JPH086802Y2 - 透水性舗装用ブロック及び透水性を有する層状の舗装構造体 - Google Patents

透水性舗装用ブロック及び透水性を有する層状の舗装構造体

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JPH086802Y2
JPH086802Y2 JP1988085804U JP8580488U JPH086802Y2 JP H086802 Y2 JPH086802 Y2 JP H086802Y2 JP 1988085804 U JP1988085804 U JP 1988085804U JP 8580488 U JP8580488 U JP 8580488U JP H086802 Y2 JPH086802 Y2 JP H086802Y2
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synthetic resin
water
permeable
binder
kneaded
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春樹 小畠
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春樹 小畠
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、透水性舗装用ブロック及び透水性を有する
層状の舗装構造体に関し、更に詳しくは、骨材を合成樹
脂と混練し、これをブロック状に成型し、又は前記混練
物を直接路盤上に敷設してなり、透水性舗装に用いられ
る舗装用ブロック及び舗装構造体に関するものである。
〔従来の技術〕
合成樹脂をバインダーとして、砕石、砂等の骨材と混
練し、これをブロック状に成型したり、または層状に打
設等する場合、バインダーとしての合成樹脂の粘度が低
いと骨材との混練はよいが、バインダーの合成樹脂が下
層に向かって沈下してしまうだけでなく、圧縮も不可能
である。またバインダーとしての合成樹脂の粘度が高け
れば骨材との混練が加熱による以外には不可能となり、
加熱された合成樹脂はそのゲル化から硬化におよぶ変化
にも不自然な影響を余儀なくされるだけでなく、加熱に
より合成樹脂の沈下を一層助長することとなる。このよ
うに、合成樹脂をバインダーとして骨材と混練してブロ
ック状に成型したり、または層状に打設等する場合に
は、バインダーの合成樹脂が沈下してしまい、上層部に
おいてはその強度が低下し、反対に下層部は必要以上に
強化されてしまい、強度にむらが生ずる。このため、上
層部に必要な強度を付与するには、必然的にバインダー
の合成樹脂量を増量しなければならない。更に、このよ
うに合成樹脂をそのまま骨材と混練した場合、骨材が逃
げてローラー等による転圧や圧縮が十分かけられず、骨
材の安定が高揚されず、バインダーとしての合成樹脂本
来の物性を発揮することができない。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、合成樹脂をバインダーとしてこれを砕石
や砂等の骨材と混練してブロック状に成型したり、層状
に打設したりする場合には、バインダーである合成樹脂
の沈下により、強度むらを生じ、この強度むらは、その
まま空隙のむらを生ずるため、合成樹脂をバインダーと
して骨材と混練して通気材や透水材とすることはできな
かった。また、強度をあげるためにバインダーの合成樹
脂量を増量した場合には、空隙率が低下し、通気性や透
水性を持たせることはできない。
このように、従来、合成樹脂をバインダーとして骨材
と混練し、ブロック状に成型し、または直接路盤上に層
状に敷設して舗装とする場合、その上層部の強度が下層
部の強度と比較して弱体化する一方、下層部はバンイダ
ー量が過剰となって必要以上の強度となり、バインダー
としての合成樹脂の無駄を余儀なくされていたばかり
か、下層に合成樹脂バインダーが過剰に存在することに
よって、透水性を有する成型物や層状の透水性舗装とす
る場合、下層には空隙ができず、逆に上層部には空隙が
多すぎて強度が低下し、また練りむらを生じ、しかも成
型時の圧縮や敷設時のローラー等による転圧も十分にか
けられなかった。
そこで本考案では、上記の点に鑑み、骨材を合成樹脂
バインダーと混練してなり、全体に均一な空隙、および
強度を有する透水材を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、砕石、砂等の
骨材に、ポリエステル系合成樹脂、ビニールエステル系
合成樹脂、ウレタン系合成樹脂、またはエポキシ系合成
樹脂にロックウールを混練し、これを溶剤で希釈してな
る合成バインダーを加えて混練し、これをブロック状に
成型してなり、空隙を有することを特徴とする透水性舗
装用ブロック、及び、前記混練物を層状に敷設してな
り、空隙を有することを特徴とする透水性を有する層状
の舗装構造体を提供するものである。
この場合、バンイダーとしての合成樹脂の粘度は、25
℃において100cps〜200000cpsとする。
また、使用する溶剤は、ポリエステル系合成樹脂、お
よびビニールエステル系合成樹脂の場合にはアクリル系
溶剤、ウレタン系合成樹脂の場合には酢酸エステル系溶
剤、またエポキシ系合成樹脂の場合には炭化水素化合溶
剤等でそれぞれ希釈する。
そして、前記バンイダーとしての合成樹脂、ロックウ
ール、および溶剤の配合量は以下のとおりである。
即ち、合成樹脂の粘度が25℃において100cps〜5000cp
sの場合には、これに混練するロックウールの量は15wt
%〜5wt%、また溶剤量は1wt%〜5wt%とする。
合成樹脂の粘度が25℃において5000cps〜10000cpsの
場合には、これに混練するロックウールの量は12wt%〜
4wt%、また溶剤量は2wt%〜7wt%とする。
合成樹脂の粘度が25℃において10000cps〜50000cpsの
場合には、これに混練するロックウールの量は9wt%〜3
wt%、また溶剤量は3wt%〜9wt%とする。
合成樹脂の粘度が25℃において50000cps〜100000cps
の場合には、これに混練するロックウールの量は6wt%
〜2wt%、また溶剤量は4wt%〜12wt%とする。
合成樹脂の粘度が25℃において100000cps〜150000cps
の場合には、これに混練するロックウールの量は3wt%
〜1wt%、また溶剤量は5wt%〜15wt%とする。
合成樹脂の粘度が25℃において150000cps〜200000cps
の場合には、これに混練するロックウールの量は2wt%
〜0.5wt%、また溶剤量は6wt%〜18wt%とする。
〔作用〕
上記のような本考案に係る透水性舗装用ブロック及び
透水性を有する層状の舗装構造体は、骨材をミキサーに
投入し、ミキサーを回転させながら、これに予め合成樹
脂にロックウールを混練して溶剤で希釈した合成バイン
ダーを入れて混練し、これを金型に入れてブロック状に
成型して透水性ブロックとするか、あるいは、前記のよ
うにミキサーで混練した後に、これを路盤上に敷き均
し、鉄輪ローラー等で転圧して透水性を有する舗装構造
体とする。
〔実施例〕
実施例1 ポリエステル系合成樹脂10Kgにロックウール500gを混
練し、これをアクリル系溶剤1Kgで希釈して合成バイン
ダーとした。40mm以下の砕石200Kgを骨材とし、これを
ミキサーに投入し、ミキサーを回転させながら前記合成
バインダーを入れて2分間混練し、これを予め用意した
路盤上に敷き均して鉄輪ローラー4トン車で転圧し、4
m2×30mmの透水性を有する舗装構造体を得た。この透水
性を有する舗装構造体の断面を第1図に示す。
実施例2 ビニールエステル系合成樹脂10Kgにロックウール500g
を混練し、これをアクリル系溶剤1Kgで希釈して合成バ
インダーとした。10mm以下の砕石200Kgを骨材とし、こ
れをミキサーに投入し、ミキサーを回転させながら前記
合成バインダーを入れて2分間混練し、これを予め用意
した路盤上に敷き均して鉄輪ローラー4トン車で転圧し
て4m2×30mmの透水性を有する舗装構造体を得た。この
透水性を有する舗装構造体の断面を第2図に示す。
実施例3 ウレタン系合成樹脂10Kgにロックウール500gを混練
し、これを酢酸エステル系溶剤1Kgで希釈して合成バイ
ンダーとした。3mm以下の砕石200Kgを骨材とし、これを
ミキサーに投入し、ミキサーを回転させながら前記合成
バインダーを入れて2分間混練し、これを平板ブロック
用金型にいれて成型して300mm×300mm×50mmの透水性平
板ブロックを得た。この平板ブロックの断面を第3図に
示す。
実施例4 エポキシ系合成樹脂10Kgにロックウール500gを混練
し、これを炭化水素化合溶剤1Kgで希釈して合成バイン
ダーとした。2mm以下の砕石200Kgを骨材とし、これをミ
キサーに投入し、ミキサーを回転させながら前記合成バ
インダーを入れて2分間混練し、これを平板ブロック用
金型にいれて成型し、450mm×300mmの透水性平板ブロッ
クを得た。この平板ブロックの断面を第4図に示す。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案に係る透水性舗装用ブロック及び
透水性を有する層状の舗装構造体は、ロックウールを混
練した合成バインダーが骨材表面の凹凸部分にも完全に
付着して骨材間の接着作用を強化しており、また冬季間
現場施工時においても、加熱混練の必要がない。またロ
ックウールが合成樹脂を吸収することで、合成樹脂が繊
維化して骨材間に留まり、合成樹脂の沈下を抑制する。
しかも、溶剤により骨材と合成バインダーとの混練を容
易ならしめる一方、溶剤揮発後は合成樹脂の粘度が元に
戻るため、骨材の逃げを解消して成型、敷設時に十分な
圧力をかけることができる。
したがって、本考案に係る透水性舗装用ブロック及び
透水性を有する層状の舗装構造体は、練りむらがなく、
バインダーとしての合成樹脂の沈下もないことから、全
体に均一な強度と、均一な空隙を有し、しかも、成型ま
たは敷設時の圧縮または転圧時には合成バインダーが高
粘度化した状態となり、十分に圧縮、転圧をかけられる
ことから、強度も大きい。そのうえ、骨材に混練する合
成樹脂バインダーの量も従来の2分の1乃至3分の1程
度ですみ、ブロックの製造コストや舗装の施工コストを
低減することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリエステル系合成樹脂をベースとした合成バ
インダーによる舗装構造体の一部拡大断面図、第2図は
ビニールエステル系合成樹脂をベースにした合成バイン
ダーによる舗装構造体の一部拡大断面図、第3図はウレ
タン系合成樹脂をベースにした合成バインダーにより成
型した平板ブロックの一部拡大断面図、第4図はエポキ
シ系合成樹脂をベースにした合成バインダーにより成型
した平板ブロックの一部拡大断面図である。 1:骨材、b:合成バインダー、c:空隙。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】砕石、砂等の骨材に、ポリエステル系合成
    樹脂、ビニールエステル系合成樹脂、ウレタン系合成樹
    脂、またはエポキシ系合成樹脂にロックウールを混練
    し、これを溶剤で希釈してなる合成樹脂バインダーを加
    えて混練し、これをブロック状に成型してなり、空隙を
    有することを特徴とする透水性舗装用ブロック。
  2. 【請求項2】砕石、砂等の骨材に、ポリエステル系合成
    樹脂、ビニールエステル系合成樹脂、ウレタン系合成樹
    脂、またはエポキシ系合成樹脂にロックウールを混練
    し、これを溶剤で希釈してなる合成樹脂バインダーを加
    えて混練し、これを層状に敷設してなり、空隙を有する
    ことを特徴とする透水性を有する層状の舗装構造体。
JP1988085804U 1988-06-30 1988-06-30 透水性舗装用ブロック及び透水性を有する層状の舗装構造体 Expired - Lifetime JPH086802Y2 (ja)

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JPH0211808U JPH0211808U (ja) 1990-01-25
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JPS59145861A (ja) * 1983-02-10 1984-08-21 住友ゴム工業株式会社 床舗装構造

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