JPH0572640A - マスキング装置を有する写真複写機及び複写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、複写品質の改良の可能な複
写機を提供することである。 【構成】 写真複写機は再現すべきマスターをマスキン
グする自動マスキング装置を有しており、マスキングの
要否の判定、及び要する場合はマスキング度合の判定の
ため、マスターの濃度が測定され、次いで判定を行う論
理回路に送られる。作業の第１のモードにおいては、マ
スターのマスクされた画像及びマスクされない画像が１
対のモニターに横並びに表示され、作業者は論理回路に
より計算されたマスクを調整できる。作業の第２のモー
ドでは、複写機サイクルが自動化され、論理回路が、マ
スク度合の計算及び作業者により設定された比較的低い
基準値を持ったマスキング度合との比較により、マスキ
ングの要否を決定する。作業の第３のモードにおいて
は、作業者により設定された基準値が高い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の背景】本発明は一般に複写機及び複写方法に関
する。

【０００２】より特別には、本発明は、写真複写機及び
写真マスターの複写方法に関する。複写機は、マスター
をマスキングする装置及びマスターの濃度を測定する装
置を持つ。マスクが必要であるか否か、もし必要ならば
マスキングの度合はどうかを決定するために、論理回路
が測定装置からのデータを利用する。

【０００３】明暗の変化の大きい局部的領域を有する写
真の複写は、明るい部分においては露光過度に、そして
暗い部分においては露光不足にされることがしばしばあ
る。その結果、詳細な、又は微細な構造は、画像におけ
る再現が貧弱であり、又は全く再現されない。

【０００４】ドイツ国公開公報第３１４１２６３号は、
コントラストを落とすためにマスクを使用した反転印画
紙上のカラー透明陽画の複写方法を明らかにしている。
透明陽画はガラス乾板と直接接触して置かれ、次いでこ
れが紫外線ランプ又は同様な手段により透明陽画を経て
照射される。これにより、透明陽画のネガの白黒マスク
がガラス乾板に作られる。マスクと透明陽画との合成が
適正位置に保持され、別の方向から照射され、コントラ
ストの低い反転印画紙に透明陽画の画像を形成する。公
開公報は、大きな原像所について、この方法を写真印画
紙にいかに適用するかを説明する。このために、回転し
ているエンドレスのバンドが提供され、これにガラス乾
板の要素が取り付けられる。各複写作業の後に、次のガ
ラス要素が複写光の経路内に置かれるような方法でガラ
スが進められる。

【０００５】マスキングに適した別の写真複写機がドイ
ツ国特許第２８２０９６５号に開示されている。ここで
は、マスクは電子調整回路により制御されかつ照明シス
テムとマスターとの間に配された液晶表示装置(ＬＣＤ)
マトリックスで作られる。

【０００６】原理的には、上に概説した両マスキング法
は高能力の現在の複写機に応用できる。しかし、この場
合は、マスターをマスクすべきか否か、もしすべきであ
るならばその程度はどれ位かを決定する論理回路を装備
することが絶対的に必要である。これは達成が非常に困
難であることが見出だされている。その理由を良く理解
するため、二つの例を以下簡単に述べる。

【０００７】被写体又は人物が逆光で写真撮影されたな
らば、被写体又は人物は通常の印画上では黒くなり、一
方、背景は通常は明るくされ、あるいは被写体又は人物
の輪郭が誇張され背景は非常に露出過度となる。このよ
うな写真に対して、マスキングにより前景と背景との間
のコントラストを鋭敏に低下させることができ、背景が
普通に照明されているときでも前景の輪郭を見ることが
できる。写真が雪の中に座っている黒猫を写した場合は
情況は完全に違ってくる。大きな部分のコントラストに
基づいてマスキングの決定を行う論理回路は、複写作業
中もこの写真をマスクするであろう。結果は非常に不適
正な再現となるであろう。白雪は幾分か暗くなり、一
方、黒猫は明るく褐色がかったものとなるであろう。か
かる再現は写真にとっては不都合である。

【０００８】

【発明の概要】複写品質の改良の可能な複写機を提供す
ることが本発明の目的である。

【０００９】本発明の別の目的は、マスキング装置を備
え質的に高品質の複写を得ることができる自動式写真複
写機を提供することである。

【００１０】本発明の更に別の目的は、複写の品質を改
良できる複写方法を提供することである。

【００１１】本発明のなお別の目的は、マスキング法を
使用し質的に高品質の複写を得ることができる写真複写
方法を提供することである。

【００１２】以上の目的、並びに説明の進行と共に明ら
かになるその他の目的は、本発明により達成される。

【００１３】本発明の一態様は複写機、特に写真複写機
にある。複写機は、複写用材料の上にマスター又はオリ
ジナルの画像を形成する手段; マスターの濃度を測定す
る手段; マスターをマスキングする調整手段; 測定手段
からのデータに基づいてマスキングを行うか否か又はマ
スキング度合はどうするか、あるいはこの両者を行うか
を確定する手段; 及び確定手段を手動制御する手段を具
備する。制御手段は、確定手段によりなされた判定を変
更する手段、確定手段を無効化させる手段、又はこれら
両者を備える。

【００１４】複写機は、自動的に作動しうるように設計
されることが好ましい。

【００１５】確定手段は論理回路を持つことができ、ま
た制御手段は作業者用コンソールを備えることができ
る。

【００１６】高度の自動化にも拘わらず、人間の操作す
る複写機は、画像の歪曲を防ぐために論理回路を修正す
るための機会が与えられる。

【００１７】第１の実施例においては、複写機は通常の
方法で完全に自動的な指令を持つ。マスキングもまた論
理回路により完全に自動的に行なわれる。もし次の検査
でマスターが不適正にマスクされたことを見出だしたな
らば、本発明の複写機はマスキングなしの２度目のマス
ター複写の機会を作業者に与える。マスキングが過度又
は不十分なときにマスキングの程度を変更することも同
様に可能である。かかるマスターが論理回路により正し
く解釈されないであろうということを、作業者が複写機
へのマスターの挿入以前に認識した場合は、マスターが
マスキングなしに複写されるように、最初の複写の作成
以前に論理回路を非作動にすることができる。

【００１８】本発明の別の好ましい実施例によれば、マ
スターは、複写中、通常はマスクされない。しかし、論
理回路は各マスターについてマスキングの度合を計算す
る。計算されたマスキングの度合は、閾値又は基準値、
即ちマスキング度合の閾値又は基準値と比較される。こ
の比較のために、計算されたマスキング程度が直接使用
され、又はマスターの大きな部分のコントラストを使用
することができる。基準値は作業者の経験に基づいて選
定できる。基準値が超えられた場合は、論理回路はマス
キングについての決定を作業者に伝達する。このため、
複写サイクルが中断され、実際の複写作業は延ばされ、
作業者は決定を要求される。都合よく、ここでマスター
がビデオカメラ手段によりスクリーン上に投影される。
作業者の決定の便のために、論理回路を提案、特にマス
キング度合についての提案に従わせることができる。

【００１９】本発明の別の態様はマスター、特に写真マ
スターの複写方法にある。この方法は、マスターの濃度
を測定し; マスターのマスキングを行うか否か、又はマ
スキングの程度をどうするか、あるいはこれら両者を測
定段階からのデータに基づき自動的に確定し; 確定段階
の結果を評価し; 評価において妥当を望むとき結果を手
操作で変更し; 更に確定段階又は変更段階の結果を使用
して複写用材料上にマスターの画像を形成する諸段階を
備える。

【００２０】確定段階は、マスキング程度を計算する段
階、及びマスキング度合の基準値又は閾値と計算された
マスキング度合とを比較する段階を含むことができる。
計算されたマスキング度合が基準のマスキング度合より
も大きい場合は、更にこの段階は、評価段階を自動的に
勧誘する段階を含む。

【００２１】複写サイクルは自動化でき、即ち、測定、
確定及び投影の段階を自動的に行うようにできる。勧誘
手段は、形成手段とマスターの表示との制止を含むこと
が有利である。

【００２２】本方法は、マスターの評価が勧誘されたと
き、マスターのためにマスキング程度を自動的に提言す
る段階を更に含むことができる。

【００２３】本発明の特徴と考えられる新規な特徴が実
施態様に特に説明される。しかし、改良された複写方
法、並びに改良された複写機の構成及び運転モードが、
付属図面を参照し行なわれる或る特別の実施例の以下の
詳細な説明の吟味より最もよく理解されるであろう。

【００２４】

【好ましい実施例の説明】本発明による写真複写機を示
す図面において、番号１はフィルムを示す。番号１７は
焼付け又は複写のステーショを示し、また番号１８は焼
付け又は複写用の光源を示す。フィルム１はネガ、即
ち、透明の写真用マスター又はオリジナルであり、これ
は複写ステーション１７に置かれる。

【００２５】光源１８からの光がＬＣＤマスクマトリッ
クス又はマスキング装置２０を通過し、次いでマスター
を通る。このとき、マスクマトリックス２０は透明であ
る。マスターの先方において、光は旋回可能な反射器２
７により、ビデオカメラ３３の平らなカラー電荷結合素
子(ＣＣＤ)３２上に反射される。ＣＣＤ３２はマスター
の濃度を計測する手段を構成する。ＣＣＤ３２にマスタ
ーのネガカラー画像が形成され、このネガカラー画像は
メモリ３４に記憶される。ネガカラー画像はコンバータ
ー３５でポジカラー画像に反転され、これはメモリ３６
に記憶される。ポジカラー画像はモニター３７に表示さ
れる。

【００２６】メモリ３４に記憶されたネガカラー画像は
同時にコンバーター３８内で白黒画像に変換され、白黒
画像はメモリ３９内に記憶される。論理回路９がメモリ
３９内の白黒画像を使用しネガ白黒マスクを計算し、こ
れがメモリ１０内に記憶される。論理回路９は、マスキ
ングを行うべきか否かの確定及び／又はマスキング度合
の確定をする手段を構成する。メモリ１０内のネガ白黒
マスク及びメモリ３６内のポジカラー画像から、マスタ
ーのマスクされたポジカラー画像がメモリ４０内で作ら
れる。マスクされたポジカラー画像はモニター４１に表
示される。

【００２７】コンバーター４２がメモリ１０内のネガ白
黒マスクからポジ白黒マスクを作成し、ポジ白黒マスク
はメモリ４３に記憶される。メモリ４３に記憶されポジ
白黒マスクを現す信号がコンバーター２１内でＬＣＤマ
スクマトリックス２０用の制御信号に転換される。

【００２８】作業者は、モニター３７に表示されたマス
ターのマスクされない画像をモニター４１に表示された
機械的又は自動的に誘導されたマスクされた画像と直接
比較できる。光混合装置１９に直接作用する３個のノブ
４４を使用して色補正を行うことができ、色補正は２個
のモニター３７及び４１で直ちに見ることができる。ノ
ブ４５はマスキングを補正するように機能する。ノブ４
５によりなされた補正は論理回路９に送られ、ここでマ
スキング度合を変更し、従ってかかる補正はモニター４
１で直ちに観察することができる。モニター４１の別の
ノブ４６は濃度を補正するように作動し、露光中にシャ
ッター２２の開く時間を調整する。

【００２９】作業者がモニター４１の画像が最適である
と考えたとき、露光をすることができ、即ち、複写ステ
ーション１７におけるマスターの実際の複写作業を行う
ことができる。この目的で、マスクマトリックス２０が
まず調整され、反射器２７は複写光の経路外に旋回され
る。シャッター２２が開かれ、フィルム１のマスターは
マスクと共にレンズユニット２５の手段により複写用紙
２６に複写される。

【００３０】モニター３７を無くしモニター上のマスク
されたポジ画像のみを表示することが可能である。しか
し、作業者によるマスキングの効果判定を容易にするた
めには、マスクされた画像をマスクなしの画像と比較す
ることが有利であることが見出だされている。

【００３１】上述の作業モードは作業者がモニター３７
と４１とを常に観察することを必要とする。この方法に
より非常に良い画像品質が得られ、従ってかかる作業モ
ードは営業用写真に特によく適合する。

【００３２】趣味写真家からの注文の処理に適した複写
機とするには、複写サイクルを自動化しなばならない。
即ち、マスターの濃度の測定、マスクを要するか否か及
び／又はマスキングの程度の確定、及び複写用紙２６上
のマスターの複写の諸作業は、自動的に処理しなければ
ならない。このとき、実際の複写作業に対して、メモリ
３４内のネガカラー画像が露光制御ユニット４７に送ら
れる。露光制御ユニット４７において、論理回路９によ
り決定されたマスキング度合になるように複写光量と色
補正量とが計算される。

【００３３】これらの情況下で、マスターを支持するた
めに複写機に設けられた非照明のステージ又はプラット
フォーム内にフィルム１が挿入されたとき、フィルム１
の先頭のマスターは複写ステーション１７内に置かれ
る。次いで、光源１８を使用してこのマスターの濃度が
上述のように測定される。ここで、論理回路９におい
て、計算されたマスキング度合が閾値又は基準値、即ち
マスキングの閾値又は基準値と比較される。このマスキ
ング閾値は、作業者によりデータ入力ステーションより
中央処理ユニット４８に入力される。データ入力ステー
ションは、例えば作業者用のコンソール又はキーボード
５１を備えることができる。

【００３４】第１の複写モードに対しては予定された基
準値は比較的低く、従って計算されたマスキングの度合
は大多数のマスターに対して基準値以上にある。マスタ
ーをマスクすべきか否かの決定は、論理回路９により中
央処理ユニット４８に送られる。決定が否であるとき
は、メモリ１０と４３及びコンバーター４２と２１によ
りマスクマトリックス２０が完全に透明になるように調
整される。次いで、シャッター２２が中央処理ユニット
４８及び露光制御ユニット４７を経て作動させられる。
マスターをマスクすべきか否かの決定が然りであれば、
マスクマトリックス２０は計算されたマスキング度合に
調整される。次に、シャッター２２が上述のように作動
させられる。複写作業後に、中央処理ユニット４８がフ
ィルム１の送り装置５０を作動させ、次のマスターを複
写ステーション１７内に置く。また、中央処理ユニット
４８は複写用紙２６用の送り装置４９も作動させ、複写
用紙２６の未露光部分を複写用の光の経路内に置く。

【００３５】この第１の複写モードにおいては、各複写
サイクルは完全に自動的に進行し、従って作業者は不必
要であり、モニター３７と４１とは冗長である。最終の
検査の際に、マスターのマスキングが所望の結果を産ん
でいないことが観察された場合は、問題のマスターを再
複写することができる。このときは、論理回路９はキー
ボード５１及び中央処理ユニット４８の手段により適切
に補正される。作業者がマスキング不要を入力すれば、
キーボード５１及び中央処理ユニット４８を経て論理回
路９を完全に作動させないようにできる。

【００３６】作業者はキーボード５１を使用して第２の
複写モードを選定できる。この場合は、比較的高い基準
値が入力され、論理回路９は僅かのマスターだけをマス
キングする決定状態にされる。これは、相当の数のマス
ターが総て普通の複写と同様にマスキングなしで複写さ
れることを意味する。コントラストの非常に大きなマス
ターに対してのみマスキングを行うということの決定
は、論理回路９によりなされる。

【００３７】このようなマスターについては、中央処理
ユニット４８は自動複写サイクルを中断し、マスキング
の決定をするか否かを、例えばモニター３７により作業
者に問い合わせる。同時に、論理回路９は、作業者にマ
スク、又はマスキング度合を提案する。この提案の結果
はモード４１で観察できる。従って、品質の改善又は品
質の劣化のいずれが得られるかが即刻判定できる。作業
者の判定はキーボード５１の手段により中央処理ユニッ
ト４８に送られ、次いで中央処理ユニット４８が作業者
の決定に従って複写作業を開始する。

【００３８】この第２の複写モードにおいては、複写サ
イクルが自動的に進行している間はモニター３７と４１
とは不要であり、作業者の決定だけが要求される。

【００３９】更に説明しなくとも、現在の知識を応用す
ることにより、技術に対する説明された貢献の一般的様
相及び特別な様相の本質的な特性を明らかに構成する特
徴を失うことなく、これを種々の応用例に容易に適用で
きる本発明の本質が以上により完全に示されたであろ
う。従って、かかる適用は特許請求の範囲の意味と限界
との内に含まれるべきである。

【００４０】本発明の特徴及び態様につき説明すれば次
の通りである。

【００４１】１．複写機、特に写真複写機にして、複写
用材料の上にマスターの画像を形成する手段; マスター
の濃度を測定する手段; マスターをマスキングするため
の調整手段; 前記測定手段からのデータに基づいてマス
キングを行うか否か又はマスキング度合をどうするか、
あるいはこの両者を行うかを確定する手段; 及び前記確
定手段を手動制御する手段を具備し、前記制御手段が前
記確定手段によりなされた判定を変更する手段、前記確
定手段を無効化させる手段、又はこれら両者を有する複
写機。

【００４２】２．前記確定手段が論理回路を備える上記
１の複写機。

【００４３】３．前記確定手段が作業者用コンソールを
備える上記１の複写機。

【００４４】４．前記確定手段が、確定されたマスキン
グ度合を基準のマスキング度合と比較する手段、確定さ
れたマスキング度合が基準のマスキング度合より小さい
ときは前記マスキング手段を制止すると同時に前記形成
手段を作動させる手段、及び確定されたマスキング度合
が基準のマスキング度合より大きいときはマスキング又
はマスキング度合、あるいはこの両者の手動調整を勧誘
する手段を備える上記１の複写機。

【００４５】５．前記形成手段、測定手段及び確定手段
が自動化され; 更にマスターの画像を表示する手段を備
え、前記勧誘手段が前記形成手段を制止する手段、及び
前記表示手段のマスターの画像を制止する手段を有する
上記４の複写機。

【００４６】６．前記勧誘手段がマスキング度合を提案
する手段を備える上記５の複写機。 ７．マスター、特に写真マスターの複写方法にして、前
記マスターの濃度を測定し; 前記マスターのマスキング
を行うか否か、又はマスキング程度をどうするか、ある
いはこれら両者を測定段階からのデータに基づき自動的
に確定し; 確定段階の結果を評価し; 評価において妥当
を望むとき前記結果を手操作で変更し;更に確認段階又
は変更段階の結果を使用して複写用材料上に前記マスタ
ーの画像を形成する諸段階を包含した方法。

【００４７】８．確認段階がマスキング度合の計算、及
び計算されたマスキング度合と基準マスキング度合との
比較を含み; 更に前記計算されたマスキング度合が前記
基準マスキング度合より大きいときに評価段階を自動的
に勧誘する段階を含んだ上記７の方法。

【００４８】９．測定、確認及び形成の諸段階が自動的
に行なわれ、更に勧誘段階が形成段階と前記マスターの
表示とを制止することを含む上記８の方法。

【００４９】１０．制止段階が前記マスターに対するマ
スキング度合を自動的に提案することを含む上記９の方
法。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による写真複写機のブロック線図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複写機、特に写真複写機にして、複写用材
   料の上にマスターの画像を形成する手段; マスターの濃
   度を測定する手段; マスターをマスキングするための調
   整手段; 前記測定手段からのデータに基づいてマスキン
   グを行うか否か又はマスキング度合をどうするか、ある
   いはこの両者を行うかを確定する手段; 及び前記確定手
   段を手動制御する手段を具備し、前記制御手段が前記確
   定手段によりなされた判定を変更する手段、前記確定手
   段を無効化させる手段、又はこれら両者を有する複写
   機。