JP2696083B2 - 基体上に美麗骨材を固定する方法 - Google Patents

基体上に美麗骨材を固定する方法

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一朗 小林
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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美麗骨材をコンクリー
ト等の基体の上に固定する方法に関する。
【0002】一般遊歩道、公園、庭、料亭の玄関及び玄
関先の道、美術館、体育館、資料館等の建物の敷地内の
広場等、建物の外構において、図1において示されるよ
うにコンクリート等の基体の表面に美麗骨材と樹脂を混
合した砂利舗装が使用されて来た。本明細書において、
図1に示される構造のものを単に豆砂利舗装と云う。
【0003】
【従来技術】従来の豆砂利舗装を下記のように製造され
た。
【0004】(a) 基体の上に粒子の長径が0.5〜
20mmである美麗骨材を合成樹脂結合剤で結合させ
た。(図2)
【0005】しかしこの方法では、美麗骨材の隙間が容
積の20〜25%もある為に、施工後1年位いの経時変
化が激しく、特に表層の骨材が脱去して欠損したり、隙
間に土砂や塵が詰まり、美麗骨材の表面状態が汚くて、
見栄えが極端に悪くなり、問題となっていた。これを防
止する為に、美麗骨材の隙間にセメントペーストを流し
込んだ工法(特公平7−11178参照)が進められて
きたが、この方法では、ペーストの除去に作業人の技術
が必要となる。さらに工程のペーストが初期凝結になっ
たことの判定が幾分困難である。このために作業員の個
人差が出る。又洗い出しの際に作業者によってセメント
ペーストの洗い出し量が異なる。洗い出し量が多くなる
と美麗骨材が多く表われている状態になる。セメントペ
ーストの洗い出し量が少ないと、美麗骨材の表面露出量
が少なくなる。従って作業員の差によって表面状態が異
なった。これは異なる現場ではあまり問題にならない
が、同一状態に仕上げなければならない同じ現場では場
所ごとに表面状態が異なることは問題となった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は基体の上に美
麗骨材を固定させるのに際し、合成樹脂結合剤で美麗骨
材を結合させ、次いで美麗骨材層の下方部分をモルタル
ペーストではなく、乾燥砂を埋めることで、乾燥粉末で
あるためにどのような作業員が作業しても表面状態が一
様な美麗骨材を固定層が得られることを発見して本発明
に至った。
【0007】本発明は、(a) 基体の上に粒子の長径
が0.5〜20mmである美麗骨材を合成樹脂結合剤で
結合させ、(b) その美麗骨材の隙間を乾燥した砂で
埋め、そして(c) その上に溶剤系又は水系合成樹脂
接着剤を散布し、少なくとも上方部分の砂を接着硬化さ
せる、各工程を含む基体上に美麗骨材を固定する方法に
関する。本発明において砂とは珪砂および/または通常
例えば建築用等に使用される砂を意味する。本発明は、
基体の上に存在する合成樹脂結合剤で結合した長径が
0.5〜20mmである美麗骨材、美麗骨材の隙間の下
方部分に存在する、乾燥砂粉末その粉末の上の部分に美
麗骨材の上部が露出するように、合成樹脂接着剤で硬化
した珪砂が存在する基体上の美麗骨材層にも関する。本
発明について図面によって説明する。図2において、基
体11上に長径は0.5〜20mmの美麗骨材14を載
せ、その美麗骨材14を合成樹脂接合材(図示せず)で
結合する。次いで、骨材14の隙間を、乾燥砂25で埋
める(図3参照)。もし必要ならばバイブレーターを使
用して、骨材の隙間を埋める。次いでその上に溶剤系又
は水系合成樹脂接着剤を散布する。その合成樹脂接着剤
溶液の散布によって砂が硬化する(図4参照)。この場
合、美麗骨材の隙間に存在する乾燥砂は、合成樹脂接着
剤溶液の散布によって、内部の空気が逃げ、接着硬化し
た際にその表面は下がる。その美麗骨材が表面から突出
した状態で砂は接着硬化する。本発明において、砂は勿
論その全体を接着硬化させるが、上方部分のみを硬化さ
せ、下方部分は粉末のままであっても、何んら、差しつ
えない 。珪砂は5号〜8号のものが好ましく、砂は3
0メッシュ以下が好ましい。乾燥砂の充填高さ調整は、
左官ブラシ又はデッキブラシが好ましい。美麗骨材とし
ては意匠性に優れた美麗な天然産の玉石または天然石の
砕石が好ましい。人工的に着色した骨材も使用に供する
ことはできるが、意匠的にあまり好ましいとはいえな
い。骨材の大きさとしては上で述べたように、長径が
0.5〜20mmの範囲のものが好ましい。これよりも
小さくなると肝心の意匠価値が急速に低減し、この範囲
よりも大きくなると被化粧体への塗り延べ作業性が困難
になる。特に壁面への適用においては、骨材が大きくな
るほど塗り延べた塗り組成物が落下しやすくなり、この
範囲をこえると施工は困難どころか、ほとんど不可能に
なる。合成樹脂結合剤としては、常温硬化性で透明なフ
イルムを形成するものはすべて適用が可能である。ビス
フェノールAまたはF型エポキシ樹脂とポリアミンまた
はポリチオールからなるエポキシ樹脂組成物、不飽和ポ
リエステル樹脂、エチレンのようなビニルモノマーおよ
び重合開始剤からなる不飽和ポリエステル樹脂組成物、
ポリイソシアネートとポリオールまたはポリエステルか
ら合成されるウレタンプレポリマーと硬化剤としてのポ
リアミンまたはポリオールからなるウレタン樹脂組成
物、あるいはアクリルポリオールとポリイソシアネート
からなるウレタン樹脂組成物などすべて適用可能であ
る。これら合成樹脂結合剤の粘度は500〜100,0
00センチポイズの範囲内にあることが好ましい。ここ
で床面は500〜7,000センチポイズ、壁面は2
0,000〜100,000センチポイズの範囲である
ことが好ましい。これよりも粘度が低くなると、壁面へ
の適用においては骨材を壁面にとどめることが困難にな
り、床面への適用において結合材が地下面に流下して接
着力が低下する。また粘度が高くなると双方とも作業性
が悪くなり、実用にならなくなる。適正な粘度は使用す
る天然骨材の大きさによっても異なる。一般的にいって
大きな骨材ほど高い粘度の結合剤を必要とする。骨材1
00の重量部に対する合成樹脂結合剤の添加量は、固形
分基準で3〜15重量部が好ましい。但しこれは床面は
少なく、壁面が多く必要とされる。添加量がこれよりも
少ないと骨材の結合力が弱すぎて実用上問題となり、こ
れよりも多い添加量は経済的に不適当であるばかりでな
く、自然暴露による変色の程度を高めるので実用上好ま
しくない。合成樹脂接着剤は、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、アクリル樹脂、ポリ尿素樹脂、ポリエステル樹脂
等の接着剤が使用できる。特にウレタン樹脂接着剤が好
ましい。これらの樹脂接着剤は水又は有機溶剤に溶解又
は分散させて使用する。媒体として水が好ましい。樹脂
の濃度は3〜20%が好ましい。
【実施例】
【実施例1】ビスフェノールA型の液状エポキシ樹脂
(エピコート828、油化シエル)100重量部に硬化
剤としての60重量部の変性ポリアミン(サンマイド1
M−544、三和化学)、反応性希釈剤として16重量
部のブチルグリシジルエーテルを加え、均一に混合して
粘度約1,000センチポイズの結合剤とした。ここで
調整された結合剤1重量部に対して14重量部の長径1
0mmの天然産玉石を加え、結合剤を骨材表面に一様に
まぶして塗り組成物とした。塗り組成物は金鏝を使用し
て屋外のコンクリートの上に約10mmの厚さに塗り延
べ、約12時間放置して硬化させ多孔性骨材層とした。
次いで乾燥珪砂7号を、その骨材の上部が3mm程度露
出するようにバイブレーターを使用してその骨材の隙間
に埋めた。次いでアクリル樹脂20%水溶液を800g
/m2散布し、珪砂を接着硬化させた。その豆砂利舗装
は、美麗さを保ったままで隙間が充填されて、強度補強
になった。
【効果】本発明では、乾燥した珪砂及び砂を充填するの
で容易に予め定めた一定の厚さまで骨材の隙間を埋める
ことができ、作業員によるバラツキをなくすことができ
るので、従来の豆砂利舗装で隙間を充填しない時の美麗
さと、それほど変わらない美麗さを保つことができる。
更に経時による隙間への土砂や塵の流入に対しては、完
全に防止でき又隙間による強度不足から発生する早期の
骨材脱去率を低減できる、美麗骨材の豆砂利舗装とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 所謂豆砂利舗装の断面図である。
【図2】 従来の方法の美麗骨材を合成樹脂結合剤で結
合した状態の断面図。
【図3】 図2のものに珪砂及び砂で埋めた状態の断面
図。
【図4】 図3のものを硬化した状態の断面図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 基体の上に粒子の長径が0.5
    〜20mmである美麗骨材を合成樹脂結合剤で結合さ
    せ、 (b) その美麗骨材の隙間を乾燥砂で埋め、 (c) その上に溶剤系又は水系合成樹脂接着剤を散布
    し、少なくとも上方部分の砂を接着硬化させる、 各工程を含む基体上に美麗骨材を固定する方法。
  2. 【請求項2】 基体の上に存在する合成樹脂結合剤で結
    合した長径が0.5〜20mmである美麗骨材、美麗骨
    材の隙間の下方部分に存在する、乾燥砂粉末、その粉末
    の上の部分に美麗骨材の上部が露出するように合成樹脂
    接着剤で硬化した砂が存在する基体上の美麗骨材層。
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