JPH07117346B2 - 高温焼成炉の台車シール装置 - Google Patents

高温焼成炉の台車シール装置

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JPH07117346B2
JPH07117346B2 JP5404491A JP5404491A JPH07117346B2 JP H07117346 B2 JPH07117346 B2 JP H07117346B2 JP 5404491 A JP5404491 A JP 5404491A JP 5404491 A JP5404491 A JP 5404491A JP H07117346 B2 JPH07117346 B2 JP H07117346B2
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furnace
seal
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groove
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眞紀雄 山口
直人 伊藤
豊城 宮嶋
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温焼成炉の台車シール
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被焼成物を積載した台車を下面が開放さ
れた炉体の下側から上昇させ、台車と炉体とを密着させ
て焼成を行う台車昇降式炉のような高温焼成炉において
は、台車と炉体との間のサンドシールを確実に行うこと
が重要である。このために、従来から台車の上面部分
(カートップ部分)に設けられたサンドシール用の溝の
内部に粗粒のサンドと細粒のサンドとを2層に入れて断
熱性を向上させる台車シール装置や、溝の内側上部から
溝底部に向かって弾性シール部材を斜めに突出させ、こ
の弾性シール部材と密着するシール板の下側に冷却気体
を供給する台車シール装置等が採用されていた。
【0003】ところが前者の構造は台車の移動に伴うサ
ンドシール鋼板の上下動によって溝内の粗粒のサンドと
細粒のサンドとが混じり合い、断熱効果が次第に低下す
るという問題があった。また後者の構造では弾性シール
部材の劣化やシール板の熱歪によって冷却気体が洩れる
ことがあり、炉圧と冷却気体の供給圧をバランスさせる
システムが必要とされる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、長期間使用しても確実な断熱効果
を維持することができ、低温炉から高温炉まで広い温度
範囲にわたって使用することができる高温焼成炉の台車
シール装置を提供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、高温焼成炉の炉体と台車との間
のシール装置であって、台車の上面部分に溝の内部に耐
熱ファイバーを充填した一次シール部を設けるととも
に、台車の側壁部には溝の内部にバネで支持させた板を
入れこの板の上面に耐熱ファイバーを載せた二次シール
部を設け、炉体の下面に突設されたシール鋼板の先端を
この二次シール部に密着させたことを特徴とするもので
ある。以下に本発明を図1に示した台車昇降式炉の実施
例によって更に詳細に説明する。
【0006】
【実施例】図1において、1は台車昇降式の高温焼成炉
の炉体、2は被焼成物を載せるための台車であり、この
台車2はテーブルリフタ3によって炉体1に対して昇降
することができるものである。この台車2の上面部分
(カートップ部分)の外周部の煉瓦には溝4が形成され
ており、この溝4の内部に高温用の耐熱ファイバー5を
充填することにより一次シール部6が形成されている。
この一次シール部6は炉体1の炉内端面に形成された突
起7と密着し、耐熱ファイバー5の弾性を利用してシー
ルを行うためのものである。
【0007】またこの台車2の側壁部にも溝8が設けら
れている。この溝8の内部にはコイルバネのようなバネ
9によって支持された板10があり、この板10の上面
に中温用の耐熱ファイバー11を複層に載せ、更にその
上にサンド12を載せて二次シール部13を構成してあ
る。実施例ではこの耐熱ファイバー11は3層のセラミ
ックファイバーブランケットである。この二次シール部
13は炉体1の下面に突設されたシール鋼板14の先端
と密着し、シールを行うためのものである。
【0008】
【作用】このように構成された高温焼成炉の台車シール
装置は、上述のように被焼成物を載せた台車2を炉体1
の下方からテーブルリフタ3によって上昇させれば、台
車2の上面部分に設けられた一次シール部6が炉体1の
炉内端面に形成された突起7と密着して一次シールを行
い、またこれと同時に台車2の側壁部に形成された二次
シール部13が炉体1の下面に突設されたシール鋼板1
4の先端と密着して二次シールを行うことができるもの
である。
【0009】従って本発明によれば炉内と台車2の下部
とは二重にシールされることとなり、炉内の熱が台車下
部に逃げるヒートロスを確実に防止することができるこ
ととなる。また、二次シール部13は溝8の内部にバネ
9で弾性的に支持させた板10を入れ、この板の上面に
耐熱ファイバー11を載せた構造のものであるから、仮
に長期間に使用によって耐熱ファイバー11の弾性が劣
化してきたような場合にも、バネ9による弾力がシール
鋼板14との間の密着性を維持し、優れたシール効果を
維持することができる。しかもこのバネ9は、炉内から
の熱が上記の一次シール部6と二次シール部13とによ
って二重に断熱された台車下部に位置するので、バネ特
性が劣化するおそれもない。
【0010】更に実施例のように一次シール部6には高
温用の耐熱ファイバー5を充填し、二次シール部13に
は中温用の耐熱ファイバー11を充填しておけば、超高
温炉から低温炉まで広い温度範囲の炉に適用できる利点
がある。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、台車の
上面部分に一次シール部を設けるとともに、台車の側壁
部にはバネの弾性を利用した二次シール部を設けたこと
により、長期間使用した場合にも確実な断熱効果を維持
することができるものである。また本発明によれば台車
の下部に冷却気体を供給する場合にも、従来のようにシ
ール部から冷却気体が洩れるおそれがないので、炉圧と
冷却気体の供給圧をバランスさせるシステムを必要とし
ない利点がある。なお、本発明は実施例のような台車昇
降式の炉のみならず、台車を使用するその他の形式の炉
にも適用できることはいうまでもない。よって本発明は
従来の問題点を解決した高温焼成炉の台車シール装置と
して、産業の発展に寄与するところは極めて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図てある。
【符号の説明】
1 炉体 2 台車 3 テーブルリフタ 4 溝 5 耐熱ファイバー 6 一次シール部 7 突起 8 溝 9 バネ 10 板 11 耐熱ファイバー 12 サンド 13 二次シール部 14 シール鋼板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温焼成炉の炉体と台車との間のシール
    装置であって、台車の上面部分に溝の内部に耐熱ファイ
    バーを充填した一次シール部を設けるとともに、台車の
    側壁部には溝の内部にバネで支持させた板を入れこの板
    の上面に耐熱ファイバーを載せた二次シール部を設け、
    炉体の下面に突設されたシール鋼板の先端をこの二次シ
    ール部に密着させたことを特徴とする高温焼成炉の台車
    シール装置。
JP5404491A 1991-02-25 1991-02-25 高温焼成炉の台車シール装置 Expired - Fee Related JPH07117346B2 (ja)

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JP5338172B2 (ja) * 2008-07-25 2013-11-13 大同特殊鋼株式会社 加熱炉のシール装置
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CN102778125B (zh) * 2012-08-27 2016-04-20 天津立林石油机械有限公司 双门双台车高温烧结炉生产线

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