JPH04112497U - 誘導加熱炉のシール装置 - Google Patents

誘導加熱炉のシール装置

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JPH04112497U
JPH04112497U JP1991016419U JP1641991U JPH04112497U JP H04112497 U JPH04112497 U JP H04112497U JP 1991016419 U JP1991016419 U JP 1991016419U JP 1641991 U JP1641991 U JP 1641991U JP H04112497 U JPH04112497 U JP H04112497U
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圭一 疋田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導加熱炉のシール装置において、シール性
能の向上および炉床保守の容易化を図る。 【構成】 炉体底部5と炉床11との間のシール装置
は、炉室内周寄りに沿い全周にわたって炉体底部5に設
けられたガスケット24、炉床底壁14の外周寄りに沿
い全周にわたって延び、先端がガスケット24に向かっ
て突出するナイフエッジ26、炉体底部5の内周面に沿
い全周にわたって延び、炉体底部5の前記ガスケット2
4より下方の位置に固定され、ナイフエッジ26の外周
面に密着する可とうシール板31、および炉体底部5の
内周面とシール板31との間に不活性ガスを供給する装
置37とからなっている。ナイフエッジ31の先端がガ
スケット24に軽く接触して炉内の気密を保つ。また、
シール板31がナイフエッジ外周面に密着して形成され
る密閉空間34内に大気圧以上の不活性ガスが供給さ
れ、大気の炉内7への侵入が防がれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、誘導加熱炉のシール装置、特に炉体底部と炉床との間のシール装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
誘導加熱炉のうち、炉室が下方に向かって開口し、昇降可能な炉床を備えた誘 導加熱炉がある。このタイプの誘導加熱炉では、たとえば炉床が板状材料の板面 が垂直姿勢となるようにして材料側面を下方より支持し、炉床が上昇して材料を 炉内に装入する。材料は、板面が垂直となった姿勢で加熱される。このような誘 導加熱炉は、たとえば方向性電磁鋼スラブを非酸化性雰囲気で1200℃以上の 高温に加熱するのに用いられる。炉内を酸化性雰囲気とするのは、スラブ表面が 酸化し、1250℃以上の高温状態で酸化スケールは溶融するからである。この 溶融スケールは炉体や炉床を損傷するとともに、熱間圧延時に製品表面傷や圧延 ロール損傷の原因となる。 上記誘導加熱炉は、炉内を非酸化性雰囲気に保持するためにシール装置を備え ている。従来、シール装置としてサンドシール装置が広く用いられている。(た とえば、実開平1−129248参照号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記サンドシール装置には次のような問題があった。 すなわち、加熱材料から落下した溶融酸化スケールやダストがサンド部に付着 してサンドが固まる。また、ナイフエッジが加熱材料のハンドリング時に高温に さらされて変形する。これらのことから、シール性能を失ってシール部から大気 が炉内に侵入する。さらに、サンドシール部があるために炉床の清掃が難しく、 炉床の保守作業が困難である。
【0004】 この考案は、シール性能に優れ、炉床保守が容易な誘導加熱炉のシール装置を 提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の誘導加熱炉のシール装置は、炉室が下方に向かって開口し、昇降可 能な炉床を備えた誘導加熱炉の、炉体底部と炉床との間の気密を保持するシール 装置において、炉室内周寄りに沿い全周にわたって炉体底部に設けられたガスケ ット、炉床底壁の外周寄りに沿い全周にわたって延び、先端がガスケットに向か って突出するナイフエッジ、炉体底部の内周面に沿い全周にわたって延び、炉体 底部の前記ガスケットより下方の位置に固定され、ナイフエッジの外周面に密着 する可とうシール板、および炉体底部の内周面とシール板との間に不活性ガスを 供給する装置を備えている。
【0006】 ガスケットは、カオウールやアスベストなどの繊維状耐熱弾性材料よりなって いる。ナイフエッジおよびシール板は、ステンレス鋼などの金属板で作られてい る。不活性ガスとしては窒素ガスが適当であり、加圧して貯蔵されたボンベなど から供給される。
【0007】
【作用】
加熱材料を載せた炉床が材料加熱位置まで上昇して停止した状態では、ナイフ エッジの先端がガスケットに軽く接触して炉内の気密を保つ。また、シール板が ナイフエッジ外周面に密着し、炉体底部の内周面、ガスケット面およびシール板 によって囲まれた密閉空間が形成される。密閉空間はシール板によって外気から 遮断されている。大気圧以上の不活性ガスが密閉空間に供給され、大気の炉内へ の侵入を防ぐ。
【0008】
【実施例】
方向性電磁鋼スラブ用誘導加熱炉のシール装置を例として、実施例を説明する 。誘導加熱炉は熱間圧延ラインに隣接して設けられており、ガス燃焼型加熱炉で 予備加熱したスラブを高温加熱する。高温加熱したスラブは、引き続いて粗圧延 および仕上圧延される。
【0009】 図1は、この考案の誘導加熱炉の略縦断面図である。 図面に示すように、誘導加熱炉1の炉体2は箱型をしており、下方に向かって 開口している。側壁3の外側に加熱コイル9が設けられている。また、炉体2の 下方に炉床11が配置されている。炉床11は、耐火物(キャスタブル)で作ら れた炉床本体12の頂部に耐熱合金鋼製の支持金物13が取り付けられている。 炉床の下部は、炉床本体から外方に突出する炉床底壁となっている。炉床11は 昇降駆動装置(電動ウインチ;図示しない)によって昇降される。炉床11はス ラブ上下面が垂直姿勢となるようにしてスラブ側面を下方より支持し、開口8を 通してスラブSを炉内に装入する。炉体底部5と炉床11との間は、シール装置 21によって気密が保たれる。
【0010】 図2は炉体底部5と炉床11の間のシール装置21の詳細を示している。 炉体底部5に炉室7の内周寄りに沿い全周にわたってガスケットホルダー22 が取り付けられている。ガスケットホルダー22は下方に向かって開口するガス ケット溝23を備えている。ガスケット溝23にカオウール製のガスケット24 が挿入されている。炉床底壁14に、外周寄りに沿い全周にわたって延びるナイ フエッジ26が設けられている。ナイフエッジ26は、ステンレス鋼板で作られ ており、先端がガスケット24に向かって突出している。なお、炉床底壁14上 には、炉床本体12とナイフエッジ26との間にダスト溜め溝28が形成されて いる。
【0011】 上記ガスケットホルダー22の下方に延び部分に、ステンレス鋼製のシール板 31がボルト31により固定されている。シール板31は炉室7の内周面側に向 かってやや湾曲し、炉体底部の5内周面に沿い全周にわたって延びている。
【0012】 密閉空間34に開口する窒素ガス供給管36が、炉体底部5に設けられている 。窒素ガス供給管36には、圧力調節弁38を介して窒素ガスボンベ37が接続 されている。窒素ガスボンベ37は、加圧された窒素ガスを貯蔵している。
【0013】 なお、電磁鋼スラブSは、ガス燃焼型加熱炉で予熱したのち、移載装置により 熱間圧延ラインから炉床からに移す。ついで、油圧シリンダを駆動して炉床11 をスラブ加熱位置まで上昇させる。炉床11をスラブ加熱位置で停止した状態で 、スラブSを高温加熱する。
【0014】 上記のように構成されたシール装置21において、炉床11がスラブ加熱位置 近くまで上昇すると、シール板31がナイフエッジ26の外周面を摺動し、密着 する。これにより炉体底部5の内周面、ガスケット24面およびシール板31に よって囲まれた密閉空間34が形成される。密閉空間34はシール板31によっ て外気から遮断されている。炉床11がスラブ加熱位置まで上昇すると、ナイフ エッジ26の先端がガスケット24に軽く接触して炉室7内の気密を保つ。また 、窒素ガス供給管36から密閉空間34内に窒素ガスが供給される。密閉空間3 4内の窒素ガスの圧力は0.1kgf/cm2 程度であり、大気の炉内への侵入が防が れる。 スラブからの溶融酸化スケールやダストは前記ダスト溜め溝28内に落ち込み 、ここに堆積する。したがって、溶融酸化スケールなどが落下しても、サンドシ ール装置のように気密性能を損なうことはない。
【0015】 ここで、実際にスラブを加熱した具体例について説明する。 電磁鋼スラブをガス燃焼型加熱炉により1150℃まで比較的低い昇温速度で 予備加熱した。予備加熱したスラブを粗圧延したのち、誘導加熱炉に装入した。 そして、窒素ガスにより炉内の空気をパージしたのち、スラブを1350℃まで 急速加熱した。このときの炉内の酸素濃度は、100ppm 以下であった。これに 対して、サンドシール装置を備えた誘導加熱炉では、酸素濃度が最大1000pp m にまで達した。
【0016】
【考案の効果】 ガスケットが炉体に、またナイフエッジが炉床底壁にそれぞれ設けられている ので、溶融酸化スケールやダストによってシール性能が損なわれることはない。 また、炉体底部の内周面、ガスケット面およびシール板とによって形成された密 閉空間に大気圧以上の不活性ガスが供給されるので、大気の炉内への侵入が防が れる。したがって、この考案のシール装置は、優れたシール性能を発揮する。さ らに、炉床底壁上にはサンド部がないので、炉床保守が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のシール装置が設けられる誘導加熱炉
の一例を示す略縦断面図である。
【図2】この考案のー実施例であって、シール装置のー
部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 誘導加熱炉 21 シール装置 2 炉体 22 ガスケット
ホルダー 3 炉側壁 24 ガスケット 5 炉体底部 26 ナイフエッ
ジ 7 炉室 28 ダスト溜め
溝 9 加熱コイル 31 シール板 11 炉床 34 密閉空間 12 炉床本体 36 窒素ガス
供給管 13 支持金物 37 窒素ガス
ボンベ 14 炉床底壁 S スラブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉室が下方に向かって開口し、昇降可能
    な炉床を備えた誘導加熱炉の、炉体底部と炉床との間の
    気密を保持するシール装置において、炉室内周寄りに沿
    い全周にわたって炉体底部に設けられたガスケット、炉
    床底壁の外周寄りに沿い全周にわたって延び、先端がガ
    スケットに向かって突出するナイフエッジ、炉体底部の
    内周面に沿い全周にわたって延び、炉体底部の前記ガス
    ケットより下方の位置に固定され、ナイフエッジの外周
    面に密着する可とうシール板、および炉体底部の内周面
    とシール板との間に不活性ガスを供給する装置とを備え
    たことを特徴とする誘導加熱炉のシール装置。
JP1991016419U 1991-03-20 1991-03-20 誘導加熱炉のシ―ル装置 Expired - Lifetime JP2500730Y2 (ja)

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