JPH0255673A - 帯状金属板の接合方法 - Google Patents

帯状金属板の接合方法

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JPH0255673A
JPH0255673A JP20776988A JP20776988A JPH0255673A JP H0255673 A JPH0255673 A JP H0255673A JP 20776988 A JP20776988 A JP 20776988A JP 20776988 A JP20776988 A JP 20776988A JP H0255673 A JPH0255673 A JP H0255673A
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Hirokazu Sawada
宏和 澤田
Tsutomu Kakei
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は帯状金属板の接合方法に係り、特に、可撓性の
帯状金属薄板同士を接合するための接合方法に関する。
〔従来技術〕
帯状金属板の接合方法には、帯状金属板同士を重ね合わ
せて接合する方法と突き合わせて接合する方法がある。
第5図(a)に示すように従来の重ね合わせ接合方法で
は、帯状金属板70と帯状金属板72とが重ね合わせら
れ、接合面73は両面接着テープで接合されるか、又は
超音波によって融着される(特開昭59−24526号
公報の第4図及び第6図)。
又、第5図(b)は従来の帯状金属板の突き合わせ接合
方法を示す斜視図である。第5図(b)に示すように帯
状金@板70.72同士の端部は突き合わせられ、突き
合わせ接合部75は上下の片面接着テープ76.76に
よって接合される(特開昭59−24526号公報の第
2図)。
しかしながら、第5図(a)に示すような従来の帯状金
属板の接合方法では、接合部に段差があるため、パスロ
ーラ等に円滑に接することが出来ない。又、この接合部
の厚みが帯板厚よりも太き(、更に重ね合わせ部が全面
にわたって接合されない場合が多く、帯板の搬送中に重
ね合わせ部がめくれる事がある。又、工程内を搬送中に
他のものと接触する問題点があった。また、工程内に処
理液を用いた帯状金属板の表面処理工程が存在する場合
、帯状金属板が処理液中を通る際、重ね合わせ部の隙間
の中に、処理液等の異物が入り込み、後工程での品質不
良発生の原因となることもあった。その上、帯状金属板
の表面処理工程に於いて種々の不具合を生じる。例えば
、平版印刷板製造における感光層塗布工程において、塗
布装置は帯状金属板の接合部が通過する際に破損防止の
ために退避させなければならない。又、塗布装置を退避
させない場合でもこのような重ね合わせた接合面73は
段差の為、塗布状態に悪影響を与え、品質不良を起こす
又、第5図(b)に示すように突き合わせによる接合方
法では、片面接着テープ76.76によって接合される
ため、接合部75はテープ76.76による厚みの段差
を生じる。この段差は第5図(a)で示した重ね合わせ
接合方法における不具合と同様な不具合を生じる。特に
、この方法の場合は、工程中をパスローラ等により搬送
されている間に、突き合わせ部のテープ76.76が突
き合わせ部の帯板の壕でけずられるため強度が弱くなり
、切断し易いという問題点があった。更に、帯状金属板
70.72は、パスローラを通過する際に曲げ応力を受
けるが、この曲げ応力によって、接合部75に破断が生
じ易くなる。特に、0.1順乃至0.2mmの薄い帯状
金属板を使用した場合や、接合される双方の帯状金属板
の厚みに大きな差異がある場合には顕著に起きる。
このような問題を解決する帯状金属板の接合方法が、特
願昭62−181894号公報に開示されている。
この開示された方法によれば、第6図に示すように、帯
状金属板70と帯状金属板72との端面を突き合わせて
溶接し、その溶接部78を圧延して溶接部の両端部78
Aをトリミングすることを特徴としている。この結果、
溶接部78の応力集中を減少させることが出来るので、
溶接部78に破断が生じない。
また、第7図(a)、(b)に示すように、小幅帯状金
属板82と大幅帯状金属板84とを溶接接合する場合、
その接合部8oの両端部及び、大幅及び端部をトリミン
グする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、幅寸法が異なる金属板を突き合わせ接合
した場合、大幅帯状金属板端部をテーパ状にトリミング
することで、トリミ6ングしない場合に比べて大きく強
度アップするが、更に複雑な工程に、大きな張力を受け
ながら搬送するためには、さらなる強度アップが必要と
なった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、幅
寸法が異なる帯状金属板を突き合わせ又は微小量重ね合
わせて溶接接合しても、接合部が短時間で破断しない帯
状金属板の接合方法を提案することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成するために、大幅帯状金属板
と小幅帯状金属板とを突き合わせ又は微小量重ね合わせ
て溶接し、溶接接合部を圧延し、接合された大幅帯状金
属板の端部を小幅帯状金属板と同幅の直線部とするよう
にトリミング処理することを特徴とする。直線部長さは
、10n+m以上、望ましくは50mm以上がよい。
〔作用〕
本発明に係る帯状金属板の接合方法によれば、大幅帯状
金RWと小幅帯状金属板とを突き合わせ又は微小量重ね
合わせて溶接を行い、大幅帯状金属板の端部を、小幅帯
状金属板と同幅の直線部に形成したので、帯状金属板同
士の接合部は搬送処理工程に於いて破断することがない
〔実施例〕
以下添付図面に従って本発明に係る帯状金属板の接合方
法の好ましい実施例を詳説する。
第1図は本発明に係る帯状金属板の接合方法の説明図で
ある。第1図に示すように帯状金属板10はロール12
から巻戻されパスローラ14に転接されて接合装置16
に搬送される。接合装置16のブリカット装W18はカ
ッタ20,20を備え、帯状金属板10の先11ffi
lOAは、ブリカット装置18によって切断され、接合
を行う帯状金属板22の後端部22Aに正確に突き合わ
せ又は微小量重ね合わせができるように形成される。尚
、巻戻される帯状金属板10の先端部10Aが直接帯状
金属板22の後端部22Aに正確に突き合わせ又は微小
量重ね合わせできる場合には、ブリカット装置18は使
用されない。
ブリカット装置18の後段には溶接装置24が設けられ
、溶接装置24はクランプ26.28と、溶接トーチ3
0とから構成される。クランプ26には帯状金属板10
の先端10Aが保持され、クランプ28には帯状金属板
22の後端22Aが保持され、帯状金属板10と帯状金
属板22とが突き合わせ又は微小量重ね合わせられる。
溶接トーチ30にはTrGアーク溶接法が採用され、こ
の溶接トーチ30の他には、MIGアーク溶接、ガス溶
接、又はC○、 、YAG等のレーザ溶接等を用いても
よい。溶接トーチ30は突き合わせ又は微小量重ね合わ
せ部の上方から帯状金属板10.22の幅方向に移動し
ながら帯状金属板端部10A、22Aを溶融して溶接す
る。又、帯状金属板10.22の厚みが、0.31以下
の場合には、帯状金属板10.22が容易に溶融される
ので、帯状金属板端部10A、22A同士は僅か重ね合
わせて溶接される。
溶接装置24の後段には圧延装置32が設けられ、圧延
装置32は圧延ローラ34及びバックパー36から構成
され、圧延ローラ34の作動によって帯状金属板10と
帯状金属板22との溶接部40は圧延される。
又、圧延装置32の後段にはエツジトリミング装置42
が設けられ、エツジトリミング装置42の一対のグイセ
ット44.44間に小幅帯状金属板10、と大幅帯状金
属板22との溶接部が移動され溶接部と共に大幅帯状金
属板22を後述する直線部とテーパ部とにトリミングし
ている。このトリミングはダイセラ)44.44を溶接
部の幅方向に位置決めし、各帯状金属板10.22及び
溶接部の端部を含めて打ち抜くことにより行う。
エツジトリミング法は、このパンチング法の他に走間ノ
ツチャ−を用いる方法、レーザによる切断法、エアプラ
ズマによる切断法等を使用してもよい。このようにトリ
ミングした後、帯状金属板は塗布工程等に送り出されて
いる。
第2図(a)は本発明に係る帯状金属板の接合方法を用
いて、ロール12から巻戻される小幅帯状金属板10を
大幅帯状金属板22にを接合した平面図である。又、第
2図(b)は逆に巻戻される大幅帯状金属板10に小幅
帯状金属板22を接合した平面図である。第2図(a)
に示すように、大幅帯状金属板22の端部はエツジトリ
ミング装置42によって小幅帯状金属板10と同幅の直
線部Aと、テーパ部Bを形成するように、エツジトリミ
ングされる。また、第2図(b)においても、第2図(
a)と同様に直線部へと、テーパ部Bとが形成される。
尚、第2図(a)、(b)に示すように帯状金属板の突
き合わせ又は重ね合わせ細切断を帯状金属板の幅方向に
対して角度θ傾斜させて切断したので、溶接接合部40
の強度が向上する。
前記の如く構成された本発明に係る帯状金属板の接合方
法によれば、帯状金属板10、と帯状金属板22とを突
き合わせ又は重ね合わせた後に、突き合わせ又は重ね合
わせ部は、溶接装置24によって溶接され、その溶接部
40は圧延装置32によって圧延される。従って、溶接
部40は段差が小さくなり、溶接接合された帯状金属板
1O122は円滑にパスローラと転接して搬送されて後
段の図示しない塗布装置に送られ、塗布処理が均一に行
われる。この場合、溶接部40は大きな接合強度を有し
、円滑に搬送されるので破断の虞がない。又、従来のよ
うに塗布装置を溶接部40から退避させることな(、溶
接部40にも均一に塗布処理ができる。
又、溶接部40は圧延処理による加工硬化によって溶接
時と比較して引張強度が回復し、接合強度が向上する。
従って、アルミニウム等のように結晶が溶接時の溶融に
よって粗大化するものには、特に有効である。又、圧延
処理によって接合部を応力集中を起こしにくい形状に加
工することも出来る。
更に、溶接部40の表面形状は溶接時の熱集中及び圧延
時の加圧変動により歪み、搬送中の張力負荷時に応力が
集中するが、第2図に示すように大幅帯状金属板を直線
部Aとテーパ部Bとに形成するので、溶接部40の応力
は減少し帯状金属板10.22に破断の虞がない。
次に、本発明に係る帯状金属板の接合方法で接合された
接合部40と、第7図に示す従来の接合部80との比較
試験を行った。大幅帯状金属板には幅1030mm、厚
さ0.15mmのアルミ板、小幅帯状金属板には幅54
0 m+11、厚さ0.30m+nのアルミ板を用いた
直線部へを50ml11形成してトリミングしたサンフ
ルをNα1とし、直線部Aを形成しないでトリミングし
たサンプルをNα2とする。
これらの試験サンプルNα1乃至Nα2を用いて張力3
86kgを負荷しながろ、ゴムロール(φ100)2本
、及びゴムロール(φ200>22本、及びゴムロール
(φ180)2本間に周回させ、切断する迄の周回数を
調べ、バスローラ通過テストを行った。結果を第1表に
示す。
第1表 第1表から明らかなように、直線部Aを有するサンフル
Nα1は、直線部AがないサンプルNo、 2と比較し
て、バスロール通過性が大幅に向上することがわかる。
また、前記実施例では帯状金属板の切断をその幅方向に
対してθ°傾斜させて切断したが、これに限らず、第3
図(a)、(b)に示すように、帯状金属板の切断をそ
の幅方向と同一方向に切断してもよい。
更に、前記実施例では、テーパ1iBBを形成したが、
これに限らず、第4図(a)、(b)に示すように、直
線部Aのみを形成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る帯状金属板の接合方法
によれば、大幅帯状金属板と、小幅帯状金属板とを突き
合わせて溶接し、溶接接合部を圧延し、大幅帯状金属板
の端部に、小幅帯状金属板と同幅の直線部を形成するの
で、接合部の破断までの時間が長くなり、接合部の搬送
中の破断を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る帯状金属板の接合方法の説明図、
第2図(a)及び(b)は大幅帯状金属板の端部を小幅
帯状金属板と同幅の直線部とテーパ部とにトリミング処
理した状態を示す平面図、第3図(a)、(b)は本発
明に係る帯状金属板の接合方法による他の実施例を示す
平面図、第4図(a)、(b)は本発明に係る帯状金属
板の接合方法によるもう一つの他の実施例を示す平面図
、第5図(a 、)及び(b)は他の従来の帯状金属板
の接合方法による接合部を示す斜視図、第6図は従来の
帯状金属板の接合方法のエツジトリミングを行った接合
部の平面図、第7図(a)、(b)は従来の帯状金属板
の接合方法による異なる幅の帯状金属板のエツジトリミ
ングを行った接合部の平面図である。 10.22・・・帯状金属板、 16・・・接合装置、
18・・・プリカット装置、 24・・・溶接装置、 
32・・・圧延装置、 42・・・エツジトリミング装
置、40・・・溶接部、 A・・・直線部、 B・・・
テーパ部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大幅帯状金属板と小幅帯状金属板とを突き合わせ
    て溶接し、溶接接合部を圧延し、接合された大幅帯状金
    属板の端部を小幅帯状金属板と同幅の直線部とするよう
    にトリミング処理することを特徴とする帯状金属板の接
    合方法。
  2. (2)大幅帯状金属板の直線部の終端から側縁にかけて
    テーパ部になるようにトリミング処理する請求項1の帯
    状金属板の接合方法。
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