JPH04142015A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH04142015A
JPH04142015A JP2264252A JP26425290A JPH04142015A JP H04142015 A JPH04142015 A JP H04142015A JP 2264252 A JP2264252 A JP 2264252A JP 26425290 A JP26425290 A JP 26425290A JP H04142015 A JPH04142015 A JP H04142015A
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coil
gap
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magnetic
magnetic core
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信一郎 伊藤
Koji Kinoshita
幸治 木下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、フライバックトランス、スイッチング電源用
トランス、チョークコイル等に用いるコイル装置の改良
に関し特にギャップを有する磁心を用いたコイル装置の
改良に関する。
(従来の技術) 従来、トランス、チョークコイル等では目的の電流を流
した際に磁心が飽和しないように磁路内にギャップを設
けている。例えばフェライト磁心の場合の透磁率μは5
000程度であるがこれをトランス用磁心として使用す
る際にはギャップを設けて実効透磁率μを50乃至30
0として用いている。
このことは、もともと磁気抵抗の小さなフェライト磁心
の中に大きな磁気抵抗をもつギャップを入れなくてはな
らないことを意味しており、ギャップ周辺で大きな漏洩
磁束が発生する。
この漏洩磁束は少なくとも下記の如く2つの悪影響を及
ぼすことが知られている。
■ 磁気誘導に影響され易い周辺機器(部品)へのノイ
ズの発生。
■ ギャップを包囲するようにコイルが巻回されている
場合漏洩磁束によりギャップ周辺のコイルが異常発熱す
る。
という問題点があり、これらに関しては種々の改良案が
検討されている。
例えば上記■の問題点を解決するために、ギャップをコ
イルの内だけに設ける方法が知られているがこの方法だ
けでは上記■の問題点がさらに大きくなってしまう。
上記■については、特開昭55−77115号、実開昭
57−130402号公報に示されているように、コイ
ル中に位置するギャップを磁気的に直列かつ複数に分割
し漏洩磁束の集中を分散させようという例もあり、また
、上記■、■の問題点を解決するものとして実公昭53
−53850号、実公昭60−7448号公報があり、
これらはギャップ充填材として比透磁率が空気よりも大
きいもの(1以上)を使用してギャップ部での磁気抵抗
を小さくし漏洩磁束を減少させようとしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように比透磁率が空気より大きい材質(1以上)
をギャップとしてコイルの内側1.f設けた場合には、
■、■の問題点ともある程度改良できる可能性がある。
しかしながら、その場合においても、 ■、ギャップと磁心の境界部に漏洩磁束が集中する。
■、ギャップ材として適当な透磁率を持ちしかも磁心に
匹敵する程の高飽和磁束密度、低磁心損失特性を持つ磁
性体の入手が困難である。
等のために、ギャップと磁心の境界部上のコイルが異常
発熱する、ギャップ材の磁心損失によりギャップ部が異
常発熱する、ギャップを入れた磁心のB−H曲線が非線
形になりトランスとして使用した場合波形が歪むと言う
新たな問題を生じてしまい、より効果的な改良案は得ら
れていないのが現状である。
上述したような従来の改良案では、いずれもエアギャッ
プではなく他のギャップ材のギャップを設ける、あるい
は複数に分割するなどの複雑な構造に成っているにもか
かわらず、ギャップ周辺で大きな漏洩磁束が発生するこ
とを十分に減少できないため、コストが増加する、信頼
性が低下するという問題点を生じてしまう。
本発明は上記問題点を解決し、周辺機器(部品)へのノ
イズの影響を少なくし、ギャップ周辺で生ずる漏洩磁束
を減少させ、もってギャップ周辺のコイルが異常発熱を
起すのを防止でき、またコストが安く、かつ信頼性が向
上するコイル装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、磁路を形成し、こ
の磁路中に複数のギャップを有する磁心と、この磁心の
前記少な(とも1つのギャップ領域を包含するように巻
回されたコイルとから成るコイル装置において、前記コ
イルが巻回されたギャップ領域の磁心部分の少なくとも
一方を基端部の横方向断面積よりも先端部の横方向断面
積が小さ(なる形状としたことを特徴とするものである
(作 用) 各々コイルの内部に有するギャップ以外にコイルの外部
にもギャップを形成することにより、漏洩磁束の集中を
分散することができる。これによってコイルの異常発熱
を防止することができる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図(a)、  (b)は本発明のコイル装置の第1
の実施例を示す概略図及び平面図で、コイル装置1は第
1の脚部2a及び第2の脚部2bを有する第1の断面U
字型磁心2と、第1及び第2の脚部8a、8bを有する
第2の断面U字型磁心8と、コイル6とから構成されて
いる。
すなわち、第1及び第2の断面U字型磁心2゜8は各々
の第1の脚部2aと8a、第2の脚部2bと8bとがそ
れぞれギャップ5.7を介して対向するように配置され
、これらのうちギャップ5を内部に覆うようにコイル6
が巻装されている。
また各対向している第1の脚部2a、8aの先端には平
坦なコア部材4が設けられている。これら第1及び第2
の断面U字型磁心2,8.コア部材4としては例えばフ
ェライトが用いられる。このような構造のコイル装置1
において、各対向している第1の脚部2a、3aは基端
部の横方向断面積Aよりも先端部の横方向断面積Bが小
さ(なる形状に形成されている。
第2図(a)、(b)は本発明の第2の実施例を示す概
略図及び平面図で、コイル装置1は第1゜第2及び第3
の脚部9a、9b、9cを有する第1の断面E字型磁心
9と、第1.第2及び第3の脚部10a、10b、10
cを有する第2の断面E字型磁心10と、コイル6とか
ら構成されている。第1及び第2の断面E字型磁心9,
10は各々第1の脚部9aと10a、第2の脚部9bと
10b及び第3の脚部9Cと10cとがそれぞれギャッ
プ7a、7b、7cを介して対向するように配置され、
これらギャップ7bを内部に覆うようにコイル6が巻装
されている。また各脚部9b。
10b先端には平坦なコア部材4が設けられている。更
に第1の実施例と同様に、各対向している第2の脚部9
b、10bは基端部の横方向断面積Aよりも先端部の横
方向断面積Bが小さくなる形状に形成されている。
第3図(a)、(b)は本発明の第3の実施例を示す概
略図及び平面図で、コイル装置1は第1の実施例に比べ
て相対向する第1の脚部11aと12a間のギャップ5
内にコア部材3が配置されている点が異なっている。コ
ア部材3によってギャップ5は第1及び第2のギャップ
5a、5bに分割されている。このような構造のコイル
装置1において、各対向している第1及び第2の脚部1
1a、12aはいずれも、基端部の横方向断面積Aより
も先端部の横方向断面積Bが小さくなる形状に形成され
ている。
第4図(a)、(b)は本発明の第4の実施例を示す概
略図及び平面図で、コイル装置1は第1の実施例に比べ
て相対向する第1の脚部13aと14a間のギャップ5
内に第1乃至第3のコア部材3a乃至3Cが配置されて
いる点が異なっている。これらコア部材3a乃至3Cに
よってギャップ5は5a乃至5dに分割されている。こ
のような構造のコイル装置1において、各対向している
第1及び第2の脚部138.14aはいずれも、基端部
の横方向断面積Aよりも先端部の横方向断面積Bが小さ
くなる形状に形成されている。
このように第1乃至第4の各実施例によれば、各々コイ
ルの内部だけでなくコイルの外部にもギャップを形成し
、ギャップを介して相対向する一対の磁心の少なくとも
一方を基端部の横方向断面積よりも先端部の横方向断面
積が小さ(なる形状に形成したので、漏洩磁束の集中を
分散することができる。これによってコイルの異常発熱
を防止することができる。
第5図は比較のために従来構造のコイル装置を示すもの
で、コイル装置1は脚部19aを有する第1の断面U字
型磁心19と、脚部20aを有する第2の断面U字型磁
心20と、対向する脚部19aと20a間に形成された
ギャップ5を内部に覆うようにコイル21が巻装されて
いる。相対向する脚部19aと20aは全長にわたって
横方向断面積が等しくなる形状に形成されている。
次表は各実施例によって得られたコイル装置の各部の温
度測定結果を従来コイル装置と比較して示すものである
。なお各部の位置は第6図に示すような試験装置30を
用いて行った。(試験条件二層波数80kH2,1,O
A、正弦波、環境温度40°C) 前記表から明らかなように本発明の各実施例によれば、
コイル中央部X、コイル端部Y、コア部Z9周囲Wのい
ずれにおいても、従来例より温度の低下が認められる。
従ってコイルの異常発熱を防止することができる。また
組立も簡単に行うことができるので、コストダウンを図
ることができる。
なお各実施例において、ギャップを介して対向する一対
の磁心の少なくとも一方における基端部の横方向断面積
よりも先端部の横方向断面積が小さくなる形状としては
湾曲状に形成した例で示したが、これらの形状に限らず
第7図(a)乃至(C)に示したような形状をとること
ができる。
すなわち第7図(a)、  (b)、  (c)は相対
向する一対の脚部22.23の周囲に順次傾斜面が緩や
かになるようにテーパ部22aと23a。
22bと23b、22cと23cとを形成することによ
り、基端部の横方向断面積Aよりも先端部の横方向断面
積Bが小さくなるような形状に形成した例を示すもので
ある。さらに第8図(a)乃至(h)のような形状をと
ることができる。すなわち第8図(a)は一対の脚部2
5.26の相対向端部に球面25 a、  26 aを
形成した形状、第8図(b)は同様に曲面25b、26
bを形成して断面積を対向面に向かって減少させるよう
にした形状、第8図(C)は椀面25c、26cを形成
した形状、第8図(d)は尖頭面25d。
26dを形成した形状、第8図(e)は切欠面25e、
26eを形成した形状、第8図(f)は段面25f、2
6fを形成した形状、第8図(g)は円錐台の上面に四
角面25g、26gを形成した形状、第8図(h)は四
角錐面25h、26hを形成した形状を示すものである
なお実施例ではコイルを3個まで設けた例で示したが、
4個以上設けることも任意である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、周辺機器へのノイズ
の影響を少なくし、ギャップ周辺で生ずる漏洩磁束を減
少させ、もってギャップ周辺のコイルの異常発熱を防止
し、またコストが安くかつ信頼性が向上するコイル装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)乃至第4図(a)。 (b)は各々本発明のコイル装置の第1の実施例。 第2の実施例、第3の実施例及び第4の実施例を示す概
略図及び平面図、第5図は従来例を示す概略図、第6図
はコイル装置の各部の温度測定方法の説明図、第7図(
a)乃至(c)は本発明のコイル装置に用いられる磁心
形状の変形例を示す概略図、第8図(a)乃至(h)は
本発明のコイル装置に用いられる磁心の形状の他の変形
例を示す概略図である。 1・・・コイル装置、 2.9,11.13・・・第1の磁心、5.5a乃至5
d、7.7a乃至7C ・・・ギャップ、 8.10,12.14・・・第2の磁心、6・・・コイ
ル、 2a、2b、8a、8b、9a、9b、9c。 10a、10b、10c、lla、llb。 12a、12b、13a、13b、14a。 14b・・・脚部、 30・・・試験装置、 A・・・脚部の基端部の横方向断面積、B・・・脚部の
先端部の横方向断面積。 第 図 \ 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  磁路を形成し、この磁路中に複数のギャップを有する
    磁心と、この磁心の前記少なくとも1つのギャップ領域
    を包含するように巻回されたコイルとから成るコイル装
    置において、前記コイルが巻回されたギャップ領域の磁
    心部分の少なくとも一方を基端部の横方向断面積よりも
    先端部の横方向断面積が小さくなる形状としたことを特
    徴とするコイル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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