JPH0250267B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0250267B2
JPH0250267B2 JP58021048A JP2104883A JPH0250267B2 JP H0250267 B2 JPH0250267 B2 JP H0250267B2 JP 58021048 A JP58021048 A JP 58021048A JP 2104883 A JP2104883 A JP 2104883A JP H0250267 B2 JPH0250267 B2 JP H0250267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
aggregate
floor
base layer
resin mortar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58021048A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59145861A (ja
Inventor
Yutaka Sugie
Tetsuo Okuyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2104883A priority Critical patent/JPS59145861A/ja
Publication of JPS59145861A publication Critical patent/JPS59145861A/ja
Publication of JPH0250267B2 publication Critical patent/JPH0250267B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、樹脂モルタルを用いた新規な床舗装
構造に関する。
従来床を舗装する方法として、コンクリートを
用いる方法、或は樹脂モルタルを用いる方法が知
られている。
このうち、コンクリートを用いる方法を使用す
れば、床面における大きな段差の補正、陥没部の
修理、大きな不陸の修正、或は床レベルのかさ上
げ等を安価に行なうことができるのであるが、施
工後、1週間乃至10日間ぐらいの養生期間を必要
とするため、施工後、直ちには床舗装部分を使用
することができないという欠点がある。
一方、樹脂モルタルを用いる方法を使用すれ
ば、コンクリートの如き養生期間を全く必要とし
ないので、施工後、直ちに床舗装部分を使用し得
るという利点を有する反面、樹脂モルタルはコン
クリートと比較するとかなり高価であるため、床
面における大きな段差の補正、陥没部の修理、大
きな不陸の修正、或は床レベルのかさ上げ等を行
なう場合には、施工費が嵩むという欠点がある。
本発明は、樹脂モルタルが養生期間を全く必要
としない点に着目し、この利点を損なうことなく
施工費をできるだけ低減させることを目的として
なされたものである。
かかる目的を達成するために、本発明の床舗装
構造は、図面に示すように、床1の上面に、樹脂
と大粒径の骨材とを用いた樹脂モルタル下地層2
を形成しするとともに、この樹脂モルタル下地層
2の上面に、樹脂と小粒径の骨材とを用いた樹脂
モルタル表面層3を形成したものであつて、上記
樹脂モルタル表面層に用いる樹脂が300〜3000cps
の粘度を有し、上記樹脂モルタル下地層に用いる
樹脂が3000cpsよりも大きい粘度を有し、かつ樹
脂モルタル下地層における樹脂/骨材の重量比が
1/10〜1/30である。以上の場合において、樹脂と
しては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を用いる
ことが可能である。
床舗装構造を以上の構造とすれば、樹脂モルタ
ル表面層3においては、骨材が小粒径であり骨材
全体としての表面積が大きくなるので、骨材の表
面に付着して骨材同士を接着させる樹脂の必要量
が多くなるのであるが、樹脂モルタル下地層2に
おいては、骨材が大粒径であり、骨材全体として
の表面積が樹脂モルタル表面層3の場合と比較し
て小さくなるので、骨材の重量に対する樹脂の必
要量比が少なくなる。
即ち、床舗装構造全体としてみれば、小粒径の
骨材を用いた樹脂モルタルのみで床舗装構造を構
成した場合と比較して、骨材の重量に対する樹脂
の必要量比を減少させることができ、しかも骨材
と比べて樹脂の方が高価であるため、床舗装構造
を安価に提供することができる。
更に詳細に説明すれば、通常用いられている樹
脂モルタルは、骨材として粒度2mm以下のものを
使用しているため樹脂と骨材との重量比は1/5〜
1/8程度であり、単価が高い樹脂を多く必要とす
るのであるから、このような樹脂モルタルのみを
用いて床面の舗装を行なえば、床舗装自体が極め
て高価なものとなる。
この欠点は、床面における段差、陥没部の深
さ、不陸が大きい場合、或は床レベルのかさ上げ
量が大きい場合に特に顕著となる。
ところが、本発明の床舗装構造は、床1の上面
に、粒度2〜10mm程度の大粒径の骨材を用いた樹
脂モルタル下地層2を形成するとともに、樹脂モ
ルタル下地層2の上面に、粒度2mm以下の小粒径
の骨材を用いた樹脂モルタル表面層3を厚み3〜
5mmに形成してなるのであるから、樹脂モルタル
下地層2における樹脂と骨材との重量比は1/10〜
1/30となる。樹脂/骨材の重量比がこの範囲にあ
るときは、骨材間は点状ないし線状の樹脂で強固
に接合され、骨材間には多数の空隙ができた構造
となる。ここで、樹脂/骨材の重量比が前記範囲
よりも大なるときは、樹脂の使用量が多くなるた
めに、床舗装が高価なものになり、逆に前記範囲
よりも小なるときは、樹脂使用量が少なくなるた
めに、骨材間の接合が充分でなくなる。
このように樹脂/骨材の重量比を前記範囲とす
ることにより、床舗装構造全体としてみれば、単
価が高い樹脂の必要量を少なくして、床舗装を安
価とし得る。
この利点は、床面における段差、陥没部の深
さ、不陸が大きい場合、或は床レベルのかさ上げ
量が大きい場合には、骨材の重量に対する樹脂の
必要量比が少ない樹脂モルタル下地層2を厚くす
ることにより顕著となる。
より具体的にいえば、床面における段差、陥没
部の深さ、不陸、或は床レベルのかさ上げ量が5
〜15mm程度の場合には、粒度2〜5mmの骨材を用
いればよく、床面における段差、陥没部の深さ、
不陸、或は床レベルのかさ上げ量が15mm程度以上
の場合には、粒度5〜10mm程度の骨材を用いれば
よく、効果的な樹脂の節約を図ることができる。
以上は、樹脂の必要量と、骨材の量との関係に
ついて詳述したが、骨材の粒度が変化すれば、樹
脂の粘度も変える必要があり、骨材の粒度に対す
る樹脂の粘度の関係について、以下、詳述する。
通常の樹脂モルタル(本願においては樹脂モル
タル表面層3)においては、骨材の粒度が2mm以
下と小さいので、骨材同士の間に存在する空隙が
小さく、比較的粘度の小さい通常の樹脂(粘度約
300〜3000cps)を骨材の表面に付着させても、樹
脂の流下現象は殆どみられず、従つて、樹脂モル
タル表面層3の全高さ範囲内にわたつて骨材同士
を確実、かつ強固に接着させることができる。
しかし骨材の粒度が2〜10mmの樹脂モルタル
(本願においては樹脂モルタル下地層2)におい
ては、骨材同士の間に存在する空隙がかなり大き
くなるので、前記通常の樹脂(粘度約300〜
3000cps)を骨材の表面に付着させても、樹脂の
流下現象が生じて、下層部分にのみ樹脂が存在
し、上半部には樹脂が殆ど存在しないこととな
る。従つて樹脂モルタル下地層2の下半部は骨材
同士を確実、かつ強固に接着させることができる
が、樹脂モルタル下地層2の上半部は骨材同士が
殆ど、或は全く接着されないこととなる。
かかる点に鑑み、本発明においては、樹脂モル
タル表面層3に用いる樹脂として通常の樹脂(粘
度約300〜3000cps)を選定し、樹脂モルタル下地
層2に用いる樹脂として、舗装時における粘度が
上記樹脂モルタル表面層の樹脂のそれよりも大き
い、すなわち3000cpsよりも大きい粘度を有する
ものを使用している。樹脂モルタル下地層2に用
いる樹脂の粘度が3000cps以下であると、上記の
ような樹脂の流下現象が生じて下地層2の上部の
骨材同士が充分に接着されなくなるため、好まし
くない。
樹脂モルタル下地層2に用いる前記のような高
粘度の樹脂としては、揺変性が付与された組成
物、とくに揺変性指数(TI値)が2〜10である
樹脂が好適である。
尚、上記粘度の許容範囲は、骨材の粘度の範囲
に対応させたものであり、粘度が大きくなるほ
ど、樹脂の粘度を高くする必要がある。
また、樹脂の粘度を高くする方法として、繊維
質を有するアスベスト、エアロジル等の充填剤か
らなる揺変性付与材を混入させることが有効であ
り、揺変性付与材を混入させる割合を変化させる
ことにより容易に樹脂の粘度を変化させることが
できる。
以上詳述した床舗装構造の施工方法について簡
単に説明すると次のとおりである。
床1における段差の補正個所、陥没部、不陸
部、或はかさ上げ必要個所の上面に、先づ樹脂プ
ライマーを塗布し、樹脂プライマーが硬化する前
に、揺変性付与剤を混入してTI値を2〜10とし
た樹脂と粘度〜10mmの骨材(玉砂利)とを混合し
てなる樹脂モルタルを所定厚みに塗布し、木鏝又
は金鏝にて表面を平坦にして樹脂モルタル下地層
2を形成し、樹脂モルタル下地層2が硬化した
後、粘度約300〜3000cpsの樹脂と粒度2mm以下の
骨材とを混合してなる樹脂モルタルを3〜5mmの
薄層に塗布し、木鏝又は金鏝にて表面を平坦にし
て樹脂モルタル表面層3を形成し、以て床1の舗
装を行なうことができる。
以上は、樹脂モルタル下地層2に用いる骨材の
粒度を2〜10mmの範囲内とした実施例についての
み説明したが、骨材の粒度はこの範囲に限定され
るものでは全くなく、例えば10mm以上の粒度の骨
材を用いることも可能であり、この場合には、骨
材の重量に対する樹脂の必要量比をより低減させ
ることができる。
以上のように本発明は、床1の上面に、大粒径
の骨材を用いた樹脂モルタル下地層2を設け、樹
脂モルタル下地層2の上面に、小粒径の骨材を用
いた樹脂モルタル表面層3をを形成した床舗装構
造であつて、上記樹脂モルタル表面層に用いる樹
脂が300〜3000cpsの粘度を有し、上記樹脂モルタ
ル下地層に用いる樹脂は3000cpsよりも大きい粘
度を有し、かつ樹脂モルタル下地層における樹
脂/骨材の重量比が1/10〜1/30であるため、施工
後、直ちに床舗装部分を使用し得るという利点を
犠牲にすることなく、骨材の重量に対する樹脂の
必要量比を効果的に低減させて床舗装構造を安価
に提供し得るという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の床舗装構造を示す縦断面図であ
る。 1…床、2…樹脂モルタル下地層、3…樹脂モ
ルタル表面層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 床の上面に、樹脂と大粒径の骨材とを用いた
    樹脂モルタル下地層を形成するとともに、この樹
    脂モルタル下地層の上面に、樹脂と小粒径の骨材
    とを用いた樹脂モルタル表面層を形成した床舗装
    構造であつて、 上記樹脂モルタル表面層に用いる樹脂が300〜
    3000cpsの粘度を有し、上記樹脂モルタル下地層
    に用いる樹脂が3000cpsよりも大きい粘度を有し、
    かつ樹脂モルタル下地層における樹脂/骨材の重
    量比が1/10〜1/30であることを特徴とする床
    舗装構造。 2 大粒径の骨材を粒度2〜10mmとするととも
    に、小粒径の骨材を粒度2mm以下とした上記特許
    請求の範囲第1項記載の床舗装構造。 3 樹脂モルタル下地層の樹脂に揺変性付与剤を
    混入することにより粘度を大きくした上記特許請
    求の範囲第1項記載の床舗装構造。 4 揺変性付与剤が、繊維質を有する充填剤であ
    る上記特許請求の範囲第3項記載の床舗装構造。
JP2104883A 1983-02-10 1983-02-10 床舗装構造 Granted JPS59145861A (ja)

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JP2104883A JPS59145861A (ja) 1983-02-10 1983-02-10 床舗装構造

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JP2104883A JPS59145861A (ja) 1983-02-10 1983-02-10 床舗装構造

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JPS59145861A JPS59145861A (ja) 1984-08-21
JPH0250267B2 true JPH0250267B2 (ja) 1990-11-01

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JP2104883A Granted JPS59145861A (ja) 1983-02-10 1983-02-10 床舗装構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086802Y2 (ja) * 1988-06-30 1996-02-28 春樹 小畠 透水性舗装用ブロック及び透水性を有する層状の舗装構造体

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Publication number Publication date
JPS59145861A (ja) 1984-08-21

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