JPH0247976A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、中間画像としての色分解マスク原版および感
光記録媒体を用いて、カラー画像を形成する画像記録装
置に関する。

［従来の技術］ 従来から、カラー画像信号に基いて感光記録媒体（以下
、これを感光シートという）に、カラー画像を記録する
方式として、いわゆる中間像方式によるカラープリンタ
などの画像記録装置が知られている。

すなわち、この方式は、原画をレッド（Ｒ）、グリーン
（Ｇ）、ブルー（Ｂ）の各色分解フィルタで色分解して
得た画像情報から、レーザプリンタ等の画像出力装置で
もって、単色の色分解マスク原版（以下、これを中間シ
ートという）を各色について作成し、この色分解マスク
原版を介してＲ，Ｇ、Ｂ、三原色の波長の光で感光シー
トを露光するものである。

この方式は、感光シートを直接、レーザ光などで露光す
る方式と比較して、光信号の変調回路が不要であるほか
、走査露光のための光学系が簡単な構成で済むといった
利点がある。

この種の装置において、レーザプリンタで中間シートを
作成する際に、原画像の階調再現性を得るために、ベイ
ヤー法などで代表されるデイザ法と呼ばれる手法が知ら
れている。これは、原画像の一画素内の濃度データある
いは反射率データ等に応じて、レーザプリンタで画像を
作成するときの一画素内のドツト数を決定し、あるパタ
ーンをその一画素に印字するものである。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、レーザプリンタで画像を出力する場合におい
ては、電子写真プロセス固有のエツジ効果として知られ
ている現象や転写・定着プロセスでのドツトの太りなど
で、中間調画像の一画素内で濃度がゆらぎ、上記のよう
なデイザ法によっても所望の濃度が得られないという問
題がある。

すなわち、例えば３００ドツト／インチのレーザプリン
タの場合においては、レーザによって感光体ドラム上に
形成される１ドツトの潜像の太きさは、直径的８５μｍ
あるが、レーザプリンタから出力されるときには、直径
１５０〜２００μｍ程度になる。また、黒ベタ部分と、
トナーの付かない白い部分が混在する場所では、黒ベタ
部と白地部の境界近辺では、黒の部分にトナーが多く付
き易いので、濃度が上がり、黒ベタの内部の部分は、ト
ナーが付きにくいので、濃度が下がる。

このなめ、第２図に示すように、一画素のドツト数と反
射率または透過率との関係は、理論的には、ａ線に示す
ようにリニアな関係になるが、実際にレーザプリンタに
より出力された画像の一画素のドツト数と反射率または
透過率との関係は、上述した原因によって、ｂ線に示す
ような関係になる。

さらに、中間シートを介して感光シート上に密着露光す
る場合において、露光する光のまわり込み等により、中
間シート上の一画素の反射率（または透過率）と顕色剤
シート上の一画素の反射率との関係は、第３図に示すよ
うに、リニアな関係にならず、歪んだ関係になり、この
ため、正確な階調表現ができないという問題を有してい
た。

本発明は、上記問題を解決するもので、レーザプリンタ
などでなる中間画像作成手段によって色分解マスク原版
（中間シート）を作成する過程において生じる階調表現
の歪みと、感光記録媒体（感光シート）上に色分解マス
ク原版の潜像を形成する過程において生じる階調表現の
歪みを補正することにより、良好なカラー画像が得られ
る画像記録装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、カラー画像信号に基き色分解マスク原版を作
成する中間画像作成手段と、この色分解マスク原版の遮
光像を介して感光記録媒体上に露光し潜像を形成する露
光手段と、上記感光記録媒体上の潜像を顕像化する現像
手段を備えた画像記録装置であって、上記中間画像作成
手段により色分解マスク原版を作成する過程において生
じる階調表現の歪みと、上記感光記録媒体上に上記色分
解マスク原版の潜像を形成する過程において生じる階調
表現の歪みを補正する変換データを記憶する記憶部を設
け、上記中間画像作成手段はカラー画像信号を上記記憶
部の変換データに基づいて補正して色分解マスク原版を
作成するようにしたものである。

［作用］ この構成によれば、中間画像作成手段と露光手段のそれ
ぞれの特性に基く階調表現の歪みが補正され、原画に相
当するカラー画像信号に忠実な疑似階調表現が再現され
る。

［実施例］ 第１図は本発明の画像記録装置を具体化したカラー画像
記録装置の一実施例を示し、ここでは、中間シートを作
成する過程での階調表現の歪みと、感光シート上に中間
シートの潜像を形成する過程でのｌｉＪ調表現の歪みを
、画像読み取り手段であるカラーイメージスキャナ１０
で読み取り、このデータに基づいて変換データを作成し
、もって、階調補正を施すことによって、搭載された中
間画像作成手段等の特性に応じて個別に厳密な階調補正
を行なえるようにした例を示す。

また、色分解マスク原版を作成する中間画像作成手段と
して、モノクロレーザプリンタ２０を使用し、また、色
分解マスク原版の遮光像を介して感光記録媒体上に露光
し潜像を形成し、さらに、これを現像するカラー画像記
録装置３０を用いている。

カラーイメージスキャナ１０は、原稿台１１に載置した
原稿を蛍光灯１２で照射して、その反射光をミラー１３
で反射させ、Ｒ（赤色）、Ｇ（緑色）、Ｂ（青色）の各
フィルタを備え、フィルタ支持体により支持された各フ
ィルタ１４を通し、レンズ１５に集光し、ＣＣＤ１６に
結像する。ＣＣＤ１６により得られる画像情報はデータ
変換部５０により画像作成データに変換される。

モノクロレーザプリンタ２０は、ポリゴンスキャナ２１
により帯電された感光帯ドラム２２上にレーザ光を照射
することにより、静電潜像を描く。

この感光体ドラム２２上の静電潜像は、現像器２３で現
像されてトナー像となり、さらにこのトナー像は給紙カ
セット２４から供給される普通紙もしくはオーバーヘッ
ド１０ジエクタ用シート上に転写され、定着器２５で定
着される６通常、モノクロレーザープリンタ２０はホス
トコンピュータから伝送されるデータを記録する。この
プリンタ２０により、カラー画像情報に基づき色分解マ
スク原版（中間シート、詳細は後述）が作成される。

カラー画像記録装置３０は、カラーモードでは、上記色
分解マスク原版を利用して画像を記録する装置であり、
また、通常の白黒による画像出力が必要なときは、モノ
クロレーザープリンタ２０から出力される白黒画像の定
着された用紙をモノクロ排紙トレイ２６へ送出する。

このカラー画像記録装置３０は、モノクロレーザープリ
ンタ２０から出力される色分解マスク原版３１Ｒ，３１
Ｇ、３１Ｂ　（以下、総称して中間シート３１という）
を本装置３０の露光ユニット３２へ供給するように進入
バスを切り替える用紙バス切替部３３と、中間シート３
１を感光感圧紙（感光シート）３４と密着させる露光台
３５と、露光用の三原色の光源３６Ｒ，３６Ｇ、３６Ｂ
と、感光シート３４の表面に塗布された、カプセル内に
含まれている染料前駆体と反応して発色する顕色剤の塗
布された顕色剤シート３７を収納する収納部３８と、顕
色剤シート３７と感光シート３４とを重ね合せて挿通さ
せて圧力現像する圧力現像手段３９と、現像後の顕色剤
シート３７に発色を促す熱定着装置４０などを備え、さ
らに、カラー画像の排出トレイ４１と、中間シート３１
を外部から送入する手差しトレイ４２と、露光済の中間
シート３１を排出する中間シート排出トレイ４３と、顕
色剤シートの手差しトレイ４４などが装着されている。

　次に、カラーモードのときの作用を説明する。モノク
ロレーザープリンタ２０により作成されたマスク原版３
１Ｒは、中間シートバス切替部３３を通過して、中間シ
ート先端位置決めローラ４５で中間シート先端位置が決
められる。

マスク原版３１Ｒは、中間シート３１を搬送するため周
囲に引き回された絶縁性の中間シート搬送手段４６（例
えばＰＥＴ）に、例えばコロトロン等の静電気発生装置
４７を利用して静電気的に貼り付けられ、露光ユニット
３２に搬送される。マスク原版３１Ｒは、中間シート搬
送手段４６を移動させることにより、感光シート３４上
に形成されるカラー潜像に色ずれを生じないように、位
置決めが行なわれる。

露光ユニット３２では、露光台３５によりマスク原版３
１Ｒと感光シート３４が密着され、光源３６Ｒにより露
光されることにより、マスク原版３１Ｒに対応した潜像
が感光シート３４上に形成される。露光後、マスク原版
３１Ｒは中間シート排紙トレイ４３へ排出される。

同様のことが、マスク原版３１Ｇ、３１Ｂについても行
なわれることにより、感光シート３４上にカラーの潜像
が形成される。

露光された感光シート３４は、顕色剤シート３７と重ね
合わせて圧力現像装置３９で現像される。

顕色剤シート３７は、その後、熱定着装′Ｉｔ４０を経
て、カラー排紙トレイ４１へ排出される。また、圧力現
像された後の使用済みの感光シート３４は、巻取り手段
４８により巻取られる。

ところで、次に、階調補正のための変換データを作成す
るために、モノクロレーザープリンタ２０により中間シ
ート３１を作成する場合の手順を説明する。まず、同プ
リンタ２０により、第４図に示すような一画素中のドツ
ト数を一つずつ変えたパターンを印字した中間シート３
１（これをグレイスケールと称す）を作成する。３色の
光源３６Ｒ，３６Ｇ、３６Ｂは個別に用いられ、例えば
、光源３６Ｒのみが使用されたときは、シアン色のグレ
イスケールが作成され、同様に光源３６Ｇのみが使用さ
れたときは、マゼンタ色のグレイスケールが作成され、
光源３６Ｂのみが使用されたときは、イエロー色のグレ
イスケールが作成される。

次いで、上記により作成された各色のグレイスケールは
、カラーイメージスキャナ１０により読み取られ、この
読み取ったデータに基づき、第１図に示すデータ変換部
５０により、一画素中のドツト数と中間シート上の反射
率（または透過率）とをリニアな関係とするための変換
デー、夕が作成され、記憶部５１に記憶される。

この記憶部５１に記憶された変換データに基づき、モノ
クロレーザプリンタ２０の特性に対する階調補正が行わ
れ、もって、同プリンタ２０についての１１１２１１補
正の行われた中間シートを得ることができる。

次に、カラー画像記録装置３０において、上記により作
成された中間シート３１を介して感光シート３４上に露
光し、顕色剤シート３７上に現像しカラー画像として出
力する。このカラー画像をイメージスキャナ１０で読み
取り、読み取ったデータに基づき、画素内のドツト数と
顕色剤シート３７上の反射率の関係をリニアな関係とす
るための変換データがデ−タ変換部５０にて作成され、
記憶部５１に記憶される。

すなわち、この記憶部５１に記憶された変換データによ
り、原画像の反射率に対する一画素ドツト数が決定され
、もって、モノクロレーザプリンタ２０とカラー画像記
録装置３０におけるＩＩＩ調表現の歪みが補正されるこ
とになる。

上記の手順で記憶部５１に変換データを記憶させた後に
おいては、通常どおり、イメージスキャナ１０にて原画
像を読み取り、その信号もしくは、外部からのカラー画
像信号を記憶部５１を通して、モノクロレーザプリンタ
２０に入力して中間シートを作成し、さらに、カラー画
像記録装置３０にてカラー画像を得ることにより、原画
あるいは原データに忠実な疑似階調表現が再現できる。

なお、予め、所定の変換データを記憶させたものにおい
て、外部からカラー画像信号を受けて画像を形成する場
合には、イメージスキャナ１０を備えておく必要はない
。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、中間画像作成手段により
色分解マスク原版（中間シート）を作成する過程におい
て生じるカラー画像信号のｌｌｌｌ哀調の歪みと、感光
記録媒体（感光シート）上に上記色分解マスク原版の潜
像を形成する過程において生じるカラー画像信号の階調
表現の歪みとが、変換データに基づいて補正されるので
、原画像データに忠実な疑似階調表現を再現することが
でき、良好なカラー画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による画像記録装置の構成図
、第２図は一画素中のドツト数と中間シート上の反射率
との関係図、第３図は中間シート上の反射率と顕色剤シ
ート上の反射率との関係図、第４図は一画素中のドツト
数を変えたパターンを印字した中間シート（ダレイゲー
ル）を示す図である。 ２０・・・モノクロレーザプリンタ（中間画像作成手段
）、３０・・・カラー画像記録手段、３１・・・色分解
マスク原版（中間シート）、３２・・・露光ユニット、
３４・・・感光感圧紙（感光シート）、３６Ｒ。 ３６Ｇ、３６Ｂ・・・光源、３７・・・顕色剤シート、
３９・・・圧力現像装置、５０・・・データ変換部、５
１・・・記憶部。 出願人　　　　ブラザー工業株式会社 代理人　　　　　弁理士　板　谷　康　夫第 図 第 図 中間シ斗土−反射率（またＬ！遼過卑０第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）カラー画像信号に基き色分解マスク原版を作成す
   る中間画像作成手段と、この色分解マスク原版の遮光像
   を介して感光記録媒体上に露光し潜像を形成する露光手
   段と、上記感光記録媒体上の潜像を顕像化する現像手段
   を備えた画像記録装置であつて、 上記中間画像作成手段により色分解マスク原版を作成す
   る過程において生じる階調表現の歪みと、上記感光記録
   媒体上に上記色分解マスク原版の潜像を形成する過程に
   おいて生じる階調表現の歪みを補正する変換データを記
   憶する記憶部を設け、上記中間画像作成手段はカラー画
   像信号を上記記憶部の変換データに基づいて補正して色
   分解マスク原版を作成するようにしたことを特徴とする
   画像記録装置。