JPH025140Y2 - - Google Patents

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JPH025140Y2
JPH025140Y2 JP3358285U JP3358285U JPH025140Y2 JP H025140 Y2 JPH025140 Y2 JP H025140Y2 JP 3358285 U JP3358285 U JP 3358285U JP 3358285 U JP3358285 U JP 3358285U JP H025140 Y2 JPH025140 Y2 JP H025140Y2
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JP
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engine
intermediate member
insulator
vehicle body
stopper
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JP3358285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、乗用車やトラツクなどにおいて、そ
の車体側にエンジンを取付けるためのエンジンの
マウント装置に関する。
(従来の技術) 近年、乗用車などの組立作業においては、車体
側にエンジンを取付ける際、まず、エンジンを車
体の下方からエンジンルーム内に挿入するのが一
般的である。そして、エンジンの車体側への取付
けは、従来、内筒と外筒ならびにこれら両筒間に
固着されて介装された弾性体とからなるインシユ
レータが用いられており、このインシユレータ
を、車体側の取付部に前記内筒内に挿通された挿
通ボルトを介して取付け、前記外筒に固着の中間
部材に対してエンジン側の取付部を下にした状態
で互いに締結固定するように構成されていた(例
えば、実開昭58−58926号公報)。
しかしながら、昨今、エンジンを横置きにした
り、室内空間を広くとつたり、あるいは種々の付
属装置をエンジンルーム内に搭載しなければなら
ない関係上、エンジンの搭載スペースが狭くなる
傾向にあり、その上、エンジンそのものは上部が
大きいため、従来のマウント装置を用いてエンジ
ンを下方から挿入して取付けるのに、かなりの手
数を要し、作業性の面で問題があつた。
すなわち、車体側の取付部にインシユレータを
取付けた状態で下方からエンジンを挿入しようと
すると、インシユレータの外筒に固着の中間部材
にエンジンの上部が当接し、エンジンの挿入が不
可能になる。そこで、インシユレータを取付ける
ための挿通ボルトをいつたん緩めて前記中間部材
を上方へ回動しておき、エンジン挿入後に、中間
部材を下方へ回動してエンジン側取付部の上面に
当接させ、その後、中間部材とエンジン側取付部
とを互いに締結固定することも考えられるが、中
間部材をいちいち上方へ回動したり、下方へ回動
したりしなければならず、多数の手間を要して作
業能率が悪くなる欠点がある。
又、この場合、挿通ボルトを緩めておいて、エ
ンジンの上部に中間部材を当接させ、そのままエ
ンジンを持上げることによつて中間部材を上方へ
回動させ、エンジン上部通過後に、中間部材をそ
の自重で下方へ回動させることも考えられる。し
かし、中間部材は、その自重でほとんど真下まで
回動してしまうため、エンジン挿入後に前記中間
部材を上方へ回動させたとしても、中間部材がエ
ンジン側取付部の下になつてしまい、中間部材を
エンジン側取付部の上に位置させて締結固定する
ことが不可能となる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、このような従来欠点に着目したもの
で、従来のインシユレータに少し手を加えるだけ
の簡単な構造で、エンジンの挿入時の動きを有効
に利用して、中間部材の上下回動を行わせ、組立
時の作業能率を向上させ得るマウント装置の提供
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案によるエンジ
ンのマウント装置は、インシユレータ取付用の挿
通ボルトを緩めたとき、車体側取付部に当接して
中間部材の下方への回動を規制するストツパを、
前記インシユレータに突設してあることを特徴と
する。
(作用) したがつて、挿通ボルトを緩めさえすれば、中
間部材はその自重で下方へ回動しようとするが、
ストツパの働きで回動が規制され、適当な位置で
停止する。その状態で、下方からエンジンを挿入
すると、エンジン上部に中間部材が当接し、エン
ジンの持上げに伴つて中間部材が上方へ回動す
る。エンジン上部が通過すると、中間部材はその
自重で下方へ回動するが、やはりストツパの働き
で直下まで回動することなく、元の位置で停止す
る。その状態で、下方からエンジン側取付部が持
上げられてくるため、エンジン側取付部の上面に
中間部材が当接し、そのままエンジン側取付部の
持上げに伴つて上方へ回動することとなり、エン
ジン挿入後には、エンジン側取付部の上面に中間
部材が位置することになる。
(考案の効果) このように、エンジン挿入時の動きに伴つて、
中間部材が自然に上下回動し、エンジン挿入後に
おいては、エンジン側取付部の上に中間部材が位
置することになるため、単にインシユレータ側に
ストツパを突設するだけの簡単な構造で、いちい
ち中間部材を上下回動させる必要がなく、エンジ
ン取付部の作業能率を向上させることができる。
(実施例) 本考案の実施例を図面にもとづいて説明する
と、エンジン1は、エンジンルーム内に横向きに
置かれ、第2図に示すように、合計4個のマウン
ト装置M1,M2,M3,M4によつて車体側に取付
けられている。エンジン1の正面側のマウント装
置M1は、インシユレータ2を備え、このインシ
ユレータ2を介して、車体側の取付部、つまり車
体側ブラケツト3と、エンジン側の取付部、つま
りエンジン側ブラケツト4とが互いに連結されて
いる。
インシユレータ2は、第1図に示すように、断
面が円形の内筒5と外筒6、ならびに、これら両
筒5,6に焼付け固着されて両筒5,6間に介装
された弾性体7とから構成され、かつ、この弾性
体7の両側部には、両筒5,6の軸心方向に突出
するストツパ8が一体的に設けられている。この
インシユレータ2は、内筒5内に挿通された挿通
ボルト9とナツト10によつて、車体側ブラケツ
ト3に取付け可能に構成され、車体側ブラケツト
3に取付けた状態で挿通ボルト9を緩めると、前
記ストツパ8が車体側ブラケツト3に当接して外
筒6に固着の中間部材11の下方へ回動が規制さ
れるように構成されている。そして、この中間部
材11とエンジン側ブラケツト4とは、締結ボル
ト12によつて車体の下方から締結固定可能に構
成されている。
中間部材11は、第1図および第4図に示すよ
うに、上下方向に所定の間隔をおいて対向する状
態に配設された金属材料からなる上壁部材13と
断面がコの字形の下壁部材14、ならびに、上壁
部材13から一体的に折曲されて下壁部材14の
両側に溶接により固着連結された一対の側壁部材
15とから構成されて、上壁部材13と下壁部材
14とが、溶接によつて前記外筒6の外周面に固
着されている。そして、上壁部材13と下壁部材
14との間にわたつては、筒体16が溶接され、
この筒体16内を挿通する締結ボルト17をエン
ジン側ブラケツト4に螺着することにより中間部
材11とエンジン側ブラケツト4とを互いに連結
できるように構成され、かつ、下壁部材14には
ナツト18と位置決め用スタツド19とが溶接さ
れている。
前記エンジン1の正面側には、第5図に示すよ
うに、クランクシヤフトに固着のクランクプーリ
19、カムシヤフトに固着のカムプーリ21、燃
料噴射ポンプに連動のポンプ用プーリ22、アイ
ドルプーリ23、テンシヨンプーリ24などが配
設されて、これらプーリ間にわたつてベルト25
が掛張されるとともに、前記クランクプーリ20
とパワーステアリング用プーリ26ならびにテン
シヨンプーリ27間にわたつては、別のベルト2
8が掛張されている。これらのベルト25,28
のうち、エンジン1側に位置するベルト25は、
取外し自在なベルトカバー29によつて覆われて
いるが、ベルトカバー29の中央部は中空になつ
ていて、その中空部に対向するエンジン1部分
に、前記エンジン側ブラケツト4が複数のボルト
30によつて固着されている。
このエンジン側ブラケツト4は鋳物製で、前記
中間部材11の下壁部材14下面に接合する取付
部分31と、この取付部分31よりも上方に位置
する補助取付部分32とが備えられ、第4図に示
すように、前記取付部分31に穿設の孔内に位置
決め用スタツド19を挿入した状態において、下
方から締結ボルト12によつて取付部分31と下
壁部分14とを締結固定できるように構成されて
いる。そして、上壁部材13上面と補助取付部分
32上面との間にわたつては、補強部材33が配
設され、この補強部材33の上壁部材側は、締結
ボルト17によつて上壁部材13と取付部分31
とに共締めされ、補助取付部分側は、別の締結ボ
ルト34によつて、それぞれ接合固定されるよう
に構成されている。
次に、マウント装置M1によつてエンジン1を
車体側に取付ける手順を第6図にもとづいて説明
すると、まず、インシユレータ2を車体側ブラケ
ツト3に取付けた状態で挿通ボルト9を緩める。
すると、中間部材11はその自重で下方へ回動す
るが、イに示すように、ストツパ8が車体側ブラ
ケツト3に当接するため、下方への回動が規制さ
れて適当な位置で停止する。この状態でエンジン
1を車体の下方からルーム内へ挿入すると、エン
ジン1の上部が中間部材11に当接する。そのま
まエンジン1を持上げると、ロに示すように、エ
ンジン1の持上げに伴つて中間部材11が上方へ
回動し、エンジン1上部の挿入を許す。エンジン
1上部が通過すると、中間部材11は再び自重で
下方へ回動するが、ハに示すように、やはりスト
ツパ8の働きにより元の位置で停止する。この状
態でエンジン側ブラケツト4が持上げられてくる
ため、その取付部分31が中間部材11に当接
し、ニに示すように、そのままこの中間部材11
を上方へ回動させ、エンジン1が所定の位置にき
たときには、エンジン側ブラケツト4の取付部分
31の上面に中間部材11の下壁部材14が接合
位置し、かつ、前記位置決めスタツド19が取付
部分31の孔内に嵌入することとなる。
このように、エンジン1挿入時の動きを有効に
利用するものであるから、いちいち中間部材11
を上下回動させる必要がなく、作業能率の向上を
図ることができる。
その後、車体の下方から締結ボルト12を締付
けるとともに、中間部材11の上壁部材13とエ
ンジン側ブラケツト14の補助取付部分32との
間にわたつて補強部材33を載置し、上方から締
結ボルト17によつて補強部材33、中間部材1
1、ならびにエンジン側ブラケツト4の取付部分
31を共締めし、かつ、別の締結ボルト34によ
つて補強部材33と補助取付部分32とを締付け
ることにより、エンジン1を中間部材11に強固
に取付けることができる。
なお、実施例においては、ストツパ8を弾性体
で、かつ、インシユレータ2の弾性体7と一体的
に形成したものを示したが、このストツパ8は必
ずしも弾性体である必要はなく、また、その位置
もインシユレータ2の外筒6に突設するなど、
種々の改変が可能である。ただし、ストツパ8を
弾性体で形成する場合には、エンジン1取付け後
において、仮りにストツパ8が車体側ブラケツト
3に当接する事態が生じたとしても、その部分で
騒音が発生するようなことがなく、有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るエンジンのマウント装置の
実施例を示し、第1図は要部の側面図、第2図は
全体の平面図、第3図は要部の平面図、第4図は
第3図中の−線断面図、第5図はエンジンの
正面図、第6図イ〜ニはエンジンの取付手順を示
す要部の側面図である。 1……エンジン、2……インシユレータ、3…
…車体側取付部、4……エンジン側取付部、5…
…内筒、6……外筒、7……弾性体、8……スト
ツパ、9……挿通ボルト、11……中間部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内筒と外筒ならびにこれら両筒間に固着され
    て介装された弾性体とからなるインシユレータ
    を、車体側の取付部に前記内筒内に挿通された
    挿通ボルトを介して取付け、前記外筒に固着の
    中間部材に対してエンジン側の取付部を下にし
    た状態で該中間部材とエンジン側取付部を互い
    に締結固定するように構成してあるエンジンの
    マウント装置において、前記挿通ボルトを緩め
    たとき、車体側取付部に当接して前記中間部材
    の下方への回動を規制するストツパを、前記イ
    ンシユレータに突設してあるエンジンのマウン
    ト装置。 前記ストツパが弾性体からなり、インシユレ
    ータの弾性体と一体的に形成してある実用新案
    登録請求の範囲第項に記載のエンジンのマウ
    ント装置。
JP3358285U 1985-03-09 1985-03-09 Expired JPH025140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3358285U JPH025140Y2 (ja) 1985-03-09 1985-03-09

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JP3358285U JPH025140Y2 (ja) 1985-03-09 1985-03-09

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JPS61150538U JPS61150538U (ja) 1986-09-17
JPH025140Y2 true JPH025140Y2 (ja) 1990-02-07

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