JPH0242258A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH0242258A JPH0242258A JP63191197A JP19119788A JPH0242258A JP H0242258 A JPH0242258 A JP H0242258A JP 63191197 A JP63191197 A JP 63191197A JP 19119788 A JP19119788 A JP 19119788A JP H0242258 A JPH0242258 A JP H0242258A
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- valve
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Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、変速歯車機構の変速用摩擦要素として、所定
クラッチ要素と、アプライ室およびリリース室を有する
油圧式アクチュエータにより作動されて上記アプライ室
に締結圧が供給されるとともに上記リリース室内の解除
圧が排出されたときにのみ締結される所定ブレーキ要素
とを備えた自動変速機の変速制御装置に関するものであ
る。
クラッチ要素と、アプライ室およびリリース室を有する
油圧式アクチュエータにより作動されて上記アプライ室
に締結圧が供給されるとともに上記リリース室内の解除
圧が排出されたときにのみ締結される所定ブレーキ要素
とを備えた自動変速機の変速制御装置に関するものであ
る。
従来、例えば特開昭62−233547号公報に示され
るように、変速歯車機構の変速用*m要素として、所定
クラッチ要素(3−4クラツチ)と、アプライ室および
リリース室を有する油圧式アクチュエータにより作動さ
れて上記アプライ室に締結圧が供給されるとともに上記
リリース室内の解除圧が排出されたときにのみ締結され
る所定ブレーキ要素(2−4ブレーキ)とを備えた自動
変速機において、上記所定クラッチ要素が締結されて所
定ブレーキ要素が解放される特定高速段で、上記所定ブ
レーキ要素の解放を達成しつつ、運転状態に応じて上記
アプライ室を締結圧供給状態と締結圧排出状態とに切替
えるようにした変速制御装置が知られている。つまりこ
の装置は、例えば車速に応じて上記特定高速段での上記
所定ブレーキ要素の解放を、高速走行状態では上記アプ
ライ室へ締結圧を供給した状態で達成し、低速走行状態
では上記アプライ室から締結圧を排出した状態で達成す
るようにしており、このようにすると、上記特定高速段
にある状態から所定クラッチ要素が解放に切替えられる
とともに所定ブレーキ要素が締結に切替えられる特定低
速段へのシフトダウン時に、高速走行状態では所定ブレ
ーキ要素の締結が速やかに行なわれて応答性を高める一
方、低速走行状態ではブレーキ要素の急激な締結が適度
に抑えられ、変速ショックが緩和されるという利点があ
る。
るように、変速歯車機構の変速用*m要素として、所定
クラッチ要素(3−4クラツチ)と、アプライ室および
リリース室を有する油圧式アクチュエータにより作動さ
れて上記アプライ室に締結圧が供給されるとともに上記
リリース室内の解除圧が排出されたときにのみ締結され
る所定ブレーキ要素(2−4ブレーキ)とを備えた自動
変速機において、上記所定クラッチ要素が締結されて所
定ブレーキ要素が解放される特定高速段で、上記所定ブ
レーキ要素の解放を達成しつつ、運転状態に応じて上記
アプライ室を締結圧供給状態と締結圧排出状態とに切替
えるようにした変速制御装置が知られている。つまりこ
の装置は、例えば車速に応じて上記特定高速段での上記
所定ブレーキ要素の解放を、高速走行状態では上記アプ
ライ室へ締結圧を供給した状態で達成し、低速走行状態
では上記アプライ室から締結圧を排出した状態で達成す
るようにしており、このようにすると、上記特定高速段
にある状態から所定クラッチ要素が解放に切替えられる
とともに所定ブレーキ要素が締結に切替えられる特定低
速段へのシフトダウン時に、高速走行状態では所定ブレ
ーキ要素の締結が速やかに行なわれて応答性を高める一
方、低速走行状態ではブレーキ要素の急激な締結が適度
に抑えられ、変速ショックが緩和されるという利点があ
る。
上記従来装置によると、上記アプライ室から締結圧が排
出されている状態での上記特定高速段から上記特定低速
段へのシフトダウン時に、アキュムレータ等の作用で上
記アプライ室へ次第に油圧が供給され、それにつれて所
定ブレーキ要素が締結状態へ移行し、通常は低速走行状
態等においてこのような制御を行なうことにより適切に
変速動作が行なわれるが、油圧制御回路のライン圧が低
い状態での変速時に次のような問題がある。すなわち、
一般に変速歯II機構の摩擦要素を制御する油圧制御回
路においては、エンジントルクにマツチしたライン圧が
得られるようにスロットル開度等に応じてライン圧が調
整され、スロットル開度が小さい低負荷時等にはライン
圧が小さくされる。
出されている状態での上記特定高速段から上記特定低速
段へのシフトダウン時に、アキュムレータ等の作用で上
記アプライ室へ次第に油圧が供給され、それにつれて所
定ブレーキ要素が締結状態へ移行し、通常は低速走行状
態等においてこのような制御を行なうことにより適切に
変速動作が行なわれるが、油圧制御回路のライン圧が低
い状態での変速時に次のような問題がある。すなわち、
一般に変速歯II機構の摩擦要素を制御する油圧制御回
路においては、エンジントルクにマツチしたライン圧が
得られるようにスロットル開度等に応じてライン圧が調
整され、スロットル開度が小さい低負荷時等にはライン
圧が小さくされる。
そして、アキュムレータ等を介して上記アプライ室に供
給される締結圧の立上がり速度は上記ライン圧の影響を
受け、ライン圧が低い程立上がり速度が遅くなる。従っ
て、上記ようにアプライ室から締結圧が排出されている
状態での上記特定高速段から上記特定低速段へシフトダ
ウンされる場合、ライン圧が低いときには、所定ブレー
キ要素の締結が所定クラッチ要素の解放に対して著しく
遅れる可能性がある。そしてこのような所定ブレーキ要
素の締結の遅れが生じると、この遅れの期間中に、上記
所定クラッチ要素は既に解放されていながら所定ブレー
キ要素が締結に至らない状態が生じ、これによりエンジ
ンに加わる負荷が急減してエンジンの空吹き(エンジン
回転数の過度の上昇)をまねくおそれがあった。
給される締結圧の立上がり速度は上記ライン圧の影響を
受け、ライン圧が低い程立上がり速度が遅くなる。従っ
て、上記ようにアプライ室から締結圧が排出されている
状態での上記特定高速段から上記特定低速段へシフトダ
ウンされる場合、ライン圧が低いときには、所定ブレー
キ要素の締結が所定クラッチ要素の解放に対して著しく
遅れる可能性がある。そしてこのような所定ブレーキ要
素の締結の遅れが生じると、この遅れの期間中に、上記
所定クラッチ要素は既に解放されていながら所定ブレー
キ要素が締結に至らない状態が生じ、これによりエンジ
ンに加わる負荷が急減してエンジンの空吹き(エンジン
回転数の過度の上昇)をまねくおそれがあった。
本発明は上記の事情に鑑み、上記アプライ室から締結圧
が排出されている状態での上記特定高速段から上記特定
低速段へシフトダウンが行なわれる際、油圧制御回路の
ライン圧が低いときに、所定クラッチ要素の解放に対す
る所定ブレーキ要素の締結の遅れに起因してエンジンの
空吹きが生じるという事態を防止することができる自動
変速機の変速制御装置を提供するものである。
が排出されている状態での上記特定高速段から上記特定
低速段へシフトダウンが行なわれる際、油圧制御回路の
ライン圧が低いときに、所定クラッチ要素の解放に対す
る所定ブレーキ要素の締結の遅れに起因してエンジンの
空吹きが生じるという事態を防止することができる自動
変速機の変速制御装置を提供するものである。
本発明は上記のような目的を達成するため、変速歯車機
構の変速用摩擦要素として、所定クラッチ要素と、アプ
ライ室およびリリース室を有する油圧式アクチュエータ
により作動されて上記アプライ室に締結圧が供給される
とともに上記リリース室内の解除圧が排出されたときに
のみ締結される所定ブレーキ要素とを備え、特定高速段
から特定低速段へのシフトダウンは、上記所定クラッチ
要素が締結から解放へ切替えられ、かつ上記リリース室
内の解除圧が排出されて上記所定ブレーキ手段が解放か
ら締結へ切替えられることにより行なわれるように構成
された自動変速機において、油圧制御回路のライン圧が
低い状態と高い状態とを判別する判別手段と、上記アプ
ライ室から締結圧が排出されている状態での上記特定高
速段から上記特定低速段へのシフトダウン時に、上記判
別手段による判別に応じ、ライン圧が低いときには上記
アプライ室内に締結圧が供給された状態での高速段を経
由した後に上記特定低速段へ移行するように油圧供給状
態を制御する制御手段とを設けたものである。
構の変速用摩擦要素として、所定クラッチ要素と、アプ
ライ室およびリリース室を有する油圧式アクチュエータ
により作動されて上記アプライ室に締結圧が供給される
とともに上記リリース室内の解除圧が排出されたときに
のみ締結される所定ブレーキ要素とを備え、特定高速段
から特定低速段へのシフトダウンは、上記所定クラッチ
要素が締結から解放へ切替えられ、かつ上記リリース室
内の解除圧が排出されて上記所定ブレーキ手段が解放か
ら締結へ切替えられることにより行なわれるように構成
された自動変速機において、油圧制御回路のライン圧が
低い状態と高い状態とを判別する判別手段と、上記アプ
ライ室から締結圧が排出されている状態での上記特定高
速段から上記特定低速段へのシフトダウン時に、上記判
別手段による判別に応じ、ライン圧が低いときには上記
アプライ室内に締結圧が供給された状態での高速段を経
由した後に上記特定低速段へ移行するように油圧供給状
態を制御する制御手段とを設けたものである。
上記構成によると、上記アプライ室から締結圧が排出さ
れている状態での上記特定高速段から特定低速段へのシ
フトダウン時に、上記ライン圧が低いときは、上記所定
ブレーキ要素を締結するための上記リリース室からの解
除圧の排出開始および上記所定クラッチ要素の締結圧の
排出開始に先だって、上記アプライ室への締結圧の供給
が行なわれ、上記所定クラッチ要素の解放に対す゛る上
記所定ブレーキ要素の締結の相対的な遅れが是正される
。
れている状態での上記特定高速段から特定低速段へのシ
フトダウン時に、上記ライン圧が低いときは、上記所定
ブレーキ要素を締結するための上記リリース室からの解
除圧の排出開始および上記所定クラッチ要素の締結圧の
排出開始に先だって、上記アプライ室への締結圧の供給
が行なわれ、上記所定クラッチ要素の解放に対す゛る上
記所定ブレーキ要素の締結の相対的な遅れが是正される
。
第1図は本発明の装置が適用される自動変速機の全体構
造を示している。この自動変速機は、エンジンの出力軸
1に連結されたトルクコンバータ2と、このトルクコン
バータ2の出力側に配設された変速歯車機構10とを有
する。上記トルクコンバータ2は、エンジンの出力軸1
に固定されたポンプ3と、タービン4と、一方向クラッ
チ6を介して固定軸7上に設けられたステータ5とを備
えている。
造を示している。この自動変速機は、エンジンの出力軸
1に連結されたトルクコンバータ2と、このトルクコン
バータ2の出力側に配設された変速歯車機構10とを有
する。上記トルクコンバータ2は、エンジンの出力軸1
に固定されたポンプ3と、タービン4と、一方向クラッ
チ6を介して固定軸7上に設けられたステータ5とを備
えている。
上記変速歯車機構10は、基端が上記エンジンの出力軸
1に固定されて先端がオイルポンプ100に連結された
オイルポンプ駆動用中実軸12を備えるとともに、この
中実軸12の外方に、基端が上記トルクコンバータ2の
タービン4に連結された中空のタービン軸13を備え、
このタービン軸13上には、ラビニョ型の遊星歯車装置
14が設けられている。この遊星歯車装置14は、小径
サンギヤ15、大径サンギヤ16、ロングピニオンギヤ
17、ショートピニオンギヤ18およびリングギヤ19
からなっている。この遊星歯車装置14に対して、次の
ような各種の摩擦要素が組込まれている。
1に固定されて先端がオイルポンプ100に連結された
オイルポンプ駆動用中実軸12を備えるとともに、この
中実軸12の外方に、基端が上記トルクコンバータ2の
タービン4に連結された中空のタービン軸13を備え、
このタービン軸13上には、ラビニョ型の遊星歯車装置
14が設けられている。この遊星歯車装置14は、小径
サンギヤ15、大径サンギヤ16、ロングピニオンギヤ
17、ショートピニオンギヤ18およびリングギヤ19
からなっている。この遊星歯車装置14に対して、次の
ような各種の摩擦要素が組込まれている。
エンジンから遠い側の側方において上記タービン軸13
と上記小径サンギヤ15との間には、フォワードクラッ
チ2oとコーストクラッチ21とが並列に配置されてい
る。上記フォワードクラッチ20は、第1のワンウェイ
クラッチ22を介してタービン軸13から小径サンギヤ
15への動力伝達を断続するものであり、また上記コー
ストクラッチ21は、タービン軸13と小径サンギヤ1
5との間で相互の動力伝達を断続するものである。
と上記小径サンギヤ15との間には、フォワードクラッ
チ2oとコーストクラッチ21とが並列に配置されてい
る。上記フォワードクラッチ20は、第1のワンウェイ
クラッチ22を介してタービン軸13から小径サンギヤ
15への動力伝達を断続するものであり、また上記コー
ストクラッチ21は、タービン軸13と小径サンギヤ1
5との間で相互の動力伝達を断続するものである。
上記コーストクラッチ21の半径方向外方には、上記大
径サンギヤ16に連結されたブレーキドラム23aとこ
のブレーキドラム23aに掛けられたブレーキバンド2
3bとを有する2−4ブレーキ23が配置されており、
この2−4ブレーキ23が締結されると大径サンギヤ1
6が固定されるようになっている。この2−4ブレーキ
23の何方には、上記ブレーキドラム23aを介して大
径サンギヤ16とタービン軸13との間の動力伝達を断
続する後進走行用のリバースクラッチ24が配置されて
いる。また、上記遊星ms装置14の半径方向外方にお
いて遊星歯車装@14のキャリヤ14aと変速歯車機構
1oのケース10aとの間には、上記キャリヤ14aと
ケース10aとを係脱するロー・リバースブレーキ25
が配置されるとともに、これと並列に第2のワンウェイ
クラッチ26が配置されている。
径サンギヤ16に連結されたブレーキドラム23aとこ
のブレーキドラム23aに掛けられたブレーキバンド2
3bとを有する2−4ブレーキ23が配置されており、
この2−4ブレーキ23が締結されると大径サンギヤ1
6が固定されるようになっている。この2−4ブレーキ
23の何方には、上記ブレーキドラム23aを介して大
径サンギヤ16とタービン軸13との間の動力伝達を断
続する後進走行用のリバースクラッチ24が配置されて
いる。また、上記遊星ms装置14の半径方向外方にお
いて遊星歯車装@14のキャリヤ14aと変速歯車機構
1oのケース10aとの間には、上記キャリヤ14aと
ケース10aとを係脱するロー・リバースブレーキ25
が配置されるとともに、これと並列に第2のワンウェイ
クラッチ26が配置されている。
さらに、遊星歯車装置14のエンジン側の側方には、上
記キャリヤ14aと上記タービン軸13の間の動力伝達
を断続する3−4クラツチ27が配置されている。また
、この3−4クラツチ27の側方には、リングギヤ19
に連結されたアウトプットギヤ28が配置されており、
このギヤ28はアウトプットシャフト28aに取付けら
れている。なお、29はエンジンの出力軸1とタービン
軸13とをトルクコンバータ2を介さずに直結するため
のロックアツプクラッチである。
記キャリヤ14aと上記タービン軸13の間の動力伝達
を断続する3−4クラツチ27が配置されている。また
、この3−4クラツチ27の側方には、リングギヤ19
に連結されたアウトプットギヤ28が配置されており、
このギヤ28はアウトプットシャフト28aに取付けら
れている。なお、29はエンジンの出力軸1とタービン
軸13とをトルクコンバータ2を介さずに直結するため
のロックアツプクラッチである。
この変速歯車機構10は、それ自体で前進4段、後進1
段の変速段を有し、クラッチ20.21゜24.27お
よびブレーキ23.25を適宜作動させることにより所
要の変速段を得ることができる。ここで、各変速段とク
ラッチ、ブレーキの作動関係を第1表に示す。
段の変速段を有し、クラッチ20.21゜24.27お
よびブレーキ23.25を適宜作動させることにより所
要の変速段を得ることができる。ここで、各変速段とク
ラッチ、ブレーキの作動関係を第1表に示す。
この第1表および第1図から理解されるように、前進走
行用レンジであるり、2.1の各レンジではフォワード
クラッチ20が締結され、この状態で2−4ブレーキ2
3と3−4クラツチ27の状態が変えられることにより
変速比が変り、1速から4速までの状態が得られる。従
って、上記2−4ブレーキ23と3−4クラツチ27と
が、変速用の所定ブレーキ要素および所定クラッチ要素
に相当する。
行用レンジであるり、2.1の各レンジではフォワード
クラッチ20が締結され、この状態で2−4ブレーキ2
3と3−4クラツチ27の状態が変えられることにより
変速比が変り、1速から4速までの状態が得られる。従
って、上記2−4ブレーキ23と3−4クラツチ27と
が、変速用の所定ブレーキ要素および所定クラッチ要素
に相当する。
第2図は、上記自動変速機における油圧制御回路を示し
ている。この図において、上記2−4ブレーキ23は、
アプライ室23dおよびリリース室23eを有する油圧
式アクチュエータ23Cにより作動され、上記アプライ
室23dに締結圧が供給されるとともに上記リリース卒
23e内の解除圧が排出されたときにのみ締結される。
ている。この図において、上記2−4ブレーキ23は、
アプライ室23dおよびリリース室23eを有する油圧
式アクチュエータ23Cにより作動され、上記アプライ
室23dに締結圧が供給されるとともに上記リリース卒
23e内の解除圧が排出されたときにのみ締結される。
各クラッチ20.21.24.27およびロー・リバー
スブレーキ25はそれぞれ、油圧の供給、排出に応じて
締結、解放される。
スブレーキ25はそれぞれ、油圧の供給、排出に応じて
締結、解放される。
この油圧制御回路は、上記クランク軸1により駆動され
るオイルポンプ100を有し、このポンプ100から油
路101に作動油が吐出される。
るオイルポンプ100を有し、このポンプ100から油
路101に作動油が吐出される。
ポンプ100から油路101に吐出された作動油はレギ
ュレータバルブ102に導かれる。このレギュレータバ
ルブ102は、ポンプ100からの作動油の油圧(ライ
ン圧)を調圧して、セレクト弁103のボート9に供給
する。このセレクト弁103は、手動により、P−R−
N−D・2・ルンジにシフトされ、各レンジで上記ボー
トゲから所定のボートに上記作動油を供給する。上記ボ
ート9は、セレクト弁103がルンジに設定されている
ときボートa、d、eに連通され、セレクト弁が2レン
ジに設定されているときボートa。
ュレータバルブ102に導かれる。このレギュレータバ
ルブ102は、ポンプ100からの作動油の油圧(ライ
ン圧)を調圧して、セレクト弁103のボート9に供給
する。このセレクト弁103は、手動により、P−R−
N−D・2・ルンジにシフトされ、各レンジで上記ボー
トゲから所定のボートに上記作動油を供給する。上記ボ
ート9は、セレクト弁103がルンジに設定されている
ときボートa、d、eに連通され、セレクト弁が2レン
ジに設定されているときボートa。
c、dに連通され、セレクト弁がDレンジに設定されて
いるときボートa、Cに連通され、セレクト弁がRレン
ジに設定されているときボートfに連通される。
いるときボートa、Cに連通され、セレクト弁がRレン
ジに設定されているときボートfに連通される。
セレクト弁103のボートaは、油路171を介して1
−2シフト弁110に接続される一方、この1−2シフ
ト弁110をバイパスする油路172を介して後記ニュ
ートラルバルブ160にも接続され、ニュートラルバル
ブ160を介してフォワードクラッチ20に供給される
油圧によりフォワードクラッチ20が締結されるように
なっている。
−2シフト弁110に接続される一方、この1−2シフ
ト弁110をバイパスする油路172を介して後記ニュ
ートラルバルブ160にも接続され、ニュートラルバル
ブ160を介してフォワードクラッチ20に供給される
油圧によりフォワードクラッチ20が締結されるように
なっている。
上記1−2シフト弁110は、そのスプリング110a
と対抗して作用するパイロット圧が1−2用ソレノイド
弁110bによりコントロールされて、1速と2速との
間等で切換作動され、2−4ブレーキ23のアクチュエ
ータ23cのアプライ’!23dに対する油圧の供給、
排出等を行なう。
と対抗して作用するパイロット圧が1−2用ソレノイド
弁110bによりコントロールされて、1速と2速との
間等で切換作動され、2−4ブレーキ23のアクチュエ
ータ23cのアプライ’!23dに対する油圧の供給、
排出等を行なう。
すなわち、1−2用ソレノイド弁110bがオフとされ
ると、油路101から導かれるライン圧がパイロット圧
として上記1−2シフト弁110に作用することにより
そのスプールが図の左側に移動し、上記アプライ室23
dを油路173を介してドレン側に連通させる。また1
−2用ソレノイド弁110bがオンとされると、パイロ
ット圧がドレンされることによりスプールが図の右側に
移動し、油路171より導かれるライン圧を油路173
より3−4シフト弁130を介して上記アプライ室23
CIへ送る。なお、135は上記アプライ室23dに対
して設けられたアキュムレータである。
ると、油路101から導かれるライン圧がパイロット圧
として上記1−2シフト弁110に作用することにより
そのスプールが図の左側に移動し、上記アプライ室23
dを油路173を介してドレン側に連通させる。また1
−2用ソレノイド弁110bがオンとされると、パイロ
ット圧がドレンされることによりスプールが図の右側に
移動し、油路171より導かれるライン圧を油路173
より3−4シフト弁130を介して上記アプライ室23
CIへ送る。なお、135は上記アプライ室23dに対
して設けられたアキュムレータである。
さらにこの1−2シフト弁110は、ルンジの第1速時
には、上記セレクト弁103のボートeからロー減圧弁
140を介して供給された作動油をロー・リバースブレ
ーキ25に供給すると同時に、スロットルバックアップ
バルブ141に油圧を送るようになっている。
には、上記セレクト弁103のボートeからロー減圧弁
140を介して供給された作動油をロー・リバースブレ
ーキ25に供給すると同時に、スロットルバックアップ
バルブ141に油圧を送るようになっている。
上記セレクト弁103のボートaは2−3シフト弁12
0にも油路174を介して接続され、この2−3シフト
弁120のスプリング120aと対抗するパイロット圧
を与える。この2−3シフト弁120は、2−3用ソレ
ノイド弁120bによりパイロット圧がコントロールさ
れて、2速と3速との間等で切換作動され、3−4クラ
ツチ27に対する油圧の供給、排除等を行なうとともに
、3−4シフト弁130と協同して2−4ブレーキ23
のアクチュエータ23Cのリリース室23eに対する油
圧の供給、排除に関与する。すなわち、2−3用ソレノ
イド弁120bがオフとされると、油路174から導か
れるライン圧がパイロット圧として2−3シフト弁12
0に作用することによりそのスプールが図の左側に移動
する。この状態では、セレクト弁103のボートCから
油路175を介して与えられるライン圧が、サーボコン
トロールバルブ142および2−3タイミングバルブ1
43が組込まれた回路を介し、3−4クラツチ27に供
給されるとともに、3−4シフト弁13oに接続された
油路176にも送られる。また2−3用ソレノイド弁1
20bがオンとされると、パイロット圧がドレンされる
ことによりそのスプールが図の右側に移動する。この状
態では、3−4クラツチ27が油路177を介してドレ
ン側に連通されるとともに、3−4シフト弁130に接
続された油路176が3−2キヤパシテイバルブ149
および3−2タイミングバルブ150が組込まれた回路
を介してドレン側に連通される。なお、148は3−4
クラツチ27に対して設けられたアキュムレータである
。
0にも油路174を介して接続され、この2−3シフト
弁120のスプリング120aと対抗するパイロット圧
を与える。この2−3シフト弁120は、2−3用ソレ
ノイド弁120bによりパイロット圧がコントロールさ
れて、2速と3速との間等で切換作動され、3−4クラ
ツチ27に対する油圧の供給、排除等を行なうとともに
、3−4シフト弁130と協同して2−4ブレーキ23
のアクチュエータ23Cのリリース室23eに対する油
圧の供給、排除に関与する。すなわち、2−3用ソレノ
イド弁120bがオフとされると、油路174から導か
れるライン圧がパイロット圧として2−3シフト弁12
0に作用することによりそのスプールが図の左側に移動
する。この状態では、セレクト弁103のボートCから
油路175を介して与えられるライン圧が、サーボコン
トロールバルブ142および2−3タイミングバルブ1
43が組込まれた回路を介し、3−4クラツチ27に供
給されるとともに、3−4シフト弁13oに接続された
油路176にも送られる。また2−3用ソレノイド弁1
20bがオンとされると、パイロット圧がドレンされる
ことによりそのスプールが図の右側に移動する。この状
態では、3−4クラツチ27が油路177を介してドレ
ン側に連通されるとともに、3−4シフト弁130に接
続された油路176が3−2キヤパシテイバルブ149
および3−2タイミングバルブ150が組込まれた回路
を介してドレン側に連通される。なお、148は3−4
クラツチ27に対して設けられたアキュムレータである
。
上記3−4シフト弁130には、上記2−3シフト弁1
20と同様に、上記セレクト弁103の丞−トaから油
路174,178を経たライン圧がパイロット圧として
与えられる。この3−4シフト弁130は、3−4用ソ
レノイド弁130bによりパイロット圧がコントロール
されて、3速と4速との間等で切換作動され、2−4ブ
レーキ23のアプライ室23dに対する油圧供給および
リリース室23eに対する油圧の供給、排除等に関与す
る。すなわち、3−4用ソレノイド弁130bがオフと
されると、ライン圧がパイロット圧として3−4シフト
弁130に作用することによりそのスプールが図の左側
に移動する。この状態では、上記1−2シフト弁110
から油路173を通って3−4シフト弁130に送られ
るライン圧が油路179を介して上記アプライ室23d
に供給され、かつ、2−3シフト弁120に接続された
回路に通じる油路176と上記リリース室23eに通じ
る油路180とが連通される。また、3−4シフト弁1
30がオンとされると、パイロット圧がドレンされるこ
とによりスプールが図の右側に移動する。この状態では
、上記1−2シフト弁110から3−4シフト弁130
に送られるライン圧が、オリフィスを有する油路181
を介してアプライ室23dに供給され、かつ、リリース
v23e内の油圧、が3−4キヤパシテイバルブ145
を介してドレンされる。
20と同様に、上記セレクト弁103の丞−トaから油
路174,178を経たライン圧がパイロット圧として
与えられる。この3−4シフト弁130は、3−4用ソ
レノイド弁130bによりパイロット圧がコントロール
されて、3速と4速との間等で切換作動され、2−4ブ
レーキ23のアプライ室23dに対する油圧供給および
リリース室23eに対する油圧の供給、排除等に関与す
る。すなわち、3−4用ソレノイド弁130bがオフと
されると、ライン圧がパイロット圧として3−4シフト
弁130に作用することによりそのスプールが図の左側
に移動する。この状態では、上記1−2シフト弁110
から油路173を通って3−4シフト弁130に送られ
るライン圧が油路179を介して上記アプライ室23d
に供給され、かつ、2−3シフト弁120に接続された
回路に通じる油路176と上記リリース室23eに通じ
る油路180とが連通される。また、3−4シフト弁1
30がオンとされると、パイロット圧がドレンされるこ
とによりスプールが図の右側に移動する。この状態では
、上記1−2シフト弁110から3−4シフト弁130
に送られるライン圧が、オリフィスを有する油路181
を介してアプライ室23dに供給され、かつ、リリース
v23e内の油圧、が3−4キヤパシテイバルブ145
を介してドレンされる。
さらにこの3−4シフト弁130は、3−4用ソレノイ
ド弁130bがオフの状態では、セレクト弁103のボ
ートaから油路172,182を通ったライン圧をニュ
ートラルバルブ160およびN−Dアキュムレータ14
4を介してコーストクラッチ21に供給し、3−4用ソ
レノイド弁130bがオフの状態では、コーストクラッ
チ21の油圧をドレンする。
ド弁130bがオフの状態では、セレクト弁103のボ
ートaから油路172,182を通ったライン圧をニュ
ートラルバルブ160およびN−Dアキュムレータ14
4を介してコーストクラッチ21に供給し、3−4用ソ
レノイド弁130bがオフの状態では、コーストクラッ
チ21の油圧をドレンする。
また、ロックアツプクラッチ29の作動油路には、ロッ
クアツプコントロールバルブ151が設けられている。
クアツプコントロールバルブ151が設けられている。
このロックアツプコントロールバルブ151は、ロック
アツプ用ソレノイド151aによりコントロールされる
パイロット圧に応じて切替え作動され、ロックアツプ用
ソレノイド151aがオンとなったときに、ロックアツ
プクラッチ29を締結するようになっている。
アツプ用ソレノイド151aによりコントロールされる
パイロット圧に応じて切替え作動され、ロックアツプ用
ソレノイド151aがオンとなったときに、ロックアツ
プクラッチ29を締結するようになっている。
なお、前記スロットルバックアップバルブ141は、上
記ロー減圧弁140からの油圧をスプリングに対抗する
パイロット圧として受け、上記セレクト弁103のボー
トdからの作動油をレギュレータバルブ102に供給し
、あるいはカットするようになっており、上記セレクト
弁103がルンジあるいは2レンジに設定されていると
きであってかつパイロット圧を受けていない場合には、
セレクト弁103のボートdからの作動油をレギュレー
タバルブ102に供給して、その圧力を高め、エンジン
ブレーキ容量を確保する。このほかに上記レギュレータ
バルブ102には、スロットルバルブ146およびスロ
ットルモジュレータバルブ147により調整された油圧
が供給され、上記スロットルバルブ146はアクセル開
度に応じた油圧を発生し、上記モジュレータバルブ14
7はこの油圧を適宜減圧してレギュレータバルブ102
に供給するようになっており、これらによってエンジン
トルクにマツチしたライン圧が得られる。
記ロー減圧弁140からの油圧をスプリングに対抗する
パイロット圧として受け、上記セレクト弁103のボー
トdからの作動油をレギュレータバルブ102に供給し
、あるいはカットするようになっており、上記セレクト
弁103がルンジあるいは2レンジに設定されていると
きであってかつパイロット圧を受けていない場合には、
セレクト弁103のボートdからの作動油をレギュレー
タバルブ102に供給して、その圧力を高め、エンジン
ブレーキ容量を確保する。このほかに上記レギュレータ
バルブ102には、スロットルバルブ146およびスロ
ットルモジュレータバルブ147により調整された油圧
が供給され、上記スロットルバルブ146はアクセル開
度に応じた油圧を発生し、上記モジュレータバルブ14
7はこの油圧を適宜減圧してレギュレータバルブ102
に供給するようになっており、これらによってエンジン
トルクにマツチしたライン圧が得られる。
また、前記サーボコントロールバルブ142および2−
3タイミングバルブ143は、第2速から第3速への変
速時に生ずる衝撃を緩和するためのものであり、サーボ
コントロールバルブ142は、2−4ブレーキ23のア
クチュエータ23Gのリリース室23eに与えられる油
圧の立上がりを調整し、2−3タイミングバルブ143
は、アクセル開度に応じて第4クラツチ装置27の締結
タイミングを調整する。
3タイミングバルブ143は、第2速から第3速への変
速時に生ずる衝撃を緩和するためのものであり、サーボ
コントロールバルブ142は、2−4ブレーキ23のア
クチュエータ23Gのリリース室23eに与えられる油
圧の立上がりを調整し、2−3タイミングバルブ143
は、アクセル開度に応じて第4クラツチ装置27の締結
タイミングを調整する。
前記3−4キヤパシテイバルブ145は、第3速から第
4速へのシフトアップ時の衝撃を低減するために設けら
れており、2−4ブレーキ23のアクチュエータ23C
のリリース室23dから作動油がドレンされるときのリ
リース室23bの油圧変化の特性を、適度に調整する。
4速へのシフトアップ時の衝撃を低減するために設けら
れており、2−4ブレーキ23のアクチュエータ23C
のリリース室23dから作動油がドレンされるときのリ
リース室23bの油圧変化の特性を、適度に調整する。
前記3−2キヤパシテイバルブ149および3−2タイ
ミングバルブ150は、第3速から第2速への変速時に
おける衝撃をスロットル開度に応じて低減するために設
けられており、3−2キヤパシテイバルブ149は、3
−4キヤパシテイバルブ145と同様にドレン時の油圧
変化の特性を調整し、3−2タイミングバルブ150は
、スロットルモジュレータ圧に応じてドレンの遅延時間
を制御する。
ミングバルブ150は、第3速から第2速への変速時に
おける衝撃をスロットル開度に応じて低減するために設
けられており、3−2キヤパシテイバルブ149は、3
−4キヤパシテイバルブ145と同様にドレン時の油圧
変化の特性を調整し、3−2タイミングバルブ150は
、スロットルモジュレータ圧に応じてドレンの遅延時間
を制御する。
前記ニュートラルバルブ160は、アイドルカット用ソ
レノイド弁161によって制御されるパイロット圧に応
じて作動され、アイドルカット用ソレノイド弁161が
オフのときには、フォワードクラッチ2oに通じる油路
183と油路172とを連通することにより、ボートa
からのライン圧を第1クラツチ装@20に供給し、一方
、上記アイドルカット用ソレノイド弁161がオンのと
きには、上記油路183とボートdに通じる油路184
とを連通する。そして、上記ボート(Hよセレクト弁1
03がDレンジに設定されているときにドレンされ、ま
た上記アイドルカット用ソレノイド弁161はアイドル
運転に相当する状態でブレーキが作動しているときにオ
ンとされることにより、これらの条件を満足しているD
レンジでの停車中はフォワードクラッチ20が解放され
て車体撮動が防止されるようになっている。
レノイド弁161によって制御されるパイロット圧に応
じて作動され、アイドルカット用ソレノイド弁161が
オフのときには、フォワードクラッチ2oに通じる油路
183と油路172とを連通することにより、ボートa
からのライン圧を第1クラツチ装@20に供給し、一方
、上記アイドルカット用ソレノイド弁161がオンのと
きには、上記油路183とボートdに通じる油路184
とを連通する。そして、上記ボート(Hよセレクト弁1
03がDレンジに設定されているときにドレンされ、ま
た上記アイドルカット用ソレノイド弁161はアイドル
運転に相当する状態でブレーキが作動しているときにオ
ンとされることにより、これらの条件を満足しているD
レンジでの停車中はフォワードクラッチ20が解放され
て車体撮動が防止されるようになっている。
このような油圧制御回路によると、前進走行用レンジで
の変速比を決める2−4ブレーキ23と3−4クラツチ
27の状態は、1−2用、2−3用、3−4用の各ソレ
ノイド弁110b、120b、130bのオン、オフに
応じた1−2,2−3,3−4の各シフト弁110,1
20.130の状態によって定まる。つまり、3−4ク
ラツチ27は、2−3用ソレノイド弁120bがオフと
なることにより油圧が供給された場合に締結され、2−
3用ソレノイド弁120bがオンとなることにより油圧
がドレンされた場合に開放される。−方、上記2−4ブ
レーキ23は、前述のようにリリース室23e内の油圧
がドレンされ、かつアプライ室23dに油圧が供給され
たときにのみ締結され、リリース室23eに油圧が供給
されているときは、アプライ室23dが油圧供給状態か
ドレン状態かにかかわらず解放されるが、上記リリース
空23eに対する油圧の供給、ドレンおよびアプライ室
23dに対する油圧の供給、ドレンが、上記各ソレノイ
ド弁110b、120b、130bのオン、オフの組合
せに応じて変る。
の変速比を決める2−4ブレーキ23と3−4クラツチ
27の状態は、1−2用、2−3用、3−4用の各ソレ
ノイド弁110b、120b、130bのオン、オフに
応じた1−2,2−3,3−4の各シフト弁110,1
20.130の状態によって定まる。つまり、3−4ク
ラツチ27は、2−3用ソレノイド弁120bがオフと
なることにより油圧が供給された場合に締結され、2−
3用ソレノイド弁120bがオンとなることにより油圧
がドレンされた場合に開放される。−方、上記2−4ブ
レーキ23は、前述のようにリリース室23e内の油圧
がドレンされ、かつアプライ室23dに油圧が供給され
たときにのみ締結され、リリース室23eに油圧が供給
されているときは、アプライ室23dが油圧供給状態か
ドレン状態かにかかわらず解放されるが、上記リリース
空23eに対する油圧の供給、ドレンおよびアプライ室
23dに対する油圧の供給、ドレンが、上記各ソレノイ
ド弁110b、120b、130bのオン、オフの組合
せに応じて変る。
ここで、第2表に、上記各ソレノイド弁(表中ではSL
と略す>110b、120b、130bのオン、オフの
組合せについての8通りパターンと、これらのパターン
によって定まる2−4ブレーキ23.3−4クラツチ2
7の状態と、それに応じた変速段とを示す。この表中、
2−4ブレーキ23および3−4クラツチ27について
はO印が締結、X印が解放を表わし、2−4ブレーキ2
3のアプライ室23dおよびリリース空23eについて
はQ印が油圧供給、X印がドレンを表わしている。
と略す>110b、120b、130bのオン、オフの
組合せについての8通りパターンと、これらのパターン
によって定まる2−4ブレーキ23.3−4クラツチ2
7の状態と、それに応じた変速段とを示す。この表中、
2−4ブレーキ23および3−4クラツチ27について
はO印が締結、X印が解放を表わし、2−4ブレーキ2
3のアプライ室23dおよびリリース空23eについて
はQ印が油圧供給、X印がドレンを表わしている。
また、上記油圧制御回路のライン圧は、前述のようにス
ロットルバルブ146等により調整され、スロットル開
度(エンジンの吸気通路中のスロットル弁の開度)との
関係では、第4図に示すように、スロットル開度が小さ
いときに低くされ、所定スロットル開度θ1 (例えば
全開の3/8)まではスロットル開度が大きくなるにつ
机て比較的大きな変化率で上昇し、所定スロットル開度
61以上では充分に高い値となってその上昇率は小さく
なるように調整されている。
ロットルバルブ146等により調整され、スロットル開
度(エンジンの吸気通路中のスロットル弁の開度)との
関係では、第4図に示すように、スロットル開度が小さ
いときに低くされ、所定スロットル開度θ1 (例えば
全開の3/8)まではスロットル開度が大きくなるにつ
机て比較的大きな変化率で上昇し、所定スロットル開度
61以上では充分に高い値となってその上昇率は小さく
なるように調整されている。
上記各ソレノイド弁110b、120b、13obは、
第2図中に示すマイクロコンピュータ等を用いた制御回
路200により制御される。この制御回路200には、
タービンセンサからのタービン回転数信号201、スロ
ットル開度センサからのスロットル開度信号202、レ
ンジ選択センサからの選択信号203、車速センサ(車
速検出手段)からの車速信号204等が入力される。そ
して制御回路は200は、予め定められた変速シフト特
性に基づいて運転状態に応じた変速段を選択し、その変
速段に対応する上記各ソレノイド弁110b、120b
、130bのパターンを選び、変速を必要とする場合に
上記各ソレノイド弁110b、120b、130bに信
号を出力して上記パターンを変更することにより変速制
御を行なうようにしている。
第2図中に示すマイクロコンピュータ等を用いた制御回
路200により制御される。この制御回路200には、
タービンセンサからのタービン回転数信号201、スロ
ットル開度センサからのスロットル開度信号202、レ
ンジ選択センサからの選択信号203、車速センサ(車
速検出手段)からの車速信号204等が入力される。そ
して制御回路は200は、予め定められた変速シフト特
性に基づいて運転状態に応じた変速段を選択し、その変
速段に対応する上記各ソレノイド弁110b、120b
、130bのパターンを選び、変速を必要とする場合に
上記各ソレノイド弁110b、120b、130bに信
号を出力して上記パターンを変更することにより変速制
御を行なうようにしている。
さらにこの制御回路200は、油圧制御回路のライン圧
が低い状態と高い状態とを判別する判別手段200aと
、上記アプライ室から締結圧が排出されている状態での
第3速段から第2速段へのシフトダウン時に、上記判別
手段200aによる判別に応じ、ライン圧が低いときに
は上記アプライ室23d内に締結圧が供給された状態で
の第3速段を経由した後に第2速段へ移行するように油
圧供給状態を制御する制御手段200bとを含んでいる
。
が低い状態と高い状態とを判別する判別手段200aと
、上記アプライ室から締結圧が排出されている状態での
第3速段から第2速段へのシフトダウン時に、上記判別
手段200aによる判別に応じ、ライン圧が低いときに
は上記アプライ室23d内に締結圧が供給された状態で
の第3速段を経由した後に第2速段へ移行するように油
圧供給状態を制御する制御手段200bとを含んでいる
。
つまりこの制御回路200においては、次の第3表(D
レンジの場合を例示)に示すように、各変速段毎に、予
め前記の第2表の中から選んだパターンが設定されるが
、当実施例ではとくに第3速段については、高車速時用
として上記アプライ室23dに締結圧が供給された状態
で第3速段を達成する第1のパターン(第2表中のパタ
ーンBに相当)と、低車速時用として上記アプライ室2
3dから締結圧が排出された状態で第3速段を達成する
第2のパターン(第2表中のパターンAに相当)とが設
定されている。さらに、上記第2のパターンが選択され
ている状態からの第2速段へのシフトダウン時で、かつ
ライン圧が低いときに、−時的に採択するパターンとし
て、中間パターンが設定されている。この中間バーンは
上記第1のパターンと同じである。
レンジの場合を例示)に示すように、各変速段毎に、予
め前記の第2表の中から選んだパターンが設定されるが
、当実施例ではとくに第3速段については、高車速時用
として上記アプライ室23dに締結圧が供給された状態
で第3速段を達成する第1のパターン(第2表中のパタ
ーンBに相当)と、低車速時用として上記アプライ室2
3dから締結圧が排出された状態で第3速段を達成する
第2のパターン(第2表中のパターンAに相当)とが設
定されている。さらに、上記第2のパターンが選択され
ている状態からの第2速段へのシフトダウン時で、かつ
ライン圧が低いときに、−時的に採択するパターンとし
て、中間パターンが設定されている。この中間バーンは
上記第1のパターンと同じである。
また、この制御回路200の上記判別手段20Qaによ
る判別は、当実施例ではスロットル開度に基づいて行な
い、スロットル開度が上記所定スロットル開度θ1より
小さい場合をライン圧が低い状態、所定スロットル開度
01以上の場合をライン圧が高い状態と判別するように
している。
る判別は、当実施例ではスロットル開度に基づいて行な
い、スロットル開度が上記所定スロットル開度θ1より
小さい場合をライン圧が低い状態、所定スロットル開度
01以上の場合をライン圧が高い状態と判別するように
している。
そして制御回路200は、第3図に示すフローチャート
に基づいて制御を行うようになっている。
に基づいて制御を行うようになっている。
この制御動作を説明すると、まずステップS1でスロッ
トル開度θ、車速■、レンジ信号等を入力する。次にス
テップS2で、変速パターンと運転状態との照合等に基
づいて定められる変速段が前回と今回とで変ったかどう
かにより変速時か否かを調べる。変速時でない場合Gi
、ステップS3で、現変速段が第3速段であるか否かを
判別する。
トル開度θ、車速■、レンジ信号等を入力する。次にス
テップS2で、変速パターンと運転状態との照合等に基
づいて定められる変速段が前回と今回とで変ったかどう
かにより変速時か否かを調べる。変速時でない場合Gi
、ステップS3で、現変速段が第3速段であるか否かを
判別する。
そして第3速段以外であれば、そのときの変速段に応じ
たパターンを維持したままステップS1に戻る。
たパターンを維持したままステップS1に戻る。
ステップS3で第3速段であることが判定された場合は
、ステップS4で上記車速■が所定車速(例えば40
kg/h)以上の高速走行状態にあるかどうかを判別す
る。そして上記高速走行状態のときは、ステップS5で
、前記第3表中の第1のパターンを選択して出力し、つ
まり1−2用ソレノイド弁110t)をオンとし、2−
3用ソレノイド弁120bおよび3−4用ソレノイド弁
130bをオフとする。また、車速■が所定車速より低
い低速走行状態のときは、ステップs6で、前記第3表
中の第2のパターンを選択して出力し、っま11)上記
各’/Lz/−f’t4110b、 120b、 13
0bをすべてオフとする。
、ステップS4で上記車速■が所定車速(例えば40
kg/h)以上の高速走行状態にあるかどうかを判別す
る。そして上記高速走行状態のときは、ステップS5で
、前記第3表中の第1のパターンを選択して出力し、つ
まり1−2用ソレノイド弁110t)をオンとし、2−
3用ソレノイド弁120bおよび3−4用ソレノイド弁
130bをオフとする。また、車速■が所定車速より低
い低速走行状態のときは、ステップs6で、前記第3表
中の第2のパターンを選択して出力し、っま11)上記
各’/Lz/−f’t4110b、 120b、 13
0bをすべてオフとする。
ステップS2で変速時であることが判定されたときは、
ステップS7で第3速段から第2速段への変速か否かを
調べる。ステップS7での判定がNoのときは、ステッ
プS8で、前記第3表に示すような設定に基づき、変速
光の変速段に応じてパターンを変更し、出力することに
より、変速を行なう。
ステップS7で第3速段から第2速段への変速か否かを
調べる。ステップS7での判定がNoのときは、ステッ
プS8で、前記第3表に示すような設定に基づき、変速
光の変速段に応じてパターンを変更し、出力することに
より、変速を行なう。
ステップS7で第3速段から第2速段への変速時である
ことが判定されたときは、ステップS9で車速■が所定
車速より低いか否かを調べる。このステップS9の判定
がNoのときは、前記ステップS5で第1のパターンが
選択されている状態からの変速であることを意味し、こ
のときはそのままステップSmに移って、第2速段に応
じたパターン(第3表参照)を出力し、つまり各ソレノ
イド弁110b、120b、130bをオン、!:する
。また、ステップS9での判定がYESのときは、前記
ステップSθで第2のパターンが選択されている状態か
らの変速であることを意味し、このときはさらにステッ
プS11で、スロットル開度θが所定スロットル開度θ
1より小さいか否かを調べる。
ことが判定されたときは、ステップS9で車速■が所定
車速より低いか否かを調べる。このステップS9の判定
がNoのときは、前記ステップS5で第1のパターンが
選択されている状態からの変速であることを意味し、こ
のときはそのままステップSmに移って、第2速段に応
じたパターン(第3表参照)を出力し、つまり各ソレノ
イド弁110b、120b、130bをオン、!:する
。また、ステップS9での判定がYESのときは、前記
ステップSθで第2のパターンが選択されている状態か
らの変速であることを意味し、このときはさらにステッ
プS11で、スロットル開度θが所定スロットル開度θ
1より小さいか否かを調べる。
そして、ステップ$11の判定がNoのときはそのまま
ステップSTOに移るが、ステップS11の判定がYE
Sのときは、ステップ812〜S 14で、前記第3表
中の中間パターンを選択して出力し、タイマーカウン]
−シた値下が所定時間T1以上となるまで上記中間パタ
ーンを保ってから、ステップS 1oに移って第2速段
に応じたパターンを出力する。
ステップSTOに移るが、ステップS11の判定がYE
Sのときは、ステップ812〜S 14で、前記第3表
中の中間パターンを選択して出力し、タイマーカウン]
−シた値下が所定時間T1以上となるまで上記中間パタ
ーンを保ってから、ステップS 1oに移って第2速段
に応じたパターンを出力する。
以上のような制御によると、3−4クラツチ27が締結
されるとともに2−4ブレーキ23が解放される第3速
段での走行において、所定車速以上の高速走行状態にあ
るときは、上記第1のパターンが選択されることにより
、2−4ブレーキ23のアクチュエータ23cのアプラ
イ室23dに締結圧が供給された状態で、リリース室2
3eに加わる解除圧で2−4ブレーキ23の解放が達成
される(第3表参照)。従ってこの状態から、3−4ク
ラツチ27が解放されるとともに2−4ブレーキ23が
締結される第2速段へのシフトダウンが行なわれるとき
に、ソレノイド弁110b。
されるとともに2−4ブレーキ23が解放される第3速
段での走行において、所定車速以上の高速走行状態にあ
るときは、上記第1のパターンが選択されることにより
、2−4ブレーキ23のアクチュエータ23cのアプラ
イ室23dに締結圧が供給された状態で、リリース室2
3eに加わる解除圧で2−4ブレーキ23の解放が達成
される(第3表参照)。従ってこの状態から、3−4ク
ラツチ27が解放されるとともに2−4ブレーキ23が
締結される第2速段へのシフトダウンが行なわれるとき
に、ソレノイド弁110b。
120b、130bのパターンの変更に応じて上記リリ
ース室23eから解除圧がドレンされるに伴い、2−4
ブレーキ23が速やかに締結状態とされ、シフトダウン
が応答性良く行われる。
ース室23eから解除圧がドレンされるに伴い、2−4
ブレーキ23が速やかに締結状態とされ、シフトダウン
が応答性良く行われる。
一方、第3速段での走行において低車速状態にあるとき
は、上記第2のパターンが選択されることにより、2−
4ブレーキ23のアクチュエータ23Gのアプライ’!
23dから締結圧がドレンされた状態で2−4ブレーキ
23の解放が達成される(第3表参照)。この状態から
第2変速段へシフトダウンされる場合で、スロットル開
度θが所定スロットル開度01以上(ライン圧が高い状
態)のときは、シフトダウン信号が出力された時点で、
3−4クラツチ27の締結圧の排出および上記リリース
室23eの解除圧の排出が開始されるとともに、上記ア
プライ室23dへの作動油の供給が開始される。そして
、アキュムレータ135を介して上記アプライ室23d
に供給される油圧により2−4ブレーキ23が次第に締
結状態へ移行することとなって、変速ショックが緩和さ
れることとなる。
は、上記第2のパターンが選択されることにより、2−
4ブレーキ23のアクチュエータ23Gのアプライ’!
23dから締結圧がドレンされた状態で2−4ブレーキ
23の解放が達成される(第3表参照)。この状態から
第2変速段へシフトダウンされる場合で、スロットル開
度θが所定スロットル開度01以上(ライン圧が高い状
態)のときは、シフトダウン信号が出力された時点で、
3−4クラツチ27の締結圧の排出および上記リリース
室23eの解除圧の排出が開始されるとともに、上記ア
プライ室23dへの作動油の供給が開始される。そして
、アキュムレータ135を介して上記アプライ室23d
に供給される油圧により2−4ブレーキ23が次第に締
結状態へ移行することとなって、変速ショックが緩和さ
れることとなる。
ところで、上記走行状態の場合でライン圧が高い状態に
おける上記シフトダウン時には、上記の作用により適度
に2−4ブレーキ23の締結速度が調整されるが、スロ
ットル開度が小さくてライン圧が低くされているときに
は、第5図中に示すように、アプライ室23dへの油圧
供給の立上がり速度が遅くなる。一方、上記リリース室
23eおよび3−4クラツチ27からの油圧の排出はラ
イン圧にあまり影響されずに比較的速やかに行なわれる
。従って、アプライ室23dの油圧が排出されている状
態での第3速段からいきなり第2速段へ移行すると、第
5図中に二点鎖線で示すようなリリース室23eおよび
3−4クラツチ27からの油圧の排出に比べ、上記アプ
ライ室23d内の油圧の上昇が大きく遅れることにより
、3−4クラツチ27の解放に対して2−4ブレーキ2
3の締結が著しく遅れる傾向が生じる。
おける上記シフトダウン時には、上記の作用により適度
に2−4ブレーキ23の締結速度が調整されるが、スロ
ットル開度が小さくてライン圧が低くされているときに
は、第5図中に示すように、アプライ室23dへの油圧
供給の立上がり速度が遅くなる。一方、上記リリース室
23eおよび3−4クラツチ27からの油圧の排出はラ
イン圧にあまり影響されずに比較的速やかに行なわれる
。従って、アプライ室23dの油圧が排出されている状
態での第3速段からいきなり第2速段へ移行すると、第
5図中に二点鎖線で示すようなリリース室23eおよび
3−4クラツチ27からの油圧の排出に比べ、上記アプ
ライ室23d内の油圧の上昇が大きく遅れることにより
、3−4クラツチ27の解放に対して2−4ブレーキ2
3の締結が著しく遅れる傾向が生じる。
これに対し、前記フローチャートに示す制御では、スロ
ットル開度が小ざくてライン圧が低いとき、所定時間T
1だけ上記中間パターンを経由し1;後に第2速段へ移
行するため、第5図中に実線で示すように中間パターン
となっている間は上記リリース室23eおよび3−4ク
ラツチ27が油圧供給状態に保たれたまま、アプライ室
23dへの油圧供給が行なわれ、アプライ室23d内の
油圧がある程度上昇してからリリース室23eおよび3
−4クラツチ27の油圧が排出され、3−4クラツチ2
7の解放に対する2−4ブレーキ23の締結の相対的な
遅れが是正される。
ットル開度が小ざくてライン圧が低いとき、所定時間T
1だけ上記中間パターンを経由し1;後に第2速段へ移
行するため、第5図中に実線で示すように中間パターン
となっている間は上記リリース室23eおよび3−4ク
ラツチ27が油圧供給状態に保たれたまま、アプライ室
23dへの油圧供給が行なわれ、アプライ室23d内の
油圧がある程度上昇してからリリース室23eおよび3
−4クラツチ27の油圧が排出され、3−4クラツチ2
7の解放に対する2−4ブレーキ23の締結の相対的な
遅れが是正される。
以上のように本発明の自動変速機の変速制御装置は、所
定クラッチ要素が締結から解放へ切替えられるとともに
所定ブレーキ要素が解放から締結へ切替えられる特定高
速段から特定低速段へのシフトダウン時であって、上記
所定ブレーキ要素のアクチュエータのアプライ室から締
結圧が排出されている状態での上記特定高速段からのシ
フトダウン時に、油圧制御回路のライン圧が低いときは
、上記アプライ室内に締結圧が供給された状態での特定
高速段を経由した後に上記特定低速段へ移行するように
している。このため、ライン圧が低いときに上記アプラ
イ室への油圧供給が遅れるという傾向に対し、アプライ
室への油圧供給がある程度進められてから所定クラッチ
要素の解放状態への切替等が行なわれることにより、上
記所定クラッチ要素の解放に対する所定ブレーキ要素の
締結の相対的な遅れが是正され、このような遅れに起因
したエンジンの空吹きを防止することができるものであ
る。
定クラッチ要素が締結から解放へ切替えられるとともに
所定ブレーキ要素が解放から締結へ切替えられる特定高
速段から特定低速段へのシフトダウン時であって、上記
所定ブレーキ要素のアクチュエータのアプライ室から締
結圧が排出されている状態での上記特定高速段からのシ
フトダウン時に、油圧制御回路のライン圧が低いときは
、上記アプライ室内に締結圧が供給された状態での特定
高速段を経由した後に上記特定低速段へ移行するように
している。このため、ライン圧が低いときに上記アプラ
イ室への油圧供給が遅れるという傾向に対し、アプライ
室への油圧供給がある程度進められてから所定クラッチ
要素の解放状態への切替等が行なわれることにより、上
記所定クラッチ要素の解放に対する所定ブレーキ要素の
締結の相対的な遅れが是正され、このような遅れに起因
したエンジンの空吹きを防止することができるものであ
る。
第1図は本発明の一実施例についての自動変速機の変速
機構の概略を示す骨子図、第2図は変速機構に対する油
圧制御回路の回路構成説明図、第3図は制御動作を示す
フローチャート、第4図はスロットル開度と油圧制御回
路のライン圧との関係を示す特性図、第5図は低速走行
状態での特定高速段から特定低速段へのシフトダウン時
の所定クラッチ要素および所定ブレーキ要素に対する油
圧の変化を示すタイムチャートである。 10・・・変速歯車機構、14・・・遊星歯車装置、2
3・・・2−4ブレーキ(所定ブレーキ要素)、23C
・・・アクチュエータ、23d・・・アプライ室、23
e・・・リリースヱ、27・・・3−4クラツチ(所定
クラッチ要素)、110・・・1−2シフト弁、120
・・・2−3シフト弁、130・・・3−4シフト弁、
1iob・・・1−2用ソレノイド弁、120b・・・
2−3用ソレノイド弁、130b・・・3−4用ソレノ
イド弁、200・・・制御回路、200a・・・判別手
段、200b・・・制御手段。
機構の概略を示す骨子図、第2図は変速機構に対する油
圧制御回路の回路構成説明図、第3図は制御動作を示す
フローチャート、第4図はスロットル開度と油圧制御回
路のライン圧との関係を示す特性図、第5図は低速走行
状態での特定高速段から特定低速段へのシフトダウン時
の所定クラッチ要素および所定ブレーキ要素に対する油
圧の変化を示すタイムチャートである。 10・・・変速歯車機構、14・・・遊星歯車装置、2
3・・・2−4ブレーキ(所定ブレーキ要素)、23C
・・・アクチュエータ、23d・・・アプライ室、23
e・・・リリースヱ、27・・・3−4クラツチ(所定
クラッチ要素)、110・・・1−2シフト弁、120
・・・2−3シフト弁、130・・・3−4シフト弁、
1iob・・・1−2用ソレノイド弁、120b・・・
2−3用ソレノイド弁、130b・・・3−4用ソレノ
イド弁、200・・・制御回路、200a・・・判別手
段、200b・・・制御手段。
Claims (1)
- 1、変速歯車機構の変速用摩擦要素として、所定クラッ
チ要素と、アプライ室およびリリース室を有する油圧式
アクチュエータにより作動されて上記アプライ室に締結
圧が供給されるとともに上記リリース室内の解除圧が排
出されたときにのみ締結される所定ブレーキ要素とを備
え、特定高速段から特定低速段へのシフトダウンは、上
記所定クラッチ要素が締結から解放へ切替えられ、かつ
上記リリース室内の解除圧が排出されて上記所定ブレー
キ手段が解放から締結へ切替えられることにより行なわ
れるように構成された自動変速機において、油圧制御回
路のライン圧が低い状態と高い状態とを判別する判別手
段と、上記アプライ室から締結圧が排出されている状態
での上記特定高速段から上記特定低速段へのシフトダウ
ン時に、上記判別手段による判別に応じ、ライン圧が低
いときには上記アプライ室内に締結圧が供給された状態
での高速段を経由した後に上記特定低速段へ移行するよ
うに油圧供給状態を制御する制御手段とを設けたことを
特徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63191197A JP2742267B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63191197A JP2742267B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242258A true JPH0242258A (ja) | 1990-02-13 |
JP2742267B2 JP2742267B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=16270522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63191197A Expired - Lifetime JP2742267B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742267B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100411032B1 (ko) * | 1997-06-18 | 2004-05-10 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기용 파워 트레인 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360747U (ja) * | 1986-10-08 | 1988-04-22 |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP63191197A patent/JP2742267B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360747U (ja) * | 1986-10-08 | 1988-04-22 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100411032B1 (ko) * | 1997-06-18 | 2004-05-10 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기용 파워 트레인 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2742267B2 (ja) | 1998-04-22 |
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