JPH0192908A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH0192908A JPH0192908A JP24987487A JP24987487A JPH0192908A JP H0192908 A JPH0192908 A JP H0192908A JP 24987487 A JP24987487 A JP 24987487A JP 24987487 A JP24987487 A JP 24987487A JP H0192908 A JPH0192908 A JP H0192908A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、磁気記録装置の電磁変換器すなわち磁気ヘッ
ド、特にメタルテープなどの高抗磁力の媒体に対して、
広帯域記録再生を行うVTR等に用いて好適な磁気ヘッ
ドに関する。
ド、特にメタルテープなどの高抗磁力の媒体に対して、
広帯域記録再生を行うVTR等に用いて好適な磁気ヘッ
ドに関する。
[従来の技術]
従来、VTR等の映像記録再生用として使用されている
磁気ヘッドは、第1θ図に示すように単結晶フェライト
あるいはセンダスト合金をヘッドチップ1.1として用
い、2部材を接合しヘッドギャップ2と連なる巻線窓3
を形成することによりJこの巻線窓3とへラドチップ端
部とにコイル巻線を巻回してなる、いわゆるリング形磁
気ヘッドが一般的なものである。しかし、近年、メタル
テープの実用化が進むにつれ、薄膜を利用する次のよう
なヘッドも開発されてきている。すなわち、第11図に
示すように、単結晶フェライトあるいは非磁性セラミッ
クからなるヘッドチップ基体IA、1Bに、ギャップ2
Aを構成するヘッドチップとして、センダストあるいは
アモルファス合金などの強磁性合金膜5をヘッドの厚さ
方向に挟み込んだもの、あるいは、第12図に示すよう
に単結晶フェライトのへラドチップICの端部を斜めに
カットし、ギャップ2Bおよび後ギャップ2B’ を構
成するヘッドチップ端部に強磁性合金膜5Aをヘッドの
走行方向に傾斜させて挟み込んだものである。
磁気ヘッドは、第1θ図に示すように単結晶フェライト
あるいはセンダスト合金をヘッドチップ1.1として用
い、2部材を接合しヘッドギャップ2と連なる巻線窓3
を形成することによりJこの巻線窓3とへラドチップ端
部とにコイル巻線を巻回してなる、いわゆるリング形磁
気ヘッドが一般的なものである。しかし、近年、メタル
テープの実用化が進むにつれ、薄膜を利用する次のよう
なヘッドも開発されてきている。すなわち、第11図に
示すように、単結晶フェライトあるいは非磁性セラミッ
クからなるヘッドチップ基体IA、1Bに、ギャップ2
Aを構成するヘッドチップとして、センダストあるいは
アモルファス合金などの強磁性合金膜5をヘッドの厚さ
方向に挟み込んだもの、あるいは、第12図に示すよう
に単結晶フェライトのへラドチップICの端部を斜めに
カットし、ギャップ2Bおよび後ギャップ2B’ を構
成するヘッドチップ端部に強磁性合金膜5Aをヘッドの
走行方向に傾斜させて挟み込んだものである。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、かかる従来の磁気ヘッドは、ハイビジョ
ンなどの広帯域信号を記録再生する場合、以下のような
問題を有している。
ンなどの広帯域信号を記録再生する場合、以下のような
問題を有している。
すなわち、第10図に示す、単結晶フェライトヘッドで
は、飽和磁束密度が小さいため、高抗磁力を有するメタ
ルテープに対しては、ヘッドチップ先端が磁気的に飽和
して十分な記録ができないほか、再生時には、全帯域に
わたり発生するフェライト特有の摺動ノイズがあるため
、狭帯域で使用される家庭用ビデオなどでは問題となら
なかったCN比の劣化が大きい。
は、飽和磁束密度が小さいため、高抗磁力を有するメタ
ルテープに対しては、ヘッドチップ先端が磁気的に飽和
して十分な記録ができないほか、再生時には、全帯域に
わたり発生するフェライト特有の摺動ノイズがあるため
、狭帯域で使用される家庭用ビデオなどでは問題となら
なかったCN比の劣化が大きい。
一方、センダスト合金ヘッドでは、飽和磁束密度が大ぎ
いので、ヘッドチップ先端の飽和は少なく、また摺動ノ
イズの発生もないが、高周波になるほど渦電流損失が増
大する。従って、広帯域信号を記録再生する場合、再生
出力が減少して、CN比を低下させる。
いので、ヘッドチップ先端の飽和は少なく、また摺動ノ
イズの発生もないが、高周波になるほど渦電流損失が増
大する。従って、広帯域信号を記録再生する場合、再生
出力が減少して、CN比を低下させる。
また、第11図および第12図に示したサンドイッチ構
造の磁気ヘッドでは、フェライト等を基体として、これ
らの間に強磁性合金を単層あるいは多層膜を生成付着さ
せヘッドを構成するので、ヘッドチップ先端の磁気的飽
和による記録特性の劣化は少ないが、高密度記録再生に
要求されるトラック巾の制限からその膜の厚さおよび層
の数も制限され、渦電流抑制効果が少ないことから広帯
域用の磁気ヘッドとして、その性能は不充分であった。
造の磁気ヘッドでは、フェライト等を基体として、これ
らの間に強磁性合金を単層あるいは多層膜を生成付着さ
せヘッドを構成するので、ヘッドチップ先端の磁気的飽
和による記録特性の劣化は少ないが、高密度記録再生に
要求されるトラック巾の制限からその膜の厚さおよび層
の数も制限され、渦電流抑制効果が少ないことから広帯
域用の磁気ヘッドとして、その性能は不充分であった。
また、その製造に当っても積層方向がヘッドの厚さ方向
、あるいは傾斜方向であることから一個一個別々に作ら
ねばならず、量産に対応できないものであった。
、あるいは傾斜方向であることから一個一個別々に作ら
ねばならず、量産に対応できないものであった。
本発明の目的は、かかる上記の各種従来構造のヘッドの
欠点、すなわち、フェライトの摺動ノイズとメタルテー
プを使用した時のへラドチップ先端部の飽和およびセン
ダストやアモルファスなどの強磁性合金の高周波帯にお
ける渦電流損失等によるCN比劣化の問題を一挙に解決
し、ハイビジョンなどの広帯域信号を高CN比で記録再
生できると共にその製造が容易な磁気ヘッドを提供する
ことにある。
欠点、すなわち、フェライトの摺動ノイズとメタルテー
プを使用した時のへラドチップ先端部の飽和およびセン
ダストやアモルファスなどの強磁性合金の高周波帯にお
ける渦電流損失等によるCN比劣化の問題を一挙に解決
し、ハイビジョンなどの広帯域信号を高CN比で記録再
生できると共にその製造が容易な磁気ヘッドを提供する
ことにある。
r問題点を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明は、ヘッドギャップ
に連なる巻線窓を備えるリング形磁気ヘッドにおいて、
前記巻線窓の内周面に、眉間に絶縁層を介在させつつ強
磁性合金の多層膜を設けたことを特徴とする。
に連なる巻線窓を備えるリング形磁気ヘッドにおいて、
前記巻線窓の内周面に、眉間に絶縁層を介在させつつ強
磁性合金の多層膜を設けたことを特徴とする。
[作 用]
本発明によれば、巻線窓の内周面に、層間に絶縁層が介
在した状態で強磁性合金の多層膜が設けられる。
在した状態で強磁性合金の多層膜が設けられる。
磁束流れの主磁路をなす巻線窓内周部に強磁性合金多層
膜が形成されていることから効率的に高周波における渦
電流損失を軽減することがてきる。
膜が形成されていることから効率的に高周波における渦
電流損失を軽減することがてきる。
また、多層膜の積層方向が磁気ヘッドの厚さ方向と直交
する方向であり、従来のビデオヘッドの製造工程にこの
積層工程が加わるだけなので、その量産にあたり容易に
製造することができる。
する方向であり、従来のビデオヘッドの製造工程にこの
積層工程が加わるだけなので、その量産にあたり容易に
製造することができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例につき添附図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は、本発明の第1の実施例を示し、これはセンダ
スト合金などの強磁性合金材料をヘッドチップ基体11
.11とし、この2部材を接合し、ヘッドギャップ12
と連なる巻線窓13の内周面にセンダスト組成の強磁性
合金多層19914を設けると共に、この眉間には20
0Å以下のSiO□絶縁膜15を設けたものである。1
6はコイル巻線である。
スト合金などの強磁性合金材料をヘッドチップ基体11
.11とし、この2部材を接合し、ヘッドギャップ12
と連なる巻線窓13の内周面にセンダスト組成の強磁性
合金多層19914を設けると共に、この眉間には20
0Å以下のSiO□絶縁膜15を設けたものである。1
6はコイル巻線である。
ここでこの磁気ヘッドの製作方法について第2図ないし
第5図を参照して説明する。
第5図を参照して説明する。
まず、第2図(a)に示すように直方体形状をした強磁
性合金であるセンダスト合金の一面に断面逆台形状の溝
Bが切られたベツドピースAを作製する。この溝部Bの
形状の拡大図を第2図(b)に示す。この溝Bは後述す
る如く巻線窓13の片側基本形状となり、ギヤツブエン
ド傾斜部B1.平底部B2.バックギャップエンド傾斜
部B、を有する。そして、このへラドピースAの溝Bを
有する面に対し、スパッタリングなどの薄膜生成手段に
より、センダスト組成の強磁性合金薄膜14および5i
n2絶縁膜15を、それぞれ1層あたり1〜5μm(1
0,000〜50,000人)および200Å以下の厚
さで交互に付着させ、第3図に示すように多層膜を形成
する。次に、ギャップ突合わせ面を研摩して第3図に破
線で示す位置まで仕上げ、このヘッドピースA、2個を
第4図に示すように突き合わせて、所定のギャップ長が
得られるようギャップ成形溶着を行う。さらに、ヘッド
先端部を第4図に破線で示す位置まで研削して仕上げた
後、第5図に破線で示す如く、所定の厚さでもって輪切
りすることによって、第1図に示す磁気ヘッドを得る。
性合金であるセンダスト合金の一面に断面逆台形状の溝
Bが切られたベツドピースAを作製する。この溝部Bの
形状の拡大図を第2図(b)に示す。この溝Bは後述す
る如く巻線窓13の片側基本形状となり、ギヤツブエン
ド傾斜部B1.平底部B2.バックギャップエンド傾斜
部B、を有する。そして、このへラドピースAの溝Bを
有する面に対し、スパッタリングなどの薄膜生成手段に
より、センダスト組成の強磁性合金薄膜14および5i
n2絶縁膜15を、それぞれ1層あたり1〜5μm(1
0,000〜50,000人)および200Å以下の厚
さで交互に付着させ、第3図に示すように多層膜を形成
する。次に、ギャップ突合わせ面を研摩して第3図に破
線で示す位置まで仕上げ、このヘッドピースA、2個を
第4図に示すように突き合わせて、所定のギャップ長が
得られるようギャップ成形溶着を行う。さらに、ヘッド
先端部を第4図に破線で示す位置まで研削して仕上げた
後、第5図に破線で示す如く、所定の厚さでもって輪切
りすることによって、第1図に示す磁気ヘッドを得る。
本実施例において、磁気ヘッドの巻線窓13内周面にセ
ンダスト組成の強磁性合金多層膜を付着させた構造とす
ることにより、主磁路における渦電流損失は減少し、広
帯域信号の記録再生能率が向上するほか、摺動ノイズを
発生するフェライトを一ヘッド基体とせず、基体として
強磁性合金材であるセンダスト合金を使用するので、高
CN比の再生信号を得ることができる。また、これは、
ヘッドチップ先端の磁気的飽和が問題となる高抗磁力の
メタルテープに対して、特に効果的である。
ンダスト組成の強磁性合金多層膜を付着させた構造とす
ることにより、主磁路における渦電流損失は減少し、広
帯域信号の記録再生能率が向上するほか、摺動ノイズを
発生するフェライトを一ヘッド基体とせず、基体として
強磁性合金材であるセンダスト合金を使用するので、高
CN比の再生信号を得ることができる。また、これは、
ヘッドチップ先端の磁気的飽和が問題となる高抗磁力の
メタルテープに対して、特に効果的である。
なお、多N膜の層間の絶縁膜15がヘッドのテープ摺動
面に露出した場合、これがビデオヘッドにおける通常の
ギャップ長0.2〜0.3μmに近い膜厚であれば空隙
として作用し、疑似信号の発生により記録再生特性を損
なうことがあるが、本実施例では、この厚さを通常のギ
ャップ長の1710以下、すなわち200Å以下とする
ことによりこの疑似信号の発生を無視できる程度にまで
低減させ、かかる問題を解決した。
面に露出した場合、これがビデオヘッドにおける通常の
ギャップ長0.2〜0.3μmに近い膜厚であれば空隙
として作用し、疑似信号の発生により記録再生特性を損
なうことがあるが、本実施例では、この厚さを通常のギ
ャップ長の1710以下、すなわち200Å以下とする
ことによりこの疑似信号の発生を無視できる程度にまで
低減させ、かかる問題を解決した。
次に本発明の第2の実施例を第6図および第7図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
本実施例はヘッドのテープ摺動面のギャップ近傍を除く
左右の大部分を耐摩耗特性をもつ非磁性セラミックや金
属に置き換え、前実施例に対しその耐摩耗特性を向上さ
せたものである。
左右の大部分を耐摩耗特性をもつ非磁性セラミックや金
属に置き換え、前実施例に対しその耐摩耗特性を向上さ
せたものである。
このヘッドの製作方法について説明する。
まず、第7図に示すように、直方体形状の強磁性合金材
であるセンダスト合金Cに溝深さ方向が上面に対し傾斜
した複数個の溝りを形成した後、その上に耐摩耗非磁性
のセラミック板あるいは金属板Eをガラス溶着あるいは
銀ろう溶着または熱圧接等の手段により接着(固着)す
る。
であるセンダスト合金Cに溝深さ方向が上面に対し傾斜
した複数個の溝りを形成した後、その上に耐摩耗非磁性
のセラミック板あるいは金属板Eをガラス溶着あるいは
銀ろう溶着または熱圧接等の手段により接着(固着)す
る。
次いで、これから第7図の破線で示すように溝りの傾斜
方向と一致する長辺を有する直方体のへラドピースA′
を切り出す。
方向と一致する長辺を有する直方体のへラドピースA′
を切り出す。
この後の工程は第2図ないし第5図において説明した第
1の実施例の場合と同様に、逆台形状の溝を形成し、こ
の溝を有する面に対しセンダスト組成の強磁性合金薄膜
および5in2の絶縁膜をスパッタリング等の薄膜形成
手段により交互に積層する。そして、ギャップ突合せ面
の研摩、2個のヘッドピースA′のギャップ形成溶着、
ヘッド先端部研削を施した後、所定の厚さで輪切ること
で第6図の磁気ヘッドが得られる。
1の実施例の場合と同様に、逆台形状の溝を形成し、こ
の溝を有する面に対しセンダスト組成の強磁性合金薄膜
および5in2の絶縁膜をスパッタリング等の薄膜形成
手段により交互に積層する。そして、ギャップ突合せ面
の研摩、2個のヘッドピースA′のギャップ形成溶着、
ヘッド先端部研削を施した後、所定の厚さで輪切ること
で第6図の磁気ヘッドが得られる。
すなわち、このものはへラドチップ21.21の両肩部
に非磁性のセラミックまたは金属性の摺動片21A、2
1^を備えることとなる。
に非磁性のセラミックまたは金属性の摺動片21A、2
1^を備えることとなる。
しかして、強磁性合金膜層24および絶縁層25は巻線
窓23の内周面に形成され、コイル巻線26は巻線窓2
3と左右の溝27との間に巻回される。
窓23の内周面に形成され、コイル巻線26は巻線窓2
3と左右の溝27との間に巻回される。
本実施例においては、第1の実施例と同じく高CN比が
得られるほか、ヘッドのテープとの摺動長さを長くしか
も耐摩耗材料で構成することができ、−長寿命化がはか
れると共に、主磁路を形成する部分のみを巻回する、す
なわち細巻構造にすることができるので、不要なインダ
クタンス分を持って浮遊容量やアンプ入力容量との共振
の周波数を下げ記録前ギの帯域を制限するというような
ことも防止され、広帯域記録を行うことができる。さら
に、同一周波数帯の記録再生においては上記の理由から
コイルの巻回数を増やして、ヘツドの感度をさらに高め
ることかできるという利点もある。
得られるほか、ヘッドのテープとの摺動長さを長くしか
も耐摩耗材料で構成することができ、−長寿命化がはか
れると共に、主磁路を形成する部分のみを巻回する、す
なわち細巻構造にすることができるので、不要なインダ
クタンス分を持って浮遊容量やアンプ入力容量との共振
の周波数を下げ記録前ギの帯域を制限するというような
ことも防止され、広帯域記録を行うことができる。さら
に、同一周波数帯の記録再生においては上記の理由から
コイルの巻回数を増やして、ヘツドの感度をさらに高め
ることかできるという利点もある。
次に、本発明の第3の実施例を第8図に示す。
本例は前述の第1の実施例に対しギャップ突合わせ部分
はセンダスト合金のヘッド基体11をそのまま使用し、
多層膜14.15はギャップエンド以下の部分のみとし
た構造である。同一部位には同一符号を付す。第1の実
施例と同様にして多層膜24.25を巻線窓23の内周
面に付着形成した後、ギヤツブエンド傾斜部B1上の多
層膜の部分をその層端面が露出するように傾斜加工した
ものである。
はセンダスト合金のヘッド基体11をそのまま使用し、
多層膜14.15はギャップエンド以下の部分のみとし
た構造である。同一部位には同一符号を付す。第1の実
施例と同様にして多層膜24.25を巻線窓23の内周
面に付着形成した後、ギヤツブエンド傾斜部B1上の多
層膜の部分をその層端面が露出するように傾斜加工した
ものである。
本実施例の場合は、第1.第2の実施例と比べ、テープ
摺動面からギャップエンドまでの部分すなわちギャップ
深さに対応する部分に多層膜がないので、この分だけ全
体に感度がやや下がるが、テープ摺動面の摩耗によるギ
ャップ深さの変化に対し、第1.第2の実施例に比べ記
録・再生の感度の変化の割合が少なく、VTRの運用上
で取り扱いが容易になるという利点がある。
摺動面からギャップエンドまでの部分すなわちギャップ
深さに対応する部分に多層膜がないので、この分だけ全
体に感度がやや下がるが、テープ摺動面の摩耗によるギ
ャップ深さの変化に対し、第1.第2の実施例に比べ記
録・再生の感度の変化の割合が少なく、VTRの運用上
で取り扱いが容易になるという利点がある。
尚、本発明の第4の実施例として第9図に示すように、
第8図に示した第3の実施例において傾斜加工を施した
その上に絶縁膜を介さずに直接センダストの強磁性合金
膜18をさらに1層付着させると、磁束の流れが円滑に
なることにより、−層ヘッドの性能は向上する。
第8図に示した第3の実施例において傾斜加工を施した
その上に絶縁膜を介さずに直接センダストの強磁性合金
膜18をさらに1層付着させると、磁束の流れが円滑に
なることにより、−層ヘッドの性能は向上する。
第3および第4の実施例では、第8図に破線で示したよ
うに、第2の実施例と同じく、耐摩耗構造にすることも
できる。
うに、第2の実施例と同じく、耐摩耗構造にすることも
できる。
また、本実施例では強磁性合金膜としてセンダストを用
いた例を示したが、他にパーマロイやコバルト、ジルコ
ニウム、ニオブのアモルファス合金を用いてもよく、絶
縁層としてはアルミナを用いることもできる。さらに第
1.第2の実施例においては、ヘッドチップ基体として
非磁性耐摩耗材料を用い、多層膜のみで記録再生の動作
をさせることも十分可能である。
いた例を示したが、他にパーマロイやコバルト、ジルコ
ニウム、ニオブのアモルファス合金を用いてもよく、絶
縁層としてはアルミナを用いることもできる。さらに第
1.第2の実施例においては、ヘッドチップ基体として
非磁性耐摩耗材料を用い、多層膜のみで記録再生の動作
をさせることも十分可能である。
なお、本発明にかかる磁気ヘッドは、ハイビジョンなど
の映像信号用のビデオヘッドとしてだけでなく、電子計
算機端末の記憶装置用として、高ビットレートのディジ
タル記録にも通用できることはいうまでもない。
の映像信号用のビデオヘッドとしてだけでなく、電子計
算機端末の記憶装置用として、高ビットレートのディジ
タル記録にも通用できることはいうまでもない。
[発明の効果コ
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ハイ
ビジョン等の広帯域信号を高CN比で記録再生できると
共にその製造が容易な磁気ヘッドを得ることができる。
ビジョン等の広帯域信号を高CN比で記録再生できると
共にその製造が容易な磁気ヘッドを得ることができる。
第1図は、本発明の第1の実施例を表わす磁気ヘッドの
正面図および平面図(なお、本図以降では狭トラツク化
のためのへラドギャップ部切欠きは図面上で複雑となる
ため省略しである。)、第2図(a)はヘッド基体とな
るヘッドピースを示す斜視図であり、(b)はその一部
拡大図、第3図は溝に強磁性合金多層膜を付着させたと
きの拡大図であり、破線はギャップ突き合わせ面の加工
面を示す。 第4図は、この多層膜付きのへラドピース2個を突き合
わせ、ギャップ成形溶着を行ったときの拡大図であり、
破線はギャップ深さを所定の寸法に仕上げる研削面を示
す。 第5図はヘッドブロックを輪切り切断し、ヘッドチップ
にする様子を示す斜視図。 第6図は、本発明の第2の実施例を示す正面図および平
面図、 第7図は、このヘッドの基体となるヘッドピースの製作
工程を説明するための斜視図、第8図は、本発明の第3
の実施例を示す正面図と平面図、 第9図は本発明の第4の実施例を示す一部拡大正面図、 第10図ないし第12図は、従来のビデオヘッド構造を
示す正面図および平面図であり、通常は第10図に破線
で示すように、狭トラツク化のため、ヘッド上面に切欠
きが設けである。 11.21・・・ヘッドチップ基体、 12.22・・・ヘッドギャップ、 13.23・・・巻線窓、 14.24・・・強磁性合金多層膜、 15.25・・・絶縁膜、 16.26・・・コイル巻線。
正面図および平面図(なお、本図以降では狭トラツク化
のためのへラドギャップ部切欠きは図面上で複雑となる
ため省略しである。)、第2図(a)はヘッド基体とな
るヘッドピースを示す斜視図であり、(b)はその一部
拡大図、第3図は溝に強磁性合金多層膜を付着させたと
きの拡大図であり、破線はギャップ突き合わせ面の加工
面を示す。 第4図は、この多層膜付きのへラドピース2個を突き合
わせ、ギャップ成形溶着を行ったときの拡大図であり、
破線はギャップ深さを所定の寸法に仕上げる研削面を示
す。 第5図はヘッドブロックを輪切り切断し、ヘッドチップ
にする様子を示す斜視図。 第6図は、本発明の第2の実施例を示す正面図および平
面図、 第7図は、このヘッドの基体となるヘッドピースの製作
工程を説明するための斜視図、第8図は、本発明の第3
の実施例を示す正面図と平面図、 第9図は本発明の第4の実施例を示す一部拡大正面図、 第10図ないし第12図は、従来のビデオヘッド構造を
示す正面図および平面図であり、通常は第10図に破線
で示すように、狭トラツク化のため、ヘッド上面に切欠
きが設けである。 11.21・・・ヘッドチップ基体、 12.22・・・ヘッドギャップ、 13.23・・・巻線窓、 14.24・・・強磁性合金多層膜、 15.25・・・絶縁膜、 16.26・・・コイル巻線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ヘッドギャップに連なる巻線窓を備えるリング形磁気ヘ
ッドにおいて、 前記巻線窓の内周面に、層間に絶縁層を介在させつつ強
磁性合金の多層膜を設けたことを特徴とする磁気ヘッド
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24987487A JPH0192908A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24987487A JPH0192908A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0192908A true JPH0192908A (ja) | 1989-04-12 |
Family
ID=17199477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24987487A Pending JPH0192908A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0192908A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02162505A (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-22 | Mitsumi Electric Co Ltd | 磁気ヘッド |
JPH035205U (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-18 | ||
JPH04125806A (ja) * | 1990-09-18 | 1992-04-27 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 磁気ヘッド |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61287015A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-17 | Hitachi Ltd | 磁気ヘツド |
JPS62159306A (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-15 | Sony Corp | 磁気ヘツド |
JPS62162208A (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-18 | Pioneer Electronic Corp | 磁気ヘツド |
JPS62222412A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-30 | Alps Electric Co Ltd | 磁気ヘツド及びその製造方法 |
JPS62250505A (ja) * | 1986-04-23 | 1987-10-31 | Hitachi Ltd | 磁気ヘツド |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP24987487A patent/JPH0192908A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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