JPH02502448A - 自動水平化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動水平化装置 本発明は、車両のシート用の自動水平化装置であって、一方において少なくとも １つの軸の回りに該車両に対して旋回可能である該車両のシートに、そして他方 において該車両に作用的に接続されている少なくとも１つの線形動作駆動手段と 、水平面に対する該シートの位置を検出する少なくとも１つの検出手段とを有し 、前記検出手段は、該シートが水平面から外れた場、合、該シートをその水平位 置に戻すための信号を該駆動手段に用車両及びクロスカントリ−用車両のトライ バーズ・シートに主として用いられている。その目的は、とりわけ、凸凹な土地 を走る際のそのような車両のドライバ、例えば、トラクタの車輪の一つが鋤かれ ていない地面の上を走り、それ以外の車輪が鋤かれた溝の中を走るような、地面 を耕している間のトラクタる。もしそのような状況においてトライバーズ・シー トが固定されているならば、これはドライバの体が傾く即ち傾斜するということ を意味し、このことは、特に、もし地面もまた凸凹であり、この結果、ドライバ がそのような位置において揺れ及び振動に常にさらされるならば、上記のトラブ ルに至るであろう。

このこととは別に、上述した種類の装置はまた、例えば土手の上をドライブする 際の、・車両を運転する能力を高めるところのずっと快適な運転位置を可能にす る。

上に示されている種類の装置は、例えば米国特許明細書第３゜３１５．９３４号 及び第３，０２１，１０７号によって以前から公知であり、それらにおいては、 流体作動シリンダが駆動手段として使用されており、前記流体作動シリンダは、 車両のシートと車両との間の旋回式接続部のピボット軸の各サイドに実質的に垂 直に設けられている。車両が傾斜した際に駆動手段がシートの水平位置を回復さ せるようにその駆動手段を制御すべ′く、これらの従来技術は、共に、慣性感応 性弁をその中に有する弁であって、横方向の傾きを検出するものを用いている。

これらの公知の解決法は、特に駆動手段の配置のために、装置が比較的高ばり、 このため、問題にしている種類の車両のトライバーズ・シートにおける通常は狭 い空間の中に不必要に広い部分を占有し、そして、空間の欠如のために、現存す る車両に組み込むことが不可能であり得るという不都合を有している。

これらの従来技術の別の不都合は、それらが、車両の通常の油圧装置から供給さ れるべく意図されている油圧駆動手段を使用しているということにある。この解 決法の不都合は、主に、不運な状況下での水平化装置の作動が、車両の油圧装置 における圧力低下に導き、この結果、油圧装置は、それに接続されている他の重 要な装置に適切に供給することができなくなり、これらの装置の動作がそのよう な場合に妨害されるという結果をもたらすということである。更に、油圧ライン の破損あるいは弛みという危険がないように、特別な処置が、信頼性の高い油圧 ラインの形成のために取られなければならないであろう。最後に、油圧ラインの 接続部、制御弁又は駆動手段それ自体における漏れという危険が常にあり、そし て、トライバーズ・シート近傍でのそのような漏れは、絶対に望ましくない。

米国特許明細書第２，９６６．９３７号は、導入部に記載されている種類の装置 を開示しており、その装置は、シートの位置を調節するのに電気モータを使用し ている。しかしながら、この公知の装置も、この場合には特にその高さにおいて 嵩ぼるという不都合を被っている。詳細には、この装置は回転駆動手段を使用し ており、この回転駆動手段は、ねじ及びウオーム歯車により、車両のシートと車 両との間に垂直に配置されている置を調節するものを操作する。このため、この 公知の装置は、シート上方の残りの空間を過度に制限することなく調節装置がシ ートと車両との間に装着され得るよう、比較的広い垂直空間が運転台に得られる ということを要求し、そして、このことは、垂直空間が既に限定されているとこ ろの現存する車両の運転室内に、公知の装置が後からは組み込まれ得ないという ことを意味する。

最後に、米国特許明細書第２，９６６．９３７号に係る装置は、比較的複雑であ り、加工を必要とする非常に多数の可動部品を使用している。このため、完成し た装置は、比較的高価でもある。

本発明の目的は、導入部で述べられている種類の装置を提供することであり、こ の装置は、コンパクトであり、それが実際にあらゆる車両に組み込まれ得るよう な最小の空間を必要とし、しかも、同時に、製造するのに簡単且つ安価である。

この目的は、同封されている請求の範囲第１項に示されている種類の装置によっ て達成される。

従属項は、本発明の好適な更に発展させられた実施例を示している。

本発明の一実施例が、同封されている図面と関係して以下により詳細に記載され る。

第１図は、本発明に係る装置の実施例の斜視図であり、図であり、 第一２ｂ図は、上プレート及び駆動手段が取り外された下プレートの斜視図であ り、 第３ａ図〜第３ｃ図は、駆動手段の配置を図示するために切り欠かれている上プ レート及び下プレートの部分を有している、本発明に係る装置の端面図であって 、上プレートについての代わり得る調節位置を図示するものであり、第４図は、 本発明に係る装置の端面図であって、上プレートと、その上に装着されるトライ バーズ・シートであって、概略的に示されているものとについての代り得る調節 位置を図示するものであり、そして 第５図は、上プレートの底面図であって、２つの駆動手段を有する変形実施例を 図示するものである。

第１図、第２ａ図及び第２ｂ図から特に明らかなように、本発明に係る水平化装 置１は、本実施例においては、平面図に見られるように、実質的に四角形の上プ レート２及び下プレート３から基本的になっている。しかし、それらのプレート は、いずれの他の適切な形状であっても良い。上プレート２は、その上にトライ バーズ・シート１１（第４図）を装着するための、多数の取付孔４を設けられて おり、そして、下プレート３は、車両に、あるいはブラケット又はコンソールに 該装置を直接的に装着するための取付孔５を設けられている。

上プレート２及び下プレート３は、共に、はぼ三角形の側壁２ａ及び３ａをそれ ぞれ設けられており、それらの側壁は、プレートの２つの対向する側縁部に且つ プレートに垂直に配置されている。側壁２ａ及び３ａは、孔６及び７をそれぞれ 設けられている三角形状の頂部で隣接しており、それらの孔は、それを受容する ためのものである。そのベアリングは、詳細には図示されておらず、そして、比 較的摩擦の少ない、互いに他方に対してのプレートの旋回を可能にするあらゆる 適切な種類のものであって良い。

プレート間の旋回式接続を安定にするため、上プレートは、支持プレート９であ って、側壁２ａの一方に隣接し且つその内方において上プレート２ａの底側に固 定、例えば熔接されているものを好適に設けられている。この支持プレートは、 側壁２ａの孔６に対応する孔９ａを設けられている。他方の旋回式装着部を支持 するため、同じ方法で、支持プレート１０が、反対側の側壁２ａに隣接し且つそ の内方において上プレート２の底側に熔接されている。同様に、この支持プレー ト１０も、上ブレートの他方の側壁２ａの孔６に対応する孔１０ａを設けられて いる。

上プレート２及び下プレート３を補強するため、これらは、側壁を設けられてい ないそれらの縁部において、上方に好適に折り曲げられている。これらの上方に 折り曲げられている縁部２ｂ及び３ｂは、それぞれ、プレートの捩り強さ又は捩 り剛性を増大させ、それらを安定させる。

本発明によると、ベアリング８の回りに上プレート２を旋回させるための線形動 作駆動手段１２が用いられており、この線も動作駆動手段は第２ａ図、第３ａ図 〜第３Ｃ図及び第５図に幾分概略的に図示されている。車両の油圧装置への負荷 を避けるため、及び運転室内への油圧の漏れという危険を冒さないたな電気的調 節手段を好適に使用している。駆動手段１２は、伸張及び収縮が可能な操作ロッ ド１３を有しており、この操作ロッドの外側自由端は、例えば、ブロック１４を 貫通して延出させられ、操作ロッド１３の端部におけるねじ穴内に螺入させられ るボルト１５により、ブロック１４内に固定されている。

操作ロッド１３の各サイドにおいて、ブロック１４はアーム１６を設けられてお り、このアームは、そのブロックに堅固に接続されていると共に、それらの反対 側の端部において、上プレート２に対して旋回可能に装着されている。アーム１ ６は別の支持プレート１７に旋回可能に装着されており、これらの支持プレート は、駆動手段１２がそれらの間に受容され得るということを確実にすべく、互い に十分に離隔して上プレート２に熔接されている。上プレートの、下プレートに 対する旋回運動を妨害しないようにするため、支持プレート１７は、プレート２ に向かって傾斜していると共に、支持プレートの一方は、安定性をより一層増加 させるべく、プレートの縁部までずっと延出させられているように図示されてい る。両方の支持プレートにこの形状を与えることも可能である。

駆動手段１２のハウジングは、通常Ｕリンクの形状の、アタッチメント１８を設 けられており、このアタッチメントにより、それは、下プレート３の上側に熔接 されている支持プレート１９に旋回可能に接続されており、もって、詳細には説 明しないが、例えばピン及びブッシングからなり得る旋回式装着部材２安定性を 増加させるために、及び駆動手段１２に掛る負荷を低減させるために、好適な実 施例においては、この駆動手段は、プレート２．３の側壁２ａ、３ａの間の実質 的に中央の位置に装着されている。しかしながら、ある場合には、駆動手段を一 方の側に変位させて装着することも望ましく　（第５図）、もって、図示されて いるように、アームの一方が支持プレート１０であって、この場合、より大きな 高さを与えられているものに支持され得、この結果、別の支持プレート１７の内 の一方が省略され得る。

車両の通常の電気システム、あるいは別個のバッテリを通して電力を供給される ところの駆動手段１２を制御するための制御装置２１が設けられており、この制 御装置は第５図に概略的にのみ示されている。制御装置２１は、好適に、その詳 細な説明を必要としない、標準的な部品からなる電子制御回路である。

電子回路は保護ケーシング内に設けられており、この保護ケーシングは、上プレ ート２の、従ってシート１１の、水平に対する位置を検出するための、図示しな い検出手段をも好適に収容している。この場合、検出手段もまた制御装置２１の ケーシング内に収容されているときには、このケーシングは、第５図に概略的に 図示されているように、上プレート２の底側に装着される。検出手段は、水銀ス イッチ、慣性感応性振り子又はフォトセルのような、いずれの適切な種類のもの でも良い。

検出手段が、水平面に対する、上プレート２のいずれかの方向への傾斜を検出す ると、それは、対応する信号を、制御装置であって、駆動手段が一時的な傾斜に よっては活性化されないということを保証する、例えば１〜３秒の時間遅延機能 を好適に設けられているものに供給し、この結果、水平化装置は、地面の僅かな 凹凸によっては活性化されない。

もし車両の傾斜が時間遅延後にも残り、制御装置が制御ロッド１３を伸ばすべく 駆動手段１２を活性化すると、この動きはアーム１６並びにそれらの支持プレー ）１０及び１７との接続部を介して上プレート２に伝達され、この結果、上プレ ート２は、第３ａ図及び第４図にける位置ＡからＢ（第３ｂ図及び第４図）に向 けて傾き即ち傾斜し、もって、この動きは、検出手段が、上プレート２、従って 、シートが再び水平位置にあるということを検出するまで続く。駆動手段１２の 制御ロッド１３が縮むと、この動きは、上プレートを第３ｃ図及び第４図の位置 Ｃに向けて揺動させるべく、アーム１６及び支持プレート１７を介して上プレー ト２に同様に伝達される。

上プレート２と下プレート３との間の距離がほぼ１０〜１１センチメートルであ る実施例においては、それらが互いに平行な位置にある場合、本発明に係る上プ レート２は、下プレート３に対し、どちらの方向にもほぼ１３°〜１５°傾斜即 ち旋回させられ得る。しかしながら、駆動手段１２は、制御ロッド１３と関係し ているリミットスイッチを好適に備えており、このリミットスイッチにより、制 御ロッドのストローク、及び、それにより、角度が任意に調節され得る。調節角 度の典型的な値外観−上の理由のため、及び、とりわけ部品を保護するため、第 ４図に概略的に図示されている、ゴム製のベロー２２が、上プレート２及び下プ レート３を覆うようにして好適、に取り付けられており、これにより、はこり及 びその他の汚染がプレート間の空間に入るのが防止される。

これまで、装置は、上プレート２が下プレートに平行な軸の回りに旋回するだけ であるところの特定の実施例を参照して説明されてきたが、本発明の範囲内で、 装置は、上プレートが、互いに他方に対して実質的に垂直に位置付けられている ところの２つの軸の回りで調節可能であるようにも変更され得る。

そのような変更によると、プレートの側壁２ａ及び３ａとそれらに取り付けられ るベアリング８は除去され、そして、ベアリング８は、第５図に概略的に図示さ れている中央支持体２３であって、下プレートに対して平行である２つの軸の回 りの、上プレート２の旋回を可能にするものと置き換えられる。上プレートを旋 回させるための第２駆動手段１２°であって、第５図に概略的に図示されている ものが、制御ロッド１３°が駆動手段１２の制御ロッド１３に垂直に伸ばされる ように装着されている。この場合、上プレート２は、対応する追加の支持プレー トとアームとを当然設けられており、そして、下プレートは、対応する追加の支 持プレートを設けられている。制御装置２１はまた、追加の軸の回りの上プレー トの傾斜を検出する第２検出手段を設けられている。この変形実施例は、装置の 垂直高さ１こおける増加は全くもたらささないが、ことによると、上プレ開ける べく、幾分大きくされなければならないであろう。更に、２つの駆動手段のため に場所を開けるため、支持プレートに特定の形状を与えることが必要であるかも 知れないが、そのような変更は、十分、当業者の能力内のものである。

本発明はまた、他の点においても、当業者にとっては自明な変更及び変形を包含 するものと見なされるべきであり、そして、それ故、本発明の範囲は、同封され ている請求の範囲によってのみ限定されなければならない。

と 国際調査報告 ｍ＋ｗｔｍａｍｔｍｋｔＦＣｒ／ＥＥ７１００１２２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．車両のシート（１１）用の自動水平化装置であって、−方において少なくと も１つの軸（８；２３）の回りに該車両に対して旋回可能である該車両のシート に、そして他方において該車両に作用的に接続されている少なくとも１つの線形 動作駆動手段（１２，１２′）と、水平面に対する該シートの位置を検出する少 なくとも１つの検出手段とを有し、前記検出手段は、該シート（１１）が水平面 から外れた場合、該シートをその水平位置に′戻すための信号を該駆動手段（１ ２，１２′）に供給するものにおいて、該シート（１１）を支持するための上プ レート（２）であって、該車両に装着されるべき下プレート（３）に旋回可能に 接続されている（ベアリング８；支持体２３）ものと、該駆動手段（１２，１２ ′）が該上及び下プレート（２，３）の間であって該プレートによって範囲を定 められている空間内に完全に設けられていることと、該駆動手段（１２．１２′ ）が、それの線形動作制御ロッド（１３）であって該下プレート（３）にそれぞ れ実質的に平行に伸張及び収縮が可能なものをもって、鞍下プレート（３）に実 質的に平行に伸ばされることとを特徴とする装置。 ２．該制御ロッド（１３）の自由端が、一対のアーム（１６）によつてブロック （１４）に堅固に接続されており、該アームは、ー端において該ブロック（１４ ）に堅固に接続されていると共に、他端において該上プレートから垂下している 支持プレート（１０，１７）に旋回可能に装着されていることを特徴とする請求 の範囲第１項記載の装置。 ３．該駆動手段（１２）のハウジングが、鞍下プレート（３）に垂直な支持プレ ート（１９）に旋回可能に取り付けられていることを特徴とする請求の範囲第２ 項記載の装置。 ４．核上プレート（２）が、．該軸（ベアリング８；支持体２３）の回りを、該 下プレート（３）に対してほぼ１３〜１５、好ましくは１０′傾斜させられ得る ことを特徴とする請求の範囲第１項〜第３項のいずれかに記載の装置。 ５．調節の角度が、該制御ロッド（１３）と関係して設けられているリミットス イッチによって該駆動手段（１２）の核制御ロッド（１３）のストロークを制御 することより、設定され得ることを特徴とする請求の範囲第４項記載の装置。 ６．該上プレート（２）と該下プレート（３）との間の距離が、それらが平行の 場合、ほぼ１０〜１１センチメートルであることを特徴とする請求の範囲第１項 〜第５項のいずれかに記載の装置。 ７．当該装置が、制御装置（２１）であって、該検出手段からの信号を受信し、 そして、該検出手段からの信号の受信後であって該駆動手段（１２，１２′）が 活性化させられる前に、ほぼ１秒と３秒との間の時間遅延を提供するものを設け られていることを特徴とする請求の範囲第１項〜第６項のいずれかに記載の装置 。 ８．該上プレート（２）及び該下プレート（３）を覆うようにして取り付けられ るゴム製のベロー（３）であって、それらの間の空間を保護するためのものを特 徴とする請求の範囲第１項〜第７項のいずれかに記載の装置。 ９．核駆動手段（１２．１２′）が、電気的調節手段からなることを特徴とする 請求の範囲第１項〜第８項のいずれかに記載の装置。