JPH063229Y2 - 真空ゲ−ト弁 - Google Patents

真空ゲ−ト弁

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JPH063229Y2
JPH063229Y2 JP1987094839U JP9483987U JPH063229Y2 JP H063229 Y2 JPH063229 Y2 JP H063229Y2 JP 1987094839 U JP1987094839 U JP 1987094839U JP 9483987 U JP9483987 U JP 9483987U JP H063229 Y2 JPH063229 Y2 JP H063229Y2
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JP
Japan
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valve
moving member
opening
valve plate
box
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JP1987094839U
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JPS64770U (ja
Inventor
賢児 前野
兵伍 松井
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、逆圧にも耐え得る真空ゲート弁に関し、特
に、真空側と大気圧側とが逆転する場合にも使用可能と
するものに係わる。
(従来の技術) 従来より、真空側と大気圧側とが逆転する場合にも使用
可能な真空ゲート弁として、例えば実開昭53−154
426号公報に開示されるように、弁箱の相対向する両
側面にそれぞれ開口部を設け、弁箱の内部に、シリンダ
ロッドにより摺動する移動部材を設け、該移動部材の一
側方に弁板を設けるとともに、この両者間にL字状のリ
ンクを設けて、前記移動部材が弁箱内を摺動し、弁板が
弁箱の一方の開口部を閉じる位置に来たとき、前記リン
クを起立させて固定するように構成したものが知られて
いる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前記従来のものでは、弁板が閉じる弁箱の一
方の開口部側を大気圧側とし、他方の開口部側を真空側
として使用した場合、前記弁体に作用する逆圧荷重は、
リンクと移動部材の両方を介して弁箱の真空側側面に支
持されるため、その支持が直接的なものでなく、十分な
支持強度を確保することができないという問題があっ
た。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、真空側と大気圧側とが逆転する場合
にも使用可能な真空ゲート弁において、大気圧側から弁
体に作用する逆圧荷重を弁箱の真空側側面に直接的に伝
達支持せしめることにより、充分な支持強度を確保する
ようにするものである。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、箱形
弁箱の前・後面にそれぞれ開口部を設け、前側開口部内
側周辺にシール材を設け、前記弁箱の内部に、左・右端
の案内材に沿ってシリンダロッドにより上下動し前面が
前記シリンダロッドより前方にある上下動材を設け、該
上下動材の後部上・下にそれぞれ左右方向へ適宜間隔を
隔てて後方へ突出した押圧ローラを設け、一端を該各押
圧ローラと同軸に枢着しかつ他端を前方に設けた弁板に
枢着したリンクを設け、前記上下動材が最下降位置に下
降した際、前記リンクが前記前・後面に対しほぼ直角方
向に延びた状態で、押圧ローラが後面開口部上下の内壁
を押圧するとともに前記弁体が前記シール材を押圧して
前面開口部を密封状に閉鎖するよう構成するものであ
る。
(作用) このような構成により、弁閉時には、後面内壁を押圧し
ている押圧ローラから前後面に対してほぼ直角方向に延
びたリンクを介して弁板をシール材に押圧しているた
め、前側開口部側を大気圧側とし、後側開口部側を真空
側として使用した場合、弁板に作用する逆圧荷重は、押
圧ローラから上下動材を会することなく直接弁箱の後面
内壁に伝達支持されることになり、その支持強度が強固
なものとなる。しかも、上下動材の前面がシリンダロッ
ドより前方にあるため、弁板前後の移動距離が小さく、
弁の開閉時に弁板が損傷されことはなく、また、騒音も
少なくなる。
(実施例) 以下、第1〜5図に示す本考案の実施例について説明す
る。尚、説明の便宜上、第1、第3及び第5図における
左・右を「左」・「右」と、第2及び第5図における左
・右を「前」・「後」とそれぞれ称呼する。
10は真空ゲート弁であって、該真空ゲート弁10は、
箱形弁箱11の前・後面11a,11b下部にそれぞれ
前側及び後側真空装置V1,V2の開口に臨ましめて連
結した前面開口部11a及び後面開口部11bを有
しており、該前面開口部11aの内壁周面にはシール
材としてのOリング12が押え金具13によって一部が
内方へ突出させて取付けられている。また、前記前・後
面11a,11bの上面にはそれぞれ点検孔11a
11bが開口して設けられ、該各点検孔11a,1
1bは蓋14a,14bにより密封状に封鎖されてい
る。
15は弁箱11内を上下動自在に設けられた垂直矩形状
板状の上下動材であって、該上下動材15の左・右端部
の上・下部には、左右規制用ガイドローラ16及び前後
規制用ガイドローラ17がこれらを1組として4組取付
けられており、これらのガイドローラ16,17は、弁
箱11の左・右側面に上下方向に固設されたガイドレー
ル18a,18bに係合されている。
19は弁箱11の左右方向中央上部に垂直状に据付けら
れた作動シリンダであって、該作動シリンダ19は、弁
箱11内に垂直下方に導出したロッド19aの下端を前
記上下動材15の上端面に連結し、該ロッド19aの伸
縮動作により上下動材15を前記ガイドレール18a,
18bに沿って垂直状に昇降させるようになっている。
20a,20bは前記上下動材15の上・下面に左右に
適宜間隔をもって固設された複数個のローラ取付材であ
って、該ローラ取付材20a,20bの左右側部には押
圧材として左右2宛の上・下部押圧ローラ21a,21
bが回転自在に取付けられている。
22a,22bは前記後面開口部11bの上側及び下
側内壁面に固設された当板であり、前記上・下部押圧ロ
ーラ21a,21bが下降した際該当板22a,22b
に転動しながら当接するようになっている。
23は前記上下動材15の前方に配設された矩形板状の
弁体、24a,24bはそれぞれ後端部を前記上・下部
押圧ローラ21a,21bと同軸に枢着した左右1対宛
の等長のリンクであって、該各リンク24a,24bの
前端部は、前記弁体23の後面に全体に平行リンク状に
枢着され、これらのリンク24a,24bを介して弁体
23が上下動材15に対し前後方向に接近離反可能な重
合状に保持されている。
25は弁箱1内底面の前方部左右に軸支された弁板24
の移動案内用ローラ、26は弁板23の下面左右に固設
された当板であり、弁板23が下降した際該当板26が
前記ローラ25上に衝接するようになっている。
また、上下動材15の前面はシリンダロッド19aより
も若干前方となっている。このため、弁体23が前後に
移動できる距離が小となっている。
次に、前記実施例の作用について説明する。作動シリン
ダ19がロッド19aを短縮しているとき、上下動材1
5及び弁板23等は前面及び後面開口部11a,11
より上方に一体に引き上げられており、前側及び後
側真空装置V1,V2は開放状態の弁箱11を介して互
いに連通している(第5図の状態)。この状態のとき、
弁板23はリンク24a,24bにより自重で吊下げら
れ、該弁板23の後面が上下動材15の上・下部前面に
当接し、弁板23と上下動材15とは完全に密接して重
合している。
このような状態(第5図)から、作動シリンダ19がロ
ッド19aを伸長すると、上下動材15及び弁板23が
一体に下降する。そして、これらが最下降位置付近に達
すると、上・下部押圧ローラ21a,21bがそれぞれ
当板22a,22bに当接し、また弁板23下面の当板
26も移動案内用ローラ25上に衝接する。前記ロッド
19aが更に若干伸長することにより、上下動材15及
び上・下部押圧ローラ21a,21bが下降し、これに
伴い弁板23は後壁から押圧ローラ21a,21b及び
リンク24a,24bを介して前方に押動されてOリン
グ12に押付けられ、リンク24a,24bが前・後面
11a,11bに対し直角方向に即ち水平状になったと
ころでロッド19aの伸長動作を停止する。これで弁体
23はOリング12を介して前面開口部11aを密封
状に閉鎖する(図2の状態)。
従って、前側真空装置V1が「真空」にされ、後側真空
装置V2が「大気」に開放される場合、弁板23は二点
鎖線矢印Bで示す外圧により前方即ちOリング12を押
圧する方向に押付けられ、前面開口部11aは密封状
に閉鎖される。
また逆に、前側真空装置V1が「大気」に開放され、後
側真空装置V2が「真空」にされる場合、弁体23は実
線矢印B′で示す外圧により後方即ちOリング12から
引き離される方向に押圧されるものの、該弁板23は水
平状のリンク24a,24b及び押圧ローラ21a,2
1bにより当板22a,22bに突張られているため、
即ち逆圧荷重がこれらリンク24a,24b等を介して
弁箱11の後面11bに伝達されるため、弁板23は
後方に移動することなく密封作用を保持する。しかも、
前記押圧ローラ21a,21bは、弁箱11の後面11
(当板22a,22b)に直接当接して、逆圧荷重
が、これらの押圧ローラ21a,21bから上下動材1
5を介することなく直接弁箱11の後面11bに伝達
されるので、弁板23の支持強度を強固にすることがで
き、前面開口部11aの密封性を充分に確保すること
ができる。
また、上下動材15の前面はシリンダロッド19aより
も前方に位置しているため、弁開閉時に弁体23が前後
に移動できる距離が小さく、その分弁板23が損傷を受
け難くなり、また、騒音も少なくなる。
(考案の効果) 以上のように、本考案の真空ゲート弁によれば、弁閉時
に、後面内壁を押圧している押圧ローラから前後面に対
してほぼ直角方向に延びたリンクを介して弁板をシール
材に押圧するようにしたことにより、前面側を大気圧側
とし、後面側を真空側として使用した場合にも、弁板の
支持強度を高めて密封性を充分に確保することができ
る。しかも、上下動材の前面がシリンダロッドより前方
にあるため、弁板前後の移動距離を小さくして、弁板の
損傷及び騒音を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第5図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は真空ゲート弁の正面図、第2図は第1図のII〜II矢
視拡大側面断面図、第3図は第1図のIII−III矢視拡大
断面図、第4図は第3図のIII−III矢視図、第5図は弁
板を引き上げた状態を示す第2図同様の断面図である。 図中、10は真空ゲート弁、11は弁箱、11aは前
面開口部、11bは後面開口部、15は上下動材、2
1a,21bは押圧ローラ、23は弁板、24a,24
bはリンクである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱形弁箱の前・後面にそれぞれ開口部を設
    け、前側開口部内側周辺にシール材を設け、前記弁箱の
    内部に、左・右端の案内材に沿ってシリンダロッドによ
    り上下動し前面が前記シリンダロッドより前方にある上
    下動材を設け、該上下動材の後部上・下にそれぞれ左右
    方向へ適宜間隔を隔てて後方へ突出した押圧ローラを設
    け、一端を該各押圧ローラと同軸に枢着しかつ他端を前
    方に設けた弁板に枢着したリンクを設け、前記上下動材
    が最下降位置に下降した際、前記リンクが前記前・後面
    に対しほぼ直角方向に延びた状態で、押圧ローラが後面
    開口部上下の内壁を押圧するとともに前記弁体が前記シ
    ール材を押圧して前面開口部を密封状に閉鎖するごとく
    したことを特徴とする真空ゲート弁。
JP1987094839U 1987-06-19 1987-06-19 真空ゲ−ト弁 Expired - Lifetime JPH063229Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987094839U JPH063229Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19 真空ゲ−ト弁

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JP1987094839U JPH063229Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19 真空ゲ−ト弁

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JPS64770U JPS64770U (ja) 1989-01-05
JPH063229Y2 true JPH063229Y2 (ja) 1994-01-26

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0576282U (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 日本テルペン化学株式会社 忌避剤収納容器
JP2681592B2 (ja) * 1993-03-16 1997-11-26 アネルバ株式会社 ゲートバルブ
JP4394303B2 (ja) * 2001-04-11 2010-01-06 新明和工業株式会社 真空ゲート弁
JP2016160990A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 新▲莱▼應材科技有限公司 リンク付きゲート弁

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53154426U (ja) * 1977-05-12 1978-12-05

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JPS64770U (ja) 1989-01-05

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