JPH0538053Y2 - - Google Patents

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JPH0538053Y2
JPH0538053Y2 JP1987177361U JP17736187U JPH0538053Y2 JP H0538053 Y2 JPH0538053 Y2 JP H0538053Y2 JP 1987177361 U JP1987177361 U JP 1987177361U JP 17736187 U JP17736187 U JP 17736187U JP H0538053 Y2 JPH0538053 Y2 JP H0538053Y2
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JP
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seal
strip
gap
rectangular cylinder
roll
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JP1987177361U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は金属帯、プラスチツクフイルム、紙
等を含む帯状体の連続真空処理設備(例えば連続
真空蒸着装置、連続真空乾燥装置、金属帯特にス
チールストリツプの連続焼鈍等に用いる連続真空
熱処理装置)に適当されるシール装置に関するも
のである。
[従来技術] 従来、金属帯(以下帯状体という)の連続真空
蒸着装置や連続真空焼鈍装置などにおいては装置
内各室の雰囲気ガスの圧力、温度、組成等をその
目的に応じて一定に保持する必要があるので、隣
接室との間でのガスの移動を、極力少なくする必
要があり、このために隣接室との境界部にシール
装置が設置されている。特に隣接室との間に大き
い圧力差がある場合には、境界部のすき間を通じ
て大量の雰囲気ガスの流れがあるので、雰囲気ガ
スの条件保持が困難となるばかりでなく、ガスの
補充、抜き去りのためのガス処理設備の容量が大
きくなるという問題点があり、シール性能の良い
シール装置が要求されている。かかるシール装置
として、所定方向に走行する帯状体を挟む上下一
対のシールロールと、帯状体の両側端面に接近し
て配設され帯状体の走行ラインに対して直角な方
向に移動自在な左右一対のガイドプレートと、こ
の一対のガイドプレートを移動させるシールガイ
ド軸を含む移動手段とを具備した実開昭57−
162369号公報がある。
この装置について第6図、第7図により以下に
説明する。一対のシール用プレート5は仕切板4
にその一端を固定し仕切り板5とシールロール2
との間に水平に取り付けられ、他端はシーリロー
ル2との間に隙間aをもつて設けられている。一
対のシールプレート5を上下のガイドとして一対
のサイドプレート6を帯状体1の両側端面に近接
して配設し、帯状体1の幅に応じてロツド7によ
り紙面に直角な方向に移動自在になつている。サ
イドプレート6を移動自在とするために、シール
プレート5とサイドプレート6との間には隙間
c、又サイドプレート6とシールプレート7との
間には隙間bが設けてある。又ロツドはケーシン
グ3の側壁(紙面)を貫通して大気中に出てい
る。この貫通部はシール手段によりシールされて
いる。この装置において、帯状体の走ラインの上
流に配設された帯状体の蛇行検出器からの信号を
うけて流体圧シリンダーを介してロツド7を作動
させ、サイドプレート6を常に帯状体1の両側端
面に近接するように配設せしめ、帯状体1を挟ん
でいない部分のシールロール2間の隙間を小さく
することにより、ケーシングの左右の真空処理装
置内の室8,9との間での漏れを減少させ、シー
ル性を良好にするものである。
[考案が解決しようとする問題点] 前記した従来の装置は以下の問題点がある。
第一の問題点は、サイドプレート6を帯状体1
の幅に応じて移動させるために前記4の隙間を設
ける必要があること、またサイドプレート6の摺
動部に使用する潤滑油や摺動部の摩耗粉による真
空雰囲気の汚染がある。
(1) シールプレート5とシールロール2の隙間a (2) サイドプレート6とシールロール2の隙間b (3) 帯状体1を挟んでいないシールロール間の隙
間(図示せず) (4) サイドプレート6とロツドを動かすためのサ
イドプレート6とシールプレート5間の隙間c
およびロツド7とシールプレート間の隙間(図
示せず) がある。これらの隙間はシール性能を低下させる
ものであるから、できるだけ、数を少なくする必
要がある。
従来装置の第二の問題点は、第8図において、
帯状体1の厚さが変化した場合、上側のシールロ
ール2は厚さの変化分だけ上に移動することにな
る。すなわち、帯状体1の厚さがt1からt2に変化
すると上シールプレート5と上シールロール2間
の隙間がd1からd2に広がつてシール性能が低下す
ることである。
第三の問題点は、サイドプレート6を自動制御
で動かすシステムと機構が複雑になり、設備コス
トが高くなることである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は以上のような問題点を解決しようとす
るもので、所定方向に走行する帯状体を挟む一対
のシールロールと、一端が前記シールロールのロ
ール面に沿う形状に形成されている帯状体を囲う
角筒体と、角筒体の他端に設けたフランジとケー
シングの仕切板とを接続し角筒体を前後動および
上下動できるように配設したベローズ管とから成
ることを特徴とするシール装置である。
[作用] 従来装置では、帯状体を挟んでいない部分のシ
ールロールとシールロール間の隙間を最小にする
ためにサイドプレートを、帯状体の幅方向に移動
する必要があり、そのために第一の問題点が発生
したが、本考案ではシールプレートとサイドプレ
ートを一体とした角筒体としたから、そのような
問題がなくなつた。角筒体の一端と仕切板の間に
ベローズ管を設け、角筒体のシールロール端を上
下および前後動できるようにしたから、帯状体の
厚さが厚くなつた時でも第4図の矢印の方向に角
筒体の他端を移動してシールロールとの隙間を小
さくなるように調節できる。
[考案の実施例] 本考案の一実施例を第1図、第2図、第3図に
基づいて以下に説明する。1は帯状体、2はシー
ルロール、3はケーシング、4は仕切板、8,9
はケーシング3の両側にある連続真空処理装置内
の室である。このような構成において本考案のシ
ール装置は以下のように構成されている。
帯状体1を中に通す角筒体10は仕切板4の開
口部13を貫通している。仕切板4を貫通した角
筒体10の一端にはフランジ11が設けられてお
り、このフランジ11と仕切板4との間にベロー
ズ管15が設けら、角筒体10と仕切板の開口部
13の隙間eをシールしている。角筒体10の他
端12は上下がシールロールの外周円に沿う円弧
状に形成してあり、角筒体10の他端とシールロ
ール2の隙間を小さくするようにしてある。角筒
体10の一端がベローズ管15を介して仕切板4
に接続されているから角筒体10は、角筒体と開
口部の隙間eの範囲内で上下および前後に移動で
きる。更に第4図により詳述する。図において帯
状体の厚さが小さい場合、大きい場合の上ロール
と角筒体の位置を各々実線、一点鎖線で示す。シ
ールロールが実線から一点鎖線の位置に移動した
場合角筒体の位置を実線から一点鎖線の位置(矢
印の方向)に移動することにより、角筒体10の
シールロール2の隙間を最小することが出来る。
この様に帯状体の厚さが変つても常に良好なシー
ル性を維持することが出来る。以上のように本考
案は処理室内の雰囲気を汚染することがなく良好
なシール性能を維持することが出来る。
また本考案の他の実施例を第5図に示す。図に
おいて帯状体1を中に通す角筒体10、その一端
にフランジ11が設けられており、このフランジ
の外側に位置し、帯状体10の移動線上に沿うて
離れて、ケーシングに固定された仕切り板4が設
けられている。この仕切り板は帯状体10が貫通
する開口部が設けられている。フランジ11と仕
切板4との間にはベローズ管15が設けられ、角
筒体10の他端12は上下がシールロールの外周
円に沿う円弧状に形成してあり、角筒体10の他
端とシールロール2の隙間を小さくするようにし
てある。角筒体10の一端がベローズ管15を介
して仕切板4に接続されているから角筒体10
は、ベローズ管15が伸縮自在なので上下および
前後に移動できる。
[考案の効果] 本考案は以上のように構成されているから、次
のような効果が得られる。
(1) 従来装置のシールプレートとサイドプレート
を一体化した角筒体としたから、シールプレー
トとサイドプレート間の隙間が無くなりシール
性能が向上する。またサイドプレートの摺動部
が無いから潤滑油や摩耗粉による雰囲気の汚染
が無くなる。
(2) 角筒体の一端と仕切板の間をベローズ管で接
続した構成にしてあるから、角筒体を帯状体の
ライン進行方向に対して前後、上下方向に移動
自在とする装置を配設し、角筒体を一体として
動かすことにより帯状体の厚さ変化に対応して
シールロール間の隙間を小さくするように容易
に調節できるので、常に角筒体とシールロール
の隙間を最小に出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置の縦断面図、第
2図は本考案の角筒体の斜視図、第3図は本考案
の角筒体、ベローズ管およびシールロールの関係
を示す斜視図、第4図は帯状体の厚さが変化した
場合の本考案装置の作動説明図、第5図は本考案
の他の実施例の装置の縦断面図、第6図は従来装
置の縦断面図、第7図は従来装置の斜視図、第8
図は帯状体の厚さが変化した場合の従来装置の隙
間状況説明図である。 1……帯状体、2……シールロール、3……ケ
ーシング、4……仕切板、10……角筒体、11
……フランジ、13……開口部、15……ベロー
ズ管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定方向に走行する帯状体を挟む一対のシール
    ロールと、一端が前記シールロールのロール面に
    沿う形状に形成されている帯状体を囲う角筒体
    と、角筒体の他端に設けたフランジとケーシング
    の仕切板とを接続し角筒体を前後動および上下動
    できるように配設したベローズ管とから成ること
    を特徴とするシール装置。
JP1987177361U 1987-11-20 1987-11-20 Expired - Lifetime JPH0538053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987177361U JPH0538053Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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JP1987177361U JPH0538053Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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Publication Number Publication Date
JPH0183064U JPH0183064U (ja) 1989-06-02
JPH0538053Y2 true JPH0538053Y2 (ja) 1993-09-27

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ID=31469029

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JP1987177361U Expired - Lifetime JPH0538053Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105723008A (zh) * 2013-11-25 2016-06-29 Jx金属株式会社 导电性、成形加工性及应力缓和特性优异的铜合金板

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JPS5596498A (en) * 1979-01-17 1980-07-22 Nippon Kokan Kk Insertion tube inserting and fastening structure to research nuclear reactor nozzle

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