JPH0244039Y2 - - Google Patents
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- JPH0244039Y2 JPH0244039Y2 JP1984046871U JP4687184U JPH0244039Y2 JP H0244039 Y2 JPH0244039 Y2 JP H0244039Y2 JP 1984046871 U JP1984046871 U JP 1984046871U JP 4687184 U JP4687184 U JP 4687184U JP H0244039 Y2 JPH0244039 Y2 JP H0244039Y2
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- switch
- idle
- warm
- engine
- signal
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Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案はエンジンの暖機装置に係り、詳しくは
アイドル時の回転数を上昇補正させるアイドルア
ツプ手段及び排気通路を閉鎖するエキゾーストブ
レーキを利用してエンジンの暖機特性を向上させ
るようにした暖機装置に関するものである。
アイドル時の回転数を上昇補正させるアイドルア
ツプ手段及び排気通路を閉鎖するエキゾーストブ
レーキを利用してエンジンの暖機特性を向上させ
るようにした暖機装置に関するものである。
〈従来の技術〉
例えば、トラツクなどのエンジンを始動させた
直後に行なわれる暖機運転期間は可能な限りに短
縮されることが要求される。又、トラツクなどが
荷待ちのために停車しているときにエンジンをア
イドリング状態で放置しておくと、このエンジン
の冷却水の温度が必要以上に下がつてヒータの暖
房性能が低下することがある。
直後に行なわれる暖機運転期間は可能な限りに短
縮されることが要求される。又、トラツクなどが
荷待ちのために停車しているときにエンジンをア
イドリング状態で放置しておくと、このエンジン
の冷却水の温度が必要以上に下がつてヒータの暖
房性能が低下することがある。
従つて、通常はアイドルアツプ手段を設け、始
動直後の暖機運転時あるいは荷待ちなどの停車時
にこのアイドルアツプ手段を作動させてエンジン
の暖機を促進させるようにしていた。
動直後の暖機運転時あるいは荷待ちなどの停車時
にこのアイドルアツプ手段を作動させてエンジン
の暖機を促進させるようにしていた。
〈考案が解決しようとする課題〉
ところが、従来ではこのようなアイドルアツプ
手段をクラツチスイツチあるいはトランスミツシ
ヨンのニユートラルスイツチの開閉に連動して作
動させるようにしていた。このために、例えば運
転中にダブルクラツチの操作を行なうと前記アイ
ドルアツプ手段が瞬間的に作動してしまうことが
あつた。
手段をクラツチスイツチあるいはトランスミツシ
ヨンのニユートラルスイツチの開閉に連動して作
動させるようにしていた。このために、例えば運
転中にダブルクラツチの操作を行なうと前記アイ
ドルアツプ手段が瞬間的に作動してしまうことが
あつた。
尚、このように不要なアイドルアツプ操作が行
なわれると、燃料の消費量が無駄に増加して不経
済であると同時に、アイドルアツプ手段の作動頻
度が高くなるのでその制御手段などの耐久性が損
なわれる可能性もあつた。
なわれると、燃料の消費量が無駄に増加して不経
済であると同時に、アイドルアツプ手段の作動頻
度が高くなるのでその制御手段などの耐久性が損
なわれる可能性もあつた。
本考案はこのような実情に鑑みてなされたもの
であり、例えば車両の走行中におけるダブルクラ
ツチの操作によつてアイドルアツプ手段が作動す
ることによる無駄を排除できるエンジンの暖機装
置を提供することを目的としている。
であり、例えば車両の走行中におけるダブルクラ
ツチの操作によつてアイドルアツプ手段が作動す
ることによる無駄を排除できるエンジンの暖機装
置を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉
上記目的を達成するために本考案は、エンジン
のアイドル回転数を上昇補正させるアイドルアツ
プ手段及びエンジンの排気通路を閉鎖するエキゾ
ーストブレーキを設ける一方、手動で開閉操作さ
れる暖機スイツチと、アクセルペダルが踏込まれ
ていないことを検出したときに信号を出力するア
クセルスイツチと、クラツチペダルが踏込まれて
いないことを検出したときに信号を出力するクラ
ツチスイツチと、トランスミツシヨンがニユート
ラルであることを検出したときに信号を出力する
ニユートラルスイツチとを設けている。
のアイドル回転数を上昇補正させるアイドルアツ
プ手段及びエンジンの排気通路を閉鎖するエキゾ
ーストブレーキを設ける一方、手動で開閉操作さ
れる暖機スイツチと、アクセルペダルが踏込まれ
ていないことを検出したときに信号を出力するア
クセルスイツチと、クラツチペダルが踏込まれて
いないことを検出したときに信号を出力するクラ
ツチスイツチと、トランスミツシヨンがニユート
ラルであることを検出したときに信号を出力する
ニユートラルスイツチとを設けている。
又、前記アクセルスイツチ、クラツチスイツチ
及びニユートラルスイツチのいずれからも信号が
出力されているときにのみ作動信号を出力する手
段を設けると共に、該作動信号の開始時点のみを
遅延させる遅延手段を設けている。そして、前記
暖機スイツチが投入された状態で前記遅延手段を
介して作動信号が出力されているときにのみ前記
アイドルアツプ手段及びエキゾーストブレーキに
作動信号を供給する手段とを設けたことを特徴と
している。
及びニユートラルスイツチのいずれからも信号が
出力されているときにのみ作動信号を出力する手
段を設けると共に、該作動信号の開始時点のみを
遅延させる遅延手段を設けている。そして、前記
暖機スイツチが投入された状態で前記遅延手段を
介して作動信号が出力されているときにのみ前記
アイドルアツプ手段及びエキゾーストブレーキに
作動信号を供給する手段とを設けたことを特徴と
している。
〈作用〉
このように構成されたエンジンの暖機装置にお
いて、暖機スイツチを投入しないときは暖機を目
的としてアイドルアツプ手段及びエキゾーストブ
レーキが作動しないために、エンジンのアイドル
回転数はいわゆるアイドルストツパによつて設定
した値に保持される。
いて、暖機スイツチを投入しないときは暖機を目
的としてアイドルアツプ手段及びエキゾーストブ
レーキが作動しないために、エンジンのアイドル
回転数はいわゆるアイドルストツパによつて設定
した値に保持される。
暖機スイツチを投入している状態においても、
アクセルペダル若しくはクラツチペダルが踏込み
操作されているとき、又は、トランスミツシヨン
がニユートラル以外の位置に操作されていればア
イドルアツプ手段及びエキゾーストブレーキは作
動しない。
アクセルペダル若しくはクラツチペダルが踏込み
操作されているとき、又は、トランスミツシヨン
がニユートラル以外の位置に操作されていればア
イドルアツプ手段及びエキゾーストブレーキは作
動しない。
一方、暖機スイツチを投入した状態でアクセル
ペダル及びクラツチペダルがともに解放され、ト
ランスミツシヨンがニユートラルになつていると
きはアイドルアツプ手段に作動信号が供給される
ために、エンジンのアイドル回転数が増大補正さ
れる。同時に、エキゾーストブレーキにも作動信
号が供給されてエキゾーストブレーキが作動して
エンジンの負荷を増加させるために、エンジンの
暖機がより促進されることになる。
ペダル及びクラツチペダルがともに解放され、ト
ランスミツシヨンがニユートラルになつていると
きはアイドルアツプ手段に作動信号が供給される
ために、エンジンのアイドル回転数が増大補正さ
れる。同時に、エキゾーストブレーキにも作動信
号が供給されてエキゾーストブレーキが作動して
エンジンの負荷を増加させるために、エンジンの
暖機がより促進されることになる。
従つて、始動直後に行なう暖機運転期間を短縮
することができるとともに、エンジンをアイドル
運転した状態での停車時の暖房効果の低下が予防
される。
することができるとともに、エンジンをアイドル
運転した状態での停車時の暖房効果の低下が予防
される。
尚、暖機スイツチが投入されている状態であつ
ても、アクセルペダルあるいはクラツチペダルが
解放され、若しくはトランスミツシヨンが瞬時だ
けニユートラルになつたとしても遅延手段の遅延
作用によつて作動信号の供給開始が一時保留され
る。このために、例えば走行中における変速操作
時にエンジンのアイドル回転数が不用意に上昇す
ることがなく、燃料の浪費が予防されるとともに
安全性が確保される。
ても、アクセルペダルあるいはクラツチペダルが
解放され、若しくはトランスミツシヨンが瞬時だ
けニユートラルになつたとしても遅延手段の遅延
作用によつて作動信号の供給開始が一時保留され
る。このために、例えば走行中における変速操作
時にエンジンのアイドル回転数が不用意に上昇す
ることがなく、燃料の浪費が予防されるとともに
安全性が確保される。
〈実施例〉
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本考案に係るエンジンの暖機装置の制
御回路を示しており、車両に搭載されているバツ
テリ1はキースイツチ2のB接点に接続されてい
る。前記キースイツチ2のM接続は、ヒユーズ3
を介してアクセルスイツチ4とクラツチスイツチ
5との直列回路に接続されている。そして、この
クラツチスイツチ5の暖機装置の制御回路を構成
するコントローラ6に接続するとともに、このコ
ントローラ6に対してエキゾーストブレーキスイ
ツチ7を並列に接続している。
御回路を示しており、車両に搭載されているバツ
テリ1はキースイツチ2のB接点に接続されてい
る。前記キースイツチ2のM接続は、ヒユーズ3
を介してアクセルスイツチ4とクラツチスイツチ
5との直列回路に接続されている。そして、この
クラツチスイツチ5の暖機装置の制御回路を構成
するコントローラ6に接続するとともに、このコ
ントローラ6に対してエキゾーストブレーキスイ
ツチ7を並列に接続している。
前記エキゾーストブレーキスイツチ7は、ダイ
オード8を介してエキゾーストブレーキ用マグネ
チツクバルブ9に接続されている。尚、このマグ
ネチツクバルブ9とダイオード8との接続点を前
記コントローラ6の出力側の端子に接続するとと
もに、このダイオード8とマグネチツクバルブ9
との直列回路に対して表示ランプ10を並列に接
続している。
オード8を介してエキゾーストブレーキ用マグネ
チツクバルブ9に接続されている。尚、このマグ
ネチツクバルブ9とダイオード8との接続点を前
記コントローラ6の出力側の端子に接続するとと
もに、このダイオード8とマグネチツクバルブ9
との直列回路に対して表示ランプ10を並列に接
続している。
前記エンジンの暖機装置の制御回路を構成する
コントローラ6の出力側にはエキゾーストブレー
キ用マグネチツクバルブ9の他に、アイドルアツ
プ用マグネチツクバルブ11を接続している。
又、このコントローラ6の入力側の端子には暖機
が必要であると判断したときに運転者が手動で閉
成操作する暖機スイツチ12を接続し、この暖機
スイツチ12に表示ランプ13を接続している。
コントローラ6の出力側にはエキゾーストブレー
キ用マグネチツクバルブ9の他に、アイドルアツ
プ用マグネチツクバルブ11を接続している。
又、このコントローラ6の入力側の端子には暖機
が必要であると判断したときに運転者が手動で閉
成操作する暖機スイツチ12を接続し、この暖機
スイツチ12に表示ランプ13を接続している。
一方、前記ヒユーズ3と暖機スイツチ12との
接続点にはニユートラルスイツチ14を接続して
おり、このニユートラルスイツチ14の出力側を
前記コントローラ6に接続している。又、ニユー
トラルスイツチ14の出力側をスイツチ15を介
してリレーコイル16に接続している。尚、この
リレーコイル16によつて開閉されるリレー接点
17を前記キースイツチ2のB接点とスタータモ
ータ18との間に介在させるとともに、スイツチ
15とリレーコイル16との接続点を前記キース
イツチ2のS接点に接続している。
接続点にはニユートラルスイツチ14を接続して
おり、このニユートラルスイツチ14の出力側を
前記コントローラ6に接続している。又、ニユー
トラルスイツチ14の出力側をスイツチ15を介
してリレーコイル16に接続している。尚、この
リレーコイル16によつて開閉されるリレー接点
17を前記キースイツチ2のB接点とスタータモ
ータ18との間に介在させるとともに、スイツチ
15とリレーコイル16との接続点を前記キース
イツチ2のS接点に接続している。
斯るエンジンの暖機装置の制御装置を構成する
コントローラ6は第2図に示すようになつてい
る。即ち、コントローラ6にはANDゲート19
を設けており、このANDゲート19の一方の入
力端子に前記アクセルスイツチ4とクラツチスイ
ツチ5との直列回路を接続している。又、AND
ゲート19の他方の入力端子には前記ニユートラ
ルスイツチ14を接続している。そして、この
ANDゲート19の出力端子をモノマルチ20に
接続している。このモノマルチ20は、遅延回路
(遅延手段)として機能し、ANDゲート19の出
力信号の開始時点のみを例えば1〜2秒程度遅ら
せる。
コントローラ6は第2図に示すようになつてい
る。即ち、コントローラ6にはANDゲート19
を設けており、このANDゲート19の一方の入
力端子に前記アクセルスイツチ4とクラツチスイ
ツチ5との直列回路を接続している。又、AND
ゲート19の他方の入力端子には前記ニユートラ
ルスイツチ14を接続している。そして、この
ANDゲート19の出力端子をモノマルチ20に
接続している。このモノマルチ20は、遅延回路
(遅延手段)として機能し、ANDゲート19の出
力信号の開始時点のみを例えば1〜2秒程度遅ら
せる。
又、上記モノマルチ20の出力端子をもう1つ
のANDゲート21の一方の入力端子に接続する
とともに、このANDゲート21の他方の入力端
子に前記暖機スイツチ12を接続したうえで、こ
のANDゲート21の出力端子を前記エキゾース
トブレーキ用マグネチツクバルブ9及びアイドル
アツプ用マグネチツクバルブ11に接続してい
る。
のANDゲート21の一方の入力端子に接続する
とともに、このANDゲート21の他方の入力端
子に前記暖機スイツチ12を接続したうえで、こ
のANDゲート21の出力端子を前記エキゾース
トブレーキ用マグネチツクバルブ9及びアイドル
アツプ用マグネチツクバルブ11に接続してい
る。
尚、前記アクセルスイツチ4はアクセルペダル
を離しているとき(解放しているとき)にONに
なるスイツチで構成されており、アクセルペダル
を踏込むと、このスイツチはOFFとなる。クラ
ツチスイツチ5はクラツチペダルを離している
(解放している)ときにONになり、クラツチペ
ダルを踏込むとこのスイツチ5は、OFFに切換
えられる。ニユートラルスイツチ14は、トラン
スミツシヨンがニユートラルのときにONとな
り、いずれかの走行段(変速比)の位置に切換え
られるとOFFとなる。又、エキゾーストブレー
キ用マグネチツクバルブ9が励磁されるとエンジ
ンの排気管(排気通路)が閉じられてエキゾース
トブレーキを作動(エンジンの負荷を増加)さ
せ、アイドルアツプ用マグネチツクバルブ11が
励磁さされるとアクチユエータがロードレバーを
増量側に移動させてエンジンに供給される燃料を
増量補正し、これによりエンジンのアイドル回転
数を上昇補正するようにしている。
を離しているとき(解放しているとき)にONに
なるスイツチで構成されており、アクセルペダル
を踏込むと、このスイツチはOFFとなる。クラ
ツチスイツチ5はクラツチペダルを離している
(解放している)ときにONになり、クラツチペ
ダルを踏込むとこのスイツチ5は、OFFに切換
えられる。ニユートラルスイツチ14は、トラン
スミツシヨンがニユートラルのときにONとな
り、いずれかの走行段(変速比)の位置に切換え
られるとOFFとなる。又、エキゾーストブレー
キ用マグネチツクバルブ9が励磁されるとエンジ
ンの排気管(排気通路)が閉じられてエキゾース
トブレーキを作動(エンジンの負荷を増加)さ
せ、アイドルアツプ用マグネチツクバルブ11が
励磁さされるとアクチユエータがロードレバーを
増量側に移動させてエンジンに供給される燃料を
増量補正し、これによりエンジンのアイドル回転
数を上昇補正するようにしている。
以上のように構成されたエンジンの暖機装置に
おいて、アクセルペダル及びクラツチペダルのい
ずれからも足が離れている場合(両ペダルがとも
に解放されているとき)は、アクセルスイツチ4
及びクラツチスイツチ5が共にONしている。こ
のような状態においてトランスミツシヨンがニユ
ートラルになると、ニユートラルスイツチ14が
ONするので、ANDゲート19の出力がONとな
つてモノマルチ20に供給され、所定時間後に
ANDゲート21を開く。このために、第3図に
示すように暖機スイツチ12が手動で閉成操作さ
れると、直ちに、ANDゲート21から両マグネ
チツクバルブ9,11に作動信号が出力されるた
めに、エキゾーストブレーキが作動してエンジン
の負荷を増加させるとともにアイドル回転数を上
昇補正して暖機を促進させる。よつて、例えば始
動直後における暖機時間が短縮され、あるいはエ
ンジンをアイドル運転させたままでの停車中にお
ける冷却水温の異常低下を予防することができ
る。
おいて、アクセルペダル及びクラツチペダルのい
ずれからも足が離れている場合(両ペダルがとも
に解放されているとき)は、アクセルスイツチ4
及びクラツチスイツチ5が共にONしている。こ
のような状態においてトランスミツシヨンがニユ
ートラルになると、ニユートラルスイツチ14が
ONするので、ANDゲート19の出力がONとな
つてモノマルチ20に供給され、所定時間後に
ANDゲート21を開く。このために、第3図に
示すように暖機スイツチ12が手動で閉成操作さ
れると、直ちに、ANDゲート21から両マグネ
チツクバルブ9,11に作動信号が出力されるた
めに、エキゾーストブレーキが作動してエンジン
の負荷を増加させるとともにアイドル回転数を上
昇補正して暖機を促進させる。よつて、例えば始
動直後における暖機時間が短縮され、あるいはエ
ンジンをアイドル運転させたままでの停車中にお
ける冷却水温の異常低下を予防することができ
る。
尚、暖機スイツチ12、アクセルスイツチ4、
クラツチスイツチ5及びニユートラルスイツチ1
4の一つでもOFFとなつている場合はANDゲー
ト21から作動信号が出力されないのでアイドル
アツプが行なわれず、エキゾーストブレーキが作
動することもない。
クラツチスイツチ5及びニユートラルスイツチ1
4の一つでもOFFとなつている場合はANDゲー
ト21から作動信号が出力されないのでアイドル
アツプが行なわれず、エキゾーストブレーキが作
動することもない。
一方、第4図に示すように暖機スイツチ12が
閉じられている状態でアクセルスイツチ4及びク
ラツチスイツチ5がともに閉じられ、ニユートラ
ルスイツチ14が閉じられた場合は、ANDゲー
ト21から作動信号が出力される。ところが、こ
の場合はモノマルチ20の遅延動作により所定時
間経過後にANDゲート21から作動信号が出力
される。従つて、ニユートラルスイツチ14が閉
じてもしばらくの間はアイドルアツプの動作が行
なわれることがなく、モノマルチ20に設定した
所定時間が経過した後にアイドルアツプ動作が開
始される。
閉じられている状態でアクセルスイツチ4及びク
ラツチスイツチ5がともに閉じられ、ニユートラ
ルスイツチ14が閉じられた場合は、ANDゲー
ト21から作動信号が出力される。ところが、こ
の場合はモノマルチ20の遅延動作により所定時
間経過後にANDゲート21から作動信号が出力
される。従つて、ニユートラルスイツチ14が閉
じてもしばらくの間はアイドルアツプの動作が行
なわれることがなく、モノマルチ20に設定した
所定時間が経過した後にアイドルアツプ動作が開
始される。
従つて、例えば自動車の走行中での変速操作時
にアイドルアツプ動作が瞬間的に行なわれること
がなく、走行安定性が確保されると同時に、マグ
ネチツクバルブ9,11の作動回数が必要以上に
増加することを防止できるので、これらのバルブ
の劣化が抑制される。
にアイドルアツプ動作が瞬間的に行なわれること
がなく、走行安定性が確保されると同時に、マグ
ネチツクバルブ9,11の作動回数が必要以上に
増加することを防止できるので、これらのバルブ
の劣化が抑制される。
尚、このようにしてアイドルアツプが行なわれ
ている状態でアクセルスイツチ4、クラツチスイ
ツチ5またはニユートラルスイツチの少なくとも
一つが開かれた場合は、ANDゲート19が閉じ
られてモノマルチ20への信号が停止してAND
ゲート21が閉じられ、同様に暖機スイツチ12
21を開成復帰した場合にも、ANDゲート21
が閉じられ、同様に暖機スイツチ21を開成復帰
した場合にもANDゲート21が閉じられるので
アイドルアツプ手段及びエキゾーストブレーキが
直ちに停止するために、エンジンのアイドル回転
数が通常の状態に戻される。
ている状態でアクセルスイツチ4、クラツチスイ
ツチ5またはニユートラルスイツチの少なくとも
一つが開かれた場合は、ANDゲート19が閉じ
られてモノマルチ20への信号が停止してAND
ゲート21が閉じられ、同様に暖機スイツチ12
21を開成復帰した場合にも、ANDゲート21
が閉じられ、同様に暖機スイツチ21を開成復帰
した場合にもANDゲート21が閉じられるので
アイドルアツプ手段及びエキゾーストブレーキが
直ちに停止するために、エンジンのアイドル回転
数が通常の状態に戻される。
〈考案の効果〉
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、暖機スイツチが閉成操作されているときはア
クセルペダル及びクラツチペダルがともに解放さ
れ、しかも、トランスミツシヨンがニユートラル
になつているときに限つてアイドルスイツチ、ク
ラツチスイツチ及びニユートラルスイツチの出力
に基づいてアイドルアツプ手段及びエキゾースト
ブレーキにそれぞれ作動信号を供給してエンジン
の暖機を促進させ、しかも、作動信号の開始時点
のみを遅延させる遅延手段を設けているので走行
中の変速操作時などのようにスイツチが瞬時開成
された後に再び閉成するときはアイドルアツプが
行なわれることがないので走行の安全性が確保さ
れる。更に、前記遅延手段の出力と暖機スイツチ
の出力とに基づいてアイドルアツプ手段及びエキ
ゾーストブレーキを作動させるようにしているた
めに、例えばエンジンのアイドル運転中(アクセ
ルペダル及びクラツチペダルをともに解放し、し
かも、トランスミツシヨンをニユートラルにして
いるとき)に暖機スイツチを投入(閉成操作)す
れば直ちにアイドルアツプが行なわれるので応答
遅れによる違和感を伴なうこともない。
ば、暖機スイツチが閉成操作されているときはア
クセルペダル及びクラツチペダルがともに解放さ
れ、しかも、トランスミツシヨンがニユートラル
になつているときに限つてアイドルスイツチ、ク
ラツチスイツチ及びニユートラルスイツチの出力
に基づいてアイドルアツプ手段及びエキゾースト
ブレーキにそれぞれ作動信号を供給してエンジン
の暖機を促進させ、しかも、作動信号の開始時点
のみを遅延させる遅延手段を設けているので走行
中の変速操作時などのようにスイツチが瞬時開成
された後に再び閉成するときはアイドルアツプが
行なわれることがないので走行の安全性が確保さ
れる。更に、前記遅延手段の出力と暖機スイツチ
の出力とに基づいてアイドルアツプ手段及びエキ
ゾーストブレーキを作動させるようにしているた
めに、例えばエンジンのアイドル運転中(アクセ
ルペダル及びクラツチペダルをともに解放し、し
かも、トランスミツシヨンをニユートラルにして
いるとき)に暖機スイツチを投入(閉成操作)す
れば直ちにアイドルアツプが行なわれるので応答
遅れによる違和感を伴なうこともない。
第1図は本考案に係るエンジンの暖機装置の一
実施例を示す制御回路の回路図、第2図は同じく
制御回路を構成するコントローラの回路図、第3
図及び第4図はそれぞれ制御回路の動作を示す波
形図である。 4……アクセルスイツチ、5……クラツチスイ
ツチ、6……コントローラ、9……エキゾースト
ブレーキ用マグネチツクバルブ、11……アイド
ルアツプ用マグネチツクバルブ、12……暖機ス
イツチ、14……ニユートラルスイツチ、19,
21……ANDゲート、20……モノマルチ(遅
延手段)。
実施例を示す制御回路の回路図、第2図は同じく
制御回路を構成するコントローラの回路図、第3
図及び第4図はそれぞれ制御回路の動作を示す波
形図である。 4……アクセルスイツチ、5……クラツチスイ
ツチ、6……コントローラ、9……エキゾースト
ブレーキ用マグネチツクバルブ、11……アイド
ルアツプ用マグネチツクバルブ、12……暖機ス
イツチ、14……ニユートラルスイツチ、19,
21……ANDゲート、20……モノマルチ(遅
延手段)。
Claims (1)
- エンジンのアイドル回転数を上昇補正させるア
イドルアツプ手段と、エンジンの排気通路を閉鎖
するエキゾーストブレーキと、手動で開閉操作さ
れる暖機スイツチと、アクセルペダルが踏込まれ
ていないことを検出したときに信号を出力するア
クセルスイツチと、クラツチペダルが踏込まれて
いないことを検出したときに信号を出力するクラ
ツチスイツチと、トランスミツシヨンがニユート
ラルであることを検出したときに信号を出力する
ニユートラルスイツチと、前記アクセルスイツ
チ、クラツチスイツチ及びニユートラルスイツチ
のいずれからも信号が出力されているときにのみ
制御信号を出力する手段と、該制御信号の開始時
点のみを遅延させる遅延手段と、前記暖機スイツ
チが投入されるとともに前記遅延手段を介して制
御信号が出力されているときにのみ前記アイドル
アツプ手段及びエキゾーストブレーキに作動信号
を供給する手段とを備えてなるエンジンの暖機装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984046871U JPS60157949U (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | エンジンの暖機装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984046871U JPS60157949U (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | エンジンの暖機装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60157949U JPS60157949U (ja) | 1985-10-21 |
JPH0244039Y2 true JPH0244039Y2 (ja) | 1990-11-22 |
Family
ID=30561674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984046871U Granted JPS60157949U (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | エンジンの暖機装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60157949U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0741808B2 (ja) * | 1987-12-22 | 1995-05-10 | 日野自動車工業株式会社 | 自動トランスミッション |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51143134A (en) * | 1975-06-05 | 1976-12-09 | Nippon Denso Co Ltd | Fuel ratio feed back fuel injection controller |
JPS5332235A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-27 | Nissan Motor Co Ltd | Air-to-fuel ratio control means |
JPS5481421A (en) * | 1977-12-09 | 1979-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | Idling speed control equipment |
JPS5917245B2 (ja) * | 1979-10-27 | 1984-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | エンジン動弁系のゼロラツシユアジヤスタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5917245U (ja) * | 1982-07-23 | 1984-02-02 | 日産自動車株式会社 | アイドル回転数制御装置 |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP1984046871U patent/JPS60157949U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51143134A (en) * | 1975-06-05 | 1976-12-09 | Nippon Denso Co Ltd | Fuel ratio feed back fuel injection controller |
JPS5332235A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-27 | Nissan Motor Co Ltd | Air-to-fuel ratio control means |
JPS5481421A (en) * | 1977-12-09 | 1979-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | Idling speed control equipment |
JPS5917245B2 (ja) * | 1979-10-27 | 1984-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | エンジン動弁系のゼロラツシユアジヤスタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60157949U (ja) | 1985-10-21 |
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