JPH0712008B2 - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPH0712008B2 JPH0712008B2 JP62130536A JP13053687A JPH0712008B2 JP H0712008 B2 JPH0712008 B2 JP H0712008B2 JP 62130536 A JP62130536 A JP 62130536A JP 13053687 A JP13053687 A JP 13053687A JP H0712008 B2 JPH0712008 B2 JP H0712008B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- magnetic flux
- superconducting
- magnetic
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は小型,軽量化が可能で、高効率で、形状加工の
極めて容易な変圧器に関するものである。
極めて容易な変圧器に関するものである。
従来の技術 従来の変圧器は、第3図に示すように、鉄などの磁性体
6の一方の側に、コイル2を巻きつけ、他方の端にもう
一つのコイル2′を巻きつけた構造となっている。一方
の側のコイルに電流を流し、それによって生じた、磁束
4は、磁性体6に導かれて、他方の側のコイル2′の中
に入り、そのコイルに誘導電流を生ずる。コイルの巻数
をそれぞれ変えておくことにより、この巻数比に応じた
電圧変換を行うものである。磁性体6を用いる理由は、
これにより、コイルに生じた磁束を、この中にできるだ
け捕獲し、変換効率を上げるためである。しかし実際に
は、磁性体6の周辺に多くの磁束が漏れるため、効率を
上げるには限界がある。また磁性体を多くするほど磁束
の有効利用率は高くなるが、重量が増し、実用的でな
い。また磁性体の長さを長くすればするほど、漏れ磁束
が増し、効率が低下するため、長くするなどいろいろの
形状加工は困難である。
6の一方の側に、コイル2を巻きつけ、他方の端にもう
一つのコイル2′を巻きつけた構造となっている。一方
の側のコイルに電流を流し、それによって生じた、磁束
4は、磁性体6に導かれて、他方の側のコイル2′の中
に入り、そのコイルに誘導電流を生ずる。コイルの巻数
をそれぞれ変えておくことにより、この巻数比に応じた
電圧変換を行うものである。磁性体6を用いる理由は、
これにより、コイルに生じた磁束を、この中にできるだ
け捕獲し、変換効率を上げるためである。しかし実際に
は、磁性体6の周辺に多くの磁束が漏れるため、効率を
上げるには限界がある。また磁性体を多くするほど磁束
の有効利用率は高くなるが、重量が増し、実用的でな
い。また磁性体の長さを長くすればするほど、漏れ磁束
が増し、効率が低下するため、長くするなどいろいろの
形状加工は困難である。
発明が解決しようとする問題点 本発明はかかる点に鑑みなされたもので、小型,軽量化
が可能で、高効率で、形状加工の極めて容易な変圧器を
提供することを目的としている。
が可能で、高効率で、形状加工の極めて容易な変圧器を
提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、複数のコイル間の
磁気結合を、超電導管で行うようにしたものである。
磁気結合を、超電導管で行うようにしたものである。
作用 本発明は、複数のコイル間の磁気結合を、超電導管で行
うことにより、磁束漏洩なしに結合できるため、高効率
であり、超電導管を任意に変形できることから、形状加
工が極めて容易であり、中空管状であることから、小
型,軽量化が可能である。
うことにより、磁束漏洩なしに結合できるため、高効率
であり、超電導管を任意に変形できることから、形状加
工が極めて容易であり、中空管状であることから、小
型,軽量化が可能である。
実施例 (実施例1) 第1図は本発明の1実施例の構造を示したものである。
第1図において、1は磁性体、2は磁性体1に巻きつけ
られたコイル、2′はもう一方の側の磁性体に巻きつか
れたコイル、3は中空の超電導体よりなる超電導管であ
る。いま一方の側のコイル2に電流を流し、コイルのな
かに磁束4を生ずる。生じた磁束は、超電導管3の中に
導かれる。ところで、超電導体は、超電導状態において
は、完全反磁性である。すなわち超電導管の中に一旦導
かれた磁束は、もはや途中で超電導管から漏れることな
く、他方の側のコイル2′の中へ導かれる。これにより
他方のコイル2′の側に誘導電流を生じ、変圧器として
働く。
第1図において、1は磁性体、2は磁性体1に巻きつけ
られたコイル、2′はもう一方の側の磁性体に巻きつか
れたコイル、3は中空の超電導体よりなる超電導管であ
る。いま一方の側のコイル2に電流を流し、コイルのな
かに磁束4を生ずる。生じた磁束は、超電導管3の中に
導かれる。ところで、超電導体は、超電導状態において
は、完全反磁性である。すなわち超電導管の中に一旦導
かれた磁束は、もはや途中で超電導管から漏れることな
く、他方の側のコイル2′の中へ導かれる。これにより
他方のコイル2′の側に誘導電流を生じ、変圧器として
働く。
(実施例2) 第2図は、本発明の他の実施例の構造を示したものであ
る。第2図において、3は超電導管、2はその中に入れ
られた、一方のコイル、2′は他方のコイル、5はコイ
ル端子用の超電導管3に設けた端子孔である。超電導管
3と各コイル端子およびコイルは絶縁されている。いま
一方の側のコイル2に電流を流すと、コイルのなかに磁
束4を生ずる。生じた磁束は、超電導管3の中に導かれ
るが、超電導体は、超電導状態においては、完全反磁性
である。すなわち超電導管の中の磁束は、もはや途中で
超電導管からもれることなく、他方の側のコイル2′の
中へ導かれる。これにより他方のコイル2′の側に誘導
電流を生じ、変圧器として働く。
る。第2図において、3は超電導管、2はその中に入れ
られた、一方のコイル、2′は他方のコイル、5はコイ
ル端子用の超電導管3に設けた端子孔である。超電導管
3と各コイル端子およびコイルは絶縁されている。いま
一方の側のコイル2に電流を流すと、コイルのなかに磁
束4を生ずる。生じた磁束は、超電導管3の中に導かれ
るが、超電導体は、超電導状態においては、完全反磁性
である。すなわち超電導管の中の磁束は、もはや途中で
超電導管からもれることなく、他方の側のコイル2′の
中へ導かれる。これにより他方のコイル2′の側に誘導
電流を生じ、変圧器として働く。
以上述べた如く、本発明の方法によれば、一方の側のコ
イル内に生じた磁束は、超電導管の完全反磁性のため
に、途中で管から漏れることなく、他方の側のコイル中
に入り、誘導電流を生ずる。したがって複数のコイル間
の磁気結合を、効率良く行うことができる。
イル内に生じた磁束は、超電導管の完全反磁性のため
に、途中で管から漏れることなく、他方の側のコイル中
に入り、誘導電流を生ずる。したがって複数のコイル間
の磁気結合を、効率良く行うことができる。
また超電導管は中空状態で良いため、管の厚みを完全反
磁性の特性の失われない限界まで、原理的には、薄くす
ることができる。この厚みは、通常の超電導材料では、
1μm以下である。また管の内径を小さくすると磁束密
度が高まるが、管の内径は、完全反磁性特性の失われな
い磁束密度の限界まで、小さくできる。この磁束密度
は、通常の磁性体あるいは強磁性体で得られるものより
も、はるかに大きい。以上のことから、本発明の構造を
用いれば、小型軽量化が可能である。
磁性の特性の失われない限界まで、原理的には、薄くす
ることができる。この厚みは、通常の超電導材料では、
1μm以下である。また管の内径を小さくすると磁束密
度が高まるが、管の内径は、完全反磁性特性の失われな
い磁束密度の限界まで、小さくできる。この磁束密度
は、通常の磁性体あるいは強磁性体で得られるものより
も、はるかに大きい。以上のことから、本発明の構造を
用いれば、小型軽量化が可能である。
また超電導管の中から磁束が漏れないことから、超電導
管を非常に長くしても、効率は落ちないし、また途中で
曲げたりしても、やはり効率は変らない。したがって、
変圧器としての形状加工は,極めて容易である。
管を非常に長くしても、効率は落ちないし、また途中で
曲げたりしても、やはり効率は変らない。したがって、
変圧器としての形状加工は,極めて容易である。
実施例1では、磁性体をコイルの中に入れたが、これは
コイル中での、漏れ磁束を減らすのに有効である。しか
しこれがなくても、本発明の本質的な効果は得られるも
のである。
コイル中での、漏れ磁束を減らすのに有効である。しか
しこれがなくても、本発明の本質的な効果は得られるも
のである。
また実施例2では、コイルは空芯であるが、磁性体を入
れても良い。
れても良い。
本実施例では、コイルを一対しか用いなかったが、途中
に第3,第4等のコイルを、付加することもできる。
に第3,第4等のコイルを、付加することもできる。
発明の効果 以上述べた如く、本発明は、複数のコイル間の磁気結合
を超電導管を用いて行うことにより、小型,軽量化が可
能で、高効率で、形状加工の極めて容易な変圧器を得る
ことができるものである。
を超電導管を用いて行うことにより、小型,軽量化が可
能で、高効率で、形状加工の極めて容易な変圧器を得る
ことができるものである。
第1図は本発明の構造の一実施例の変圧器の正面図、第
2図は本発明の構造の他の実施例の変圧器の正面図、第
3図は、従来例の変圧器の正面図である。 1……磁性体、2……コイル、3……超電導管、4……
磁束、5……端子孔、6……磁性体。
2図は本発明の構造の他の実施例の変圧器の正面図、第
3図は、従来例の変圧器の正面図である。 1……磁性体、2……コイル、3……超電導管、4……
磁束、5……端子孔、6……磁性体。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のコイル間の磁気結合を超電導管を用
いて行うことを特徴とする変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62130536A JPH0712008B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62130536A JPH0712008B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63293905A JPS63293905A (ja) | 1988-11-30 |
JPH0712008B2 true JPH0712008B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=15036637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62130536A Expired - Lifetime JPH0712008B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712008B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002111273A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-12 | Railway Technical Res Inst | 磁気シールド変圧器 |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP62130536A patent/JPH0712008B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63293905A (ja) | 1988-11-30 |
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