコイル11は、その巻き回す方向と直交する断面における外周がその全周に亘って磁気結合部材21で覆われているものである。
複数のコイル11は、第1実施形態の変圧器Traにおける複数のコイル1と同様に、絶縁材(図略)を挟んで重ね合わせた帯状の複数の長尺な導体部材を、該導体部材の幅方向が該コイル1の軸方向に沿うように巻回することによって構成されて成る。
磁気結合部材21は、第1実施形態の磁気結合部材2と同様に、複数のコイル11を磁気結合するための部材であって、磁性体材料から成る線材であり、複数のコイル11の外側に配置される。
そして、第2実施形態の変圧器Trbにおける磁気結合部材21は、複数のコイル11の巻回方向と直交する断面における外周をその全周に亘って例えば前記巻回方向へ螺旋状に巻き回すことによって形成される。図8に示す例では、図8(A)に示すように、複数のコイル11は、軸方向から見た平面視にて矩形状の環状で巻回されており、磁気結合部材21は、前記矩形の各辺に巻き付けられた4個の第1ないし第4磁気結合部材21−1〜21−4で構成されて成る。
このような構成の第2実施形態の変圧器Trbも、複数のコイル1が帯状の導体部材によって構成されるので、占有率を高くすることができ、また、コイル形状が安定的であるので、コイルボビンが不要である。
なお、これら上述の変圧器Trにおいて、前記複数のコイル1、11は、図9に示すように、重ね合わせた帯状の複数の導体部材を上部コイル12−1および下部コイル12−2の2層に巻き上げたいわゆるダブルパンケーキ構造(フラットワイズ巻線構造)のコイル12であってもよい。このように複数のコイル1、11をいわゆるダブルパンケーキ構造のコイル12とすることによって、このような構成の変圧器Trcは、複数のコイル12における各両端部を1箇所に揃えることができ、複数のコイル12のそれぞれと電極端子との接続が容易となる。この結果、より高い生産性を得ることができる。なお、図9は、第1実施形態における変圧器Traのコイル1をダブルパンケーキ構造のコイル12とした場合の変圧器Trcを示している。
また、これら上述の変圧器Tr(Tra、Trb、Trc)において、前記磁気結合部材2の線材WLは、当該変圧器Trに給電される交流電力における周波数に対する表皮厚みの1/3以下の線径であることが好ましい。このような構成では、線材WLの線径が交流電力の周波数に対する表皮厚みの3分の1以下であるので、このような構成の変成器Trは、渦電流損を低減することができる。なお、表皮厚みδは、交流電力の角周波数をωとし、線材の透磁率をμとし、線材の電気伝導率をρとする場合に、一般に、δ=(2/ωμρ)1/2である。
また、これら上述の変圧器Trにおいて、中心部コア部材3は、当該変圧器Trに給電される交流電力における周波数に対する表皮厚み以上の肉厚を持つ中空の円筒コア部材であってもよい。このような中空の円筒コア部材では、その中空部分に冷却用の例えば空気や油等の媒体を流すことによって変圧器Trを冷却することができる。
また、これら上述の変圧器Trにおいて、中心部コア部材3は、その周方向に沿って複数に分割された複数の分割コア部材であってもよい。このような構成によっても本実施形態の変圧器Trを構成することも可能である。
また、これら上述の変圧器Trにおいて、前記磁気結合部材2の線材WLは、1本でもよいが、複数に分割されていてもよい。このような複数の線材WLによって前記磁気結合部材2を形成する場合には、線材WL(WL1)を1本で上述のように巻き回し、その巻き回しの途中で他の1本の線材WL(WL2)に変えて上述のように巻き回す第1方法や、複数本の線材WL(WL3)で上述のように巻き回す第2方法によって前記磁気結合部材2を形成することができる。前記第2方法では、複数本の線材WL3を平行に揃えて樹脂で固めたり、緩くよったりしたものを用いることが可能である。
本実施形態の変圧器Trでは、磁気結合部材2の線材WLは、その長尺方向が複数のコイル1のうちの所定のコイルに交流電力を給電した場合に前記所定のコイルに形成される磁束の方向に略沿って配置されるが、前記線材WLの長尺方向が前記磁束の方向に完全に揃っていない場合には、前記線材WLに前記磁束によって誘導起電力が生じるが、このように複数の線材WLによって前記磁気結合部材2を構成した場合では、前記線材WLに生じる前記誘導起電力による前記線材WLの両端部における電位差が比較的小さくすることができる。
そして、これら上述の変圧器Trのうちの少なくとも1を含む、直列に接続された複数の変圧器を備える変圧システムが構成されてもよい。このような構成の変圧システムでは、多段の変圧器によって構成されるので、各変圧器によって順次に変圧することができるから、1個の変圧器にかかる電圧が低減され、絶縁破壊に効果的であり、また、変圧器1個当たりの負荷が軽減される。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
Tra〜Trc 変圧器
WL 線材
1、11、12 コイル
2、21 磁気結合部材
3、31〜34 中心部コア部材

Claims (7)

  1. 複数のコイルと、
    前記複数のコイルを磁気結合するための磁気結合部材と、
    磁性体材料から成り、前記複数のコイルにおける最内径内に配置されるとともに前記磁気結合部材と磁気結合する中心部コア部材とを備え、
    前記複数のコイルは、絶縁材を挟んで重ね合わせた帯状の複数の導体部材を、該導体部材の幅方向が該コイルの軸方向に沿うように巻回することによって構成され、
    前記磁気結合部材は、磁性体材料から成る線材であって、前記複数のコイルの外側に配置されていること
    を特徴とする変圧器。
  2. 前記磁気結合部材の線材は、その長尺方向が、前記複数のコイルのうちの所定のコイルに交流電力を給電した場合に前記所定のコイルに形成される磁束の方向に略沿って配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の変圧器。
  3. 前記複数のコイルは、前記磁気結合部材に内包されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の変圧器。
  4. 前記複数のコイルは、ダブルパンケーキ構造であること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の変圧器。
  5. 前記磁気結合部材の線材は、当該変圧器に給電される交流電力における周波数に対する表皮厚みの1/3以下の線径であること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の変圧器。
  6. 前記磁気結合部材の線材は、前記中心部コア部材と線接触していること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の変圧器
  7. 直列に接続された複数の変圧器を備える変圧システムであって、
    前記複数の変圧器のうちの少なくとも1つは、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の変圧器であること
    を特徴とする変圧システム。
JP2009298177A 2009-12-28 2009-12-28 変圧器および変圧システム Active JP5010672B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009298177A JP5010672B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 変圧器および変圧システム
CN 201010605954 CN102136351B (zh) 2009-12-28 2010-12-23 变压器以及变压系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009298177A JP5010672B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 変圧器および変圧システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011138941A JP2011138941A (ja) 2011-07-14
JP5010672B2 true JP5010672B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=44296100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009298177A Active JP5010672B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 変圧器および変圧システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5010672B2 (ja)
CN (1) CN102136351B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108987100A (zh) * 2018-06-22 2018-12-11 小原(南京)机电有限公司 整流变压器输入端双饼式线圈绕制方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07226324A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Kandenko Co Ltd 変圧器
JPH08203758A (ja) * 1995-01-25 1996-08-09 Makoto Yamamoto 高圧変電設備
JPH11135344A (ja) * 1997-10-27 1999-05-21 Totoku Electric Co Ltd 小型トランス
JPH11144980A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Nissin Electric Co Ltd リアクトル
JPH11340071A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Sumitomo Electric Ind Ltd コイルの巻線方法とその装置
US6268786B1 (en) * 1998-11-30 2001-07-31 Harrie R. Buswell Shielded wire core inductive devices

Also Published As

Publication number Publication date
CN102136351B (zh) 2013-06-19
CN102136351A (zh) 2011-07-27
JP2011138941A (ja) 2011-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4997330B2 (ja) 多相変圧器および変圧システム
CN109994300B (zh) 电感器
JP2012099739A (ja) コアセグメント、環状コイルコア及び環状コイル
EP2787515B1 (en) Inductor gap spacer
JP5399317B2 (ja) リアクトル
KR100299893B1 (ko) 트랜스
JP6631722B2 (ja) インダクタ
JP5010672B2 (ja) 変圧器および変圧システム
JP7029920B2 (ja) 変圧器
CN216389010U (zh) 高频立绕电感器
JP7244708B2 (ja) コイル素子
US20190057807A1 (en) Electromagnetic induction device and method for manufacturing same
JP6060206B2 (ja) 環状コイル
JP6539024B2 (ja) コイル、及びコイル部品
WO2006070357A2 (en) Inductive electro-communication component core from ferro-magnetic wire
JPS59218714A (ja) 高周波電力回路用電磁機器
KR101220110B1 (ko) 비정질 마그네틱 코어를 이용한 고출력 펄스 전압 발생 장치 및 비정질 마그네틱 코어의 제조 방법
JP2013197570A (ja) 複合磁心、リアクトルおよび電源装置
JP5140064B2 (ja) リアクトル
JP2001257120A (ja) 多連筒状チョークコイル。
JP2002231535A (ja) 大電流用コイル。
JP3079446U (ja) 大電流用コイル。
JP2012060194A (ja) 多相変圧器および変圧システム
JP2019149535A (ja) インダクタ
CN114613576A (zh) 一种高频变压器和电感的磁集成元件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5010672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3