JP2931132B2 - 連続炉内の台車部シール装置 - Google Patents

連続炉内の台車部シール装置

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JP2931132B2
JP2931132B2 JP3172205A JP17220591A JP2931132B2 JP 2931132 B2 JP2931132 B2 JP 2931132B2 JP 3172205 A JP3172205 A JP 3172205A JP 17220591 A JP17220591 A JP 17220591A JP 2931132 B2 JP2931132 B2 JP 2931132B2
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fired
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/60Production of ceramic materials or ceramic elements, e.g. substitution of clay or shale by alternative raw materials, e.g. ashes

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  • Furnace Details (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続炉内で被焼成品を
載せて移動する台車のガスおよび熱シール装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、セラミックス等の被焼成品を
焼成するためのトンネルキルンにおいては、トンネル状
の炉壁にバーナを設け、このバーナの燃焼ガスにより炉
内を高温雰囲気とし、この炉内に台車を移動させ、台車
上の被焼成品を焼成する。例えば、図3に示すように、
炉壁1にバーナ2が取付けられ、この炉壁1の内部に台
車4が炉長方向に移動する。台車4の上には被焼成品3
が載置される。台車4の底部には両側底部に鋼板性のプ
レート6が垂下し、このプレート6を埋めるように炉壁
の両側進行方向に砂溜部7を設け、この砂溜部7と炉内
壁底部との間に砂8を差し入れている。砂8内にプレー
ト6が埋まっている構成により炉壁1と台車4の隙間か
ら炉内の熱が車輪5側に伝達されるのを阻止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の連続炉内の台車部シール装置によると、砂溜
部の砂粒子が疎であることから炉内の気密性が不十分で
あるため、炉内の熱が台車の側方を通って車輪側に逃
げ、車輪の耐久性が低下するという問題がある。また、
炉内を加熱するためのバーナの燃料消費量が過度に増大
するという問題がある。さらには、炉内の雰囲気や炉圧
を精密に制御することが困難となり、精密な焼成を行な
うことが難しく高品質の被焼成品を作成することが困難
になりやすい。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、台車の車輪の耐久性を高めるとと
もに、炉を加熱するための燃料消費量を低減し、炉内雰
囲気および炉圧を精密に制御可能な連続炉内の台車部シ
ール構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明による連続炉内の台車部シール装置は、炉内を
炉長方向に移動する台車上に被焼成品を載せ、この被焼
成品を焼成する連続炉において、台車両側底部に垂下さ
れる第1プレートと、台車両側底部の前記第1プレート
の車輪側に垂下される第2プレートと、前記炉内壁近傍
の床部に炉長方向に配設され、前記第1プレート下端が
接触される砂溜部と、前記炉内壁近傍の床部に炉長方向
に配設され、前記第2プレート下端が浸漬される耐熱ペ
ースト状シール材とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の連続炉内の台車部シール装置によれ
ば、炉内壁と台車の側部からリークしようとする炉内の
高温ガスは、第1プレートと砂溜部とにより車輪側への
漏れが防止される。そのため、この第1プレートと砂溜
部とにより断熱作用とガス漏れ作用が働き、さらに断熱
された低温側で第2プレートと耐熱性シール部材とによ
り、高温ガスの完全封止が図られる。これにより、第2
プレートの車輪側へのシールの完全化が図られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。トンネルキルンの台車部に本発明を適用した第1
実施例を図1および図2に示す。トンネルキルン10
は、耐火物製の炉底11、炉壁1、天井12等によりト
ンネル状に形成されている。炉壁1に設けられるバーナ
2は、上部バーナ2aと下部バーナ2bからなり、上部
バーナ2aは台車4の被焼成品3の上方に天井12に近
い位置に取付けられる。下部バーナ2bは、台車4と被
焼成品3の間の支柱14の間の火道に燃焼ガスを空間に
取り込む位置に取付けられる。台車4の頂面には、例え
ば瓦、タイル、衛生陶器などの被焼成品3が支柱14上
に載置されている。
【0008】台車4の側方はガイド4aが炉壁1の内壁
溝部1aに案内されている。台車4の底部両側面には鉄
板からなる第1プレート14が垂下され、この第1プレ
ート14の車輪5側に鉄板からなる第2プレート16が
垂下される。図2に示すように、炉壁1の炉内壁下部に
は、図2に示すように、炉床11上に受台20が設けら
れ、この受台20の上部に第1凹溝および第2凹溝を有
する枠体22が載せられる。第1凹溝22aには砂が差
し入れられて砂溜部24が構成される。また第2凹溝2
2bには半固形状の耐熱ペースト状シール材26が収容
される。
【0009】そして砂溜部24に第1プレート下端14
aが接触する。これにより、図2に示すように、台車4
と炉壁1の間から炉内の高温ガスが矢印A方向にリーク
しようとする場合、第1プレート14と砂溜部24によ
ってガス漏れが防止されるとともに、この第1プレート
14と砂溜部24が断熱作用を果たすため、耐熱ペース
ト状シール材26は比較的低温に保たれペースト状態を
保持する。
【0010】耐熱ペースト状シール材26は、例えば固
体潤滑剤からなり、例えばその成分は、二硫化モリブデ
ン、グラファイト、極圧添加材、四フッ化エチレン重合
体、酸化亜鉛等からなる。この耐熱ペースト状シール材
によると、100〜250℃の間においても高温で半固
形状が保持される。ここで用いた耐熱ペースト状シール
材以外の耐熱ペースト状シール材を用いて良いことは本
発明としてもちろんである。例えば高価な二硫化モリブ
デンを安価な他の材料に置換した耐熱ペースト状シール
材にすることが可能である。
【0011】耐熱ペースト状シール材26には第2プレ
ート下端16aが浸漬する。そのため、耐熱ペースト状
シール材26による2次シール効果が発揮される。これ
により、第2プレート16と耐熱ペースト状シール材2
6によって炉内の高温ガスのシール漏れの完全化が図ら
れ、炉内の完全気密が保持される。このため、台車4の
車輪5に高温ガスが触れることはなく、車輪5の周囲は
低温に保たれるため車輪2の耐久性が向上される。また
炉内は気密が保持されるため、バーナ2の燃料消費量の
節約が図られる。さらには、炉内の雰囲気が気密に保た
れ、炉圧も適正値に保持しやすいため、炉内の温度およ
び雰囲気の制御が容易になるため、被焼成品の高品質化
および品質の均質化が図られる。
【0012】以上述べたように、本発明の一実施例につ
いて説明したが、本発明の範囲はこれに限られるもので
なく、適宜修正および変更が可能でありその範囲は当業
者によって定められることは明らかである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の連続炉内の
台車部シール装置によれば、炉内の台車と炉壁間の隙間
のシール構造を砂溜部による第1シール効果ならびに耐
熱ペースト状シール材による第2シール効果を発揮する
構成としたため、車輪側への高温ガス漏れが防止される
ため車輪の耐熱耐久性が向上されるとともに、炉内の雰
囲気制御を精密に制御できるため高品質の被焼成品を均
質に量産することができる。さらには炉内の燃焼器が消
費する燃料消費量も低減することができるため、エネル
ギー源の節約が図られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す拡大図であ
る。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 炉壁 3 被焼成品 4 台車 5 車輪 14 第1プレート 14a 第1プレート下端 16 第2プレート 16a 第2プレート下端 24 砂溜部 26 耐熱ペースト状シール材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 9/00 - 9/40 F27D 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉内を炉長方向に移動する台車上に被焼成
    品を載せ、この被焼成品を焼成する連続炉において、 台車両側底部に垂下される第1プレートと、 台車両側底部の前記第1プレートの車輪側に垂下される
    第2プレートと、 前記炉内壁近傍の床部に炉長方向に配設され、前記第1
    プレート下端が接触される砂溜部と、 前記炉内壁近傍の床部に炉長方向に配設され、前記第2
    プレート下端が浸漬される耐熱ペースト状シール材とを
    備えたことを特徴とする連続炉内の台車部シール装置。
JP3172205A 1991-07-12 1991-07-12 連続炉内の台車部シール装置 Expired - Lifetime JP2931132B2 (ja)

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JPH0518674A JPH0518674A (ja) 1993-01-26
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