JPH11172613A - 舗装構造体の施工方法 - Google Patents
舗装構造体の施工方法Info
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- JPH11172613A JPH11172613A JP36308397A JP36308397A JPH11172613A JP H11172613 A JPH11172613 A JP H11172613A JP 36308397 A JP36308397 A JP 36308397A JP 36308397 A JP36308397 A JP 36308397A JP H11172613 A JPH11172613 A JP H11172613A
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- JP
- Japan
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- pavement structure
- pavement
- curing
- material layer
- filling material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミストを飛散させることなく、舗装構造体上
面の空隙を平坦な目止め層で短時間で確実に目止めす
る。 【解決手段】 空隙を有するように骨材を所定のバイン
ダーにて結合してなる舗装構造体3の上面に、速硬化樹
脂を敷き均し具4にて展延して目止め層5を形成する。
面の空隙を平坦な目止め層で短時間で確実に目止めす
る。 【解決手段】 空隙を有するように骨材を所定のバイン
ダーにて結合してなる舗装構造体3の上面に、速硬化樹
脂を敷き均し具4にて展延して目止め層5を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテニスコートや各種
陸上競技場などに適用される舗装構造体に関し、さらに
詳しく言えば、空隙を有する舗装構造体を目止めする際
の施工方法に関するものである。
陸上競技場などに適用される舗装構造体に関し、さらに
詳しく言えば、空隙を有する舗装構造体を目止めする際
の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テニスコート、バレーコート、ジョギン
グコースおよびその他の陸上競技場などの屋内施設もし
くは屋外施設に舗装構造体を構築するにあたって、例え
ば特開昭63−304804号公報においては、弾性チ
ップをウレタンなどのバインダーで接着した弾性マット
の表面に、速硬化型ウレタンエラストマーを2液高圧ス
プレーマシン(リムスプレー)でスプレーし、弾性マッ
トの目止めと表面層の形成を連続して行なうようにして
いる。
グコースおよびその他の陸上競技場などの屋内施設もし
くは屋外施設に舗装構造体を構築するにあたって、例え
ば特開昭63−304804号公報においては、弾性チ
ップをウレタンなどのバインダーで接着した弾性マット
の表面に、速硬化型ウレタンエラストマーを2液高圧ス
プレーマシン(リムスプレー)でスプレーし、弾性マッ
トの目止めと表面層の形成を連続して行なうようにして
いる。
【0003】また、他の例として特開平9−78511
号公報には、ゴムチップなどの弾性骨材をウレタンなど
のバインダーで結合してなる弾性層の上面に、低圧吹き
付け手段を用いて主剤と硬化剤とを混合させた速硬性の
高粘度混合物を低圧で吹き付けて表層を形成するように
している。
号公報には、ゴムチップなどの弾性骨材をウレタンなど
のバインダーで結合してなる弾性層の上面に、低圧吹き
付け手段を用いて主剤と硬化剤とを混合させた速硬性の
高粘度混合物を低圧で吹き付けて表層を形成するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
吹き付け法によると、樹脂の粘度がきわめて低いことが
必要とされるため、弾性マットの空隙内に樹脂が落ち込
むとともに、ピンホールが生じやすい。
吹き付け法によると、樹脂の粘度がきわめて低いことが
必要とされるため、弾性マットの空隙内に樹脂が落ち込
むとともに、ピンホールが生じやすい。
【0005】このピンホールを隠すには、樹脂の吹き付
け量を多くすればよいのであるが、リムスプレーは材料
同士の衝突混合方式であるため、その構造上、吹き付け
時のミストがきわめて小さく、ピンホールをなくす程度
にまで吹き付けるには、その吹き付け回数を多くしなけ
ればならない。このことは、その吹き付け作業に長時間
かかることを意味し、速硬化樹脂を用いることのゆえん
である作業時間短縮効果が果たせなくなり、好ましくな
い。
け量を多くすればよいのであるが、リムスプレーは材料
同士の衝突混合方式であるため、その構造上、吹き付け
時のミストがきわめて小さく、ピンホールをなくす程度
にまで吹き付けるには、その吹き付け回数を多くしなけ
ればならない。このことは、その吹き付け作業に長時間
かかることを意味し、速硬化樹脂を用いることのゆえん
である作業時間短縮効果が果たせなくなり、好ましくな
い。
【0006】後者の低圧吹き付け法によれば、使用する
樹脂は高粘性でもよく、前者のようなピンホール発生の
問題は少なくなる。しかしながら、両者に共通して言え
ることは、ともにミストが飛散する吹き付け法であるた
め、周囲の汚れ防止養生に大変な手間がかかり、経済的
でないばかりでなく、作業環境もよくない。
樹脂は高粘性でもよく、前者のようなピンホール発生の
問題は少なくなる。しかしながら、両者に共通して言え
ることは、ともにミストが飛散する吹き付け法であるた
め、周囲の汚れ防止養生に大変な手間がかかり、経済的
でないばかりでなく、作業環境もよくない。
【0007】また、施工面積が広い場合には、その吹き
付けに時間がかかるため、先行して吹き付けした部分の
硬化が済んでいる場合には、その部分に隣接する塗り重
ね部は、樹脂同士に馴染み性がなく、すなわち速硬化樹
脂は硬化が速く流動性に欠けるため、平坦な仕上がりに
なりにくい。
付けに時間がかかるため、先行して吹き付けした部分の
硬化が済んでいる場合には、その部分に隣接する塗り重
ね部は、樹脂同士に馴染み性がなく、すなわち速硬化樹
脂は硬化が速く流動性に欠けるため、平坦な仕上がりに
なりにくい。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、その目的は、舗装構造体上面の空隙
を目止めするにあたって、ミストの飛散がないばかりで
なく、その目止めを確実に行なうことができるととも
に、その目止め層の厚みまでコントロールすることがで
きる舗装構造体の施工方法を提供することにある。
になされたもので、その目的は、舗装構造体上面の空隙
を目止めするにあたって、ミストの飛散がないばかりで
なく、その目止めを確実に行なうことができるととも
に、その目止め層の厚みまでコントロールすることがで
きる舗装構造体の施工方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、空隙を有するように骨材を所定のバイン
ダーにて結合してなる舗装構造体の上面に、速硬化樹脂
を敷き均し具にて展延して目止め層を形成することを特
徴としている。
め、本発明は、空隙を有するように骨材を所定のバイン
ダーにて結合してなる舗装構造体の上面に、速硬化樹脂
を敷き均し具にて展延して目止め層を形成することを特
徴としている。
【0010】敷き均し具としては、鏝やレーキまたはこ
れらと同じすり込み作用をなし得る機械や道具が用いら
れる。この施工方法によれば、空隙を有する舗装構造体
の目止めを短時間で確実に行なうことができる。また、
吹き付け法とは異なり、厚みをコントロールすることが
できるため、余分な目止め材料を厚塗りしなくて済むこ
とになる。特に、空隙がある舗装構造体を屋外や屋上に
おいて構築する場合には、降雨による雨水の浸入を避け
るために、できるだけ早く目止めする必要があるが、本
発明によれば、その要望に応えることができる。
れらと同じすり込み作用をなし得る機械や道具が用いら
れる。この施工方法によれば、空隙を有する舗装構造体
の目止めを短時間で確実に行なうことができる。また、
吹き付け法とは異なり、厚みをコントロールすることが
できるため、余分な目止め材料を厚塗りしなくて済むこ
とになる。特に、空隙がある舗装構造体を屋外や屋上に
おいて構築する場合には、降雨による雨水の浸入を避け
るために、できるだけ早く目止めする必要があるが、本
発明によれば、その要望に応えることができる。
【0011】目止め層の上面に、さらに少なくとも1層
の舗装体を形成することもできる。その形成方法として
は、吹き付けでも流し延べのいずれでもよいが、セルフ
レベリング材料であることが好ましい。また、この目止
め層上に形成される舗装体は、速硬化樹脂による吹き付
けであってもよく、さらには、タイルやシート、カーペ
ット、煉瓦など各種の舗装材を接着材を介して敷き詰め
たものでもよい。
の舗装体を形成することもできる。その形成方法として
は、吹き付けでも流し延べのいずれでもよいが、セルフ
レベリング材料であることが好ましい。また、この目止
め層上に形成される舗装体は、速硬化樹脂による吹き付
けであってもよく、さらには、タイルやシート、カーペ
ット、煉瓦など各種の舗装材を接着材を介して敷き詰め
たものでもよい。
【0012】本発明で用いる速硬化樹脂としては、ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂もしくは瀝青材料およびその変成材料の1種もしく
は2種以上の混合物が好ましく採用される。特には、2
液混合ウレタン樹脂で常温で15分以内で実質的に硬化
するものが好ましい。
タン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂もしくは瀝青材料およびその変成材料の1種もしく
は2種以上の混合物が好ましく採用される。特には、2
液混合ウレタン樹脂で常温で15分以内で実質的に硬化
するものが好ましい。
【0013】なお、反応をコントロールする目的や材質
改良のために、上記速硬化樹脂に各種の添加剤や例えば
炭酸カルシウムなど(好ましくは微粒体)のフィラーを
配合してもよい。
改良のために、上記速硬化樹脂に各種の添加剤や例えば
炭酸カルシウムなど(好ましくは微粒体)のフィラーを
配合してもよい。
【0014】速硬化樹脂は低圧吐出混合装置を用いて舗
装構造体上に吐出されるが、2液以上を混合して速硬化
樹脂とする場合においては、その各液を低圧ポンプにて
圧送し吐出口の直前で混合した後、同吐出口から飛散し
ない程度の圧力で吐出し、その直後に敷き均し具にて展
延して目止め層を形成することが好ましい。
装構造体上に吐出されるが、2液以上を混合して速硬化
樹脂とする場合においては、その各液を低圧ポンプにて
圧送し吐出口の直前で混合した後、同吐出口から飛散し
ない程度の圧力で吐出し、その直後に敷き均し具にて展
延して目止め層を形成することが好ましい。
【0015】本発明で速硬化樹脂とは、常温において1
〜30分、好ましくは1〜20分以内に次の工程作業、
例えば目止め層上にさらに別の舗装体を積層したり、歩
行や研磨などの作業がその樹脂上でできる状態になるも
のを言う。
〜30分、好ましくは1〜20分以内に次の工程作業、
例えば目止め層上にさらに別の舗装体を積層したり、歩
行や研磨などの作業がその樹脂上でできる状態になるも
のを言う。
【0016】舗装構造体の骨材には、無機質骨材および
/または有機質骨材が用いられ、有機質骨材にはゴムチ
ップなどの弾性骨材が含まれる。これら骨材を結合する
バインダーとしては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、合成ゴム、天然ゴム、
瀝青材料、フッ素樹脂、シリコン樹脂およびこれらの変
成体が例示される。
/または有機質骨材が用いられ、有機質骨材にはゴムチ
ップなどの弾性骨材が含まれる。これら骨材を結合する
バインダーとしては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、合成ゴム、天然ゴム、
瀝青材料、フッ素樹脂、シリコン樹脂およびこれらの変
成体が例示される。
【0017】なお、舗装構造体の下地は、従来と同様ア
スコン、コンクリートもしくは砕石など、ある程度の平
坦性があるものであればよい。
スコン、コンクリートもしくは砕石など、ある程度の平
坦性があるものであればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するうえで、その実施例を図面を参照しながら
説明する。
よく理解するうえで、その実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0019】まず、図1の第1実施例について説明する
と、下地1としての開粒アスコン上に、1液ウレタンプ
ライマー(住友ゴム社製「C−916A」)2を塗布
し、その上に次の材料組成からなる空隙を有する舗装構
造体3を形成した。 ・ゴムチップ(住友ゴム社製「粉末ゴムT−3」粒径1
〜3mm) ・天然玉砂利(住友ゴム社製「玉砂利」) ・1液ウレタンバインダー(住友ゴム社製「C−92
6」) 重量比=ゴムチップ/天然玉砂利/バインダー=10/
30/5
と、下地1としての開粒アスコン上に、1液ウレタンプ
ライマー(住友ゴム社製「C−916A」)2を塗布
し、その上に次の材料組成からなる空隙を有する舗装構
造体3を形成した。 ・ゴムチップ(住友ゴム社製「粉末ゴムT−3」粒径1
〜3mm) ・天然玉砂利(住友ゴム社製「玉砂利」) ・1液ウレタンバインダー(住友ゴム社製「C−92
6」) 重量比=ゴムチップ/天然玉砂利/バインダー=10/
30/5
【0020】舗装構造体3の硬化後、図2に示されてい
る低圧吐出混合攪拌機10を用いて、次のA剤とB剤と
からなる速硬化型2液ウレタン樹脂を舗装構造体3の上
面に吐出し、金鏝4ですり込むようにして目止め層5を
形成した。 A剤;変成ウレタンプレポリマー(住友ゴム社製「C−
856」) B剤;ポリエーテルポオールアミン混合物(住友ゴム社
製「H−856」) 重量比=A剤/B剤=1/1、実質可使用時間=2分。
る低圧吐出混合攪拌機10を用いて、次のA剤とB剤と
からなる速硬化型2液ウレタン樹脂を舗装構造体3の上
面に吐出し、金鏝4ですり込むようにして目止め層5を
形成した。 A剤;変成ウレタンプレポリマー(住友ゴム社製「C−
856」) B剤;ポリエーテルポオールアミン混合物(住友ゴム社
製「H−856」) 重量比=A剤/B剤=1/1、実質可使用時間=2分。
【0021】低圧吐出混合攪拌機10は、A剤とB剤と
を別々のタンク11,12からそれぞれ定量ずつ吐出す
る2つの低圧ポンプ13,14と、この各ポンプ13,
14から吐出されるA剤およびB剤と混合するスタティ
ックミキサー15とを備え、この実施例では、タイヨー
テクノ社製のTL3−06V(材料吐出圧20〜30k
g/cm2)を用いた。
を別々のタンク11,12からそれぞれ定量ずつ吐出す
る2つの低圧ポンプ13,14と、この各ポンプ13,
14から吐出されるA剤およびB剤と混合するスタティ
ックミキサー15とを備え、この実施例では、タイヨー
テクノ社製のTL3−06V(材料吐出圧20〜30k
g/cm2)を用いた。
【0022】目止め層5の硬化後、次の材料組成よりな
る2液型ウレタン樹脂を厚さ2mmに塗布し、そのセル
フレベリングにより平坦性を確保しながら舗装体6を形
成した。 ・TDI系ウレタンプレポリマー(住友ゴム社製「C−
953B」) ・ポリエーテルポリオール(住友ゴム社製「H−953
B」) 実質硬化時間=12時間
る2液型ウレタン樹脂を厚さ2mmに塗布し、そのセル
フレベリングにより平坦性を確保しながら舗装体6を形
成した。 ・TDI系ウレタンプレポリマー(住友ゴム社製「C−
953B」) ・ポリエーテルポリオール(住友ゴム社製「H−953
B」) 実質硬化時間=12時間
【0023】そして、この舗装体6上に次の材料組成よ
りなるアクリルウレタントップペイントの表層7を形成
して、スポーツ用舗装材(テニスコート用)を完成させ
た。 ・ウレタンプレポリマー溶剤系塗料(住友ゴム社製「C
−904」) ・アクリル樹脂溶剤系塗料(住友ゴム社製「H−90
4」)
りなるアクリルウレタントップペイントの表層7を形成
して、スポーツ用舗装材(テニスコート用)を完成させ
た。 ・ウレタンプレポリマー溶剤系塗料(住友ゴム社製「C
−904」) ・アクリル樹脂溶剤系塗料(住友ゴム社製「H−90
4」)
【0024】次に、図3に示されている第2実施例につ
いて説明する。同図(a)のように、この場合の下地1
は砕石路盤であり、この砕石路盤上にプライマーを塗布
することなく、舗装構造体3を厚さ30mmに形成し
た。この第2実施例において、舗装構造体3の材料組成
は次のとおりとした。 ・ゴムチップ(住友ゴム社製「粉末ゴムH−5」粒径2
〜5mm) ・1液ウレタンバインダー(住友ゴム社製「C−92
6」) 重量比=ゴムチップ/バインダー=10/2
いて説明する。同図(a)のように、この場合の下地1
は砕石路盤であり、この砕石路盤上にプライマーを塗布
することなく、舗装構造体3を厚さ30mmに形成し
た。この第2実施例において、舗装構造体3の材料組成
は次のとおりとした。 ・ゴムチップ(住友ゴム社製「粉末ゴムH−5」粒径2
〜5mm) ・1液ウレタンバインダー(住友ゴム社製「C−92
6」) 重量比=ゴムチップ/バインダー=10/2
【0025】次に、目止め層5を形成するに先立って、
その目止めを容易にし、かつ、その目止め材の使用量を
減らすため、図3(b)の拡大図に示されているよう
に、舗装構造体3に用いたゴムチップ3aよりも粒径の
小さなゴムチップ3b、具体的には粒径が0.1〜1.
0mmの住友ゴム社製「粉末ゴム4TR」を舗装構造体
3の上面に散布し、その上面の空隙をこの細粒のゴムチ
ップ3bで埋めた。なお、ゴムチップ3bに代えて、そ
の空隙内に入り込むことができる同粒径の珪砂や他の粒
状物を用いてもよい。
その目止めを容易にし、かつ、その目止め材の使用量を
減らすため、図3(b)の拡大図に示されているよう
に、舗装構造体3に用いたゴムチップ3aよりも粒径の
小さなゴムチップ3b、具体的には粒径が0.1〜1.
0mmの住友ゴム社製「粉末ゴム4TR」を舗装構造体
3の上面に散布し、その上面の空隙をこの細粒のゴムチ
ップ3bで埋めた。なお、ゴムチップ3bに代えて、そ
の空隙内に入り込むことができる同粒径の珪砂や他の粒
状物を用いてもよい。
【0026】しかる後、上記第1実施例と同じ組成のA
剤とB剤からなる速硬化型2液ウレタン樹脂を上記第1
実施例と同じく低圧吐出混合攪拌機10を用いて舗装構
造体3の上面に吐出し、金鏝ですり込むようにして目止
め層5を形成した。
剤とB剤からなる速硬化型2液ウレタン樹脂を上記第1
実施例と同じく低圧吐出混合攪拌機10を用いて舗装構
造体3の上面に吐出し、金鏝ですり込むようにして目止
め層5を形成した。
【0027】上記第1実施例および第2実施例では、吹
き付け法と異なり、ミストの飛散がないため、周囲の汚
れ防止養生を行なう必要がなく、また、良好な環境で作
業を行なうことができた。なお、本発明はこの実施例で
説明したような床材に限定されるものでなく、例えば壁
や天井などの舗装にも適用可能である。
き付け法と異なり、ミストの飛散がないため、周囲の汚
れ防止養生を行なう必要がなく、また、良好な環境で作
業を行なうことができた。なお、本発明はこの実施例で
説明したような床材に限定されるものでなく、例えば壁
や天井などの舗装にも適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空隙を有するように骨材を所定のバインダーにて結合し
てなる舗装構造体の上面に、速硬化樹脂を敷き均し具に
て展延して目止め層を形成するようにしたことにより、
吹き付け法のようにミストを飛散させることなく、その
目止めを短時間で確実に行なうことができる。
空隙を有するように骨材を所定のバインダーにて結合し
てなる舗装構造体の上面に、速硬化樹脂を敷き均し具に
て展延して目止め層を形成するようにしたことにより、
吹き付け法のようにミストを飛散させることなく、その
目止めを短時間で確実に行なうことができる。
【0029】また、吹き付け法とは異なり、厚みをコン
トロールすることができるため、余分な目止め材料を厚
塗りしなくて済む。
トロールすることができるため、余分な目止め材料を厚
塗りしなくて済む。
【0030】さらに、目止め層上に別の舗装体を構築す
るにしても、目止め材としての速硬化樹脂にはほとんど
流動性がないため、吹き付け法の場合は平坦な仕上がり
面が期待できず、したがって何回かの吹き付けを重ねる
必要があるが、本発明によれば、ほとんど1回の鏝均し
で平坦な目止め層が形成されるため、その上に例えばセ
ルフレベリング材料などで平坦な舗装体を形成でき、し
かもこの方が仕上がりがよい。
るにしても、目止め材としての速硬化樹脂にはほとんど
流動性がないため、吹き付け法の場合は平坦な仕上がり
面が期待できず、したがって何回かの吹き付けを重ねる
必要があるが、本発明によれば、ほとんど1回の鏝均し
で平坦な目止め層が形成されるため、その上に例えばセ
ルフレベリング材料などで平坦な舗装体を形成でき、し
かもこの方が仕上がりがよい。
【図1】本発明による第1実施例の施工方法を説明する
ための舗装構造体の断面図。
ための舗装構造体の断面図。
【図2】上記第1実施例で用いた低圧吐出混合攪拌機の
模式図。
模式図。
【図3】本発明による第2実施例の施工方法を説明する
ための舗装構造体の断面図およびその一部拡大断面図。
ための舗装構造体の断面図およびその一部拡大断面図。
1 下地 2 プライマー層 3 舗装構造体 4 金鏝 5 目止め層 6 舗装体 7 表層 10 低圧吐出混合攪拌機 11,12 タンク 13,14 ポンプ 15 スタティクミキサー
Claims (4)
- 【請求項1】 空隙を有するように骨材を所定のバイン
ダーにて結合してなる舗装構造体の上面に、速硬化樹脂
を敷き均し具にて展延して目止め層を形成することを特
徴とする舗装構造体の施工方法。 - 【請求項2】 上記目止め層の上面に、さらに少なくと
も1層の舗装体を形成することを特徴とする請求項1に
記載の舗装構造体の施工方法。 - 【請求項3】 上記速硬化樹脂は、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂もしくは瀝
青材料の中から選ばれた1または2種以上の混合物から
なり、常温における硬化時間が1〜30分であることを
特徴とする請求項1または2に記載の舗装構造体の施工
方法。 - 【請求項4】 2液以上を混合して上記速硬化樹脂とす
る場合においては、その各液を低圧ポンプにて圧送し吐
出口の直前で混合した後、同吐出口から飛散しない程度
の圧力で吐出し、その直後に敷き均し具にて展延して目
止め層を形成することを特徴とする請求項1,2または
3に記載の舗装構造体の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36308397A JPH11172613A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 舗装構造体の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36308397A JPH11172613A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 舗装構造体の施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11172613A true JPH11172613A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18478464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36308397A Pending JPH11172613A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 舗装構造体の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11172613A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105064209A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-18 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种桥面铺装调平层结构及其调平方法 |
JP2019137980A (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-22 | 三井化学株式会社 | 弾性材の製造方法、および、弾性材 |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP36308397A patent/JPH11172613A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105064209A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-18 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种桥面铺装调平层结构及其调平方法 |
JP2019137980A (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-22 | 三井化学株式会社 | 弾性材の製造方法、および、弾性材 |
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