JPH0515973A - 帯状金属板の接合装置 - Google Patents

帯状金属板の接合装置

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JPH0515973A
JPH0515973A JP17140191A JP17140191A JPH0515973A JP H0515973 A JPH0515973 A JP H0515973A JP 17140191 A JP17140191 A JP 17140191A JP 17140191 A JP17140191 A JP 17140191A JP H0515973 A JPH0515973 A JP H0515973A
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JP
Japan
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welding
shaped metal
strip
back bar
welded
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JP17140191A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kuramoto
敦 倉元
Hirokazu Sawada
宏和 澤田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性の向上を図ることができると共に溶接
接合部に十分な強度を持たせ得る帯状金属板の接合装置
を提供する。 【構成】 溶接装置24のバックバー31の溶接溝31
Aの上縁31B、31Cが面取り加工されているので、
帯状金属薄板同士の重ね合わされた部分を5m/分以上の
溶接速度で溶接することができる、さらに溶接時に帯状
金属薄板同士の重ね合わせ部の溶接開始端に亀裂が発生
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯状金属板の接合装置に
係り、特に、可撓性の帯状金属薄板同士を接合するため
の接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性の帯状金属薄板同士を接合する方
法として、先行する帯状金属薄板の後端部と後行する帯
状金属薄板の先端部とを重ね合わせた後に溶接装置で溶
接し、その溶接部を圧延装置で圧延する方法が知られて
いる(特開昭62-181894 号公報、特開昭64-27776号公
報)。この方法によれば溶接部の段差を除去することが
できるので、溶接接合された帯状金属板は円滑にパスロ
ーラと転接して搬送されて後段の塗布装置に送られ、塗
布処理が均一に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た接合方法で重ね合わされた帯状金属板同士の溶接部を
溶接すると、図5に示すように帯状金属板同士2、4の
溶接部6の溶接開始端に亀裂7が発生する頻度が高く、
溶接接合部に十分な強度を持たせることができないとい
う問題がある。(図5参照) また、マンガン、マグネシウムをある程度含んだアルミ
合金製の帯状金属板を溶接速度を1〜2m/分の低速に設
定して溶接を行うと、亀裂の発生をおさえることができ
るが生産性が低下するという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、5m/分以上の溶接速度で帯状金属薄板同士の
重ね合わされた部分を溶接して生産性の向上を図ること
ができると共に、溶接部の溶接開始端の亀裂発生を防止
して溶接接合部に十分な強度を持たせることができる帯
状金属板の接合装置を提案することを目的としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、帯状金属板同士を溶接装置のバックバー上で
重ね合わせ又は突き合わせると共に該重ね合わせ又は突
き合わせ部をバックバーの溶接溝に配設し、前記重ね合
わせ又は突き合わせ部を溶接装置で溶接し、該溶接接合
部を圧延装置で圧延する帯状金属板の接合装置におい
て、前記バックバーの溶接溝の上縁が面取り加工されて
いることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、溶接装置のバックバーの溶接
溝の上縁が面取り加工されているので、帯状金属薄板同
士の重ね合わされた部分を5m/分以上の溶接速度で溶接
することができる、さらに溶接時に帯状金属薄板同士の
重ね合わせ部の溶接開始端に亀裂が発生しない
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る帯状金属
板の接合装置の好ましい実施例を詳説する。図1は本発
明に係る帯状金属板の接合装置の説明図である。図1に
示すように帯状金属板10はロール12から巻戻されパ
スローラ14に転接されて接合装置16に搬送される。
接合装置16のプリカット装置18は2組のカッタ2
0、20を備え、帯状金属板10の先端部10Aは、プ
リカット装置18によって切断され、接合を行う帯状金
属板22の後端部22Aに正確に突き合わせ、又は重ね
合わせができるように形成される。尚、巻戻される帯状
金属板10の先端部10Aが直接帯状金属板22の後端
部22Aに正確に突き合わせできる場合には、プリカッ
ト装置18は使用されない。
【0008】プリカット装置18の後段には溶接装置2
4が設けられている。溶接装置24は図2に示すよう
に、クランプ26、28、溶接トーチ30及びバックバ
ー31等から構成されている。バックバー31の上部に
は帯状金属板10、22が載置され、このバックバー3
1は帯状金属板10の先端10Aと帯状金属板22の後
端22Aとが重ね合わされる箇所に溶接溝31Aが形成
されている。そして溶接溝31Aの上端部31B、31
Bは湾曲形に面取りされている。尚、溶接溝31Aの上
縁部31B、31Bは湾曲形に面取りされている場合に
限らず、図3に示すよう溶接溝31Aの上端部31C、
31Cを直線状の傾斜面に面取りしてもよい。図3上で
図2と同一類似部材については同一符号を付して説明を
省略する。
【0009】このように形成されているバックバー31
の溶接溝31Aで帯状金属板10の先端10Aと帯状金
属板22の後端22Aとが重ね合わされると、クランプ
26が帯状金属板10の先端10Aを保持し、クランプ
28が帯状金属板22の後端22Aを保持する。従って
帯状金属板10と帯状金属板22とが重ね合わせられ
る。そして帯状金属板同士10、22が重ね合わせられ
ると、重ね合わせ部は溶接トーチ30で溶接される。
【0010】溶接トーチ30にはTIGアーク溶接法が
採用され、この溶接トーチ30の他には、MIGアーク
溶接、ガス溶接、又はCO2 、YAG等のレーザ溶接等
を用いてもよい。溶接トーチ30は突き合わせ部の上方
から帯状金属板10、22の幅方向に移動しながら帯状
金属板端部10A、22Aを溶融して溶接する。又、帯
状金属板10、22の厚みが、0.3mm 以下の場合には、
帯状金属板10、22が容易に溶融されるので、帯状金
属板端部10A、22A同士は僅か重ね合わせて溶接さ
れる。
【0011】溶接装置24の後段には圧延装置32が設
けられ、圧延装置32は圧延ローラ34及びバックバー
36から構成され、圧延ローラ34の作動によって帯状
金属板10と帯状金属板22との溶接部40は圧延され
る。又、圧延装置32の後段にはエッジトリミング装置
42が設けられ、エッジトリミング装置42の一対のダ
イセット44、44間に帯状金属板10、22の溶接部
40が移動され、第3図に示すように帯状金属板10、
22の溶接部40の両端40A、40Bをトリミングし
ている。両端40A、40Bのトリミングはダイセット
44、44を溶接部40の幅方向に位置決めし、各帯状
金属板10A、22A及び溶接部40の端部を含めて打
ち抜くことにより行う。エッジトリミング法は、このパ
ンチング法の他にレーザによる切断法、エアプラズマに
よる切断法等を使用してもよい。このようにトリミング
した後、帯状金属板は塗布工程等に送り出されている。
【0012】前記の如く構成された本発明に係る帯状金
属板の接合装置によれば、帯状金属板10、22同士を
重ね合わせた後に溶接装置24によって溶接され、その
溶接部40は圧延装置32によって圧延される。このた
め、溶接部40は段差がなく、溶接接合された帯状金属
板10、20は円滑にパスローラと転接して搬送されて
後段の図示しない塗布装置に送られ、塗布処理が均一に
行われる。この場合、溶接部40は大きな接合強度を有
し、円滑に搬送されるので破断の虞がない。又、従来の
ように塗布装置を溶接部40から退避させることなく、
溶接部40にも均一に塗布処理ができる。
【0013】又、溶接部40は圧延処理による加工硬化
によって溶接時と比較して引張強度が回復し、接合強度
が向上する。従って、アルミニウム等のように結晶が溶
接時の溶融によって粗大化するものには、特に有効であ
る。更に、溶接部40の表面形状は溶接時の熱集中及び
圧延時の加圧変動により歪み、搬送中の張力負荷時に応
力が集中するが、図4に示すように各帯状金属板10、
22の溶接部40の端部40A、40Bをトリミングす
ると、溶接部40の応力は減少し帯状金属板10、22
に破断の虞がない。
【0014】次に、本発明に係る接合装置のバックバー
31で溶接した場合を従来のバックバーで溶接した場合
と比較して説明する。この試験は3種類のバックバーに
付いて行い、第1のバックバーは溶接溝31Aの幅寸法
が1.0 mmで、溶接溝31Aの上縁部31B、31Bが半
径0.5 mmの湾曲形に面取り加工されている(本発明の実
施例)。第2のバックバーは溶接溝31Aの幅寸法が1.
0 mmで、溶接溝31Aの上縁部31C、31CがC=0.
5 mmの寸法で面取り加工されている(本発明の他の実施
例)。第3のバックバーは溶接溝の幅寸法が1.0 mmで、
溶接溝の上端部が面取り加工されていない(従来技
術)。
【0015】また試験サンプルは、帯状金属板10、2
2の厚さ;0.3 mmのアルミ合金板を使用した。さらに溶
接はこれらのアルミ合金板を1.5mm重ね合わせ後、6m/
分の溶接速度で重ね合わせ部を溶接した。そしてこの溶
接を各々のバックバーに対して5回繰り返した。その結
果、図5に示すように第3のバックバーで溶接した場合
は5回とも溶接開始端側に亀裂6が発生し、その平均亀
裂長さは2.5 mmであるのに対して、第1、第2のバック
バー31で溶接した場合は5回とも図4に示す溶接部4
0の溶接開始端側に亀裂が発生しない。このように、第
1、第2のバックバー31(すなわち本発明のバックバ
ー31)の場合、溶接部40の亀裂発生を防止すること
ができる。
【0016】前記実施例では帯状金属板同士10、22
を微小量重ね合わせて重ね合わせ部を溶接したが、これ
に限らず、帯状金属板同士10、22を突き合わせて突
き合わせ部を溶接してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る帯状金
属板の接合装置によれば、溶接装置のバックバーの溶接
溝の上縁が面取り加工されているので、帯状金属薄板同
士の重ね合わされた部分を5m/分以上の溶接速度で溶接
した場合でも、帯状金属薄板同士の重ね合わせ部の溶接
開始端に亀裂が発生しない 従って、生産性の向上を図
ることができると共に溶接接合部に十分な強度を持たせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯状金属板の接合装置の説明図
【図2】本発明に係る帯状金属板の接合装置の要部拡大
【図3】本発明に係る帯状金属板の接合装置の他の実施
例の要部拡大図
【図4】本発明に係る帯状金属板の接合装置で帯状金属
板同士を溶接した状態を示す平面図
【図5】従来の帯状金属板の接合装置で帯状金属板同士
を溶接した状態を示す平面図
【符号の説明】
10、22…帯状金属板 16…接合装置 18…プリカット装置 24…溶接装置 31…バックバー 31A…溶接溝 31B、31C…上縁部 32…圧延装置 36…エッジトリミング装置 40…溶接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状金属板同士を溶接装置のバックバー
    上で重ね合わせ又は突き合わせると共に該重ね合わせ又
    は突き合わせ部をバックバーの溶接溝に配設し、前記重
    ね合わせ又は突き合わせ部を溶接装置で溶接し、該溶接
    接合部を圧延装置で圧延する帯状金属板の接合装置にお
    いて、 前記バックバーの溶接溝の上縁が面取り加工されている
    ことを特徴とした帯状金属板の接合装置。
  2. 【請求項2】 前記バックバーの溶接溝の上縁は半径0.
    5 〜1.0mmの湾曲形に面取り加工されていることを特徴
    とする請求項1の帯状金属板の接合装置。
  3. 【請求項3】 前記バックバーの溶接溝の上縁は直線状
    の傾斜面に面取り加工されていることを特徴とした請求
    項1の帯状金属板の接合装置。
JP17140191A 1991-07-11 1991-07-11 帯状金属板の接合装置 Pending JPH0515973A (ja)

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