JPH0248696A - 自動演奏ピアノの弱音装置 - Google Patents

自動演奏ピアノの弱音装置

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JPH0248696A
JPH0248696A JP19945688A JP19945688A JPH0248696A JP H0248696 A JPH0248696 A JP H0248696A JP 19945688 A JP19945688 A JP 19945688A JP 19945688 A JP19945688 A JP 19945688A JP H0248696 A JPH0248696 A JP H0248696A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動演奏ピアノの弱音装置に関し、ソフトペダ
ル機構によるよりも更に弦に近づいた位置にハンマーレ
ールを移動させることにより、ハンマーの加速道程を短
くし、更にこれと共に、鍵駆動手段による鍵駆動力を通
常演奏時より弱くして、演奏音量を小さくするようにし
たものである。
〈従来の技術〉 自動演奏ピアノにおける弱音装置としては特開昭62−
299994号公報に示されるものが知られている。
この弱音装置は、自動演奏ピアノの押鍵力を通常より弱
い弱音モードとすると共に、ソフトペダルによる弱音機
構を作動させ、これら両者の相乗作用の基にBGM(バ
ックグラウンドミュージック)演奏等のように極めて低
音量の自動演奏をテンポの狂い等を生じることなく達成
することを企図している。
ここで、従来より弱音装置として知られているソフトペ
ダル機構でアップライトピアノ用のものにあっては、ハ
ンマーの位置を規定するハンマーレールを弦、に近づい
た位置へ移動させ、これによってハンマーの加速道程を
短くして打弦により発する音量を小さくしている。
すなわち、ソフトペダル機構は、第9図に示すように、
底板1に回動自在に設けられたソフトペダル3にソフト
ペダル天秤5の一端が連結されており、このソフトペダ
ル天秤5の他端には突き上げ棒7が連結されている。そ
して、この突き上げ棒7の先端はハンマーレール9に下
方から係合しており、ハンマーレールヒンジ11を介し
て取り付けられているハンマーレール9を突き上げ得る
ようになっている。
従って、通常時にはスプリング13によって一端側が上
方へ付勢されているソフトペダル天秤5と共にソフトペ
ダル3も上方へ付勢されて位置しており、この状態では
ハンマーレール9は突き上げ棒7によって突き上げられ
ることなく図中破線で示す通常位置にある。一方、ソフ
トペダル3が踏み下げられると、ソフトペダル天秤5が
図中時計回りに回動せられて突き上げ棒7が上方に移動
し、ハンマーレール9がこれによって突き上げられ、ハ
ンマーレールヒンジ11を中心に回動して図中実線で示
すように前方に変位する。この結果、連打演奏時におい
て、ハンマーレール9により規定されるハンマー15の
位置が通常時より弦17に近づいた位置となるため、押
鍵操作に基づくハンマー15の加速道程が短縮され、ハ
ンマー15の打弦速度が低減して発せられる音量が低減
する。
尚、このようにソフトペダル3を操作した時には、通常
時に約46〜48mmあるハンマー15の道程が約34
〜35mmに短縮され、上記のように音量が小さくなる
と共に、ピアニッシモ連打演奏ζこおいても有利となる
。すなわち、ソフトペダル3を操作していない時には弦
17とハンマーレール9との間のハンマー15の往復時
間が約0゜4秒かかることから2.5回/秒程度の連打
しかてきなかったものが、ハンマー道程の短縮から2゜
5X46/34=3.38回/秒の連打が可能となる。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記のようなソフトペダル機構による弱音装置にあって
は未だビアニッシモ連打演奏において限界があり、演奏
表現に制約があった。すなわち、演奏曲によっては、8
回/秒の8連打演奏が要求されることがあるが、従来に
あってはこの要求を満たすことができなかった。
また、ソフトペダル機構を作動させると弦までのハンマ
ー道程が短縮されるため、鍵駆動手段による打弦力を或
程度弱くしてハンマーの速度を小さくしても、楽音のテ
ンポが狂ってしまうことは成程度回避できる。しかしな
がら、BGM演奏等のように極めて低音量の自動演奏を
行う場合には、押鍵力が極めて弱く、ハンマーの速度が
極めて遅くなることから音抜けやテンポの狂いが生じて
しまうことがあった。
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたもので、従来
からのソフトペダル機構によるよりも更なる音量の低減
及び連打回数の増加を可能にする自動演奏ピアノの弱音
装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成する本発明に係る自動演奏ピアノの弱音
装置は、鍵を駆動して自動演奏を達成する鍵駆動手段を
備えた自動演奏ピアノにおいて、打弦後のハンマーの復
帰位置を規定するハンマーレールを弦に近づいた第1の
位置へ移動させるソフトペダル機構と、前記ハンマーレ
ールを前記第1の位置を超えて更に弦に近づいた第2の
位置へ移動させる弱音手段と、前記弱音手段によりハン
マーレールが第2の位置に移動するに連動して前記鍵駆
動手段による鍵の駆動力を通常の演奏時より小さくさせ
る弱音モード切換手段とを備えたことを特徴とする。
〈作用〉 ソフトペダル機構による第1の位置より更に弦に近い第
2の位置までハンマーレールを移動させ、ハンマーの道
程を更に短縮し、打弦により発せられる音量を小さくす
ると共に、ハンマーの打弦ストローク時間を短縮して連
打能力を向上する。
具体的には、弱音機構によるハンマーレールの第2の位
置はハンマーの弦までの道程が例えば約10mmになる
位置であり、ソフトペダル未操作時の道程的46mmに
較べて、2.5X4B/10=11.5回/秒に連打能
力が向上する。
そして、上記のようにハンマーレールを第2の位置に移
動させてハンマーの道程を短くすると同時に、鍵の駆動
力を通常の演奏時より小さくさせた弱音モードで自動演
奏を行うことにより、ハンマーの速度及び打弦力が小さ
くなる弱音モードにおいても音抜けやテンポの狂いを生
ずることなくBGM演奏のように低音量の自動演奏を達
成することができる。
〈実施例〉 本発明の弱音装置を実施例に基づいて具体的に説明する
。尚、従来と同一部分には同一符号を付して重複する説
明は省略する。
まず、ピアノの鍵を電磁アクチュエータ(ソレノイド)
の作動により押鍵動作させて自動的な演奏を実現する自
動演奏ピアノの一例を第2図に基づいて説明する。尚、
第2図に示す例では吸引式の電磁アクチュエータを用い
ているが、配設位置を変えて突出式の電磁アクチュエー
タを用いてもよい。自動演奏ピアノは、棚板21上にバ
ランスピン23を介して揺動自在に設けられた複数の鍵
25と、原調25の運動に基づきハンマー15およびダ
ンパ27をそれぞれ駆動するアクション機構29と、ハ
ンマー15により打弦される弦17とを有するピアノ本
体にコントローラ31を内蔵させ、該コントローラ31
はハンマー15の軌道上に配設された複数のセンサ33
と、鍵25に力を付与するソレノイド35とに接続され
ている。
かかる構成の自動演奏ピアノは記録モードと再生モード
とて機能し、記録モード時には、演奏者の鍵操作により
ハンマー15が打弦する時のハンマー15の運動をその
軌道上に配設した複数のセンサ33て検出し、該検出結
果に基づきハンマー150回動速度を算出してハンマ−
160打弦力を確定(推定)していた。かようにしてハ
ンマ−150打弦力が確定されると、この打弦力は打弦
情報として操作された鍵25を特定する鍵情報等と共に
コントローラ31の記憶部に保持され、演奏の終了まで
上記動作が繰り返される。次に、自動演奏ピアノが再生
モードに設定されると、コントローラ31は鍵情報に基
づき駆動すべき鍵25を特定し・、原調25に対応して
設けられているソレノイド35を励磁して鍵25に取り
付けられている鉄心37を吸引し、この鍵25に所定の
吸引力(押鍵力)を付与する。この時、ソレノイド35
から鍵25に付与される力は、ハンマー15に打弦情報
で表されている大きさの打弦力を発生させる大きさなの
で、ハンマー15は記録モード時と同一の打弦力を発生
し、かかるハンマー15の連続的な運動により記録モー
ド時と同一の演奏が再生される。
上記コントローラ31を更に詳述すれば第1図に示すよ
うな構成となっている。
第1図中の41は演奏データメモリであり、この演奏デ
ータメモリ41には楽曲の各音符及び休符に対応して演
奏データが記憶されている。演奏データは音高を示すキ
ーコードKC1押鍵強度を示すタッチデータTD、鍵の
駆動時間を示す時間データTMを含んでいる。
同図中43はタッチ変換テーブルであり、自動演奏時の
音量を設定するスイッチ44を備えている。タッチ変換
テーブル43はタッチデータTDをソレノイド35を駆
動するためのデータSKDに変換するテーブルであり、
スイッチ44で選択される6つの接点に対応してそれぞ
れ異なるソレノイド駆動力(すなわち、胛鍵力)を達成
するテーブルが設定されている。これら接点の内BGM
接点は極めて低音量のBGM演奏を自動演奏で達成させ
るためのものであり、BGM接点に後述する弱音手段の
駆動回路45が接続されている。これらタッチ変換テー
ブル43、スイッチ44は弱音モード切換手段を構成し
ている。
同図中47は操作部であり、電源スィッチ、自動演奏の
スタート/ストップスイッチ等が設けられている。
同図中49は制御回路であり、この制御回路49は演奏
データメモリ41内の演奏データを逐次読み出し、この
読み出した演奏データに含まれるタッチデータTDを変
換テーブル43によってソレノイド駆動データSKDに
変換し、このデータSKDの最上位にキーオン/オフの
別を示すデータを付加して出力する。出力されたデータ
SKDはソレノイド駆動回路51内の各ラッチ53へ供
給する。また、制御回路49はデータSKDと共に演奏
データに含まれるキーコードKCをデコーダ52へ出力
する。デコーダ52はキーコードKCをテコ−下し、こ
のデコード出力を各ラッチ53のエネーブル端子Eへ供
給する。更に、制御回路49はロード信号LDをソレノ
イド駆動タイミングにおいて各ラッチ530ロード端子
りへ出力する。このロード信号LDによってキーコート
KCが指示するソレノイド駆動回路51内のラッチ53
にソレノイド駆動データSKDが読み込まれ、この読み
込まれたデータSKDの最上位ビットがアンドゲート5
7へ、他のビットが駆動信号発生回路55へ供給される
。駆動信号発生回路55はラッチ53の出力データに対
応するパルス幅のソレノイド駆動信号を発生し、アンド
ゲート57、アンプ59を介してソレノイド35へ出力
する。
これにより、ソレノイド35がソレノイド駆動データS
KDに対応する強度で駆動され押鍵がなされる。
本発明の一実施例においてソフトペダル機構の他に備え
られる弱音手段は、第3図に示すように、支柱やフレー
ム等と言ったピアノの強度部材61に設けられたブレー
キ機構付きのDCギヤートモ−タロ3と、ハンマーレー
ル9に一端が連結されて他端からモータ63により駆動
されるリール65で巻き取られるワイヤ67とを備えて
いる。
このモータ63は第1図に示したように駆動回路45に
接続され、スイッチ44によってタッチ変換テーブル4
30BGM端子が選択されることにより作動する。すな
わち、モータ63は自動演奏においてBGM演奏が選択
されたときにはこれに連動して作動し、リール65でワ
イヤ67を巻き取ってハンマーレール9を弦17側に引
き寄せることができる。
尚、ハンマーレール9部分を詳示する第4図に示すよう
に、ワイヤ67はハンマーレール9にブラケット71を
介して取り付けられており、また、突き上げ棒7はその
先端のピン7aがハンマーレール9に設けられたブラケ
ット73を摺動自在に貫通することによりハンマーレー
ル9に連結している。従って、突き上げ棒7によるハン
マーレール9の突き上げ動作はワイヤ67がたわむこと
により自由になされ、また、ワイヤ67によるハンマー
レール9の引き上げ動作はブラケット73がピン7aに
対して摺動することにより自由になされる。
また、ハンマーレール9の近傍にはハンマーレール移動
の上端と下端(すなわち、最も弦17に近づいた第2の
位置と最も弦17から遠ざかった通常演奏の位置)を規
定する一対のセンサ75が設けられており、ハンマーレ
ール9にはこれらセンサ75に係合し得る接片77が設
けられている。
これらセンサ75の出力は駆動回路45に人力されるよ
うになっており、ハンマーレール移動の上端及び下端を
検知した時点でモータ63の作動は瞬時に停止するよう
になっている。尚、センサ75のオン/オフ出力を起点
としてタイマ計測を行うことによりハンマーレール9の
位置出しを行うこともできる。
尚、第4図中79はハンマーレール9に取り付けられた
エアダンパであり、このエアダンパ79により打弦後復
帰してくるハンマー15を受ける。
上記のような弱音手段を備えた弱音装置にあってもソフ
トペダル機構による作用は従来と同様であり、ソフトペ
ダル3を踏み下げると、ソフトペダル天秤5、突き上げ
棒7を介してハンマーレール9が突き上げられ、ハンマ
ーレール9がハンマーレールヒンジ11を中心に回動し
て弦17に近づいた第1の位置まで移動し、ハンマー1
50道程を短縮して音量低減及び連打能力の向上を達成
する。
一方、スイッチ44でBGM端子を選択してモータ63
を起動させた場合には、ワイヤ67が巻き取られ、これ
に伴ってハンマーレール9が弦17側に引き寄せられる
。そして、上記第1の位置を超えてハンマーレール9が
予め設定された第2の位置(例えば、弦から10mm)
に達したことをセンサ75で検知し、モータ63の作動
を停止させると共にそのブレーキ機構を作動させてワイ
ヤ67の巻戻りを阻止し、ハンマーレール9を第2の位
置に保持する。この結果、打弦後に弦170反発力で復
帰するハンマー15はハンマーレール9に受は止められ
て第2の位置において停止することとなり、その後なさ
れる押鍵操作によってはかなり短い道程の打弦ストロー
クとなる。従って、打弦により発せられる音量が小さく
抑えられると共に、弦17とハンマーレール9との間の
往復時間が短縮されて連打能力が向上され、音抜けやテ
ンポの狂いを生ずることなく良好なりGM演奏が達成で
きる。
第5図には本発明の第2の実施例を示しである。
本実施例では、親板等の強度部材81にブラケット83
を介してモータ63を取り付けると共に、ブラケット8
5及び軸受87を介してネジ軸89を回転自在に取り付
け、これらモータ63とネジ軸89とを連結しである。
ネジ軸89には腕部材93を有したナツト91が螺着さ
れており、この腕部材93に摺動自在に係合したガイド
棒95はネジ軸89に平行に延在してブラケット83に
取り付けられている。一方、突き上げ棒7には係合片9
7が取り付けられており、この係合片97には下方側か
ら腕部材93が係合する。
従って、ソフトペダル3の踏み込み操作による突き上げ
棒7の上方への移動は腕部材93によって阻害されるこ
となく自由になされる。
また、BGM端子の選択に伴ってモータ63が作動して
ネジ軸89が回転すると、ナツト91と一体の腕部材9
3がガイド棒95に沿って上下に移動する。従って、腕
部材93を上方へ移動させてこれによって係合片97を
上方へ押し上げ、突き上げ棒7を上方へ突き上げること
によりハンマーレール9をソフトペダルによる操作位置
より更に弦17に近づいた第2の位置へ移動させること
ができる。尚、ソフトペダル天秤5に対し突き上げ棒7
の下端は上下方向への自由度をもって連結しており(第
7図参照)、モータ63の作動による突き上げ棒7の移
動はソフトペダルに拘らず自由になされる。
第6図及び第7図には本発明の第3の実施例を示しであ
る。
本実施例では、棚板101の下面にロック機構103を
設け、このロック機構103に連結したワイヤ105の
先端を突き上げ棒7の下端に連結しである。
ロック機構103はハンドル103aを手前に引っ張る
とワイヤ105を引っ張ることができるものであり、ロ
ック機構103に備えられたラッチ機構によりワイヤ1
05を引っ張った状態に保持することができるようにな
っている。また、ロック機構103は第1図に示したタ
ッチ変換テーブルのスイッチ44に連結しており、ハン
ドル103aの引っ張り操作に連動してスイッチ44が
BGM端子に切換られるようになっている。
ワイヤ105は、第7図に詳示するように、その先端に
リングl05aが彰成され、突き上げ棒7の下端に突設
したピン7bが当該リング105aを貫通することによ
り突き上げ棒7に連結されている。また、突き上げ棒7
のビン7bはソフトペダル天秤5に摺動自在に差し込ま
れ、これによって、突き上げ棒7、ソフトペダル天秤5
、ワイヤ105が連結されている。
従って、ソフトペダル3の踏み込み操作による突き上げ
棒7の上方への移動はワイヤ105がたわむことによっ
て阻害されることなく自由になされる。
また、ロック機構103のハンドル103aを手前に引
っ張ってワイヤ105を引っ張り、突き上げ棒7を上方
へ突き上げることによりハンマーレール9をソフトペダ
ルによる操作位置より更に弦I7に近づいた第2の位置
へ移動させることができる。そして、このハンドル10
3aの引っ張り操作に連動してスイッチ44がBGM端
子に切り換わり、ソレノイド35の吸引力(押鍵力)が
小さくされる。尚、ソフトペダル天秤5に対し突き上げ
棒7の下端は上下方向への自由度をもって連結しており
(第7図参照)、ワイヤ105の引っ張りによる突き上
げ棒7の移動はソフトペダルに拘らず自由になされる。
第8図には本発明の第4の実施例を示しである。
本実施例では、上記第3の実施例で示したワイヤ105
の先端をブラケット107を介して直接ハンマーレール
9に連結させたものである。尚、同図中、109.11
1はワイヤ105を保持するブラケットである。
従って、ロック機構103のハンドル103aを手前に
引っ張ってワイヤ105を引っ張ることにより、スイッ
チ44をBGM端子に切り換えると共に、ハンマーレー
ル9をソフトペダルによる操作位置より更に弦17に近
づいた第2の位置へ移動させることができる。
く効果〉 本発明によれば、自動演奏においてBGM演奏のように
低音量の演奏に切り換えるに伴って、ソフトペダル機構
による第1の位置より更に弦に近い第2の位置に打弦後
のハンマーの復帰位置を規定するようにしたため、ソフ
トペダルによるよりも更なる音量の低減が達成できると
共に、連打能力の向上により演奏表現を豊かにすること
ができる。また、ソレノイドの磁力制御による押鍵力制
御では限界であったレベル以下に音量を低減することが
でき、音抜けやテンポの狂いを生ずることなく良好なり
GM演奏を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる弱音装置の構成を示
すブロック図、 第2図は本発明の一実施例にかかる自動演奏ピアノの鍵
装置の構成図、 第3図は本発明の一実施例にかかる弱音手段の構成図、 第4図は本発明の一実施例にかかるハンマーレール部分
を詳細に示す構成図、 第5図は本発明の第2の実施例にかかる弱音手段の構成
図、 第6図は本発明の第3の実施例にかかる弱音手段を設け
たピアノの棚板部分を示す斜視図、第7図は第6図中の
一部を拡大して示す分解斜視図、 第8図は本発明の第4の実施例にかかる弱音手段の斜視
図、 第9図はソフトペダル機構の構成図である。 7は突き上げ棒、  9はハンマーレール、15はハン
マー  17は弦、 25は鍵、     31はコントローラ、35はソレ
ノイド、43はタッチ変換テーブル、44はスイッチ、
  63はモータ、 67はワイヤ、   89はネジ軸、 91はナツト、   103はロック機構、105はワ
イヤである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  鍵を駆動して自動演奏を達成する鍵駆動手段を備えた
    自動演奏ピアノにおいて、 打弦後のハンマーの復帰位置を規定するハンマーレール
    を弦に近づいた第1の位置へ移動させるソフトペダル機
    構と、 前記ハンマーレールを前記第1の位置を超えて更に弦に
    近づいた第2の位置へ移動させる弱音手段と、 前記弱音手段によりハンマーレールが第2の位置に移動
    するに連動して前記鍵駆動手段による鍵の駆動力を通常
    の演奏時より小さくさせる弱音モード切換手段と、 を備えたことを特徴とする自動演奏ピアノの弱音装置。
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