JPH0242261A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
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- JPH0242261A JPH0242261A JP63191661A JP19166188A JPH0242261A JP H0242261 A JPH0242261 A JP H0242261A JP 63191661 A JP63191661 A JP 63191661A JP 19166188 A JP19166188 A JP 19166188A JP H0242261 A JPH0242261 A JP H0242261A
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- line pressure
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- engine
- pressure
- line
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車両用自動変速機の制御装置に関するものであ
る。
る。
(従来技術)
車両用自動変速機においては、例えば遊星歯車式多段変
速機の動力伝達経路の切換え、すなわち変速をクラッチ
、ブレーキ等の変速用摩擦要素の締結状態を切換えるこ
とによって行なわれる(実開昭63−14055号公報
参照)。
速機の動力伝達経路の切換え、すなわち変速をクラッチ
、ブレーキ等の変速用摩擦要素の締結状態を切換えるこ
とによって行なわれる(実開昭63−14055号公報
参照)。
この変速用摩擦要素は、それぞれ油圧式のアクチュエー
タによって作動され、このためアクチュエータに対する
油圧の給排を制御するための油圧回路が構成されている
。そしてこの油圧回路では適度なライン圧が生成され、
このライン圧に基づいてアクチュエータの作動がなされ
るようになっている。すなわち、ライン圧はこれが高す
ぎた場合には急激なる変速に伴うショックの問題が生ず
るため、適度に抑えた油圧とされて変速に所定時間要す
るようにされている。
タによって作動され、このためアクチュエータに対する
油圧の給排を制御するための油圧回路が構成されている
。そしてこの油圧回路では適度なライン圧が生成され、
このライン圧に基づいてアクチュエータの作動がなされ
るようになっている。すなわち、ライン圧はこれが高す
ぎた場合には急激なる変速に伴うショックの問題が生ず
るため、適度に抑えた油圧とされて変速に所定時間要す
るようにされている。
しかしながら、エンジン始動後、前記アクチュエータが
始めて作動するときには、上記変速時間の一定性を確保
することができないという問題がある。この点について
詳しく説明すると、自動変速機を搭載した車両は安全対
策上シフトポジションがNレンジにュートラル)あるい
はPレンジ(パーキング)となっていない限りエンジン
の始動ができないようになっているのが通例である。
始めて作動するときには、上記変速時間の一定性を確保
することができないという問題がある。この点について
詳しく説明すると、自動変速機を搭載した車両は安全対
策上シフトポジションがNレンジにュートラル)あるい
はPレンジ(パーキング)となっていない限りエンジン
の始動ができないようになっているのが通例である。
このNレンジあるいはPレンジでは、クラッチ等の変速
用摩擦要素が解除された状態とされ、したがってこれら
要素を作動するアクチュエータ内の油は排出された状態
にある。つまり、エンジン始動前にあっては、変速用摩
擦要素の各アクチュエータ及びこれに通ずる油通路は空
の状態になっていると考えられる。このため、エンジン
始動後始めてアクチュエータが作動するときには、アク
チュエータの油室に油が充満するまで余分な時間を要し
、したがって第9図に示すように通常時よりはクラッチ
等の締結が緩慢に行なわれることになる。尚、第9図に
示すPcはクラッチ等の摩擦要素の締結が完了する油圧
レベルを表わすものである。そしてこの問題は、エンジ
ン回転数の吹き上がりによるクラッチの焼付き、加速性
の悪化等種々の現象となって表われる。
用摩擦要素が解除された状態とされ、したがってこれら
要素を作動するアクチュエータ内の油は排出された状態
にある。つまり、エンジン始動前にあっては、変速用摩
擦要素の各アクチュエータ及びこれに通ずる油通路は空
の状態になっていると考えられる。このため、エンジン
始動後始めてアクチュエータが作動するときには、アク
チュエータの油室に油が充満するまで余分な時間を要し
、したがって第9図に示すように通常時よりはクラッチ
等の締結が緩慢に行なわれることになる。尚、第9図に
示すPcはクラッチ等の摩擦要素の締結が完了する油圧
レベルを表わすものである。そしてこの問題は、エンジ
ン回転数の吹き上がりによるクラッチの焼付き、加速性
の悪化等種々の現象となって表われる。
そこで、本発明の目的は、変速用摩擦要素のアクチュエ
ータが始動後始めて作動するときの作動遅れを解消する
ようにした自動変速機の制御装置を提供することにある
。
ータが始動後始めて作動するときの作動遅れを解消する
ようにした自動変速機の制御装置を提供することにある
。
(問題点を解決するための手段、作用)かかる目的を達
成すべく、本発明にあっては、第1図にも示すように。
成すべく、本発明にあっては、第1図にも示すように。
変速用摩擦要素を作動させる油圧式のアクチュエータと
、 該アクチュエータに対するライン圧を調整するライン圧
調整手段と、 エンジン始動後、前記アクチュエータが最初に作動する
ときに、所定時間、前記ライン圧を高めるライン圧変更
手段と、を備える構成としである。
、 該アクチュエータに対するライン圧を調整するライン圧
調整手段と、 エンジン始動後、前記アクチュエータが最初に作動する
ときに、所定時間、前記ライン圧を高めるライン圧変更
手段と、を備える構成としである。
以上の構成により、変速用摩擦制御要素のアクチュエー
タが始動後始めて作動するときは、該アクチュエータに
供給されるライン圧が高められる結果、アクチュエータ
内に流入する単位時間当りの油の流量が増加し、したが
って該アクチュエータの作動遅れが改善されることとな
る。勿論、他の態様においては従来と同様のライン圧と
し得るため、通常時の変速において変速ショックを増大
化する恐れはない。
タが始動後始めて作動するときは、該アクチュエータに
供給されるライン圧が高められる結果、アクチュエータ
内に流入する単位時間当りの油の流量が増加し、したが
って該アクチュエータの作動遅れが改善されることとな
る。勿論、他の態様においては従来と同様のライン圧と
し得るため、通常時の変速において変速ショックを増大
化する恐れはない。
(実施例)
以下、本発明の実施例について説明する。
まず、第2図によりこの実施例に係る自動変速機の機械
的構成を説明すると、この自動変速機1は、主たる構成
要素として、トルクコンバータ10と、該コンバータ1
0の出力により駆動される変速歯車機構20と、該機構
20の動力伝達経路を切換えるクラッチやブレーキ等の
複数の摩擦締結要素31〜36およびワンウェイクラッ
チ41.42とを有し、これらにより走行レンジとして
のD、2、]、Rの各レンジと、Dレンジでの1〜4速
、2レンジでの1〜3速、lレンジでのl、2速とが得
られるようになっている。
的構成を説明すると、この自動変速機1は、主たる構成
要素として、トルクコンバータ10と、該コンバータ1
0の出力により駆動される変速歯車機構20と、該機構
20の動力伝達経路を切換えるクラッチやブレーキ等の
複数の摩擦締結要素31〜36およびワンウェイクラッ
チ41.42とを有し、これらにより走行レンジとして
のD、2、]、Rの各レンジと、Dレンジでの1〜4速
、2レンジでの1〜3速、lレンジでのl、2速とが得
られるようになっている。
上記トルクコンバータlOは、エンジン出力軸2に連結
されたケースll内に固設されたポンプ12と、該ポン
プ12に対向状に配置されて該ポンプ12により作動油
を介して駆動されるタービン13と、該ポンプ12とタ
ービン13との間に介設され且つ変速機ケース3にワン
ウェイクラッチ14を介して支持されてトルク増大作用
を行なうステータ15と、上記ケース11とタービン1
3との間に設けられ、該ケース11を介してエンジン出
力軸2とタービン13とを直結するロックアツプクラッ
チ16とで構成されている。そして、上記タービン13
の回転がタービンシャフト17を介して上記変速歯車機
構20側に出力されるようになっている。ここで、上記
エンジン出力軸2にはタービンシャフト17内を貫通す
るポンプシャフト4がトルクコンバータ10のケース1
1を介して連結され、該シャフト4により変速機後端部
に備えられたオイルポンプ5が駆動されるようになって
いる。
されたケースll内に固設されたポンプ12と、該ポン
プ12に対向状に配置されて該ポンプ12により作動油
を介して駆動されるタービン13と、該ポンプ12とタ
ービン13との間に介設され且つ変速機ケース3にワン
ウェイクラッチ14を介して支持されてトルク増大作用
を行なうステータ15と、上記ケース11とタービン1
3との間に設けられ、該ケース11を介してエンジン出
力軸2とタービン13とを直結するロックアツプクラッ
チ16とで構成されている。そして、上記タービン13
の回転がタービンシャフト17を介して上記変速歯車機
構20側に出力されるようになっている。ここで、上記
エンジン出力軸2にはタービンシャフト17内を貫通す
るポンプシャフト4がトルクコンバータ10のケース1
1を介して連結され、該シャフト4により変速機後端部
に備えられたオイルポンプ5が駆動されるようになって
いる。
一方、上記変速歯車機構20はラビニョ型プラネタリギ
ヤ装置で構成され、上記タービンシャフト17上に遊嵌
合された小径のスモールサンギヤ21と、該サンギヤ2
1の後方(反トルクコンバータ10側)において同じく
タービンシャフト17上に遊嵌合された大径のラージサ
ンギヤ22と、上記スモールサンギヤ21に噛合された
複数個のショートピニオンギヤ23と、前半部が該ショ
ートピニオンギヤ23に噛合され且つ後半部が上記ラー
ジサンギヤ22に噛合されたロングピニオンギヤ24と
、該ロングピニオンギヤ24および1記シヨートピニオ
ンギヤ23を回転自在に支持するビニオンキャリア25
と、ロングピニオンギヤ24の前半部に噛合されたリン
グギヤ26とで構成されている。
ヤ装置で構成され、上記タービンシャフト17上に遊嵌
合された小径のスモールサンギヤ21と、該サンギヤ2
1の後方(反トルクコンバータ10側)において同じく
タービンシャフト17上に遊嵌合された大径のラージサ
ンギヤ22と、上記スモールサンギヤ21に噛合された
複数個のショートピニオンギヤ23と、前半部が該ショ
ートピニオンギヤ23に噛合され且つ後半部が上記ラー
ジサンギヤ22に噛合されたロングピニオンギヤ24と
、該ロングピニオンギヤ24および1記シヨートピニオ
ンギヤ23を回転自在に支持するビニオンキャリア25
と、ロングピニオンギヤ24の前半部に噛合されたリン
グギヤ26とで構成されている。
そして、上記タービンシャフト17とスモールサンギヤ
21との間1こフォワードクラッチ31と第1ワンウエ
イクラツチ41とが直列に介設され、またこれらのクラ
ッチ31.41に並列にコーストクラッチ32が介設さ
れていると共に。
21との間1こフォワードクラッチ31と第1ワンウエ
イクラツチ41とが直列に介設され、またこれらのクラ
ッチ31.41に並列にコーストクラッチ32が介設さ
れていると共に。
タービンシャフト17とキャリア25との間には3−4
クラツチ33が介設され、更に該タービンシャツ1−1
7とラージサンギヤ22との間にリバースクラッチ34
が介設されている。また、上記ラージサンギヤ22とリ
バースクラッチ34との間にはラージサンギヤ22を固
定するバンドブレーキからなる2−4ブレーキ35が設
けられていると共に、上記ビニオンキャリア25と変速
機ケース3との間には、該キャリア25の反力を受けI
Lめる第2ワンウエイクラツチ42と、キャリア25を
固定するローリバースブレーキ36とが並列に設けられ
ている。そして、上記リングギヤ26が出力ギヤ6に連
結され、該出力ギヤ6から差動装置を介して左右の車輪
(図示せず)に回転が伝達されるようになっている。
クラツチ33が介設され、更に該タービンシャツ1−1
7とラージサンギヤ22との間にリバースクラッチ34
が介設されている。また、上記ラージサンギヤ22とリ
バースクラッチ34との間にはラージサンギヤ22を固
定するバンドブレーキからなる2−4ブレーキ35が設
けられていると共に、上記ビニオンキャリア25と変速
機ケース3との間には、該キャリア25の反力を受けI
Lめる第2ワンウエイクラツチ42と、キャリア25を
固定するローリバースブレーキ36とが並列に設けられ
ている。そして、上記リングギヤ26が出力ギヤ6に連
結され、該出力ギヤ6から差動装置を介して左右の車輪
(図示せず)に回転が伝達されるようになっている。
以上の構成により、上記各クラッチやブレーキ等の摩擦
締結要素31〜36及びワンウェイクラッチ41,42
の選択的作動に応じて、前進4段、後退1段の変速段が
得られるようになっており、これをまとめると下記の第
1表のようになるが、この表から明らかなように前進変
速段ではフォワードクラッチ31が常に締結された状態
にある。
締結要素31〜36及びワンウェイクラッチ41,42
の選択的作動に応じて、前進4段、後退1段の変速段が
得られるようになっており、これをまとめると下記の第
1表のようになるが、この表から明らかなように前進変
速段ではフォワードクラッチ31が常に締結された状態
にある。
(以下余白)
次に、上記各摩擦締結要素31〜36の締結及び開放動
作を制御する油圧制御回路中のフォワードクラッチ31
に対するライン圧の供給、排出制御部分の構成を第3図
によって説明する。
作を制御する油圧制御回路中のフォワードクラッチ31
に対するライン圧の供給、排出制御部分の構成を第3図
によって説明する。
この油圧制御回路50には、第2図に示すオイルポンプ
5からメインライン51に吐出された作動油の圧力を所
定のライン圧に調整するレギュレータバルブ60が備え
られている。このレギュレータバルブ60は、主スプー
ル61と、補助スプール62と、主スプール61を図面
上、右側に付勢するスプリング63とを有する。そして
、主スプール61の中央部にト記メインライン51に連
通した調圧ボート64が設けられていると共に、該主ス
プール61の図面上、右側の端部には、同じくメインラ
イン51に連通されて該ライン51内の油圧を主スプー
ル61の右端部に作用させる制御ボート65が設けられ
、更にこれら両ボート64.65の間にドレンボート6
6が設けられている。また5上記補助スプール62の図
面上左側の端部にはパイロット圧ボート67が設けられ
、このパイロット圧ボート67に、上記メインライン5
1からレデューシング°バルブ70を介して導かれた第
1パイロツト圧ライン52が接続されていると共に、こ
のパイロット圧ライン52にはドレンライン53が設け
られて、該ドレンライン53上にデユーティソレノイド
バルブ7】が設置されている。そして、このデユーティ
ソレノイドバルブ71に対するデユーティ制御により、
−F記しギュレータバルブ60における補助スブ〜ル6
2の左端部に作用するパイロット圧が調整されるように
なっている。
5からメインライン51に吐出された作動油の圧力を所
定のライン圧に調整するレギュレータバルブ60が備え
られている。このレギュレータバルブ60は、主スプー
ル61と、補助スプール62と、主スプール61を図面
上、右側に付勢するスプリング63とを有する。そして
、主スプール61の中央部にト記メインライン51に連
通した調圧ボート64が設けられていると共に、該主ス
プール61の図面上、右側の端部には、同じくメインラ
イン51に連通されて該ライン51内の油圧を主スプー
ル61の右端部に作用させる制御ボート65が設けられ
、更にこれら両ボート64.65の間にドレンボート6
6が設けられている。また5上記補助スプール62の図
面上左側の端部にはパイロット圧ボート67が設けられ
、このパイロット圧ボート67に、上記メインライン5
1からレデューシング°バルブ70を介して導かれた第
1パイロツト圧ライン52が接続されていると共に、こ
のパイロット圧ライン52にはドレンライン53が設け
られて、該ドレンライン53上にデユーティソレノイド
バルブ7】が設置されている。そして、このデユーティ
ソレノイドバルブ71に対するデユーティ制御により、
−F記しギュレータバルブ60における補助スブ〜ル6
2の左端部に作用するパイロット圧が調整されるように
なっている。
従って、このレギュレータバルブ60によれば、上記主
スプール61にメインライン51内の油圧と、スプリン
グ力およびデユーティソレノイドバルブ71によって油
圧が調整されたパイロット圧とが作用し、これらの力関
係によって上記調圧ボート64がドレンボート66に対
して挿通、遮断されることにより、該調圧ボート64な
いしメインライン51内の油圧、即ちライン圧が制御さ
れることになる。その場合に、上記デユーティソレノイ
ドバルブ71のデユーティ率(1サイクル中のON時間
比率)が大きいほどドレンライン53からのドレン量が
減少してパイロット圧が高くなると共に、これにともな
ってレギュレータバルブ60によって調整されるライン
圧も高くなり、逆に上記デユーティ率が小さいほどパイ
ロット圧ないしライン圧が低くなる。
スプール61にメインライン51内の油圧と、スプリン
グ力およびデユーティソレノイドバルブ71によって油
圧が調整されたパイロット圧とが作用し、これらの力関
係によって上記調圧ボート64がドレンボート66に対
して挿通、遮断されることにより、該調圧ボート64な
いしメインライン51内の油圧、即ちライン圧が制御さ
れることになる。その場合に、上記デユーティソレノイ
ドバルブ71のデユーティ率(1サイクル中のON時間
比率)が大きいほどドレンライン53からのドレン量が
減少してパイロット圧が高くなると共に、これにともな
ってレギュレータバルブ60によって調整されるライン
圧も高くなり、逆に上記デユーティ率が小さいほどパイ
ロット圧ないしライン圧が低くなる。
そして、上記のようにして調整されたライン圧は上記メ
インライン51によってマニュアルバルブ72に導かれ
ると共に、該バルブ72および図示しないシフトバルブ
等を介して第2図に示す各摩擦締結要素用のアクチュエ
ータ31〜36に選択的に供給され、これにより上記第
1表に示すところに従って変速段が制御される。したが
って、図示のようにマニュアルバルブ72がDレンジに
シフトされたときには(2、lレンジにあるときも同様
)、上記ライン圧がフォワードクラッチ用のアクチュエ
ータ31に供給されるようになっ°ている。
インライン51によってマニュアルバルブ72に導かれ
ると共に、該バルブ72および図示しないシフトバルブ
等を介して第2図に示す各摩擦締結要素用のアクチュエ
ータ31〜36に選択的に供給され、これにより上記第
1表に示すところに従って変速段が制御される。したが
って、図示のようにマニュアルバルブ72がDレンジに
シフトされたときには(2、lレンジにあるときも同様
)、上記ライン圧がフォワードクラッチ用のアクチュエ
ータ31に供給されるようになっ°ている。
また、この自動変速機lには、上記油圧制御回路50を
介して変速段の制御を行なう制御システムが設けられて
いる。この制御システムは、第4図に示すようにコント
ロールユニットUを有し、該コントロールユニットUに
は、当該車両の車速を検出する車速センサ81、エンジ
ンのスロットル開度を検出するスロットル開度センサ8
2、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ8
3、当該自動変速機のシフト位置(レンジ)を検出する
シフト位置センサ84及びシリンダ内圧力を検出するエ
ンジン有効圧検出センサ85、吸入空気の温度を検出す
る吸気温センサ80からの各種信号が入力されるように
なっている。そして、コントロールユニットUからは、
上記各人力信号に基づいて自動変速機の変速段を制御す
べく、上記油圧制御回路50に備えられた複数の電磁ア
クチュエータ86.、.86に変速制御信号を出力する
ようになっていると共に、特に第3図に示すデユーティ
ソレノイドバルブ71に対して、ライン圧制御用のパイ
ロット圧を調整するだめのライン圧制御信号を出力する
ようになっている。ここで、このコントロールユニット
Uは、車速とスロットル開度とを、例えば第5図に示す
ように予め設定された変速パターンと比較して、運転状
態に適合した変速段を判定すると共に、この変速段とな
るように上記変速制御信号を出力するようになっている
。
介して変速段の制御を行なう制御システムが設けられて
いる。この制御システムは、第4図に示すようにコント
ロールユニットUを有し、該コントロールユニットUに
は、当該車両の車速を検出する車速センサ81、エンジ
ンのスロットル開度を検出するスロットル開度センサ8
2、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ8
3、当該自動変速機のシフト位置(レンジ)を検出する
シフト位置センサ84及びシリンダ内圧力を検出するエ
ンジン有効圧検出センサ85、吸入空気の温度を検出す
る吸気温センサ80からの各種信号が入力されるように
なっている。そして、コントロールユニットUからは、
上記各人力信号に基づいて自動変速機の変速段を制御す
べく、上記油圧制御回路50に備えられた複数の電磁ア
クチュエータ86.、.86に変速制御信号を出力する
ようになっていると共に、特に第3図に示すデユーティ
ソレノイドバルブ71に対して、ライン圧制御用のパイ
ロット圧を調整するだめのライン圧制御信号を出力する
ようになっている。ここで、このコントロールユニット
Uは、車速とスロットル開度とを、例えば第5図に示す
ように予め設定された変速パターンと比較して、運転状
態に適合した変速段を判定すると共に、この変速段とな
るように上記変速制御信号を出力するようになっている
。
以上のことを前提として、エンジン始動後、Pレンジあ
るいはNレンジからDレンジヘシフトされたときのライ
ン圧制御について説明する。尚、Pレンジ(Nレンジ)
からDレンジヘシフトされたときには、前記第1表に示
すように、フォワードクラッチ31を締結させて、1速
の変速段から選択されるようになっている。
るいはNレンジからDレンジヘシフトされたときのライ
ン圧制御について説明する。尚、Pレンジ(Nレンジ)
からDレンジヘシフトされたときには、前記第1表に示
すように、フォワードクラッチ31を締結させて、1速
の変速段から選択されるようになっている。
ライン圧制御は、第6図に示すように、先ずステップS
1において、吸気等の各種信号が入力され、ステップS
2において吸気温に基づいて吸気温補正係数しAが設定
される。ここに、吸気温補正係数tAは、第7図に示す
ように、吸気温に応じて、つまり吸気温が高くなる程小
さな値となるようにマツプ化されている。つまり、吸気
温の上界に伴って空気の密度が小さくなり、エンジンの
発生トルクが小さくなることに対処するものである。
1において、吸気等の各種信号が入力され、ステップS
2において吸気温に基づいて吸気温補正係数しAが設定
される。ここに、吸気温補正係数tAは、第7図に示す
ように、吸気温に応じて、つまり吸気温が高くなる程小
さな値となるようにマツプ化されている。つまり、吸気
温の上界に伴って空気の密度が小さくなり、エンジンの
発生トルクが小さくなることに対処するものである。
次のステップS3では、Pレンジ(あるいはNレンジ)
からDレンジヘシフトされたことを判定して、ステップ
S4へ進みライン圧補正値PSの設定がなされる。ここ
にライン圧補正値PSは正の所定値とされ、次のステッ
プS5におけるライン圧演算に供される。ライン圧PL
の演算は以下の式に基づく。
からDレンジヘシフトされたことを判定して、ステップ
S4へ進みライン圧補正値PSの設定がなされる。ここ
にライン圧補正値PSは正の所定値とされ、次のステッ
プS5におけるライン圧演算に供される。ライン圧PL
の演算は以下の式に基づく。
Pl−=PLOX t、A+PS
ここに、Pl70は基本ライン圧であり、基本ライン圧
PLOは、第8図に示すように、エンジン有効圧(シリ
ンダ内圧力)に応じて、つまりエンジンの発生トルクの
増大に応じて大きな値となるようにマツプ化されている
。つまり、エンジンの発生トルクの増大に応じてライン
圧を高めることで各種摩擦要素31〜36の滑りを防止
することが可能となる。尚、基本ライン圧PLOの設定
基準としてスロットル開度を採用することも考えられる
が、本実施例のようにエンジン有効圧とすることで、エ
ンジン発生トルクを最も忠実に反映することが可能であ
る。
PLOは、第8図に示すように、エンジン有効圧(シリ
ンダ内圧力)に応じて、つまりエンジンの発生トルクの
増大に応じて大きな値となるようにマツプ化されている
。つまり、エンジンの発生トルクの増大に応じてライン
圧を高めることで各種摩擦要素31〜36の滑りを防止
することが可能となる。尚、基本ライン圧PLOの設定
基準としてスロットル開度を採用することも考えられる
が、本実施例のようにエンジン有効圧とすることで、エ
ンジン発生トルクを最も忠実に反映することが可能であ
る。
このようにして、求められたライン圧PLは、これを表
わすライン圧信号としてデユーティソレノイドバルブ7
1へ送られ(ステップS6)、レギュレータバルブ60
によって油圧回路内のライン圧が上記ライン圧PLとな
るように調圧される。
わすライン圧信号としてデユーティソレノイドバルブ7
1へ送られ(ステップS6)、レギュレータバルブ60
によって油圧回路内のライン圧が上記ライン圧PLとな
るように調圧される。
その後、ステップS8においてタイマセット(T>がな
され、所定時間(T)経過するまでは、ステップSIO
からステップS4へ戻ってライン圧を所定圧Psだけ高
める補正が継続される。そして上記所定時間(T)を経
過した後は、ステップSIOからステップS11.ステ
ップS12へ進み、通常のライン圧演算式に基づいてラ
イン圧P Lが設定される。ここに通常のライン圧演算
式は、 Pl、、 = PLOX tAである。
され、所定時間(T)経過するまでは、ステップSIO
からステップS4へ戻ってライン圧を所定圧Psだけ高
める補正が継続される。そして上記所定時間(T)を経
過した後は、ステップSIOからステップS11.ステ
ップS12へ進み、通常のライン圧演算式に基づいてラ
イン圧P Lが設定される。ここに通常のライン圧演算
式は、 Pl、、 = PLOX tAである。
このようにして、求められたライン圧PLは、上記ステ
ップS6と同様に、デユーティソレノイドバルブ71へ
送出される(ステップ513)。
ップS6と同様に、デユーティソレノイドバルブ71へ
送出される(ステップ513)。
以上のライン圧制御によって、Pレンジ(Nレンジ)か
らDレンジヘシフトされた直後一定時間(T)の間は、
ライン圧P Lが上記補正値1) Sだけ高められるこ
ととなる。したがって、フォワードクラッチ用のアクチ
ュエータ31へはこの高目のライン圧P Lが供給され
、アクチュエータ3Iの作動遅れが解消されて、通常時
と同様の変速時間でフォワードクラッチ31の締結が完
了することとなる。
らDレンジヘシフトされた直後一定時間(T)の間は、
ライン圧P Lが上記補正値1) Sだけ高められるこ
ととなる。したがって、フォワードクラッチ用のアクチ
ュエータ31へはこの高目のライン圧P Lが供給され
、アクチュエータ3Iの作動遅れが解消されて、通常時
と同様の変速時間でフォワードクラッチ31の締結が完
了することとなる。
以上本発明の一実施例を説明したが5本発明はこれに限
定されることなく、以下の変形例を包含するものである
。
定されることなく、以下の変形例を包含するものである
。
N)上記実施例は各種変速用摩擦要素のアクチュエータ
31〜36のエンジン始動後最初の作動を代表するもの
であり、他のアクチュエータ32〜36においてエンジ
ン始動後最初の作動時にもライン圧P(、を補正値PS
だけ高めるようにしてもよい。
31〜36のエンジン始動後最初の作動を代表するもの
であり、他のアクチュエータ32〜36においてエンジ
ン始動後最初の作動時にもライン圧P(、を補正値PS
だけ高めるようにしてもよい。
(2)補正値PSを各種アクチュエータ31〜36の特
性に応じて個別的に設定するようにしてもよい。
性に応じて個別的に設定するようにしてもよい。
(3)ライン圧PLを高める所定時間Tを油温に応じて
変更するようにしてもよい。すなわち、油温か低いとき
には、流動抵抗が大きい分時間′「を延長することが好
ましい。
変更するようにしてもよい。すなわち、油温か低いとき
には、流動抵抗が大きい分時間′「を延長することが好
ましい。
(4)ライン圧PLをP Sだけ高めるライン圧変更制
御の終了を、所定時間T経過接栓々に、あるいは段階的
に行なうようにしてもよい。
御の終了を、所定時間T経過接栓々に、あるいは段階的
に行なうようにしてもよい。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明によれば変速用
摩擦要素のアクチュエータがエンジン始動後始めて作動
するときの作動遅れを解消することができる。これによ
りエンジン回転数の吹き上がり、クラッチの焼付き等の
問題発生を回避することができる。
摩擦要素のアクチュエータがエンジン始動後始めて作動
するときの作動遅れを解消することができる。これによ
りエンジン回転数の吹き上がり、クラッチの焼付き等の
問題発生を回避することができる。
第1図は本発明の全体構成図、
第2図は自動変速機の機械的構成を示す骨子図。
第3図は油圧制御回路の要部を示す回路図。
第4図は制御システム図。
第5図は変速制御で用いられる変速バタンの概略図。
第6図はエンジン始動後、Pレンジ(Nレンジ)からD
レンジヘシフトされたときのライン圧変更制御の一例を
示すフローチャート。 第7図はライン圧に対する吸気温補正係数のマツプ。 第8図はライン圧設定の基本となる基本ライン圧のマツ
プ。 第9図は従来の問題点を表わす説明図。 そのアクチュエータ :レギュレータバルブ :デユーティソレノイドバルブ :コントロールユニット
レンジヘシフトされたときのライン圧変更制御の一例を
示すフローチャート。 第7図はライン圧に対する吸気温補正係数のマツプ。 第8図はライン圧設定の基本となる基本ライン圧のマツ
プ。 第9図は従来の問題点を表わす説明図。 そのアクチュエータ :レギュレータバルブ :デユーティソレノイドバルブ :コントロールユニット
Claims (1)
- (1)変速用摩擦要素を作動させる油圧式のアクチュエ
ータと、 該アクチュエータに対するライン圧を調整するライン圧
調整手段と、 エンジン始動後、前記アクチュエータが最初に作動する
ときに、所定時間、前記ライン圧を高めるライン圧変更
手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63191661A JPH0242261A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63191661A JPH0242261A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242261A true JPH0242261A (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=16278356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63191661A Pending JPH0242261A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242261A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4225189A1 (de) * | 1991-07-31 | 1993-02-04 | Mitsubishi Motors Corp | Schaltsteuervorrichtung fuer automatisches fahrzeuggetriebe |
JPH1163196A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-03-05 | Unisia Jecs Corp | 自動変速機における油圧制御装置 |
JP2000035121A (ja) * | 1998-05-11 | 2000-02-02 | Toyota Motor Corp | 変速機の制御装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5926651A (ja) * | 1982-08-05 | 1984-02-10 | Isuzu Motors Ltd | 車輛用油圧機器の供給圧力2段階制御方式 |
JPH01153851A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-16 | Suzuki Motor Co Ltd | 車両用連続可変変速機の圧力弁駆動制御方法 |
-
1988
- 1988-07-30 JP JP63191661A patent/JPH0242261A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5926651A (ja) * | 1982-08-05 | 1984-02-10 | Isuzu Motors Ltd | 車輛用油圧機器の供給圧力2段階制御方式 |
JPH01153851A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-16 | Suzuki Motor Co Ltd | 車両用連続可変変速機の圧力弁駆動制御方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4225189A1 (de) * | 1991-07-31 | 1993-02-04 | Mitsubishi Motors Corp | Schaltsteuervorrichtung fuer automatisches fahrzeuggetriebe |
DE4225189C2 (de) * | 1991-07-31 | 1997-09-04 | Mitsubishi Motors Corp | Steuereinrichtung für ein automatisches Fahrzeuggetriebe |
JPH1163196A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-03-05 | Unisia Jecs Corp | 自動変速機における油圧制御装置 |
JP2000035121A (ja) * | 1998-05-11 | 2000-02-02 | Toyota Motor Corp | 変速機の制御装置 |
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