JP2961959B2 - 炉の弁装置 - Google Patents

炉の弁装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空炉やガス雰囲気炉等
の炉において、被処理物の出し入れを行う為の開口部に
備えられる弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示されるように、炉1fの側面の開
口部3fに沿って上下動自在の昇降枠12fに、弁体13f
が、複数の平行リンク14fから成る連結機構を介して連
結されている。上記弁体13fは本体15fの前面にパッキ
ン16fを取付けて構成してある。弁体13fの上下動の経
路の下方には、弁体13fが開口部3fと対向する位置でそ
の下降を受け止める為のストッパ19fが設けてある。
【0003】このような構成の弁装置においては、昇降
枠12fが下降してくると、弁体13fは先ずそれと一緒に
下降し、次にストッパ19fによって下降が停止されると
昇降枠12fの下降力が平行リンク14fを介して弁体13f
を開口部3fに向け水平方向に押す力として作用し、パッ
キン16fが開口部3fの周囲に密着される。開口部3fを開
放する時には昇降枠12fの上昇によって上記と反対の動
作が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の炉の弁装置
では弁体13fが下降したり上昇したりする場合、パッキ
ン16fにおける下部部分16afが開口部3fの前を通る為、
炉内の高熱に晒されて傷む問題点がある。その傷みの防
止の為に、上記パッキン16fの下部部分16afの前面を遮
熱カバーで覆うと、そのカバーが上記開口部3fの周囲に
対するパッキン16fの密着の邪魔となる。この為弁体13
fの上下動と連動して上記遮熱カバーをパッキン16fの
前に位置させたりそこから退避させたりする為の別の機
構が必要となって、弁装置の構成が複雑化する問題点が
あった。
【0005】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、昇降枠の上下動
により弁体の上下動及びパッキンの密着、離反を行わせ
る機構でもって、パッキンの前面を遮熱カバーで覆った
りそれを除去したりすることを連動的に行ない得て、パ
ッキンの保護の為の構造が備わった構成簡素な炉の弁装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における炉の弁装置は、炉の側面の開口部
に沿って上下動自在の昇降枠と、上記昇降枠に連結機構
を介して連結された開口部閉塞用の弁体と、上記弁体の
下降を弁体が上記開口部と対向する位置で受止める為の
ストッパとから成り、上記弁体は、本体と、本体におい
て上記開口部と対向する前面に付設した上記開口部の周
囲への当接用のパッキンとから構成されている炉の弁装
置において、上記昇降枠の下部には、上記弁体のパッキ
ンにおける下部部分の前面に位置させる為の遮熱カバー
を付設し、一方上記連結機構には、昇降枠の昇降に伴っ
て、遮熱カバーがパッキンを炉内からの輻射熱に対して
保護する位置及び開口部閉塞時には閉塞の障害にならな
い位置に移動させる為の案内溝を具備させたものであ
る。
【0007】
【作用】昇降枠が下降すると、先ず弁体はパッキンの前
面が遮熱カバーで覆われた状態で開口部の前を下降す
る。次にストッパによって弁体の下降が停止すると昇降
枠と共に下降する遮熱カバーがパッキンの前面から退避
する。次に案内溝の上部部分により弁体が開口部の側に
前進されてパッキンが開口部の周囲に密着される。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1には炉の弁装置の一例として連続式真空炉にお
ける仕切弁装置付近の構造が示される。このような真空
炉としては例えばローラハース真空炉がある。図におい
て、1は炉で、例えば加熱炉である。他の熱処理機能を
有する炉の場合もある。3は炉1の側面に設けられてい
る開口部で、被処理物の通過用のものであり、例えば矩
形に形成されている。5は開口部3の周囲の部分をもっ
て構成された弁座を示す。6は炉1内に備えられた周知
の断熱壁を示す。
【0009】次に8は仕切弁装置を示す。9は仕切弁装
置8における弁箱で、炉1と連結されており、その内側
の空間は外部に対して密閉されている。12は弁箱9内に
設けられた昇降枠を示す。この昇降枠12は、図示はしな
いが弁箱9に取付けたガイド部材によって上記開口部3
の面方向と平行に上下方向に案内されるようになってお
り、又図示外の駆動装置によって上下動されるようにな
っている。13は前記開口部3を閉ざす為の弁体で、開口
部3と対応する矩形に形成してあり、連結機構14を介し
て上記昇降枠12に連結してある。該弁体13は本体15とそ
の本体15の前面に付設した上記開口部3の周囲の弁座5
への当接用のパッキン16とから構成されている。17はパ
ッキン16における下部部分16aの前面を覆う為の遮熱カ
バーを示し、昇降枠12の下部に対し連結片18を用いて取
付けてある。尚上記パッキンにおける下部部分とは、弁
体13が上下動する場合に炉1の開口部3の前を通り過ぎ
ることによって炉1の内部の高熱に晒される部分を言
う。例えば本例のように矩形となっているパッキン16に
おいてはその下辺を言う。円形のパッキンの場合には、
その下半周においてパッキンの直径と開口部3の直径と
の関係で決まる範囲の部分である。19は弁体13の下降を
弁体13が開口部3と対向する位置で受止める為のストッ
パで、上記弁箱9に取付けてある。
【0010】次に上記連結機構14について説明する。2
1, 21は昇降枠12に付設された支持板で、本例では昇降
枠12と一体に形成されており、(B)の如く弁体13の本
体15の左右に位置している。22は各支持板21に形成され
た縦長の案内溝で、昇降枠12の昇降に伴って、図1の如
く遮熱カバー17がパッキン16を炉内からの輻射熱に対し
て保護する位置及び図2、3の如く開口部3の閉塞時に
は閉塞の障害にならない位置に移動させる為のものであ
る。この案内溝22は、前方(開口部3の側であって
(A)における右方)に向けて傾斜する上部部分23とそ
の下に連なる上下方向の下部部分24とから成る。25, 25
は上記弁体13の本体15の左右に付設した案内片で、夫々
上記左右の支持板21, 21の各案内溝22, 22に位置させて
ある。該案内片25は案内溝22内での動きがスムーズとな
るようローラをもって構成してある。上記案内溝22の長
さは、図2の(A)及び図3の(A)の如く案内片25が
案内溝22の上部部分23に位置する状態では、各々の図の
(B)に示す如く上記パッキン16の下部部分16aが上記
遮熱カバー17よりも上方の位置に露出し、図1の(A)
の如く案内片25が案内溝22の下部部分24の下端に位置す
る状態では、同図の(B)に示す如く上記パッキン16の
下部部分16aが上記遮熱カバー17の後に隠蔽される長さ
にしてある。尚案内溝22の下部部分24は上下方向に真っ
直ぐの他に、上部部分23と同様に或いはそれよりも小さ
い傾きで傾斜していても良い。
【0011】上記開口部3の開閉について説明する。昇
降枠12と共に弁体13が上昇して、図1の(A)の如く開
口部3が開放している状態から、昇降枠12が下降してく
る。この過程において案内片25は案内溝22の下端に位置
しており、パッキン16の下部部分16aの前面は遮熱カバ
ー17によって覆われている。従って下部部分16aが開口
部3の前を通って下降しても、炉1内の高熱が下部部分
16aに及ぶことは遮熱カバー17によって遮られる。
【0012】昇降枠12が更に下降して弁体13が図2の
(A)の如く開口部3と対向すると、図2の(B)の如
く案内片25がストッパ19に当接する。従って弁体13は該
ストッパ19によって受止められその下降が停止する。そ
の後も昇降枠12が下降すると遮熱カバー17も一緒に下降
し、図2の(A)の如く案内片25が案内溝22の上部部分
23の下端に位置するまでに至ると、図2の(B)の如く
パッキン16における下部部分16aが遮熱カバー17の上側
に露出する。
【0013】更に引き続き昇降枠12が下降して案内片25
が案内溝22の上部部分23内を移動するに至ると、昇降枠
12の下降力が該上部部分23を介して弁体13を前方に押す
力として作用する。従って弁体13は開口部3に向けて前
進し、図3の(A)の如く開口部3を塞ぐと共に、パッ
キン16は弁座5に押し付けられ、開口部3は密封状態に
閉塞される。
【0014】尚上記弁体13の下降を受止める為のストッ
パ19は、弁体13の本体15を受止めるようにしても良い。
その場合は、例えば連結片18の一部を欠如させるよう
な、ストッパ19との干渉防止の為の措置を取ると良い。
【0015】開口部3を開放させる場合は、昇降枠12が
図3の状態から上昇されることにより、弁体13が上記の
場合とは反対の動きをして開口部3が開放される。
【0016】上記構成の炉における熱処理は次の通りで
ある。弁体13により開口部3が塞がれた状態で、炉1内
において被処理物の熱処理が行われる。その熱処理が済
むと弁体13が上昇されて開口部3が開放され、炉1内の
被処理物は開口部3を通して次段に向け移送される。上
記移送が完了すると、再び弁体13により開口部3が塞が
れ、炉1内において次の被処理物の熱処理が行われる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、昇降
枠12と弁体13との連結機構が、昇降枠12に付設された支
持板21の案内溝22に弁体13に付設された案内片25を位置
させた構成だから、弁体13によって炉1の開口部3を閉
ざす場合、昇降枠12の下降により、先ず弁体13はパッキ
ンの下部部分16aの前面が遮熱カバー17で覆われた状態
で開口部3の前を下降し、次にストッパ19によって弁体
13の下降が停止すると昇降枠12と共に下降する遮熱カバ
ー17がパッキンの下部部分16aの前面から退避し、次に
案内溝22の上部部分23により弁体13が開口部3の側に前
進されてパッキン16が開口部3の周囲に密着される特長
がある。反対に開口部3を開放させる場合は、昇降枠12
の上昇により上記とは全く反対の作用が行なわれる特長
がある。即ち、昇降枠12の上下動により弁体13の上下動
及びパッキン16の密着、離反をさせる機構でもって、パ
ッキン16の前面を遮熱カバー17で覆ったりそれを除去し
たりすることを連動的に行ない得る特長がある。このこ
とは、パッキン16の保護の為の構造が備わった炉の弁装
置の構成を簡素化する上において大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は炉の弁装置付近の構造を示す縦断面図
で、弁体が昇降途中の状態を示す図、(B)は(A)に
おけるB−B線断面図。
【図2】(A)、(B)は弁体が下端に位置する状態を
示す図1の(A)、(B)と同様の図。
【図3】(A)、(B)は弁体のパッキンが炉の弁座に
密着された状態を示す図1の(A)、(B)と同様の
図。
【図4】従来の炉の弁装置の構造を示す縦断面図。
【符号の説明】
3 開口部 12 昇降枠 13 弁体 14 連結機構 16 パッキン 17 遮熱カバー 22 案内溝 25 案内片

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉の側面の開口部に沿って上下動自在の
    昇降枠と、上記昇降枠に連結機構を介して連結された開
    口部閉塞用の弁体と、上記弁体の下降を弁体が上記開口
    部と対向する位置で受止める為のストッパとから成り、
    上記弁体は、本体と、本体において上記開口部と対向す
    る前面に付設した上記開口部の周囲への当接用のパッキ
    ンとから構成されている炉の弁装置において、上記昇降
    枠の下部には、上記弁体のパッキンにおける下部部分の
    前面に位置させる為の遮熱カバーを付設し、一方上記連
    結機構には、昇降枠の昇降に伴って、遮熱カバーがパッ
    キンを炉内からの輻射熱に対して保護する位置及び開口
    部閉塞時には閉塞の障害にならない位置に移動させる為
    の案内溝を具備させてあることを特徴とする炉の弁装
    置。
  2. 【請求項2】 連結機構は、昇降枠に対して、弁体の本
    体の左右に位置する状態に付設されしかも各々には縦長
    の案内溝が形成されている左右の支持板と、上記本体の
    左右に付設されしかも上記左右の支持板の各案内溝に夫
    々位置させた左右の案内片とから構成されており、しか
    も上記案内溝の長さは、案内片が案内溝の上部部分に位
    置する状態では上記パッキンにおける下部部分が上記遮
    熱カバーよりも上方の位置に露出し、案内片が案内溝の
    下端に位置する状態では上記パッキンにおける下部部分
    が上記遮熱カバーの後に隠蔽される長さにしてあると共
    に、上記案内溝の上部部分は前方に向けて傾斜させてあ
    ることを特徴とする請求項1記載の炉の弁装置。
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