JP5357745B2 - 台車式加熱炉 - Google Patents
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Description
こうした構成の台車1は、通常、煉瓦3、煉瓦受金物7およびキャスタブル8で構成されているので、耐火性に優れるといった特徴を備える。
スケールXが入り込んだままシール装置10を作動させると、シール装置10のシール部10bが台車1の側面1a下部と密着できないので、シール機能が十分に発揮されないといった問題がある。
また、スケールXを噛み込んだ状態のままシール装置10の作動を繰り返すと、部分的に過大な力が掛かるので、台車1及びシール装置10が破損してしまう事態すら起こり得る。
また、レール14上までスケールXが散乱すると、台車1による搬出入の障害にもなる。
しかも、スケール除去には台車にブラシを設けるだけでよいので、既設の炉にも低コストで導入することができ、またスケール除去専用の駆動源を要しない。
さらに、ワイヤーを用いてスケールを除去するので、スケールの中に大きく重いものがある場合や、炉床に凹凸がある場合(特に凸部がある場合)に、それらにブラシが引っ掛かったとしてもワイヤーが撓むことで、台車やブラシを破損させ難い。
図1乃至図3、及び図8を参照して、本発明の第一実施形態に係る台車式加熱炉30を説明する。
この台車式加熱炉30は、主に炉体11と、台車1と、シール装置10と、を備えた炉に対して、ブラシ32及び衝立33を設けたものである。
台車フレーム2は鋼鉄製で、格子状に組まれた鋼材上に平板が取付けられていて、底面には炉床13上に設けられたレール14を走行するための車輪2aが設けられている。
また、副耐火物6は、主耐火物3の外周端面に隣接するように固定している。副耐火物6の上面の位置は、主耐火物3の上面の位置と同一にしている。
本実施形態における副耐火物6は、台車フレーム2の外周上面に溶接(またはボルト)で固定した鋼鉄製の受金物7と、受金物7の露出面を覆うように打設されたキャスタブル8とで構成している。
キャスタブル8は、シリカ及びアルミナを含む(シリカ、アルミナのうちいずれか一つを含むものでもよい)もので、受金物7の、上面と主耐火物3の外周面側、及びそれに対向する炉体11の側壁11b内周面側に連続的に設けている。なお、キャスタブル8の、炉体11の側壁11b内周面側は、台車フレーム2の外周端面(垂直面)を覆うように垂下設している。
つまり、左右位置に関して左側のブラシ32は、図1に示すように、ブラシ32の左側端面位置と間隙Gの左側端面位置が略等しく、ブラシ32の右側端面は間隙Gの右側端面よりも右側である。これは、炉体11の側壁11b(間隙Gよりも左側)下部に取付けられたシール装置10の作動によって、間隙Gよりも右側に大半のスケールXが落下するためである。
ここで、炉床13からブラシ32上端までが低く、ブラシ32がシール装置10の作動に干渉しないのであれば、ブラシ32の左側端面が間隙Gの左側端面よりも左側に位置していてもよい。なお、このときブラシ32の右側端面の位置が、間隙Gの右側端面よりも右側としておくことは同様である。
一方、右側のブラシ32は、左側のブラシ32と左右対称に配置され、ブラシ32の右側端面位置と間隙Gの右側端面位置が略等しく、ブラシ32の左側端面は間隙Gの左側端面よりも左側である。同様に、右側のブラシ32の右側端面の位置が、間隙Gの右側端面よりも右側に位置していてもよい。
また、炉床13上にスケールXが堆積した箇所の横幅よりも、ブラシ32の横幅が広い。
そして、ブラシ32のワイヤー31下端31bが炉床13から50mm程度離間されて取付けられている。
なお、ブラシ32が台車1に取付けられた後は、ブラシ32が台車1に対して動くことはない。
つまり、左側の衝立33は、図1に示すように、ブラシ32の右側であって台車1の車輪2aよりも左側に位置し、右側の衝立33はブラシ32の左側であって台車1の車輪2aよりも右側に位置する。
衝立33の左右外側の面は炉床13に対して垂直となっており、この面と反対側の面(左右内側の面)は、衝立33自体の強度を上げるために、断面において上方から下方に広がる傾斜面となっている。
また、衝立33の前後方向の長さは、台車1の前後方向の長さと略等しい。
そして、この衝立33はブラシ32のワイヤー31の上端31a位置よりも高く設けられている。この高さは、台車1の底面に当たらない程度まで高くすることができる。
また、台車1の搬出入時における、台車1の左右のブレ(ズレ)を考慮して、ブラシ32と衝立33との間には左右方向に隙間が設けられている。搬出入時の台車1のブレが小さい場合には、よりたくさんのスケールXを炉体11外に掻き出せるように、ブラシ32と衝立33との間隔を狭くしてもよい。
なお、通常は台車1の全長より短い金属製品Mしか台車1には搭載しないので、金属製品Mが搭載されていない台車1の後端部分からはスケールXは落下しない。よって、衝立33は、台車1が炉体11に収まった状態において、台車1の後端より若干前方(金属製品Mの後端が位置する箇所)から立設されている。もちろん、台車1の後端から衝立33を立設していてもよい。
しかも、スケールX除去には台車1にブラシ32を設けるだけでよいので、既設の炉にも低コストで導入することができ、またスケールX除去専用の駆動源を要しない。
さらに、ワイヤー31を用いてスケールXを除去するので、スケールXの中に大きく重いものがある場合や、炉床13に凹凸がある場合(特に凸部がある場合)、それらにブラシ32が引っ掛かってもワイヤー31が撓むことで、台車1やブラシ32を破損させ難い。これは、ブラシ32が取付けられた台車1の部分が変形しており、炉床13の凹凸等と引っ掛かり易い場合も同様である。
しかも、衝立33をブラシ32のワイヤー31の上端31a位置よりも高く立設したので、スケールXが台車1の車輪2a付近までより散乱し難い。
次に図4を参照して、本発明の第二実施形態に係る台車式加熱炉30を説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との違いは、ブラシ32の高さ位置であり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
このようにブラシ32のワイヤー31が炉床13に接することで、台車1の搬出によってより多くのスケールXを掻き集めることができる。よって、さらにスケールX除去作業の頻度を低減することができる。
ここで、ワイヤー31の長いブラシ32を用い、そのワイヤー31の下端31bを炉床13に接触させて除去作業すると、長いワイヤー31が撓むことができるので炉床13の凹凸等に対応することができる。
このように補助ブラシ34を設けることで、ブラシ32で掻き集められ山状となったスケールXが衝立33を乗り越えようとしても、補助ブラシ34でスケールXをブラシ32側(左右外側)に掃き落とすことができる。よって、よりスケールXが衝立33の左右内側にある台車1の車輪2a付近に散乱することが発生し難い。
このように第2の衝立35を立設することで、スケールXのうち大半は第2の衝立35の左右内側に落下するので、シール装置10の下方にスケールXが堆積し難くなる。よって、スケールXがシール装置10と干渉しシール装置10が破損することがより発生し難い。
また、ブラシ32のワイヤー31を炉床13から50mm程度離間させたとしたが、これに限られるものではなく、適宜この間隔を変更してもよい。
また、台車1の形状は図8に示すような、平面矩形状のものに限られるものではない。
また、ブラシ32のワイヤー31を炉床13から所定間隔離間させたり、ワイヤー31が長いブラシ32を用いて炉床13の凹凸等に対応したとしたが、これに限られるものではなく、台車1の底面に取付ける際に、例えばバネ等の緩衝材を介在させることで炉床13の凹凸等に対応してもよい。
1a 側面
1b 後部
2 台車フレーム
2a 車輪
3 主耐火物(煉瓦)
6 副耐火物
7 受金物(煉瓦受金物)
8 キャスタブル
10 シール装置
10a シリンダー
10b シール部
11 炉体
11a 開口部
11b 側壁
11c 奥壁
12 蓋体
13 炉床
14 レール
20 台車式加熱炉
30 台車式加熱炉
31 ワイヤー
31a 上端
31b 下端
32 ブラシ
33 衝立(第1の衝立)
34 補助ブラシ
35 衝立(第2の衝立)
G 間隙
M 金属製品
S 空隙
X スケール
Claims (7)
- 前面に開閉自在な開口部が形成され、前記開口部を蓋体で閉塞して金属製品に加熱処理を施す炉体と、
前記金属製品を上面に搭載し、前記炉体の炉床上を前後に走行して前記開口部から前記炉体内に搬出入する台車と、
前記炉体の側壁内周面と前記台車の側面との間に形成される間隙を、前記台車の側面下部に下方から押圧することにより密封する、前記炉体側面側に設けられたシール装置と、を備える台車式加熱炉であって、
前記台車における後部の左右下部に、複数のワイヤーが下向きに植設されたブラシをそれぞれ設けたことを特徴とする台車式加熱炉。 - 前記ブラシよりも左右内側の前記炉床上に、前後に延びる衝立を立設したことを特徴とする請求項1に記載の台車式加熱炉。
- 前記ブラシのワイヤーが前記炉床から所定間隔だけ離間する高さ位置に、前記ブラシを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の台車式加熱炉。
- 前記ブラシのワイヤーが前記炉床に接する高さ位置に、前記ブラシを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の台車式加熱炉。
- 前記衝立を、前記ブラシのワイヤーの上端位置よりも高く立設したことを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれか一つに記載の台車式加熱炉。
- 前記台車における後部の左右下部で、前記台車を前記炉体から搬出する際に前記衝立の上方となる位置に、補助ブラシを設けたことを特徴とする請求項2乃至5のうちいずれか一つに記載の台車式加熱炉。
- 前記間隙よりも左右外側の前記炉床上であって、前記シール装置と干渉しない位置に、前後に延びる第2の衝立をさらに立設したことを特徴とする請求項2乃至6のうちいずれか一つに記載の台車式加熱炉。
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