JPH07226324A - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPH07226324A JPH07226324A JP6017400A JP1740094A JPH07226324A JP H07226324 A JPH07226324 A JP H07226324A JP 6017400 A JP6017400 A JP 6017400A JP 1740094 A JP1740094 A JP 1740094A JP H07226324 A JPH07226324 A JP H07226324A
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- JP
- Japan
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- transformer
- winding
- core
- coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化して、電気機器内への組込みを可能に
する。 【構成】 複数のタップを有し、かつ、両端が1次側電
源に接続される単一のコイル12を備えた変圧器におい
て、両端が同じ方向を向くように折曲された多数のケイ
素鋼線を一端を中心に放射状の配置してカットコア28
A、28Bを形成し、形成したカットコア28A、28
Bを2つ対向させて内部にコイル収納空間を備えた鉄心
14を形成し、このコイル収納空間にコイル12を巻回
して配置する。これにより、占積率(変圧器を囲むこと
のできる最小の直方体の体積に対する変圧器の体積の占
める割合)を向上させる。
する。 【構成】 複数のタップを有し、かつ、両端が1次側電
源に接続される単一のコイル12を備えた変圧器におい
て、両端が同じ方向を向くように折曲された多数のケイ
素鋼線を一端を中心に放射状の配置してカットコア28
A、28Bを形成し、形成したカットコア28A、28
Bを2つ対向させて内部にコイル収納空間を備えた鉄心
14を形成し、このコイル収納空間にコイル12を巻回
して配置する。これにより、占積率(変圧器を囲むこと
のできる最小の直方体の体積に対する変圧器の体積の占
める割合)を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源装置に係り、特に
家庭で使用される電気機器等の他の機器内に組込むのに
好適な小型の変圧器に関する。
家庭で使用される電気機器等の他の機器内に組込むのに
好適な小型の変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器内に用いられる変圧器は、磁気
回路を構成する鉄心と電気回路を構成する巻線とを備え
ており、従来の変圧器は、例えば図7に示すように、渦
電流損を防止するために断面形状が略ドーナツ状の薄い
ケイ素鋼板を多数重ねた成層鉄心4に巻線6を巻いた構
造となっている。
回路を構成する鉄心と電気回路を構成する巻線とを備え
ており、従来の変圧器は、例えば図7に示すように、渦
電流損を防止するために断面形状が略ドーナツ状の薄い
ケイ素鋼板を多数重ねた成層鉄心4に巻線6を巻いた構
造となっている。
【0003】しかし、このような変圧器では構造上発生
する凹凸によって占積率(変圧器2を囲むことのできる
最小の直方体の体積に対する変圧器2の体積の占める割
合)が小さくなるため、変圧器2の容量と比較してかな
りの収納スペースが必要となる。また、巻線6が露出し
ているため、外部からの電磁ノイズを遮断するための金
属ケースに変圧器2を収納して、金属ケースと共に電気
機器内へ組込む必要があり、さらに大きな収納スペース
が必要であった。
する凹凸によって占積率(変圧器2を囲むことのできる
最小の直方体の体積に対する変圧器2の体積の占める割
合)が小さくなるため、変圧器2の容量と比較してかな
りの収納スペースが必要となる。また、巻線6が露出し
ているため、外部からの電磁ノイズを遮断するための金
属ケースに変圧器2を収納して、金属ケースと共に電気
機器内へ組込む必要があり、さらに大きな収納スペース
が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、電気機器内に組込むのに好適な小型の変圧器を提
供することを目的とする。
慮し、電気機器内に組込むのに好適な小型の変圧器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、両端が同じ方向を向くように折
曲された多数の鋼線を、一端を中心に放射状に配置して
カットコアを形成し、形成したカットコアを2つ対向さ
せて内部に巻線収納空間を備えた鉄心を形成し、前記巻
線収納空間に巻線を巻回して配置したことを特徴とす
る。
請求項1記載の発明は、両端が同じ方向を向くように折
曲された多数の鋼線を、一端を中心に放射状に配置して
カットコアを形成し、形成したカットコアを2つ対向さ
せて内部に巻線収納空間を備えた鉄心を形成し、前記巻
線収納空間に巻線を巻回して配置したことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、複数のタッ
プを有し、かつ、両端が1次側電源に接続される単一の
巻線を備えた変圧器において、両端が折曲された略コの
字形の絶縁を施された多数の鋼線を、一端が同一円上に
位置するように放射状に配置して、開口端を有する略円
筒状のカットコアを形成し、形成したカットコアを2つ
対向させて内部に略ドーナツ状の巻線収納空間を備えた
鉄心を形成し、前記巻線収納空間に複数のタップを有す
る略ドーナツ状の絶縁を施された銅線で形成された前記
巻線を巻回して配置したことを特徴とする。
プを有し、かつ、両端が1次側電源に接続される単一の
巻線を備えた変圧器において、両端が折曲された略コの
字形の絶縁を施された多数の鋼線を、一端が同一円上に
位置するように放射状に配置して、開口端を有する略円
筒状のカットコアを形成し、形成したカットコアを2つ
対向させて内部に略ドーナツ状の巻線収納空間を備えた
鉄心を形成し、前記巻線収納空間に複数のタップを有す
る略ドーナツ状の絶縁を施された銅線で形成された前記
巻線を巻回して配置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明は、両端が同じ方向を向く
ように折曲された多数の鋼線を、一端を中心に放射状に
配置してカットコアを形成し、形成したカットコアを2
つ対向させて内部に巻線収納空間を備えた鉄心を形成
し、前記巻線収納空間に巻線を巻回して配置しており、
巻線を隙間なく鉄心で取り囲んでいるため、占積率を向
上させることができる。
ように折曲された多数の鋼線を、一端を中心に放射状に
配置してカットコアを形成し、形成したカットコアを2
つ対向させて内部に巻線収納空間を備えた鉄心を形成
し、前記巻線収納空間に巻線を巻回して配置しており、
巻線を隙間なく鉄心で取り囲んでいるため、占積率を向
上させることができる。
【0008】同様に、請求項2記載の発明は、両端が折
曲された略コの字形の絶縁を施された多数の鋼線を、一
端が同一円上に位置するように放射状に配置して、開口
端を有する略円筒状のカットコアを形成し、形成したカ
ットコアを2つ対向させて内部に略ドーナツ状の巻線収
納空間を備えた鉄心を形成し、前記巻線収納空間に複数
のタップを有する略ドーナツ状の絶縁を施された銅線で
形成された前記巻線を巻回して配置しており、巻線を隙
間なく鉄心で取り囲んでいるため、占積率を向上させる
ことができる。
曲された略コの字形の絶縁を施された多数の鋼線を、一
端が同一円上に位置するように放射状に配置して、開口
端を有する略円筒状のカットコアを形成し、形成したカ
ットコアを2つ対向させて内部に略ドーナツ状の巻線収
納空間を備えた鉄心を形成し、前記巻線収納空間に複数
のタップを有する略ドーナツ状の絶縁を施された銅線で
形成された前記巻線を巻回して配置しており、巻線を隙
間なく鉄心で取り囲んでいるため、占積率を向上させる
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1には、本発明の実施例に係る変圧器1
0が示されている。この変圧器10は、略ドーナツ状の
コイル12(図2参照)と、多数の鋼線で形成され、コ
イル12が巻回されている小径の円筒状の鉄心脚14D
とこの鉄心脚14Dを連絡する大径の略円筒状の継鉄1
4Iで形成された鉄心14とを備えている(図2参
照)。ここで、コイルに使用される金属としては、銅、
アルミ、銀等が挙げられ、コストが比較的安価で、導電
率も高いことから銅を用いることが好ましく、特に、導
電率が高く、比較的柔らかいため取扱が容易であること
から軟銅線を用いることが好ましい。また、鉄心に使用
される鋼線としては、軟鋼線、ケイ素鋼線等が挙げら
れ、磁気的性質がよいこと、エージングが少ないこと等
からケイ素鋼線を使用することが好ましい。軟銅線及び
鋼線は絶縁されていることが好ましく、使用される絶縁
としては、エナメル等の油性ワニス、ブチルゴム、シリ
コンゴム、天然ゴム等のゴム、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン等の熱可塑性プラスチック、架橋ポリエチレン等
の熱硬化性プラスチック、マイカ等の無機材料、フッ素
樹脂、紙、綿糸、絹糸が挙げられ、被覆厚を薄くできる
ことから、エナメルを使用することが好ましい。
0が示されている。この変圧器10は、略ドーナツ状の
コイル12(図2参照)と、多数の鋼線で形成され、コ
イル12が巻回されている小径の円筒状の鉄心脚14D
とこの鉄心脚14Dを連絡する大径の略円筒状の継鉄1
4Iで形成された鉄心14とを備えている(図2参
照)。ここで、コイルに使用される金属としては、銅、
アルミ、銀等が挙げられ、コストが比較的安価で、導電
率も高いことから銅を用いることが好ましく、特に、導
電率が高く、比較的柔らかいため取扱が容易であること
から軟銅線を用いることが好ましい。また、鉄心に使用
される鋼線としては、軟鋼線、ケイ素鋼線等が挙げら
れ、磁気的性質がよいこと、エージングが少ないこと等
からケイ素鋼線を使用することが好ましい。軟銅線及び
鋼線は絶縁されていることが好ましく、使用される絶縁
としては、エナメル等の油性ワニス、ブチルゴム、シリ
コンゴム、天然ゴム等のゴム、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン等の熱可塑性プラスチック、架橋ポリエチレン等
の熱硬化性プラスチック、マイカ等の無機材料、フッ素
樹脂、紙、綿糸、絹糸が挙げられ、被覆厚を薄くできる
ことから、エナメルを使用することが好ましい。
【0011】この変圧器10の製造方法について述べる
と、図3に示すように、まず、複数の直線状の鋼線16
を、回転軸20を中心に上方から見た形状が略ドーナツ
状になるように集合する。集合された鋼線16は上端が
開口している略円筒状の固定部材22によって、その下
端が固定されている。次に、図4に示すように、回転軸
20を図示しないアクチュエータによって矢印A方向に
回転させると、鋼線16は遠心力によって回転軸20を
中心に放射状に広がる。この状態で、下端が開放端であ
り、中央の開口26Aに向かって窪んでいる略ドーナツ
状の上面26Bを有する下部折曲部材26を、開口26
Aの周縁部が固定部材22の上端22Aと略同一平面上
に位置するように上方(反矢印X方向)に移動させ、か
つ、下端が開放端であり、上面24Aが下部折曲部材2
6の上面26Bよりも大径の略円筒状の上部折曲部材2
4を、下方(矢印X方向)に移動させて、図5に示すよ
うに、上部折曲部材24と下部折曲部材26とで鋼線1
6を挟み込んで、鋼線16の固定されている側の端部と
は反対側の端部を折曲する。以上の動作を繰り返して、
図6に示すように、1組のカットコア28A、28Bを
製造する。これらのカットコア28A、28Bはそれぞ
れ上方から見た形状が略ドーナツ状で、カットコア28
A、28Bを接続した場合にコイル12を収納するコイ
ル収納空間32を形成する空間30A、30Bを有して
いる。一方のカットコア28Bの空間30B内にコイル
収納空間32と略同一の容積を有し、かつ予め巻回され
たコイル12を配置する。このコイル12にはコイル1
2の巻始めから巻終わりまでを240V(低圧配電系統
を240V/415V3相4線式とした場合の対地電圧
に相当)として、101V、202V、230Vの電圧
が得られる所定の位置にタップ18が設けられている。
最後に、空間30A、30Bが互いに向き合うようにカ
ットコア28A、28Bを接着剤等で接着して鉄心14
を形成すれば変圧器10が完成する(図1参照)。図2
は図1のI−I線断面図であり、鋼線16は中心に向か
う程密集するため、中心に向かう程鉄心14の厚みが増
している。上記の製造方法は遠心力を使用しており、生
産工程の合理化、自動化を図ることができる。
と、図3に示すように、まず、複数の直線状の鋼線16
を、回転軸20を中心に上方から見た形状が略ドーナツ
状になるように集合する。集合された鋼線16は上端が
開口している略円筒状の固定部材22によって、その下
端が固定されている。次に、図4に示すように、回転軸
20を図示しないアクチュエータによって矢印A方向に
回転させると、鋼線16は遠心力によって回転軸20を
中心に放射状に広がる。この状態で、下端が開放端であ
り、中央の開口26Aに向かって窪んでいる略ドーナツ
状の上面26Bを有する下部折曲部材26を、開口26
Aの周縁部が固定部材22の上端22Aと略同一平面上
に位置するように上方(反矢印X方向)に移動させ、か
つ、下端が開放端であり、上面24Aが下部折曲部材2
6の上面26Bよりも大径の略円筒状の上部折曲部材2
4を、下方(矢印X方向)に移動させて、図5に示すよ
うに、上部折曲部材24と下部折曲部材26とで鋼線1
6を挟み込んで、鋼線16の固定されている側の端部と
は反対側の端部を折曲する。以上の動作を繰り返して、
図6に示すように、1組のカットコア28A、28Bを
製造する。これらのカットコア28A、28Bはそれぞ
れ上方から見た形状が略ドーナツ状で、カットコア28
A、28Bを接続した場合にコイル12を収納するコイ
ル収納空間32を形成する空間30A、30Bを有して
いる。一方のカットコア28Bの空間30B内にコイル
収納空間32と略同一の容積を有し、かつ予め巻回され
たコイル12を配置する。このコイル12にはコイル1
2の巻始めから巻終わりまでを240V(低圧配電系統
を240V/415V3相4線式とした場合の対地電圧
に相当)として、101V、202V、230Vの電圧
が得られる所定の位置にタップ18が設けられている。
最後に、空間30A、30Bが互いに向き合うようにカ
ットコア28A、28Bを接着剤等で接着して鉄心14
を形成すれば変圧器10が完成する(図1参照)。図2
は図1のI−I線断面図であり、鋼線16は中心に向か
う程密集するため、中心に向かう程鉄心14の厚みが増
している。上記の製造方法は遠心力を使用しており、生
産工程の合理化、自動化を図ることができる。
【0012】このように製造された変圧器10は、鉄心
14内に形成されたコイル収納空間32にコイル12を
配置しており、コイル12を隙間なく鉄心14で取り囲
んでいるため、占積率(変圧器10を囲むことのできる
最小の直方体の体積に対する変圧器10の体積の占める
割合)を向上させることができる。従って変圧器10の
収納スペースを低減することができる。また、コイル1
2が鉄心内に収納されて露出していないため、外部から
の電磁ノイズを遮断するための金属ケースが不要とな
り、これによっても変圧器10の収納スペースの低減を
図ることができる。
14内に形成されたコイル収納空間32にコイル12を
配置しており、コイル12を隙間なく鉄心14で取り囲
んでいるため、占積率(変圧器10を囲むことのできる
最小の直方体の体積に対する変圧器10の体積の占める
割合)を向上させることができる。従って変圧器10の
収納スペースを低減することができる。また、コイル1
2が鉄心内に収納されて露出していないため、外部から
の電磁ノイズを遮断するための金属ケースが不要とな
り、これによっても変圧器10の収納スペースの低減を
図ることができる。
【0013】また、鉄心脚14Dは、うず電流と直角方
向に配列された多数の鋼線によって形成されており、こ
の鋼線は従来の変圧器に使用されている成層鉄心を形成
するケイ素鋼板に比べて断面積が小さく、1本ずつ絶縁
することが可能であるため、本実施例の鉄心14は成層
鉄心よりもうず電流損を低減することができる。
向に配列された多数の鋼線によって形成されており、こ
の鋼線は従来の変圧器に使用されている成層鉄心を形成
するケイ素鋼板に比べて断面積が小さく、1本ずつ絶縁
することが可能であるため、本実施例の鉄心14は成層
鉄心よりもうず電流損を低減することができる。
【0014】さらに、本実施例の鉄心14は、鉄心脚1
4Dから継鉄14I(図2参照)が放射状に形成されて
いて、継鉄14Iの形成されている方向と磁束の方向と
が一致するため、漏れ磁束が少なく、効率が良いという
効果も有している。
4Dから継鉄14I(図2参照)が放射状に形成されて
いて、継鉄14Iの形成されている方向と磁束の方向と
が一致するため、漏れ磁束が少なく、効率が良いという
効果も有している。
【0015】上記実施例では、単巻変圧器を例にとって
説明しているが、コイル収納空間32内に2以上のコイ
ルを絶縁した状態で配置して、本発明を2次コイル、3
次コイル等を備えた変圧器に適用できることはいうまで
もない。なお、従来の単巻変圧器は2次コイル、3次コ
イルを備えた変圧器よりも占積率が低いため、本発明を
2次コイル等を有する変圧器に適用した場合よりも、本
発明を単巻変圧器に適用した場合の方が占積率を向上さ
せることができる。
説明しているが、コイル収納空間32内に2以上のコイ
ルを絶縁した状態で配置して、本発明を2次コイル、3
次コイル等を備えた変圧器に適用できることはいうまで
もない。なお、従来の単巻変圧器は2次コイル、3次コ
イルを備えた変圧器よりも占積率が低いため、本発明を
2次コイル等を有する変圧器に適用した場合よりも、本
発明を単巻変圧器に適用した場合の方が占積率を向上さ
せることができる。
【0016】また、上記実施例では、略円筒状の変圧器
を例にとって説明しているが、変圧器の形状は円筒状の
他、略方形状等の他の形状でもよい。本実施例に係る変
圧器の形状を略円筒状とした場合には、略同一の長さの
鋼線からカットコアを製造することができるため、変圧
器の形状を方形状とした場合等に比べ、容易に製造する
ことができるという効果を有している。
を例にとって説明しているが、変圧器の形状は円筒状の
他、略方形状等の他の形状でもよい。本実施例に係る変
圧器の形状を略円筒状とした場合には、略同一の長さの
鋼線からカットコアを製造することができるため、変圧
器の形状を方形状とした場合等に比べ、容易に製造する
ことができるという効果を有している。
【0017】さらに、上記実施例では、中央に製造の際
の回転軸の挿入により形成された孔を有する変圧器が示
されているが、中央に孔を有しない変圧器としてもよ
い。なお中央に孔を有する変圧器の場合には、分電盤等
の電気機器内へ取付けの際にボルト等を挿入することが
でき、さらに空間を有効に利用することができる。
の回転軸の挿入により形成された孔を有する変圧器が示
されているが、中央に孔を有しない変圧器としてもよ
い。なお中央に孔を有する変圧器の場合には、分電盤等
の電気機器内へ取付けの際にボルト等を挿入することが
でき、さらに空間を有効に利用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記構成としたため、電気機器
内に組込むのに好適な小型の変圧器を得ることができる
という優れた効果を有する。
内に組込むのに好適な小型の変圧器を得ることができる
という優れた効果を有する。
【図1】本実施例に係る変圧器の斜視図である。
【図2】図1の変圧器のI−I線断面図である。
【図3】本実施例に係る変圧器の製造途中の状態を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図4】本実施例に係る変圧器の製造途中の状態を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図5】本実施例に係る変圧器の製造途中の状態を示し
た断面図である。
た断面図である。
【図6】本実施例に係る変圧器の製造途中の状態を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図7】従来の変圧器を示す斜視図である。
10 変圧器 12 コイル 14 鉄心 18 タップ 32 コイル収納空間
Claims (2)
- 【請求項1】 両端が同じ方向を向くように折曲された
多数の鋼線を、一端を中心に放射状に配置してカットコ
アを形成し、形成したカットコアを2つ対向させて内部
に巻線収納空間を備えた鉄心を形成し、前記巻線収納空
間に巻線を巻回して配置したことを特徴とする変圧器。 - 【請求項2】 複数のタップを有し、かつ、両端が1次
側電源に接続される単一の巻線を備えた変圧器におい
て、 両端が折曲された略コの字形の絶縁を施された多数の鋼
線を、一端が同一円上に位置するように放射状に配置し
て、開口端を有する略円筒状のカットコアを形成し、形
成したカットコアを2つ対向させて内部に略ドーナツ状
の巻線収納空間を備えた鉄心を形成し、前記巻線収納空
間に複数のタップを有する略ドーナツ状の絶縁を施され
た銅線で形成された前記巻線を巻回して配置したことを
特徴とする変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6017400A JPH07226324A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6017400A JPH07226324A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07226324A true JPH07226324A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11942951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6017400A Pending JPH07226324A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07226324A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003506855A (ja) * | 1998-11-30 | 2003-02-18 | アール. バスウェル,ハリー, | ワイヤコア誘導デバイス |
JP2003518764A (ja) * | 1999-12-28 | 2003-06-10 | アール. バスウエル,ハリー | ワイヤ・コア誘導装置を用いる電力変換システム |
JP2008227526A (ja) * | 2001-01-23 | 2008-09-25 | Harrie R Buswell | トロイダル誘導装置とその製造方法 |
JP2011138941A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Kobe Steel Ltd | 変圧器および変圧システム |
WO2012093419A1 (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-12 | 三菱電機株式会社 | コア、コイルおよびトランス |
CN102893347A (zh) * | 2010-05-18 | 2013-01-23 | 株式会社神户制钢所 | 电抗器 |
CN113539646A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-10-22 | 浙江科升电力设备有限公司 | 一种高效低能耗变压器 |
-
1994
- 1994-02-14 JP JP6017400A patent/JPH07226324A/ja active Pending
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