JPH0526476Y2 - - Google Patents

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JPH0526476Y2
JPH0526476Y2 JP7351387U JP7351387U JPH0526476Y2 JP H0526476 Y2 JPH0526476 Y2 JP H0526476Y2 JP 7351387 U JP7351387 U JP 7351387U JP 7351387 U JP7351387 U JP 7351387U JP H0526476 Y2 JPH0526476 Y2 JP H0526476Y2
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furnace
crucible
molten metal
furnace body
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、溶湯を一時保持しておく溶湯保持炉
に関する技術である。
〔従来の技術〕
溶湯保持炉というのは、たとえば低圧鋳造等で
溶湯を一時保持しておくためのものである。
溶湯保持炉を開示した従来技術文献としては、
たとえば実開昭57−132195あるいはJACT
NEWS(1984年7月発行,第20頁)等がある。
第3図は、従来の溶湯保持炉の縦断面図であ
る。
第3図において、1は炉体、2は坩堝、3は炉
蓋である。これらの上にはダイベース4と金型5
が位置している。坩堝2の中には溶湯が一時保持
されている。金型5のキヤビテイ(図示しない)
に溶湯を流し込むために、ストーク11が炉蓋3
に取付けられており、ストーク11は溶湯の中に
延びている。
炉体1は断熱性のある耐火材で出来ているが、
坩堝2は鋳物で出来ており、炉蓋3は鋼で出来て
いる。
坩堝2の中の溶湯を融点(例えばアルミニウム
合金の場合約600℃程度)以上に保つために、炉
体1の内壁面にはニクロム線ヒータ12は取付け
られている。
坩堝2を炉体1に取り付けるために、坩堝2に
はフランジ13が設けられており、坩堝2はフラ
ンジ13において炉体1の上面19に載置されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第3図に示される従来の溶湯保持炉10では、
坩堝2の本体部分は断熱性のある炉体1で覆われ
ているので熱が外部へ逃げることはないし、上の
方は高温(約400〜500℃)になつている金型5が
あるので、上の方へ熱が逃げることも殆どない。
しかしながら、符号14が付されているフラン
ジ13の側面は大気に剥き出しになつており、ま
た炉蓋の3の側面15も大気中に剥き出しになつ
ているので、かかる部分から溶湯の熱が大気中に
放熱されることになる。
従つて、熱エネルギがその分無駄になるという
問題があつた。また、作業者がその熱を受けるた
めに、作業環境が悪化するという問題もあつた。
本考案は、このような従来の技術の問題点を解
決するものである。
本考案の技術的課題は、溶湯保持炉において、
熱エネルギの損失となるべく少なくし、且つ作業
環境も向上させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために、本考案にあ
つては次のような手段が講じられている。
即ち、本考案に係る溶湯保持炉というは、カツ
プ状の炉体と、該炉体の中に該炉体との間に間隔
を開けて配置されており溶湯が保持されている坩
堝と、該坩堝を蓋する炉蓋と、前記炉体の中に配
置されており前記坩堝を保温するヒータとから構
成されおり、前記坩堝はクランジを有し該フラン
ジが前記炉体の上面に載置されそれによつて前記
坩堝が前記炉体の中に配置されており、前記炉蓋
の上には金型が位置しており、該金型のキヤビテ
イに溶湯を供給するためのストークが前記炉蓋に
設けられている溶湯保持炉において、前記フラン
ジの側面と前記炉蓋の側面とを覆うことによつて
前記フランジの側面と前記炉蓋の側面からの放熱
を防止する円環状の放熱防止カバーが前記炉体の
上面に載置されていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案にあつては、上記したように、フランジ
の側面と炉蓋の側面とを覆う円環状の放熱防止カ
バーが設けられているので、それらの側面からの
放熱が防止される。
従つて、熱エネルギの無駄がなくなるし、作業
者が熱を受けて作業環境が悪化するということも
ない。
また、放熱防止カバーは炉体の上面に載置され
ているだけであり固定されてはいないので、坩堝
と炉蓋との圧着状態の確認等の際に、放熱防止カ
バーだけを上昇させることが可能であるので、確
認作業が容易である。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一実施例に係る溶湯保持炉
の縦断面図である。
第1図において、10は溶湯保持炉全体を指し
ている。1はカツプ状の炉体、2は炉体1の中に
炉体1との間に間隔を開けて配置されている坩
堝、3は坩堝2を蓋する炉蓋である。
これらの上にはダイベース4があり、その上に
上型21と下型22とから成る金型5が位置して
いる。9は口金である。また、24,25,2
6,27は石綿で出来たパツキンである。
坩堝2の中には溶湯(たとえばアルミニウム合
金)8が一時保持されている。金型5のキヤビテ
イ27に溶湯を流し込んむために、ストーク11
が溶湯の中に延びている。ストーク11は炉蓋3
に取付けられている。
坩堝2の中の空間31に圧搾エアを送り、空間
31の内圧をゲージ圧で約0.2〜0.4Kg/cm2程度に
すると、その圧力におされて溶湯8はストーク1
1を上昇させてキヤビテイ27の中に流れ込む。
炉体1は断熱性のある耐火材で出来ているが、
坩堝2は鋳物で出来ており、炉蓋3は鋼で出来て
いる。
坩堝2の中の溶湯8を約700℃程度の温度に保
つために、炉体1の内壁面にはニクロム線ヒータ
12が取付けられている。
坩堝2を炉体に取り付けるために、坩堝2には
フランジ13が設けられており、坩堝2はフラン
ジ13において炉体1の上面19に載置されてい
る。
炉蓋3はフランジ13の上に先に述べたパツキ
ン27を介して載置されている。
本実施例は、図から分かるように、フランジ1
3の側面14と炉蓋3の側面15とを覆う放熱防
止カバー41が設けられている点に特徴がある。
放熱防止カバー41は、円環状の本体部40と
本体部40の上において内側に延びているフラン
ジ部42とから構成されている。放熱防止カバー
41全体は、セラミツクスフアイバー等の断熱性
のある材料で出来ている。
放熱防止カバー41は炉体1の上面19に載置
されているだけであり、固定されてはいない。ま
た、フランジ部42は炉蓋3の上まで延びてい
る。従つて、溶湯8の中の酸化物を取り除いたり
(これを除滓という)、あるいは溶湯の中にフラツ
クス等を添加するために、第2図に示されるよう
に、炉蓋3を矢印A方向に持ち上げると、放熱防
止カバー41も持ち上がる。
本実施例の作用を説明する。
本実施例にあつては、先に述べたように、フラ
ンジ13の側面14と炉蓋3の側面15とを覆う
円環状の放熱防止カバー41が設けられているの
で、側面14と側面15とからの放熱が防止され
る。
従つて、熱エネルギの無駄がなくなるし、作業
者が熱を受けて作業環境が悪化するということも
ない。
また、放熱防止カバー41は炉体1の上面19
に載置されているだけであり固定されてはおら
ず、フランジ部42は炉蓋3まで延びているの
で、除滓したり、あるいは溶湯の中のフラツクス
等を添加するために、第2図に示されるように、
炉蓋3を矢印A方向に持ち上げれば同時に放熱防
止カバー41も持ち上がるので、除滓等の作業性
が非常によい。
また、放熱防止カバー41は炉蓋3に固定され
ておらず、炉蓋3に懸垂されているだけであるた
め、パツキン27が劣化して炉蓋3とフランジ1
3との間の隙間が小さくなつてきても、放熱防止
カバー41は炉体1との間の密着を保つているの
で、放熱防止効果が高い。
また、坩堝2と炉蓋3との圧着状態の確認の際
に、炉蓋3とは別に放熱防止カバー41だけを上
昇させることが可能であるので、確認作業が容易
である。
以上、本考案の特定の実施例について説明した
が、本考案はこの実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲内において種々の実
施態様が包含されるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、溶湯保持炉において、熱エネ
ルギの損失をなるべく少なくし、且つ作業環境も
向上させることが出来るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る溶湯保持炉
の縦断面図、第2図は、第1図の溶湯保持炉にお
いて炉蓋を持ち上げた場合の縦断面図、第3図
は、従来の溶湯保持炉の縦断面図である。 1……炉体、2……坩堝、3……炉蓋、5……
金型、8……溶湯、11……ストーク、12……
ニクロム線ヒータ(ヒータ)、13……フランジ、
14……フランジの側面、15……炉蓋の側面、
19……炉体の上面、41……放熱防止カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カツプ状の炉体と、該炉体の中に該炉体との間
    に間隔を開けて配置されており溶湯が保持されて
    いる坩堝と、該坩堝を蓋する炉蓋と、前記炉体の
    中に配置されており前記坩堝を保温するヒータと
    から構成されおり、前記坩堝はフランジを有し該
    フランジが前記炉体の上面に載置されそれによつ
    て前記坩堝が前記炉体の中に配置されており、前
    記炉蓋の上には金型が位置しており、該金型のキ
    ヤビテイに溶湯を供給するためのストークが前記
    炉蓋に設けられている溶湯保持炉において、 前記フランジの側面と前記炉蓋の側面とを覆う
    ことによつて前記フランジの側面と前記炉蓋の側
    面からの放熱を防止する円環状の放熱防止カバー
    が前記炉体の上面に載置されていることを特徴と
    する溶湯保持炉。
JP7351387U 1987-05-15 1987-05-15 Expired - Lifetime JPH0526476Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7351387U JPH0526476Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JP7351387U JPH0526476Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS63181798U JPS63181798U (ja) 1988-11-24
JPH0526476Y2 true JPH0526476Y2 (ja) 1993-07-05

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JP7351387U Expired - Lifetime JPH0526476Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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