JPH03142804A - 磁心 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は変圧器など電気機器の電磁石に使用される磁
心に関し、磁心の電磁効率を向上させる磁心の断面形状
に関するものである。

（従来の技術） 磁心は鉄心にコイルを巻いた電磁石に用いられ、コイル
に電流を流すと磁心断面に磁束が生じ起電力を発生する
。発生する起電力は磁束の時間的変化に比例するので磁
束分布によって発生起電力は異なる。

第４図（ｂ）及び（ｃ）は従来からある矩形α及びほぼ
円形βの磁心ｌの断面であり、第４図（、ａ）は前記（
ｂ）及び（ｃ）の磁心１の全体形状でありトロイダル形
状を示す。

このような従来の磁心断面の磁束分布は、第５図（ａ）
及び（ｂ）に示すように磁心断面の内心ａが密となり外
心すが疎となるような分布になっている。

〔発明が解決しようとする課題） 従来の磁心の磁束分布は、磁心断面の内心が密となり外
心が疎となるような分布になっているので、磁束分布に
過不足が生じる場合があり、磁心形状に無駄な部分があ
った。

この発明はこのような従来の問題点を解決するため、定
められた磁束分布に適合させて磁心の断面形状を変える
ことにより、磁心の電磁効率を向上させることを目的と
している。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、変圧器など電気機器の電磁石に使用される
磁心において、磁心の断面形状を定められた磁束分布に
適合させて断面の内心から外心に向けて漸次断面積を減
少させたことを特徴とする磁心に係わるものである。

（作用） 磁心の断面形状を内心を厚くし外心に向けて漸次薄くし
たことにより磁束のより均等な分布を実現させることが
可能となり、磁心の磁路の長さが同一である場合従来の
磁心の断面形状と比較して断面積を減少させてもなお同
一のインダクタンスを得ることができる。

（実施例） 以下にこの発明を実施例に基づいて説明する。

第１図はトロイダル形状の磁心ｌの断面形状であり、断
面はぼ三角形状γに形成し、これにより内心ａを厚くし
外心すに向けて漸次薄くしている。

第２図は従来の断面矩形磁心の外周部上下端縁を斜め方
向に切截して断面はぼ半円形状δに形成し、これにより
内心ａを厚くし外心すに向けて漸次薄〈シた形状とした
ものである。

第３図はＥ字型磁心２であり、中央の内脚部３に対しそ
の左右に２本の外脚部４．５を備え、これらの円外脚部
４．５を第１図と同様の断面はぼ三角形状γに形成して
いる。

第１図及び′３２図のような断面形状γ、δにすること
により磁束のより均等な分布を実現させることが可能と
なり、磁心１の磁路の長さが同一である場合は例えば第
４図（ｂ）の従来の磁心１の断面形状αと比較して断面
積を減少させてもなお同一インダクタンスを得ることが
できる。

〔発明の効果〕

磁心の断面形状を定められた磁束分布に適合させて変え
ることにより定められた磁束分布を得ることができ、磁
心の断面積を減少させて同一インダクタンスを得ること
ができるので磁心が軽量となり低価格になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である磁心の断面形状を示
す断面図、第２図はこの発明による他の実施例を示す磁
心の断面図、第３図（ａ）はさらにこの発明の他の実施
例を示すＥ字型磁心の平面図、（ｂ）はｍ−ｍ線断面図
、第４図＜ａ＞は従来の磁心の平面図、（ｂ）及び（Ｃ
）はｆｆ−ＪＶ線断面図、第５図（ａ）及び（ｂ）はそ
れぞれ従来の磁心の断面図及びそれに対応した磁束分布
を示す図である。 １はトロイダル形状の磁心、２はＥ字型磁心、３はＥ字
型磁心の内脚部、４及び５はＥ字型磁心の外脚部である
。なお、ａは磁心の内心、ｂは磁心の外心、γは磁心の
ほぼ三角形状断面、δは磁心のほぼ半円形状断面である
。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 変圧器など電気機器の電磁石に使用される磁心において
   、磁心の断面形状を定められた磁束分布に適合させて断
   面の内心から外心に向けて漸次断面積を減少させたこと
   を特徴とする磁心。