JP2003115415A - 非接触給電装置 - Google Patents
非接触給電装置Info
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- JP2003115415A JP2003115415A JP2001308145A JP2001308145A JP2003115415A JP 2003115415 A JP2003115415 A JP 2003115415A JP 2001308145 A JP2001308145 A JP 2001308145A JP 2001308145 A JP2001308145 A JP 2001308145A JP 2003115415 A JP2003115415 A JP 2003115415A
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- contact power
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Abstract
(57)【要約】
【課題】非接触給電装置において、トランス1次側とト
ランス2次側間のギャップ幅が大きい場合でも高い結合
率を有し、かつ位置変動に対して極めて安定な特性をも
つ非接触給電用トランスを提供する。 【解決手段】トランスのコイルを重畳して巻き、重畳し
て巻いたコイルがギャップ部分からトランス外部に漏れ
る磁束を吸収し、結合率を向上する。さらに、トランス
のコア形状をCI型にして、トランス1次側とトランス
2次側間に位置変動が生じもトランス特性を安定させ
る。
ランス2次側間のギャップ幅が大きい場合でも高い結合
率を有し、かつ位置変動に対して極めて安定な特性をも
つ非接触給電用トランスを提供する。 【解決手段】トランスのコイルを重畳して巻き、重畳し
て巻いたコイルがギャップ部分からトランス外部に漏れ
る磁束を吸収し、結合率を向上する。さらに、トランス
のコア形状をCI型にして、トランス1次側とトランス
2次側間に位置変動が生じもトランス特性を安定させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触給電装置に
おける非接触給電用トランスに関する。
おける非接触給電用トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】非接触給電装置においては、充電装置か
ら給電トランスを介して電力を供給する。この場合の給
電トランスにおいて、トランス1次側、すなわち充電装
置側とトランス2次側、すなわち負荷側との間のギャッ
プ幅が大きい場合には、漏れ磁束が増大し、トランスの
結合率は低下する。ここで、結合率とは、トランスの1
次側−2次側間の磁気結合の度合いを示すものである。
結合率が低い場合、すなわち漏れ磁束が多い場合には、
誘導作用により周辺部品を発熱させる恐れがある上、電
磁ノイズとして周辺機器に悪影響を与える恐れがある。
ら給電トランスを介して電力を供給する。この場合の給
電トランスにおいて、トランス1次側、すなわち充電装
置側とトランス2次側、すなわち負荷側との間のギャッ
プ幅が大きい場合には、漏れ磁束が増大し、トランスの
結合率は低下する。ここで、結合率とは、トランスの1
次側−2次側間の磁気結合の度合いを示すものである。
結合率が低い場合、すなわち漏れ磁束が多い場合には、
誘導作用により周辺部品を発熱させる恐れがある上、電
磁ノイズとして周辺機器に悪影響を与える恐れがある。
【0003】図3は、一般的なU型コア、すなわち2つ
の脚部とそれらを結合する胴体部により構成される形状
のコアの胴体部にコイル巻線を施したトランスでの、2
次元断面の磁束分布の解析結果である。このトランスで
は、比較的大きなギャップ幅がある。またこの解析は、
無負荷の条件で1次側コイルに電圧を印加した場合の磁
束分布を解析している。さらに、磁束分布は、発生する
磁束の最大値と最小値を50分割したものを表記してい
る。これは以下に示す解析結果でも同様である。図3に
示すように、磁路長に対してギャップ幅が大きい場合に
は、トランス外部に漏れる磁束が極めて多い。
の脚部とそれらを結合する胴体部により構成される形状
のコアの胴体部にコイル巻線を施したトランスでの、2
次元断面の磁束分布の解析結果である。このトランスで
は、比較的大きなギャップ幅がある。またこの解析は、
無負荷の条件で1次側コイルに電圧を印加した場合の磁
束分布を解析している。さらに、磁束分布は、発生する
磁束の最大値と最小値を50分割したものを表記してい
る。これは以下に示す解析結果でも同様である。図3に
示すように、磁路長に対してギャップ幅が大きい場合に
は、トランス外部に漏れる磁束が極めて多い。
【0004】これを解決する方法として、特開平8−3
7121号公報には、U型トランスの脚部に巻線を配置
して、トランスの電源側と負荷側が装着した場合の磁気
結合を向上する方法を記載している。図4は、従来技術
の構造における磁束分布の解析結果であって、ギャップ
幅は図3と同じである。図4より、U型トランスの脚部
に巻線を配置することによって漏れ磁束が低減してい
る。
7121号公報には、U型トランスの脚部に巻線を配置
して、トランスの電源側と負荷側が装着した場合の磁気
結合を向上する方法を記載している。図4は、従来技術
の構造における磁束分布の解析結果であって、ギャップ
幅は図3と同じである。図4より、U型トランスの脚部
に巻線を配置することによって漏れ磁束が低減してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4より、従来技術の
方法によって漏れ磁束は減少しているものの、まだ少な
からず存在していることがわかる。このため、誘導作用
による発熱の問題や、電磁ノイズ等の悪影響の問題は解
決できない。しかも、上記のような損失が発生するた
め、システムの効率は低下し、電源や充電装置は大型化
する。
方法によって漏れ磁束は減少しているものの、まだ少な
からず存在していることがわかる。このため、誘導作用
による発熱の問題や、電磁ノイズ等の悪影響の問題は解
決できない。しかも、上記のような損失が発生するた
め、システムの効率は低下し、電源や充電装置は大型化
する。
【0006】また、従来技術の構成では、ギャップ幅の
方向にトランスの位置変動が生じた場合、トランスの特
性は著しく変動する。これは、トランスの特性が、ギャ
ップ幅の大きさに依存するためである。つまり、位置変
動によりギャップ幅が増大するほどトランスの漏れイン
ダクタンスは増大する。このようなトランス特性の変動
が生じると、非接触給電システムの制御は極めて困難に
なる。
方向にトランスの位置変動が生じた場合、トランスの特
性は著しく変動する。これは、トランスの特性が、ギャ
ップ幅の大きさに依存するためである。つまり、位置変
動によりギャップ幅が増大するほどトランスの漏れイン
ダクタンスは増大する。このようなトランス特性の変動
が生じると、非接触給電システムの制御は極めて困難に
なる。
【0007】本発明の目的は、非接触給電装置におい
て、トランス1次側とトランス2次側間のギャップ幅が
大きい場合でも高結合率を有し、かつ位置変動に対して
極めて安定な特性をもつ非接触給電用トランスを提供す
ることである。
て、トランス1次側とトランス2次側間のギャップ幅が
大きい場合でも高結合率を有し、かつ位置変動に対して
極めて安定な特性をもつ非接触給電用トランスを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、トランスのコイルを重畳して巻く構成にす
る。図5に、U型コアの端部に巻線を重畳して巻いた場
合の磁束分布の解析結果を示す。なお、図5のギャップ
幅は図3,図4の場合と同じにしている。図5より、重
畳して巻いたコイルはギャップ部分からトランス外部に
漏れる磁束を吸収していることがわかる。これにより、
漏れ磁束を低減することが可能になり、結合率を向上で
きる。
段として、トランスのコイルを重畳して巻く構成にす
る。図5に、U型コアの端部に巻線を重畳して巻いた場
合の磁束分布の解析結果を示す。なお、図5のギャップ
幅は図3,図4の場合と同じにしている。図5より、重
畳して巻いたコイルはギャップ部分からトランス外部に
漏れる磁束を吸収していることがわかる。これにより、
漏れ磁束を低減することが可能になり、結合率を向上で
きる。
【0009】さらに、トランスの形状をCI型にするこ
とにより、位置変動が生じた場合でもトランス特性を安
定させることが可能なトランスを実現できる。
とにより、位置変動が生じた場合でもトランス特性を安
定させることが可能なトランスを実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0011】(実施例1)図1は本発明の実施例のトラ
ンスの構成を説明する模式図であり、符号11は1次側
コイル、12は2次側コイル、21は1次側コア、22
は2次側コアを示す。また、図2は、図1を矢印の方向
から見た矢視図である。トランス1次側は、1次側コイ
ル11と1次側コア21とにより構成されており、トラ
ンス2次側は、2次側コイル12と、2次側コア22と
により構成されている。また、1次側コイル11と2次
側コイル12とは、それぞれのコイルの端部に位置し、
コイル巻線を重畳して巻いている。
ンスの構成を説明する模式図であり、符号11は1次側
コイル、12は2次側コイル、21は1次側コア、22
は2次側コアを示す。また、図2は、図1を矢印の方向
から見た矢視図である。トランス1次側は、1次側コイ
ル11と1次側コア21とにより構成されており、トラ
ンス2次側は、2次側コイル12と、2次側コア22と
により構成されている。また、1次側コイル11と2次
側コイル12とは、それぞれのコイルの端部に位置し、
コイル巻線を重畳して巻いている。
【0012】本実施例では、1次側コア21および2次
側コア22の形状が、それぞれアルファベットの
“I”,“C”に似ていることから以後CI型トランス
と呼ぶ。2次側コア22は、アルファベットの“C”の
ように曲線状に構成される必要はなく、図1のように角
張った形状であっても良い。
側コア22の形状が、それぞれアルファベットの
“I”,“C”に似ていることから以後CI型トランス
と呼ぶ。2次側コア22は、アルファベットの“C”の
ように曲線状に構成される必要はなく、図1のように角
張った形状であっても良い。
【0013】1次側コア21,2次側コア22共に材料
は、フェライト等の磁性体である。1次側コア21は、
一体型形成のフェライトだけでなく、直線状のフェライ
トを接着剤等により接着した構成でも良い。一般には、
接着したコアは接着面で微小なギャップが生じるため、
一体型形成のものよりも磁気抵抗が高くなるが、本実施
例の場合は、接着面で生じるギャップよりも、トランス
1次側とトランス2次側の間のギャップの方が、はるか
に大きいため、接着により生じるトランス特性の変化は
無視できる。
は、フェライト等の磁性体である。1次側コア21は、
一体型形成のフェライトだけでなく、直線状のフェライ
トを接着剤等により接着した構成でも良い。一般には、
接着したコアは接着面で微小なギャップが生じるため、
一体型形成のものよりも磁気抵抗が高くなるが、本実施
例の場合は、接着面で生じるギャップよりも、トランス
1次側とトランス2次側の間のギャップの方が、はるか
に大きいため、接着により生じるトランス特性の変化は
無視できる。
【0014】図6に、本実施例のトランスの磁束分布の
解析結果を示す。図6では、トランス1次側とトランス
2次側間のギャップ幅を、図3,図4,図5と同じ条件
で解析している。図6に示すように、トランス1次側で
発生した磁束の大部分はトランス2次側に伝達し、漏れ
磁束はほとんど発生していない。本実施例の構成によ
り、結合率を向上できる。
解析結果を示す。図6では、トランス1次側とトランス
2次側間のギャップ幅を、図3,図4,図5と同じ条件
で解析している。図6に示すように、トランス1次側で
発生した磁束の大部分はトランス2次側に伝達し、漏れ
磁束はほとんど発生していない。本実施例の構成によ
り、結合率を向上できる。
【0015】また、本実施例は、トランスの位置変動が
生じても、安定したトランス特性を維持する。図1で
は、トランス2次側の端面同士が対向する位置にあり、
トランス1次側はトランス2次側の端面の間、すなわち
2次側の端面で挟まれる位置にある。さらに、給電時に
は、トランス1次側の端面とトランス2次側の端面は同
一直線状に位置する。言い換えるとトランス1次側コイ
ルの中心線と2次側コイルの中心線とが同一直線上に位
置するような構成であるため、トランス1次側がギャッ
プ幅方向に変位した場合でも、ギャップ幅の総和が同じ
である。このため、トランス特性はほぼ一定値を保つ。
ギャップ幅方向に対して垂直に変位した場合であって
も、コイルを重畳して巻いてあるので、トランス外部に
漏れる磁束をコイルで吸収でき、安定したトランス特性
を維持できる。
生じても、安定したトランス特性を維持する。図1で
は、トランス2次側の端面同士が対向する位置にあり、
トランス1次側はトランス2次側の端面の間、すなわち
2次側の端面で挟まれる位置にある。さらに、給電時に
は、トランス1次側の端面とトランス2次側の端面は同
一直線状に位置する。言い換えるとトランス1次側コイ
ルの中心線と2次側コイルの中心線とが同一直線上に位
置するような構成であるため、トランス1次側がギャッ
プ幅方向に変位した場合でも、ギャップ幅の総和が同じ
である。このため、トランス特性はほぼ一定値を保つ。
ギャップ幅方向に対して垂直に変位した場合であって
も、コイルを重畳して巻いてあるので、トランス外部に
漏れる磁束をコイルで吸収でき、安定したトランス特性
を維持できる。
【0016】次に、本実施例のコイル構成を詳しく説明
する。図7は図1の矢印方向からトランス1次側を見た
図であり、符号111は1次側コイルのコイル枠、11
2はコイル巻線、113はコイル枠の固定具である。コ
イル巻線112の材料は、ホルマル銅線やリッツ線等の
導体である。また、コイル枠111の材料は、エポキシ
樹脂やアクリル樹脂等の絶縁物、或いは、コイル巻線1
12よりも体積抵抗率が高い材質である。なお、図7
は、トランス1次側を示すが、トランス2次側のコイル
構成も図7と同様である。
する。図7は図1の矢印方向からトランス1次側を見た
図であり、符号111は1次側コイルのコイル枠、11
2はコイル巻線、113はコイル枠の固定具である。コ
イル巻線112の材料は、ホルマル銅線やリッツ線等の
導体である。また、コイル枠111の材料は、エポキシ
樹脂やアクリル樹脂等の絶縁物、或いは、コイル巻線1
12よりも体積抵抗率が高い材質である。なお、図7
は、トランス1次側を示すが、トランス2次側のコイル
構成も図7と同様である。
【0017】コイル巻線112は1次側コア21の外周
を円盤状に重畳して巻いている。コイルとして機能させ
るためには、コイル巻線112の両端は外部に引き出さ
れる必要がある。しかし、円盤状に重畳して巻く場合に
は、内側に位置するコイル巻線112の端部を外部に引
き出すことは極めて困難である。しかも、外部に引き出
す場合には、重畳して巻いている巻線に密に接すること
なり、巻線の被覆が剥れ、短絡する恐れもある。そこ
で、図7では、コイル巻線112の一端はコイル枠11
1の中央付近に設けた巻線引出し穴114を通してコイ
ル外部に引き出し、短絡を防ぎ、巻線を施しやすくして
いる。
を円盤状に重畳して巻いている。コイルとして機能させ
るためには、コイル巻線112の両端は外部に引き出さ
れる必要がある。しかし、円盤状に重畳して巻く場合に
は、内側に位置するコイル巻線112の端部を外部に引
き出すことは極めて困難である。しかも、外部に引き出
す場合には、重畳して巻いている巻線に密に接すること
なり、巻線の被覆が剥れ、短絡する恐れもある。そこ
で、図7では、コイル巻線112の一端はコイル枠11
1の中央付近に設けた巻線引出し穴114を通してコイ
ル外部に引き出し、短絡を防ぎ、巻線を施しやすくして
いる。
【0018】コイル枠の固定具113は、円盤状に巻い
たコイル巻線112の外側に位置し、コイル枠111を
固定している。このコイル枠の固定具113は、コイル
巻線112が解れにくくすることも目的としている。す
なわち、コイル巻線112が解れる方向に張力が生じて
も、コイル巻線112はコイル枠の固定具113に掛か
ることにより、解れを防止する。
たコイル巻線112の外側に位置し、コイル枠111を
固定している。このコイル枠の固定具113は、コイル
巻線112が解れにくくすることも目的としている。す
なわち、コイル巻線112が解れる方向に張力が生じて
も、コイル巻線112はコイル枠の固定具113に掛か
ることにより、解れを防止する。
【0019】図8は、図7の矢視図である。コイル巻線
112の両側からコイル枠111で固定しており、コイ
ル巻線112が解れないようにしている。さらに、コイ
ル枠111は、コイル枠の固定具113で固定すること
により、強度を増加している。しかも、このコイル枠の
固定具113は、コイル巻線が周方向の解れも防止して
いる。
112の両側からコイル枠111で固定しており、コイ
ル巻線112が解れないようにしている。さらに、コイ
ル枠111は、コイル枠の固定具113で固定すること
により、強度を増加している。しかも、このコイル枠の
固定具113は、コイル巻線が周方向の解れも防止して
いる。
【0020】図9は、図8の点線部の拡大図である。漏
れ磁束を低減させるために、コイル巻線112を重畳し
て巻いているが、必ずしも1重巻きである必要はない。
つまり、図9において、コイルの重畳方向の長さLがコ
イル幅Wよりも大きければよい。ただし、(L/W)の
比が大きいほうが漏れ磁束の抑制効果が大きい。
れ磁束を低減させるために、コイル巻線112を重畳し
て巻いているが、必ずしも1重巻きである必要はない。
つまり、図9において、コイルの重畳方向の長さLがコ
イル幅Wよりも大きければよい。ただし、(L/W)の
比が大きいほうが漏れ磁束の抑制効果が大きい。
【0021】(実施例2)図10に本実施例を示す。図
11は図10の矢視図である。本実施例では図10,図
11に示すように、コイル巻線112を固定するために
新たにコイル枠115を取り付けている他は実施例1と
同様である。本実施例ではコイル枠115を取り付けてい
ることによりトランス1次側のコイル巻線112がトラ
ンス2次側に接触することを防止する。
11は図10の矢視図である。本実施例では図10,図
11に示すように、コイル巻線112を固定するために
新たにコイル枠115を取り付けている他は実施例1と
同様である。本実施例ではコイル枠115を取り付けてい
ることによりトランス1次側のコイル巻線112がトラ
ンス2次側に接触することを防止する。
【0022】(実施例3)図12と図5とに本実施例を
示す。本実施例では、一般的なU型コアを使用できるた
め、製作が容易であって、製造コストが低減できる。
示す。本実施例では、一般的なU型コアを使用できるた
め、製作が容易であって、製造コストが低減できる。
【0023】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を変更しない範囲内で様々変形して実施できるこ
とは言うまでもない。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を変更しない範囲内で様々変形して実施できるこ
とは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明の非接触給電装置によれば、トラ
ンス1次側とトランス2次側間のギャップ幅が大きい場
合においても高い結合率を有し、かつ位置変動に対して
も安定な特性をもつ非接触給電用トランスを実現でき
る。
ンス1次側とトランス2次側間のギャップ幅が大きい場
合においても高い結合率を有し、かつ位置変動に対して
も安定な特性をもつ非接触給電用トランスを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成図である。
【図2】図1の矢視図である。
【図3】U型コアの胴体部分に巻線を配置した従来技術
の解析結果である。
の解析結果である。
【図4】別の従来技術の解析結果である。
【図5】実施例3のU型コアの端部に巻線を重畳して巻
いた場合の解析結果である。
いた場合の解析結果である。
【図6】実施例1のCI型トランスの解析結果である。
【図7】実施例1のトランスの1次側を図1の矢印方向
から見た図である。
から見た図である。
【図8】図7の矢視図である。
【図9】図8中の点線部分の拡大図である。
【図10】実施例2のトランスの構成図である。
【図11】図10の矢視図である。
【図12】実施例3の構成図である。
11…1次側コイル、12…2次側コイル、21…1次
側コア、22…2次側コア、111…1次側コイルのコ
イル枠、112…1次側コイルの巻線、113…コイル
枠の固定具、114…巻線引出し穴、115…コイル
枠。
側コア、22…2次側コア、111…1次側コイルのコ
イル枠、112…1次側コイルの巻線、113…コイル
枠の固定具、114…巻線引出し穴、115…コイル
枠。
Claims (8)
- 【請求項1】1次側コアと1次側コイルを備えたトラン
ス1次側と、2次側コアと2次側コイルを備えたトラン
ス2次側とを有する給電用トランスを備えた非接触給電
装置において、 前記1次側コイルと、前記2次側コイルの巻線は重畳し
て巻回したことを特徴とする非接触給電装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の非接触給電装置におい
て、前記1次側コイルと前記2次側コイルとは、それぞ
れが、1次側コアおよび2次側コアが対向する端部に位
置することを特徴とする非接触給電装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の非接触給電装置におい
て、前記トランス1次側の端面と、前記トランス2次側
の端面とは同一直線状に位置することを特徴とする非接
触給電装置。 - 【請求項4】請求項1に記載の非接触給電装置におい
て、前記1次側コイルと前記2次側コイルとは、それぞ
れが、コイル巻線と、絶縁物或いは高抵抗率の材質から
なるコイル枠とを有し、前記コイル巻線を円盤状に重畳
して巻回し、該コイル巻線の円盤状の面にほぼ平行にコ
イル枠を配置することを特徴とする非接触給電装置。 - 【請求項5】請求項4に記載の非接触給電装置におい
て、前記円盤状に重畳したコイル巻線の半径方向の外側
に、前記コイル枠を固定する部材を備えることを特徴と
する非接触給電装置。 - 【請求項6】請求項4に記載の非接触給電装置におい
て、前記コイル枠の中央部付近に巻線引出し穴を有し、
前記コイル巻線の一端が前記巻線引出し穴を通ってコイ
ル外部に引き出されていることを特徴とする非接触給電
装置。 - 【請求項7】請求項6に記載の非接触給電装置におい
て、前記巻線引出し穴から引き出されたコイル巻線の一
端が、コイル巻線が通る引き出し穴を有するコイル枠
と、前記コイル枠と平行であり且つ引き出されるコイル
巻線側に位置する別のコイル枠との間を通ってコイル外
部に引き出されたことを特徴とする非接触給電装置。 - 【請求項8】請求項1に記載の非接触給電装置におい
て、前記コイル巻線はコアと平行方向の長さよりも垂直
方向の長さを長く重畳して巻回したことを特徴とする非
接触給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308145A JP2003115415A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 非接触給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308145A JP2003115415A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 非接触給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003115415A true JP2003115415A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19127493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001308145A Pending JP2003115415A (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 非接触給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003115415A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7804272B2 (en) | 2006-11-10 | 2010-09-28 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Non-contact type power feeder system for mobile object and protecting apparatus thereof |
-
2001
- 2001-10-04 JP JP2001308145A patent/JP2003115415A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7804272B2 (en) | 2006-11-10 | 2010-09-28 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Non-contact type power feeder system for mobile object and protecting apparatus thereof |
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