JPH0243039Y2 - - Google Patents

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JPH0243039Y2
JPH0243039Y2 JP14082886U JP14082886U JPH0243039Y2 JP H0243039 Y2 JPH0243039 Y2 JP H0243039Y2 JP 14082886 U JP14082886 U JP 14082886U JP 14082886 U JP14082886 U JP 14082886U JP H0243039 Y2 JPH0243039 Y2 JP H0243039Y2
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JP
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wall
furnace
side walls
hearth
ceiling
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JP14082886U
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JPS6349496U (ja
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容積可変炉に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、熱効率を向上させるために、処理材に応
じて炉容積を可変とする容積可変炉がある。
そして、この種のものとしては、炉床あるいは
天井を上下動させて炉内高さを可変とするもの
(特公昭55−43487号公報、特公昭42−25284号公
報)、炉内に仕切壁を設け、この仕切壁を移動さ
せて炉長を可変とするもの(実公昭56−6867号公
報)等が提案されている。
しかしながら、前者のものでは、炉長および炉
巾が、後者のものでは、炉巾および炉内高さが不
変であるため、処理材の形状によつては無駄な空
間が大きく、熱効率を十分に向上させることがで
きないという問題点を有する。
本考案は、炉長および炉内高さの寸法を可変と
することにより、処理材に最適な炉容積とし、熱
効率を向上させることのできる容積可変炉を提供
することを目的とする。
(問題点を解決すべき手段) 本考案は、前記目的を達成するために、容積可
変炉を、固定構造の天井壁および両側壁と、この
天井壁および両側壁の前面に摺接して上下動可能
な前壁と、前記天井壁および両側壁内面に摺接し
て前壁側に進退動可能な後壁と、前記両側壁およ
び後壁に摺接して上下動可能であるとともに、前
壁下面と両側壁内壁に摺接して進退動可能な炉床
壁と、前記各摺接箇所に設けたシール機構とで構
成したものである。
(実施例) つぎに、本考案を一実施例である図面にしたが
つて説明する。
本考案にかかる容積可変炉Tは、大略、固定構
造の天井壁1および両側壁5,5と、前壁6と後
壁8と炉床壁13とからなる。
そして、前記天井壁1には、複数のバーナ2を
有するとともに、後端部は若干下方に突出した突
出部3を有する。また、前記突出部3近傍の天井
壁1には排気口4が設けてある。
前記前壁6は、天井壁1に取り付けられた昇降
装置7により、側部に設けたガイドローラを側壁
5に設けたガイド(いずれも図示せず)にガイド
させて昇降するようになつている。
前記後壁8は、天井壁1の突出部3と両側壁
5,5の内側を前記前壁6側に進退動するもの
で、その上端部および両側部には後方に延材した
断面形状の突出壁部9を有し、この前壁6はレ
ール10上を転動する台車11上の支持フレーム
12に支持されている。
前記炉床壁13は、実施例においては、炉長方
向に2分割され、かつ、各分割炉床壁13a,1
3bは、レール14上を転動する台車15に設け
た昇降機構であるパンタグラフ16a,16bに
より各々支持されている。
また、前記天井壁1の突出部3と両側壁5,5
の後端部には、前記後壁8に設けた突出壁部9を
囲うように断面形のシール板17が設けられる
一方、前記突出壁部9の外周端部にパツキン材1
8が設けられ、シール機構A1を構成する。
一方、前記各分割炉床壁13a,13bの後方
と両側には、下方に延びた平面コ字形のシール板
19が設けられ、前記後壁8の下部端縁に沿つて
設けられたパツキン材20と、側壁5の下部端縁
に沿つて設けられた図示しないパツキン材とでシ
ール機構A2を構成する。
さらに、前記前壁6の下部端縁には前方に突出
するようにシール板21が設けられ、前記分割炉
床壁13aの上部端縁にコ字形に設けたパツキン
材22とでシール機構A3を構成する。
なお、両側壁5,5の前端面部と天井壁1の前
端面および天井壁1の上部にもシール板23が設
けられ、かつ、前壁6の内面外縁部に状にパツ
キン材24が設けられシール機構A4を構成する。
さらにまた、側壁5に設けたパツキン材25と
前記シール板19とでシール機構A5を構成する。
つぎに、前記構成からなる容積可変炉の容積可
変方法を説明する。
まず、第1図の状態から炉内高さと炉長とを小
さくするには、第4図に示すように、前壁6を昇
降装置23により上昇するとともに、台車11,
15を前進させ、一方の分割炉床壁13bを上昇
させると同時に、後壁8を前壁6側に移動すれば
よい。
また、分割炉床壁13a,13bをともに上昇
させることにより、第4図の炉内高さで、炉長が
やや長いものとしてもよく、炉長の縮小の際、炉
床が外に出るので、この突出長を小さくすること
とシール板21を効率の良い範囲で使うように炉
床を分割してもよい。たとえば、前壁6の炉床を
退避または取外しできるようにしてもよい。
いずれの場合においても、処理材の炉内への装
入・抽出は前壁6を昇降させて行なう。また、天
井壁1と後壁8の突出壁部9との間には、隙間が
あるため、バーナ2の燃焼排ガスは、この隙間を
経て排気口4から炉外に排出されることになる。
なお、加熱手段はバーナに限らず、ラジアント
チユーブとし、後壁8の進退に支障を与えないよ
うに、側壁5,5内に位置させてもよく、加熱目
的に応じ、側壁5、後壁8または天井壁1に設け
てもよい。また、炉壁の伸縮位置は名称に限定さ
れず、三座標成分のうち二座標方向の寸法を変え
ることができる炉でもよいことは勿論である。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、炉長および炉内高さを無段階に可変とするも
のであるから、従来のものに比べて、処理材に応
じた炉内容積とでき、かつ、可変部分はシール機
構によりシールされているので、無駄な空間がな
く、熱効率を十分に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる容積可変炉の断面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
第1図において炉内容積を可変とした場合の断面
図で、第4図は第3図の−線断面図。 1……天井壁、2……バーナ、3……突出部、
4……排気口、5……側壁、6……前壁、7……
昇降装置、8……後壁、9……突出壁部、11,
15……台車、12……支持フレーム、13a,
13b……分割炉床壁、16a,16b……昇降
装置、A1,A2,A3,A4,A5……シール機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定構造の天井壁および両側壁と、この天井
    壁および両側壁の前面に摺接して上下動可能な
    前壁と、前記天井壁および両側壁内面に摺接し
    て前壁側に進退動可能な後壁と、前記両側壁お
    よび後壁に摺接して上下動可能であるととも
    に、前壁下面と両側壁内壁に摺接して進退動可
    能な炉床壁と、前記各摺接箇所に設けたシール
    機構と、からなる容積可変炉。 (2) 前記炉床壁が、前記後壁と平行な分割構造を
    なすとともに、分割箇所にシール機構を備えた
    ものであることを特徴とする前記実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の容積可変炉。
JP14082886U 1986-09-13 1986-09-13 Expired JPH0243039Y2 (ja)

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JP14082886U JPH0243039Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

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JPS6349496U JPS6349496U (ja) 1988-04-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562689U (ja) * 1992-02-05 1993-08-20 東京瓦斯株式会社 出窓ユニットの施工装置
JP5769584B2 (ja) * 2011-10-24 2015-08-26 中外炉工業株式会社 加熱炉及び加熱炉内の清掃方法

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JPS6349496U (ja) 1988-04-04

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