JPH0737291Y2 - 変圧器円筒巻線 - Google Patents

変圧器円筒巻線

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JPH0737291Y2
JPH0737291Y2 JP1988087341U JP8734188U JPH0737291Y2 JP H0737291 Y2 JPH0737291 Y2 JP H0737291Y2 JP 1988087341 U JP1988087341 U JP 1988087341U JP 8734188 U JP8734188 U JP 8734188U JP H0737291 Y2 JPH0737291 Y2 JP H0737291Y2
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JP
Japan
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diameter side
duct piece
outer diameter
side duct
inner diameter
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JP1988087341U
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JPH029417U (ja
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和夫 斎藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は変圧器に使用される円筒巻線、特に円筒巻線
を構成るす基本コイルである円筒コイルの外径に冷却ダ
クトが設けられてなる円筒巻線に関する。
〔従来の技術〕
第4図は従来の円筒巻線100の側断面図、第5図は同じ
く平断面図で、内径側から、絶縁筒4とこの絶縁筒4に
周方向に所定の等配数に配置された内径側ダクトピース
31が接着されており、この内径側ダクトピース31に円筒
コイル11が巻回されており、更にこの円筒コイル11の外
径側に外径側ダクトピース21が内径側ダクトピースと同
じ周方向位置に配置されて設けられている。
円筒巻線100は図示しない鉄心に挿入して変圧器の中身
として組立られてから締付力を与えて巻線としての機械
的強度を向上させるという手段がとられるが、このとき
に円筒コイル11は軸方向に圧縮力を受けて軸方向の寸法
が短縮することになりこのとき内・外径側ダクトピース
21,31との間の接触部でずれが生ずるので、内・外径側
ダクトピース21,31と円筒巻線11との接触部は摩擦抵抗
はあるにしても接着剤などで接着することにより互いの
位置を固定するということはできない。
内径側ダクトピース31は絶縁筒4に接着されているの
で、位置がずれることはないが外径側ダクトピース21は
円筒コイル11に接着されないので、その位置を固定する
ために外周に絶縁テープ5を複数回軸方向に適当に分散
させて接着剤で接着しながら巻回する構成がとられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のように外径側ダクトピース21の位置固定のために
絶縁テープ5をその外径側に糊づけしながら巻回するの
であるが、その際、絶縁テープ5を巻回する前にあらか
じめゴムバンドで両端を巻いて外径側ダクトピースの位
置を臨時に固定し、その後絶縁テープ5を巻回していく
ことになる。絶縁テープ5の巻回の際には、絶縁テープ
5が外径側ダクトピース21によく密着するようにまた外
径側ダクトピースが円筒コイル11に押しつけられること
により外径側ダクトピース21の位置が安定して保持され
るよう絶縁テープ5に張力をかける。しかし、この張力
のために外径側ダクトピースの位置が少しずつずれてい
く場合があり、このようなずれを極力修正しながら絶縁
テープ5を巻回するのであるが、修正しきれなくて外径
側ダクトピース21が斜めになったり、周方向の間隔が不
均一になったりすることがある。このように外径側ダク
トピース21が正規の配置からずれると円筒コイル11の外
径側での冷却媒体である絶縁油の流れが悪くなって冷却
効果が低下したり、短絡電流によって巻線に発生する電
磁力に対して外径側ダクトピース21の円筒巻線100の機
械的強度確保のための機能が劣り短絡強度が低下するな
どの問題が生ずる。
この考案は、外径側ダクトピースを正規の位置に確実に
保持し冷却効果や短絡強度などの特性の低下のない円筒
巻線を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この考案によれば、絶縁被
覆されたコイル導体を軸方向に重ねて巻回し円筒状に成
形してなる少なくとも1層の円筒コイルと、この円筒コ
イルの内径側表面の周方向に等間隔に配置された内径側
ダクトピースと、前記円筒コイルの外径側表面に前記内
径側ダクトピースと同じ位置に配置された外径側ダクト
ピースとでなる円筒巻線において、前記内径側ダクトピ
ースの軸方向の少なくとも2箇所に内径側に切欠部を設
け、前記外径側ダクトピースの前記内径側ダクトピース
の切欠部と同じ軸方向位置の外径側に切欠部を設け、前
記内径側ダクトピースの切欠部と前記外径側ダクトピー
スの切欠部とを前記円筒コイルの導体間を通した紐で縛
ってなるものとする。
〔作用〕
この考案の構成において、内径側ダクトピースの軸方向
の少なくとも2箇所の内径側に切欠部を設け、この切欠
部と同じ軸方向位置の外径側ダクトピースの外径側にも
切欠部を設け、前記内径側ダクトピースの切欠部と前記
外径側ダクトピースの切欠部とを前記円筒コイルの導体
間を通した紐で縛って外径側ダクトピースの周方向位置
を固定する。
〔実施例〕
以下この考案を実施例に基づいて説明する。第1図はこ
の考案の実施例を示す側断面図で、円筒巻線101を構成
する絶縁筒4、絶縁テープ5は第4図の従来技術と同じ
である。この図で円筒コイル12の軸方向の2箇所におい
て、円筒コイル12を構成する導体の間の隙間を通した紐
61で内径側ダクトピース32に外径側ダクトピース22を固
定している。
第2図はこの考案の実施例を示す要部側断面図、第3図
は同じく第2図のA−Aから見た要部平断面図であり、
紐61を使用して外径側ダクトピース22を内径側ダクトピ
ース32と同じ周方向位置に固定する構成を図示してお
り、内径側ダクトピース32は絶縁筒4に内径側が接着さ
れている点は従来技術と同様であるが、内径側に切欠部
321を設けており、同じく外径側ダクトピース22の外径
側に切欠部221を設け、これら2つの切欠部221,321に渡
って紐61を巻きつけて内径側ダクトピース32に外径側ダ
クトピース22を固定する。
紐61は円筒コイル12の導体の間の隙間を通って内径側と
外径側とをつなげるが、紐61は細くてよいので、円筒コ
イル12の軸方向長さ寸法を増加させる程度は実際的には
無視してよい程度であり、また、紐61を通した導体間の
隙間も、導体を被覆している絶縁紙の圧縮によって吸収
できる程度であるので、円筒コイル12は実質的には第4
図の円筒コイル11と同じとしてよい。紐61の軸方向の配
置位置は第1図では2箇所としているが、円筒コイルの
軸方向長さや外径側ダクトピース22の断面寸法などによ
り紐61を設ける箇所の数は決定されるものであり、第1
図の2箇所とするのは最小の配置数の場合である。比較
的大容量の変圧器では巻線の軸方向長さが1m以上となる
が、このような円筒巻線の場合には4,5箇所にするのが
普通である。
〔考案の効果〕
この考案は前述のように、内径側ダクトピースの内径側
と外径側ダクトピースの外径側とにそれぞれ切欠部を設
けて、これら切欠部を紐で縛ることにより外径側ダクト
ピースを内径側ダクトピースの周方向の位置に合わせて
固定する構成とし、この構成により外径側ダクトピース
の周方向位置を固定した上で外周に絶縁テープを軸方向
に適当に分散させて数回巻回して最終的に外径側ダクト
ピースの位置を固定することにより、絶縁テープを巻回
する際の張力によって外径側ダクトピースの位置が少し
ずつ移動し、隣接ダクトピース間の間隔が不揃いになっ
たり平行でなくなったりするために冷却効果や短絡時の
機械的強度などの低下を来すことはなくなり、その結
果、変圧器として信頼性の向上が期待できることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の実施例を示す側断面図、第2図は同
じく要部側断面図、第3図は同じく第2図のA−Aから
見た要部平断面図、第4図は従来技術を示す側断面図、
第5図は同じく平断面図である。 11,12…円筒コイル、22…外径側ダクトピース、31,32…
内径側ダクトピース、61…紐。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁被覆されたコイル導体を軸方向に重ね
    て巻回し円筒状に成形してなる少なくとも1層の円筒コ
    イルと、この円筒コイルの内径側表面の周方向に等間隔
    に配置された内径側ダクトピースと、前記円筒コイルの
    外径側表面に前記内径側ダクトピースと同じ位置に配置
    された外径側ダクトピースとでなる円筒巻線において、
    前記内径側ダクトピースの軸方向の少なくとも2箇所に
    内径側に切欠部を設け、前記外径側ダクトピースの前記
    内径側ダクトピースの切欠部と同じ軸方向位置の外径側
    に切欠部を設け、前記内径側ダクトピースの切欠部と前
    記外径側ダクトピースの切欠部とを前記円筒コイルの導
    体間を通した紐で縛ってなることを特徴とする変圧器円
    筒巻線。
JP1988087341U 1988-06-30 1988-06-30 変圧器円筒巻線 Expired - Lifetime JPH0737291Y2 (ja)

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JP1988087341U JPH0737291Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 変圧器円筒巻線

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Publication Number Publication Date
JPH029417U JPH029417U (ja) 1990-01-22
JPH0737291Y2 true JPH0737291Y2 (ja) 1995-08-23

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ID=31311957

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JP1988087341U Expired - Lifetime JPH0737291Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 変圧器円筒巻線

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0682580B2 (ja) * 1984-06-25 1994-10-19 三菱電機株式会社 静止誘導機器
JPS62211907A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Toshiba Corp 二層ヘリカル巻線

Also Published As

Publication number Publication date
JPH029417U (ja) 1990-01-22

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