JPH0253212A - 接合フェライト磁気ヘッド - Google Patents

接合フェライト磁気ヘッド

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Publication number
JPH0253212A
JPH0253212A JP63202972A JP20297288A JPH0253212A JP H0253212 A JPH0253212 A JP H0253212A JP 63202972 A JP63202972 A JP 63202972A JP 20297288 A JP20297288 A JP 20297288A JP H0253212 A JPH0253212 A JP H0253212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
magnetic head
magnetic
core part
crystal
Prior art date
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Pending
Application number
JP63202972A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Akiyasu
啓 秋保
Takanori Aoto
青砥 隆徳
Kiyomitsu Matsune
松根 清光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0253212A publication Critical patent/JPH0253212A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダー等に搭載される接合
フェライト磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
近年、ビデオテープレコーダー(VTR)等の機器の小
型化や長時間記録への要求、あるいはデジタルビデオテ
ープレコーダー等の出現に伴う高密度記録や短波長記録
への要求に応えるために、高い保磁力を有する磁気記録
媒体が使用されるようになっている。これに伴って、磁
気ヘッドのコア材料には高い飽和磁束密度および透磁率
を有することが要求されている。
一般に磁気ヘッドは、記録時には飽和磁束密度が高いほ
ど、また再生時には透磁率が高いほど特性上有利であり
、各種の単結晶フェライトがコア材料として広く用いら
れている。しかしながら、単結晶フェライトは本来、飽
和磁束密度の高いものは透磁率が低く、逆に透磁率の高
いものは飽和磁束密度が低いという特性を有している。
したがって、コアを単結晶フェライトのみで構成した通
常のいわゆる単体フェライトへンドでは、記録特性と再
生特性の両立が困難である。そこで、たとえば磁気記録
媒体と接触するフロントコア側に高飽和磁束密度を有す
る単結晶フェライトを用い、残りの磁気回路を構成する
バックコア側に高il!磁率を有する多結晶フェライト
を用いた、いわゆる接合フェライト磁気ヘッドが提案さ
れている。
〔発明が解決しようとする!I!!!I)上述のような
接合フェライト磁気ヘッドにおいて、単結晶フェライト
と多結晶フェライトとは窒素雰囲気中、1200〜13
00℃程度の温度条件下、5k g / c m”以上
の圧力で直接接合する、いわゆる熱間加圧処理により接
合される。
しかしながら、この熱間加圧処理によった場合、接合条
件の選択が困難であるばかりか、単結晶フェライトの拡
散により接合界面が乱れ、磁気ヘッドとされた場合に摺
動ノイズが増加し易い。
また、上述のような接合フェライト磁気ヘッドでは多結
晶フェライトの占める体積が大きい、ところがこの多結
晶フェライトの保磁力は概して0.150eと高いため
に磁気ヘッドを帯磁させ易く、再生出力信号のC/N比
を劣化させる原因となる。
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案される
ものであり、磁気ヘッドの帯磁を抑制し、摺動ノイズが
少なく高C/N比が得られる接合フェライト磁気ヘッド
の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述の目的を達成するために鋭意検討を
重ねた結果、フロントコア部とバックコア部の材料とし
ていずれも単結晶フェライトを使用しても、これらの結
晶方位を互いに異なるよう適切に選ぶことにより良好な
結果が得られることを見出し、本発明に至ったものであ
る。
すなわち本発明にかかる接合フェライト磁気ヘッドは、
フロントコア部とバンクコア部とが接合一体化されてな
る接合フェライト磁気ヘッドであって、前記フロントコ
ア部とバックコア部とがいずれも単結晶フェライトより
なり、これらの結晶方位が互いに異なることを特徴とす
るものである。
上述のような接合フェライト磁気ヘッドを作成するにあ
たっては、フェライトの磁化容易軸が<ioo>方向に
存在することを考慮して、フロントコア部とバックコア
部における単結晶フェライトの結晶方位とその組合せを
考えれば、実用上はまず十分である。
上記フロントコア部とバックコア部とは、いわゆる熱間
加圧処理により接合される。
本発明は、磁気ギャップ対接面に高飽和磁束密度を有す
る軟磁性合金からなる金属磁性薄膜が形成された、いわ
ゆるメタル・イン・ギャップ型の複合磁気ヘッドにも適
用することができる。
さらに、上述の熱間加圧処理に伴ってフロントコア部と
バックコア部との界面に反応層が形成されるのを防止す
るために、必要に応じて膜厚l〜5μm程度の酸化物磁
性薄膜を介在させても良い。
上記酸化物磁性薄膜としては、Mn−Znフェライト、
Mnフェライト、Ni−ZnフェライトNiフェライト
、Fe−Znフェライト、Feフェライト(マグネタイ
ト)等のスピネル型結晶構造を有する磁性薄膜や、YI
C;、Gd1G等のガーネット型結晶構造を有する磁性
薄膜、YFeOs等のオルソフェライト型の磁性薄膜等
が挙げられる。これらの酸化物磁性薄膜は、各種スパッ
タリング、真空蒸着法、メツキ法、イオンブレーティン
グ、MBE等の手法によって容易に形成することができ
る。
〔作用〕
本発明にかかる接合フェライト磁気ヘッドには多結晶フ
ェライトが使用されていないため、磁気ヘッド全体とし
ての保磁力が不必要に高くなることがない、しかも、磁
気記録媒体に摺接するフロントコア部と、残りの大部分
の体積を占め磁気回路を構成するバックコア部とが互い
に結晶方位の異なる単結晶フェライトで構成されている
ために、多結晶フェライトを使用しなくとも磁気ヘッド
全体として十分な透磁率が確保される。したがって、磁
気ヘッドの帯磁を招く虞れが少なくなり、良好な記録再
生特性が実現される。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例について、図面を参照しな
がら説明する。
実施例1 本実施例は、フロントコア部における単結晶フェライト
の<100>方向をフロントギャップ面に対して垂直と
し、バックコア部における単結晶フェライトのく100
〉方向をバックギャップ面に対して45°の角度とした
接合フェライト磁気ヘッドの例である。
以下、本実施例にかかる接合フェライト磁気ヘッドの構
成を第1図を参照しながら説明する。このような接合フ
ェライト磁気ヘッドは、記録媒体対接面(la)、 (
3a)の中央に位置するフロントギャップ面FCおよび
バックギャップ面BGを境として左右別々の磁気コア半
休(1)、(n)として作成され、最後にガラス融着等
により該磁気コア半休(1)、 (It)が対向して接
合される。上記磁気コア半休(1)、(n)の少なくと
も一方にはコイルを巻装するための巻線溝(5)が穿設
されている。
各磁気コア半休(1)、(It)はさらに、フロントギ
ャップ面FCに臨むフロントコア部(1) 、 (3)
とバックギャップ面BGに臨むバックコア部(2)(4
)とに分かれる。上記フロントコア部(1) 、 (3
)における単結晶フェライトの結晶方位は<100>方
向がフロントギャップ面FGに対して垂直となるように
選ばれており、したがってフロントギャップ面FC[た
だし、側面(lc) 、 (3c)と平行である。1の
面指数は[100)、記録媒体対接面(la) 、 (
3a)の面指数は(1101,側面(2b) 、 (4
b)の面1@数は+1111となる。ただし、上述の各
面指数のうち、記録媒体対接面(la) 、 (3a)
については円筒研摩を施す前の面指数で表すものとする
(以下同じ、)。
一方、上記バックコア部(2) 、 (4)における単
結晶フェライトの結晶方位は<100>方向がバックギ
ャップ面BGに対して45@の角度をなすように選ばれ
ており、したがってバラクギ中ツブ面BG(ただし、側
面(2c) 、 (4c)と平行である。1の面指数は
+1111.底面(2a) 、 (4a)の面指数は(
2111,側面(2b) 、 (4b)の面指数は(1
101となる。
上述のような接合フェライト磁気ヘッドは、たとえば以
下の方法により製造することができる。
すなわち、まず単結晶フェライトを上述のような結晶方
位に切り出して、フロントコア部(1) 、 (3)と
なるブロックとバックコア部(2)、(4)となるブロ
ックを作成する。ここで使用される単結晶フェライトは
、たとえばF e gos 52.0モル%、  Mn
028.0モル%、Zn020.0モル%なる組成の材
料である。
次に、上述の各ブロックの面のうち接合面となる面、す
なわちフロントコア用ブロックの(110)面とバック
コア用ブロックの(211)面に鏡面研磨を施し、これ
らをたとえば窒素雰囲気中、1300°C程度の温度条
件下、5 kg/cm”程度の圧力にて熱間加圧処理に
より接合する。
以後の工程は、通常の磁気ヘッドの製造工程と同様であ
る。
実施例2 本実施例は、フロントコア部における単結晶フェライト
の<100>方向をフロントギャップ面に対して45°
の角度とし、バックコア部における単結晶フェライトの
<100>方向をバックギャップ面に対して垂直とした
接合フェライト磁気ヘッドの例である。
以下、本実施例にかかる接合フエライ)[気ヘッドの構
成を第2図に示す。構成の概略は実施例1と同様である
が、各磁気コア半休(ml)、 (IV)を構成するフ
ロントコア部(11)、(13)とバックコア部(12
)、(14)の結晶方位が逆となっている。すなわち、
上記フロントコア部(11)、(13)の結晶方位は〈
100>方向がフロントギャップ面FGに対して45°
の角度をなすように選ばれており、したがってフロント
ギャップ面FG[ただし、側面(llc) 、 (13
c)と平行である。1の面指数は(111)、記録媒体
対接面(lla) 、 (13a)の面指数は+211
1.側面(llb> 、 (13b)の面指数は(11
0)となる。
一方、上記バックコア部(12) 、 (14)の結晶
方位は(100>方向がバックギャップ面BGに対して
垂直となるように選ばれており、したがってバックギャ
ップ面BG[ただし、側面(12c) 、 (14c)
と平行である。jの面指数は(100)、底面02a)
 、 (14a)の面指数は(1101,側面(12b
)。
(14b)の面指数は(111)となる。
比較例1 本比較例は、フロントコア部とバックコア部の区別がな
く、単結晶フェライトの<100>方向をフロントギャ
ップ面あるいはバックギャップ面に対して垂直としたフ
ェライト磁気ヘッドの例である。
以下、本比較例にかかるフェライト磁気ヘッドの構成を
第3図に示す、構成の概略は上述の各実施例と同様であ
るが、各磁気コア半休(21) 、 (22)は単一の
単結晶フェライトから構成され、その結晶方位は<10
0)方向がフロントギャップ面FGあるいはバックギャ
ップ面BGに対して垂直となるように選ばれている。し
たがって、フロントギャップ面FCおよびバックギャッ
プ面BG[ただし、いずれも側面(21c) 、 (2
2c)と平行である。]の面指数は(1001,記録媒
体対接面(21a) 。
(22a)の面指数は(110)、側面(21b) 、
 (22b)の面指数は(111)となる。
比較例2 本比較例は、フロントコア部とバックコア部の区別がな
く、単結晶フェライトの<100>方向をフロントギャ
ップ面あるいはバックギャップ面に対して45”の角度
をなすようにしたフェライト磁気ヘッドの例である。
以下、本比較例にかかるフェライト磁気ヘッドの構成を
第4図に示す。構成の概略は上述の各実施例と同様であ
るが、各磁気コア半休(31) 、 (32)は単一の
単結晶フェライトから構成され、その結晶方位は<10
0>方向がフロントギャップ面FGあるいはバックギャ
ップ面BGに対して45°の角度をなすように選ばれて
いる。したがって、フロントギャップ面FCおよびバッ
クギャップ面BG[ただし、いずれも側面(31c) 
、 (32c)と平行である。1の面指数は(111)
、記録媒体対接面(31a) 、 (32a)の面指数
は(2111,側面(31b)(32b)の面指数は(
1101となる。
以上、各実施例および各比較例において作成された各接
合フェライト磁気ヘッドおよび各フェライトa気ヘッド
について、再生出力信号のC/N比と摺動ノイズを測定
した。測定に当たっては、磁気テープ走行速度を6.9
m/秒、記録信号周波数を5.7MH2とした。この結
果を第1表に示す。
第1表 以上の結果から、本発明にかかる接合フェライト磁気ヘ
ッドは、単一の結晶方位のフェライト単結晶を使用した
フェライト磁気ヘッドに比べてC/N比が向上し、摺動
ノイズが低減されていることが明らかである。
なお、以上の説明は単にフェライトブロックからなる磁
気コア半休を接合して作成した磁気ヘッドについて行っ
たが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえ
ば、必要に応じてトラック幅を規制するための溝加工等
を施すことも可能である。また、各磁気コア半休の接合
面に軟磁性薄膜を形成したり、また傾斜面に金属層を形
成した磁気コア半休を対向接合し、該金属層同士の接合
界面を磁気ギャップとして利用する等の、いわゆるメタ
ル・イン・ギャップ型の磁気ヘッドや磁気ヘッド等とし
ても良い。
[発明の効果〕 以上の説明からも明らかなように、本発明にかかる接合
フェライト磁気ヘッドは材料として単結晶フェライトの
みを要し、フロントコア部とバックコア部とは該単結晶
フェライトを切り出す際の結晶方位を変えるだけで作成
できる。したがって、従来の接合フエライ)I気ヘッド
のように、材料として単結晶フェライトと多結晶フェラ
イトの両方を調達する必要がない、しかも、本発明を適
用すれば、再生出力信号のC/N比が向上し、摺動ノイ
ズが低減される。このような接合フェライト磁気ヘッド
は、従来困難であった記録特性と再生特性の両立を可能
とし、近年の高密度記録への要望にも十分に対応し得る
ものである。
1、  n、  I[l、  It/ la、3a、lla、13a 1、 3. 11. 13 2、 4. 12. 14 G G 特許出 願人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  フロントコア部とバックコア部とが接合一体化されて
    なる接合フェライト磁気ヘッドにおいて、前記フロント
    コア部とバックコア部とがいずれも単結晶フェライトよ
    りなり、これらの結晶方位が互いに異なることを特徴と
    する接合フェライト磁気ヘッド。
JP63202972A 1988-08-15 1988-08-15 接合フェライト磁気ヘッド Pending JPH0253212A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2303486A (en) * 1995-07-19 1997-02-19 Mitsubishi Electric Corp Magnetic disc drive head structure

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2303486A (en) * 1995-07-19 1997-02-19 Mitsubishi Electric Corp Magnetic disc drive head structure
US5731938A (en) * 1995-07-19 1998-03-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Magnetic head device having increased dimensional accuracy and improved magnetic characteristics
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